JP2020037547A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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弘毅 山口
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一成 古賀
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寿 吉岡
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Tsutomu Sakaida
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Abstract

【課題】肌荒れを起こしにくい、生薬成分配合のより効果のある角栓除去剤を提供する。【解決手段】スイカズラエキスを含有することを特徴とする角栓除去剤である。毛包の内毛根鞘の形成に関与するGATA3の産生を抑制し、カテプシンVの酵素活性を促進することを特徴とし、角栓の形成抑制及び角栓を分解することで、毛穴に溜まった角栓を無くして毛穴の詰まりを解消し、さらに毛穴の目立ち改善、体毛の目立ちの改善などの作用を有する。本願発明は、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品等へ配合することが可能である。【選択図】なし

Description

本願発明は、スイカズラエキスを含有することを特徴とする角栓除去剤、GATA3産生抑制剤、カテプシンV活性促進剤、毛穴の目立ち改善剤及び体毛抑制剤に関する。
角栓の70%はタンパク質で構成されており(非特許文献1)、毛包の内毛根鞘に由来するタンパク質であることが知られている(非特許文献2)。
一方、依然として角栓は毛穴の詰まりや目立ちの原因の一つと考えられており、角栓を目立たなくさせる角栓ケアの様々な施術が考案されている。例えば、角栓を物理的、化学的に取り除くなどの施術が提案されており、粘着シートなどにより角栓を張り付けて除去する方法、洗顔により洗い流す方法、界面活性剤などを含む除去剤を用いる方法などが提案されているが(特許文献1−3)、これらの方法は肌荒れを起こす懸念や改善効率が低いなどの問題が指摘されている。
スイカズラ(Lonicera Japonica)は、スイカズラ科の植物でキンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)とも呼ばれ、野山に自生する蔓性の植物である。薬理作用として抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用、収斂作用および利尿作用などが知られている。また、皮膚に関してはメラノソーム分解促進作用が知られている(特許文献4)。
特開平7−330575 特開2003−342162 特開2009−143878 特開2018−076302
水越興冶ら、J.Soc.Cosmet.Chem.JPN. 41, 262−268(2007) 山口弘毅、日皮協ジャーナル 第73号 105−110(2015)
かかる状況に鑑み、本願発明の課題は、角栓形成に関与するGATA3の産生抑制作用及び角栓分解に関与するカテプシンV活性促進作用を有する1種類の生薬成分を配合した角栓除去剤、GATA3産生抑制剤、カテプシンV活性促進剤、毛穴の目立ち改善剤及び体毛抑制剤を提供することにある。
本願発明者らは、GATA3産生抑制作用とカテプシンV活性促進作用を併せ持つ有効成分の探索を行った結果、スイカズラエキスに当該作用を有することを見出した。また、この成分を配合した製剤に角栓除去作用、毛穴の目立ち改善作用及び体毛抑制作用を見出し、本願発明を完成するに至った。
本願発明に用いるスイカズラエキスにおいて使用される部位は特に限定されないが、好適には花である。
本願発明に用いるスイカズラエキスは、そのまま用いても良く、必要に応じて、抽出、濃縮、希釈、濾過等の処理及び活性炭等による脱色、脱臭処理をして用いても良い。抽出する溶媒としては、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール又はその混合液でも良く、抽出温度は、室温でも加熱しても良い。
本願発明の角栓除去剤とは、角栓形成に関与する毛包の内毛根鞘の形成を抑制することで角栓形成を抑制する作用と、角栓を分解する作用を併せ持ち、顔面部を含む全身の全て又は一部の毛穴における角栓の詰まりや目立ちを解消することを特徴とする。このような効果は、角栓の指標である毛穴中のポルフィリン蛍光量の変化を観察することで評価することができ、ポルフィリン蛍光量が減少、又は消失した場合が、角栓が除去された状態とする。
本願発明の外用剤又は内用剤への配合は、上記抽出物をそのまま使用しても良く、抽出物の効果を損なわない範囲内で、化粧品、医薬部外品、医薬品又は食品等に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、金属石鹸、PH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、粉体、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、美白剤、キレート剤、賦形剤、皮膜剤、甘味料、酸味料等の成分を配合することもできる。
