JP2020034682A - 露光方法、露光制御装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造プロセスが変更された場合でも重ね合わせ精度を確保することができる露光方法を提供する。【解決手段】実施形態によれば、補正モデル生成工程では、第1パターン位置ずれ量、工程処理履歴、第2パターン位置ずれ量および重ね合わせ残渣に基づいて、上下層間の重ね合わせ予測補正値を算出する補正モデルを生成する。製造処理工程では、第3基板上に下層を成膜し、第1フォトマスクを用いて下層上のレジストを露光してレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとして下層を加工し、下層上に上層を成膜し、第2フォトマスクを用いて上層上のレジストを露光してレジストパターンを形成する。製造処理工程では、第1パターン位置ずれ量と、工程処理履歴と、第2パターン位置ずれ量と、重ね合わせ残渣と、に基づいて、補正モデルを用いて重ね合わせ予測補正値を算出し、重ね合わせ予測補正値を露光処理時に使用する。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、露光方法、露光制御装置および半導体装置の製造方法に関する。
近年の半導体メモリは、微細化されるとともに積層化されているため、また、セルアレイ部と周辺回路部とで膜応力差が生じるため、露光ショット内の重ね合せずれ量のばらつきが大きくなっている。そこで、セルアレイ部のマスクパターンレイアウトを重ね合せずれ量にしたがって予めずらして配置するマスクレイアウト補正方法が提案されている。
しかしながら、従来の技術では、製造プロセスが変更された場合、あるいは製造プロセスにばらつきが存在する場合に、重ね合わせ精度の確保が困難であった。
本発明の一つの実施形態は、製造プロセスが変更された場合でも重ね合わせ精度を確保することができる露光方法、露光制御装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、露光方法は、第1テスト処理工程と、第2テスト処理工程と、第1パターン位置ずれ量算出工程と、工程処理履歴取得工程と、第2パターン位置ずれ量算出工程と、重ね合せ残渣算出工程と、補正モデル生成工程と、製造処理工程と、を含む。前記第1テスト処理工程では、第1基板上に第1下層を成膜し、マスクレイアウト補正された第1フォトマスクを用いて前記第1下層上のレジストを露光して第1レジストパターンを形成し、前記第1レジストパターンをマスクとして前記第1下層を加工し、前記第1下層上に第1上層を成膜し、マスクレイアウト補正された第2フォトマスクを用いて前記第1上層上のレジストを露光して第2レジストパターンを形成し、前記第2レジストパターンをマスクとして前記第1上層を加工する。前記第2テスト処理工程では、第2基板上に第2下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第2下層上のレジストを露光して第3レジストパターンを形成し、前記第3レジストパターンをマスクとして前記第2下層を加工し、前記第2下層上に第2上層を成膜し、前記第2フォトマスクを用いて前記第2上層上のレジストを露光して第4レジストパターンを形成し、前記第4レジストパターンをマスクとして前記第2上層を加工する。前記第1パターン位置ずれ量算出工程では、前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での上下層のパターン間のレイアウト起因の第1パターン位置ずれ量を算出する。前記工程処理履歴取得工程では、前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での工程処理履歴を取得する。前記第2パターン位置ずれ量算出工程では、前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での前記上下層のパターン間の基板形状起因の第2パターン位置ずれ量を算出する。前記重ね合せ残渣算出工程では、前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での露光後の前記上下層のパターン間の重ね合わせ残渣を算出する。前記補正モデル生成工程では、前記第1パターン位置ずれ量、前記工程処理履歴、前記第2パターン位置ずれ量および前記重ね合わせ残渣に基づいて、前記上下層間の重ね合わせ予測補正値を算出する補正モデルを生成する。前記製造処理工程では、第3基板上に第3下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第3下層上のレジストを露光して第5レジストパターンを形成し、前記第5レジストパターンをマスクとして前記第3下層を加工し、前記第3下層上に第3上層を成膜し、第2フォトマスクを用いて前記第3上層上のレジストを露光して第6レジストパターンを形成する。前記製造処理工程では、前記第1パターン位置ずれ量と、前記製造処理工程での工程処理履歴と、前記第2パターン位置ずれ量と、前記重ね合わせ残渣と、に基づいて、前記補正モデルを用いて重ね合わせ予測補正値を算出し、前記重ね合わせ予測補正値を露光処理時に使用する。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる露光方法、露光制御装置および半導体装置の製造方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、半導体メモリの積層化による重ね合せずれの概要を示す図である。近年の半導体メモリは、微細かつ積層化構造となっている。図1(a)に示されるように、フラットなウェハ300上に積層化構造を形成すると、積層化構造による膜応力の影響によって、図1(b)に示されるように、ウェハ300が歪んでしまう。なお、破線で区画される領域は、ショット領域310を示している。
