JP2020037838A - 住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】要介護者等の居住者を車両で送迎するにあたり、その送迎をし易くすることができるとともに、その送迎に立ち会う第三者が住宅内のプライベートスペースに立ち入るのを制限することができる住宅を提供する。【解決手段】住宅10には、廊下18に隣接して居室17が設けられているとともに、居室17に隣接して車両の駐車スペース19が設けられている。居室17は、要介護者が滞在する要介護者用スペースとされている。居室17への出入口としては、廊下18から居室17へ出入りするための出入口45と、駐車スペース19から居室17へ出入りするための出入口54とが設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、住宅に関する。
近年、住宅として、介護が必要な要介護者に配慮した住宅が各種提案されている。例えば特許文献1の住宅では、要介護者が滞在する寝室の周りにトイレや洗面室が配置され、それにより要介護者が寝室からトイレ等へ移動し易くされている。また、特許文献1の住宅では、寝室が居室を挟んで玄関とは反対側に位置している。
ところで、要介護者の中には、日中、デイサービスを利用する者がある。かかる要介護者は、デイサービスの施設に車両で送迎されるのが一般であり、この送迎に際しては、デイサービスのヘルパー等が立ち合うことになる。この場合、ヘルパー等は住宅内に入り要介護者が住宅内から車両へ(又は車両から住宅内へ)移動するのを補助することになると考えられる。
特開2012−026266号公報
ここで、上記特許文献1の住宅では、寝室が要介護者の滞在スペースとされているため、その要介護者をデイサービスに車両で送迎するに際しては、要介護者を寝室から車両まで移動させる必要がある。しかしながら、上記特許文献1の住宅では、寝室が居室を挟んで玄関とは反対側に位置しているため、要介護者を寝室から車両へ移動させるに際しては居室や玄関を経由する必要がある。そのため、要介護者の移動ひいては送迎が大変になると考えられる。
また、要介護者の送迎に際しては、デイサービスのヘルパー等が寝室に入り要介護者の移動を補助すると考えられるため、その際にヘルパー等が居室にも立ち入ることが考えられる。しかしながら、居室は居住者のプライベートスペースであるため、ヘルパー等の第三者に立ち入られることはできれば避けたい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、要介護者等の居住者を車両で送迎するにあたり、その送迎をし易くすることができるとともに、その送迎に立ち会う第三者(デイサービスのヘルパー等)が住宅内のプライベートスペースに立ち入るのを制限することができる住宅を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の住宅は、廊下に隣接して設けられた所定の屋内空間と、前記所定の屋内空間に隣接して設けられ、住宅内又は屋外に設定された駐車スペースとを備え、前記所定の屋内空間への出入口として、前記廊下から前記所定の屋内空間へ出入りするための第1出入口と、前記駐車スペースから前記所定の屋内空間へ出入りするための第2出入口とが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、所定の屋内空間に隣接して車両の駐車スペースが設けられ、その駐車スペースから所定の屋内空間に第2出入口を介して出入り可能とされている。これにより、住宅に居住する要介護者等の居住者を車両で(例えばデイサービス等に)送迎する際には、所定の屋内空間を利用することで当該屋内空間から駐車スペースへ直接出入りすることが可能となる。そのため、居住者の車両での送迎をし易くすることができる。また、この場合、居住者の送迎に立ち会う第三者(デイサービスのヘルパー等)が立ち入る部屋を所定の屋内空間だけとすることができるため、居住者の送迎をし易くすることができるとともに、送迎に立ち合う第三者が住宅内のプライベートスペースに立ち入るのを制限することができる。
第2の発明の住宅は、第1の発明において、前記所定の屋内空間は、要介護者が滞在する要介護者用スペースとされていることを特徴とする。
本発明によれば、所定の屋内空間が要介護者の滞在(居住)する要介護者用スペースとなっているため、要介護者の車両での送迎に合わせ、要介護者を他の部屋(所定の屋内空間以外の部屋)から所定の屋内空間へ移動させる必要がない。そのため、要介護者の送迎を行うに際し都合がよい。
