JP2020037792A - 車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構 - Google Patents

車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構を提供する。【解決手段】車両用リッドロック装置100は、車体9の開口部9aを開閉するリッド91を閉状態でロックする装置であって、車体9に固定されるハウジング2と、ハウジング2に対して回転可能に配置され、リッド91の開方向への移動を規制するロック位置Xと、リッド91の開方向への移動を許容するアンロック位置Yとの間を回転するロックレバー6と、リッド91に設けられ、ロック位置Xにおけるロックレバー6に係止される壁部920が形成されたストライカ92と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構に関する。
従来の技術として、車体の開口部に形成された開口を開閉するリッドをロックする車両用リッドロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用ロック装置は、車体に設けられたハウジングと、リッドに設けられたストライカと係合することによりリッドを閉鎖位置に保持するラッチ位置と、リッドを開放位置に変位させてストライカと非係合となるアンラッチ位置との間を変位可能なロックレバー(フォーク)と、ハウジングに揺動可能に配置されてロックレバーがラッチ位置からアンラッチ位置に変位することを規制するブロック位置と、ロックレバーがラッチ位置からアンラッチ位置へ変化することを許容するアンブロック位置との間で変位可能なポールと、を備えている。
特開2016−223256号公報
しかし、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置では、ロックレバーをロック位置に保持するための機構が複雑化して、装置全体が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明では、小型化を図ることができる車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック機構であって、前記車体に固定されるハウジングと、前記ハウジングに対して回転可能に配置され、前記リッドの開方向への移動を規制するロック位置と、前記リッドの開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、前記リッドに設けられ、前記ロック位置における前記ロックレバーに係止される壁部が形成されたストライカと、を備える、車両用リッドロック機構を提供する。
また、本発明は上記課題を解決するために、車両の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック装置であって、前記車両に固定されるハウジングと、前記ハウジングに対して回転可能に配置され、前記リッドの開方向への移動を規制するロック位置と、前記リッドの開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、を備え、前記ロックレバーは、その回転軸から所定の距離だけ延在した延在部を有し、前記ロック位置において、前記ロックレバーの前記延在部における前記回転軸とは反対側の端部が前記リッドのストライカに形成された壁部に接触する、車両用リッドロック装置を提供する。
また、本発明は上記課題を解決するために、車両の開口部を開閉する蓋を閉状態でロックする車両用ロック機構であって、前記車体に固定されるハウジングと、前記ハウジングに対して回転可能に配置され、前記蓋の開方向への移動を規制するロック位置と、前記蓋の開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、前記蓋に設けられ、前記ロック位置における前記ロックレバーに係止される壁部が形成されたストライカと、を備える、車両用ロック機構を提供する。
本発明に係る車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構によれば、小型化を図ることができる。
図1は、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置が適用された車体に設けられた給電用の開口部及びその周辺部を示す斜視図である。 図2(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の表面側の構成を示す斜視図である。 図3(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 図4は、車両用リッドロック装置の分解斜視図である。 図5(a)は、車両用リッドロック装置の閉状態における内部構造を示す平面図であり、図5(b)は開状態における内部構造を示す平面図である。 図6(a)〜(c)は、車両用リッドロック装置の閉鎖時における動作の過程を示す平面図である。 図7は、ロックレバーとストライカとの構成を詳細に説明するための説明図である。
(実施の形態の要約)