重ね合わせ精度を確保するために、露光時のアライメント計測結果、露光後および加工後の重ね合わせ検査結果に基づいて露光位置の補正値を算出し、露光装置へフィードバック補正し露光する制御方法が一般的に用いられている。また、それに加えて、最近では、露光前にウェハ300の形状を計測しておくことで膜応力起因の重ね合わせずれ量(IPD:In-Plane Distortion)を予測し、その予測結果から露光位置の補正値を算出し、露光装置へフィードフォワード補正し露光する制御方法が用いられてきている。このような制御は、APC(Advanced Process Contorol)で行われている。
しかし、このような制御方法を使用しても重ね合わせ精度を確保できないという問題が発生してきている。その問題とは、メモリセルアレイ部と周辺回路部との膜応力差に起因して露光ショット内の重ね合わせずれ量のばらつきが大きくなりすぎて、露光装置が補正すべき露光位置へ駆動追従できず、重ね合わせ補正残渣が大きくなってしまうことにある。
例えば、図1(c)に示されるように、ウェハ300内の1つのショット領域310には、メモリセルアレイ部311と周辺回路部312とが複数配置されている。メモリセルアレイ部311と、周辺回路部312と、を構成する膜は異なるため、これらの膜応力差によって、チップとなるショット領域310ごと歪んでしまう。
図1(d)は、メモリセルアレイ部311と周辺回路部312との各位置での重ね合せずれ量の大きさの一例を示している。この図で、矢印の向きが重ね合せずれの方向を示し、矢印の大きさが重ね合せずれ量を示している。図1(d)に示されるように、メモリセルアレイ部311の中でも場所によって重ね合せずれ量の大きさが異なり、周辺回路部312の中でも場所によって重ね合せずれ量の大きさが異なる。例えば、図1(d)中の線y−y’に沿った重ね合せずれ量をみると、図1(e)に示されるように、メモリセルアレイ部311および周辺回路部312内での位置によって重ね合せずれ量に大きな違いが存在する。図1(e)は、ショット領域310内の一部のメモリセルアレイ部311および周辺回路部312に関するものであるが、これがショット領域310の全体にわたって同様の傾向が見られる。
このようなショット領域310内の重ね合せずれ量の大きなばらつきに対して、周辺回路部312より領域が大きいメモリセルアレイ部311のマスクパターンレイアウトを重ね合わせずれ量に従って予めずらして配置する、マスクレイアウト補正を行う方法を適用することが考えられる。しかし、マスクレイアウト補正を適用した場合において、製造プロセスに変更または製造プロセスにばらつきが存在する場合には、重ね合わせ精度の確保が一段と難しくなる。そこで、以下の実施形態では、マスクレイアウト補正方法を加味した新たな露光方法、露光制御装置および半導体装置の製造方法について説明する。
図2は、第1の実施形態による露光制御装置を含む露光装置の構成の一例を模式的に示す図である。露光制御装置230は、露光装置200の制御を行うとともに、後述する露光時の重ね合せ予測補正値を算出する補正モデルの生成を行う。露光制御装置230は、露光装置200に通信線を介して接続されるパーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。また、露光制御装置230は、露光装置200とネットワークを介して接続されるサーバなどの情報処理装置であってもよい。
露光制御装置230は、補正モデル生成部231と、補正モデル記憶部232と、制御部233と、を備える。補正モデル生成部231は、後述する補正モデル生成処理にしたがって、製品となる半導体装置の露光を行う際の重ね合せ予測補正値を算出する補正モデルを生成する。補正モデル記憶部232は、補正モデル生成部231によって生成された補正モデルを記憶する。補正モデルは、例えばマスクレイアウト補正量、およびウェハの工程処理履歴に対応付けて記憶される。制御部233は、露光装置200の各部を制御する。また、制御部233は、露光する際に、使用するフォトマスクのマスクレイアウト補正量およびウェハの工程処理履歴に対応する補正モデルを補正モデル記憶部232から取得し、この補正モデルから算出した重ね合せ予測補正値を用いて、露光装置200を補正する。
補正モデル生成部231は、基準となるフォトマスクに対してマスクレイアウト補正を行ったフォトマスクを用いて、基準処理条件で加工処理を行った時のオーバレイ残渣と、基準処理条件の一部を変更した変更処理条件で加工処理を行った時のオーバレイ残渣と、を用いて、変更処理条件で加工処理を行った時のオーバレイ残渣が判定閾値未満となる重ね合せ予測補正値となる補正モデルを生成する。加工処理として、成膜処理、熱処理およびエッチング処理が挙げられる。熱処理は、成膜処理時に加えられる熱履歴も含む。補正モデルの生成については、後述する。判定閾値は、半導体装置の製造で許容されるオーバレイ残渣の最大値である。
露光装置200は、光源210と、開口絞り211と、フィルタ212と、偏光フィルタ213と、照明光学系214と、投影光学系215と、マスクステージ216と、基板ステージ217と、を有している。マスクステージ216は、フォトマスクMKを保持している。基板ステージ217は、レジスト208が塗布されたウェハ300(基板)を保持している。
光源210は、例えば、ArFエキシマレーザ、KrFエキシマレーザ、波長が248nmまたは193nmなどのDUV(Deep Ultra-Violet)光、波長が13.5nmのEUV(Extreme Ultra-Violet)光などを露光光210aとして出射する。
開口絞り211は、例えば、概略円板状をなしており、発光領域(照明領域)と、非発光領域(照明遮蔽領域)と、を備えている。非発光領域は、光源210から出射した露光光210aを遮蔽する領域であり、発光領域は、光源210から出射した露光光210aを透過させる領域である。開口絞り211は、発光領域の形状を変化させることによって照明形状を変えることができる構成となっている。