第3の発明の住宅は、第2の発明において、前記廊下、前記所定の屋内空間及び前記駐車スペースが設けられた下階部と、その下階部の上方に設けられた上階部とを備える多層階建ての住宅であって、前記下階部と前記上階部との間で昇降可能に設けられたエレベータを備え、前記下階部には、前記廊下から前記エレベータへの乗り降りを可能とする乗降口が設けられ、前記乗降口は、前記廊下において前記第1出入口付近に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、廊下において第1出入口の付近にエレベータへの乗降口が設けられているため、要介護者が所定の屋内空間(要介護者用スペース)からエレベータへ移動する際、その移動がし易い。このため、要介護者が住宅内にて上下階を移動する上で好都合な構成となっている。
第4の発明の住宅は、第2又は第3の発明において、前記駐車スペースに隣接して玄関ホールが設けられ、前記駐車スペースから前記玄関ホールへ出入りするための第3出入口が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、駐車スペースから玄関ホールに第3出入口を介して出入り可能とされている。この場合、居住者が駐車スペースから屋内に入る際、所定の屋内空間を経由することなく入ることが可能となり、ひいては所定の屋内空間に滞在する要介護者の邪魔になることなく入ることが可能となる。
第5の発明の住宅は、第2乃至第4のいずれかの発明において、前記第1出入口を開閉する第1開閉体を施解錠する第1施錠装置と、前記第2出入口を開閉する第2開閉体を施解錠する第2施錠装置と、前記第2施錠装置が解錠状態とされることに連動して、前記第1施錠装置を施錠状態とする施錠実施手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1出入口に設けられた第1開閉体、第2出入口に設けられた第2開閉体にそれぞれ第1施錠装置、第2施錠装置が設けられている。かかる構成では、要介護者の送迎のために第三者(ヘルパー等)が第2出入口より所定の屋内空間に立ち入る際、第2施錠装置が解錠状態とされることになる。そこで、本発明では、この第2施錠装置が解錠状態とされることに連動させて、第1施錠装置を施錠状態とするようにしている。これにより、第2施錠装置が解錠状態とされて第三者が所定の屋内空間に立ち入る際には、第1施錠装置が施錠状態とされるため、第三者が所定の屋内空間から廊下側に立ち入るのを確実に防止することができる。つまり、この場合、第三者がプライベートスペースに立ち入るのを確実に防止することが可能となる。
住宅の一階部分の間取りを示す平面図。 居室周辺を拡大して示す平面図。 他の実施形態における住宅の一階部分の間取りを示す平面図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、住宅が、下階部としての一階部分と、上階部としての二階部分とを有する二階建てとされている。また、本実施形態では、住宅に、介護を要する高齢者等の要介護者と、その要介護者を介護する介護者とが居住していることを想定している。例えば、介護者は夫婦であり、要介護者はその夫婦の親である。図1は住宅の一階部分の間取りを示す平面図であり、同図における上下方向が南北方向、同図における左右方向が東西方向となっている。
図1に示すように、敷地Kには、住宅10が設けられている。住宅10は、その一階部分11が、平面視において略矩形形状をなしており、詳しくは東西方向に長い長方形状をなしている。一階部分11には、屋内空間として、玄関12と、玄関ホール13と、LDK14と、パントリー15と、スイッチルーム16と、居室17と、廊下18とが設けられている。また、一階部分11には、これら屋内空間11〜18の他に、車両Cを駐車可能な駐車スペース19が設けられている。この駐車スペース19は、住宅10内に設けられたいわゆるインナガレージとなっている。
玄関12は、一階部分11において南側に設けられ、東西方向の略中央に位置している。玄関12には、玄関口21が設けられ、その玄関口21を通じて玄関12への出入りが可能となっている。また、玄関口21には玄関ドア22が設けられている。
玄関ホール13(エントランスホール)は、玄関12の北側に設けられ、玄関12と連続する連続空間とされている。玄関ホール13からは西側へ廊下23が延びており、その廊下23は二階部分へ延びる階段24に通じている。
