JP2020036097A - 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム - Google Patents

設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020036097A
JP2020036097A JP2018158648A JP2018158648A JP2020036097A JP 2020036097 A JP2020036097 A JP 2020036097A JP 2018158648 A JP2018158648 A JP 2018158648A JP 2018158648 A JP2018158648 A JP 2018158648A JP 2020036097 A JP2020036097 A JP 2020036097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting information
comparison
difference
rule
management device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018158648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7007998B2 (ja
Inventor
晋作 沼田
Shinsaku Numata
晋作 沼田
悠人 中井
Yuto Nakai
悠人 中井
橋本 昭二
Shoji Hashimoto
昭二 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Communications Corp
Original Assignee
NTT Communications Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Communications Corp filed Critical NTT Communications Corp
Priority to JP2018158648A priority Critical patent/JP7007998B2/ja
Publication of JP2020036097A publication Critical patent/JP2020036097A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7007998B2 publication Critical patent/JP7007998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】複数の装置から構成されるシステムにおける装置の設定が正しいか否かを効率的に判断する。【解決手段】設定情報管理装置において、複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得部と、2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークに接続された装置の設定が正しいか否かを判定するための技術に関連するものである。
クラウドサービス等、近年、様々なネットワークサービスが提供されている。このようなサービス提供のために、サービス提供者は複数拠点に多数の装置を設置し、種々の設定を実施する。
これらの装置に対して、例えば機能追加やセキュリティ向上等のために、ソフトウェアのバージョンアップ等の設定変更が随時実施される。装置に対する設定変更が行われた際には、変更後の設定が正しいか否かを確認することが必要である。
設定の正しさを確認する手法の1つとして、管理者が装置に施された設定を管理端末等から目視で確認する方法がある。
特開2014−7552号公報
管理者は、例えば、ソフトウェアのバージョンアップにより変更された設定内容を、バージョンアップ前の設定内容と目視により比べることで、変更後の設定が正しい設定になっているかどうかを判断する。しかし、ソフトウェアのバージョンアップ等の設定変更では、変更される箇所は数十か所にもなり、それらについて精度良く正誤を判断することは容易なことではない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の装置から構成されるシステムにおける装置の設定が正しいか否かを効率的に判断することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得部と、
2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、
前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする設定情報管理装置が提供される。
開示の技術によれば、複数の装置から構成されるシステムにおける装置の設定が正しいか否かを効率的に判断することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 設定管理装置100の機能構成図である。 設定管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。 設定管理装置100の処理の手順を示すフローチャートである。 設定情報格納部106に格納されるデータ構造の例を示す図である。 時系列及び拠点間比較で得られる差分の概要を説明するための図である。 実現される比較のイメージを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、以下の実施の形態では、ネットワークサービスを提供するシステムを構成する装置の設定の正しさを判定する例を説明しているが、本発明の適用先はこれに限られない。本発明は、設定情報を取得可能な装置であればどのような装置に対しても適用可能である。