フィルタ212は、光源210および開口絞り211を介して送られてくる露光光210aの輝度分布を変更するものである。偏光フィルタ213は、光源210、開口絞り211およびフィルタ212を介して送られてくる露光光210aの振幅方向を揃えるものである。
照明光学系214は、例えば、図示しないフライアイレンズまたは多段のコンデンサレンズ等によって構成されており、フォトマスクMKに入射する露光光210aの範囲などを調整する。
投影光学系215は、フォトマスクMKに形成されたマスクパターンをレジスト208に縮小投影する機能を有している。投影光学系215は、複数のレンズ(例えば、レンズ2151,2152など)と、レンズ絞り2153と、を備えている。投影光学系215は、レンズ2151,2152によって瞳面2154の位置を調整することができるよう構成されている。
レンズ絞り2153は、レンズ2152から出射した露光光210aの形状を変えるものである。レンズ絞り2153は、投影光学系215の瞳の大きさを変えることによって投影光学系215の中心軸からずれた露光光210aを遮光する。
つぎに、半導体装置の製造方法について説明する。図3は、実施形態による半導体装置の製造方法の手順の一例を示すフローチャートである。まず、制御部233は、処理するウェハについて、処理内容が変わったかを判定する(ステップS1)。ここでは、補正モデル記憶部232に記憶されている補正モデルに対応付けられる処理内容にはない処理内容を実行するものであるかが判定される。処理内容として、使用するフォトマスクおよび加工処理条件などが例示される。
処理内容が変わっている場合(ステップS1でYesの場合)には、補正モデル生成のためのパターニング処理が行われる(ステップS2)。露光制御装置230によって、補正モデル生成のためのパターニング処理で得られる結果に基づいて、補正モデル生成処理が行われ(ステップS3)、処理が終了する。
処理内容が変わっていない場合(ステップS1でNoの場合)には、通常のパターニング処理が行われる(ステップS4)。例えば製品を製造するウェハに対して、補正モデル生成処理で生成された補正モデルから得られる重ね合せ予測補正値で露光処理時に補正を行って、パターニング処理が行われる。以上で、処理が終了する。
以下に、ステップS2〜S4の各処理の詳細について説明する。図4は、補正モデル生成のためのパターニング処理の手順の一例を示すフローチャートである。図5は、積層化構造でのパターニング処理の手順の一例を模式的に示す断面図である。補正モデル生成のためのパターニング処理では、マスクレイアウト補正を行ったフォトマスクを用いて処理を行った時の重ね合せのずれ量を取得する第1処理と、第1処理とは異なる処理条件で上記フォトマスクを用いて処理を行った時の重ね合せずれ量を取得する第2処理と、を含む。
まず、ウェハ上に下層の第1下層テスト層350の成膜処理が行われる(ステップS11)。例えば、図5(a)に示されるように、図示しないウェハ上に第1膜351と第2膜352とを交互に複数積層させた第1下層テスト層350が形成される。例えば、第1膜351はシリコン酸化膜であり、第2膜352はシリコン窒化膜である。成膜処理として、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などを例示することができる。ウェハは、第1基板に対応し、第1下層テスト層350は、第1下層に対応する。
ついで、第1下層テスト層350を形成後のウェハの形状が計測される。すなわち、下層の膜応力起因のパターン位置ずれ量の計測処理が行われる(ステップS12)。その後、第1下層テスト層350上に図示しないレジストを塗布し、図示しない第1フォトマスクを用いて下層の露光処理が行われる(ステップS13)。露光処理によって、ダイシングライン上にオーバレイ計測の際に使用されるオーバレイマークが形成される。
その後、レジストを現像してレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとして、第1下層テスト層350の加工処理を行う(ステップS14)。図5(b)に示されるように、加工処理として、たとえば、RIE(Reactive Ion Etching)法などのエッチング処理を行い、第1下層テスト層350にメモリホール355を形成し、メモリホール355内に導電膜357を埋め込む処理が行われる。また、エッチング処理時には、ダイシングライン上の第1下層テスト層350には、オーバレイマークが形成される。
ついで、下層の第1下層テスト層350上に上層の第1上層テスト層360の成膜処理が行われる(ステップS15)。例えば、図5(c)に示されるように、第1下層テスト層350上に第1膜361と第2膜362とを交互に複数積層させた第1上層テスト層360を形成する。例えば、第1膜361はシリコン酸化膜であり、第2膜362はシリコン窒化膜である。成膜処理として、CVD法などを例示することができる。この時、第1下層テスト層350および第1上層テスト層360には応力380がかかり、第1下層テスト層350および第1上層テスト層360が歪む。第1上層テスト層360は、第1上層に対応する。
ついで、第1上層テスト層360を形成後のウェハの形状が計測される。すなわち、上層の膜応力起因のパターン位置ずれ量の計測処理が行われる(ステップS16)。その後、第1上層テスト層360上に図示しないレジストを塗布し、図示しない第2フォトマスクを用いた上層の露光処理が行われる(ステップS17)。露光処理によって、ダイシングライン上にオーバレイ計測の際に使用されるオーバレイマークが形成される。第1下層テスト層350のオーバレイマークと、第1上層テスト層360上のレジストパターンのオーバレイマークとは、位置が重なり合うように設けられる。その後、レジストを現像してレジストパターンを形成する。