LDK14(リビングダイニングキッチン)は、一階部分11の西側に設けられている。LDK14は、南北方向に延びる大空間とされ、詳しくは一階部分11の南北方向全域に亘って延びている。LDK14は、その北側がキッチン空間とされ、その南側がリビングダイニング空間とされている。また、LDK14は廊下23の西側に隣接しており、廊下23から出入口26を通じて出入り可能となっている。また、LDK14の南側にはテラス29が設けられている。
パントリー15は、食料品や調理器具等を収納するための小部屋である。パントリー15はLDK14の東側に隣接しており、LDK14から出入口31を介して出入りが可能となっている。また、パントリー15は、廊下23の北側に設けられている。
スイッチルーム16は、外出時や帰宅時に身支度を変えるための小部屋である。スイッチルーム16には、コート等の衣服や鞄類等を収納する収納棚が設置されている。スイッチルーム16は玄関ホール13の北側に隣接しており、玄関ホール13から出入口32を介して出入りが可能となっている。また、スイッチルーム16は、パントリー15の東側に隣接しており、パントリー15から出入口33を介して出入りが可能となっている。
廊下18は、パントリー15及びスイッチルーム16の北側でそれら両空間15,16に跨がって東西方向に延びている。廊下18は、その西側においてLDK14に通じている。廊下18からLDK14には出入口35を介して出入りが可能となっている。
廊下18の北側には、トイレ37とエレベータ39用の昇降空間38とが設けられている。トイレ37と昇降空間38とは東西方向に並んでおり、昇降空間38がトイレ37の東側に設けられている。昇降空間38は、一階部分11と二階部分とに跨がって上下に延びている。昇降空間38には、エレベータ39が一階部分11と二階部分との間で昇降可能に設けられている。一階部分11及び二階部分にはそれぞれエレベータ39へ乗り降りするため乗降口41が設けられている。一階部分11では、乗降口41が廊下18に開口しており、廊下18から乗降口41を介してエレベータ39へ乗り降りすることが可能となっている。
一階部分11の東側には、居室17が設けられている。以下、この居室17周辺の構成について図2を用いながら説明する。図2は、居室17周辺を拡大して示す平面図である。
図2に示すように、居室17は、一階部分11において北東の角部に位置している。居室17は、要介護者の滞在(居住)する要介護者用のスペースとされている。居室17には、要介護者が就寝等するためのベッド42や、要介護者を介護する介護者が座るためのベンチ43、要介護者が手洗い等を行うための洗面台44等が設けられている。なお、居室17が「所定の居室空間」に相当する。
居室17は廊下18の東側に隣接しており、廊下18から出入口45を介して出入りが可能となっている。つまり、居室17は廊下18を介してLDK14と通じており、その廊下18を通ってLDK14へ行き来することが可能となっている。なお、居室17の床面と廊下18の床面とは同じ高さ位置に設定されており、要介護者が居室17と廊下18との間を出入りし易くされている。
出入口45には、当該出入口45を開閉する開閉体46が設けられている。開閉体46は、例えば回動式の開き戸からなり、詳しくは廊下18側へ回動することで開状態とされるようになっている。なお、開閉体46は必ずしも開き戸とする必要がなく、スライド式の引き戸としてもよい。また、出入口45が第1出入口に相当し、開閉体46が第1開閉体に相当する。
居室17はエレベータ39用の昇降空間38の東側に隣接している。これにより、廊下18の途中に設けられたエレベータ39への乗降口41は廊下18において出入口45付近に設定されている。
ここで、本実施形態では、居室17に滞在する要介護者がデイサービスを利用することを想定している。そこで、本住宅10では、その要介護者を車両でデイサービスへ送迎するに際し、その送迎をし易くすること等を目的として、居室17に隣接する位置に駐車スペース19を設けている。以下、その駐車スペース19に関する構成について説明する。
駐車スペース19は、居室17の南側に隣接して設けられている。駐車スペース19は、車両Cを1台分駐車することが可能な広さを有しており、その上方が二階部分によって覆われている。駐車スペース19は、その3つの側面が仕切壁により囲まれており、残りの一側面が屋外に開口する車両出入口51となっている。駐車スペース19には、この車両出入口51を通じて車両Cの出入りが可能となっている。また、図示は省略するが、車両出入口51には、当該出入口51を開閉するシャッタ装置が設けられている。また、駐車スペース19は、その奥行き方向が南北方向とされており、車両出入口51が南側に向けて開口している。