(システムの全体構成)
近年、仮想ネットワーク技術を用いてネットワークを構築する技術が普及しており、そのような環境下では物理的な設備構築を行わなくてもネットワークを構築することができ、自動構成スクリプトを用いたプロビジョニングが可能である。本実施の形態におけるシステムは、例えばそのようなネットワークにおけるシステムである。ただし、それに限定されるわけではなく、本実施の形態におけるシステムが物理的な設備構築を行うネットワークにおけるシステムであってもよい。図1に、本実施の形態におけるシステムの全体構成を示す。図1に示すように、本実施の形態における全体システムは、対象環境10、設定管理装置100、及び端末200を有する。
対象環境10は、設定管理装置100による設定管理の対象であり、1つ又は複数のサーバ(コンピュータ)や通信装置からなる。通常、複数の対象環境10が存在し、当該複数の対象環境10により、あるネットワークサービスを提供するシステムが構成される。各対象環境10を構成するサーバ、通信装置等は、物理的な装置であってもよいし、仮想マシンであってもよい。
複数の対象環境はグループを構成する。例えば、地理的な拠点毎にグループが構成されてもよいし、提供サービス毎にグループが構成されてもよいし、組織毎にグループが構成されてもよいし、目的毎にグループが構成されてもよいし、これら以外の観点に基づくグループが構成されてもよい。
また、一例であるが、本実施の形態では、1拠点における1つ又は複数の対象環境は、開発環境、ステージング環境、及び商用環境のうちの1つ又は複数を有する。以降、開発環境はdevと称され、ステージング環境はstageと称され、商用環境はprodと称される場合がある。
開発環境、ステージング環境、商用環境等は、環境の目的の違いによる分類である。開発環境は開発のための環境である。商用環境は実際のサービスを提供するための環境である。ステージング環境は、例えば商用環境で故障が生じた際の再現確認や、リリース前の挙動確認等を行う環境である。
設定管理装置100は、システムにおける各対象環境から設定情報を取得し、当該設定情報を、対象環境間で比較可能なテキストデータとして保存する。例えば、ある対象環境でバージョンアップを行った後に、設定管理装置100は、当該対象環境の設定情報と他の対象環境の設定情報との比較を行い、比較結果を出力する。比較の詳細については後述する。
端末200は、対象環境10の管理等を行うユーザが使用する端末である。端末200は、設定管理装置100とネットワークを介して通信し、比較結果や判定結果を出力できる装置であればどのような装置でもよいが、例えば、PC、スマートフォン、タブレット等である。なお、設定管理装置100自身が、ユーザの端末であってもよい。この場合、ユーザは、設定管理装置100の画面を確認することで比較結果や判定結果を確認できる。
(設定管理装置100の機能構成)
図2に、設定管理装置100の機能構成例を示す。図2に示すように、設定管理装置100は、設定情報取得部101、比較実行部102、学習部103、判定部104、入出力部105、設定情報格納部106、教師データ格納部107、及びルール格納部108を備える。なお、学習部103及び教師データ格納部107は、設定管理装置100の外部に備えられていてもよい。各部の機能概要は下記のとおりである。
設定情報取得部101は、対象環境10から設定情報を取得し、取得した設定情報を設定情報格納部105に格納する。
比較実行部102は、2つの異なる対象環境間での設定情報を比較し、比較結果(差分等)を出力する。2つの異なる対象環境とは、拠点、目的、設定情報取得時刻のうちの少なくとも1つが異なる2つの対象環境である。
学習フェーズにおいて、比較実行部102から出力される差分の情報は入出力部105から出力され、当該差分が正しいか否か("許容できるか否か"と言い換えてもよい)が人により判断される。その差分の情報と判断結果が教師データ格納部107に格納される。なお、教師データ格納部107に格納されるデータは、人が判断したデータに限られない、ルールを用いて自動的に判断したデータや、ルールを用いて自動的に判断したデータを人が修正したデータも教師データ格納部107に格納される。
学習部103は、教師データ格納部107に格納された教師データを用いて機械学習を行って、ルール("モデル"と称してもよい)を作成する。ルール格納部108には当該ルールが格納される。なお、機械学習を用いることは一例であり、機械学習以外の手法でルールを作成してもよい。
比較判定フェーズにおいて、判定部104は、比較実行部102により実行された比較により得られた差分と、ルール格納部108に格納されたルールとに基づき、当該差分が正しいか否かを判定する。
入出力部105は、比較結果、判定結果等を出力する。出力された比較結果、判定結果等は端末200に表示される。
(ハードウェア構成例)
設定管理装置100は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、設定管理装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、当該設定管理装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