ついで、第1下層テスト層350に形成されたオーバレイマークと、第1上層テスト層360上のレジストパターンに形成されたオーバレイマークと、を用いて、オーバレイ計測処理が行われる(ステップS18)。その後、レジストパターンをマスクとして第1上層テスト層360の加工処理が行われる(ステップS19)。図5(d)に示されるように、加工処理として、たとえば、RIE法などのエッチング処理を行い、第1上層テスト層360にメモリホール365を形成する。この時、ダイシングライン上の第1上層テスト層360には、オーバレイマークが形成される。
その後、第1下層テスト層350に形成されたオーバレイマークと、第1上層テスト層360に形成されたオーバレイマークと、を用いて、加工処理後のオーバレイ計測処理が行われる(ステップS20)。
ついで、別のウェハ上に下層の第2下層テスト層の成膜処理が行われる(ステップS21)。この成膜処理は、図5(a)に示したものと同様の処理であり、第1膜と第2膜とが交互に複数積層された第2下層テスト層がCVD法などによって形成される。第1下層テスト層350に比して、第2下層テスト層の成膜条件を変えてもよい。別のウェハは、第2基板に対応し、第2下層テスト層は、第2下層に対応する。
その後、第2下層テスト層を形成後のウェハの形状が計測される。すなわち、下層の膜応力起因のパターン位置ずれ量の計測処理が行われる(ステップS22)。ついで、第2下層テスト層上にレジストを塗布し、第1フォトマスクを用いて下層の露光処理が行われる(ステップS23)。露光処理によって、ダイシングライン上にオーバレイ計測の際に使用されるオーバレイマークが形成される。
その後、レジストを現像してレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとして、第2下層テスト層の加工処理を行う(ステップS24)。図5(b)に示したものと同様に、加工処理として、たとえば、RIE法などのエッチング処理を行い、第2下層テスト層にメモリホールを形成し、メモリホール内に導電膜を埋め込む処理が行われる。また、エッチング処理時には、ダイシングライン上の第2下層テスト層には、オーバレイマークが形成される。
ついで、第2下層テスト層上に上層の第2上層テスト層の成膜処理が行われる(ステップS25)。例えば、図5(c)で示したものと同様の処理であり、第2下層テスト層上に第1膜と第2膜とを交互に複数積層させた第2上層テスト層がCVD法などによって形成される。第1上層テスト層360に比して、第2上層テスト層の成膜条件を変えてもよい。この時、第2下層テスト層および第2上層テスト層には応力がかかり、第2下層テスト層および第2上層テスト層が歪む。第2上層テスト層は、第2上層に対応する。
その後、第2上層テスト層を形成後のウェハの形状が計測される。すなわち、上層の膜応力起因のパターン位置ずれ量の計測処理が行われる(ステップS26)。ついで、第2上層テスト層上にレジストを塗布し、第2フォトマスクを用いた上層の露光処理が行われる(ステップS27)。露光処理によって、ダイシングライン上にオーバレイ計測の際に使用されるオーバレイマークが形成される。第2下層テスト層のオーバレイマークと、第2上層テスト層上のレジストパターンのオーバレイマークとは、位置が重なり合うように設けられる。その後、レジストを現像してレジストパターンを形成する。
ついで、第2下層テスト層に形成されたオーバレイマークと、第2上層テスト層上のレジストパターンに形成されたオーバレイマークと、を用いて、オーバレイ計測処理が行われる(ステップS28)。そして、オーバレイ計測処理の結果得られるオーバレイ残渣は、判定閾値未満であるかが判定される(ステップS29)。判定閾値は、例えばオーバレイ残渣が許容されるずれ量の最大値である。オーバレイ残渣が判定閾値未満ではない場合(ステップS29でNoの場合)には、ステップS27へと処理が戻る。ここでは、レジストパターンを除去し、新たにレジストを塗布し、露光条件を変更して、オーバレイ残渣が判定閾値未満となるまで処理を繰り返す。
オーバレイ残渣が判定閾値未満である場合(ステップS29でYesの場合)には、第2上層テスト層の加工処理が行われる(ステップS30)。図5(d)で示したものと同様に、加工処理として、たとえば、エッチング処理が行われる。この時、ダイシングライン上の第2上層テスト層には、オーバレイマークが形成される。
ついで、第2下層テスト層に形成されたオーバレイマークと、第2上層テスト層に形成されたオーバレイマークと、を用いて、加工処理後のオーバレイ計測処理が行われる(ステップS31)。そして、処理が図3のフローチャートに戻る。
図6は、補正モデル生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。補正モデル生成処理は、露光制御装置230の補正モデル生成部231で実行される処理である。補正モデル生成処理では、マスク出来栄え取得工程(ステップS50)と、レイアウト補正量算出工程(ステップS60)と、処理履歴取得工程(ステップS70)と、ΔIPD算出工程(ステップS80)と、オーバレイ残渣算出工程(ステップS90)と、が行われる。
ステップS50のマスク出来栄え取得工程では、露光処理で使用する第1フォトマスクおよび第2フォトマスクについて、マスク出来栄え検査結果が取得される(ステップS51)。実際に形成されたフォトマスクをその設計データと比較すると、パターンの位置ずれなどが生じている。この位置ずれがマスク出来栄え検査結果となる。ウェハの応力に起因するパターンの位置ずれ量には、マスクの位置ずれ(描画ずれ)が含まれている。パターンの位置ずれ量からマスクの位置ずれを差し引くために、マスク出来栄え検査結果が取得される。
ステップS60のレイアウト補正量算出工程では、下層のパターニングに使用する第1フォトマスクのマスクレイアウト補正量情報が取得される(ステップS61)。同様に、上層のパターニングに使用する第2フォトマスクのマスクレイアウト補正量情報が取得される(ステップS62)。
