JP6309442B2 - システムテンプレート保守システム及びシステムテンプレート保守方法 - Google Patents

システムテンプレート保守システム及びシステムテンプレート保守方法 Download PDF

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Description

本発明は、システムテンプレート保守システム及びシステムテンプレート保守方法に関する。
計算機の仮想化技術を活用したクラウドコンピューティングの普及に伴い、情報システムの基盤をプログラムで操作することが一般的になっている。仮想化の基盤やクラウドの基盤は、一般に、リソースのプロビジョニングのAPI(Application Programming Interface)を提供しており、プログラムはAPIを利用して基盤を操作することができる。
複数の計算機とソフトウェアとで構成される情報システムを迅速に構築するために、情報システムの構成をコード化しておいて再利用可能とする方法の利用も拡大している。ここでは、このコード化された情報を「システムテンプレート」と呼ぶ。このシステムテンプレートの記法の標準は、例えば非特許文献1に定義されている。
システムテンプレートの利用者は、システムテンプレートを解釈して情報システムを仮想化環境やクラウド上に構築するプログラム(以下、「デプロイプログラム」)を用いて、簡単にシステムテンプレートで記述される情報システムを構築することができる。デプロイプログラムは、基盤のAPIを利用してリソースのプロビジョニングを実行する。情報システムの開発者自身がシステムテンプレートを作成する場合もあるが、情報システムの開発者がシステムテンプレートを作成して提供し、それを別の利用者が用いる場合もある。このように、テンプレート化により、情報システム自体の再利用が容易になる。このようなテンプレートを活用してシステムを構築する方法が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の発明では、テンプレートの組合せによるシステムの構成方法や、テンプレートの更新に関わる方法が開示されている。テンプレートの更新に関しては、テンプレートが更新された場合に利用者に通知し、利用者が新しいテンプレートの採用要否を判断する手順を開示している。
米国特許出願公開第2012/0216180号明細書
OASIS Standard, "Topology and Orchestration Specification for Cloud Applications Version 1.0"、[online]、 平成25年11月25日、[平成26年10月20日検索]、インターネット<http://docs.oasis-open.org/tosca/TOSCA/v1.0/os/TOSCA-v1.0-os.pdf>
一般に、情報システムは、それを構成するソフトウェアの更新に合わせた保守が必要である。保守作業では、適用しようとしているソフトウェアの更新の影響を検証する。具体的には、情報システム内のあるソフトウェアAを更新しても、システム全体が正常に動作し、連携する他のシステムへの影響がないかを確認する。
システムテンプレートの提供者は、可能な限り、常に最新のソフトウェア構成のシステムテンプレートを利用者に提供しようとする。しかしながら、適用するソフトウェアの更新によっては、テンプレート内の他のソフトウェアとの組み合わせで、情報システムの一
部の機能が動作しないなどの不具合を生じる場合がある。したがって、システムテンプレートの提供者も、提供するシステムテンプレートに含まれるソフトウェアが更新された時には、システムテンプレートの動作を検証し、更新されたシステムテンプレートを作成する必要がある。
加えて、システムテンプレート内のソフトウェアの更新は、システムテンプレートで構築された情報システムと他の情報システムとの連携で不具合が生じることもある。システムテンプレートの利用者は、ソフトウェア更新の内容と関係するシステムへの影響を慎重に評価して、適用すべき更新なのかを判定し、適用する場合には不具合が生じないかを見極めなければならない。
検証されたソフトウェア更新を配布する方法としては、利用者側の構成と検証済みの構成との差分から必要なソフトウェアのコンポーネントを求め、それを配布し適用する方法が、よく用いられている。
システムテンプレートの提供者には、提供するテンプレートの種類が増えるにつれて、それらで使っているソフトウェアの更新に関する検証作業の回数が増えるため、システムテンプレートの更新に要する工数が増大する問題がある。システムテンプレートの提供者は、関係するソフトウェア更新のそれぞれについて、利用者にとって重要な適用すべき更新なのかを判断し、ソフトウェア更新を適用した場合のシステムテンプレートの動作の検証を実施しなければならない。システムテンプレートの提供者の側では、これらの検証評価を効率的に実施することが課題である。
加えて、更新されたシステムテンプレートを提供する際には、単に更新されたテンプレートの発行を通知するだけでなく、利用者にソフトウェア更新の影響に関する情報を提供することが望ましい。それには、システムテンプレート提供者は、利用者側の環境でソフトウェア更新を適用した場合の影響の評価を実施しなければならない。しかしながら、システムテンプレート提供者の側では、個々の利用者の環境での影響も含めた検証は現実には困難である。システムテンプレート提供者が、システムテンプレートの利用者の利用状況も加味したソフトウェア更新の影響評価を、効率的に実施することが課題である。
本発明の一つの目的は、データ処理基盤上にシステムテンプレートを利用して構築された情報システムについて、情報システムあるいはシステムテンプレートを構成するソフトウェアの更新適用に付随する情報を提供することである。
前記の、及び他の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、データ処理を行うためのリソースを提供し、当該リソースを利用して複数の情報処理システムの構築を可能としているデータ処理基盤において、各前記情報処理システムで稼働するソフトウェアに関する情報を含む構成情報を記述するシステムテンプレートの保守に利用されるシステムテンプレート保守システムであって、各前記情報処理システムにおけるソフトウェア構成を示す情報であるソフトウェア構成情報を取得するためのソフトウェア構成情報取得部と、取得した前記ソフトウェア構成情報を前記情報システム及び各前記情報システムが利用している前記システムテンプレートごとに格納するソフトウェア構成情報記憶部と、前記情報システムごとに、取得した前記ソフトウェア構成情報とすでに前記ソフトウェア構成情報記憶部に格納されている前記ソフトウェア構成情報とを比較して互いに相違するか判定し、相違すると判定した場合、前記情報システムごとにその相違する内容を変更履歴記憶部に格納する構成登録部とを備え、前記変更履歴記憶部に記録されている前記ソフトウェア構成情報の変更内容に基づいて前記情報システムにおける特定ソフトウェアの変更に影響を与えている要因を探索して提示する、システムテンプレート保守システムが提供さ
れる。