図3は、設定管理装置100をコンピュータで実現する場合におけるハードウェア構成例を示す図である。図3に示す設定管理装置100は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置150、補助記憶装置152、メモリ装置153、CPU154、インタフェース装置155、表示装置156、及び入力装置157等を有する。
設定管理装置100での処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM又はメモリカード等の記録媒体151によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体151がドライブ装置150にセットされると、プログラムが記録媒体151からドライブ装置150を介して補助記憶装置152にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体151より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置152は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置153は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置152からプログラムを読み出して格納する。CPU154(プロセッサ)は、メモリ装置153に格納されたプログラムに従って設定管理装置100に係る機能を実現する。インタフェース装置155は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置156はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置157はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
なお、設定管理装置100を遠隔からのみで操作したり、遠隔でのみ表示を行う場合には、表示装置156及び入力装置157を備えないこととしてもよい。
(動作例)
次に、設定管理装置100の動作につい図4のフローチャートの手順に沿って説明する。図4に示すように、設定管理装置100の動作は、ルールの学習を行う学習フェーズと、ルールを用いて比較結果に対する判定を行う比較判定フェーズからなる。ただし、一旦ルールが作成された後は、比較判定フェーズが学習フェーズを兼ねて、比較判定フェーズで得られた結果を教師データとして用いて学習を行うことで、ルールを随時更新することとしてもよい。
また、設定管理装置100は、学習の機能、及びルールを用いた判定を行う機能を備えないこととしてもよい。本実施の形態における対象環境間での設定情報の比較結果の出力により、設定が正しいかどうかを人が効率的に精度良く判定することができるからである。ただし、学習の機能、及びルールを用いた判定を行う機能を備えることで、より効率的で精度の良い判定を行うことができる。
<S101:設定情報収集>
S101において、設定情報取得部101は、システムにおける各対象環境から設定情報を収集し、得られた設定情報を設定情報格納部106に格納する。設定情報取得部101は、全ての対象環境の設定情報を例えば予め定めた時間間隔で収集することとしてもよいし、ある対象環境におい設定変更があったこと(例えばソフトウェアのバージョンアップがあったこと)をトリガにして、当該対象環境と、その他の対象環境の設定情報を収集してもよい。なお、対象環境の設定情報とは、対象環境を構成する各装置の設定情報である。
収集された設定情報は、例えば、目的、拠点、収集した時刻毎に設定情報格納部105に格納される。
設定情報格納部105に格納されるデータ構造の例を図5に示す。図5はある時刻Tに収集したデータの例を示している。図5に示すようなデータが時刻毎に格納される。図5に示すように、拠点1のdevの対象環境の設定情報、拠点2のdevの対象環境の設定情報、...のような形で格納がなされる。
各対象環境の設定情報のデータには、例えば、装置名、IPアドレス、ポート番号、当該装置のソフトウェアバージョン等、設定情報として取得可能な種々の情報が含まれる。また、設定情報として格納されるデータは、例えば、互いに比較可能なテキストデータである。
<S102:比較>
次に、比較実行部102が、対象環境間における設定情報の比較を行う。本実施の形態では、時系列での比較、拠点間での比較、目的間での比較等、様々な比較を実施する。この比較処理の例について、図6と図7を参照して説明する。
図6の例では、拠点1におけるバージョンアップ後のステージング環境(stage)と拠点1の商用環境(バージョンアップ前)との間の比較、拠点1のバージョンアップ後のステージング環境(stage)と拠点3の商用環境(バージョンアップ済み)との間の比較が実施されている。また、対象環境間の設定情報の比較において、同種の装置間での比較が行われることが図示されている。
例えばA、Bで示す拠点1のバージョンアップ後のステージング環境(stage)と拠点1の商用環境(バージョンアップ前)との間の比較により、差分がある場合、ステージング環境と商用環境との間で何が変わっているのかを確認できる。バージョンアップ後の設定は本来であればバージョンアップで変更された内容以外は同じであるはずであるが、商用環境では、故障対応等により設定が変わっている場合がある。この比較により、そのような差分を把握できる。また、バージョンアップによって施された変更が、期待する変更かどうかを確認できる。また、後述する判定ステップにおいて、人(設定管理装置100のユーザ)は、当該差分が正しいか否か(許容できるか否か)を判定できる。