図7は、マスクレイアウト補正の概要を説明する図である。このメモリセルアレイ部311のあるy1−y1’線に沿ったオーバレイ残渣が、図7(a)に示されている。このオーバレイ残渣を0にするには、図7(a)の各位置における残渣を相殺するように、フォトマスクのマスクレイアウトをずらせばよい。例えば、図7(b)に示されるように、フォトマスク内のメモリセルアレイ部311に対応する各位置の補正値が算出される。図7(a)に示されるオーバレイ残渣を有するフォトマスクについて、図7(b)に示されるマスクレイアウト補正を行うことによって、理想的には図7(c)に示されるように、オーバレイ残渣は0になる。
そして、上下層パターン間のレイアウト起因のパターン位置ずれ量が算出される。具体的には、下層で使用される第1フォトマスクのマスクレイアウト補正量情報と、上層で使用される第2フォトマスクのマスクレイアウト補正量情報と、からマスクレイアウト差分補正量が算出される(ステップS63)。マスクレイアウト差分補正量は、上下層のパターン間のレイアウト起因の第1パターン位置ずれ量に対応する。
ステップS70の処理履歴取得工程では、工程処理履歴情報が取得される(ステップS71)。工程処理履歴情報として、成膜処理時の成膜条件、熱履歴、加工処理におけるエッチング条件などを例示することができる。例えば、図4のステップS11,S15,S21,S25で成膜条件が取得される。この時、ウェハが加熱される場合には、その熱履歴も取得される。また、図4のステップS14,S19,S24,S30でエッチング条件と、導電膜の形成条件と、が取得される。また、工程処理履歴として、計測装置、成膜装置、加工処理装置を示す情報、ステージ、チャンバ、結果を含んでもよい。
ステップS80のΔIPD算出工程では、下層のパターンの露光前の状態でのウェハ形状計測結果を取得する(ステップS81)。下層のパターンのウェハ形状計測結果は、例えば、図4のステップS12,S22での下層のパターンの位置ずれ量の計測結果である。ついで、上層のパターンの露光前の状態でのウェハ形状計測結果を取得する(ステップS82)。上層のパターンのウェハ形状計測結果は、例えば、図4のステップS16,S26での上層のパターンの位置ずれ量の計測結果である。そして、下層のパターンおよび上層のパターンのウェハ形状計測結果に基づいて、上下層のパターン間のウェハ形状起因のパターン位置ずれ量、すなわちΔIPDを算出する(ステップS83)。ΔIPDは、上下層のパターン間の基板形状起因の第2パターン位置ずれ量に対応する。
ステップS90のオーバレイ残渣算出工程では、下層および上層のパターンの露光処理履歴情報が取得される(ステップS91)。露光処理履歴情報は、下層のパターンおよび上層のパターンの露光処理条件などを含む。露光処理履歴情報は、工程処理履歴に対応する。その後、上層のパターンの露光処理後のオーバレイ計測処理結果が取得される(ステップS92)。例えば、図4のステップS18,S20,S28,S31でのオーバレイ計測処理の結果が取得される。オーバレイ計測処理結果は、図4のステップS18,S28の露光処理後のものでもよいし、図4のステップS20,S31の加工処理後のものでもよい。そして、オーバレイ計測処理の結果に基づいて、オーバレイ残渣が算出される(ステップS93)。オーバレイ残渣は、上下層のパターン間の重ね合わせ残渣に対応する。
これらの処理が、図4のステップS11〜S31までの補正モデル生成のためのパターニング処理の際に行われる。そして、これらの処理の後、補正モデル生成部231は、マスク出来栄え検査結果、マスクレイアウト差分補正量、工程処理履歴情報、ΔIPD、オーバレイ残渣に基づいて、重ね合せ予測補正値についての補正モデルを生成する(ステップS100)。このとき、機械学習を使用して補正モデルを用いてもよい。また、補正モデルは、教師データありに分類される機械学習モデルを用いてもよいし、教師データなしに分類される機械学習モデルを用いてもよい。
その後、補正モデル生成部231は、補正モデルを補正モデル記憶部232に記憶する(ステップS101)。補正モデルは、例えばマスク出来栄え検査結果、マスクレイアウト差分補正量および工程処理履歴情報に対応付けられる。以上によって、補正モデル生成処理が終了する。
図8は、補正モデルを使用して露光処理の条件を補正するパターニング処理の手順の一例を示すフローチャートである。このパターニング処理は、実際の製品となるウェハについて処理を行うフローチャートであり、半導体装置の製造方法の一部である。
まず、制御部233は、処理対象のウェハについての処理内容に対する重ね合せ予測補正値を補正モデル記憶部232中の補正モデルから取得する(ステップS111)。この時、処理内容として、例えば、使用するフォトマスク、成膜条件、熱処理条件、エッチング条件などを例示することができる。制御部233は、同様の処理内容で生成された補正モデルを取得し、この補正モデルから重ね合せ予測補正値を取得する。ここでは、下層のパターンを形成するフォトマスクとして、第1フォトマスクを使用し、上層のパターンを形成するフォトマスクとして、第2フォトマスクを使用するものとする。
ついで、ウェハ上への下層膜の成膜処理が所定の成膜条件で行われる(ステップS112)。この成膜処理は、図5(a)に示したものと同様の処理であり、第1膜と第2膜とが交互に複数積層された下層膜がCVD法などによって形成される。下層膜の成膜条件は、例えば第2下層テスト層の成膜条件と同じでもよい。ここで、ウェハは、第3基板に対応し、下層膜は、第3下層に対応する。
その後、下層膜を形成後のウェハの形状が計測される。すなわち、下層膜の応力起因のパターン位置ずれ量の計測処理が行われる(ステップS113)。さらに、下層膜上にレジストが塗布され、ステップS111で取得した重ね合せ予測補正値で補正した露光条件で、第1フォトマスクを用いて下層膜の露光処理が行われる(ステップS114)。ここでは、例えば図4のステップS23の露光処理と同じ露光条件で露光処理が行われる。露光処理によって、ダイシングライン上にオーバレイ計測の際に使用されるオーバレイマークが形成される。