本願発明の剤型としては、例えば、化粧水、クリーム、マッサージクリーム、乳液、ゲル剤、エアゾール剤、パック、洗浄剤、浴用剤、ファンデーション、打粉、口紅、軟膏、パップ剤、ペースト剤、プラスター剤、エッセンス、散剤、丸剤、錠剤、注射剤、坐剤、乳剤、カプセル剤、顆粒剤、液剤(チンキ剤、流エキス剤、酒精剤、懸濁剤、リモナーデ剤等を含む)、錠菓、飲料等が挙げられる。
本願発明で用いるスイカズラエキスを、溶液の状態で用いる場合の含有量は特に限定されないが、角栓除去剤、GATA3産生抑制剤、カテプシンV活性促進剤、毛穴の目立ち改善剤及び体毛抑制剤に対し、固形物に換算して0.001重量%以上、好ましくは0.001〜5重量%が良い。0.001重量%未満であると本願発明の効果が十分に発揮されにくい場合がある。添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
本願発明のスイカズラエキスは、優れたGATA3産生抑制効果とカテプシンV活性促進効果、角栓の除去効果、毛穴の目立ち改善効果や体毛抑制効果が期待でき、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品等への応用が可能である。
本願発明におけるGATA3遺伝子とは、細胞の核内に存在する転写因子をコードする遺伝子であり、免疫細胞であるT細胞、血管内皮細胞、毛包の内毛根鞘細胞などの細胞分化に関与することが報告されており、この遺伝子の欠損、遺伝子産物の機能不全は上記細胞への分化能が損なわれる。例えば、花粉症などで見られるアレルギー症状に関与するヘルパーT細胞の一種であるTh2細胞の分化にはGATA3が必要である(W.Zheng & R.A.Flavell Cell 89,587−596(1997))。以上のことから、花粉症などに代表されるアレルギー症状などへの治療へも応用することが可能なため、GATA3は産業的にも注目されている。
本願発明におけるカテプシンVとは、システインプロテアーゼに属するタンパク質分解酵素である。皮膚表皮細胞、毛包中の内毛根鞘などで産生しており、角質の落屑に関与する酵素として同定されたことから、角質細胞間の接着分子を切断する作用があると考えられている(D.Bernard,et al. J.Invest.Dermatol.120, 592−600(2003)及びPatrick L.J.M.Zeeuwen,et al. J.Invest.Dermatol.127,592−600(2007))。また、細胞内のリソソーム中にも局在し、タンパク質分解に関与していることが示されている(Y.Miwa,et al. FEBS Lett.586,3601−3607(2012))。皮膚色とカテプシンVとの関連性についての指摘がされており、美白化粧品などへの応用が期待されている(N.Chen,et al.J.Invest.Dermatol.126,2345−2347(2006))。さらに、血管新生抑制作用を持つエンドスタチンやアンジオスタチンの生成に関与することから(S.Noda,et al. Reumatology 52, 790−799(2013))、血管新生が関与するがん、眼内血管新生病、関節リウマチ、強皮症などの疾患に対する治療への応用が期待されており、カテプシンVは産業的にも注目されている。
本願発明のスイカズラエキスは、優れた角栓除去作用、GATA3産生抑制作用、カテプシンV活性促進作用及び体毛抑制作用を有しており、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品の分野において利用できるものである。
次に本願発明を詳細に説明するため、実施例として実験例及び処方例を挙げるが、本願発明はこれに限定されるものではない。実施例に示す含有量は、重量%である。実施例に用いたスイカズラエキスは、それぞれスイカズラエキスFB(花から抽出、一丸ファルコス株式会社製)、スイカズラエキスSB(葉・茎から抽出、一丸ファルコス株式会社製)を用いた。
以下、本願発明を効果的に説明するために、実験例を挙げる。なお、本願発明はこれにより限定されるものではない。
実験例1 上皮系細胞におけるGATA3の産生抑制試験
上皮系細胞である角化細胞におけるGATA3の産生抑制効果を下記の条件にて測定した。
ヒト正常ケラチノサイト(以下、HNKと省略)を使用した。培養液としてHumedia KG2(クラボウ)を用い、1週間に3回の割合にて培地交換を行った。セミコンフルエントのHNKに候補素材を添加して1日後に、RNAiso+(タカラバイオ)を用いてRNAを単離した。このRNAに対して、High Capacity RNA to cDNA Kit(ThermoFisher Scientific)を用いて逆転写反応によるcDNA合成を行った後に、SYBR Select Master Mix(ThermoFisher Scientific)を用いてPCR反応を実施し、GATA3の発現量を測定した。PCRプライマーは、以下に示したものを用いた。95℃、2分の初期変性を行った後、PCR反応として95℃、15秒、60℃、60秒を1サイクルとして40サイクル行った。その他の操作は、定められた方法に従い、各遺伝子発現量を内部標準である18S rRNAの発現量に対する割合として求め、コントロール群に対する遺伝子発現比率を算出した。