駐車スペース19は、その幅(東西方向の長さ)が車両幅よりも十分に大きい寸法とされている。このため、車両Cを駐車スペース19において幅方向の一方側に寄せて駐車させた場合、駐車スペース19における幅方向の他方側には余剰スペースが形成される。つまり、駐車スペース19は、車両Cを実際に駐車させるための駐車用スペース19aに加え、余剰スペース19bを有しており、それら各スペース19a,19bが上記幅方向に並んでいる。本実施形態では、それら各スペース19a,19bのうち、駐車用スペース19aが上記幅方向における玄関ホール13側とは反対側(東側)に設定され、余剰スペース19bが玄関ホール13側(西側)に設定されている。
余剰スペース19bは、人が移動するための通路スペースとなっている。以下では、余剰スペース19bを通路スペース19bという。また、通路スペース19bは、その幅が車椅子の走行が可能な大きさとされている。
なお、本実施形態では、居室17と駐車スペース19とが並ぶ並び方向(第1方向)が南北方向とされ、その並び方向と直交する方向(第2方向)が東西方向とされている。
駐車スペース19を居室17と仕切る間仕切壁53は駐車スペース19の奥側に位置している。この間仕切壁53には、駐車スペース19から居室17への出入りを可能とする出入口54が設けられている。この出入口54は、駐車スペース19の通路スペース19bと連続しており、通路スペース19bから居室17に出入口54を介して出入りが可能となっている。これにより、要介護者をデイサービスに車両Cで送迎するに際しては、この出入口54を通じて居室17から駐車スペース19に直接出入りすることが可能となっている。また、出入口54は、その幅が車椅子を通過可能な大きさとされている。また、この出入口54には、当該出入口54を開閉する開閉体55が設けられている。開閉体55は、例えばスライド式の引き戸からなる。なお、出入口54が第2出入口に相当し、開閉体55が第2開閉体に相当する。
なお、駐車スペース19の床面には、出入口54へ向けて緩やかに上方傾斜するスロープが形成されている。このスロープにより、駐車スペース19の床面は、出入口54において居室17の床面と同じ高さ位置とされている。つまり、駐車スペース19の床面にはスロープ状のバリアフリー仕様が採用されており、これにより、出入口54を通じた駐車スペース19と居室17との間の出入りがし易くなっている。また、スロープは駐車スペース19の床面のうち通路スペース19bの床面にのみ形成されていてもよい。
敷地Kには、駐車スペース19(詳しくは通路スペース19b)を挟んで出入口54と対向する位置に植栽56が植えられている。植栽56は、例えば樹木からなり、車両出入口51の幅方向の一部を覆うように配置されている。これにより、要介護者の送迎の際等に、駐車スペース19の外側から出入口54を通じて居室17内が覗かれてしまうことが抑制されている。
駐車スペース19は玄関ホール13の東側に隣接している。駐車スペース19を玄関ホール13と仕切る間仕切壁57には、駐車スペース19から玄関ホール13への出入りを可能とする出入口58が設けられている。この出入口58は、駐車スペース19の通路スペース19bと連続しており、通路スペース19bから玄関ホール13に出入口58を介して出入りが可能となっている。また、出入口58には、当該出入口58を開閉する開閉体59が設けられている。開閉体59は、例えばスライド式の引き戸からなる。なお、出入口58が第3出入口に相当する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
住宅10の一階部分11には、廊下18に隣接して居室17が設けられ、その居室17に隣接して車両Cの駐車スペース19が設けられている。また、駐車スペース19から居室17へは出入口54を介して出入りが可能とされている。これにより、住宅10に居住する要介護者を車両Cでデイサービスに送迎する際には、居室17から駐車スペース19に直接出入りすることが可能となり、要介護者の送迎をし易くすることができる。また、この場合、送迎に立ち会うデイサービスのヘルパーが立ち入る部屋を居室17だけとすることができるため、要介護者の送迎をし易くすることができるとともに、ヘルパーが住宅10内のプライベートスペースに立ち入るのを制限することができる。
居室17が要介護者の滞在(居住)する要介護者用スペースとなっているため、要介護者の車両Cでの送迎に合わせ、要介護者を他の部屋(居室17以外の部屋)から居室17へ移動させる必要がない。そのため、要介護者の送迎を行うに際し都合がよい。
駐車スペース19が住宅10内に設けられたインナガレージとなっているため、雨天時においても要介護者の車両Cでの送迎に際し雨に濡れることがない。
