JP7074620B2 - 車両用リッドロック装置、車両用リッドロック機構、及び車両用ロック機構 - Google Patents

車両用リッドロック装置、車両用リッドロック機構、及び車両用ロック機構 Download PDF

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Description

本発明は、車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構に関する。
従来の技術として、車体の開口部に形成された開口を開閉するリッドをロックする車両用リッドロック装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の車両用リッドロック装置は、車両用のリッドを開く際におけるリッドに対する押込みを検知すると共にモータを駆動させることにより、電気的にリッドの閉状態を解除する。
この車両用リッドロック装置は、車体ストライカと係合することによりリッドを閉位置に保持するラッチ位置と、リッドを開放位置に変位させてストライカと非係合となるアンラッチ位置との間を変位可能なロックレバー(フォーク)と、ハウジングに揺動可能に配置されてロックレバーがラッチ位置からアンラッチ位置に変位することを規制するブロック位置と、ロックレバーがラッチ位置からアンラッチ位置へ変化することを許容するアンブロック位置との間で変位可能なポールと、リッドが閉位置よりもさらに押し込まれた押込位置において第1接続状態になるスイッチと、スイッチが第1接続状態になったことに起因して給電され、ポールをアンブロック位置に変位させるアクチュエータと、を備えている。
特許文献2に記載の車両用リッドロック装置は、リッドを閉じる際にストライカにより開放位置からロック位置にまで回動されると共に、ロック位置においてストライカを保持するロックレバー(フック)と、ロックレバーとを開放位置側に回動させるように付勢する付勢部材と、ロック位置にてロックレバーを開放位置側に回動しないよう係止する係止機構と、ロックレバーが開放位置にあるときにオンされる第1スイッチと、フックが押込位置にあるときにオンされる第2スイッチと、を備えている。
特開2016-223256号公報 特開2018-91109号公報
しかし、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置では、1つのスイッチでリッドの開位置、閉位置、及び押込位置の3つの状態を検知するために比較的高価なスイッチを用いる必要があり、コストが増大するという問題がある。
また、特許文献2に記載の車両用リッドロック装置のように、2つのスイッチで上記3つの状態を検知する構成を採用し、簡素な構成のスイッチを用いることでコストの増大を抑えることも考えられるが、この場合にはスイッチが2つ必要になるので装置が大型化するという問題がある。
そこで、本発明では、コストの低減を図りつつ装置の大型化を抑制することができる車両用リッドロック装置、車両用リッドロック機構、及び車両用ロック機構を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック装置であって、モータと、前記モータによって駆動され、前記リッドの閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、前記リッドの閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を変位するロック部材と、前記リッドが閉位置にあるとき、前記リッドを開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、前記ロック部材の変位によって第1及び第2信号状態が切り替わり、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記第1信号状態になり、前記ロック部材が前記アンロック位置にあるとき及び前記リッドが前記弾性部材の弾性力に抗して前記閉位置からさらに前記車体の内側に押し込まれたときに前記第2信号状態になるスイッチと、前記モータの非作動状態において前記スイッチが前記第1信号状態から前記第2信号状態に切り替わった場合に前記モータを所定時間にわたり作動させて前記ロック部材を前記アンロック位置に保持し、前記所定時間の経過後に前記スイッチが前記第2信号状態である場合に前記リッドが開状態であることを検知する制御部と、を備えている、車両用リッドロック装置を提供する。