本発明の一態様によれば、データ処理基盤上にシステムテンプレートを利用して構築された情報システムについて、情報システムあるいはシステムテンプレートを構成するソフトウェアの更新適用に付随する情報を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるシステムテンプレート保守システム1のシステム構成例を示す図である。 図2は、本発明の実施形態におけるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態におけるテンプレート利用状況データベース164の構成例を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態における変更履歴データベース166の構成例を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態におけるシステムテンプレートからの情報システムの構築処理フロー例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施形態における情報システムの構成情報の登録処理フロー例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の一実施形態におけるソフトウェア更新状況収集処理フロー例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の一実施形態におけるソフトウェア更新候補推定処理フロー例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の一実施形態における問題ソフトウェア推定処理フロー例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の一実施形態における問題ソフトウェアデータベース170の構成例を示す図である。 図11は、本発明の一実施形態における更新適用検出処理フロー例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の一実施形態におけるポータル画面1200の表示例を示す図である。 図13は、本発明の一実施形態におけるソフトウェア更新状況表示処理フロー例を示すフローチャートである。 図14は、本発明の一実施形態におけるシステムテンプレート更新状況取得処理フロー例を示すフローチャートである。
以下、本発明について、その実施形態に即して添付図面を参照しながら説明する。
実施形態1
まず、本発明の第一の実施形態について説明する。本実施形態では、クラウド基盤140上にシステムテンプレートを用いて構築された情報システムの構成の変更状況を追跡し、あるソフトウェア更新を適用していない情報システムの構成の分析から、当該のソフトウェア更新の適用を妨げているソフトウェアを推定するシステムと手順を示している。
図1は、本実施形態によるシステムテンプレート保守システム1の一例を示す構成図である。データ処理基盤としてのクラウド基盤140では、複数の利用者の情報システムがデプロイされて実行されている。図1は、利用者Xの情報システムA(110)とその関連システムD(110)、及び利用者Yの情報システムB(110)がクラウド基盤140上で実行されている状況を示している。なお、個々の情報システムを示す場合には符号
110を用い、各情報システムを相互に識別して示す場合には情報システムA、B等と表記するものとする。図1では、クラウド基盤140によって提供されているシステムの範囲を破線で囲んで示している。クラウド基盤140は、利用者に対して情報システムを構築するための仮想サーバ、仮想ディスク、仮想ネットワークなどのリソースと、これらのリソースを割り当てるAPIと、このAPIを利用してシステムテンプレートが表現する情報システムを構築するテンプレートデプロイ部142とを提供している。図1ではAPIはテンプレートデプロイ部142の一部であるとの想定の下、その図示を省略している。クラウド基盤140はまた、APIが利用者に割り当てたリソースを管理するためのシステムリソースデータベース143を保持している。利用者は、これらを用いてクラウド基盤140上に所望の機能を達成するための構成を有する情報システム110を構築することができる。図1の例では、利用者Xは、クラウド基盤140に対応したシステムテンプレートの提供者が作成した情報システムAを表現するシステムテンプレートを用いて、情報システムAを構築している。同様に、利用者Yは情報システムBを構築している。なお、以下、「データベース」を「DB」と略称する。クラウド基盤140にはまた、利用者構成情報収集部141が実装されている。利用者構成情報収集部141は、後述する各情報システム110の構成収集エージェント112と連携して、各情報システム110の構成情報を収集する機能を有するソフトウェアである。
図2に、クラウド基盤140を構成するコンピュータ10のハードウェア構成の一例を示している。コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ
11、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶デバイスであるメモリ12、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイスである補助記憶装置13、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスと各種ディスプレイ、プリンタ等の出力デバイスとを備える入出力装置14、及び各種通信ネットワークとのインタフェースである通信インタフェース15とを備えている。なお、コンピュータ10は必ずしも一つの筐体として構成されている必要はない。複数のコンピュータ10を含むネットワークであってもよいし、またストレージネットワークとして構成されていてもよい。
情報システムAは、仮想サーバA1(111)ないしA4、及びそれらを接続するネットワーク117で構成されている。それぞれの仮想サーバ111は、適宜のオペレーションシステム(OS)、ミドルウェア、アプリケーションなどのソフトウェアを実行している。例えば、仮想サーバA1は、ソフトウェアA1(113)ないしANを実行している。加えて、仮想サーバA1では、あらかじめ各仮想サーバ111ごとに配置された構成収集エージェント112が各仮想サーバ111の構成情報を収集している。構成収集エージェント112は、クラウド基盤140の利用者構成情報収集部141からの指示で、各仮想サーバ111で実行されるソフトウェア113の構成を収集し、利用者構成情報収集部141に送る機能を有する。構成収集エージェント112が収集するソフトウェア113の構成は、例えばある仮想サーバA1で実行されるソフトウェア113の名称とそのバージョン番号とを含む。図1には記載していないが、他の仮想サーバ(利用者Yの情報システムBをはじめ、クラウド基盤140に構築されている図示を省略している他の情報システム)も同様の構成であり、情報システム110を構成するソフトウェア113の他に構成収集エージェント112が動作している。なお、情報システム110と同様に、仮想サーバについて、個々の仮想サーバを示す場合には符号111を用い、各仮想サーバを相互に識別して示す場合には仮想サーバA1、A2等と表記するものとする。また、仮想サーバ111で動作するソフトウェアについても、個々のソフトウェアを示す場合には符号113を用い、各ソフトウェアを相互に識別して示す場合にはソフトウェアA1、A2等と表記するものとする。
図1の例では、利用者Xの情報システムAは、情報システムAと同様にクラウド基盤1
