JP2020033881A - スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 - Google Patents
スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020033881A JP2020033881A JP2018158203A JP2018158203A JP2020033881A JP 2020033881 A JP2020033881 A JP 2020033881A JP 2018158203 A JP2018158203 A JP 2018158203A JP 2018158203 A JP2018158203 A JP 2018158203A JP 2020033881 A JP2020033881 A JP 2020033881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- scroll compressor
- oil supply
- chamber
- end plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
【課題】圧縮室の閉じ込み開始位置付近における気密性を向上させて、圧縮効率を向上する。【解決手段】スクロール圧縮機は、固定端板1bとこれに立設した固定スクロールラップ1aを有する固定スクロール1と、旋回端板2bとこれに立設した旋回スクロールラップ2aを有する旋回スクロール2と、前記旋回スクロールの背面側に形成され吐出圧力と吸込圧力の間の圧力となる背圧室4とを備え、前記背圧室に圧縮機吐出側の油を導入するように構成されている。また、前記旋回スクロールの旋回端板に形成され、前記背圧室と、前記固定スクロールと前記旋回スクロールとの噛み合いにより形成される吸込室6または圧縮室200とを連通する給油路40と、前記給油路に設けられ該給油路の通路を絞る絞り部材41を備えている。【選択図】図2
Description
本発明はスクロール圧縮機及び冷凍空調装置に関し、特に、ルームエアコンなどの冷凍空調装置用のスクロール圧縮機として好適なものである。
近年ルームエアコン業界では、他社との省電力化競争が激化する中、高効率の圧縮機の開発は取り組むべき課題のひとつであり、そのなかでも、圧縮機構部における圧縮室の機密性を向上させることは、圧縮機開発において非常に重要である。
この種従来技術としては、特開2009−257287号公報(特許文献1)に記載のものなどがある。
この種従来技術としては、特開2009−257287号公報(特許文献1)に記載のものなどがある。
従来のスクロール圧縮機は、特許文献1に記載されているように、旋回スクロール背面に形成された背圧室を、吐出圧力と吸込圧力の間の圧力(中間圧)に保持することで、旋回スクロールを固定スクロール側へ付勢し、固定スクロールと旋回スクロールにより形成される圧縮室の密閉性を高めるようにしている。
即ち、特許文献1に記載されているスクロール圧縮機の場合、吐出空間の油を背圧室へ導入し、背圧室に導入された油を、背圧制御弁を備える給油路(背圧室油流出路)を介して前記圧縮室内に排出することで、前記圧縮室への給油を行うようにしている。
また、前記給油路の圧縮室側開口は、固定スクロールの歯底における固定スクロールラップ間に形成される溝の溝幅中心に設けられており、旋回スクロールの旋回運動に伴って、旋回スクロールラップを挟んで形成される2つの圧縮室、即ち、旋回内線側圧縮室と旋回外線側圧縮室へ連通することで、それぞれの圧縮室に交互に給油が行われるように構成されている。
上記特許文献1に記載のスクロール圧縮機においては、旋回スクロールの旋回運動により冷媒の閉じ込みが行われ圧縮室が形成される。この圧縮室が形成される閉込み開始位置に対して、前記固定スクロールの歯底に設けられている前記給油路の圧縮室側開口の位置は、固定スクロールラップの渦形状に沿って吐出側(中心側)に設けられている。このため、前記閉込み開始位置から前記給油路の圧縮室側開口と連通する位置までの区間では給油が不足し、特に閉込み開始位置への給油はされ難く、形成される圧縮室における冷媒のシール性が損なわれる。従って、前記圧縮室の気密性低下により圧縮機効率が低下するという課題があった。
本発明の目的は、圧縮室の閉じ込み開始位置付近における気密性を向上させて、圧縮効率を向上することのできるスクロール圧縮機及び冷凍空調装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、本発明のスクロール圧縮機を用いることにより高効率の冷凍空調装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、固定端板とこれに立設した固定スクロールラップを有する固定スクロールと、旋回端板とこれに立設した旋回スクロールラップを有する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの背面側に形成され吐出圧力と吸込圧力の間の圧力となる背圧室とを備え、前記背圧室に圧縮機吐出側の油を導入するように構成しているスクロール圧縮機において、前記旋回スクロールの旋回端板に形成され、前記背圧室と、前記固定スクロールと前記旋回スクロールとの噛み合いにより形成される吸込室または圧縮室とを連通する給油路と、前記給油路に設けられ該給油路の通路を絞る絞り部材を備えることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、スクロール圧縮機、四方弁、膨張弁、室内側熱交換器及び室外側熱交換器を備え、これらが冷媒配管により環状に接続されて冷凍サイクルを構成している冷凍空調装置において、前記スクロール圧縮機は、上述したスクロール圧縮機を用いていることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮室の閉じ込み開始位置付近における気密性を向上させることができるので、圧縮効率を向上することのできるスクロール圧縮機が得られる効果がある。また、このスクロール圧縮機を用いることにより高効率の冷凍空調装置を得ることができる。