また、C、Dで示す拠点1のバージョンアップ後のステージング環境(stage)と拠点3の商用環境(バージョンアップ済み)との間の比較により、差分がある場合、拠点1と拠点3との間でのみ発生する変更かどうかを確認できるとともに、それ以外の変更点がある場合、拠点3(正常に動作しているバージョンアップ後の環境)にあって、拠点1(未確認のバージョンアップ環境)にない設定や不適切に加えられた設定を確認できる。つまり、拠点間での比較により、期待通りに違いが出ているかを確認でき、精度良く設定の正誤の判断を効率的に行うことができる。
比較実行部102は、例えば、対象環境毎に、当該対象環境と目的、拠点、収集時刻のうちの少なくとも1つが異なる他の対象環境との比較を行うこととしてもよい。また、比較実行部102は、対象環境毎に、当該対象環境と目的、拠点、ソフトウェアのバージョンのうちの少なくとも1つが異なる他の対象環境との比較を行うこととしてもよい。
このような比較を行うことで、図7に例示するように、拠点、目的、時間を跨った比較を行うことができる。言い換えると、拠点、目的、及び時間の3つの軸を有する3次元空間において、当該3次元空間に存在する任意の2つの対象環境間での設定情報の比較を行うことができる。なお、任意の3つ以上の対象環境間での設定情報の比較を行うことも可能であるが、これは、2つの対象環境間での設定情報の比較の処理の組み合わせで実現されるものである。
学習フェーズでは、比較実行部102による比較結果は入出力部105により出力され、判定を行うユーザが端末200から比較結果を目視する。例えば、ある対象環境におけるある装置(例:Webサーバ)の設定情報と、別の対象環境における同種の装置(Webサーバ)の設定情報との比較の結果、IPアドレスの第二オクテットが異なるという差分が検出された場合、当該差分を示す情報が端末200に表示される。
<S103:判定>
学習フェーズのS103において、ユーザは、比較を行った対象環境の組毎に、比較結果が正しいか正しくないか(許容できるか許容できないか)の判定を行い、判定結果を端末200に入力する。これにより、判定結果は、入出力部105を介して、比較結果の情報とともに教師データ格納部107に格納される。例えば、「ある対象環境におけるある装置(例:Webサーバ)の設定情報と、別の対象環境における同種の装置(Webサーバ)の設定情報との比較の結果、IPアドレスの第二オクテットが異なり、一方は3で、他方は5である」という比較結果の情報と判定結果(例:当該差分は正しい)が教師データ格納部107に格納される。
<S104:学習>
S104において、学習部103は、教師データ格納部107に格納された教師データに基づいて、学習を実行し、ルール(モデルと称してもよい)を作成し、作成したルールをルール格納部107に格納する。ここでの学習は、ニューラルネットワーク、SVM(サポートベクタマシン)などの機械学習の手法を用いて行ってもよいし、機械学習以外の手法を用いて行ってもよい。また、ユーザがルールを作成し、作成したルールをルール格納部107に格納することとしてもよい。
上記のルールは、例えば、「ある対象環境におけるある装置(例:Webサーバ)の設定情報と、別の対象環境における同種の装置(Webサーバ)の設定情報との比較の結果、IPアドレスの第二オクテットが異なり、一方は3で、他方は5である」という比較結果の情報を入力とし、この比較結果が正しいか否か(許容できるか否か)を出力するものである。
学習により得られるルールの例であるルール例1〜例3を以下に説明する。
ルール例1:
差分:"拠点Aの対象環境と拠点Bの対象環境との間のIPアドレスの差分に関して、拠点Aの対象環境のIPアドレスの第2オクテットが3であり、拠点Bの対象環境のIPアドレスの第2オクテットが5であることの違いがある"−>判定結果:"正しい"。
このルールは、拠点Aの対象環境と拠点Bの対象環境との間のIPアドレスの比較で確認された差分、及び当該差分がOKであるという判定結果の蓄積により生成される。
以下はIPアドレス間に比較と、OKであると判定された判定結果の例を示している。
10.3.0.1 vs 10.5.0.1⇒OK
10.3.100.2 vs 10.5.100.2⇒OK
10.3.0.81 vs 10.5.0.81⇒OK
このような場合、拠点Aと拠点BでのIPアドレスの差分が第2オクテットの数字の3と5であることは正しいというルールを生成できる。このようなIPアドレスの例は一例に過ぎない。
例えば、
kw1nv−cigw0001n vs lo8nv−cigw0001n
のように、装置名前等の文字列の比較を行うことで、「kw1」と「lo8」の違いは正しいというルールを作成することもできる。
ルール例2:
差分:"ある対象環境におけるソフトウェアのバージョンが、バージョン1からバージョン2に変わる場合、DBの種類がDB−XからDB−Yに変わる"−>判定結果:"正しい"。
上記の「DB−X」、「DB−Y」はそれぞれデータベースシステムの製品名である。
上記のルールは、ある時刻での対象環境を、別の時刻の対象環境(拠点、目的は同じでもよいし、異なっていてもよい)と比較する時系列の比較において、あるパラメータと相関関係にある別のパラメータを検出することで生成されるルールの例である。より具体的には、時系列で設定情報を比較することで、ある時点で、あるパラメータが変化したことに伴い、別のパラメータも変化したことを検知してルールを生成する。
上記のルールは、相関関係が検知された2つのパラメータが「バージョン」と、使用される「DB」である場合の例である。
