JP2010251500A - 半導体デバイスの製造方法及び露光条件決定プログラム - Google Patents

半導体デバイスの製造方法及び露光条件決定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】半導体デバイス生産の歩留まりを向上させることができる半導体デバイスの製造方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】ウェーハの複数領域の各々に対して、領域間でフォーカスオフセット及び投影レンズ収差が異なるように露光を行った後、現像処理及びエッチング処理により、フォトマスク上の第1マスクパターンに対応する第1モニタパターン及び第2マスクパターンに対応する第2モニタパターンを前記複数領域の各々の被加工膜に形成し、第1モニタパターン及び第2モニタパターンのベストフォーカス差が所定値以下となる投影レンズ収差を選択し、この選択した投影レンズ収差において、フォーカス誤差に対して第1モニタパターン及び第2モニタパターンの寸法変動が小さくなるようなフォーカスオフセットを算出し、選択した投影レンズ収差及び算出したフォーカスオフセットを露光装置に設定して露光を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体デバイスの製造方法及びプログラムに関するものである。
半導体デバイスの製造において、材料の加工後の寸法の制御は重要である。一般に、材料の加工では、まず、リソグラフィ工程において、被加工膜上に塗布されたレジストに、フォトマスク上のパターンが転写される。次に、エッチング工程において、リソグラフィ後の前記レジストをマスク材として、前記被加工膜にパターンが転写される。
半導体デバイスの微細化に伴い、レジスト寸法及び完成寸法(エッチング加工後の被加工膜のパターンの寸法)に要求される寸法バラツキが小さくなっている。そのため、半導体デバイスの品種、ロット(露光装置及びエッチング装置の組み合わせ)、及びエリアの組み合わせ毎に、エリアへの露光条件及び各種測定値(被エッチング膜厚測定値、レジスト膜厚測定値、レジスト寸法測定値、レジスト寸法と完成寸法との差分)を管理し、新たなウェーハの対象エリアへの露光条件を、当該ウェーハの対象エリアにおける測定値(被エッチング膜厚測定値、レジスト膜厚測定値)と、過去の露光条件及び測定値とから決定し、寸法のバラツキを制御する露光条件決定方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
ところで近年、光露光のリソグラフィ工程では、密集パターンと孤立パターンのベストフォーカス位置が光学的には一致するように設計されているにもかかわらず、実際に露光を行いパターニング後のフォトレジスト寸法を調べてみると密集パターンと孤立パターンのベストフォーカス位置が一致しない、いわゆる疎密ベストフォーカス差(以下では適宜、より広い意味で「パターン間ベストフォーカス差」として言及される)が問題となっている。パターンによってベストフォーカス位置が異なると、同一マスク上に異なるパターンが存在した場合に、レジストパターンの寸法精度が低下し、半導体デバイス生産の歩留まりが低下するためである。
上記のような従来の露光条件決定方法では、パターン間ベストフォーカス差を考慮することはできず、露光量裕度の減少に伴う半導体デバイス生産の歩留まり低下を防止できないという問題があった。
特開2004−281557号公報
本発明は、半導体デバイス生産の歩留まりを向上させることができる半導体デバイスの製造方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様による半導体デバイスの製造方法は、第1のマスクパターン及び第2のマスクパターンが形成された第1のフォトマスクに、露光実行条件に基づいて光を照射し、投影レンズを介して前記第1のマスクパターン及び前記第2のマスクパターンの像を第1の下層膜材料及び第1のフォトレジストが順に積層された第1のウェーハに投影し、現像処理を行って前記第1のフォトレジストに第1のレジストパターンを形成し、前記第1のレジストパターンをマスク材として前記第1の下層膜材料をエッチングして、前記第1及び前記第2のマスクパターンの各々に対応する第1及び第2の加工後パターンを形成する半導体デバイスの製造方法であって、前記露光実行条件は、前記投影レンズの収差設定値と、フォーカスオフセット設定値とを含み、前記投影レンズの収差設定値と、前記第1及び第2の加工後パターンのモニタパターンの寸法から求められた前記第1及び第2のマスクパターンのベストフォーカス差と、の関係に基づいて調整されていることを特徴とするものである。