廊下18において出入口45の付近にエレベータ39への乗降口41が設けられているため、要介護者が居室17(要介護者用スペース)からエレベータ39へ移動する際、その移動がし易い。このため、要介護者が住宅10内にて上下階を移動する上で好都合な構成となっている。また、この場合、要介護者が他の居住者や訪問客等とコミニュケーションを図るのを促すことができるため、要介護者が引きこもりがちになる等、要介護者の心身の機能が低下するのを抑制することも可能となる。
また、居室17とLDK14とを廊下18を介して行き来可能としたため、かかる構成によっても要介護者が他の居住者等とコミニュケーションを図るのを促すことができる。
駐車スペース19から玄関ホール13に出入口58を介して出入り可能とされている。この場合、居住者(例えば介護者)が駐車スペース19から屋内に入る際、出入口58を用いることで居室17を経由することなく入ることが可能となり、ひいては居室17に滞在する要介護者の邪魔になることなく入ることが可能となる。また、駐車スペース19から玄関ホール13に直接出入り可能となっていることで、居住者が車両Cに乗り降りしたり、車両Cで買い物した荷物を住宅10内に持ち運びしたりする際には都合がよい。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態の構成において、居室17への各出入口45,54に設けられた開閉体46,55に施錠装置を設けるようにしてもよい。この場合、デイサービスのヘルパーが要介護者の送迎に訪れる際には、(駐車スペース19側の)開閉体55の施錠装置を解錠状態としてヘルパーを居室17に招き入れる一方、(廊下18側の)開閉体46の施錠装置を施錠状態としてヘルパーが居室17から廊下18側へ立ち入るのを防止することができる。
(2)上記(1)の構成において、開閉体55の施錠装置が解錠状態とされることに連動させて、開閉体46の施錠装置を施錠状態とするようにしてもよい。この場合、ヘルパーが居室17に訪れるにあたり開閉体55の施錠装置が解錠状態とされると、開閉体46の施錠装置が自ずと施錠状態とされるため、ヘルパーが居室17から廊下18側に立ち入るのを確実に防止することができ、ひいてはヘルパーがプライベートスペースに立ち入るのを確実に防止することが可能となる。
具体的には、開閉体46の施錠装置(以下、第1施錠装置という)と、開閉体55の施錠装置(以下、第2施錠装置という)とをそれぞれ電子錠とし、それら各施錠装置をそれぞれコントローラ(制御装置)と接続することが考えられる。この場合、第2施錠装置が解錠状態とされると(解錠操作されると)、その情報がコントローラに入力され、コントローラは同情報を入力すると、第1施錠装置に施錠信号を出力し第1施錠装置を施錠状態とする。このようにすることで、第2施錠装置が解錠状態とされることに連動して第1施錠装置を施錠状態とすることが可能となる。なお、この場合、コントローラが施錠実施手段に相当する。
なお、第1施錠装置の施錠状態において廊下18側から(のみ)解錠操作可能な操作部を設けてもよい。この場合、第2施錠装置の解錠操作に連動して第1施錠装置が施錠状態とされても、居住者は第1施錠装置を解錠操作して廊下18から居室17に入ることが可能となる。このため、要介護者の送迎に際し、居住者(介護者)が廊下18から居室17に入れなくなる事態を防止することができる。
(3)上記実施形態では、居室17(所定の屋内空間に相当)を要介護者が(常時)滞在する要介護者用スペースとして用いたが、例えば所定の屋内空間を要介護者がデイサービスの送迎を受ける際に待つ(スタンバイする)スタンバイスペースとして用いてもよい。この場合、デイサービスの送迎に合わせて要介護者が他の部屋(スタンバイルーム以外の部屋)からスタンバイルームに移動し送迎が来るのを待機することとなる。
また、所定の屋内空間をデイサービスの送迎以外の目的で使用してもよい。例えば、来客があった場合のゲストルームとして用いることが考えられる。その場合、所定の屋内空間に手洗い場等の給排水設備を設けるようにしてもよい。
また、所定の屋内空間を洗濯物の物干しスペースやごみ置きスペース、アウトドア用品置きスペースとして使用してもよい。また、これらの場合、各開閉体46,55に施錠装置を設け、それら施錠装置のうち開閉体46(廊下18側の開閉体46)の施錠装置については施錠状態としておく一方、開閉体55(駐車スペース19側の開閉体55)の施錠装置については解錠状態にしておくようにしてもよい。そうすれば、所定の屋内空間へ駐車スペース19から出入口54を介して自由に出入り可能となり、所定の屋内空間をいわば半屋外空間のように利用することが可能となる。