ついで、レジストを現像してレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとして下層膜の加工処理が行われる(ステップS115)。図5(b)に示したものと同様に、加工処理として、たとえば、RIE法などのエッチング処理を行い、下層膜にメモリホールを形成し、メモリホール内に導電膜を埋め込む処理が行われる。また、エッチング処理時には、ダイシングライン上の下層膜には、オーバレイマークが形成される。下層膜の加工処理条件は、例えば第2下層テスト層の加工処理条件と同じでもよい。
その後、加工処理が施された下層膜上に、上層膜の成膜処理が所定の成膜条件で行われる(ステップS116)。この成膜処理は、図5(c)で示したものと同様の処理であり、下層膜上に第1膜と第2膜とを交互に複数積層させた上層膜がCVD法などによって形成される。上層膜の成膜条件は、例えば第2上層テスト層の成膜条件と同じでもよい。ここで、上層膜は、第3上層に対応する。
ついで、上層膜を形成後のウェハ形状が計測される。すなわち、上層膜の応力起因のパターン位置ずれ量の計測処理が行われる(ステップS117)。さらに、上層膜上にレジストが塗布され、ステップS111で取得した重ね合せ予測補正値で補正した露光条件で、第2フォトマスクを用いて上層膜の露光処理が行われる(ステップS118)。ここでは、例えば図4のステップS27の変更後露光処理と同じ露光条件で露光処理が行われる。露光処理によって、ダイシングライン上にオーバレイ計測の際に使用されるオーバレイマークが形成される。下層膜のオーバレイマークと、上層膜上のレジストパターンのオーバレイマークとは、位置が重なり合うように設けられる。その後、レジストを現像してレジストパターンを形成する。
下層膜に形成されたオーバレイマークと、上層膜上のレジストパターンに形成されたオーバレイマークと、を用いて、オーバレイ計測処理が行われ(ステップS119)、オーバレイ残渣が算出される。制御部233は、オーバレイ残渣の結果が判定閾値未満であるかを判定する(ステップS120)。判定閾値は、後の処理工程を考慮してオーバレイ残渣が許容できる最大値である。
オーバレイ残渣が判定閾値以上である場合(ステップS120でNoの場合)には、ステップS118へと処理が戻る。この場合、レジストパターンをレジスト剥離技術によって剥離し、新たにレジストを塗布し、露光条件を変えて上層膜の露光処理が行われる。この処理が、例えばオーバレイ残渣が判定閾値未満となるまで繰り返し実行される。
オーバレイ残渣が判定閾値未満である場合(ステップS120でYesの場合)には、レジストパターンをマスクとして上層膜の加工処理が行われる(ステップS121)。上層膜の加工処理として、図5(d)で示したものと同様に、加工処理として、たとえば、エッチング処理が行われる。この時、ダイシングライン上の第2上層テスト層には、オーバレイマークが形成される。
その後、下層膜に形成されたオーバレイマークと、上層膜に形成されたオーバレイマークと、を用いて、加工処理後のオーバレイ計測処理が行われ(ステップS122)、オーバレイ残渣が算出される。制御部233は、加工処理後のオーバレイ残渣の結果が判定閾値未満であるかを判定する(ステップS123)。オーバレイ残渣が判定閾値未満である場合(ステップS123でYesの場合)には、上層のパターンの位置は、下層のパターンの位置に比して、許容範囲内に存在することになるので、処理が終了し、図3に戻る。
また、オーバレイ残渣が判定閾値以上である場合(ステップS123でNoの場合)には、各処理工程のパラメータを変更して(ステップS124)、処理がステップS112へと戻る。つぎのステップS112以降の処理では、別のウェハに対して、変更後のパラメータを用いて処理が行われることになる。
以上では、マスクレイアウト補正を行ったフォトマスクを用いて製造プロセスを変更した場合でも、重ね合せずれ量を許容範囲に抑えることができる場合を説明した。しかし、製造プロセスにばらつきが存在する場合にも、本実施形態を適用することができる。製造プロセスのばらつきは、例えばウェハが処理された成膜装置、エッチング装置の違いによって生じる場合がある。そこで、成膜装置ごと、エッチング装置ごとに、上記した補正モデルの生成処理が実行され、最終的な重ね合せ予測補正値が算出される。より具体的には、成膜装置とエッチング装置の組み合わせごとに、上記した補正モデルの生成処理が実行され、最終的な重ね合せ予測補正値が算出される。この場合には、成膜条件、熱処理条件およびエッチング条件に加えて、使用される成膜装置およびエッチング装置を含む処理内容を用いて、重ね合せ予測補正値の取得が行われる。
ウェハ上に第1プロセスで第1層と第2層との積層構造を形成する場合、露光処理時に第1マスクレイアウト補正を行ったフォトマスクが使用される。第1プロセスを一部変更した第2プロセスでウェハ上に第1層と第2層との積層構造を形成する場合、露光処理時に第1マスクレイアウト補正を行ったフォトマスクを使用すると、オーバレイ残渣が許容範囲を超えてしまう場合がある。
図9は、基準となる製造プロセスに対して一部を変更したが基準となる製造プロセスと同じマスクレイアウト補正を行った場合のオーバレイ残渣の様子を模式的に示す図である。ここでは、メモリセルアレイ部のy1−y1’線に沿った位置でのオーバレイ残渣およびマスクレイアウト補正量情報を示す場合を例に挙げる。
図9(a)は、マスクレイアウト補正を行う前のオーバレイ残渣の一例を示す図である。第1製造プロセスでのオーバレイ残渣は○印で示されている。この第1製造プロセスでのオーバレイ残渣を解消するために、図9(b)に示されるようにマスクレイアウト補正がなされる。その結果、図9(a)の第1製造プロセスでのオーバレイ残渣と、図9(b)のマスクレイアウト補正と、を足し合わせることで、図9(c)に示されるように、マスクレイアウト補正後のオーバレイ残渣は、略0となる。