以下、本発明のスクロール圧縮機及び冷凍空調装置の具体的実施例を、図面に基づいて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一または相当する部分である。
本発明の実施例1のスクロール圧縮機を図1〜図7を用いて説明する。
図1は本実施例1のスクロール圧縮機の全体構成を示す縦断面図であり、この図1により本実施例1のスクロール圧縮機100の全体構成を説明する。
図1は本実施例1のスクロール圧縮機の全体構成を示す縦断面図であり、この図1により本実施例1のスクロール圧縮機100の全体構成を説明する。
図1に示すように、固定スクロール1は、固定スクロールラップ(ラップ)1aと固定端板1bとを有している。前記固定端板1bの中央付近には吐出穴1cが設けられている。旋回スクロール2は、旋回スクロールラップ(ラップ)2aと旋回端板2bとを有している。このような前記固定スクロール1と前記旋回スクロール2を、それぞれのラップが内側になるように噛み合わせ、前記固定スクロール1をフレーム15にネジ固定して圧縮機構部30が形成されている。
前記旋回スクロールの旋回端板2bの反ラップ側の中央には旋回ボス部2cが設けられ、この旋回ボス部2c内には旋回軸受2dが設けられ、シャフト9の偏心ピン部9aが挿入されている。前記シャフト9は、前記フレーム15に設けられている主軸受15aに支持されている。
16は、前記フレーム15と前記旋回スクロール2との間に設けられたオルダムリングで、このオルダムリング16のキー部が、前記旋回スクロール2の旋回端板2bに形成されたキー溝2eと、前記フレーム15に形成されたキー溝(図示せず)と係合して摺動することにより、前記旋回スクロール2は旋回運動を行うように構成されている。
前記旋回端板2bの上面側には、前記固定スクロールラップ1aと前記旋回スクロールラップ2aにより圧縮室200が形成され、前記旋回端板2bの下面側には、背圧室4が形成されている。前記背圧室4の圧力(背圧)を、吐出圧力と吸込圧力の間の圧力(中間圧力)に保持することにより、前記旋回スクロール2を前記固定スクロール1側へ付勢し、固定スクロール1と旋回スクロール2により形成される圧縮室200の気密性(密閉性)が保たれるようにしている。
前記固定スクロール1における固定スクロールラップ1aの外周側には吸込穴3が設けられ、この吸込穴3には吸込パイプ18が接続され、前記吸込パイプ18は密閉容器20を貫通して設けられている。
前記シャフト9の下方には、駆動部であるモータ17のロータ17aが固定され、前記モータ17のステータ17bは前記密閉容器20の内面に固定されている。また、前記密閉容器20の内部には、前記圧縮機構部30と前記モータ17が配置され、前記圧縮機構部30の上部には、圧縮室200で圧縮された圧縮ガスと圧縮機構部30を潤滑した油が吐出される吐出空間204が形成されている。一方、前記圧縮機構部30の下部と前記モータ17との間にはフレーム下部空間205が形成されている。このフレーム下部空間205に連通するように吐出パイプ19が前記密閉容器20を貫通して設けられている。
前記シャフト9の下部側は、前記密閉容器20に固定された支え板14に球面対偶を介して位置決めされた副軸受14aで支持されている。また、前記密閉容器20の底部には油を溜める油溜り210が設けられている。
前記圧縮機構部30の外周面には複数個の流通溝206が設けられ、前記吐出空間204と前記フレーム下部空間205とを連通している。また、前記ステータ17bの外周面には返油のための返油溝207が設けられている。
吸込パイプ18から流入した冷媒は、吸込穴3から吸込室6(図2参照)に流入した後、前記圧縮室200に流入して圧縮され、吐出穴1cから吐出空間204に吐出される。この結果、密閉容器20の内部は概略吐出圧力となる。前記吐出空間204に吐出された油を含む冷媒は、前記圧縮機構部30の外周面に形成された前記流通溝206を通ってフレーム下部空間205に入り、密閉容器に設けられている吐出パイプ19から圧縮機外の冷凍サイクルに流出される。
油溜り210はほぼ吐出圧力となっており、前記背圧室4の圧力は吸込圧力と吐出圧力の間の中間圧力となっているので、前記油溜り210の油は、前記吐出圧力と前記中間圧力との圧力差により、前記シャフト9に形成された給油穴9bを通り、旋回軸受2dや主軸受15aに供給されて、これらを潤滑した後、前記背圧室4に流入する。吐出圧力の油は前記旋回軸受2dや前記主軸受15aを通過する際の流路抵抗により減圧されて背圧室4に流入する。
背圧室4へ流入した油の一部はオルダムリング16のキー部の潤滑を行いつつ、旋回スクロール2の旋回端板2bに形成された後述する給油路40(図2参照)を通って、吸込室に供給される。吸込室に供給された油は圧縮室200に流入し、旋回スクロールラップ2aの先端部と固定端板1bの摺動面、固定スクロールラップ1aの先端部と旋回端板2bとの摺動面、及び固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aとの摺動面を潤滑すると共にそれらの間をシールする。
