JP2020036097A - 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム - Google Patents
設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、
前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする設定情報管理装置が提供される。
近年、仮想ネットワーク技術を用いてネットワークを構築する技術が普及しており、そのような環境下では物理的な設備構築を行わなくてもネットワークを構築することができ、自動構成スクリプトを用いたプロビジョニングが可能である。本実施の形態におけるシステムは、例えばそのようなネットワークにおけるシステムである。ただし、それに限定されるわけではなく、本実施の形態におけるシステムが物理的な設備構築を行うネットワークにおけるシステムであってもよい。図1に、本実施の形態におけるシステムの全体構成を示す。図1に示すように、本実施の形態における全体システムは、対象環境10、設定管理装置100、及び端末200を有する。
図2に、設定管理装置100の機能構成例を示す。図2に示すように、設定管理装置100は、設定情報取得部101、比較実行部102、学習部103、判定部104、入出力部105、設定情報格納部106、教師データ格納部107、及びルール格納部108を備える。なお、学習部103及び教師データ格納部107は、設定管理装置100の外部に備えられていてもよい。各部の機能概要は下記のとおりである。
設定管理装置100は、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、設定管理装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、当該設定管理装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
次に、設定管理装置100の動作につい図4のフローチャートの手順に沿って説明する。図4に示すように、設定管理装置100の動作は、ルールの学習を行う学習フェーズと、ルールを用いて比較結果に対する判定を行う比較判定フェーズからなる。ただし、一旦ルールが作成された後は、比較判定フェーズが学習フェーズを兼ねて、比較判定フェーズで得られた結果を教師データとして用いて学習を行うことで、ルールを随時更新することとしてもよい。
S101において、設定情報取得部101は、システムにおける各対象環境から設定情報を収集し、得られた設定情報を設定情報格納部106に格納する。設定情報取得部101は、全ての対象環境の設定情報を例えば予め定めた時間間隔で収集することとしてもよいし、ある対象環境におい設定変更があったこと(例えばソフトウェアのバージョンアップがあったこと)をトリガにして、当該対象環境と、その他の対象環境の設定情報を収集してもよい。なお、対象環境の設定情報とは、対象環境を構成する各装置の設定情報である。
次に、比較実行部102が、対象環境間における設定情報の比較を行う。本実施の形態では、時系列での比較、拠点間での比較、目的間での比較等、様々な比較を実施する。この比較処理の例について、図6と図7を参照して説明する。
学習フェーズのS103において、ユーザは、比較を行った対象環境の組毎に、比較結果が正しいか正しくないか(許容できるか許容できないか)の判定を行い、判定結果を端末200に入力する。これにより、判定結果は、入出力部105を介して、比較結果の情報とともに教師データ格納部107に格納される。例えば、「ある対象環境におけるある装置(例:Webサーバ)の設定情報と、別の対象環境における同種の装置(Webサーバ)の設定情報との比較の結果、IPアドレスの第二オクテットが異なり、一方は3で、他方は5である」という比較結果の情報と判定結果(例:当該差分は正しい)が教師データ格納部107に格納される。
S104において、学習部103は、教師データ格納部107に格納された教師データに基づいて、学習を実行し、ルール(モデルと称してもよい)を作成し、作成したルールをルール格納部107に格納する。ここでの学習は、ニューラルネットワーク、SVM(サポートベクタマシン)などの機械学習の手法を用いて行ってもよいし、機械学習以外の手法を用いて行ってもよい。また、ユーザがルールを作成し、作成したルールをルール格納部107に格納することとしてもよい。
差分:"拠点Aの対象環境と拠点Bの対象環境との間のIPアドレスの差分に関して、拠点Aの対象環境のIPアドレスの第2オクテットが3であり、拠点Bの対象環境のIPアドレスの第2オクテットが5であることの違いがある"−>判定結果:"正しい"。
10.3.100.2 vs 10.5.100.2⇒OK
10.3.0.81 vs 10.5.0.81⇒OK
このような場合、拠点Aと拠点BでのIPアドレスの差分が第2オクテットの数字の3と5であることは正しいというルールを生成できる。このようなIPアドレスの例は一例に過ぎない。
kw1nv−cigw0001n vs lo8nv−cigw0001n
のように、装置名前等の文字列の比較を行うことで、「kw1」と「lo8」の違いは正しいというルールを作成することもできる。
差分:"ある対象環境におけるソフトウェアのバージョンが、バージョン1からバージョン2に変わる場合、DBの種類がDB−XからDB−Yに変わる"−>判定結果:"正しい"。
拠点B:when ver=1 then db=DB−X,when ver=2 then db=DB−Y