また、本発明は上記課題を解決するために、車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック機構であって、モータと、前記モータによって駆動され、前記リッドの閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、前記リッドの閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を変位するロック部材と、前記リッドが閉位置にあるとき、前記リッドを開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、前記リッドに設けられ、前記リッドの前記閉位置からさらに押し込まれた押込位置において前記ロック位置の前記ロック部材と係合することにより、前記ロック部材を前記アンロック位置方向に変位させる係合部を有するストライカと、前記ロック部材の変位によって第1及び第2信号状態が切り替わり、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記第1信号状態になり、前記ロック部材が前記アンロック位置にあるとき及び前記リッドが前記弾性部材の弾性力に抗して前記押込位置まで押し込まれたときに前記ストライカの前記係合部と係合することにより前記ロック部材が前記アンロック位置側へ変位して前記第2信号状態になるスイッチと、前記モータの非作動状態において前記スイッチが前記第1信号状態から前記第2信号状態に切り替わった場合に前記モータを所定時間にわたり作動させて前記ロック部材を前記アンロック位置に保持し、前記所定時間の経過後に前記スイッチが前記第2信号状態である場合に前記リッドが開状態であることを検知する制御部と、を備えている、車両用リッドロック機構を提供する。
また、本発明は上記課題を解決するために、車両の開口部を開閉する蓋を閉状態でロックする車両用ロック機構であって、モータと、前記モータによって駆動され、前記蓋の閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、前記蓋の閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を変位するロック部材と、前記蓋が閉位置にあるとき、前記蓋を開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、前記蓋に設けられ、前記蓋の前記閉位置からさらに押し込まれた押込位置において前記ロック位置の前記ロック部材と係合することにより、前記ロック部材を前記アンロック位置方向に変位させる係合部を有するストライカと、前記ロック部材の変位によって第1及び第2信号状態が切り替わり、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記第1信号状態になり、前記ロック部材が前記アンロック位置にあるとき及び前記蓋が前記弾性部材の弾性力に抗して前記押込位置まで押し込まれたときに前記ストライカの前記係合部と係合することにより前記ロック部材が前記アンロック位置側へ変位して前記第2信号状態になるスイッチと、前記モータの非作動状態において前記スイッチが前記第1信号状態から前記第2信号状態に切り替わった場合に前記モータを所定時間にわたり作動させて前記ロック部材を前記アンロック位置に保持し、前記所定時間の経過後に前記スイッチが前記第2信号状態である場合に前記蓋が開状態であることを検知する制御部と、を備えている、車両用ロック機構を提供する。
本発明に係る車両用リッドロック機構、車両用リッドロック装置、及び車両用ロック機構によれば、コストの低減を図りつつ装置の大型化を抑制することができる。
図1は、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置が適用された車体に設けられた給電用の開口部及びその周辺部を示す斜視図である。 図2(a)は、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置が適用された車体において、リッドが閉位置にある状態を模式的に示した平面図であり、図2(b)は、リッドが開位置にある状態を模式的に示した平面図である。 図3(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の表面側の構成を示す斜視図である。 図4(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 図5は、車両用リッドロック装置の分解斜視図である。 図6(a)は、車両用リッドロック装置の閉状態における内部構造を示す平面図であり、図6(b)は開状態における内部構造を示す平面図である。 図7(a)~(c)は、リッド閉鎖時における車両用リッドロック装置のロック動作の過程を示す平面図である。 図8(a)~(c)は、リッド開放時における車両用リッドロック装置のロック解除動作の過程を示す平面図である。 図9は、制御部の処理内容の一例を示すフローチャートである。 図10は、制御部の処理内容の他の一例を示すフローチャートである。
(実施の形態の要約)
本実施の形態に係る車両用リッドロック装置は、モータと、モータによって駆動され、リッドの閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、リッドの閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を回転するロックレバーと、リッドが閉位置にあるとき、リッドを開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、ロックレバーの回転によって第1及び第2信号状態が切り替わり、ロックレバーがロック位置にあるときに第1信号状態になり、ロックレバーがアンロック位置にあるとき及びリッドが弾性部材の弾性力に抗して閉位置からさらに車体の内側に押し込まれたときに第2信号状態になるスイッチと、モータの非作動状態においてスイッチが第1信号状態から第2信号状態に切り替わった場合にモータを所定時間にわたり作動させてロックレバーをアンロック位置に保持し、所定時間の経過後にスイッチが第2信号状態である場合にリッドが開状態であることを検知する制御部と、を備えている。ここで本実施の形態は、本発明におけるロック部材をロック位置とアンロック位置との間で回転するロックレバーとしたものである。