その後、油は冷媒と共に吐出穴1cから吐出空間204に吐き出される。吐出空間204に吐出された油は前記流通溝206を通過後、ステータ17b外周面に設けた前記返油溝207を通って前記油溜り210に戻される。
次に、図2〜図7を用いて、図1に示す圧縮機構部30付近の構成を詳細に説明する。図2は図1に示す圧縮機構部付近の要部断面図、図3Aは図2のIII−III線矢視図で、内線側圧縮室の閉じ込み開始直後の状態を示す図、図3Bは図2のIII−III線矢視図で、外線側圧縮室の閉じ込み開始直後の状態を示す図、図4は図2に示す歯底ピンの形状を説明する図、図5は図4のV−V線矢視図(歯底ピンの底面図)、図6は図5のVI−VI線矢視方向から見た歯底ピン部周辺の要部断面図、図7は図5のVII−VII線矢視方向から見た歯底ピン部周辺の要部断面図である。
図2に示すように、本実施例1のスクロール圧縮機100は、旋回スクロール2の旋回端板2bの外周側に、背圧室4と吸込室6を連通するように給油路40が形成されており、この給油路40には、該給油路40の通路を絞って絞り部を形成するための歯底ピン(絞り部材)41が設けられている。この歯底ピン41の前記吸込室6側(旋回スクロールラップ2a側)端面は、前記旋回端板2bの表面から前記吸込室6側に突出しないように、即ち旋回端板2bの表面と面一か、前記表面よりも僅かに窪んだ位置となるように設けられている。
前記吸込室6は、図2及び図3A,図3Bに示すように、固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aの巻き始め側に形成されると共に、冷媒ガスが導入される吸込穴3に連通している。また、固定スクロール1と旋回スクロール2とが噛み合わされることにより形成される圧縮室200は、旋回スクロールラップ2aの内線側に形成される旋回内線側圧縮室200aと、前記旋回スクロールラップ2aの外線側に形成される旋回外線側圧縮室200bにより構成されている。
旋回スクロール2の旋回端板2bの外周側に形成されている前記給油路40は、図3A,図3Bに一点鎖線で示すように、前記吸込室6における吸込穴3側で、前記吸込室6に常時開口する位置に設けられている。
前記給油路40を、図2、図3A、図3Bに示すように、吸込室6に設けることにより、背圧室4の油は、前記給油路40を通って前記吸込室6に流入し、吸込穴3から吸入室6に流入した冷媒ガスと共に、旋回スクロールラップ2aの外線側及び内線側に流入し、内線側圧縮室200a及び外線側圧縮室200bに取り込まれる。
従って、旋回スクロールラップ2aの先端部と固定端板1bの摺動面、固定スクロールラップ1aの先端部と旋回端板2bとの摺動面、及び固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aとの摺動面を潤滑すると共にそれらの間を油によりシールすることができる。
更に、本実施例によれば、内線側圧縮室200aの閉じ込み開始位置200aaや外線側圧縮室200bの閉じ込み開始位置200bbにも油を十分に供給できるから、これらの閉じ込み開始位置200aa,200bbの部分の潤滑及びシールも確実に行うことができる。従って、本実施例のスクロール圧縮機100によれば、圧縮室の閉じ込み開始位置200aa,200bb付近における気密性を向上させることができるので、圧縮効率の向上を図ることのできるスクロール圧縮機が得られる。
次に、前記給油路40の通路を絞って絞り部を形成するための、図2に示す歯底ピン(絞り部材)41の形状を、図4及び図5を用いて説明する。
図4に示すように、歯底ピン41は、図2に示す給油路40の吸込室6側(流出側)に配置される大径の円柱部分41aと、前記給油路40の背圧室4側(流入側)に配置される小径の圧入部分41bにより大略構成されている。
図4に示すように、歯底ピン41は、図2に示す給油路40の吸込室6側(流出側)に配置される大径の円柱部分41aと、前記給油路40の背圧室4側(流入側)に配置される小径の圧入部分41bにより大略構成されている。
また、前記圧入部分41aには図4、図5に示すように、円柱状の圧入部分41bの一部を平面状にカットしたカット部(平面カット部)41cが設けられている。本実施例では、前記カット部41は、図4の正面側と背面側の2か所に設けられているが、2か所に限られず、1か所でも、或いは周方向に3個所以上設けるようにしても良い。また、前記カット部41cは平面状にカットしたものには限られず、曲面状にカットしたものでも良く、円柱状の圧入部分41bの一部をカットした形状であれば良い。
更に、前記歯底ピン41には、前記圧入部分41bの前記円柱部分41a側に、前記圧入部分41bの圧入深さを調整するための突き当て部41dが設けられている。この突き当て部41dは、前記円柱部分41aの径より小さく且つ前記圧入部分41bの径よりも大きい径で形成され、該突き当て部41dにも、前記円柱部分41bに形成された平面状の前記カット部41cと同一平面或いは同一面となるように連続するカット部が形成されている。これにより、前記突き当て部41dの形状は、図5に示すように、前記圧入部分41bよりも一回り大きな径で構成された円弧状に形成される。
