JP2020034139A - 下水管路用管継手構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、筒状の継ぎ輪の一端受口に一の鋳鉄管の挿し口を挿入し、前記継ぎ輪の他端受口にも他の鋳鉄管の挿し口を挿入し、前記各受口の内周面と各挿し口の外周面との間の環状空間にゴム輪をそれぞれ介在させた管継手構造もよく知られている(本願図2,特許文献1図3(B)等参照)。
これらの構造において、前記挿し口の外周に環状の押し輪を取り付け、その押し輪で前記ゴム輪を前記環状空間内に押し込んで固定するものもある(本願図1、同図2、特許文献1図1(B)、同図3(B)等参照)。
このような管継手において、挿し口先端面の防食を防ぐため、その先端面に防食コアを設けた技術がある(特許文献1、図1、図7等参照)。
このため、前記防食コアによって、その下水管路を構成する挿し口先端面を防食することが考えられる。
しかし、従来の防食コア等による防食構造は、その防食コアが挿し口内周面から内側に突出しており、その突出部に異物が引っかかる場合がある(特許文献1図1(B)、図3(B)等参照)。引っかかった異物が留まれば、流れの妨げとなるとともに、硫化水素(H2S)等が発生し、腐食の原因となる。
因みに、前記特許文献1の管継手構造は、上水管路用であり、異物や異臭は殆ど無く、防食コアが流通経路内に(挿し口及び受口の内面から)突出していても、異物が引っかかることもない。
鋳鉄管P(P1,P2)はその内周面にエポキシ樹脂等からなる防食層8が形成され、受口1の内周面には塗料等からなる塗装層9が施されて内面防食がされている。その防食層8の厚みは、適宜に設定すれば良いが、例えば、300μm以上とする。挿し口2の先端外周面にも塗装層9を施すことができる。その挿し口の塗装層9の厚みは、100μm程度とする。
この防食性弾性部材11は、受口1及び挿し口2の内周面bからそれより内側(図1において下側)に突出しない形状とされている。この実施形態では、挿し口2の防食層8を除いた内面までとしているが、前記内周面bまでの管径方向の厚みを有するものとすることができる。
また、防食性弾性部材11の管長さ方向の厚みtは、挿し口2の受口1への挿入代(入り代)に影響せず、挿し口先端面2aと受口奥端面1aが防食性弾性部材11を介して適切な圧接力をもって圧接するように実験等によって適宜に設定する。防食性弾性部材11は挿し口2の先端面に接着剤等で固定したものとすることができる。このように固定すれば、挿し口2の受口1への挿入時、挿し口2から防食性弾性部材11が離脱することがない。防食性弾性部材11は受口1の奥端面1aに接着剤等によって固定することもできる。また、防食性弾性部材11は接着剤を使用せずに挿し口先端面2aと受口奥端面1aで挟み込んで圧接することのみによって固定することもできる。
また、防食性弾性部材11は、挿し口2内周面及び受口直管部の内周面bから突出していないため、下水の流れを妨げることはなく、異物が引っかかることもない。
鋳鉄管Pは、同様に、その内面にエポキシ樹脂等からなる防食層8が形成されている。受口21、22の内周面及び挿し口2の外周面には前記塗料等からなる塗装層9を適宜に施して防食を行うことができる。
この防食性弾性部材31は、挿し口2の内周面bからそれより内側に突出しない形状とされている。また、受口1に向かう内外の円弧状リップ片32、33を全周に亘って有している。この両リップ片32、33は、その一方32が挿し口2の先端外周面に圧接し、他方33が継ぎ輪20の内周面に圧接する。
また、前記実施形態はダクタイル鋳鉄管であったが、他の鋳鉄管でもこの発明を採用できることは言うまでもない。さらに、防食性弾性部材11、11a、11b、11c、11d、11e、11f、31、31a、31b、31cはゴムに限らず、樹脂等の弾性を有するものであれば、その材料は任意である。 このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図されることは言うまでもない。
1a 受口奥端面
2 挿し口
2a 挿し口先端面
3 ゴム輪
4 押し輪
5 受口のフランジ
6 T字ボルト
7 T字ボルトの締結用ナット
8 防食層(コーティング層)
9 塗装層
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f、31、31a、31b、31c 防食性弾性部材
20 継ぎ輪
21、22 継ぎ輪の受口
25 継ぎ輪のフランジ
P、P1、P2 鋳鉄管
a 環状空間
b 挿し口内面
c 挿し口外周面と受口内周面の間の空間
Claims (3)
- 一の鋳鉄管(P1)の受口(1)内に他の鋳鉄管(P2)の挿し口(2)を挿入し、その受口(1)の内周面と挿し口(2)の外周面との間の環状空間(a)にゴム輪(3)を介在させた下水管路用管継手構造において、
前記挿し口先端面(2a)と前記受口(1)の奥端面(1a)との間に防食性弾性部材(11)を介在し、その防食性弾性部材(11)は、挿し口先端面(2a)を被うとともに挿し口(2)及び受口(1)の内周面(b)に突出しないようになっている下水道用管継手構造。 - 筒状の継ぎ輪(20)の一端の受口(21)に一鋳鉄管(P)の挿し口(2)を挿入し、前記継ぎ輪(20)の他端の受口(22)にも他の鋳鉄管(P)の挿し口(2)を挿入し、前記各受口(21、22)の内周面と各挿し口(2)の外周面との間の環状空間(a)にゴム輪(3)をそれぞれ介在させた下水管路用管継手構造において、
前記挿し口先端面(2a)に防食性弾性部材(31)を設け、その防食性弾性部材(31)は、挿し口先端面(2a)を被うとともに挿し口内周面に突出しないようになっている下水管路用管継手構造。 - 請求項1又は2に記載の管継手構造がK形又はT形である下水管路用管継手構造。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112344108A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-02-09 | 际华三五一七橡胶制品有限公司 | 一种具有预制保温层的球墨铸铁管 |
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JPH0323283U (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-11 | ||
JP2003278991A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Kurimoto Ltd | 管端防食構造 |
JP2013104433A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Cosmo Koki Co Ltd | 防錆リング |
JP2014167350A (ja) * | 2014-05-16 | 2014-09-11 | Waterworks Technology Development Organization Co Ltd | 金属管の端部防蝕構造及びそれに用いられる被覆カバー |
-
2018
- 2018-08-31 JP JP2018163267A patent/JP7170468B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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