JP2020037323A - 四輪駆動車の制御装置 - Google Patents

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Atsushi Kawamata
淳 川俣
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【課題】発進性を向上させることができる四輪駆動車の制御装置を提供すること。【解決手段】四輪駆動車の制御装置は、駆動源1のトルクが常時伝達される前輪11L,11Rと、必要時に駆動源1のトルクが伝達される後輪31L,31Rと、駆動源1と後輪31L,31Rとの動力伝達経路に設けられ、後輪31L,31Rへのトルク配分量を可変とするカップリング24と、前輪11L,11Rを制動する前輪ブレーキ13L,13Rと、後輪31L,31Rを制動する後輪ブレーキ33L,33Rと、カップリング24、前輪ブレーキ13L,13Rおよび後輪ブレーキ33L,33Rを制御する制御部40とを備え、制御部40が、ブレーキ操作がなされて前輪ブレーキ13L,13Rおよび後輪ブレーキ33L,33Rが作動される車両の停止時において、停止直前にカップリング24を完全係合状態とし、前輪ブレーキ13L,13Rのみを非作動とする。【選択図】図1

Description

本発明は、四輪駆動車の制御装置に関する。
駆動源のトルクが常時伝達される前輪と、車両の状態に応じて必要時に駆動源のトルクが伝達される後輪と、駆動源と後輪との動力伝達経路に設けられ、後輪へのトルク配分量を可変とするカップリングと、を備えた四輪駆動車が知られている。例えば特許文献1には、車両の発進時に、後輪へのトルク配分量を通常よりも大きくするようにカップリングを制御することが開示されている。
特開2004−090702号公報
ところで、車両の発進時にカップリングを係合状態としても、後輪の動力伝達経路にはガタが存在するため、このガタが詰まるまでは後輪にトルクが伝達されない。従って、従来の四輪駆動車では、発進直後は四輪駆動状態とすることができず、発進性を向上させるうえで改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、発進性を向上させることができる四輪駆動車の制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る四輪駆動車の制御装置は、駆動源のトルクが常時伝達される前輪と、車両の状態に応じて必要時に前記駆動源のトルクが伝達される後輪と、前記駆動源と前記後輪との動力伝達経路に設けられ、前記後輪へのトルク配分量を可変とするカップリングと、前記前輪を制動する前輪ブレーキと、前記後輪を制動する後輪ブレーキと、前記カップリング、前記前輪ブレーキおよび前記後輪ブレーキを制御する制御部と、を備える四輪駆動車の制御装置であって、前記制御部は、運転者によるブレーキ操作がなされて前記前輪ブレーキおよび前記後輪ブレーキが作動される車両の停止時において、停止直前に前記カップリングを完全係合状態とし、かつ前記前輪ブレーキのみを非作動とすることを特徴とする。
これにより、本発明に係る四輪駆動車の制御装置は、車両の停止直前にカップリングを完全係合状態とし、かつ前輪ブレーキのみを非作動とすることにより、後輪の動力伝達経路のガタ詰めを行うことができる。
本発明に係る四輪駆動車の制御装置によれば、車両の停止時に後輪の動力伝達経路のガタ詰めを行うことができるため、発進直後に四輪駆動状態とすることができ、発進性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る四輪駆動車の制御装置の構成を模式的に示すスケルトン図である。 図2は、本発明の実施形態に係る四輪駆動車の制御装置による制御方法の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る四輪駆動車の制御装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置は、例えばエンジンからなる駆動源1と、変速機2と、左右の前輪11L,11Rと、左右の車軸12L,12Rと、左右の前輪ブレーキ13L,13Rと、フロントデフ(フロントディファレンシャルギヤ)14と、トランスファ15と、プロペラシャフト21と、カップリング24と、左右の後輪31L,31Rと、左右の車軸32L,32Rと、左右の後輪ブレーキ33L,33Rと、リアデフ(リアディファレンシャルギヤ)34と、制御部40と、を備えている。なお、図示は省略したが、駆動源1と変速機2との間には、流体伝動装置であるトルクコンバータが設けられている。
前輪11L,11Rは、駆動輪であり、駆動源1のトルクが常時伝達される。前輪11L,11Rは、車軸12L,12Rを介してフロントデフ14と接続されている。車軸12L,12Rには、前輪ブレーキ13L,13Rが設けられている。フロントデフ14は、前輪11L,11Rに適宜差回転を与えつつ駆動力を伝達する。トランスファ15は、後輪31L,31R側に駆動力を伝達するためのリングギヤ16を備えている。
プロペラシャフト21は、トランスファ15からの駆動力を後輪31L,31R側に伝達する動力伝達経路として機能する。プロペラシャフト21の一端側には、リングギヤ16と噛み合うドリブンピニオン22が接続されている。また、プロペラシャフト21の他端側には、リングギヤ36と噛み合うドライブピニオン23が接続されている。
カップリング24は、駆動源1と後輪31L,31Rとの動力伝達経路であるプロペラシャフト21に設けられており、後輪31L,31Rへのトルク配分量を可変とする。カップリング24は、プロペラシャフト21に連結されている一方の回転要素24aと、後輪31L,31R側の他方の回転要素24bとの間でトルク伝達を行う。
カップリング24は、例えば湿式多板クラッチで構成される電子制御カップリングであり、カップリング24の伝達トルクを制御することにより、前後輪のトルク配分を100:0〜50:50の間で連続的に変更することができる。具体的には、カップリング24の伝達トルクを制御する図示しない電磁ソレノイドに電流が供給されると、その電流値に比例した係合力でカップリング24が係合される。