前記突き当て部41dに形成されるカット部も、前記圧入部分41bに形成されたカット部41cと同様に、平面状でも曲面状にカットしても良い。また、前記圧入部分41bに形成されたカット部41cと前記突き当て部41dに形成されるカット部とは連続する同一の平面または曲面に形成すると良い。
次に、図4、図5に示す歯底ピン41を、旋回スクロール2の旋回端板3bに形成した給油路40に圧入した状態を図6及び図7により説明する。図6は、給油路40を形成する給油路形成孔40aの小径部分に、歯底ピン41の圧入部分41bを圧入している部分の断面(図5のVI−VI線矢視方向から見た断面)を示し、図7は、前記給油路形成孔40aの小径部分と圧入部分41bのカット部41cとの間に給油路40が形成されている部分の断面(図5のVII−VII線矢視方向から見た断面)を示している。
図6、図7に示すように、給油路40を形成する給油路形成孔40aは、吸込室6(図2参照)側(流出側)となる大径部と、背圧室4(図2参照)側(流入側)となる小径部により、断面形状が段差部40bを有するT字状に形成されている。
また、図6に示すように、歯底ピン41の圧入部分41bは前記穴40aの小径部に圧入によって挿入されており、その圧入深さ(挿入深さ)は突き当て部41dが前記穴の段差部40bに当ることで、決められている。歯底ピン41の円柱部分41aの外径よりも前記給油路形成孔40aの大径部の内径は大きく形成されており、前記円柱部分41aは前記給油路形成孔40aの大径部に隙間嵌めで配置されている。これにより、前記円柱部分41aと前記給油路形成孔40aの大径部との間には、絞り部となる狭い隙間の円筒状流路41eが形成されている。
更に、図7に示すように、前記給油路形成孔40aの小径部と前記歯底ピン41のカット部41cとの間にも流路が形成される。図6の断面に示す突き当て部41dは、図7の断面では、前記カット部41cと同一面となるカット部に形成されているので、前記円柱部分41aの下面と前記給油路形成孔40aの段差部40bとの間にも流路が形成されている。前記円筒状流路41e、前記圧入部分41bに設けられたカット部41c及び前記突き当て部に設けられたカット部により形成される流路により、一点鎖線で示すように、背圧室4の油が吸込室6側に流れる給油路40が形成される。従って、前記歯底ピン41の圧入部分41bや前記突き当て部41dにより前記給油路40内の流れが阻害されることはない。
このように、本実施例によれば、歯底ピン41を、給油路40を形成する給油路形成孔40aの所定位置に圧入固定することにより、背圧室4の油を吸込室6側に流すための狭い隙間の給油路40が形成され、この給油路40の絞り作用により、背圧室4の圧力を、吸込圧力と吐出圧力との間の適正な中間圧力に保持することができる。従って、旋回スクロール2を適正な力で固定スクロール1側に押圧することができる。
また、前記給油路形成孔40aの大径部と歯底ピン41の円柱部分41aとの間に狭い隙間の円筒状流路41eが形成されるので、給油路40を流れる油は前記円筒状流路41eで絞られ、前記円筒状流路41eから吸込室6に円状で且つミスト状に拡散される。従って、油が吸込室6全体に広範囲に拡散されて、旋回スクロールラップ2aの内線側及び外線側に流入し、圧縮室200に取り込まれる。
従って、旋回スクロールラップ2aの先端部と固定端板1bの摺動面、固定スクロールラップ1aの先端部と旋回端板2bとの摺動面、及び固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aとの摺動面だけでなく、内線側圧縮室200aの閉じ込み開始位置200aaや外線側圧縮室200bの閉じ込み開始位置200bbにも油を十分に供給できる。また、狭い隙間の前記給油路40の絞り作用により、背圧室4の圧力を適正な中間圧力に保持できるから、旋回スクロール2を固定スクロール1に適正な圧力で押し付けることができる。これらの作用により、前記圧縮室200の気密性(密閉性)を向上させることができ、特に、閉じ込み開始位置200aa,200bb付近における潤滑及びシールも確実に行うことができるから、スクロール圧縮機の圧縮効率を向上させることができる。
また、本実施例によれば、歯底ピン41の円柱部分41aの外径、或いは前記給油路形成孔40aの大径部の内径を調整することにより、絞り部として作用する前記給油路40の絞り量を容易に調整することも可能となる。更に、本実施例によれば、旋回端板2bに設けた給油路40と歯底ピン41により、背圧室4の圧力調整を実現できるので、構成が簡単で安価に製作することも可能になる。また、前記円筒状流路41eにより強制的に油をミスト化させて吸込室6や圧縮室200へ供給できるので、吸込室6や圧縮室200にミスト状油を充満させることができ、圧縮室200の閉じ込み開始位置200aa,200bbを含め、圧縮室全体の気密性を向上できる効果もある。
なお、上述した実施例では、前記給油路40の位置を、前記吸込室6における吸込穴3側で、前記吸込室6に常時開口する位置に設ける例を説明したが、前記給油路40の位置を、旋回端板2bにおける旋回スクロールラップ2aの巻き始めに近い位置で前記吸込室6に連通する位置に設けても良い。更に、前記給油路40の位置を、前記旋回端板2bにおける圧縮室200に開口する位置に設けるようにしても良い。この場合には、給油路40が旋回スクロールラップ2aにおける巻き始め側のラップ内線側及びラップ外線側の両方に開口するように形成すると良い。