この車両用リッドロック機構及び車両用リッドロック装置によれば、1つのスイッチの1つの信号状態でリッドの押し込み及びリッドの開状態を検知することができるので、コストの低減を図りつつ装置の大型化の抑制を図ることができる。
[実施の形態]
本実施の形態に係る車両用リッドロック装置の構成及び動作について図1乃至図9を参照して説明する。この車両用リッドロック装置は、例えば電気自動車の給電口を開閉するリッドを閉状態でロック又はアンロックする装置である。ただし、車両用リッドロック装置は、車体に設けられた開口部を開閉するリッドに対して用いられればよく、例えば給油口に用いられてもよい。
(車両用リッドロック装置の概要)
図1は、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置100が適用された車体9に設けられた給電用の開口部及びその周辺部を示す斜視図である。図1において、紙面右側が車体9の前側であり、紙面左側が車体9の後側であり、紙面手前側が車体9の右側であり、紙面奥側が車体9の左側である。以下の説明では、各図に示す前後方向、上下方向、左右方向は全て図1に対応させている。
図1に示すように、リッド91は車体9にヒンジ90を介して開閉可能に取り付けられ、車体9に形成された給電用の開口部9aを開閉する。開口部9aの奥側には、図略の給電コネクタが配置される配置口900が形成されている。車両用リッドロック装置100は、車体9の開口部9a内における一側面側に取り付けられている。リッド91の裏面(開口部9a側の面)には、車両用リッドロック装置100に係合するストライカ92が設けられている。ストライカ92は、リッド91の裏面から突出して設けられている。
図2(a)は、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置100が適用された車体9において、リッド91が閉位置Aにある状態を模式的に示した平面図であり、図2(b)は、リッドが開位置Bにある状態を模式的に示した平面図である。なお、図2(a)において、リッド91が閉位置Aよりもさらに車体9の左側に押し込まれた押込位置Cにおけるリッド91を二点鎖線で示している。
図2(a)に示すように、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置100は、車体9の開口部9a内における後方側に配置され、車両用リッドロック装置100には後述するモータ3を制御する制御部8が電気的に接続されている。
リッド91の閉位置Aにおいては、ストライカ92が車両用リッドロック装置100の後述するロックレバー6に係止されており、リッド91の開位置B側への移動が規制された閉状態となっている。
リッド91を開放する場合には、例えばユーザーがリッド91を車体9の左側へ押し込んで、リッド91が押込位置Cに移動することにより、車両用リッドロック装置100の閉状態が解除されるように制御部8が作動する。これにより、リッド91の開位置B側への移動が許容された開状態となる。このロック解除動作の詳細については後述する。
図2(b)に示すように、リッド91の開位置Bにおいては、ストライカ92と車両用リッドロック装置100とは係合しない非係合の状態である。
図3(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の表面側の構成を示す斜視図である。図4(a)及び(b)は、車両用リッドロック装置の裏面側の構成を示す斜視図である。なお、以下の説明において、車体9の開口部9a内において車両用リッドロック装置100が外部に露出する面を「表面」といい、開口部9a内において車両用リッドロック装置100が外部に露出しない面を「裏面」という。
図3及び図4に示すように、車両用リッドロック装置100は、車体9に固定されるハウジング2と、ハウジング2に対して回転可能に配置されたロックレバー6と、を備えている。なお、図3及び図4では、ロックレバー6がロック位置にある状態を示している。
ハウジング2は、表面側に位置するケース21と、裏面側に位置するカバー22とを有している。ケース21とカバー22とは、例えば超音波溶着等の溶着手段により互いに固定されている。ケース21及びカバー22は、例えば合成樹脂からなる部材である。
ケース21は、ケース本体部210と、リッド91が閉鎖される際にストライカ92が挿入されるストライカ挿入口211aが形成されたストライカ挿入部211と、を有している。ストライカ挿入部211は、略直方形状であり、ケース本体部210の表面から突出するように設けられている。ストライカ挿入口211aは、その開口部が略矩形状である。ストライカ挿入部211の上部は、その一部が開口しており、その開口部にロックレバー6が位置している。