GATA3用のプライマーセット
Forward CACAATATTAACAGACCCCTGACTATGA(配列番号1)
Reverse CCGGGTTAAACGAGCTGTTCT(配列番号2)
18S rRNA用のプライマーセット
Forward GTAACCCGTTGAACCCCATT(配列番号3)
Reverse CCATCCAATCGGTAGTAGCG(配列番号4)
試験結果を表1に示した。GATA3の発現量は、スイカズラエキスFBを10μg/ml及び100μg/mlの濃度で添加することにより、コントロール(未添加)と比べてそれぞれ74.5、73.7%に減少したことから、スイカズラエキスFBにはGATA3の産生を抑制させる作用があることが示された。
*(平均値±SE)
実験例2 カテプシンV活性測定
カテプシンVの酵素活性の促進効果を下記の条件にて測定した。
カテプシンVの酵素反応は、25ngヒト組み換えカテプシンVタンパク質(R&D)、基質として9μM(最終濃度)Z−Leu−Arg−7−Amino,4−Methyl Coumarin(R&D)及び1μg/ml(最終濃度)のスイカズラエキスなどの試料を含む110μlの反応緩衝液(25mM Sodium Acetate、0.1M NaCl、5mM Dithiothreitol、pH5.5)中、37℃の条件で行った。蛍光プレートリーダーSpectraMax i3x(Molecular Device)にて酵素反応中における反応生成物(7−Amino,4−Methyl Coumarin)量を測定した。
試験結果を表2に示した。未添加条件に対して、スイカズラエキスFB及びスイカズラエキスSB添加条件において、カテプシンVの酵素活性の促進が示された。
*試料未添加条件に対する割合
処方例1 化粧水
処方 含有量(%)
1.スイカズラエキスFB 0.5
2.1,3−ブチレングリコール 8.0
3.グリセリン 2.0
4.キサンタンガム 0.02
5.クエン酸 0.01
6.クエン酸ナトリウム 0.1
7.エタノール 5.0
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
10.香料 適量
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜6及び11と、成分7〜10をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
比較例1 従来の化粧水
処方例1において、スイカズラエキスFBを精製水に置き換えたものを従来の化粧水とした。
処方例2 乳液
処方 含有量(%)
1.スイカズラエキスFB 0.5
2.スクワラン 5.0
3.オリーブ油 5.0
4.ホホバ油 5.0
5.セタノール 1.5
6.モノステアリン酸グリセリン 2.0
7.ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 3.0
8.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 2.0
9.香料 0.1
10.プロピレングリコール 1.0
11.グリセリン 2.0
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
13.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜8を加熱溶解して混合し、70℃に保ち油相とする。成分10〜13を加熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加えて乳化して、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分9を加え、更に30℃まで冷却して成分1を加え、製品とする。
比較例2 従来の乳液
処方例2において、スイカズラエキスFBを精製水に置き換えたものを従来の乳液とした。
処方例3 クリーム
成分 含有量(%)
1.スイカズラエキスFB 0.1
2.イソステアリン酸ポリグリセリル−10 1.3
3.ミリスチン酸ポリグルセリル−10 1.3
4.グリセリン 4.5
5.ジメチコン 10.0
6.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 10.0
7.EDTA−2Na 0.05
8.カルボキシビニルポリマー 0.3
9.1,3−ブチレングリコール 10.0
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
11.AMPD 0.15
12.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜6を加熱して混合し、70℃に保ち油相とする。成分7〜12を加熱溶解して混合し、70℃に保ち水相とする。油相に水相を加え乳化し、かき混ぜながら冷却し、45℃で成分1を加え、更に30℃まで冷却して製品とする。
比較例3 従来のクリーム
処方例3において、スイカズラエキスFBを精製水に置き換えたものを従来のクリームとした。
処方例4 ゲル剤