第1製造プロセスの一部を変更した第2製造プロセスでは、図9(a)の実線で示されるようなオーバレイ残渣を有するものとする。この場合、第1製造プロセスに適用した図9(b)のマスクレイアウト補正を、第2製造プロセスに対して行うと、図9(c)の実線で示されるように、オーバレイ残渣が許容できる範囲に落ち着かせることができない場合がある。このように、第1製造プロセスの一部を変更した第2製造プロセスに対して同じマスクレイアウト補正を用いた場合には、重ね合せずれ量とマスクレイアウト補正量とが合致しなくなり、重ね合わせ補正残渣が大きくなってしまう。
これに対して、上記した実施形態では、マスク出来栄え検査結果と、マスクレイアウト差分補正量と、工程処理履歴と、上下層のパターンの位置ずれ計測結果と、オーバレイ残渣と、を用いて、補正モデルを生成して、重ね合わせ予測補正値を算出する。そして、この重ね合せ予測補正値で露光処理時の補正を行った。これによって、露光装置の結像性能およびスループットを悪化させることなく、製造プロセスを変更した場合でも、重ね合せずれ量を許容範囲内に抑えることができ、重ね合せ精度を確保することができるという効果を有する。
また、製造プロセスにばらつきがある場合にも、製造装置の組み合わせ毎に、マスク出来栄え検査結果と、マスクレイアウト差分補正量と、工程処理履歴と、上下層のパターンの位置ずれ計測結果と、オーバレイ残渣と、を用いて、補正モデルを生成して、重ね合わせ予測補正値を算出する。そして、この重ね合せ予測補正値で露光処理時の補正を行った。これによって、露光装置の結像性能およびスループットを悪化させることなく、製造プロセスをばらつきが存在した場合でも、重ね合せずれ量を許容範囲内に抑えることができ、重ね合せ精度を確保することができるという効果を有する。
図10は、露光制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。露光制御装置230は、CPU(Central Processing Unit)511と、ROM(Read Only Memory)512と、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)513と、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)またはCD(Compact Disc)ドライブ装置などの外部記憶装置514と、ディスプレイ装置などの表示部515と、キーボードまたはマウスなどの入力部516と、を備えており、これらがバスライン517を介して接続された、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の露光制御装置230で実行されるプログラムは、図6に示される補正モデル生成処理を実行するものであり、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。すなわち、補正モデル生成部231は、補正モデル生成処理の手順が格納されたプログラムを実行するCPU511(演算処理部)によって実現される。
また、本実施形態の露光制御装置230で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の露光制御装置230で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
200 露光装置、230 露光制御装置、231 補正モデル生成部、232 補正モデル記憶部、233 制御部、300 ウェハ、310 ショット領域、311 メモリセルアレイ部、312 周辺回路部。
Claims (5)
- 第1基板上に第1下層を成膜し、マスクレイアウト補正された第1フォトマスクを用いて前記第1下層上のレジストを露光して第1レジストパターンを形成し、前記第1レジストパターンをマスクとして前記第1下層を加工し、前記第1下層上に第1上層を成膜し、マスクレイアウト補正された第2フォトマスクを用いて前記第1上層上のレジストを露光して第2レジストパターンを形成し、前記第2レジストパターンをマスクとして前記第1上層を加工する第1テスト処理工程と、
第2基板上に第2下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第2下層上のレジストを露光して第3レジストパターンを形成し、前記第3レジストパターンをマスクとして前記第2下層を加工し、前記第2下層上に第2上層を成膜し、前記第2フォトマスクを用いて前記第2上層上のレジストを露光して第4レジストパターンを形成し、前記第4レジストパターンをマスクとして前記第2上層を加工する第2テスト処理工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での上下層のパターン間のレイアウト起因の第1パターン位置ずれ量を算出する第1パターン位置ずれ量算出工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での工程処理履歴を取得する工程処理履歴取得工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での前記上下層のパターン間の基板形状起因の第2パターン位置ずれ量を算出する第2パターン位置ずれ量算出工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での露光後の前記上下層のパターン間の重ね合わせ残渣を算出する重ね合せ残渣算出工程と、
前記第1パターン位置ずれ量、前記工程処理履歴、前記第2パターン位置ずれ量および前記重ね合わせ残渣に基づいて、前記上下層間の重ね合わせ予測補正値を算出する補正モデルを生成する補正モデル生成工程と、
第3基板上に第3下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第3下層上のレジストを露光して第5レジストパターンを形成し、前記第5レジストパターンをマスクとして前記第3下層を加工し、前記第3下層上に第3上層を成膜し、第2フォトマスクを用いて前記第3上層上のレジストを露光して第6レジストパターンを形成する製造処理工程と、