カバー22は、板状のカバー本体部220と、車体9内に配置される制御部8と電気的に接続されるコネクタ部221と、を有している。カバー本体部220には、後述するモータ3等が故障した際に強制的にロックを解除するための解除レバー14が配置されている。
図5は、車両用リッドロック装置100の構成を示す分解斜視図である。図6(a)は、車両用リッドロック装置100の閉状態における内部構造を示す平面図であり、図6(b)は開状態における内部構造を示す平面図である。なお、図5では、ストライカ92をリッド91から取り外した状態で示している。
図5に示すように、車両用リッドロック装置100は、前述したケース21及びカバー22からなるハウジング2と、モータ3と、モータ3の出力軸3aに連結されるウォーム31と、ウォーム31に噛み合って回転するウォームホイール4と、ウォームホイール4の回転によって所定の角度範囲で回転するセクタギヤ5と、セクタギヤ5に相対回転不能に連結されるロックレバー6と、セクタギヤ5に一方向の弾性力を付与するトーションばね7と、セクタギヤ5及びロックレバー6の回転に伴って第1信号状態としてのオフ、及び第2信号状態としてのオンが切り替えられるスイッチ13と、スイッチ13とコネクタ部221を介して電気的に接続された前述の制御部8(図2に示す)と、を備えている。
ケース21には、モータ3を収容するモータ収容部210aと、ウォーム31及びウォームホイール4が収容されるホイール収容部210bと、モータ収容部210a及びホイール収容部210bの間に設けられる隔壁210cと、が形成されている。
カバー22には、解除レバー14が取り付けられる取付穴220aが形成されている。この取付穴220aを介して解除レバー14とセクタギヤ5とが一体回転するように連結されている。解除レバー14は、ネジ140によってロックレバー6に連結されている。
モータ3は、図略のターミナルが設けられたコネクタ部221を介して制御部8と電気的に接続されている。また、制御部8には、車室内に設けられた図略のオープンスイッチにも接続されており、例えば給電時にユーザーがオープンスイッチを操作すると、制御部8がモータ3への通電を開始して、アンロック動作を実行するように構成されている。
ウォームホイール4は、ウォーム31と噛み合う大径ギヤ部41と、大径ギヤ部41の軸方向端面側に位置し、セクタギヤ5と噛み合う小径ギヤ部42とを一体に有している。また、ウォームホイール4は、ケース21に設けられた軸状の支持部210dに回転可能に支持されている。ウォームホイール4は、大径ギヤ部41の周方向における端面がケース21内に収容されるストッパ12と接触することにより回転が規制される。
セクタギヤ5は、ロックレバー6が挿通される挿通孔50aが形成された環状部50と、環状部50の外周から突出して設けられてウォームホイール4の小径ギヤ部42と噛み合うギヤ部51と、を一体に有している。環状部50には、その外周の一部から突出した押圧部500が設けられている。押圧部500は、セクタギヤ5の回転に伴ってスイッチ13に設けられたボタン部130を押圧する。
ケース21におけるストライカ挿入部211内には、リッド91が閉鎖する際にストライカ92と接触する押圧部材16と、押圧部材16を外側(右側)に付勢するコイルスプリング15と、が収容されている。コイルスプリング15は、リッド91が閉位置Aにあるとき、押圧部材16を右側に押圧することにより、リッド91を開位置Bに向かって弾性力を付与する。コイルスプリング15は、本発明における「弾性部材」に相当する。
押圧部材16は、略直方形状の部材であり、ストライカ92と対向する端面160がストライカ92の端部と接触する接触面である。また、押圧部材16は、ストライカ挿入部211内を左右方向に沿って進退移動可能に配置され、コイルスプリング15の伸縮に伴って移動する。
トーションばね7は、その一端7bがセクタギヤ5の環状部50に形成されたバネ孔500aに連結され、その他端7aがケース21の内部に連結されている。
ロックレバー6は、前後方向に延びた軸部61と、軸部61における前側の端部であって回転軸Oから径方向の外側に向かって所定の距離だけ延在した延在部62と、を一体に有している。軸部61の外周には、Oリング11が嵌着されている。
ストライカ92は、例えば樹脂製の部材であり、後述するロック位置Xにおけるロックレバー6に係止される第1の壁部921と、リッド91の押込位置Cにおいてロックレバー6の延在部62と係合することによりロックレバー6をアンロック位置Y側に回転させる第2の壁部922と、を有している。第1の壁部921における壁面921aと第2の壁部922における壁面922aとは、上側が切り欠いた凹部920を介して左右方向に対向している。また、壁面921a,922aは、凹部920の深さ方向に向かうほど互いの距離が近づくように傾斜した傾斜面である。凹部920には、ロック位置Xにおけるロックレバー6の延在部62の先端部が位置する。なお、ストライカ92は、金属製であってもよい。