本実施の形態に係る車両用リッドロック装置は、車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック機構であって、車体に固定されるハウジングと、ハウジングに対して回転可能に配置され、リッドの開方向への移動を規制するロック位置と、リッドの開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、リッドに設けられ、ロック位置におけるロックレバーに係止される壁部が形成されたストライカと、を備える。
この車両用リッドロック装置によれば、ストライカの壁部にロックレバーを係止することで閉状態を保持することができるので、小型化を図ることができる。
[実施の形態]
本実施の形態に係る車両用リッドロック装置の構成及び動作について図1乃至図7を参照して説明する。この車両用リッドロック装置は、例えば電気自動車の給電口を開閉するリッドを閉状態でロック又はアンロックする装置である。ただし、車両用リッドロック装置は、車体に設けられた開口部を開閉するリッドに対して用いられればよく、例えば給油口に用いられてもよい。
(車両用リッドロック装置の概要)
図1は、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置100が適用された車体9に設けられた給電用の開口部及びその周辺部を示す斜視図である。図1において、紙面右側が車体9の前側であり、紙面左側が車体9の後側であり、紙面手前側が車体9の右側であり、紙面奥側が車体9の左側である。以下の説明では、各図に示す前後方向、上下方向、左右方向は全て図1に対応させている。
図1に示すように、リッド91は車体9にヒンジ90を介して開閉可能に取り付けられ、車体9に形成された給電用の開口部9aを開閉する。開口部9aの奥側には、図略の給電コネクタが配置される配置口900が形成されている。車両用リッドロック装置100は、車体9の開口部9a内における一側面側に取り付けられている。リッド91の裏面(開口部9a側の面)には、車両用リッドロック装置100に係合するストライカ92が設けられている。ストライカ92は、リッド91の裏面から延伸して突出するように設けられている。
図2(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の表面側の構成を示す斜視図である。図3(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の裏面側の構成を示す斜視図である。なお、以下の説明において、車体9の開口部9a内において車両用リッドロック装置100が外部に露出する面を「表面」といい、開口部9a内において車両用リッドロック装置100が外部に露出しない面を「裏面」という。
図2及び図3に示すように、車両用リッドロック装置100は、車体9に固定されるハウジング2と、ハウジング2に対して回転可能に配置されたロックレバー6と、を備えている。なお、図2及び図3では、ロックレバー6がロック位置にある状態を示している。
ハウジング2は、表面側に位置するケース21と、裏面側に位置するカバー22とを有している。ケース21とカバー22とは、例えば超音波溶着等の溶着手段により互いに固定されている。ケース21及びカバー22は、例えば合成樹脂からなる部材である。
ケース21は、ケース本体部210と、リッド91が閉鎖される際にストライカ92が挿入されるストライカ挿入口211aが形成されたストライカ挿入部211と、を有している。ストライカ挿入部211は、略直方形状であり、ケース本体部210の表面から突出するように設けられている。ストライカ挿入口211aは、その開口部が略矩形状である。ストライカ挿入部211の上部は、その一部が開口しており、その開口部にロックレバー6が位置している。
カバー22は、板状のカバー本体部220と、車体9内に配置される図略のバッテリーと電気的に接続されるコネクタ部221と、を有している。カバー本体部220には、後述するモータ3等が故障した際に強制的にロックを解除するための解除レバー14が配置されている。
図4は、車両用リッドロック装置100の構成を示す分解斜視図である。図5(a)は、車両用リッドロック装置100の閉状態における内部構造を示す平面図であり、図5(b)は開状態における内部構造を示す平面図である。図4では、ストライカ92をリッド91から取り外した状態で示している。
図4に示すように、車両用リッドロック装置100は、前述したケース21及びカバー22からなるハウジング2と、モータ3と、モータ3の出力軸3aに連結されるウォーム31と、ウォーム31に噛み合って回転するウォームホイール4と、ウォームホイール4の回転によって所定の角度範囲で回転するセクタギヤ5と、セクタギヤ5に相対回転不能に連結されるロックレバー6と、セクタギヤ5に一方向の弾性力を付与するトーションばね7と、セクタギヤ5の回転に伴ってオンとオフが切り替えられるスイッチ13と、を備えている。
ケース21には、モータ3を収容するモータ収容部210aと、ウォーム31及びウォームホイール4が収容されるホイール収容部210bと、モータ収容部210a及びホイール収容部210bの間に設けられる隔壁210cと、が形成されている。
カバー22には、解除レバー14が取り付けられる取付穴220aが形成されている。この取付穴220aを介して解除レバー14とセクタギヤ5とが一体回転するように連結されている。解除レバー14は、ネジ140によってロックレバー6に連結されている。