本発明の一態様による露光条件決定プログラムは、下層膜材料及びフォトレジストが順に積層されたウェーハの複数の領域の各々に対して、領域間でフォーカスオフセット及び投影レンズ収差が異なるように、第1のマスクパターン及び第2のマスクパターンに対応するパターンを含む複数のパターンが形成されたフォトマスクに光が照射され、現像処理により前記フォトレジストにレジストパターンが形成され、前記レジストパターンをマスク材としたエッチングにより前記複数の領域の各々の前記下層膜材料に形成された前記複数のパターンに対応する複数のモニタパターンの寸法の計測結果を取得するステップと、前記計測結果に基づいて、前記投影レンズの複数の収差値の各々について、前記モニタパターン間のベストフォーカス差を算出するステップと、前記複数の収差値から、前記第1のマスクパターンに対応する第1のモニタパターンと前記第2のマスクパターンに対応する第2のモニタパターンとの間のベストフォーカス差が所定の範囲内となる収差値を選択するステップと、前記投影レンズ収差が前記選択した値の場合に、前記第1のモニタパターンの寸法変動量及び前記第2のモニタパターンの寸法変動量が共に所定値以下となるフォーカスオフセットの変動範囲を算出するステップと、前記選択した前記投影レンズ収差及び前記変動範囲に含まれるフォーカスオフセットを露光装置に設定する露光条件として決定するステップと、をコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、半導体デバイス生産の歩留まりを向上させることができる。
本発明の実施形態に係る露光装置の概略構成図である。 同実施形態に係る半導体デバイスの製造方法を説明するフローチャートである。 モニタパターンの一例を示す図である。 モニタパターンの寸法とフォーカスオフセットとの関係の一例を示すグラフである。 演算部及び制御部のソフトウェア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態に係る露光装置の概略構成を示す。露光装置は照明光学系(二次光源)11、マスクステージ12、投影光学系(レンズ)13、及びウェーハステージ14を備える。
マスクステージ12は、露光すべき複数のパターンが形成されたパターン面を有するマスク15を載置する。ウェーハステージ14は、ウェーハ16を載置する。ウェーハ16には被加工膜17a及び感光性膜(レジスト膜)17bを含む複数の膜が積層されている。
照明光学系11から発せられた光は、マスク15、レンズ13を通過して、ウェーハ16の上面近傍に結像されて、マスクパターンの像を形成する。露光された感光性膜17bを現像処理することでレジストパターンが形成される。レジストパターンをマスク材としてエッチングを行うことで、被加工膜17aをパターニングできる。
また、露光装置は演算部18及び制御部19を備える。演算部18は、マスク15に形成されたマスクパターンの像をウェーハ16上の被加工膜17aにパターニングするためのウェーハステージ14のベストフォーカス位置を算出する。ベストフォーカスとは、フォーカスに多少の変動があっても、被加工膜17aの完成寸法(被加工膜17aに形成されるパターンの寸法)が許容範囲内に収まるようなフォーカスをいい、例えばラインパターンのライン幅が最大となるフォーカスである。
制御部19はマスクステージ12、ウェーハステージ14の移動や、レンズ13の収差の調整等を行う。
このような露光装置を用いた露光方法について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)露光を行い、マスク15を通過した光が感光性膜17bに結像される。この時、マスク全体の像が投影される一括露光領域毎にフォーカスオフセット及び投影レンズの球面収差の少なくともいずれか一方を変えながら露光を複数回行う。すなわち、感光性膜17bには、フォーカスオフセット及び/又は投影レンズ収差量が異なる一括露光領域が複数存在することになる。