例えば、拠点Aの対象環境からある時刻T1に収集した設定情報から得られたソフトウェアのバージョンが1であり、当該設定情報から得られたDBがDB−Xであり、拠点Aの当該対象環境からある時刻T2(T1よりも後の時刻)に収集した設定情報から得られたソフトウェアのバージョンが2であり、当該設定情報から得られたDBがDB−Yである、という情報が比較結果により得られる。他の拠点(例えば拠点B)でも同様の相関関係の情報が得られる。これらの情報は下記のように表すことができる。
拠点A:when ver=1 then db=DB−X, when ver=2 then db=DB−Y
拠点B:when ver=1 then db=DB−X,when ver=2 then db=DB−Y
学習部103は、複数拠点における時系列での設定情報の比較により、バージョンとDBとの間に相関関係があることを検知し、「対象環境におけるソフトウェアのバージョンが、バージョン1からバージョン2に変わる場合、DBの種類がDB−XからDB−Yに変わるのが正しい」というルールを生成する。
なお、相関関係については、設定情報を時系列で比較することで、ある時点でパラメータの一つが変更されていることを検知すると、これと同時に変更されているパラメータは相関関係が高いと判断することができる。これが1つの拠点だけであれば疑わしいが,全ての拠点で発生している場合、あるいは多くの拠点(ある閾値以上の数の拠点)で発生している場合に、上記のようにルール化することができる。
相関関係については、機械学習により検知してもよいし、統計的に検出することとしてもよいし、データの総当たり比較などの手法を用いて検知してもよい。
ルール例3:"2つ以上のルールで定義された値をシステムの固有値として保持する。"
各拠点において、対象環境のIPアドレスの第二オクテットの値(例えば3)を識別子として使用する場合が多い。例えば、ある拠点のユーザを一意に識別するために、当該拠点において、ユーザ名として、ユーザの名前(user)とIPアドレスの第二オクテットを接続した「user{{第二オクテット}}」が使用される。
このような場合、拠点固有の値を定義するのではなく、拠点に頻繁に使用される値として設定情報のデータから識別子を抽出することができる。IPアドレスの第二オクテットの他、ホスト名、ホスト名のプレフィックス、ポストフィックスなども識別子として使用することができる。
上記のようにして学習フェーズが実行される。次に、図4のS106〜S108で示される比較実行フェーズを説明する。比較実行フェーズでは、学習フェーズで得られたルールに基づき、設定情報の比較結果が正しいか否かを自動的に判定する。
<S105:設定情報収集>
S105において、S101と同様にして設定情報の収集がなされる。すなわち、設定情報取得部101は、システムにおける各対象環境から設定情報を収集し、得られた設定情報を設定情報格納部106に格納する。設定情報取得部101は、全ての対象環境の設定情報を例えば予め定めた時間間隔で収集することとしてもよいし、ある対象環境において変更があったこと(例えばバージョンアップがあったこと)をトリガにして、当該対象環境と、その他の対象環境の設定情報を収集してもよい。
<S106:比較>
次に、比較実行部102が、対象環境間における設定情報の比較を行う。比較処理も学習フェーズの比較処理と同様であり、時系列での比較、拠点間での比較、目的間での比較等、様々な比較を行うことができる。
ただし、比較判定フェーズにおいては、例えば、ある特定の拠点のある目的の環境(例えば商用環境)でのバージョンアップを契機として、その特定の対象環境(便宜上、対象環境Sと呼ぶ)の設定が正常かどうかを知りたい、という場面が想定される。
そのような場合、例えば、対象環境Sの最新の設定情報(便宜上、設定情報Sと呼ぶ)と、他の1つ又は複数の対象環境の設定情報(設定情報Sと、時刻、目的、拠点のうちの少なくとも1つが異なる)とを比較する。
上記の比較により、例えば、設定情報Sと他の拠点の設定情報との間では、違いがIPアドレスの第二オクテットのみであることを示す差分が得られ、下記の判定により、正しい差分であると判定されれば、設定情報Sは正しいと判断できる。
<S107:判定>
S107において、判定部104は、ルール格納部108からルールを読み出し、当該ルール(モデル)に、比較実行部102で得られた差分の情報を入力することで、当該差分が正しいかどうか(許容できるかどうか)を判定する。
例えば、IPアドレスに関する差分については、前述したルール例1のようなルールに入力し、ルールに基づき、この差分は正しいか否かが自動的に判定される。
また、バージョン変更と相関関係のある差分であれば、前述したルール例2のようなルールに入力し、ルールに基づき、この差分は正しいか否かが自動的に判定される。
なお、差分の種類(IPアドレスに関する差分、バージョン変更と相関関係のある差分等)に応じてどのルールを使用するかについても、学習により自動的に判断がなされるようにしてもよい。
<S108:出力>
最後に、入出力部108が、比較結果と判定結果(正しい/正しくない)を出力する。出力された比較結果と判定結果は端末200に表示される。
(実施の形態の効果)
以上説明した技術により、抜け漏れなく比較対象を列挙し、比較を行うことができる。また、時系列の比較により、比較ポイントの過去との差分を明確に把握することができ、「何が変更されたか」を確認することができる。また、例えば、他の拠点との比較により、設定の抜けを洗い出すことができる。また、差分と判定結果とを学習することで,差分が与えられたときに自動的に設定の正誤判定を実施できる。