ウォームホイール4は、ウォーム31と噛み合う大径ギヤ部41と、大径ギヤ部41の軸方向端面側に位置し、セクタギヤ5と噛み合う小径ギヤ部42とを一体に有している。また、ウォームホイール4は、ケース21に設けられた軸状の支持部210dに回転可能に支持されている。ウォームホイール4は、大径ギヤ部41の周方向における端面がケース21内に収容されるストッパ12と接触することにより回転が規制される。
セクタギヤ5は、ロックレバー6が挿通される挿通孔50aが形成された環状部50と、環状部50の外周から突出して設けられてウォームホイール4の小径ギヤ部42と噛み合うギヤ部51と、を一体に有している。環状部50には、その外周の一部から突出した押圧部500が設けられている。押圧部500は、セクタギヤ5の回転に伴ってスイッチ13に設けられたボタン部130を押圧する。
ケース21におけるストライカ挿入部211内には、リッド91が閉鎖する際にストライカ92と接触する押圧部材16と、押圧部材16を外側(右側)に付勢するコイルスプリング15と、が収容されている。
押圧部材16は、略直方形状の部材であり、ストライカ92と対向する端面160がストライカ92の端部と接触する接触面である。また、押圧部材16は、ストライカ挿入部211内を左右方向に沿って進退移動可能に配置され、コイルスプリング15の伸縮に伴って移動する。
トーションばね7は、その一端7bがセクタギヤ5の環状部50に形成されたバネ孔500aに連結され、その他端7aがケース21の内部に連結されている。
ロックレバー6は、前後方向に延びた軸部61と、軸部61における前側の端部であって回転軸Oから径方向の外側に向かって所定の距離だけ延在した延在部62と、を一体に有している。軸部61の外周には、Oリング11が嵌着されている。
ストライカ92は、例えば樹脂製の部材であり、後述するロック位置Xにおけるロックレバー6に係止される壁部920を有している。壁部920は、ストライカ92の左側端部に設けられ、上側に突出している。また、ストライカ92には、壁部920に隣接した位置で上側が切り欠いた凹部921が形成されている。なお、ストライカ92は、金属製であってもよい。
セクタギヤ5及びロックレバー6は、回転軸Oを中心として、リッド91の開方向への移動を規制するロック位置Xと、リッド91の開方向への移動を許容するアンロック位置Yとの間を回転する。トーションばね7は、セクタギヤ5をアンロック位置Yからロック位置Xの方向に弾性力を付与している。
図5(a)に示すように、車両用リッドロック装置100の閉状態では、セクタギヤ5がロック位置Xに位置し、環状部50の押圧部500はスイッチ13のボタン部130には係合しない。この際、スイッチ13は車体9内に設けられる図略のECUに対してオフ信号を送信する。
図5(b)に示すように、車両用リッドロック装置100の開状態では、セクタギヤ5がアンロック位置Yに位置し、環状部50の押圧部500がスイッチ13のボタン部130を押圧する。これにより、スイッチ13はオン信号を送信する。このように、スイッチ13のオンオフ信号に基づいて、リッド91の閉及び開状態を検知することが可能である。
なお、前述したストライカ92、ハウジング2、及びロックレバー6が、本発明における「車両用リッドロック機構」に相当する。
次に、車両用リッドロック装置100の動作について図6を参照して説明する。図6(a)〜(c)は、車両用リッドロック装置100のロック時における動作の過程を示す平面図であり、図6(a)は、車両用リッドロック装置100の開状態であり、図6(b)は、開状態から閉状態へ遷移する状態であり、図6(c)は、閉状態を示している。なお、図6では、ストライカ92を二点鎖線で示し、押圧部材16を破線で示している。
図6(a)に示すように、リッド91を閉じる際には、リッド91の閉動作に伴ってストライカ92が左側に向かってハウジング2のストライカ挿入部211内へ侵入する。この際、ロックレバー6は、押圧部材16の側面161に接触してアンロック位置Yに保持されている。
リッド91が更に押し込まれると、図6(b)に示すように、ストライカ92が更に左側へ移動して、ストライカ92の先端面92aが押圧部材16の端面160に接触し、押圧部材16が左側に移動すると共にコイルスプリング15が圧縮される。これにより、ロックレバー6が接触する対象は、押圧部材16の側面161からストライカ92の壁部920に変わるものの、ロックレバー6は引き続きアンロック位置Yに保持されたままになる。
この際、ストライカ92はストライカ挿入部211の底面211b(図2及び図4に示す)に摺動しながら移動する。つまり、ストライカ92がロックレバー6の回転軸Oからストライカ92の移動方向と垂直方向に沿って移動することを規制する規制部として形成されている。
図6(c)に示すように、ストライカ92が更に左側に移動した後に、ロックレバー6がトーションばね7の弾性力によって時計回り方向に回転し、ロックレバー6がストライカ92と係合して閉状態となる。より具体的には、ロックレバー6の延在部62の先端面62aと、ストライカ92の壁部920における壁面920aとが接触すると共に、ロックレバー6の延在部62の先端面62aの端部と、ストライカ92の凹部921における底面921aとが接触することにより、ロックレバー6がロック位置Xに保持される。換言すれば、ロックレバー6は、ロック位置において、延在部62における回転軸Oとは反対側の端部がストライカ92の壁部920における壁面920a及びストライカ92の凹部921における底面921aと接触することにより、ロックレバー6がロック位置Xに保持される。これにより、車両用リッドロック装置100のロックが完了する。