40上に構築されている情報システムDと通信可能に接続されている。情報システムDは、情報システムAと同じシステムテンプレートを使用して利用者Xが構築したシステムである。この情報システムDに相当する他のシステムが、さらにクラウド基盤140上に構築されるとしてもよい。また、図1の例では、情報システムAは、クラウド基盤140の外にある情報システムC(150)と接続していると想定している。例えば、利用者X自身のデータセンタに所有する情報システムが、これにあたる。
次に、テンプレート管理サーバ160について説明する。本実施形態のテンプレート管理サーバ160は、例えば図2に例示したコンピュータ10として構成することができ、クラウド基盤140の利用者構成情報収集部141、テンプレートデプロイ部142、及びシステムリソースDB143と通信可能なようにクラウド基盤140と通信ネットワーク180によって接続されている。テンプレート管理サーバ160は、クラウド基盤140の利用者構成情報収集部141が各情報システム110の構成収集エージェント112を通じて収集した各情報システム110の構成情報を記録する機能を有する。テンプレート管理サーバ160は、システムテンプレートに基づいて構築された情報システム110の最新構成を記録するDBであるテンプレート利用状況DB164(ソフトウェア構成情報記憶部)、記録されたそれらの情報システム110の更新状況を保持するDBである変更履歴DB166(変更履歴記憶部)、情報システム110の構成変更内容を変更履歴DB166などに記録するための構成登録部162、テンプレート利用状況DB164と変更履歴DB166の内容を分析するための更新候補推定部161及び問題ソフトウェア推定部169、情報システム110で動作している特定のソフトウェアの更新を妨げていると考えられるソフトウェアである問題ソフトウェアを記録するDBである問題ソフトウェアDB170、及び定期的にクラウド基盤140上の情報システム110の構成情報を収集するための変更集計部167(ソフトウェア構成情報取得部)とを有する。テンプレート管理サーバ160は、他に、利用者に提供するシステムテンプレートを保持する記憶部であるテンプレートリポジトリ165、テンプレートの利用者の登録情報を記録するDBである利用者DB163、及び各DBの記録内容の検索などを実行可能とするためのユーザインタフェースを実装するポータル168も備えている。
次に、テンプレート管理サーバ160が保持している主要なデータであるテンプレート利用状況DB164、及び変更履歴DB166について説明する。図3、図4に、テンプレート利用状況DB164及び変更履歴DB166の構成例をそれぞれ示す。テンプレート利用状況DB164は、システムテンプレートを使ってクラウド基盤140に構築された情報システムA,B等の各情報システム110の最新の構成と、各情報システム110と他のシステムとの関連を記録する。テンプレート利用状況DB164は、システムテンプレートから構築された情報システム110を互いに区別するための識別子であるデプロイID (Deployment ID、以下「DID」) 201、各情報システム110の構築に利用
されたシステムテンプレートを互いに識別するための識別子であるテンプレートID(Template ID、以下「TID」)202、各情報システム110の利用者を互いに識別するた
めの識別子である利用者ID203、各情報システム110が本番システムであるかどうかを示すフラグである運用種別フラグ214(例えば、当該情報システム110が実運用を開始している場合には「TRUE」、試験運用中など実運用されていない場合は「FALSE」を記録)、各情報システム110の最新構成205、各情報システム110と連携している他の情報システムで、当該各情報システム110と同じシステムテンプレートを利用してクラウド基盤140上に構築された情報システム(例えば図1の情報システムAに対応する情報システムD)のDIDを示す関連システムDID206(以下「R−DID」)、及びその他の外部のシステム内にあって当該各情報システム110と連携しているソフトウェアの名前を記録する関連ソフトウェア207の項目を有する。図3の例では、DID201が「50」で特定される情報システム110が、システムテンプレートAから構築されており(TID202が「A」)、その利用者がXであり(利用者ID2
03が「X」)、当該情報システム110が本番システムであり(運用種別フラグ204が「TRUE」)、最新構成としてソフトウェアA1のバージョン1.0(V1.0)等が実行されており、DID201が「45」で特定される他の情報システム110と連携しており、外部システム上にある他のソフトウェアC1,C2と関連付けられていることを示している。
変更履歴DB166は、システムテンプレートを利用してクラウド基盤140上に構築された情報システム110に対してその後実行されたソフトウェアの構成変更の履歴を記録する。変更履歴DB166は、図4に例示するように、情報システム110に実装されているそれぞれのソフトウェアの構成変更について、変更履歴DB166の各レコードである変更情報を互いに区別するための識別子としての履歴ID211、各変更情報の登録日時212、変更対象となった情報システム110のデプロイIDであるDID213、情報システム110の利用者の識別子である利用者ID214、ソフトウェアについて実施された変更の種類を記録する変更種別215、変更が実施された対象のソフトウェアを示す変更対象216、及び実施された変更の変更内容217の各項目を記録する。変更種別215に記録される構成変更の種類は、該当情報システム110が新規に運用された時点で記録される「利用開始」、情報システム110のソフトウェアに対するバージョンアップ、パッチ適用などが行われた場合に記録される「ソフトウェア更新」のいずれかである。変更種別215がソフトウェア更新の場合は、変更対象216に対象となったソフトウェア名、変更内容217にそのソフトウェアの更新後のバージョン番号を記録する。図4の例では、履歴ID211が「100」で特定されるレコードで、DID213が「50」で特定される情報システム110が利用開始されたことが示されている。履歴ID211が「130」で特定される行(レコード)は、2014年10月1日(当該履歴ID「13
0」についての変更履歴登録日時)に、DID213が「50」で特定される情報システム110のソフトウェアが更新され(変更種別215が「ソフト更新」)、対象ソフトウェアはソフトウェアA2であり、そのバージョンがバージョン2.0(V2.0)に更新されたことを示している。
次に、以上の構成を有するシステムテンプレート保守システム1を用いた情報システム110の構築処理について説明する。図5は、クラウド基盤140のテンプレートデプロイ部142により実行される処理の一例を示すフローチャートである。まず、利用者がクラウド基盤140にアクセス可能な自身の端末等の入出力装置14から入力する情報システム構築処理開始の指示を受けて、テンプレートデプロイ部142が処理を開始する(S300)。利用者は、利用するシステムテンプレートの識別子であるTID202、本番システムとして使うかどうかを示す運用種別フラグ204、他の関連する情報システム110のR−DID206、関連するソフトウェア207を、パラメータとしてテンプレートデプロイ部142に与える。テンプレートデプロイ部142は、テンプレート管理サーバ160のテンプレート利用状況DB164に新しい行を挿入し、新しい情報システム識別子DID201を取得し、利用者ID203、システムテンプレートの識別子TID202、運用種別フラグ204、関連システムのR−DID206、及び関連ソフトウェア名207を、テンプレート利用状況DB164に登録する(S301)。図3に例示したテンプレート利用状況DB164は、情報システム識別子DID201として50が付与されたシステムの情報が登録されている様子を表現している。
