JP2020034076A - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

車両用動力伝達装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020034076A
JP2020034076A JP2018160551A JP2018160551A JP2020034076A JP 2020034076 A JP2020034076 A JP 2020034076A JP 2018160551 A JP2018160551 A JP 2018160551A JP 2018160551 A JP2018160551 A JP 2018160551A JP 2020034076 A JP2020034076 A JP 2020034076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
power transmission
outer ring
peripheral surface
transmission device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018160551A
Other languages
English (en)
Inventor
加藤 晃一
Koichi Kato
晃一 加藤
馬場 伸一
Shinichi Baba
伸一 馬場
真一郎 末永
Shinichiro Suenaga
真一郎 末永
宗弘 勝股
Munehiro Katsumata
宗弘 勝股
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018160551A priority Critical patent/JP2020034076A/ja
Publication of JP2020034076A publication Critical patent/JP2020034076A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】クリープ摩擦の発生を好適に抑制することができる車両用動力伝達装置を提供すること。【解決手段】車両用動力伝達装置1は、ケース11と、ケース11内に収容されるリダクション軸12と、リダクション軸12の外周面に外嵌される内輪21aとケース11に内嵌される外輪21bとを備える軸受21と、を有し、軸受21によりリダクション軸12をケース11に回転自在に支持するものであり、外輪21bの外周面は、ケース11にすきま嵌めされ、外輪21bの外周面がすきま嵌めされるケース11の内周面11aには、一端がケース11内に開口する潤滑溝11bが形成され、潤滑溝11bは、リダクション軸12の軸方向に対して、車両前進走行時に外輪21bの外周面が摺動する方向に傾斜して形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用動力伝達装置に関する。
車両用動力伝達装置において、動力伝達軸の外周面に外嵌される内輪とケースに内嵌される外輪とを備える軸受により、動力伝達軸をケースに回転自在に支持する支持構造が知られている(例えば特許文献1)。
ここで、外輪の外周面がケースにすきま嵌めされていると、外輪の連れ回りにより、外輪の外周面とケースとの嵌め合い部においてクリープ摩擦が発生する。前記した特許文献1では、こうしたクリープ摩擦の発生を抑制するために、ケースの嵌め合い部に潤滑溝を設けることが開示されている。
特開2018−040424号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている支持構造では、例えば潤滑溝の一端側がケース内に開口され、この開口から潤滑溝に潤滑油を供給する場合、潤滑油が潤滑溝の他端側まで行き届きにくいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、クリープ摩擦の発生を好適に抑制することができる車両用動力伝達装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用動力伝達装置は、ケースと、前記ケース内に収容される動力伝達軸と、前記動力伝達軸の外周面に外嵌される内輪と前記ケースに内嵌される外輪とを備える軸受と、を有し、前記軸受により前記動力伝達軸を前記ケースに回転自在に支持する車両用動力伝達装置であって、前記外輪の外周面は、前記ケースにすきま嵌めされ、前記外輪の外周面がすきま嵌めされる前記ケースの内周面には、一端が前記ケース内に開口する潤滑溝が形成され、前記潤滑溝は、前記動力伝達軸の軸方向に対して、車両前進走行時に前記外輪の外周面が摺動する方向に傾斜して形成されていることを特徴とする。
これにより、本発明に係る車両用動力伝達装置は、潤滑溝が、動力伝達軸の軸方向に対して、車両前進走行時に外輪の外周面が摺動する方向に傾斜して形成されているため、潤滑油を潤滑溝の他端側まで行き届かせることができる。
本発明に係る車両用動力伝達装置によれば、潤滑油を潤滑溝の他端側まで行き届かせることができ、軸受の外輪とケースとの嵌め合い部における潤滑油の量を増やすことができるため、当該嵌め合い部におけるクリープ摩擦の発生を好適に抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置を模式的に示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置において、ケースの内周面に形成された潤滑溝の構成を模式的に示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置において、リダクション軸の負荷圏を説明するための説明図である。 図4は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置において、図2に示した軸受を矢視A方向から見た際の潤滑溝(実施例1)の形状を模式的に示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置において、図2に示した軸受を矢視B方向から見た際の潤滑溝(実施例1)の形状を模式的に示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置において、図2に示した軸受を矢視A方向から見た際の潤滑溝(実施例2)の形状を模式的に示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置において、図2に示した軸受を矢視B方向から見た際の潤滑溝(実施例2)の形状を模式的に示す図である。