本発明の実施例2のスクロール圧縮機を、図8を用いて説明する。図8は実施例1の図2に相当する図であり、この図8において、図1〜図7と同一符号を付した部分は実施例1と同様の部分であり、給油路40や歯底ピン41の構成は図3A、図3B、図4〜図7に示すものと同様であるので、同様の部分については説明を省略し、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
本実施例2が上述した実施例1と異なる部分は、背圧室4に導入された油を、背圧制御弁50を備える給油路を介して、吸込室6或いは圧縮室200内に排出する構成を更に追加したものである。本実施例2においても、給油路40及び歯底ピン41を備える構成は実施例1と同様に備えられている。背圧制御弁50を備える給油路を更に備えることにより、背圧室4の圧力をより適正な中間圧力に制御できるようにしたものである。
図8において、50は背圧制御弁、50aは弁板、50bは背圧弁流入路、50cは背圧弁流出路である。前記背圧制御弁50は、固定端板1bに形成された背圧弁穴に設けられ、前記弁板50aとこの弁板50aを押圧するコイルばね、このコイルばねを保持すると共に前記背圧弁穴の上部を塞ぐ弁キャップ等により構成されている。
前記背圧弁流入路50bは固定端板1bに形成され、前記背圧室4と前記弁板50a側を連通している。前記背圧弁流出路50cは、一端側が前記背圧弁穴に連通し、他端側は固定スクロールラップ1a間の固定端板1b側から旋回内側線側圧縮室200a側及び旋回外側線側圧縮室200b側の両方に開口する位置に設けられ、シャフト9の回転位相角によって各圧縮室200a,200bに開口するように構成されている。なお、前記背圧弁流出路50cを吸込室6に開口するように構成しても良い。
このように構成することにより、背圧室4の油が背圧制御弁50を備える給油路を介しても圧縮室200或いは吸込室6に供給することができるので、旋回スクロールラップ2aの先端部と固定端板1bの摺動面、固定スクロールラップ1aの先端部と旋回端板2bとの摺動面、及び固定スクロールラップ1aと旋回スクロールラップ2aとの摺動面だけでなく、内線側圧縮室200aの閉じ込み開始位置200aaや外線側圧縮室200bの閉じ込み開始位置200bb(図3A,図3B参照)にも油をより確実に供給できる。
このように本実施例2によれば、上記実施例1と同様の効果が得られる上に、圧縮室200や閉じ込み開始位置200aa,200bbへの給油を確実にして圧縮室200の気密性を向上し、固定スクロールラップ1aや旋回スクロールラップ1bが摺動する摺動部分の潤滑性も向上できる。更に、本実施例2によれば、背圧制御弁50を備えているので、背圧室4の圧力をより適切に制御できるから、旋回スクロール2の固定スクロール1への押付け力もより適正にすることが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施例1、2によれば、前記旋回スクロールの旋回端板に形成され、前記背圧室と、前記固定スクロールと前記旋回スクロールとの噛み合いにより形成される吸込室または圧縮室とを連通する給油路と、前記給油路に設けられ該給油路の通路を絞る絞り部材を備える構成としているので、特に、圧縮室の閉じ込み開始位置付近における気密性を向上させることができ、これにより圧縮効率を向上することのできるスクロール圧縮機が得られる。
また、旋回端板に設けた給油路内にカット部を有する歯底ピンを圧入固定し、背圧室の油を、絞り部となる円筒状流路から吸込室或いは圧縮室内へ流出させるように構成することで、油をミスト化して広範囲に拡散させて吸込室や圧縮室に供給できるので、圧縮室の閉じ込み開始位置を含め圧縮室全体の気密性を向上できる効果が得られる。
図9は本発明のスクロール圧縮機を採用した冷凍空調装置の実施例を示す冷凍サイクル構成図を示し、この図9を用いて本発明のスクロール圧縮機を冷凍空調装置に適用した実施例を説明する。この実施例3は実施例1または実施例2で説明したスクロール圧縮機を冷凍空調装置としての空気調和機に適用した例である。
図9に示すように、空気調和機(冷凍空調装置)101は、スクロール圧縮機100、四方弁102、電子膨張弁などで構成された膨張弁103、室内側熱交換器104及び室外側熱交換器105を備えており、これらが冷媒配管106により環状に接続された構成になっている。前記スクロール圧縮機100は、図1〜図7に示す実施例1のスクロール圧縮機を採用している。なお、背圧調整をより高精度に行う場合には、背圧制御弁50を備える上記実施例2のスクロール圧縮機を採用すると良い。
空気調和機101は、四方弁102を切替えることで冷房運転と暖房運転とを行うことができる。空気調和機101は、冷房運転時に、室内側熱交換器104を蒸発器として使用すると共に、室外側熱交換器105を凝縮器として使用する。一方、空気調和機101は、暖房運転時に、室内熱交換器104を凝縮器として使用すると共に、室外側熱交換器105を蒸発器として使用する。
図1中、実線矢印Xは冷房運転時におけるガス状の冷媒(作動流体)の循環方向を示しており、また、破線矢印Yは暖房運転時における冷媒の循環方向を示している。空気調和機101は、例えば、冷房運転時に、以下のように動作する。
冷房運転時において、まず、空気調和機101は、スクロール圧縮機100で冷媒を圧縮する。このとき、冷媒は、圧縮されることにより、高温高圧状態になる。空気調和機101は、四方弁102を介して、その状態の冷媒を室外側熱交換器105に送り込む。
室外側熱交換器105内において、冷媒は、空気との間で熱交換を行い、その熱交換により放熱して凝縮する。空気調和機101は、凝縮された冷媒を膨張弁103に送り込む。膨張弁103内において、冷媒は、等エンタルピ膨張し、低温低圧状態のガス冷媒と液冷媒とが混在した気液二相流の状態になる。空気調和機101は、その状態の冷媒を室内側熱交換器104に送り込む。
