JP2020036554A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
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蓋部材は、ボディの側面に形成された複数の雌ねじ孔にねじを螺合することによって、ボディに固定されている。
特許文献1の魚釣用スピニングリールは、軽量化を図るために、アルミニウム合金やマグネシウム合金、あるいは合成樹脂材等で形成されている。
リール本体のボディは、スペース的に限られた内部空間に前記した巻取駆動装置等を収容するため、寸法的な制約が障壁となっており、効果的な軽量化が実現できていないのが現状である。
肉抜き部は、支持部の立上り部を肉抜きするものであり、立上り部に連続する軸受け部を肉抜きするものではない。したがって、軸受け部における軸部材の支持に支障を来すことがなく、支持部の強度維持及び効果的な軽量化を実現できる。また、軽量化のために、スペース的に限られたボディの内部のレイアウト変更等を必要としないので、既存のボディや大きさの異なるボディに対しても差し支えなく適用することができ、汎用性が高い。
このように構成することで、側壁の外面側から肉抜き部を容易に形成できる。
このように構成することによって、肉抜き部の開口部がボディの側方に露出することを防止できる。これによって、リール本体の美的外観が損なわれない。
このように構成することで、立上り部の側面から肉抜き部を容易に形成できる。また、肉抜き部のスペースを利用して、ボディ内部に配置される部品の干渉を避けるように構成することも可能である。このことはボディの小型化に寄与する。
このように構成することで、支持部の一部に応力が集中することが好適に回避され、支持部の強度が高まる。
このように構成することで、ボディの成形性が高まる。また、肉厚が均一化されている構成とすることによって、合成樹脂材の熱収縮による影響が回避され、支持部の形態が安定する。したがって、軸部材の回転精度が向上するとともに、支持部の耐久性が向上する。
また、ヒケが生じ難くなるので、支持部の形態がより一層安定する。
このように構成することによって、蓋部材が側部開口部に対して周方向に均一な締結力をもって固定される。これにより、蓋部材の取付強度を十分に確保することができる。蓋部材の取付強度を十分に確保することができるので、ハンドル軸の支持精度、ひいてはボディの内部に備わるピニオンギャやこれに噛合するドライブギャの支持精度が向上する。また、蓋部材の螺合による取付けによって、ボディの側部開口部が補強されるのでボディ自体の強度も向上する。
加えて、ボディ自体の強度が向上するので、支持部の強度も高まる。
図1に示すように、魚釣用スピニングリール1は、リール本体10と、リール本体10の前方に回転可能に設けられたロータ2と、このロータ2の回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられたスプール3とを有している。リール本体10の前方には、図2に示すように、ロータ2(図1参照)が装着される駆動軸筒7及びスプール3(図1参照)が装着されるスプール軸8が突出している。
ボディ11は、左側に向って開口する側部開口部14及び後側に向かって開口する後部開口部15(図3,図5(a)(b)参照)を備えている。脚部12は、ボディ11の上部から上方へ延びており、その先端部には、釣竿に装着される竿取付部12a(図1参照)が備わる。ボディ前部13は、ボディ11の前側に設けられており、その内部には、機能部品として、駆動軸筒7や図示しない軸受、一方向クラッチ等が配置されている。駆動軸筒7の後端は、図2,図3に示すように、ボディ11内に位置している。そして、駆動軸筒7の後端には、ピニオンギャ7aが形成されている。蓋部材30は、側部開口部14を閉塞しつつハンドル軸5(図4参照)を軸支している。
ハンドル軸5の左端部は、蓋部材30を貫通するとともに、ハンドル5a(図1参照)に設けられた連結軸5bと螺合している。これにより、ハンドル軸5とハンドル5aとが一体になっている。
ハンドル軸5において左右方向の中央部よりも左寄りの位置に、ピニオンギャ7aに噛合するドライブギャ6が固定されている。
なお、ハンドル軸5において左右方向の中央部よりも右寄りの位置に、スプール往復動装置50を駆動するための歯車6aが固定されている。
以上から、ハンドル5aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力が歯車6aを介して連動歯車52に伝達し、連動歯車52が回転する。また、連動歯車52の偏芯突部54が摺動子51の案内溝53の前面又は後面を押圧し、摺動子51とスプール軸8(スプール3)がガイド軸(ねじ部材58)に沿って前後方向に往復運動する。
図5(a)に示すように、ボディ11は、底部に周壁を有する有底箱状(筒状)を呈し左側に向って開口している。ボディ11は、円板状の右壁部20と、右壁部20の周端縁から左側に延びる筒状の筒部21とを備える。なお、筒部21の左端部が側部開口部14を構成している。
右側中央孔23は、ハンドル軸5の右端部が貫通する孔であり、右壁部20の中央部に設けられている。
より詳細に説明すると、筒部21の内周面21cは、ハンドル軸5の中心軸O1を中心とする略円形状に形成され、かつ、ドライブギャ6の大きさに対応している。
また、筒部21の外周面21dも、ハンドル軸5の中心軸O1を中心とする略円形状に形成されている。このため、筒部21の厚み(径方向の肉厚)が周方向において略均一になっている。
また、筒部21の後部には、図5(a)(b)に示すように、筒部21の後部を貫通する後部開口部15が形成されている。
後部開口部15は、後面視で上下方向に長い略四角形状を呈している。後部開口部15は、ボディ11内に組み付けられた部品の一部を受け入れてボディ11外に、言い換えると、ボディ11から後方に部品が突出するように配置するための開口部である。また、後部開口部15は、ボディ11内への部品の組み付け口としても機能する。さらに、後部開口部15を備えることで、ボディ11の軽量化も図られている。