すなわち、 複数の装置から構成されるシステムにおける装置の設定が正しいか否かを効率的に判断することが可能となる。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得部と、2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする設定情報管理装置が提供される。
前記設定情報管理装置は、所定のルールに従って、前記差分情報が、正しい差分情報であるか否かを判定する判定部を更に備えてもよい。
前記所定のルールは、例えば、前記2つの設定情報におけるIPアドレス間での所定のオクテットの値についてのルールである。前記所定のルールは、例えば、前記2つの設定情報におけるあるパラメータと、当該パラメータと相関関係を有する他のパラメータとについてのルールである。
前記設定情報管理装置は、前記比較実行部の比較により得られた差分情報と、前記差分情報が、正しい差分情報であるか否かを示す正解データとから、前記所定のルールを生成する学習部を更に備えることとしてもよい。
前記2つの設定情報間において、取得時刻、取得元の装置の拠点、及び取得元の装置の使用目的のうちの少なくとも1つが異なることとしてもよい。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 設定管理装置
101 設定情報取得部
102 比較実行部
103 学習部
104 判定部
105 入出力部
106 設定情報格納部
107 教師データ格納部
108 ルール格納部
150 ドライブ装置
151 記録媒体
152 補助記憶装置
153 メモリ装置
154 CPU
155 インタフェース装置
156 表示装置
157 入力装置
200 端末

Claims (8)

  1. 複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得部と、
    2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、
    前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする設定情報管理装置。
  2. 所定のルールに従って、前記差分情報が、正しい差分情報であるか否かを判定する判定部
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の設定情報管理装置。
  3. 前記所定のルールは、前記2つの設定情報におけるIPアドレス間での所定のオクテットの値についてのルールである
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定情報管理装置。
  4. 前記所定のルールは、前記2つの設定情報におけるあるパラメータと、当該パラメータと相関関係を有する他のパラメータとについてのルールである
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定情報管理装置。
  5. 前記比較実行部の比較により得られた差分情報と、前記差分情報が、正しい差分情報であるか否かを示す正解データとから、前記所定のルールを生成する学習部
    を更に備えることを特徴とする請求項2ないし4のうちいずれか1項に記載の設定情報管理装置。
  6. 前記2つの設定情報間において、取得時刻、取得元の装置の拠点、及び取得元の装置の使用目的のうちの少なくとも1つが異なる
    ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の設定情報管理装置。
  7. 設定情報管理装置が実行する設定情報管理方法であって、
    複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得ステップと、
    2つの設定情報間の比較を行う比較実行ステップと、
    前記比較実行ステップでの比較により得られた差分情報を出力する出力ステップと
    を備えることを特徴とする設定情報管理方法。
  8. コンピュータを、請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の設定情報管理装置における各部として機能させるためのプログラム。
JP2018158648A 2018-08-27 2018-08-27 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム Active JP7007998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018158648A JP7007998B2 (ja) 2018-08-27 2018-08-27 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018158648A JP7007998B2 (ja) 2018-08-27 2018-08-27 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020036097A true JP2020036097A (ja) 2020-03-05
JP7007998B2 JP7007998B2 (ja) 2022-01-25

Family