次に、テンプレートデプロイ部142は、与えられたシステムテンプレートにしたがって情報システム110を構築する(S302)。システムテンプレートは、与えられたテンプレート識別子TID202をもって、テンプレートリポジトリ165から取得することができる。また、テンプレートデプロイ部142は、情報システム識別子DID201に対して割り当てた仮想サーバ111などのリソース割り当て情報を、システムリソースDB143に記録する。その後、テンプレートデプロイ部142は、利用者構成情報収集
部141を呼び出し、情報システムDIDの構成情報を収集し、テンプレート管理サーバ160に構成情報を登録させ(S303)、処理を終了する(S304)。
次に、情報システム110のソフトウェア構成を記録する処理について説明する。情報システム110を構成する各仮想サーバ111の構成は、仮想サーバ111に導入された構成収集エージェント112が収集する。構成収集エージェント112は、例えば、仮想サーバ111を互いに区別するための識別子、仮想サーバ111に導入されているソフトウェア名、及びそのバージョン番号等の情報を収集する。各情報システム110の構成収集エージェント112は、クラウド基盤140の利用者構成情報収集部141からの指示に基づいて構成情報の収集を実行する。構成情報の収集実行タイミングは、一定時間間隔でもよいし、システム管理者等の実行指示を契機としてもよい。
クラウド基盤140の利用者構成情報収集部141は、情報システム識別子DID211をパラメータとして本処理を実行する。利用者構成情報収集部141は、与えられた情報システム識別子DID211によって、システムリソースDB143より、当該の情報システム110に割り当てられた仮想サーバ111を列挙する。利用者構成情報収集部141は、それぞれの仮想サーバ111で実行している構成収集エージェント112に問い合わせ、現在のソフトウェア構成情報を取得する。最後に、情報システム識別子DID211と収集した各仮想サーバ111の構成情報を、テンプレート管理サーバ160の構成登録部162に送信する。
図6は、テンプレート管理サーバ160の構成登録部162が実行する構成登録処理の一例を示すフローチャートである。構成登録部162は、システムテンプレートで構築された情報システム110の最新構成をテンプレート利用状況DB164へ、構成変更の履歴を構成履歴DB166に記録する。構成登録部162は、情報システム識別子DID201、利用者構成情報収集部141が収集した情報システム110の構成情報をパラメータとして本処理を実行する。以下、図6に従って説明する。
構成登録部162は処理を開始すると(S400)、与えられた情報システム識別子DID201によりテンプレート利用状況DB164を検索し(S401)、当該の情報システム110のソフトウェア構成情報が登録されているかを検査する(S402)。当該情報システム110のソフトウェア構成情報が登録されていないと判定した場合(S402,No)、新規の情報システム110の登録であるため、該当構成情報をテンプレート利用状況DB164に記録する(S406)。この場合、テンプレート利用状況DB164のその他の情報は、テンプレートデプロイ部142によってすでに登録されている(図5のS302)。また、構成登録部162は、構成履歴DB166に新規の行(レコード)を割り当て、情報システム識別子DID211が新規に利用開始である旨を記録する(S407)。図2の構成履歴DB166では、履歴ID「100」の行に、情報システム識別子DIDが「100」で特定される情報システムの「利用開始」の旨を記録している状態を示している。
S402で該当構成情報がすでに登録されていると判定した場合(S402,Yes)、構成登録部162は、テンプレート利用状況DB164から取得した構成情報と、パラメータとして与えられた構成情報との差分を求め(S403)、差があるか、すなわち両構成が同一であるか判定する(S404)。両構成が同一であると判定した場合(S404,Yes)、構成登録部162はそのまま処理を終了する(S408)。両構成が同一でないと判定した場合(S404,No)、構成登録部162はテンプレート利用状況DB164の該当構成情報を、パラメータに与えられた構成情報に更新する。さらに、差分に含まれるそれぞれのソフトウェアの更新状況に対して、変更履歴DB166に新しい行を挿入し、構成変更としてその内容を記録する(S405)。記録する変更内容は、構成
変更のあった仮想サーバ111の識別子、変更されたソフトウェア名、その新しいバージョン番号などである。図2の例示では、変更履歴DB166の履歴ID211の行は、情報システム識別子DID213が「50」の情報システム110においてソフトウェアの更新があり、ソフトウェアA2がバージョン2.0に更新されたことを例示している。その後、構成登録部162は本処理を終了する(S408)。
次に、以上の構成情報収集処理と構成登録処理とを合わせて、クラウド基盤140で実行するシステムテンプレートで構築された情報システム110のソフトウェア更新の状況を収集する処理について説明する。図7に、ソフトウェア更新状況収集処理フローの一例を示している。このソフトウェア更新状況収集処理は、テンプレート管理サーバ160の変更集計部167によって実行される。変更集計部167は、処理を開始すると(S500)、テンプレート利用状況DB164に登録されている各情報システム110の構成情報のうち、運用種別フラグ214が真(TRUE)である情報システム110について、クラウド基盤140の利用者構成情報収集部141に最新の構成を問い合わせる(S501)。利用者構成情報収集部141は、システムリソースDB143より当該の情報システム110を構成する仮想サーバ111を検索し、それぞれの仮想サーバ111について構成収集エージェント112により最新のソフトウェアの構成を取得し、構成登録部162を介してテンプレート管理サーバ160のテンプレート利用状況DB164に登録して本処理を終了する(S503,S504)。変更集計部167は、例えば1ヶ月ごとのように、一定の周期で図7に例示する処理を実行し、クラウド基盤140で実行する情報システム110の最新のソフトウェア構成とその構成変更情報を収集し蓄積する。
次に、これらの収集した構成変更情報を分析して、システムテンプレート内のソフトウェアの更新要否や、そのソフトウェアの更新を妨げる他のソフトウェアを推定する処理を説明する。これらの処理は、テンプレート管理サーバ160の更新候補推定部161と問題ソフトウェア推定部169とが実行する。