室内側熱交換器104内において、液冷媒は、空気との間で熱交換を行い、その熱交換で吸熱して気化し、ガス冷媒となる。このとき、液冷媒が気化することにより、室内側熱交換器104が周囲の空気を冷却する。その結果、空気調和機101は、冷房機能を発揮する。
この後、空気調和機101は、冷媒を室内側熱交換器104からスクロール圧縮機100に戻す。そして、空気調和機101は、再び、スクロール圧縮機100で冷媒を圧縮した後、四方弁102、室外熱交換器105、冷暖房絞り装置103、及び室内熱交換器104に順に送り込む。
このようにして空気調和機101は、スクロール圧縮機100、四方弁102、室外側熱交換器105、膨張弁103及び室内側熱交換器104で冷媒の循環系を構成し、これらの間で冷媒の循環を繰り返すことで冷凍サイクルを形成する構成となっている。
本実施例3は、上述した図9に示す空気調和機101に搭載されているスクロール圧縮機100として、上述した実施例1または実施例2で説明したスクロール圧縮機100を採用するものであり、これにより高効率の空気調和機101を実現することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:固定スクロール、1a:固定スクロールラップ(ラップ)、
1b:固定端板、1c:吐出穴、
2:旋回スクロール、2a:旋回スクロールラップ(ラップ)、2b:旋回端板、
2c:旋回ボス部、2d:旋回軸受、2e:キー溝、
3:吸込穴、4:背圧室、6:吸込室、
9:シャフト、9a:偏心ピン部、9b:給油穴、
14:支え板、14a:副軸受、15:フレーム、15a:主軸受、
16:オルダムリング、17:モータ、17a:ロータ、17b:ステータ、
18:吸込パイプ、19:吐出パイプ、20:密閉容器、30:圧縮機構部、
40:給油路、40a:給油路形成孔、40b:段差部、
41:歯底ピン(絞り部材)、41a:円柱部分、41b:圧入部分、41c:カット部、
41d:突き当て部、41e:円筒状流路、
50:背圧制御弁、50a:弁板、50b:背圧弁流入路、50c:背圧弁流出路、
100:スクロール圧縮機、101:空気調和機(冷凍空調装置)、102:四方弁、
103:膨張弁、104:室内側熱交換器、105:室外側熱交換器、
106:冷媒配管、
200:圧縮室、200a:内線側圧縮室、200aa:閉じ込み開始位置、
200b:外線側圧縮室、200bb:閉じ込み開始位置、
204:吐出空間、205:フレーム下部空間、206:流通溝、207:返油溝、
210:油溜り。
1b:固定端板、1c:吐出穴、
2:旋回スクロール、2a:旋回スクロールラップ(ラップ)、2b:旋回端板、
2c:旋回ボス部、2d:旋回軸受、2e:キー溝、
3:吸込穴、4:背圧室、6:吸込室、
9:シャフト、9a:偏心ピン部、9b:給油穴、
14:支え板、14a:副軸受、15:フレーム、15a:主軸受、
16:オルダムリング、17:モータ、17a:ロータ、17b:ステータ、
18:吸込パイプ、19:吐出パイプ、20:密閉容器、30:圧縮機構部、
40:給油路、40a:給油路形成孔、40b:段差部、
41:歯底ピン(絞り部材)、41a:円柱部分、41b:圧入部分、41c:カット部、
41d:突き当て部、41e:円筒状流路、
50:背圧制御弁、50a:弁板、50b:背圧弁流入路、50c:背圧弁流出路、
100:スクロール圧縮機、101:空気調和機(冷凍空調装置)、102:四方弁、
103:膨張弁、104:室内側熱交換器、105:室外側熱交換器、
106:冷媒配管、
200:圧縮室、200a:内線側圧縮室、200aa:閉じ込み開始位置、
200b:外線側圧縮室、200bb:閉じ込み開始位置、
204:吐出空間、205:フレーム下部空間、206:流通溝、207:返油溝、
210:油溜り。
Claims (10)
- 固定端板とこれに立設した固定スクロールラップを有する固定スクロールと、旋回端板とこれに立設した旋回スクロールラップを有する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの背面側に形成され吐出圧力と吸込圧力の間の圧力となる背圧室とを備え、前記背圧室に圧縮機吐出側の油を導入するように構成しているスクロール圧縮機において、
前記旋回スクロールの旋回端板に形成され、前記背圧室と、前記固定スクロールと前記旋回スクロールとの噛み合いにより形成される吸込室または圧縮室とを連通する給油路と、
前記給油路に設けられ該給油路の通路を絞る絞り部材を備える
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、
前記給油路は前記旋回端板に形成された給油路形成孔を備え、
前記給油路形成孔内に設けられた歯底ピンにより、前記絞り部材を構成し、
前記歯底ピンには、前記給油路形成孔との間で流路を形成するためのカット部が設けられ、前記カット部により形成された流路により前記給油路が構成されることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項2に記載のスクロール圧縮機において、
前記給油路形成孔は流出側となる大径部と、流入側となる小径部を有し、
前記歯底ピンは、前記給油路形成孔の大径部に配置される大径の円柱部分と、前記給油路形成孔の小径部に圧入固定される小径の圧入部分を備え、前記圧入部分に前記カット部が形成され、