セクタギヤ5及びロックレバー6は、回転軸Oを中心として、リッド91の開方向への移動を規制するロック位置Xと、リッド91の開方向への移動を許容するアンロック位置Yとの間を回転する。トーションばね7は、セクタギヤ5をアンロック位置Yからロック位置Xの方向に弾性力を付与している。
制御部8は、CPU、メモリ、インターフェイス、ソフトウェア等を適宜組み合わせたコントロールユニットであり、例えば車両のミラーやシート等の制御を行う電子制御ユニット(ECU)に搭載されている。
また、制御部8は、スイッチ13の出力信号線に接続されており、スイッチ13の出力信号の信号状態に基づいてモータ3を制御する。より具体的には、制御部8は、モータ3の非作動状態においてスイッチ13がオフからオンに切り替わった場合にリッド91に対する押込みを検知する。そしてリッド91の押し込みを検知すると、制御部8はモータ3を所定時間にわたり作動させ、所定時間の経過後にスイッチ13がオンである場合にモータ3の駆動を停止して、リッド91が開状態であることを検知する。制御部8の処理内容の詳細については図9において後述する。
図6(a)に示すように、車両用リッドロック装置100の閉状態において、ロックレバー6はロック位置Xに位置し、セクタギヤ5における環状部50の押圧部500はスイッチ13のボタン部130には係合しないので、スイッチ13は制御部8に対してオフ信号を送信する。
図6(b)に示すように、車両用リッドロック装置100の開状態では、セクタギヤ5がアンロック位置Yに位置し、環状部50の押圧部500がスイッチ13のボタン部130を押圧する。これにより、スイッチ13は制御部8に対してオン信号を送信する。このように、スイッチ13は、ロックレバー6がロック位置Xにあるときにオフになり、ロックレバー6がアンロック位置Yにあるときにオンとなる。
なお、前述したストライカ92、ロックレバー6、スイッチ13、及び制御部8が、本発明における「車両用リッドロック機構」に相当する。
次に、リッド91の閉鎖時における車両用リッドロック装置100の動作について図7を参照して説明する。図7(a)~(c)は、リッド91の閉鎖時における車両用リッドロック装置100のロック動作の過程を示す平面図であり、図7(a)は、リッド91の開位置Bにおける開状態であり、図7(b)は、開状態から閉状態へ遷移する状態であり、図7(c)は、リッド91の閉位置Aにおける閉状態を示している。なお、図7では、ストライカ92を二点鎖線で示し、押圧部材16を破線で示している。
図7(a)に示すように、リッド91を閉じる際には、リッド91の閉動作に伴ってストライカ92が左側に向かってハウジング2のストライカ挿入部211内へ侵入する。この際、ロックレバー6は、押圧部材16の側面161に接触してアンロック位置Yに保持されている。
リッド91が更に閉位置A側へ移動すると、図7(b)に示すように、ストライカ92が更に左側へ移動して、ストライカ92の先端面92aが押圧部材16の端面160に接触し、押圧部材16が左側に移動すると共にコイルスプリング15が圧縮される。これにより、ロックレバー6が接触する対象は、押圧部材16の側面161からストライカ92の第1の壁部921に変わるものの、ロックレバー6は引き続きアンロック位置Yに保持されたままになる。
この際、ストライカ92はストライカ挿入部211の底面211b(図3及び図5に示す)に摺動しながら移動する。つまり、ストライカ92がロックレバー6の回転軸Oからストライカ92の移動方向と垂直方向に沿って移動することを規制する規制部として形成されている。
図7(c)に示すように、ストライカ92が更に左側に移動した後に、ロックレバー6がトーションばね7の弾性力によって時計回り方向に回転し、ロックレバー6がストライカ92と係合して閉状態となる。より具体的には、ロックレバー6の延在部62の先端面62aと、ストライカ92の第1の壁部921における壁面921aとが接触すると共に、ロックレバー6の延在部62の先端面62aの端部と、ストライカ92の凹部920における底面920aとが接触することにより、ロックレバー6がロック位置Xに保持される。換言すれば、ロックレバー6は、ロック位置Xにおいて、延在部62における回転軸Oとは反対側の端部がストライカ92の第1の壁部921における壁面921a及びストライカ92の凹部920における底面920aと接触することにより、ロックレバー6がロック位置Xに保持される。これにより、車両用リッドロック装置100のロックが完了する。
次に、リッド91の開放時における車両用リッドロック装置100の動作について図8を参照して説明する。図8(a)~(c)は、リッド91の開放時における車両用リッドロック装置100のロック解除動作の過程を示す平面図であり、図8(a)は、リッド91の閉位置Aにおける閉状態であり、図8(b)は、リッド91の押込位置Cにおける閉状態から開状態へ遷移する状態であり、図8(c)は、リッド91の開位置Bにおける開状態を示している。なお、図8では、ストライカ92を二点鎖線で示し、押圧部材16を破線で示している。
図8(a)に示すように、リッド91の閉位置Aにおいては、ロックレバー6及びセクタギヤ5はロック位置Xに位置し、セクタギヤ5の押圧部500はスイッチ13のボタン部130を押圧していないので、スイッチ13の信号状態はオフである。