まず、更新が必要なソフトウェアを推定する処理について説明する。図8は、更新候補推定部161が実行する更新が必要と推定されるソフトウェアのリストを作成する処理の一例を示すフローチャートである。更新候補推定部161は処理を開始すると(S600)、変更履歴DB166から、直近の一定期間、例えば直近の1ヶ月で実行されたソフトウェア更新のレコードを抽出する(S601)。更新候補推定部161は、抽出されたソフトウェア更新レコードのそれぞれについて、変更履歴DB166を参照して、過去に同じ更新が適用されている情報システム数を取得する。この取得した情報システムの数があらかじめ設定しておいた一定数を超えていると判定した場合に、当該のソフトウェア更新は、当該情報システム110において適用すべき更新であると推定し、更新リストに登録する(S602)。これで更新候補推定部161は本処理を終了する(S603)。
S602における判定は、すでに該当の更新を適用しているシステム数としたが、当該のソフトウェアを構成に含み、かつ、当該の更新を適用している情報システムの割合が、一定値を超える場合としてもよい。また、稼働していない情報システムが存在することも考えられるため、クラウド基盤140から情報システム110の稼働状況を取得し、稼働していない情報システムは構成チェックの対象から除外したうえで、更新の適用割合を算出してもよい。
次に、更新が必要と推定されたソフトウェアについて、更新が適用されていないシステムの構成から、更新を阻害している要因となっているソフトウェアを推定する処理について説明する。図9は、特定のソフトウェアの更新適用について阻害要因となっているソフトウェアを推定する処理の一例を示すフローチャートである。図9の処理フローは、問題ソフトウェア推定部169が実行する。以下に、ある特定のソフトウェア更新に対する問
題ソフトウェア推定処理について説明する。
問題ソフトウェア推定部169はS700で処理を開始すると、まず、検査の対象とするソフトウェア更新のリストを作成する。すなわち、問題ソフトウェア推定部169は、更新候補推定部161に最近適用されたソフトウェア更新の更新リストを作成させ(S701)、後述の問題ソフトウェアDB170から前回の問題ソフトウェア推定部169の実行で登録したソフトウェア更新を抽出する。前回とは、例えば、問題ソフトウェアDB170の各エントリの登録日時から抽出することができる。例えば1ヶ月ごとに問題ソフトウェア推定部169の処理を実行する場合は、登録日が1ヶ月前のエントリを抽出すればよい。問題ソフトウェア推定部169は、S701で得た更新リストと問題ソフトウェアDB170から抽出したソフトウェア更新を合わせ(S702)、そのそれぞれに対して、S703からS709までの処理を繰り返し実行する。問題ソフトウェアDB170は後出の図10に例示するような構成でテンプレート管理サーバ160にあらかじめ用意されるが、本処理を最初に実行する際には記録されているレコードはない。以下、S703ないしS709の処理について説明する。
まず、問題ソフトウェア推定部169は、後の処理で使う問題ソフトウェア候補リストを初期化し(S703)、与えられたソフトウェア更新について、当該のソフトウェア更新による構成変更がクラウド基盤140全体で初めて登録された日時を、変更履歴DB166から求める(S704)。問題ソフトウェア候補リストはデータの一時的な保持に用いる内部変数でありテンプレート管理サーバ160の適宜の記憶領域が確保される。次に、問題ソフトウェア推定部169は、テンプレート利用状況DB164を検索して、当該の更新が適用されていない情報システム110を抽出する(S705)。これは、与えられたソフトウェアが構成に含まれるが、そのバージョンが更新前のバージョンであることを検索条件として抽出する。以下のS706ないしS708の処理は、ここで抽出された情報システム110のそれぞれについて実行する。以下、各情報システム110に対する処理として説明する。
S706では、問題ソフトウェア推定部169は、変更履歴DB166の記録からどの程度の頻度で当該情報システム110のソフトウェア更新が実施されているかを算出する。加えて、問題ソフトウェア推定部169は、当該システムに対する最後の更新の登録日時を変更履歴DB166から求める。
次に、問題ソフトウェア推定部169は、算出したシステム更新頻度から得られる更新周期を超えて、当該のソフトウェア更新が未適用なのかを判定する(S707)。具体的には、変更履歴DB166を参照して、当該のソフトウェア更新が初めてクラウド基盤140で登録された登録日時に、当該のシステム更新頻度からS706で得られる更新周期を加算した日時を当該ソフトウェア更新の適用期限とし、その適用期限と当該情報システムの最後のソフトウェア更新の登録日時とを比較し、後者が適用期限を超えている場合(S707,Yes)、ソフトウェア更新が通常のシステム更新の周期を超えて未適用であると判定する。例えば、変更履歴DB166において、特定の情報システム110に関し特定のソフトウェアについて登録以来平均3ヶ月間隔で2回更新が実施されていたと検出した場合、問題ソフトウェア推定部169は、登録日時に(3ヶ月×2回+3ヶ月)を加算して得られた日時を当該ソフトウェアの更新適用期限とする。特定の変更システム更新の周期をまだ超えていないと判定される場合(S707、No)、問題ソフトウェア推定部169は当該情報システム110の分析処理を終え、S706に戻って他の情報システムの構成情報の分析に進む。
ソフトウェア更新がシステム更新の周期を超えて未適用であると判定した場合(S707,Yes)、問題ソフトウェア推定部169は、当該の情報システム110の構成と、
当該情報システム110の関連ソフトウェアに含まれるソフトウェアの情報(ソフトウェア名とバージョン番号のセット)を、問題ソフトウェア候補リストに追加する(S708)。問題ソフトウェア候補リストへの追加は、同じ情報がリストに既に存在している場合でも新しいエントリを追加する。関連ソフトウェアは、対象情報システム110に関してテンプレート利用状況DB164のレコードから取得する。問題ソフトウェア推定部169は、これらの処理を、S705で発見した情報システム110に対してそれぞれ実施する。この時点で、問題ソフトウェア候補リストには、当該のソフトウェア更新が適用されていない情報システム110に含まれるソフトウェアとその情報システム110に関する関連ソフトウェアの情報が記録されていることになる。
問題ソフトウェア推定部169は、この抽出されたソフトウェアの集合を当該のソフトウェア更新を妨げる問題ソフトウェアとし、問題ソフトウェアDB170に追加する(S
709)。追加する際、問題ソフトウェア推定部169は、問題ソフトウェア候補リスト
中にある同じソフトウェア更新のエントリ数を計数し、それも記録する。これは、この問題を生じる構成を含む情報システム数に対応する。問題ソフトウェアDB170の構成例を、図10に示している。問題ソフトウェアDB170には、記録される各エントリを互いに識別するためのID801、各エントリの登録日時802、当該のソフトウェア更新のソフトウェア名703及び更新後のバージョン番号804、当該ソフトウェアの更新を妨げていると推定される関連ソフトウェアの情報(ここでは問題ソフトウェア名)805、及びこの問題ソフトウェアを含んでいる情報システム数806の項目を記録する。
テンプレート管理サーバ160は、問題ソフトウェア推定部169による処理を定期的に実行する。これにより、テンプレート管理サーバ160は、ある特定のソフトウェアの更新処理を妨げている可能性のある別のソフトウェアを推定することができる。