(4)例えば、図3に示すように、駐車スペース19に隣接させて居住者用のエントランス71(玄関部)を設け、駐車スペース19からエントランス71に出入口72を介して出入り可能としてもよい。図3の例では、エントランス71が居住者用のファミリーエントランスとされ、居住者は基本的にこのエントランス71を通じて住宅10に出入りするようになっている。したがって、図3の例では、玄関12(及び玄関ホール13)が来客用のエントランスとして用いられるようになっている。かかる間取りによれば、居住者が車両へ乗り降りする際には、エントランス71から駐車スペース19へ直接出入りすることが可能となる。これにより、車両への乗り降りや、車両で買い物した荷物を住宅10内に運び入れる際等に、好都合となる。また、大きな荷物をエントランス71に仮置きするといったことも可能となる。
また、図3に示すその他の間取りについて説明すると、エントランス71の西側にはスイッチルーム75が設けられ、エントランス71からスイッチルーム75には出入口76を介して出入りが可能となっている。スイッチルーム75からは西側に向けて廊下77が延びており、その廊下77はLDK14に通じている。これにより、エントランス71からLDK14には廊下77やスイッチルーム75を通じて行き来が可能となっている。なお、図3のLDK14では、キッチン空間14aとリビングダイニング空間14bとの間に可動式の間仕切78が設けられ、その間仕切78により両空間14a,14bを互いに仕切ることが可能となっている。
(5)上記実施形態では、駐車スペース19を住宅10内に設けることでインナガレージとしたが、これに代えて、駐車スペース19を屋外に設けてもよい。つまり、居室17を屋外の駐車スペースに隣接させ、その駐車スペースから居室17に出入口(第2出入口に相当)を介して出入り可能としてもよい。この場合にも、要介護者をデイサービスに車両で送迎するにあたり、その送迎をし易くできる等の効果を得ることができる。
(6)上記実施形態では、二階建ての住宅10に本発明を適用したが、平屋建てや三階建て以上の住宅に本発明を適用してもよい。
10…住宅、11…下階部としての一階部分、13…玄関ホール、17…所定の屋内空間としての居室、18…廊下、19…駐車スペース、39…エレベータ、41…乗降口、45…第1出入口としての出入口、46…第1開閉体としての開閉体、54…第2出入口としての出入口、55…第2開閉体としての開閉体、58…第3出入口としての出入口。

Claims (5)

  1. 廊下に隣接して設けられた所定の屋内空間と、
    前記所定の屋内空間に隣接して設けられ、住宅内又は屋外に設定された駐車スペースとを備え、
    前記所定の屋内空間への出入口として、前記廊下から前記所定の屋内空間へ出入りするための第1出入口と、前記駐車スペースから前記所定の屋内空間へ出入りするための第2出入口とが設けられていることを特徴とする住宅。
  2. 前記所定の屋内空間は、要介護者が滞在する要介護者用スペースとされていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記廊下、前記所定の屋内空間及び前記駐車スペースが設けられた下階部と、その下階部の上方に設けられた上階部とを備える多層階建ての住宅であって、
    前記下階部と前記上階部との間で昇降可能に設けられたエレベータを備え、
    前記下階部には、前記廊下から前記エレベータへの乗り降りを可能とする乗降口が設けられ、
    前記乗降口は、前記廊下において前記第1出入口付近に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の住宅。
  4. 前記駐車スペースに隣接して玄関ホールが設けられ、
    前記駐車スペースから前記玄関ホールへ出入りするための第3出入口が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の住宅。
  5. 前記第1出入口を開閉する第1開閉体を施解錠する第1施錠装置と、
    前記第2出入口を開閉する第2開閉体を施解錠する第2施錠装置と、
    前記第2施錠装置が解錠状態とされることに連動して、前記第1施錠装置を施錠状態とする施錠実施手段とを備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の住宅。
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