ウェーハステージ14を上下方向に移動させ、ウェーハ16の位置を変えることで、フォーカスオフセットを変えることが出来る。
(ステップS202)ベーク(PEB:Post Exposure Bake)及び現像を行い、感光性膜17bにレジストパターンを形成する。
(ステップS203)図示していないエッチング装置を用いて、レジストパターンをマスク材としてエッチングを行い、被加工膜17aにレジストパターンを転写する。
なお、以下では、マスク15上の第1のパターンに対応する被加工膜17aのパターンを第1のモニタパターン、マスク15上の第2のパターンに対応する被加工膜17aのパターンを第2のモニタパターンとする。ここで、例えば第1のパターンとは図3に示すセルパターンにおけるスペース部分Spaceのような密パターンであり、第2のパターンとは周辺回路パターンにおけるライン部分Isoのような疎パターンである。
ライン部分Isoは疎パターンの中で最も焦点深度が小さいものであり、スペース部分Spaceは密パターンの中で最も焦点深度が小さいものである。このマスクに形成されたパターンの転写に必要な焦点深度を確保するためには、ライン部分Isoとスペース部分Spaceのベストフォーカス位置を合わせる必要がある。
第1のモニタパターン及び第2のモニタパターンは、複数の一括露光領域の各々に形成される。
(ステップS204)ウェーハ16上の複数の第1のモニタパターン及び第2のモニタパターンの寸法を、SEM(Scanning Electron Microscope:走査型電子顕微鏡)等を用いて計測する。計測結果は演算部18に送られる。
(ステップS205)第1のモニタパターンの寸法及び第2のモニタパターンの寸法と、フォーカスオフセットとの関係を、球面収差毎に取得する。例えば、図4に示すような関係が取得される。図4(a)、(b)、(c)はそれぞれ球面収差が異なり、図4(a)より図4(b)の方が収差が大きく(プラス側にずれており)、図4(b)より図4(c)の方が収差が大きいとする。
図4(a)では、フォーカスオフセットF1が第1のモニタパターンのベストフォーカス、フォーカスオフセットF2が第2のモニタパターンのベストフォーカスを示す。フォーカスオフセットF1とフォーカスオフセットF2の差、すなわちベストフォーカス差が大きく、どのようなフォーカスオフセットを与えても、第1のモニタパターン及び第2のモニタパターンの少なくともいずれか一方は、フォーカス変動に対する寸法変動が大きくなる。
例えば、フォーカスオフセットF1を与え、フォーカス変動範囲がΔFの場合、第1のモニタパターンの寸法変動はΔD1であるのに対し、第2のモニタパターンの寸法変動はΔD2となる。従って、図4(a)における球面収差においてフォーカスオフセットF1を与えて露光及びエッチングによりパターニングすると、第2のモニタパターンの寸法が許容範囲外になるおそれがある。
図4に示す例では、球面収差をプラス側にずらすことで、第1のモニタパターンのベストフォーカス位置は高くなり、第2のモニタパターンのベストフォーカス位置は低くなることが分かる。そして、図4(c)では、第1のモニタパターンのベストフォーカスF3、第2のモニタパターンのベストフォーカスF4がほぼ同じ、すなわちベストフォーカス差が極めて小さくなる。
従って、図4(c)における球面収差においてフォーカスオフセットF3を与えて露光及びエッチングによりパターニングすると、フォーカス変動範囲がΔFの場合、第1のモニタパターンの寸法変動はΔD3、第2のモニタパターンの寸法変動はΔD4となる。すなわち、第1のモニタパターン、第2のモニタパターン共に寸法変動が小さく、寸法制御性を向上させることができる。
(ステップS206)演算部18が、ステップS205で取得した球面収差毎の第1のモニタパターンの寸法及び第2のモニタパターンの寸法と、フォーカスオフセットとの関係から、ベストフォーカス差が所定値以下となる球面収差を選択する。また、演算部18が、前記選択した球面収差において最適なフォーカスオフセットを求める。