本発明の実施形態に係る車両用動力伝達装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施形態に係る車両用動力伝達装置1は、例えばハイブリッド車両に搭載され、図1に示すように、ケース11と、リダクション軸(動力伝達軸)12と、第二電動機MG2のロータ軸13と、リダクションギヤ16と、カウンタドリブンギヤ17と、軸受(例えば玉軸受)21,22,23,24と、を備えている。
ケース11内には、潤滑油が注入されている。また、ケース11内には、リダクション軸12およびロータ軸13が収容されている。リダクション軸12とロータ軸13とは、スプライン嵌合部15を介して接続されている。リダクション軸12には、斜歯からなるリダクションギヤ16が設けられている。このリダクションギヤ16は、図示しないカウンタ軸に形成されているカウンタドリブンギヤ17と噛み合っている。これにより、リダクション軸12と図示しないカウンタ軸とは、リダクションギヤ16およびカウンタドリブンギヤ17から構成されるギヤ対(斜歯歯車)を介して、動力伝達可能に接続されている。
リダクション軸12の軸方向の両端には、それぞれ軸受21,22が設けられている。これにより、リダクション軸12は、軸受21,22によって、ケース11に対して軸心C周りに回転可能に支持されている。
ロータ軸13の軸方向の両端には、それぞれ軸受23,24が設けられている。これにより、ロータ軸13は、軸受23,24によって、ケース11に対して軸心C周りに回転可能に支持されている。
軸受21は、具体的には、リダクション軸12の外周面に外嵌される内輪21aと、ケース11の内周面11aに内嵌される外輪21bと、を備えている。また、軸受22は、具体的には、リダクション軸12の外周面に外嵌される内輪22aと、ケース11の内周面11aに内嵌される外輪22bと、を備えている。また、図1では符号を省略したが、軸受23,24についても軸受21,22と同様に、ロータ軸13の外周面に外嵌される内輪と、ケース11の内周面11aに内嵌される外輪と、を備えている。
ここで、軸受21,22の外輪21b,22bの外周面は、ケース11にすきま嵌めされている。そして、これら外輪21b,22bの外周面がすきま嵌めされるケース11の内周面11aには、一端がケース11内に開口する潤滑溝が形成されている。
以下、軸受21の外輪21bがすきま嵌めされているケース11の内周面11aにおける潤滑溝の構成について、図2〜図5を参照しながら説明する。図2は、図1のX−X線断面の一部を抜き出して模式的に示した図である。同図において、軸受21は輪郭のみを図示し、リダクション軸12は図示を省略している。
潤滑溝11bは、ケース11の内周面11aの二カ所に所定深さで設けられている。これら二つの潤滑溝11bは、軸心Cに対して回転対称となる位置にそれぞれ設けられている。潤滑溝11bは、より具体的には図3に示すように、面圧の上昇を避けるために、リダクション軸12における負荷圏を避けた位置に設けられている。
ケース11の内周面11aの上側および下側に形成された潤滑溝11bは、各ギヤの噛み合い時に飛散する潤滑油を引き込むための溝として機能する。また、ケース11の内周面11aの上側に形成された潤滑溝11bは、軸受21の外輪21bとケース11との嵌め合い部(図2のD部参照)でクリープ摩擦が発生した際に生じる摩擦粉等の異物を、外部へと抜くための溝(空気抜け溝)としても機能する。ケース11の内周面11aの上側および下側に潤滑溝11bを設けることにより、下側の潤滑溝11bから導入された潤滑油が嵌め合い部に浸透し、上側まで吸い上がりやすくなる。また、下側から上側へと吸い上げられた摩擦粉等の異物を、スムーズに外部に排出することができる。
図4は、図2に示した軸受21の外輪21bに対して、矢視A方向から見た潤滑溝11bの形状を投影したものを示している。また、図5は、図2に示した軸受21の外輪21bに対して、矢視B方向から見た潤滑溝11bの形状を投影したものを示している。図4および図5において、潤滑溝11bの投影像はドットハッチングで図示している。
潤滑溝11bは、図4および図5に示すように、リダクション軸12の軸方向に対して、車両前進走行時に軸受21の外輪21bの外周面が摺動する方向に傾斜して形成されている。また、潤滑溝11bは、軸受21の一端側21cから他端側21dにわたって形成されている。このように、潤滑溝11bを、リダクション軸12の軸方向に対して、車両前進走行時に外輪21b,22bの外周面が摺動する方向に傾斜して形成することにより、潤滑油を潤滑溝11bの他端側まで行き届かせることができる。
また、前記した潤滑溝11bに代えて、図6および図7に示すような潤滑溝11Abをケース11の内周面11aに設けてもよい。図6は、図2に示した軸受21の外輪21bに対して、矢視A方向から見た潤滑溝11Abの形状を投影したものを示している。また、図7は、図2に示した軸受21の外輪21bに対して、矢視B方向から見た潤滑溝11Abの形状を投影したものを示している。図6および図7において、潤滑溝11Abの投影像はドットハッチングで図示している。
潤滑溝11Abは、図6および図7に示すように、リダクション軸12の軸方向に対して、車両前進走行時に軸受21の外輪21bの外周面が摺動する方向に傾斜して形成されている。また、潤滑溝11Abは、軸受21の他端側21dから外輪21bの幅の途中まで形成されている。このように、潤滑溝11Abを外輪21bの幅の途中まで形成することにより、ケース11の内周面11aと外輪21bとの間に介在する潤滑油を留めることができ、潤滑油が軸受21の外に流れ出て潤滑不足となることを抑制することができる。
以上説明したような本実施形態に係る車両用動力伝達装置1によれば、軸受21(22)の外輪21b(22b)とケース11の内周面11aとの嵌め合い部(図2のD部参照)における潤滑油の量を増やすことができるため、当該嵌め合い部におけるクリープ摩擦の発生を好適に抑制することができる。
以上、本発明に係る車両用動力伝達装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した実施形態において、潤滑溝11b,11Abは、ケース11の内周面11aの上側と下側にそれぞれ設けられていたが、潤滑溝11b,11Abを、ケース11の内周面11aの上側と下側のいずれか一方にのみ設けてもよい。
また、前記した実施形態では、軸受21の外輪21bがすきま嵌めされているケース11の内周面11aにおける潤滑溝11b(11Ab)について説明したが、軸受22の外輪22bがすきま嵌めされているケース11の内周面11aにおいても、潤滑溝11b(11Ab)を形成してもよい。
1 車両用動力伝達装置
11 ケース
11a 内周面
11b,11Ab 潤滑溝
12 リダクション軸(動力伝達軸)
13 ロータ軸
15 スプライン嵌合部
16 リダクションギヤ
17 カウンタドリブンギヤ
21,22,23,24 軸受
21a,22a 内輪
21b,22b 外輪
21c 一端側
21d 他端側
C 軸心
MG2 第二電動機