図8(b)に示すように、リッド91がユーザーによって押し込まれると、リッド91が押込位置C側に移動すると共にストライカ92が左側(図8(b)に示す直線矢印方向)に移動する。この際、ストライカ92の第2の壁部922における壁面922aがロックレバー6の延在部62と接触して、ロックレバー6を反時計回り方向(図8(b)に示す円弧矢印方向)に回転する。そうすると、スイッチ13のボタン部130がセクタギヤ5の押圧部500に押圧されてスイッチ13の信号状態がオフからオンに切り替わる。つまり、スイッチ13は、リッド91がコイルスプリング15の弾性力に抗して閉位置Aからさらに車体9の内側(左側)に押し込まれたときにオンとなる。そうすると、制御部8がモータ3を予め定められた所定の時間だけ駆動して、図6に示すウォームホイール4が図6(b)における反時計回り方向の駆動力を受けてロックレバー6がアンロック位置Yに保持される。
ここで、所定の時間とは、例えばリッド91の押込位置Cに対応したストライカ92の位置からコイルスプリング15の弾性力によって右側に移動して、ストライカ92の第1の壁部921がアンロック位置Yにあるロックレバー6の延在部62の先端部よりも右側に位置するまでに所要する時間である。
そして、図8(c)に示すように、ストライカ92がコイルスプリング15の弾性力により右側へ移動して、リッド91が開位置Bまで移動する。また、コイルスプリング15の弾性力を受けて押圧部材16も右側に移動する。この際、所定の時間が経過して制御部8がモータ3の駆動を停止し、これに伴ってロックレバー6はトーションばね7の弾性力によって右側に移動してきた押圧部材16の側面161に接触するので、アンロック位置Yに位置する。これにより、リッド91の開動作が終了する。なお、セクタギヤ5及びロックレバー6がアンロック位置XYに位置しているので、スイッチ13の信号状態は再びオンとなる。
このように本実施の形態では、リッド91が押し込まれた際にモータ3を所定の時間だけ駆動させることにより、ロックレバー6をアンロック位置Yに保持して、ストライカ92が右側に移動する間にロックレバー6がトーションばね7の弾性力によってロック位置X側に戻ってロックレバー6の延在部62がストライカ92の第1の壁部91を係止することを防止している。これにより、リッド91の開動作が円滑に行われる。なお、リッド91を開放する手段としては、ユーザーがリッド91を押し込むだけでなく、例えば車室内に設けられたオープンスイッチを操作することによって、モータ3を作動させることにより、ロックを解除してもよい。
次に、制御部8の処理内容について図9に示すフローチャートを参照して説明する。
図9は、制御部8の処理内容を示すフローチャートである。なお、図9において、初期状態はリッド91が閉位置にある閉状態で、スイッチ13はオフの状態であるものとする。
図9に示すように、制御部8は、まずスイッチ13がオフか否かを判定する(ステップS10)。スイッチ13がオフの場合には(ステップS10:Yes)、アンロック操作の有無を判定し(ステップS11)、アンロック操作があった場合には(ステップS11:Yes)、モータ3を駆動する(ステップS12)。
ステップS10の処理において、スイッチ13がオンの場合には(ステップS10:No)、制御部8はモータ3を駆動する(ステップS12)。これにより、スイッチ13がオフからオンに切り替わった場合に制御部8がリッド91に対する押込みを検知し、モータ3を駆動することができる。
ステップS11の処理において、アンロック操作が無い場合には(ステップS11:No)、制御部8は再度ステップS10の処理を実行する。ここでアンロック操作とは、例えばユーザーが車室内に設けられたオープンスイッチを操作すること、あるいはリモコンキーに設けられたオープンスイッチを操作することをいう。
以上説明したステップS10及びステップS11の処理は、リッド91を開放する場合に、リッド91に対する押込みによってリッド91を開く場合と、車室内のオープンスイッチで遠隔からリッド91に対して開操作する場合の双方に対応できるようにするための処理である。
次に、制御部8は、所定の時間が経過したか否かを判定し(ステップS13)、所定の時間が経過した場合には(ステップS13:Yes)、スイッチ13がオンか否かを判定する(ステップS14)。一方、所定の時間が経過していない場合には(ステップS13:No)、再度ステップS13の処理を実行する。
ステップS14の処理において、スイッチ13がオンの場合には(ステップS14:Yes)、制御部8はモータ3の駆動を停止し(ステップS16)、リッド開アラートをオンにする(ステップS17)。ここで、「リッド開アラートをオンにする」とは、例えば、運転席の表示パネルにリッド91が開状態であることを知らせるためのランプを表示することをいう。
以上説明したように、ステップS10~ステップS14の処理において、モータ3の非作動状態においてスイッチ13がオフからオンに切り替わった場合に、モータ3を所定時間にわたり作動させてロックレバー6をアンロック位置Yに保持し、所定時間の経過後にスイッチ13がオンである場合にリッド91が開状態であることを検知して、モータ3の駆動を停止する。