ここで、最適なフォーカスオフセットとは、その値を中心としてフォーカスが所定量変動しても、第1のモニタパターン及び第2のモニタパターンの寸法変動が規定値以下となるような値をいう。例えば、図4に示す例では、演算部18は、図4(c)における球面収差を選択し、最適なフォーカスオフセットとしてフォーカスオフセットF3を算出する。
ここでは、フォーカスに対する寸法変化量が大きい(フォーカスに対する余裕度が小さい)第1のモニタパターンのベストフォーカスF3を最適なフォーカスオフセットとした。言い換えれば、第1のモニタパターンの寸法変化量が最小となるようにフォーカス変動範囲を定め、その変動範囲の中心値を最適なフォーカスオフセットとした。これは、フォーカス誤差に対して寸法変化の感度(微分係数)が0となるフォーカスオフセットである。
また、第1のモニタパターンの寸法変化量及び前記第2のモニタパターンの寸法変化量が共に所定値以下となるようにフォーカスの変動範囲を定め、その変動範囲の中心値を最適なフォーカスオフセットとしてもよい。
フォーカスの変動範囲の中心値を最適なフォーカスオフセットとすることで、実際の露光時にフォーカスが多少変動しても、第1及び第2のモニタパターンの寸法の変化量を小さくすることができる。
(ステップS207)制御部19が、ステップS206で求められた球面収差及びフォーカスオフセットを露光実行条件として露光装置に設定する。その後、このような露光実行条件が設定された露光装置で露光を行い、現像処理及びエッチング処理を施すことで、被加工膜17aにパターンを形成し、半導体デバイスを製造する。
このように、本実施形態では、エッチング後の被加工膜の寸法を用いて、パターン間のベストフォーカス差を低減させるレンズ収差量と、各パターンの寸法変動が所定値以下となるようなフォーカスオフセットと、を算出し、算出したレンズ収差及びフォーカスオフセットを露光装置に与えてパターン加工を行う。従って、フォーカス誤差に対する完成寸法の敏感度が小さくなり、デバイス特性が安定し、半導体デバイス生産の歩留まりを向上させることができる。
また、レジストパターンの寸法でなく、エッチング後の被加工膜の寸法から、最適なレンズ収差の調整量及びフォーカスオフセットを算出しているため、レジストパターン寸法に対応するベストフォーカスと、加工後の被加工膜の寸法に対するベストフォーカスとに差がある場合でも、半導体デバイス生産の歩留まりを向上させることができる。
上記実施形態では、ステップS201とステップS207とで異なるマスクを使用してもよい。例えば、ステップS201で使用するマスクには、マスク15上の第1のパターン及び第2のパターンと疎密や寸法の関係性が一致しているパターンを含む複数のパターンが形成されていてもよい。このようなマスクを用いて球面収差及び/又はフォーカスオフセットを一括露光毎に変えて複数領域に露光を行い、現像処理及びエッチング処理を施して複数領域に複数のモニタパターンを形成する。そして、複数のモニタパターンの各々についてエッチング処理後の寸法を測定し、複数のモニタパターンの各々について他のモニタパターンとのベストフォーカス差と球面収差との関係を取得しておく。
ステップS206では、ベストフォーカス差と球面収差との関係を参照し、ステップS207の露光(例えば量産工程での露光)で使用されるマスク15上の第1のパターンに対応する第1のモニタパターンと第2のパターンに対応する第2のモニタパターンとの間のベストフォーカス差が所定範囲内となる球面収差を選択する。また、球面収差がこの選択した値の時に、第1のモニタパターンの寸法変動量及び前記第2のモニタパターンの寸法変動量が共に所定値以下となるフォーカスオフセットの変動範囲を算出し、その変動範囲内の値(例えば中心値)を、ステップS207で露光装置に設定する最適なフォーカスオフセットとして抽出する。
また、上記実施形態ではマスク上の2つのパターンに着目し、対応するモニタパターン間のベストフォーカス差を所定値以下にする球面収差を算出していたが、マスク上の3つ以上のパターンに着目するようにしてもよい。例えば、マスク上の3つのパターンに対応するモニタパターンを第1〜第3のモニタパターンとする場合、第1のモニタパターンと第2のモニタパターンとのベストフォーカス差、第1のモニタパターンと第3のモニタパターンとのベストフォーカス差、及び第2のモニタパターンと第3のモニタパターンとのベストフォーカス差をすべて所定値以下とする球面収差を求める。