テンプレート管理サーバ160のポータル168は、テンプレート利用状況DB164、問題ソフトウェアDB170、変更履歴DB166に対して検索を実行するためのユーザインタフェースを提供する。これによって、テンプレートの管理者やテンプレートの利用者は、テンプレートに含まれるソフトウェアの更新の適用状況や、適用を妨げる可能性のあるソフトウェアについて知ることができる。
以上によって、テンプレートの管理者は、テンプレートに含まれるソフトウェアに対して、利用者がソフトウェアの更新を実施しているかを知ることができる。テンプレートの管理者は、ソフトウェア更新の適用状況を参考に、テンプレートに含まれているソフトウェアを更新するかどうかを判断することができる。また、テンプレート管理者は、テンプレート管理サーバ160が抽出した問題ソフトウェアを参照することで、それぞれのテンプレートに含まれるソフトウェアの更新について、他のソフトウェアにどのような影響があるかを推定することができる。テンプレート管理者はこの情報を用いてテンプレートの更新可否を判断したり、テンプレート更新時に利用者への注意事項として問題を生じるおそれがあるソフトウェアの情報をテンプレートに付加して提供することができる。これらによって、本実施形態によればテンプレート管理者のテンプレートの保守負担を軽減することができる。
また、以上のソフトウェア更新に関する情報は、テンプレートの利用者に提供することもできる。これによって、テンプレートの利用者が情報システムへのソフトウェア更新の可否を判断する際の検証などの負担を軽減することができる。
なお、本実施形態で収集や分析の対象とするソフトウェアについて、共通的なソフトウェアを除外してもよい。共通的なソフトウェアとは、例えば、オペレーティングシステムや、基本的なライブラリなどである。このような共通的なソフトウェアについては、本シ
ステム1の管理によらず別途一括して管理すること等も考えられるためである。テンプレート管理サーバ160に、これらの除外対象ソフトウェアを登録可能とするユーザインタフェースを設けてもよい。この場合、図9に例示した問題ソフトウェア推定処理のS709の実行後に、除外対象ソフトウェアに関するソフトウェア更新を、問題ソフトウェアDB170から削除すればよい。
また、本実施形態では情報システム110の構築時に運用種別フラグ204を指定するとしたが、これはシステム構築時でなくともよく、運用種別フラグ204を指定するためのインタフェースがテンプレート管理サーバ160に設けられていればよい。
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、処理実行に関して問題を生じる他のソフトウェアがあると推定されたソフトウェア更新処理について、新しい更新処理によってその問題が解消されたことを検出する手順を示す。本実施形態で用いるデータ構造は第1の実施形態と同じである。
図11に、以前に問題があると推定されたソフトウェアの更新処理についてその問題が解消されたことを、利用者の情報システム更新の状況から検出する、更新適用検出処理フロー例を示す。
問題ソフトウェア推定部169はS900で処理を開始すると、まず、問題ソフトウェアDB170から、直近の2回の問題ソフトウェア推定処理の結果を抽出する(S901)。そして、直近の結果とその前の結果とを比較し、その前の結果には含まれているが、直近の問題ソフトウェア推定の結果には含まれていないソフトウェア更新を抽出して処理を終了する(S902,S903)。あるソフトウェア更新処理に関して、直近の推定結果から除外されていることは、当該のソフトウェア更新処理、又はそれよりも新しいバージョンにソフトウェアを更新するソフトウェア更新処理が、クラウド基盤140上の情報システム110に適用されたことを示している。つまり、このソフトウェア更新を妨げる問題が解消されたということを意味している。よって、S902で得られたソフトウェア更新については、その更新適用に関わる問題が解消されたと推定することができる。この更新適用検出処理を定期的に実行して結果を記録しておけば、システムテンプレートの管理者や利用者に、ソフトウェア更新の問題解決の状況を提供することができる。
これによれば、システムテンプレートの管理者は、一度ソフトウェア更新に問題があると判定されたテンプレートについて、問題が解消されたかを調べる必要がなくなる。つまり、システムテンプレートの管理者は、一度問題があると判定されたソフトウェア更新については、更新適用検出処理で問題なしと判定された時点で、ソフトウェア更新が適用可能になったと判断することができる。問題が解消されたソフトウェア更新が発見された時点で、テンプレート管理サーバ160が、システムテンプレートの管理者に通知を発行するように構成してもよい。
また、本更新適用検出処理では、問題ソフトウェアDB170のシステム数806を参照してもよい。ソフトウェア更新が未適用のシステム数806が減少している場合は、当該のソフトウェア更新の適用が進んでいることを示すので、システムテンプレート管理者は、この情報を参照してもよい。
実施形態3
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、情報システム110(図1)の構成分析によるソフトウェア更新の適用状況に関する情報を、システムテンプレートの管理者やシステムテンプレート利用者に提供するためのポータル168につい
て説明する。このポータル168は、システムテンプレート利用者に、利用している情報システム110に対するソフトウェア更新の適用について、他の利用者の適用状況や、適用を妨げるソフトウェアに関する情報を提供する。また、システムテンプレートの管理者には、テンプレート利用者のソフトウェア更新の状況と、未適用のソフトウェアの更新の状況を提供する。
図12は、本実施形態のポータル168による表示例を示している。ポータル168は、テンプレート管理サーバ160の入出力装置14(図2)を通じて、システムテンプレートの利用者や管理者が利用するためのポータル画面1200を提供する。ポータル画面1200には、システムテンプレートを用いて構築した情報システム110について、クラウド基盤140で同じテンプレートを利用している利用者のソフトウェアの更新の状況を検索する領域1210が設けられる。利用者は、情報システムIDフィールド1211に利用している情報システム110の識別子DID(テンプレート利用状況DB164におけるDID201。図3参照)を入力し、検索ボタン1212で検索を実行する。またポータル画面1200には、システムテンプレートの管理者が利用する管理者領域1220を備える。この管理者領域1220は、システムテンプレートごとに、利用者のソフトウェア更新の適用状況、何らかの問題で未適用のソフトウェア更新の状況を検索するための領域である。システムテンプレートの管理者は、テンプレート番号フィールド1221にテンプレート識別子TID(テンプレート利用状況DB164におけるTID202。図3参照)を入力し、検索ボタン1222で検索を実行する。それぞれの検索結果は表示領域1230に表示される。
次に、それぞれの検索実行時の処理を図13、図14に示す。これらの処理は、テンプレート管理サーバ160のポータル168により実行される。