車両用リッドロック装置100のロック解除時は、基本的に図6において説明した動作の逆の動作になる。
図6(c)に示す閉状態において、運転者によってロック解除操作が行われると、モータ3が駆動することによりセクタギヤ5及びロックレバー6がロック位置Xからアンロック位置Yの方向に回転する。
図6(b)に示すように、ロックレバー6がアンロック位置Yに位置すると、コイルスプリング15の弾性力を受けて押圧部材16が右側に移動するので、ストライカ92も右側に移動する。これにより、リッド91が開方向に移動する。一方で、ロックレバー6は右側に移動してきた押圧部材16の側面161に接触するので、アンロック位置Yに位置する。その後、リッド91の開方向の移動に伴ってストライカ92がストライカ挿入部211から離脱する。これにより、車両用リッドロック装置100の閉状態が解除される。
次に、車両用リッドロック装置100のロックレバー6及びストライカ92の構成の詳細について図7を参照して説明する。
図7は、ロックレバー6及びストライカ92の構成を詳細に説明するための説明図である。図7では、ストライカ92を二点鎖線で示している。また、説明の便宜上、押圧部材16及びコイルスプリング15の図示は省略している。
図7に示すように、ロックレバーの回転軸Oは、リッド91の閉状態におけるストライカ92の壁部920よりも右側(リッド91側)に位置している。より具体的には、リッド91の閉状態においてロックレバーの回転軸Oは、ストライカ92の凹部921における底面921aとロックレバー6の延在部62における回転軸Oとは反対側の端部との接点よりも右側(リッド91側)に位置している。また、ロック位置Xにおけるロックレバー6の延在部62と接触するストライカ92の壁部920の壁面920aは、ロックレバー6の回転軸Oからロックレバー6の延在部62における先端面62aまでを半径Rとする仮想円Sの円弧に沿って形成されている。また、ストライカ92の壁部920における壁面920aの形状は、リッド91の閉鎖位置においてリッド91から遠ざかるほど上側に向かって、ストライカ92の延伸方向に対して傾斜した傾斜面として形成されていてもよい。
この構成により、ロックレバー6がロック位置Xからアンロック位置Y側に円滑に回転できる。つまり、ロック解除時において、ロックレバー6がストライカ92の壁部920に引っかかって、アンロック位置Y側に回転することが阻害されることがない。
ここで、ロックレバー6の延在部62とストライカ92の凹部921における底面921aとの接点をPとすると、接点Pと回転軸Oを通る法線Qと左右方向に沿って平行な平行線Tとのなす角度θは、少なくとも、0度より大きく90度より小さい(0°<θ<90°)。この構成により、ロックレバー6がストライカ92を係止して、ロックレバー6がロック位置Xで保持される。本実施の形態ではリッド91の閉状態において、ロックレバー6の延在部62の先端面62aの端部とストライカ92の凹部921における底面921aとの接点がPとなる。そして本実施の形態においてロックレバーの回転軸Oは、リッド91の閉状態における接点Pよりも右側(リッド91側)に位置することとなる。
また、回転軸Oからストライカ92の凹部921における底面921aまでの距離をLとすると、距離Lは、ロックレバー6の回転半径Rより小さい(R>L)。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態に係る車両用リッドロック装置100によれば、ロックレバー6をストライカ92に係止させることにより、ロックレバー6をロック位置Xに保持することができる。これにより、ロックレバー6を保持するための部品あるいは機構が不要となるので、小型化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、ロックレバー6がストライカ92の壁部に係止することで閉状態を保持することできるので、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置のようにロックレバー(フォーク)に溝を設ける必要がない。これにより、ロックレバーを小型化できるので装置全体の小型化を図ることが可能である。
本実施の形態によれば、ストライカ92に壁部920を設けて、この壁部920にロックレバー6の延在部62を係止させているので、ストライカ92と繰り返し接触することによりロックレバー6の破損を防止することができる。つまり、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置では、ロックレバー(フォーク)に溝を設け、この溝にストライカを係合させることで閉状態を保持するため、ロックレバーが溝を起点して破損する可能性がある。これに対し、本実施の形態では、ロックレバー6に溝を設ける必要はないので、ストライカ92との接触によるロックレバー6の破損を防ぐことが可能である。
本実施の形態によれば、ロックレバー6がストライカ92の壁部に係止することで閉状態を保持することができる。つまり、ロックレバー6とストライカ92とが互いに閉状態を保持するロック機構であるため、閉状態を保持するための別途の部品が不要である。一方、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置では、ロックレバー(フォーク)を閉状態で保持するためにロックレバー(フォーク)とストライカ以外の別途の部品で、ロックレバー(フォーク)の回転をロック位置で止めておく必要がある。よって、本実施の形態では部品点数を削減することができる。