ID=69668718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018158648A Active JP7007998B2 (ja) 2018-08-27 2018-08-27 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7007998B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001168862A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワーク管理方法及びシステム装置
JP2001308859A (ja) * 2000-04-27 2001-11-02 Dainippon Printing Co Ltd ネットワーク管理システム
JP2009225204A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Fujitsu Ltd 設計支援装置、設計支援方法、及び設計支援プログラム
JP2012194631A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Omron Corp ネットワークシステムの設計支援装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001168862A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ネットワーク管理方法及びシステム装置
JP2001308859A (ja) * 2000-04-27 2001-11-02 Dainippon Printing Co Ltd ネットワーク管理システム
JP2009225204A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Fujitsu Ltd 設計支援装置、設計支援方法、及び設計支援プログラム
JP2012194631A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Omron Corp ネットワークシステムの設計支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7007998B2 (ja) 2022-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6307453B2 (ja) リスク評価システムおよびリスク評価方法
US10185549B2 (en) Updating live system with static changes
US10348866B2 (en) Apparatus, system and method to provide IoT cloud backend service
US20190394113A1 (en) Systems and methods to automatically evaluate blockchain-based solution performance
JP5976946B2 (ja) 仮想マシンテストシステム、仮想マシンテスト方法
JP6309442B2 (ja) システムテンプレート保守システム及びシステムテンプレート保守方法
CN108897496B (zh) 磁盘阵列配置管理方法、装置、计算机设备及存储介质
WO2019051919A1 (zh) 一种构建镜像的方法和装置
JP5406988B2 (ja) 管理システム及び計算機システムの管理方法
JP6107456B2 (ja) 構成要件作成プログラム、構成要件作成装置および構成要件作成方法
US8640209B2 (en) Authentication information change facility
JP5513926B2 (ja) 保守作業支援システム
US11113357B2 (en) Method and system for onboarding a virtual network function package utilized by one or more network services
US20130246523A1 (en) Browser based recovery discovery
JP7007998B2 (ja) 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム
CN109962914B (zh) 一种防火墙配置方法及装置
JP5905313B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び、プログラム
CN113312148B (zh) 一种大数据服务部署方法、装置、设备及介质
WO2021192318A1 (ja) 検証装置、検証システム、検証方法及びコンピュータ可読媒体
JP6818654B2 (ja) 試験自動化装置、試験方法、及びプログラム
JPWO2013031129A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP6734689B2 (ja) システム管理支援装置、システム管理支援方法、及びプログラム
JP2008305289A (ja) アプリケーションの発見方法
JP6613725B2 (ja) システム構築支援装置及びシステム構築支援方法
JP6369333B2 (ja) ソフトウェア導入判定プログラム、ソフトウェア導入判定方法、およびソフトウェア導入判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7007998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150