JP2020038195A - 光導波路及び光学式濃度測定装置 - Google Patents
光導波路及び光学式濃度測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020038195A JP2020038195A JP2019107436A JP2019107436A JP2020038195A JP 2020038195 A JP2020038195 A JP 2020038195A JP 2019107436 A JP2019107436 A JP 2019107436A JP 2019107436 A JP2019107436 A JP 2019107436A JP 2020038195 A JP2020038195 A JP 2020038195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core layer
- optical waveguide
- protrusion
- substrate
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
Description
被測定気体または被測定液体の濃度を測定する光学式濃度測定装置に用いる光導波路であって、
基板と、
長手方向に沿って延伸し、光が伝搬可能なコア層と、
前記基板の少なくとも一部と前記コア層の一部とを接続し、前記基板に対して前記コア層を支持する支持部と、
前記基板および前記コア層に挟まれる空間領域において前記長手方向に断続的に配置されており、前記基板から前記コア層に向かって突出する突起部と、を備える。
本発明の実施態様に係る光導波路は、被測定気体または被測定液体の濃度を測定する光学式濃度測定装置に用いる光導波路であって、基板と、長手方向に沿って延伸し且つ光が伝搬可能なコア層と、基板の少なくとも一部とコア層の一部とを接続し基板に対してコア層を支持する支持部と、基板およびコア層に挟まれる空間領域において長手方向に断続的に配置されており基板からコア層に向かって突出する突起部と、を備えている。なお、長手方向とは、少なくとも1方向に沿って延伸している形状の三次元構造物における、最も長く延びている方向であって、直線状の方向だけでなく、曲線状の方向を含む。さらに、コア層は曲線状に延びる部分を含み、かつ突起部はコア層の曲線状に延びる部分と基板とに挟まれる空間領域、言い換えると、突起部はコア層の曲線状に延びる部分の直下に配置さていてよい。なお、直下とは、コア層から基板に向かう方向を上下方向と定めた場合における、まっ直ぐ下であることを意味する。また、コア層の幅方向における、突起部が最大高さとなる位置は、コア層の中央位置から外れていてよい。幅方向とは、本実施態様において、コア層の長手方向に垂直且つ基板の主面に平行な方向である。基板の主面とは、基板の板厚方向に垂直な表面であって、さらに言換えると、本実施態様において、基板を形成する6面の中で、面積が最大である面である。
コア層は、長手方向に沿って延伸し且つ光が長手方向に沿って伝搬可能であれば特に制限されない。具体的には、シリコン(Si)やガリウムひ素(GaAs)、ゲルマニウム(Ge)等で形成されたコア層が挙げられる。なお、長手方向とは、少なくとも1方向に沿って延伸している形状の三次元構造物における、最も長く延びている方向であって、直線状の方向だけでなく、曲線状の方向を含む。コア層の長手方向に沿った任意の位置における垂直な断面は、円形に限定されず、当該断面の中心から外表面までの距離が当該断面の中心を軸にした回転によって変動する任意の形状、例えば矩形であってよい。したがって、コア層は、本実施態様において長尺の板状である。
基板は、基板上に支持部、突起部、及びコア層を形成可能であれば特に制限されない。具体的には、シリコン基板やGaAs基板等が挙げられる。基板の主面とは、基板の水平方向(膜厚方向に垂直な方向)の表面を指す。基板の表面は、必ずしも露出していなくてもよく、一部が支持部および突起部と同じ材料の薄膜により覆われていてもよい。なお、基板の表面が露出していない場合、後述する突起部の高さとは、基板の表面を基準とした突起部表面の高さではなく、コア層直下の領域における当該薄膜表面のうち、最も低くなる位置を基準とした場合の突起部表面の高さを指す。
支持部は、基板の少なくとも一部とコア層の一部とを接続する。また、支持部は、基板に対してコア層を支持するようになっている。
突起部は、基板およびコア層に挟まれる空間領域においてコア層の長手方向に断続的に配置されている。また、突起部は、基板からコア層に向かって突出する。
本発明の各実施態様に係る光学式濃度測定装置は、本発明の各実施態様に係る光導波路と、コア層に光を入射可能な光源と、コア層を伝搬した光を受光可能な検出部と、を備える。
光源は、コア層に光を入射可能であれば特に制限されない。ガスの測定に赤外線を用いる場合には光源として、白熱電球やセラミックヒータ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ヒータや赤外線LED(Light Emitting Diode)などを用いることができる。光源は光導波路と光接続可能な構成であればどのような配置でもよい。例えば、光源は、光導波路と同じ個体内に光導波路に隣接して配置してもよいし、別の個体として光導波路から一定の距離を置いて配置してもよい。また、ガスの測定に紫外線を用いる場合には光源として、水銀ランプや紫外線LEDなどを用いることができる。また、ガスの測定にX線を用いる場合には光源として、電子ビームや電子レーザーなどを用いることができる。
検出部は、光導波路のコア層を伝搬した光を受光可能であれば特に制限されない。ガスの測定に赤外線を用いる場合には検出部として、焦電センサ(Pyroelectric sensor)、サーモパイル(Thermopile)あるいはボロメータ(Bolometer)等の熱型赤外線センサや、ダイオードあるいはフォトトランジスタ等の量子型赤外線センサ等を用いることができる。また、ガスの測定に紫外線を用いる場合には検出部として、ダイオードやフォトトランジスタ等の量子型紫外線センサ等を用いることができる。また、ガスの測定にX線を用いる場合には検出部として、各種半導体センサを用いることができる。
本発明の実施形態による光導波路および光学式濃度測定装置について図1から図17を用いて説明する。
I:任意の突起部18から隣の突起部18までの領域
II:任意の突起部18から支持部17までの領域
ここで、スティッキングの防止効果としては、突起部18よりも支持部17の方が高いため、IよりもIIの距離の方を長く取ることができる。したがって、突起部18を断続的に有する光導波路10において、突起部18が存在しなくてもスティッキングが発生しない距離の最大値はIIの距離から見積もることができる。すなわち、コア層11が2つの支持部17によって支持され、基板15に対して浮いた構造を有する光導波路10において、2つの支持部17の間に突起部18が存在しない状態で、どれだけ支持部間距離を離した場合に、どれくらいの範囲でスティッキングが発生するかを調べることにより、任意の突起部18の周囲に他の突起部18や支持部17が存在しなくてもよい最大距離を見積もることができる。
2 外部空間