Claims (1)

  1. ケースと、前記ケース内に収容される動力伝達軸と、前記動力伝達軸の外周面に外嵌される内輪と前記ケースに内嵌される外輪とを備える軸受と、を有し、前記軸受により前記動力伝達軸を前記ケースに回転自在に支持する車両用動力伝達装置であって、
    前記外輪の外周面は、前記ケースにすきま嵌めされ、
    前記外輪の外周面がすきま嵌めされる前記ケースの内周面には、一端が前記ケース内に開口する潤滑溝が形成され、
    前記潤滑溝は、前記動力伝達軸の軸方向に対して、車両前進走行時に前記外輪の外周面が摺動する方向に傾斜して形成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置。
JP2018160551A 2018-08-29 2018-08-29 車両用動力伝達装置 Pending JP2020034076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160551A JP2020034076A (ja) 2018-08-29 2018-08-29 車両用動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160551A JP2020034076A (ja) 2018-08-29 2018-08-29 車両用動力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020034076A true JP2020034076A (ja) 2020-03-05

Family

ID=69667577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018160551A Pending JP2020034076A (ja) 2018-08-29 2018-08-29 車両用動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020034076A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023112801A1 (ja) * 2021-12-15 2023-06-22 株式会社アイシン 駆動装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774659U (ja) * 1980-10-27 1982-05-08
JP2018119580A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 Ntn株式会社 クリープ防止転がり軸受

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774659U (ja) * 1980-10-27 1982-05-08
JP2018119580A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 Ntn株式会社 クリープ防止転がり軸受

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023112801A1 (ja) * 2021-12-15 2023-06-22 株式会社アイシン 駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170057349A1 (en) Vehicle drive apparatus
JP6265184B2 (ja) 動力伝達装置
JP2017053385A (ja) 車両用動力伝達装置
JP2017075627A (ja) スプライン継手
JP2015129553A (ja) 偏心揺動型の減速装置
JP5178105B2 (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP2020034076A (ja) 車両用動力伝達装置
US1988338A (en) Geared electric motor
JP2009008123A (ja) 歯車伝達装置
JP2009030684A (ja) 磁気歯車減速機
JP2008115971A (ja) ディファレンシャル装置
JP2018155338A (ja) 動力伝達装置の潤滑構造
JP6846319B2 (ja) 動力伝達装置
JP6494949B2 (ja) ハイブリッド車両の動力伝達装置
JP2017180739A (ja) シール付軸受
JP5742308B2 (ja) 潤滑油供給装置
JP6740936B2 (ja) 軸受潤滑構造
WO2018159809A1 (ja) オイルシール及びシール付軸受
JP6834863B2 (ja) 軸受潤滑構造
JP2016188677A (ja) ラビニヨ型遊星歯車装置
JP2015230013A (ja) ブーツアダプタ、ブーツアダプタ装着部材
JP2020037986A (ja) 動力伝達装置
JP6958251B2 (ja) スライド機構
JP6682936B2 (ja) 変速機の給油構造
JP7047644B2 (ja) 潤滑構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220913