上述した実施形態で説明した演算部18及び制御部19の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、演算部18及び制御部19の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。例えば、ROMに記憶されているプログラムがRAMにロードされ、CPUがこのロードされたプログラムを実行する。
図5に、演算部18及び制御部19をソフトウェアで構成した場合のブロック図を示す。演算部18及び制御部19は、寸法計測値取得部51、露光条件取得部52、ベストフォーカス差算出部53、レンズ収差選択部54、フォーカス算出部55、及び露光条件設定部56を備える。
寸法計測値取得部51は、複数の一括露光領域の各々に形成された第1のモニタパターン及び第2のモニタパターンの寸法計測値をSEM等から取得する。露光条件取得部52は、複数の一括露光領域の各々についての露光条件(露光時に設定されていた球面収差及びフォーカスオフセット)を露光装置等から取得する。
ベストフォーカス差算出部53は、寸法計測値及び露光条件に基づいて、球面収差毎に、第1のモニタパターンのベストフォーカスと第2のモニタパターンのベストフォーカスとの差分(ベストフォーカス差)を算出する。
レンズ収差選択部54は、算出されたベストフォーカス差が所定値以下となる球面収差を選択する。
フォーカス算出部55は、選択された球面収差において、第1のモニタパターンの寸法変動量及び前記第2のモニタパターンの寸法変動量が共に所定値以下となるフォーカスオフセットの変動範囲を求め、この変動範囲の中心値を設定すべきフォーカスオフセットとして算出する。第1のモニタパターン及び第2のモニタパターンのうち、フォーカス変動に対する寸法変動量が大きい方のモニタパターンのベストフォーカスを設定すべきフォーカスオフセットとして算出してもよい。
露光条件設定部56は、レンズ収差選択部54により選択された球面収差及びフォーカス算出部55により算出されたフォーカスオフセットを出力し、露光装置に設定する。
また、演算部18及び制御部19の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
上記実施形態では第1のモニタパターンを密パターン、第2のモニタパターンを疎パターンとしていたが、疎密パターンに限らず、パターン形状の異なる複数のパターンの間のベストフォーカス差を低減することに適用できる。
上記実施形態では、最適なレンズ収差及びフォーカスオフセットを求めるにあたり、ステップS201において、1枚のウェーハの複数の一括露光領域に対して、一括露光領域毎にフォーカスオフセット及び投影レンズの球面収差をそれぞれ変えながら露光を行っていたが、一括露光領域毎でなく、ウェーハ毎にフォーカスオフセット及び投影レンズの球面収差を変えて露光を行ってもよい。
上記実施形態に係る露光方法における最適な球面収差及びフォーカスオフセットの算出までの工程(ステップS201〜S206)は、ソフトウェアを用いたシミュレーションにより実行してもよい。
上記実施形態では、ステップS201においてレンズの球面収差を変えていたが、非点収差、4θ収差などの他の収差を変えるようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11 照明光学系
12 マスクステージ
13 投影光学系
14 ウェーハステージ
15 マスク
16 ウェーハ
17a 被加工膜
17b 感光性膜
18 演算部
19 制御部

Claims (5)

  1. 第1のマスクパターン及び第2のマスクパターンが形成された第1のフォトマスクに、露光実行条件に基づいて光を照射し、
    投影レンズを介して前記第1のマスクパターン及び前記第2のマスクパターンの像を第1の下層膜材料及び第1のフォトレジストが順に積層された第1のウェーハに投影し、
    現像処理を行って前記第1のフォトレジストに第1のレジストパターンを形成し、
    前記第1のレジストパターンをマスク材として前記第1の下層膜材料をエッチングして、前記第1及び前記第2のマスクパターンの各々に対応する第1及び第2の加工後パターンを形成する半導体デバイスの製造方法であって、