例えば、電磁ソレノイドの電流が供給されない場合には、カップリング24の係合力が0、すなわち伝達トルクが0となり、前後輪のトルク配分が100:0となる。また、電磁ソレノイドの電流が高くなり、カップリング24が完全係合されると、前後輪のトルク配分が50:50となる。このように、電磁ソレノイドに供給される電流値が高くなるに従って後輪側に伝達されるトルク配分が高くなり、この電流値を制御することにより、前後輪のトルク配分を連続的に変化させることができる。
後輪31L,31Rは、従動輪であり、車両の状態に応じて必要時に駆動源1のトルクが伝達される。後輪31L,31Rは、車軸32L,32Rを介してリアデフ34と接続されている。車軸32L,32Rには、後輪ブレーキ33L,33Rが設けられている。リアデフ34は、後輪31L,31Rに適宜差回転を与えつつ駆動力を伝達する。
制御部40は、カップリング24、前輪ブレーキ13L,13Rおよび後輪ブレーキ33L,33Rを制御する電子制御装置(ECU)である。制御部40は、例えばCPUと、各種プログラム等のデータが格納された記憶部と、各種の演算を行う演算部と、を備えている。
制御部40は、例えば車両の定常走行時はカップリング24を非係合状態とし、二輪駆動走行を行う。なお、この場合、後輪31L,31Rへはトルクは伝達されない。また、制御部40は、発進時や登坂時等のトルクが必要な場合はカップリング24を係合状態とし、四輪駆動走行を行う。
ここで、従来の四輪駆動車の制御装置では、車両の発進時にカップリングを係合状態としても、動力伝達経路のガタが詰まるまでは後輪にトルクが伝達されず、発進直後は四輪駆動状態とすることができないという問題があった。
そこで、本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置における制御部40は、運転者によるブレーキ操作がなされて前輪ブレーキ13L,13Rおよび後輪ブレーキ33L,33Rが作動される車両の停止時において、停止直前にカップリング24を完全係合状態(直結状態)とし、かつ後輪ブレーキ33L,33Rを作動させたまま、前輪ブレーキ13L,13Rのみを非作動とする。
制御部40は、運転者によるブレーキ操作がなされた場合、車両が停止する直前までは前輪ブレーキ13L,13Rおよび後輪ブレーキ33L,33Rの両方を作動させる。そして、車両が停止する直前に、カップリング24を完全係合状態とし、かつ前輪ブレーキ13L,13Rのみを非作動とする。なおその際、制御部40は、車両が停止する直前までの状態(前輪ブレーキ13L,13Rおよび後輪ブレーキ33L,33Rの両方が作動していた状態)から制動力が変化しないように、後輪ブレーキ33L,33Rを制御することが好ましい。
以下、本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置による制御方法について、図2を参照しながら説明する。まず、車両が定常走行をしている場合(ステップS1)において、制御部40は、運転者によるブレーキ操作があるか否かを判定する(ステップS2)。なお、ブレーキ操作の有無は、図示しないブレーキセンサの検出結果に基づいて判定する。
ステップS2において、運転者によるブレーキ操作があると判定した場合(ステップS2でYes)、制御部40は、車両の停止直前にカップリング24を係合(完全係合)し、前輪ブレーキ13L,13RをOFFとし(ステップS3)、車両を停止する(ステップS4)。なお、ステップS2において、運転者によるブレーキ操作がないと判定した場合(ステップS2でNo)、ステップS2の判定に戻る。
以上のような制御を行う本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置によれば、車両の停止直前にカップリング24を完全係合状態とし、かつ前輪ブレーキ13L,13Rのみを非作動とすることにより、後輪31L,31Rの動力伝達経路のガタ詰めを行うことができる。従って、本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置によれば、発進直後に四輪駆動状態とすることができ、発進性および悪路走行性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置によれば、発進直後からリア側の車軸32L,32Rのトルクが立ち上がるため、例えば発進直後にフロント側の車軸のトルクのみが立ち上がる従来の四輪駆動車の制御装置と比較して、フロント側の車軸12L,12Rのトルク分担率を下げることができる。従って、トルク発生時にフロント側の車軸12L,12Rに蓄積されるダメージを減らし、フロント側の車軸12L,12Rを保護することができる。
また、本実施形態に係る四輪駆動車の制御装置によれば、トルク発生時にフロント側の車軸12L,12Rに蓄積されるダメージを減らすことができるため、例えばフロント側の車軸12L,12Rのサイズを小さく(細く)することができ、重量およびコストを削減することができる。
以上、本発明に係る四輪駆動車の制御装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 駆動源
2 変速機
11L,11R 前輪
12L,12R 車軸
13L,13R 前輪ブレーキ
14 フロントデフ
15 トランスファ
16 リングギヤ
21 プロペラシャフト
22 ドリブンピニオン
23 ドライブピニオン
24 カップリング
24a,24b 回転要素
31L,31R 後輪
32L,32R 車軸
33L,33R 後輪ブレーキ
34 リアデフ
36 リングギヤ
40 制御部

Claims (1)

  1. 駆動源のトルクが常時伝達される前輪と、車両の状態に応じて必要時に前記駆動源のトルクが伝達される後輪と、前記駆動源と前記後輪との動力伝達経路に設けられ、前記後輪へのトルク配分量を可変とするカップリングと、前記前輪を制動する前輪ブレーキと、前記後輪を制動する後輪ブレーキと、前記カップリング、前記前輪ブレーキおよび前記後輪ブレーキを制御する制御部と、を備える四輪駆動車の制御装置であって、
    前記制御部は、運転者によるブレーキ操作がなされて前記前輪ブレーキおよび前記後輪ブレーキが作動される車両の停止時において、停止直前に前記カップリングを完全係合状態とし、かつ前記前輪ブレーキのみを非作動とすることを特徴とする四輪駆動車の制御装置。
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