言い換えると、側部開口部14と後部開口部15との間には、側部開口部14と後部開口部15とのそれぞれの開口の端縁を構成する円弧状の架橋部11fが延在している。
このため、後部開口部15の開口(孔)と側部開口部14の開口(孔)とが連続する場合よりも、筒部21の強度が向上している。この結果、ボディ11の耐久性が向上している。
図4に示すように、側部開口部14(筒部21の左端部)は、ボディ11内にドライブギャ6等の部品を組み込むための孔である。側部開口部14の内周面は、筒部21の内周面(図3参照)と略同一径の円形状に形成されている。このため、ボディ11を大型化することなく比較的大径のドライブギャ6を筒部21内に容易に組み付けることができる。
また、側部開口部14の内周面には、雌ねじ部17が形成されている。
蓋部材30は、側部開口部14を閉塞する環状の蓋部31と、蓋部31の中央部で左右方向に開口する円筒部32と、蓋部31の内面(右側面)から右側に突出し側部開口部14内に挿入される挿入部33と、を備える。
なお、円筒部32内には、軸受5cが内嵌され、その軸受5cに支持されるハンドル軸5が円筒部32内を貫通している。
支持部材25は、図2,図3,図5(a)に示すように、側面視略L字形状を呈しており右側中央孔23よりも前側に位置している。支持部材25は、前後方向に延在する前後支持部材251と、前後支持部材251の後端部に連続して下方向に延在する支持部としての上下支持部材252とを備えている。
また、肉抜き部256は、上下支持部材252の基部となる立上り部253を肉抜きするものであり、軸受け部255を肉抜きするものではない。したがって、軸受け部255における駆動軸筒7の支持に支障を来すことがなく、上下支持部材252の強度維持及び効果的な軽量化を実現できる。また、軽量化のために、スペース的に限られたボディ11内部のレイアウト変更等を必要としないので、既存のボディや大きさの異なるボディに対しても差し支えなく用いることができ、汎用性が高い。
また、合成樹脂材の熱収縮による影響が回避され、上下支持部材252の形態が安定する。したがって、駆動軸筒7の回転精度が向上するとともに、上下支持部材252の耐久性が向上する。
また、ヒケが生じ難くなり、上下支持部材252の形態がより一層安定する。
加えて、ボディ11自体の強度が向上するので、上下支持部材252の強度も高まる。
図9,図10を参照して第2実施形態の魚釣用スピニングリールについて説明する。本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、立上り部253の側面である後面253aに、凹部を形成することで肉抜き部256Aを形成した点である。
なお、肉抜き部256Aを形成する金型の離型は、側部開口部14内を通過させて行ってもよい。
また、合成樹脂材の熱収縮による影響が回避され、上下支持部材252の形態が安定する。したがって、駆動軸筒7の回転精度が向上するとともに、上下支持部材252の耐久性が向上する。
また、ヒケが生じ難くなり、上下支持部材252の形態がより一層安定する。
前記第1実施形態では、肉抜き部256が扁平中空の略直方体形状であるものを示し、また、前記第2実施形態では、肉抜き部256Aが中空の略直方体形状であるものを示したが、これに限られることはない。例えば、肉抜き部256,256Aが、断面楕円形状や断面円柱形状、あるいは断面三角形状、断面多角形状、棒状等、種々の形状のものを採用することができる。
5 ハンドル軸
5a ハンドル
7 駆動軸筒(軸部材)
7a ピニオンギャ
8 スプール軸(軸部材)
8b 後端
10 リール本体
11 ボディ
14 側部開口部
20 右壁部(側壁)
20b 内面
30 蓋部材
252 上下支持部材(支持部)
253 立上り部
253a 後面(側面)
255 軸受け部
256 肉抜き部
256A 肉抜き部
Claims (7)
- リール本体を構成するボディと、
前記ボディの内部に設けられ、ハンドルの回転により駆動される軸部材と、
前記ボディの内部に突設され、前記軸部材を支持する支持部と、を備え、
前記支持部は、
前記ボディの内面から立ち上がる立上り部と、
前記立上り部に連続して設けられ、前記軸部材を受ける軸受け部と、を備えており、
前記立上り部には、凹状の肉抜き部が形成されていることを特徴とする魚釣用スピニングリール。 - 前記支持部は前記ボディを構成する側壁の内面に突設されており、
前記肉抜き部は、前記側壁の外面側から前記立上り部に向けて凹部を形成することで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。 - 前記肉抜き部の開口部は、前記ボディの側部に装着される装着部材で覆われていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前記肉抜き部は、前記ボディ内において前記立上り部の側面に凹部を形成することで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前記支持部は、前記肉抜き部によって少なくとも一部の肉厚が均一化されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前記ボディは、合成樹脂材で一体成形されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前記ボディの側部に形成された側部開口部と、
前記側部開口部を塞ぎハンドル軸を支持する蓋部材と、を備え、
前記蓋部材が前記側部開口部に螺合して固定されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
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