成分 含有量(%)
1.スイカズラエキスSB 5.0
2.エタノール 5.0
3.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1
5.香料 適量
6.1,3−ブチレングリコール 5.0
7.グリセリン 5.0
8.キサンタンガム 0.1
9.カルボキシビニルポリマー 0.2
10.水酸化カリウム 0.2
11.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分2〜5と、成分1及び6〜11をそれぞれ均一に溶解し、両者を混合して製品とする。
処方例5 浴用剤
成分 含有量(%)
1.スイカズラエキスFBの凍結乾燥物 1.0
2.炭酸水素ナトリウム 50.0
3.黄色202号(1) 適量
4.香料 適量
5.硫酸ナトリウムにて全量を100とする
[製造方法]成分1〜5を均一に混合し製品とする。
処方例6 錠剤
成分 含有量(%)
1.スイカズラエキスFB 5.0
2.乾燥コーンスターチ 25.0
3.カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
4.微結晶セルロース 40.0
5.ポリビニルピロリドン 7.0
6.タルク 3.0
[製造方法]成分1〜4を混合し、次いで成分5の水溶液を結合剤として加えて顆粒成型する。成型した顆粒に成分6を加えて打錠する。1錠0.52gとする。
処方例7 錠菓
成分 含有量(%)
1.スイカズラエキスSB 2.0
2.乾燥コーンスターチ 49.8
3.エリスリトール 40.0
4.クエン酸 5.0
5.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
6.香料 0.1
7.精製水 0.1
[製造方法]成分1〜4及び7を混合し、顆粒成型する。成型した顆粒に成分5及び6を加えて打錠する。1粒1.0gとする。
実験例3 連用試験
スイカズラエキスFBを配合したクリームの処方例3及び比較例3を用いて、20代〜40代の女性被験者17名を対象に1ヵ月間の連用試験を行った。被験者には有効成分の有無を告知しないブラインドテストとし、被験者の一方の半顔に有効成分を含む処方例3を、他方の半顔に比較例3を連用させるハーフサイドテストとして、1日2回、朝、晩、1ヶ月間連用させ、連用前、連用1ヶ月後に頬部における角栓形成の指標であるポルフィリン量の解析、レプリカによる毛穴形状解析を行った。
角栓の指標であるポルフィリン量は、美容スコープCharm View(モリテックス)を用いて頬部の紫外線画像を取得し、画像をガウスフィルターにて平滑化後、二値化を行い、白画素として検出される蛍光部位を定量することで得た。その結果、有効成分を含まない比較例3よりも有効成分であるスイカズラエキスを含む処方例3の方がポルフィリン量の減少が大きかったことから、スイカズラエキスによる角栓除去作用が示された(表3)。
レプリカ剤SILFLO(FLEXICO)を用いて頬部のレプリカを採取した。採取したレプリカは実体顕微鏡下、光源入射角を30度の下、撮影した。得られた画像に対し、気泡等によるノイズの軽減処理を加え、二値化により得られた毛孔について、最大毛穴平均深さを計測し、使用前に対する比率として算出した。その結果、比較例3では最大毛穴平均深さは増加したが、有効成分であるスイカズラエキスを含む処方例3では減少したことから、スイカズラエキスによる毛穴の目立ち改善作用が示された(表4)。
本願発明は、スイカズラエキスの使用により、GATA3の産生を抑制することで、角栓形成に関与する毛包の内毛根鞘形成を抑制し、カテプシンVの酵素活性を促進することで、角栓分解を促進し毛穴の詰まりを解消して毛穴の目立ちを改善することができる、角栓除去剤、GATA3産生抑制剤、カテプシンV活性促進剤及び体毛抑制剤を提供できる。

Claims (5)

  1. スイカズラエキスを含有することを特徴とする角栓除去剤。
  2. スイカズラエキスを含有することを特徴とするGATA3産生抑制剤。
  3. スイカズラエキスを含有することを特徴とするカテプシンV活性化剤。
  4. スイカズラエキスを含有することを特徴とする毛穴の目立ち改善剤。
  5. スイカズラエキスを含有することを特徴とする体毛抑制剤。



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