10、10’ 光導波路
10a 光導波路主要部
11、11’ コア層
11a 活性基板
13 空隙
15 基板
15a 支持基板
17、17’ 支持部
17a BOX層
18、18’ 突起部
19 薄膜
40 光検出器
51 構造体
53 物質
100 SOI基板
118,119 グレーティングカプラ
171 支持部の接続部分
E1 構造体の内部を伝播する光の強度
E2 エバネッセント波の強度
EW エバネッセント波
IR 赤外線
L 光
MO 被測定物質
OA 光軸
Claims (16)
- 被測定気体または被測定液体の濃度を測定する光学式濃度測定装置に用いる光導波路であって、
基板と、
長手方向に沿って延伸し、光が伝搬可能なコア層と、
前記基板の少なくとも一部と前記コア層の一部とを接続し、前記基板に対して前記コア層を支持する支持部と、
前記基板および前記コア層に挟まれる空間領域において前記長手方向に断続的に配置されており、前記基板から前記コア層に向かって突出する突起部と、を備える
光導波路。 - 前記支持部は、前記コア層よりも屈折率の小さい材料で形成されている
請求項1に記載の光導波路。 - 前記突起部は、前記支持部と同一の材料で形成されている
請求項1または2に記載の光導波路。 - 前記突起部は、山形状である
請求項1から3のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記突起部は、前記コア層の幅方向において対称である
請求項1から4のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記突起部は、前記コア層の幅方向において非対象である
請求項1から4のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記突起部の最大高さは、前記コア層および前記基板の間隔の1/20以上である
請求項1から6のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記突起部の最大高さは、100nm以上である
請求項1から7のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記長手方向に沿って延びる前記コア層は、曲線状に延びる部分を含み、
前記突起部は、前記曲線状に延びる部分の直下に配置されている
請求項1から8のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記長手方向における任意の前記突起部の周囲には、前記突起部及び前記支持部が存在しない領域があり、該突起部及び支持部が存在しない領域の前記長手方向における長さは
請求項1から9のいずれか1項に記載の光導波路。
ここで、Eは前記コア層のヤング率[N/m2]、hは前記コア層と前記基板の間の浮遊距離[m]、tは前記コア層の厚さ[m]、αは実験学的比例パラメータ:45.2345×10-6[N/m]である。 - 前記長手方向における任意の前記突起部の周囲には、前記突起部及び前記支持部が存在しない領域があり、該突起部及び支持部が存在しない領域の前記長手方向における長さは71μm以下である
請求項1から9のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記コア層の幅方向における、前記突起部が最大高さとなる位置は、前記コア層の中央位置から外れている
請求項1から11のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記コア層の少なくとも一部は、露出、または、薄膜により被覆されている、
請求項1から12のいずれか1項に記載の光導波路。 - 前記コア層を伝搬する光はアナログ信号としての赤外線である
請求項1から13までのいずれか1項に記載の光導波路。 - 請求項1から14までのいずれか1項に記載の光導波路と、
前記コア層に光を入射可能な光源と、
前記コア層を伝搬した光を受光可能な検出部と、を備える
光学式濃度測定装置。 - 前記光源は真空波長が2μm以上12μm未満の赤外線を前記コア層に入射する
請求項15に記載の光学式濃度測定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/556,539 US10928318B2 (en) | 2018-08-31 | 2019-08-30 | Optical waveguide and optical concentration measuring apparatus |
US17/144,139 US11313797B2 (en) | 2018-08-31 | 2021-01-08 | Optical waveguide and optical concentration measuring apparatus |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018163649 | 2018-08-31 | ||
JP2018163649 | 2018-08-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6640403B1 JP6640403B1 (ja) | 2020-02-05 |
JP2020038195A true JP2020038195A (ja) | 2020-03-12 |
Family
ID=69320929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019107436A Active JP6640403B1 (ja) | 2018-08-31 | 2019-06-07 | 光導波路及び光学式濃度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6640403B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6815438B2 (ja) * | 2018-08-31 | 2021-01-20 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 光導波路及び光学式濃度測定装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009096529A1 (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | フローセル |
US20140264030A1 (en) * | 2013-03-12 | 2014-09-18 | Massachusetts Institute Of Technology | Methods and apparatus for mid-infrared sensing |
US20150036975A1 (en) * | 2013-07-30 | 2015-02-05 | President And Fellows Of Harvard College | Device support structures from bulk substrates |