前記給油路形成孔の大径部と前記歯底ピンの円柱部分との間には絞り部となる円筒状流路が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項3に記載のスクロール圧縮機において、
前記歯底ピンにおける前記圧入部分の前記円柱部分側に、前記圧入部分の圧入深さを調整するための突き当て部を設け、前記突き当て部にも、前記圧入部分に形成したカット部と連続するカット部を形成し、この突き当て部に形成したカット部により突き当て部の部分にも流路が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項4に記載のスクロール圧縮機において、
前記圧入部分に形成されたカット部及び前記突き当て部に形成されたカット部は平面状にカットされた平面カット部であることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項3に記載のスクロール圧縮機において、
前記歯底ピンにおける旋回スクロールラップ側の端面は、前記旋回端板から前記吸込室または圧縮室側に突出しないように、旋回端板の表面と面一か、前記表面よりも僅かに窪んだ位置となるように設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、
前記固定スクロールには、冷媒が流入し且つ前記吸込室に連通する吸込穴が設けられ、
前記旋回端板に設けられている前記給油路は、前記吸込室における前記吸込穴側で前記吸込室に常時開口する位置に設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、
前記旋回端板に設けられている前記給油路は、前記旋回端板における旋回スクロールラップの巻き始めに近い位置で前記吸込室に連通する位置に設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、
前記背圧室の圧力を制御する背圧制御弁を備える給油路を設け、前記背圧室に導入された油を、前記背圧制御弁を備える前記給油路を介して、前記吸込室或いは前記圧縮室内に排出する構成を更に備えていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - スクロール圧縮機、四方弁、膨張弁、室内側熱交換器及び室外側熱交換器を備え、これらが冷媒配管により環状に接続されて冷凍サイクルを構成している冷凍空調装置において、
前記スクロール圧縮機は、請求項1〜9の何れか1項に記載のスクロール圧縮機を用いていることを特徴とする冷凍空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018158203A JP2020033881A (ja) | 2018-08-27 | 2018-08-27 | スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018158203A JP2020033881A (ja) | 2018-08-27 | 2018-08-27 | スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020033881A true JP2020033881A (ja) | 2020-03-05 |
Family
ID=69667432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018158203A Pending JP2020033881A (ja) | 2018-08-27 | 2018-08-27 | スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020033881A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06317271A (ja) * | 1993-05-06 | 1994-11-15 | Hitachi Ltd | 密閉形スクロール圧縮機 |
JP2003227480A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロール型圧縮機 |
JP2005083235A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2006046188A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Daikin Ind Ltd | スクロール式流体機械 |
EP1876357A1 (en) * | 2006-07-05 | 2008-01-09 | LG Electronics Inc. | Oil supply structure of scroll compressor |
JP2012215174A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Daikin Industries Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2013227955A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-07 | Hitachi Appliances Inc | スクロール圧縮機 |