これにより、ボタン式の簡素なスイッチを用いて、1つのスイッチと1つの信号状態(オン)でリッド91の押し込みと、リッド91の開状態を検知することが可能である。つまり、コストの低減を図りつつ装置の大型化を抑制することができる。
ステップS14の処理において、スイッチ13がオフの場合には(ステップS14:No)、制御部8は異常を検知して、例えば運転席の表示パネルに異常を知らせるマークを表示する処理を実行する(ステップS15)。
次に、制御部8は、スイッチ13がオフか否かを判定し(ステップS18)、スイッチ13がオンの場合には(ステップS13:No)、再度ステップS18の処理を実行する。一方、スイッチ13がオフの場合には、制御部8はリッド91が閉状態になったと判定して、リッド開アラートをオフにする(ステップS19)。これにより、図9に示すフローチャートの処理を終了する。
また図10に示すように、制御部8は、S23で所定の時間が経過した場合にS24としてモータを停止するステップを設け、その後でS26としてスイッチ13がオンか否かの判定するステップを設けることも可能である。この場合、モータ3を所定時間にわたり作動させてロックレバー6をアンロック位置Yに保持し、所定時間の経過後にモータ3の駆動を停止する。その後スイッチ13がオンである場合に、リッド91が開状態であることを検知する。
(実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態によれば、制御部8がモータ3の非作動状態においてスイッチ13がオフからオンに切り替わった場合に、モータ3を所定時間にわたり作動させてロックレバー6をアンロック位置Yに保持し、所定時間の経過後にスイッチ13がオンである場合にリッド91が開状態であることを検知する。これにより、1つのスイッチ13の1つの信号状態(オン)で、リッド91の押し込みと、リッド91の開状態の2つの状態を検知することが可能である。つまり、特許文献1に記載のスイッチのように第1接続状態及び第2接続状態に切り替えるための機構あるいは部品が不要であり、スイッチ自体も安価なものを用いることができる。すなわち、コストの低減を図りつつ、装置の大型化を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、ロックレバー6をストライカ92に係止させることにより、ロックレバー6をロック位置Xに保持することができる。これにより、ロックレバー6を保持するための部品あるいは機構が不要となるので、小型化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、ロックレバー6がストライカ92の第1の壁部921に係止することで閉状態を保持することできるので、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置のようにロックレバー(フォーク)に溝を設ける必要がない。これにより、ロックレバーを小型化できるので装置全体の小型化を図ることが可能である。
本実施の形態によれば、ストライカ92に第1の壁部921を設けて、この第1の壁部921にロックレバー6の延在部62を係止させているので、ストライカ92と繰り返し接触することによりロックレバー6の破損を防止することができる。つまり、特許文献1に記載の車両用リッドロック装置では、ロックレバー(フォーク)に溝を設け、この溝にストライカを係合させることで閉状態を保持するため、ロックレバーが溝を起点して破損する可能性がある。これに対し、本実施の形態では、ロックレバー6に溝を設ける必要はないので、ストライカ92との接触によるロックレバー6の破損を防ぐことが可能である。
本実施の形態によれば、リッド91が閉位置Aからさらに車体9の内側(左側)に押し込まれたときに、ストライカ92の第2の壁部922における壁面922aがロックレバー6の延在部62と接触して、ロックレバー6を反時計回り方向に回転する。そうすると、スイッチ13がセクタギヤ5に押圧されてスイッチ13の信号状態がオフからオンに切り替わる。これにより、1つのスイッチ13でリッド91が閉位置Aからさらに車体9の内側(左側)に押し込まれたことを検知することが可能となる。
なお、本実施の形態に係る車両用リッドロック装置100では、本発明のロック部材としてロック位置とアンロック位置との間を回転するロックレバー6を用いているが、ロック位置とアンロック位置との間で自身の長手方向に進退移動するロッドを用いることも可能である。
また、上記実施の形態では、車両用リッドロックを対象としてロック機構を説明したものであるが、これに限定されるものではなく、本発明のロック機構を、車両に備えられた開口部を開閉する蓋を閉状態でロックする車両用ロック機構に用いることができる。車両に備えられた開口部を開閉する蓋として例えば、各種ドア、ボンネット、トランク、車室内のグローブボックス等の収納部の蓋などが挙げられる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
2…ハウジング
3…モータ
3a…出力軸
4…ウォームホイール
5…セクタギヤ
6…ロックレバー
7…トーションばね
8…制御部
9…車体
9a…開口部
13…スイッチ
15…コイルスプリング
16…押圧部材
21…ケース
22…カバー
31…ウォーム
62…延在部