まず、指定された情報システム識別子DIDで示される情報システム110を構成するソフトウェアの更新について、他の同じテンプレートを利用して構築されている情報システム110のソフトウェア更新状況を表示する処理について説明する。図13は、当該表示処理の処理フロー例を示すフローチャートである。ポータル168はS1300で処理を開始すると、テンプレート利用状況DB164より、利用者操作領域1210の情報システムID領域1211を通じて与えられた情報システム識別子DIDで特定される情報システム110の構成を取得する(S1301)。次に、ポータル168は、同じテンプレートで構築された他の情報システム110に適用されたソフトウェア更新で、指定された情報システム110に適用されていないソフトウェア更新のリスト(未適用ソフトウェア更新リスト)を求める(S1302)。具体的には、ポータル168は、指定された情報システム110の基になったシステムテンプレートの識別子TIDをテンプレート利用状況DB164から求め、更にそのテンプレートで構築された情報システム110の情報システム識別子DIDを求める。未適用ソフトウェア更新リストは、テンプレート管理サーバ160の適宜の記憶領域に内部テーブルとして設定することができる。ポータル168は、この情報システム識別子DIDで変更履歴DB166を検索し、他の情報システム110に適用されているソフトウェア更新を列挙する。当該の情報システム110に適用されているかどうかは、当該の情報システム110のソフトウェアのバージョン番号と、ソフトウェア更新後のバージョン番号とを比較することにより判定される。
ポータル168は、S1302で求めた未適用のソフトウェア更新について、問題ソフトウェアDB170を参照して、それぞれのソフトウェア更新の関連ソフトウェアが当該の情報システム110の構成に含まれているか検査する。含まれていると判定した場合は、ポータル168は、そのソフトウェア更新と関連ソフトウェアを適用不可ソフトウェアとして記録する(適用不可ソフトウェアリスト)(S1303)。適用不可ソフトウェアリストは、テンプレート管理サーバ160の適宜の記憶領域に内部テーブルとして設定す
ることができる。情報システム110の構成には、テンプレート利用状況DB164の関連システムDID(図3の符号206)で示される情報システム110の構成、および、関連ソフトウェア(図3の符号207)を含めて検査する。
最後に、ポータル168は、S1302で得られた未適用ソフトウェア更新リストと、S1303で得られた適用不可ソフトウェアリストをポータル画面1200に設けられている表示領域1230のソフトウェア更新適用状況表示領域1231に表示して処理を終了する(S1304,S1305)。図12にソフトウェア更新適用状況表示領域1231の表示例を示している。図12の例では、ソフトウェアA1,A2の更新適用状況(適用件数)と、ソフトウェアA3の更新適用に関してソフトウェアC1のバージョン2が阻害要因と推測されることが示されている。
次に、指定されたシステムテンプレートに含まれるソフトウェアの更新状況を取得する処理について説明する。図14は、指定されたシステムテンプレートに含まれるソフトウェアの更新状況取得処理例を示すフローチャートである。ポータル168はS1400で処理を開始すると、テンプレート利用状況DB164から、指定されたテンプレートで構築された情報システム110の識別子DIDを取得する(S1401)。次に、ポータル168は、変更履歴DB166より、求めた情報システム110に適用されているそれぞれのソフトウェア更新と、適用されているシステムの数を記録する(S1402)。
ポータル168は、変更履歴DB166から、当該のテンプレートで構築される情報システム110に含まれるソフトウェアへの更新であるが、このテンプレートで構築された情報システム110には適用されていない未適用ソフトウェア更新のリストを求める(S1403)。より具体的には、テンプレートに含まれるソフトウェアの更新であって、S1402で求めたソフトウェア更新に含まれない更新であり、かつ、適用するとソフトウェアのバージョンが新しくなるソフトウェア更新(未適用ソフトウェア更新リスト。テンプレート管理サーバ160の適宜の記憶領域に内部テーブルとして設定される)を求める(既に適用すみの更新は除外する)。
次に、ポータル168は、問題ソフトウェアDB170を参照して、S1403で求めたそれぞれのソフトウェア更新の関連ソフトウェアがテンプレートに含まれるかを検査する。含まれないと判定した場合は、未適用ソフトウェア更新リストから除外する(S1404)。最後に、ポータル168は、S1402で取得し記録したソフトウェア更新とその適用数、S1404で得た未適用ソフトウェア更新とその関連ソフトウェアを表示して処理を終了する(S1405,S1406)。図12にテンプレート更新状況表示領域1232の表示例を示している。図12の例では、テンプレートIDが「A」で特定されるテンプレートについて、ソフトウェアA1,A2の更新適用状況(適用件数)と、ソフトウェアA3の更新適用に関してソフトウェアC1のバージョン2が阻害要因と推測されることが示されている。
以上のポータル168によって実行される処理により、システムテンプレートの利用者は、同じテンプレートを利用している他の利用者のソフトウェア更新の適用の状況と、それから推定される問題を生じるソフトウェア更新、その要因となるソフトウェアの情報を取得することができる。これにより、利用者は、自身が利用している情報システムにソフトウェア更新を適用すべきかどうかを判断するための情報を簡便に入手することができる。また、システムテンプレートの管理者は、そのテンプレートを利用している利用者のソフトウェア更新状況を知ることができる。これにより、テンプレートの更新の要否を判断するのに必要な情報を簡単に入手することができる。加えて、システムテンプレートの管理者は、問題を生じると推定されるソフトウェア更新の情報も簡単に入手することができる。システムテンプレート管理者は、これを利用者に提供することで、利用者の便宜を図
ることもできる。
なお、ポータル168は、利用者DB163に記録されている情報に基づいて、ポータル画面1200を通じた情報検索へのアクセス制御を実施してもよい。例えば、利用者ごとに、情報システム110の構成情報の収集可否を利用者DB163に記録しておき(構成情報収集可否記憶部)、構成情報の収集はこれが可である利用者の情報システムだけを対象とし、かつ、分析結果を参照するためのポータル168へのアクセスも同様に制限することができる。これにより、構成情報を提供する利用者にのみ、ソフトウェア更新の分析結果を提供することができる。
また、ポータル画面1200での分析結果の表示について、表示結果を簡素化するフィルタを適宜定義しておいてもよい。この場合、例えば、オペレーティングシステムやライブラリに関するソフトウェア更新の情報は表示結果から除くことなどが考えられる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば,上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。
1 システムテンプレート保守システム 10 コンピュータ
11 プロセッサ 12 メモリ 13 補助記憶装置 14 入出力装置
15 通信インタフェース 110 情報システム 111 仮想サーバ
112 構成収集エージェント 113 ソフトウェア 117 ネットワーク
140 クラウド基盤 141 利用者構成情報収集部
142 テンプレートデプロイ部 143 システムリソースDB
150 情報システム(クラウド基盤140外の)
160 テンプレート管理サーバ 161 更新候補推定部 162 構成登録部