JP2014125957A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Toyota Industries Corp | スクロール型圧縮機 |
JP2016070178A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル装置 |
-
2018
- 2018-08-27 JP JP2018158203A patent/JP2020033881A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06317271A (ja) * | 1993-05-06 | 1994-11-15 | Hitachi Ltd | 密閉形スクロール圧縮機 |
JP2003227480A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロール型圧縮機 |
JP2005083235A (ja) * | 2003-09-08 | 2005-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2006046188A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Daikin Ind Ltd | スクロール式流体機械 |
EP1876357A1 (en) * | 2006-07-05 | 2008-01-09 | LG Electronics Inc. | Oil supply structure of scroll compressor |
JP2012215174A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-11-08 | Daikin Industries Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2013227955A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-07 | Hitachi Appliances Inc | スクロール圧縮機 |
JP2014125957A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Toyota Industries Corp | スクロール型圧縮機 |
JP2016070178A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日立アプライアンス株式会社 | スクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4875484B2 (ja) | 多段圧縮機 | |
JP2008101559A (ja) | スクロール圧縮機およびそれを用いた冷凍サイクル | |
WO2016052503A1 (ja) | スクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル装置 | |
JP2011027076A (ja) | スクロール圧縮機 | |
WO2017141342A1 (ja) | スクロール圧縮機 | |
US8128388B2 (en) | Scroll-type expansion machine | |
JP3924817B2 (ja) | 容積形流体機械 | |
JP2006220143A (ja) | 容積形流体機械及びそれを用いた冷凍サイクル | |
WO2002061285A1 (fr) | Compresseur a vis | |
US4702088A (en) | Compressor for reversible refrigeration cycle | |
JP2020033881A (ja) | スクロール圧縮機及び冷凍空調装置 | |
JPH11107945A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP6762113B2 (ja) | スクロール圧縮機、及び、空気調和機 | |
WO2023144953A1 (ja) | 圧縮機及び冷凍サイクル装置 | |
JP2006266171A (ja) | 容積形流体機械 | |
JP4830565B2 (ja) | 流体機械 | |
WO2021149180A1 (ja) | 圧縮機 | |
JP6416559B2 (ja) | スクロール圧縮機および空気調和機 | |
JP2004324595A (ja) | 容積形流体機械 | |
JPH11107948A (ja) | スクロール圧縮機 | |
WO2022149225A1 (ja) | 圧縮機 | |
JP5141432B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2006037896A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH08312551A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2007182870A (ja) | スクロール圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220426 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221018 |