91…リッド
92…ストライカ
100…車両用リッドロック装置
921…第1の壁部
921a…壁面
922…第2の壁部
922a…壁面

Claims (3)

  1. 車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック装置であって、
    モータと、
    前記モータによって駆動され、前記リッドの閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、前記リッドの閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を変位するロック部材と、
    前記リッドが閉位置にあるとき、前記リッドを開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、
    前記ロック部材の変位によって第1及び第2信号状態が切り替わり、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記第1信号状態になり、前記ロック部材が前記アンロック位置にあるとき及び前記リッドが前記弾性部材の弾性力に抗して前記閉位置からさらに前記車体の内側に押し込まれたときに前記第2信号状態になるスイッチと、
    前記モータの非作動状態において前記スイッチが前記第1信号状態から前記第2信号状態に切り替わった場合に前記モータを所定時間にわたり作動させて前記ロック部材を前記アンロック位置に保持し、前記所定時間の経過後に前記スイッチが前記第2信号状態である場合に前記リッドが開状態であることを検知する制御部と、を備えている、
    車両用リッドロック装置。
  2. 車体の開口部を開閉するリッドを閉状態でロックする車両用リッドロック機構であって、
    モータと、
    前記モータによって駆動され、前記リッドの閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、前記リッドの閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を変位するロック部材と、
    前記リッドが閉位置にあるとき、前記リッドを開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、
    前記リッドに設けられ、前記リッドの前記閉位置からさらに押し込まれた押込位置において前記ロック位置の前記ロック部材と係合することにより、前記ロック部材を前記アンロック位置方向に変位させる係合部を有するストライカと、
    前記ロック部材の変位によって第1及び第2信号状態が切り替わり、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記第1信号状態になり、前記ロック部材が前記アンロック位置にあるとき及び前記リッドが前記弾性部材の弾性力に抗して前記押込位置まで押し込まれたときに前記ストライカの前記係合部と係合することにより前記ロック部材が前記アンロック位置側へ変位して前記第2信号状態になるスイッチと、
    前記モータの非作動状態において前記スイッチが前記第1信号状態から前記第2信号状態に切り替わった場合に前記モータを所定時間にわたり作動させて前記ロック部材を前記アンロック位置に保持し、前記所定時間の経過後に前記スイッチが前記第2信号状態である場合に前記リッドが開状態であることを検知する制御部と、を備えている、
    車両用リッドロック機構。
  3. 車両の開口部を開閉する蓋を閉状態でロックする車両用ロック機構であって、
    モータと、
    前記モータによって駆動され、前記蓋の閉位置から開位置への移動を規制するロック位置と、前記蓋の閉位置から開位置への移動を許容するアンロック位置との間を変位するロック部材と、
    前記蓋が閉位置にあるとき、前記蓋を開位置に向かって弾性力を付与する弾性部材と、
    前記蓋に設けられ、前記蓋の前記閉位置からさらに押し込まれた押込位置において前記ロック位置の前記ロック部材と係合することにより、前記ロック部材を前記アンロック位置方向に変位させる係合部を有するストライカと、
    前記ロック部材の変位によって第1及び第2信号状態が切り替わり、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記第1信号状態になり、前記ロック部材が前記アンロック位置にあるとき及び前記蓋が前記弾性部材の弾性力に抗して前記押込位置まで押し込まれたときに前記ストライカの前記係合部と係合することにより前記ロック部材が前記アンロック位置側へ変位して前記第2信号状態になるスイッチと、
    前記モータの非作動状態において前記スイッチが前記第1信号状態から前記第2信号状態に切り替わった場合に前記モータを所定時間にわたり作動させて前記ロック部材を前記アンロック位置に保持し、前記所定時間の経過後に前記スイッチが前記第2信号状態である場合に前記蓋が開状態であることを検知する制御部と、を備えている、
    車両用ロック機構。
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