    前記露光実行条件は、
    前記投影レンズの収差設定値と、フォーカスオフセット設定値とを含み、
    前記投影レンズの収差設定値と、前記第1及び第2の加工後パターンのモニタパターンの寸法から求められた前記第1及び第2のマスクパターンのベストフォーカス差と、の関係に基づいて調整されていることを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  2. 前記収差設定値とベストフォーカス差との関係は、
    第2の下層膜材料及び第2のフォトレジストが順に積層された第2のウェーハの複数の領域の各々に対して、領域間でフォーカスオフセット及び投影レンズ収差が異なる複数の露光条件を用いて、前記第1のマスクパターン及び前記第2のマスクパターンに対応するパターンを含む複数のパターンが形成された第2のフォトマスクに光を照射する工程と、
    現像処理を行って前記第2のフォトレジストに第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第2のレジストパターンをマスク材としたエッチングにより前記第2の下層膜材料をパターニングして、前記複数の領域の各々に、前記複数のパターンに対応する複数のモニタパターンを形成する工程と、
    前記複数のモニタパターンの寸法を計測して計測結果を取得する工程と、
    前記計測結果に基づいて、前記投影レンズの複数の収差値の各々について、前記モニタパターン間のベストフォーカス差を算出する工程と、
    を実験又はシミュレーションで実施することにより求められることを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイスの製造方法。
  3. 前記収差設定値は、
    前記複数の収差値から選択された、前記第1のマスクパターンに対応する第1のモニタパターンと前記第2のマスクパターンに対応する第2のモニタパターンとの間のベストフォーカス差が所定の範囲内となる収差値であり、
    前記フォーカスオフセット設定値は、
    前記投影レンズ収差が前記選択された収差値の場合に、前記第1のモニタパターンの寸法変動量及び前記第2のモニタパターンの寸法変動量が共に所定値以下となるフォーカスオフセットの変動範囲に含まれる値であることを特徴とする請求項2に記載の半導体デバイスの製造方法。
  4. 前記投影レンズ収差は球面収差、非点収差、及び4θ収差の少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体デバイスの製造方法。
  5. 下層膜材料及びフォトレジストが順に積層されたウェーハの複数の領域の各々に対して、領域間でフォーカスオフセット及び投影レンズ収差が異なるように、第1のマスクパターン及び第2のマスクパターンに対応するパターンを含む複数のパターンが形成されたフォトマスクに光が照射され、現像処理により前記フォトレジストにレジストパターンが形成され、前記レジストパターンをマスク材としたエッチングにより前記複数の領域の各々の前記下層膜材料に形成された前記複数のパターンに対応する複数のモニタパターンの寸法の計測結果を取得するステップと、
    前記計測結果に基づいて、前記投影レンズの複数の収差値の各々について、前記モニタパターン間のベストフォーカス差を算出するステップと、
    前記複数の収差値から、前記第1のマスクパターンに対応する第1のモニタパターンと前記第2のマスクパターンに対応する第2のモニタパターンとの間のベストフォーカス差が所定の範囲内となる収差値を選択するステップと、
    前記投影レンズ収差が前記選択した値の場合に、前記第1のモニタパターンの寸法変動量及び前記第2のモニタパターンの寸法変動量が共に所定値以下となるフォーカスオフセットの変動範囲を算出するステップと、
    前記選択した前記投影レンズ収差及び前記変動範囲に含まれるフォーカスオフセットを露光装置に設定する露光条件として決定するステップと、
    をコンピュータに実行させる露光条件決定プログラム。
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