学習部103は、複数拠点における時系列での設定情報の比較により、バージョンとDBとの間に相関関係があることを検知し、「対象環境におけるソフトウェアのバージョンが、バージョン1からバージョン2に変わる場合、DBの種類がDB−XからDB−Yに変わるのが正しい」というルールを生成する。
各拠点において、対象環境のIPアドレスの第二オクテットの値(例えば3)を識別子として使用する場合が多い。例えば、ある拠点のユーザを一意に識別するために、当該拠点において、ユーザ名として、ユーザの名前(user)とIPアドレスの第二オクテットを接続した「user{{第二オクテット}}」が使用される。
S105において、S101と同様にして設定情報の収集がなされる。すなわち、設定情報取得部101は、システムにおける各対象環境から設定情報を収集し、得られた設定情報を設定情報格納部106に格納する。設定情報取得部101は、全ての対象環境の設定情報を例えば予め定めた時間間隔で収集することとしてもよいし、ある対象環境において変更があったこと(例えばバージョンアップがあったこと)をトリガにして、当該対象環境と、その他の対象環境の設定情報を収集してもよい。
次に、比較実行部102が、対象環境間における設定情報の比較を行う。比較処理も学習フェーズの比較処理と同様であり、時系列での比較、拠点間での比較、目的間での比較等、様々な比較を行うことができる。
S107において、判定部104は、ルール格納部108からルールを読み出し、当該ルール(モデル)に、比較実行部102で得られた差分の情報を入力することで、当該差分が正しいかどうか(許容できるかどうか)を判定する。
最後に、入出力部108が、比較結果と判定結果(正しい/正しくない)を出力する。出力された比較結果と判定結果は端末200に表示される。
以上説明した技術により、抜け漏れなく比較対象を列挙し、比較を行うことができる。また、時系列の比較により、比較ポイントの過去との差分を明確に把握することができ、「何が変更されたか」を確認することができる。また、例えば、他の拠点との比較により、設定の抜けを洗い出すことができる。また、差分と判定結果とを学習することで,差分が与えられたときに自動的に設定の正誤判定を実施できる。
以上、説明したように、本実施の形態により、複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得部と、2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする設定情報管理装置が提供される。
101 設定情報取得部
102 比較実行部
103 学習部
104 判定部
105 入出力部
106 設定情報格納部
107 教師データ格納部
108 ルール格納部
150 ドライブ装置
151 記録媒体
152 補助記憶装置
153 メモリ装置
154 CPU
155 インタフェース装置
156 表示装置
157 入力装置
200 端末
Claims (8)
- 複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得部と、
2つの設定情報間の比較を行う比較実行部と、
前記比較実行部の比較により得られた差分情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする設定情報管理装置。 - 所定のルールに従って、前記差分情報が、正しい差分情報であるか否かを判定する判定部
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の設定情報管理装置。 - 前記所定のルールは、前記2つの設定情報におけるIPアドレス間での所定のオクテットの値についてのルールである
ことを特徴とする請求項2に記載の設定情報管理装置。 - 前記所定のルールは、前記2つの設定情報におけるあるパラメータと、当該パラメータと相関関係を有する他のパラメータとについてのルールである
ことを特徴とする請求項2に記載の設定情報管理装置。 - 前記比較実行部の比較により得られた差分情報と、前記差分情報が、正しい差分情報であるか否かを示す正解データとから、前記所定のルールを生成する学習部
を更に備えることを特徴とする請求項2ないし4のうちいずれか1項に記載の設定情報管理装置。 - 前記2つの設定情報間において、取得時刻、取得元の装置の拠点、及び取得元の装置の使用目的のうちの少なくとも1つが異なる
ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の設定情報管理装置。 - 設定情報管理装置が実行する設定情報管理方法であって、
複数の装置により構成されるシステムにおける1つ又は複数の装置から設定情報を取得する設定情報取得ステップと、
2つの設定情報間の比較を行う比較実行ステップと、
前記比較実行ステップでの比較により得られた差分情報を出力する出力ステップと
を備えることを特徴とする設定情報管理方法。 - コンピュータを、請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の設定情報管理装置における各部として機能させるためのプログラム。
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JP2018158648A JP7007998B2 (ja) | 2018-08-27 | 2018-08-27 | 設定情報管理装置、設定情報管理方法、及びプログラム |
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2018
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