また、上記実施の形態では、車両用リッドロックを対象としてロック機構を説明したものであるが、これに限定されるものではなく、本発明のロック機構を、車両に備えられた開口部を開閉する蓋を閉状態でロックする車両用ロック機構に用いることができる。車両に備えられた開口部を開閉する蓋として例えば、各種ドア、ボンネット、トランク、車室内のグローブボックス等の収納部の蓋などが挙げられる。なお、上記実施の形態で説明した、ハウジング2、ロックレバー6、及びストライカ92が、車両用ロック機構を構成する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
2…ハウジング
3…モータ
3a…出力軸
4…ウォームホイール
5…セクタギヤ
6…ロックレバー
9…車体
9a…開口部
12…ストッパ
13…スイッチ
14…解除レバー
15…コイルスプリング
16…押圧部材
21…ケース
22…カバー
31…ウォーム
50…環状部
50a…挿通孔
51…ギヤ部
61…軸部
62…延在部
91…リッド
90…ヒンジ
92…ストライカ
100…車両用リッドロック装置
210…ケース本体部
211…ストライカ挿入部
211a…ストライカ挿入口
211b…底面
920…壁部
920a…壁面
921…凹部
921a…底面

Claims (8)

  1. 車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック機構であって、
    前記車体に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングに対して回転可能に配置され、前記リッドの開方向への移動を規制するロック位置と、前記リッドの開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、
    前記リッドに設けられ、前記ロック位置における前記ロックレバーに係止される壁部が形成されたストライカと、を備える、
    車両用リッドロック機構。
  2. 前記ロックレバーの回転軸は、前記リッドの閉状態における前記ストライカの前記壁部よりもリッド側に位置している、
    請求項1に記載の車両用リッドロック機構。
  3. 前記ロックレバーは、前記ロックレバーの回転軸から前記回転軸と直交する方向に所定の距離だけ延在した延在部を有し、
    前記ロック位置において、前記ロックレバーの前記延在部における前記回転軸とは反対側の端部が前記ストライカの前記壁部に接触する、
    請求項1又は2に記載の車両用リッドロック機構。
  4. 前記ストライカは、前記リッドの裏面から延伸して突出して設けられており、
    前記ロック位置における前記ロックレバーの前記延在部と接触する前記ストライカの前記壁部の接触面は、前記リッドの閉鎖位置において前記リッドから遠ざかるほど上側に向かって、前記ストライカの延伸方向に対して傾斜した傾斜面である、
    請求項3に記載の車両用リッドロック機構。
  5. 前記ロック位置における前記ロックレバーの前記延在部と接触する前記ストライカの前記壁部の接触面は、前記ロックレバーの回転軸から前記ロックレバーの前記延在部における先端までを半径とする仮想円の円弧に沿って形成されている、
    請求項3に記載の車両用リッドロック機構。
  6. 前記ハウジングには、前記ストライカが前記ロックレバーの回転軸から前記ストライカの移動方向と垂直方向に沿って移動することを規制する規制部が設けられている、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両用リッドロック機構。
  7. 車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック装置であって、
    前記車体に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングに対して回転可能に配置され、前記リッドの開方向への移動を規制するロック位置と、前記リッドの開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、を備え、
    前記ロックレバーは、その回転軸に直交する方向に沿って所定の距離だけ延在した延在部を有し、
    前記ロック位置において、前記ロックレバーの前記延在部における前記回転軸とは反対側の端部が前記リッドのストライカに形成された壁部に接触する、
    車両用リッドロック装置。
  8. 車両の開口部を開閉する蓋を閉状態でロックする車両用ロック機構であって、
    前記車両に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングに対して回転可能に配置され、前記蓋の開方向への移動を規制するロック位置と、前記蓋の開方向への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、
    前記蓋に設けられ、前記ロック位置における前記ロックレバーに係止される壁部が形成されたストライカと、を備える、
    車両用ロック機構。
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