163 利用者DB 164 テンプレート利用状況DB
165 テンプレートリポジトリ 166 変更履歴DB 167 変更集計部
168 ポータル 169 問題ソフトウェア推定部
170 問題ソフトウェアDB 180 通信ネットワーク
1200 ポータル画面 1210 利用者操作領域
1220 管理者操作領域 1230 検索結果表示領域

Claims (11)

  1. データ処理を行うためのリソースを提供し、当該リソースを利用して複数の情報システムの構築を可能としているデータ処理基盤において、各前記情報システムで稼働するソフトウェアに関する情報を含む構成情報を記述するシステムテンプレートの保守に利用されるシステムテンプレート保守システムであって、
    各前記情報システムにおけるソフトウェア構成を示す情報であるソフトウェア構成情報を取得するためのソフトウェア構成情報取得部と、
    取得した前記ソフトウェア構成情報を前記情報システム及び各前記情報システムが利用している前記システムテンプレートごとに格納するソフトウェア構成情報記憶部と、
    前記情報システムごとに、取得した前記ソフトウェア構成情報とすでに前記ソフトウェア構成情報記憶部に格納されている前記ソフトウェア構成情報とを比較し、前記ソフトウェアの更新の履歴を変更履歴記憶部に格納する構成登録部と、を備え、
    前記変更履歴記憶部に記録されている前記ソフトウェアの更新の履歴から導かれる当該ソフトウェアの更新頻度に基づいて前記情報システムにおける特定ソフトウェアの変更に影響を与えている前記情報システムにおけるソフトウェアを探索して提示する、システムテンプレート保守システム。
  2. 請求項1に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    前記変更履歴記憶部を参照して、各前記情報システムについて同一のソフトウェアに更新適用されていないものを検索し、抽出された前記情報システムにおいて共通して実装されている他のソフトウェアを抽出し、抽出された当該他のソフトウェアを前記ソフトウェアの更新適用を阻害していたものと特定する、システムテンプレート保守システム。
  3. 請求項2に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    前記変更履歴記憶部を参照して、各前記情報システムについて特定のソフトウェアに関する更新適用履歴を抽出して更新適用周期を求め、求めた更新適用周期を超えてソフトウェア更新が適用されていないと判定した場合、当該ソフトウェアの更新が未適用であると判定する、システムテンプレート保守システム。
  4. 請求項2に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    前記変更履歴記憶部を参照して、各前記情報システムについて特定のソフトウェアに関する更新適用阻害要因となりうる対象の前記他のソフトウェアとして、各前記情報システムと連携して動作する前記データ処理基盤外に構築されている情報システムで動作するソフトウェアも含める、システムテンプレート保守システム。
  5. 請求項2に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    前記ソフトウェア構成情報記憶部に各前記情報システムが本運用されているか識別するための運用種別情報が格納されており、当該運用種別情報が本運用であると判定された前記情報システムについてのみ、前記変更履歴記憶部を参照して、各前記情報システムについて同一のソフトウェアに更新適用されていないものを検索する処理を実行する、システムテンプレート保守システム。
  6. 請求項1に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    前記更新適用を阻害していると特定する対象となるソフトウェアについて、対象から除外するソフトウェアを指定することが可能であるように構成されている、システムテンプレート保守システム。
  7. 請求項2に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    特定の前記情報システムについて更新が未適用であると判定されたソフトウェアと、当該ソフトウェアの更新適用を阻害している他のソフトウェアと判定された当該他のソフトウェアとを関連付けて表示出力する、システムテンプレート保守システム。
  8. 請求項1に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    特定の前記システムテンプレートについて、前記システムテンプレートを利用して構築されている前記情報システムに関し、特定のソフトウェアについて更新が適用されている前記情報システムの数を算出し、前記変更履歴記憶部を参照して、他の前記システムテンプレートを利用して構築された前記情報システムにおいて更新適用されているが、当該システムテンプレートを利用して構築された前記情報システムにおいて更新適用されていないソフトウェア更新と、当該ソフトウェアの更新適用を阻害していると推定される他のソフトウェアを求めて互いに関連付けて表示出力する、システムテンプレート保守システム。
  9. 請求項2に記載のシステムテンプレート保守システムであって、
    前記変更履歴記憶部を参照して、更新未適用のソフトウェアとして抽出され、当該ソフトウェアの更新適用を阻害すると判定された他のソフトウェアが検出された実績を有するソフトウェアを検出し、その後当該ソフトウェアの更新が適用されたと判定されたソフトウェアについて、当該ソフトウェアの更新適用を阻害していた要因が解消されたと判定する、システムテンプレート保守システム。
  10. 請求項1に記載のシステムテンプレート保守システムであって、前記システムテンプレートで構築される各前記情報システムに関する構成情報収集の可否が利用者ごとに設定されている構成情報収集可否記憶部を備え、前記構成情報収集可否記憶部において収集可能と記録されている利用者からのアクセスに対してのみ構成情報収集処理を実行する、システムテンプレート保守システム。
  11. データ処理を行うためのリソースを提供し、当該リソースを利用して複数の情報システムの構築を可能としているデータ処理基盤において、各前記情報システムで稼働するソフトウェアに関する情報を含む構成情報を記述するシステムテンプレートの保守に利用されるシステムテンプレート保守方法であって、データ処理を行うプロセッサとデータ記憶デバイスとしてのメモリとを備えるコンピュータが、
    各前記情報システムにおけるソフトウェア構成を示す情報であるソフトウェア構成情報を取得し、
    取得した前記ソフトウェア構成情報を前記情報システム及び各前記情報システムが利用している前記システムテンプレートごとに格納し、
    前記情報システムごとに、取得した前記ソフトウェア構成情報と前記すでに格納されているソフトウェア構成情報とを比較し、前記ソフトウェアの更新の履歴を格納し、
    前記格納したソフトウェアの更新の履歴から導かれる当該ソフトウェアの更新頻度に基づいて前記情報システムにおける特定ソフトウェアの変更に影響を与えている前記情報システムにおけるソフトウェアを探索して提示する、システムテンプレート保守方法。
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