を含み、
前記製造処理工程では、前記第1パターン位置ずれ量と、前記製造処理工程での工程処理履歴と、前記第2パターン位置ずれ量と、前記重ね合わせ残渣と、に基づいて、前記補正モデルを用いて重ね合わせ予測補正値を算出し、前記重ね合わせ予測補正値を露光処理時に使用する露光方法。 - 前記工程処理履歴は、下層および上層の成膜条件、加工処理条件および熱履歴を含む請求項1に記載の露光方法。
- 前記工程処理履歴は、成膜が行われる成膜装置および加工が行われる加工装置を特定する情報を含み、
前記補正モデル生成工程では、使用される前記成膜装置および前記加工装置の組み合わせごとに、前記補正モデルが生成される請求項1または2に記載の露光方法。 - 第1基板上に第1下層を成膜し、マスクレイアウト補正された第1フォトマスクを用いて前記第1下層上のレジストを露光して第1レジストパターンを形成し、前記第1レジストパターンをマスクとして前記第1下層を加工し、前記第1下層上に第1上層を成膜し、マスクレイアウト補正された第2フォトマスクを用いて前記第1上層上のレジストを露光して第2レジストパターンを形成し、前記第2レジストパターンをマスクとして前記第1上層を加工する第1テスト処理工程、および第2基板上に第2下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第2下層上のレジストを露光して第3レジストパターンを形成し、前記第3レジストパターンをマスクとして前記第2下層を加工し、前記第2下層上に第2上層を成膜し、前記第2フォトマスクを用いて前記第2上層上のレジストを露光して第4レジストパターンを形成し、前記第4レジストパターンをマスクとして前記第2上層を加工する第2テスト処理工程から、上下層のパターン間のレイアウト起因の第1パターン位置ずれ量、基板形状起因の第2パターン位置ずれ量、および露光後の前記上下層のパターン間の重ね合わせ残渣を算出するとともに工程処理履歴を取得して、前記第1パターン位置ずれ量、前記工程処理履歴、前記第2パターン位置ずれ量および前記重ね合わせ残渣に基づいて、前記上下層間の重ね合わせ予測補正値を算出する補正モデルを生成する補正モデル生成部と、
第3基板上に第3下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第3下層上のレジストを露光して第5レジストパターンを形成し、前記第5レジストパターンをマスクとして前記第3下層を加工し、前記第3下層上に第3上層を成膜し、第2フォトマスクを用いて前記第3上層上のレジストを露光して第6レジストパターンを形成する製造処理工程で、前記第1パターン位置ずれ量と、前記製造処理工程での工程処理履歴と、前記第2パターン位置ずれ量と、前記重ね合わせ残渣と、に基づいて、前記補正モデルを用いて重ね合わせ予測補正値を算出し、前記重ね合わせ予測補正値を用いて露光装置を補正する制御部と、
を備える露光制御装置。 - 第1基板上に第1下層を成膜し、マスクレイアウト補正された第1フォトマスクを用いて前記第1下層上のレジストを露光して第1レジストパターンを形成し、前記第1レジストパターンをマスクとして前記第1下層を加工し、前記第1下層上に第1上層を成膜し、マスクレイアウト補正された第2フォトマスクを用いて前記第1上層上のレジストを露光して第2レジストパターンを形成し、前記第2レジストパターンをマスクとして前記第1上層を加工する第1テスト処理工程と、
第2基板上に第2下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第2下層上のレジストを露光して第3レジストパターンを形成し、前記第3レジストパターンをマスクとして前記第2下層を加工し、前記第2下層上に第2上層を成膜し、前記第2フォトマスクを用いて前記第2上層上のレジストを露光して第4レジストパターンを形成し、前記第4レジストパターンをマスクとして前記第2上層を加工する第2テスト処理工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での上下層のパターン間のレイアウト起因の第1パターン位置ずれ量を算出する第1パターン位置ずれ量算出工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での工程処理履歴を取得する工程処理履歴取得工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での前記上下層のパターン間の基板形状起因の第2パターン位置ずれ量を算出する第2パターン位置ずれ量算出工程と、
前記第1テスト処理工程および前記第2テスト処理工程での露光後の前記上下層のパターン間の重ね合わせ残渣を算出する重ね合せ残渣算出工程と、
前記第1パターン位置ずれ量、前記工程処理履歴、前記第2パターン位置ずれ量および前記重ね合わせ残渣に基づいて、前記上下層間の重ね合わせ予測補正値を算出する補正モデルを生成する補正モデル生成工程と、
被処理半導体ウェハの第3基板上に第3下層を成膜し、前記第1フォトマスクを用いて前記第3下層上のレジストを露光して第5レジストパターンを形成し、前記第5レジストパターンをマスクとして前記第3下層を加工し、前記第3下層上に第3上層を成膜し、第2フォトマスクを用いて前記第3上層上のレジストを露光して第6レジストパターンを形成する製造処理工程と、
を含み、
前記製造処理工程では、前記第1パターン位置ずれ量と、前記製造処理工程での工程処理履歴と、前記第2パターン位置ずれ量と、前記重ね合わせ残渣と、に基づいて、前記補正モデルを用いて重ね合わせ予測補正値を算出し、前記重ね合わせ予測補正値を露光処理時に使用する半導体装置の製造方法。
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