JP2015099031A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 株式会社東芝 | 半導体マイクロ分析チップ及びその製造方法 |
WO2017003353A1 (en) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | Gylfason Kristinn B | A sensor device and a method of detecting a component in gas |
-
2019
- 2019-06-07 JP JP2019107436A patent/JP6640403B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009096529A1 (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | フローセル |
US20140264030A1 (en) * | 2013-03-12 | 2014-09-18 | Massachusetts Institute Of Technology | Methods and apparatus for mid-infrared sensing |
US20150036975A1 (en) * | 2013-07-30 | 2015-02-05 | President And Fellows Of Harvard College | Device support structures from bulk substrates |
JP2015099031A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 株式会社東芝 | 半導体マイクロ分析チップ及びその製造方法 |
WO2017003353A1 (en) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | Gylfason Kristinn B | A sensor device and a method of detecting a component in gas |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
BEGOU, T ET AL.: "Marcatili's extended approach: comparison to semi-vectorial methods applied to pedestal waveguide de", JOURNAL OF OPTICS A: PURE AND APPLIED OPTICS, JPN6018014406, May 2008 (2008-05-01), GB, ISSN: 0004127601 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6640403B1 (ja) | 2020-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11313797B2 (en) | Optical waveguide and optical concentration measuring apparatus | |
JP6420932B1 (ja) | 光学式濃度測定装置および光学式濃度測定装置の製造方法 | |
JP6530521B2 (ja) | 光導波路及び光学式濃度測定装置 | |
JP2018521322A (ja) | ガス中の成分を検出するセンサ装置及び方法 | |
US11686679B2 (en) | Optical waveguide and optical concentration measuring apparatus wherein evanescent wave interacts with gas or liquid through the protection film of the waveguide | |
JP2005274329A (ja) | フォトニック結晶を応用したセンサおよび検出対象物質の検出方法 | |
JP6348242B1 (ja) | 光導波路及び光学式濃度測定装置 | |
JP6640403B1 (ja) | 光導波路及び光学式濃度測定装置 | |
US20210181103A1 (en) | Optical densitometer and optical waveguide | |
JP6733062B2 (ja) | 光導波路及び光学式濃度測定装置 | |
JP6815438B2 (ja) | 光導波路及び光学式濃度測定装置 | |
JP6744851B2 (ja) | 光導波路及び光学式濃度測定装置 | |
JP7161363B2 (ja) | 光導波路および光学式濃度測定装置 | |
US11280729B2 (en) | Optical density measuring apparatus and optical waveguide | |
JP2021096227A (ja) | 光学式濃度測定装置および光導波路 | |
US11874217B2 (en) | Device for photoacoustic characterisation of a gaseous substance and method for manufacturing such a device | |
JP7179549B2 (ja) | 光導波路、光学式濃度測定装置、および製造方法 | |
JP7526069B2 (ja) | 光学式濃度測定装置および光導波路 | |
JP7409881B2 (ja) | 光学式濃度測定装置および光導波路 | |
US11209361B2 (en) | Optical density measuring apparatus and optical waveguide | |
US11549885B2 (en) | Optical chemical analysis apparatus | |
TW202429140A (zh) | 光流體裝置 | |
Walker et al. | Thin Membrane Hybrid Rib and Air Core ARROW Waveguides | |
JP2022089323A (ja) | 光回路素子、モニタリングシステム及びモニタリング方法 | |
Domínguez et al. | Development of an integrated optical technology for chemical and bio-sensors |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190911 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190911 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191008 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6640403 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |