JP2020033805A - 排水ユニット - Google Patents

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Shota Mizukami
翔太 水上
綾子 前田
Ayako Maeda
綾子 前田
剣 橋本
Ken Hashimoto
剣 橋本
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Abstract

【課題】ハーフキャビネットにおいて、意匠性の悪化を抑制するとともに、排水管の位置調整をより容易に行うことができる排水ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】床から離れた位置に取り付けられ、上面にカウンターを有するキャビネットと、カウンターの上に載置され、下方に排水する排水部を有するボウルと、排水部からの排水を壁に設けられた排出部に排出する排水管と、を備え、排水管は、排水部の下流に設けられる偏心管と、偏心管の下流に設けられる排水トラップと、を有し、偏心管は、上下方向に延び、入水口と排水口とを有し、排水口の中心は、入水口の中心に対して横方向にずれており、排水トラップは、1つのU字構造を有する第1部分と、第1部分の下流に位置し排出部に接続される第2部分と、を有することを特徴とする排水ユニット。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、排水ユニットに関する。
手洗器には、水栓装置から吐出された水を受け、床や壁に設けられた排出部に水を排出する排水ユニットが設けられる。排水ユニットには、例えば、水栓装置からの水を受けるボールと、ボールからの排水を排出部に流すための排水管と、が設けられる。また、排水管には、例えば、下水道からの悪臭の逆流などを抑制するための排水トラップが設けられる。
このような排水トラップとしては、例えば、上方からの排水を2か所のU字構造を介して床に設けられた排出部に流す、いわゆるSトラップや、上方からの排水を1か所のU字構造を介して壁に設けられた排出部に流す、いわゆるPトラップが用いられる。
トイレ室などに設けられる手洗器として、キャビネットの上に水栓装置やボウルが設けられた手洗器が知られている。このような手洗器においては、意匠性が損なわれないよう、例えば、排水トラップなどの排水管をキャビネット内部の収納空間に収納する。
特開2002−348930号公報 特開2005−248543号公報
近年、トイレ用のキャビネットとして、床から離れた位置に取り付けられる、いわゆるハーフキャビネットが提案されている。このようなハーフキャビネットにおいて、排水トラップとしてSトラップを用いると、排水管の一部がキャビネットの下端から外に露出してしまい、意匠性が悪化するという問題がある。
これを解決する手段として、例えば、Pトラップを用いることが考えられる。しかし、Pトラップは、U字構造が1か所であるため、2か所のU字構造を有するSトラップと比べて可動範囲が狭く、排水管の位置調整がしにくい。そのため、Pトラップを用いると、排水管がキャビネットの扉と干渉する場合がある。また、Pトラップを用いた場合、例えば、ボウルを交換した際にボウルの排水部の位置が変わると、ボウルと排出部との接続が困難になり、排出部の位置を変える必要がある場合がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ハーフキャビネットにおいて、意匠性の悪化を抑制するとともに、排水管の位置調整をより容易に行うことができる排水ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、床から離れた位置に取り付けられ、上面にカウンターを有するキャビネットと、前記カウンターの上に載置され、下方に排水する排水部を有するボウルと、前記排水部からの排水を壁に設けられた排出部に排出する排水管と、を備え、前記排水管は、前記排水部の下流に設けられる偏心管と、前記偏心管の下流に設けられる排水トラップと、を有し、前記偏心管は、上下方向に延び、入水口と排水口とを有し、前記排水口の中心は、前記入水口の中心に対して横方向にずれており、前記排水トラップは、1つのU字構造を有する第1部分と、前記第1部分の下流に位置し前記排出部に接続される第2部分と、を有することを特徴とする排水ユニットである。
この排水ユニットによれば、排水トラップとして、壁に設けられた排出部に接続されるいわゆるPトラップを用いることで、ハーフキャビネットにおいて、排水管の一部がキャビネットの下端から外に露出することを抑制できる。これにより、ハーフキャビネットにおいて、意匠性の悪化を抑制することができる。また、この排水ユニットによれば、排水管に偏心管を設けることで、排水管の位置調整をより容易に行うことができる。これにより、排水管がキャビネットの扉と干渉することを抑制できる。また、例えば、ボウルを交換した際にボウルの排水部の位置が変わった場合にも、排出部の位置を変えずに、ボウルと排出部とを接続することができる。したがって、ボウルの交換をより容易に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記入水口の中心を軸にして前記偏心管を回転させたときの最大半径は、前記入水口の中心から前記壁までの距離よりも短いことを特徴とする排水ユニットである。
この排水ユニットによれば、入水口の中心を軸にして偏心管を回転させたときの最大半径を、入水口の中心から壁までの距離よりも短くすることで、偏心管を回転させた場合に偏心管と壁とが接触することを抑制できるため、排水管の位置調整をさらに容易に行うことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記偏心管は、前記入水口を有する第1筒部と、前記排水口を有する第2筒部と、を有し、前記第2筒部の上下方向の長さは、前記第1筒部の上下方向の長さよりも長いことを特徴とする排水ユニットである。
この排水ユニットによれば、第2筒部の上下方向の長さを、第1筒部の上下方向の長さよりも長くすることで、偏心管の上下方向の位置調整をより容易に行うことができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記第1部分は、前記第2部分に対して上下方向を軸に回転可能であることを特徴とする排水ユニットである。
この排水ユニットによれば、第1部分を第2部分に対して上下方向を軸に回転可能とすることで、排水管の位置調整をさらに容易に行うことができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記第1部分は、第1の口と第2の口とを有し、前記第1の口の中心と前記第2の口の中心との間の横方向の距離は、前記偏心管の前記入水口の中心と前記排水口の中心との間の横方向の距離よりも大きいことを特徴とする排水ユニットである。
この排水ユニットによれば、第1の口の中心と第2の口の中心との間の横方向の距離を、偏心管の入水口の中心と排水口の中心との間の横方向の距離よりも大きくすることで、より多様な排出部の位置に対応することができる。
本発明の態様によれば、ハーフキャビネットにおいて、意匠性の悪化を抑制するとともに、排水管の位置調整をより容易に行うことができる排水ユニットが提供される。
実施形態に係る排水ユニットを備えた手洗器を模式的に表す正面図である。 実施形態に係る排水ユニットの一部を模式的に表す分解斜視図である。 実施形態に係る排水ユニットの偏心管を模式的に表す側面図である。 実施形態に係る排水ユニットの一部を模式的に表す平面図である。 図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係る排水ユニットの排水トラップを模式的に表す側面図及び分解図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る排水ユニットを備えた手洗器を模式的に表す正面図である。
図2は、実施形態に係る排水ユニットの一部を模式的に表す分解斜視図である。
図1に表したように、手洗器500は、排水ユニット100と、水栓装置200と、を備える。
手洗器500は、例えば、トイレ室の内部に設けられるトイレ用の手洗器である。手洗器500は、例えば、洗面所に設けられる洗面化粧台であってもよい。
排水ユニット100は、キャビネット5と、ボウル20と、排水管80と、を備える。また、図2に表したように、この例では、排水ユニット100は、ボウル固定部材30と、ソケット支持材40と、排水ソケット50と、ソケット固定部材60と、水密部材70と、をさらに備える。
水栓装置200は、吐水口210を有しており、吐水口210の下方に設けられたボウル20に向かって水を吐出する。使用者は、水栓装置200からの吐水により、手などを洗うことができる。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
また、本願明細書においては、排水ユニット100と向き合う使用者からみて手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とし、上側を「上方」とし、下側を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。
この例では、水栓装置200は、キャビネット5の上面に設けられたカウンター10に取り付けられている。また、この例では、水栓装置200は、ボウル20の左側方に取り付けられている。水栓装置200は、例えば、ボウル20の右側方や後方に取り付けられてもよい。また、水栓装置200は、例えば、ボウル20に取り付けられてもよいし、ボウル20の後方の壁に取り付けられてもよい。
キャビネット5は、例えば、略直方体の箱状であり、内部に収納空間を有する。キャビネット5は、床から離れた位置に取り付けられる。換言すれば、キャビネット5と床面との間には空間が設けられる。キャビネット5は、例えば、壁に取り付けられる。キャビネット5の内部の収納空間には、排水管80が収納される。なお、図1では省略されているが、キャビネット5は、例えば、前面に扉を有する。この扉により、内部に収納された排水管80などを隠すことができる。
キャビネット5は、上面にカウンター10を有する。カウンター10は、ボウル20を支持する。カウンター10は、例えば、キャビネット5の側板に支持される。カウンター10は、例えば、壁に支持されてもよい。カウンター10は、例えば、略水平方向に拡がる板状の部材である。カウンター10は、例えば、キャビネットの天板である。
カウンター10は、上下方向に貫通する第1開口部11を有する。第1開口部11は、上下方向においてボウル20と重なる位置に設けられる。
ボウル20は、カウンター10の上に載置される。ボウル20は、吐水口210の下方に設けられる。ボウル20は、吐水口210から吐出された水を受け、下方に排出する。ボウル20は、吐水口210から吐出された水を受ける本体部21と、本体部21の下端から下方に延びる排水部22を有する。排水部22は、筒状の構造を有し、本体部21内の水をカウンター10の第1開口部11を介して下方に排出する。本体部21の内壁には、例えば、本体部21内の水を排水部22に導くための傾斜が設けられる。
本体部21の少なくとも一部は、例えば、カウンター10の上面10aよりも上方に位置する。換言すれば、本体部21の少なくとも一部は、例えば、カウンター10の上面10aから上方に突出する。
ボウル固定部材30は、ボウル20をカウンター10に固定する。ボウル固定部材30は、例えば、カウンター10の下面10bからカウンター10を上下方向に貫通する。カウンター10には、例えば、ボウル固定部材30を貫通させるための孔部が設けられる。ボウル固定部材30は、例えば、ネジであってもよいし、ボルト及びナットであってもよい。
ソケット支持材40は、排水ソケット50を支持する。ソケット支持材40は、例えば、金属製の板状の部材である。ソケット支持材40は、取付部41を有する。取付部41は、カウンター10の上面10aまたは下面10bに取り付けられる。この例では、取付部41は、カウンター10の上面10aに取り付けられ、カウンター10の上面10aに係合している。
ソケット支持材40は、上下方向に貫通する第2開口部42を有する。第2開口部42は、上下方向において、第1開口部11と重なる位置に設けられる。第2開口部42は、例えば、前後方向または左右方向において、取付部41の間に設けられる。この例では、第2開口部42は、取付部41よりも下方に位置している。このような構造であれば、第2開口部42と取付部41との間の上下方向の距離(ソケット支持材40の高さ)を変えることで、様々なデザインのボウル20に対応できる。なお、ソケット支持材40は、これに限定されず、平板状であってもよい。換言すれば、第2開口部42と取付部41とは、同一平面上に設けられていてもよい。
排水ソケット50は、例えば、取付部51と、ボウル接続部52と、排水管接続部53と、を有する。取付部51は、ソケット支持材40の下面に取り付けられる。このように排水ソケット50をソケット支持材40の下面に取り付けることで、ボウル20やソケット支持材40を取り外さなくても、排水ソケット50を下方に取り外すことができる。これにより、簡単に排水ソケット50や水密部材70を交換することができる。取付部51は、例えば、略水平方向に拡がる平板状である。
ボウル接続部52は、ボウル20の排水部22と接続される。ボウル接続部52は、例えば、前後方向または左右方向において、取付部51の間に設けられる。ボウル接続部52は、上下方向において、ボウル20の排水部22及びソケット支持材40の第2開口部42と重なる位置に設けられる。この例では、ボウル接続部52は、上方が開放されたカップ状であり、上方から排水部22がボウル接続部52の内部に挿入されている。
排水管接続部53は、ボウル接続部52と排水管80とを接続する。換言すれば、ボウル20の排水部22は、排水ソケット50のボウル接続部52及び排水管接続部53を介して、排水管80と接続される。排水管接続部53は、例えば、ボウル接続部52の下端から下方に延びる筒状である。
ソケット固定部材60は、排水ソケット50をソケット支持材40に固定する。ソケット固定部材60は、例えば、排水ソケット50の下面から排水ソケット50を上下方向に貫通する。ソケット支持材40には、例えば、ソケット固定部材60を貫通させるための孔部が設けられる。ソケット固定部材60は、例えば、ネジであってもよいし、ボルト及びナットであってもよい。
水密部材70は、ボウル20の排水部22と排水ソケット50との間を塞ぐ。水密部材70は、例えば、排水部22と排水ソケット50のボウル接続部52との間を塞ぐ。この例では、水密部材70は、排水部22の外壁とボウル接続部52の内壁との間に設けられている。
水密部材70は、ボウル20の排水部22と排水ソケット50との間の水の通過を防止し、いわゆる水密状態にする。水密部材70は、例えば、パッキンである。
排水管80は、ボウル20の排水部22からの排水を、壁に設けられた排出部85に排出する。排水管80は、例えば、排水ソケット50の排水管接続部53と、排出部85と、を接続する。吐水口210から吐出された水は、例えば、ボウル20の本体部21から排水部22を通り、排水ソケット50の排水管接続部53を通り、さらに排水管80を通って、排出部85から排出される。
排水管80は、偏心管81と、排水トラップ82と、を有する。偏心管81は、排水部22の下流に設けられる。排水トラップ82は、偏心管81の下流に設けられる。この例では、偏心管81の上流側は、排水ソケット50の排水管接続部53(下流側)と接続されており、偏心管81の下流側は、排水トラップ82の上流側と接続されている。排水トラップ82の下流側は、壁に設けられた排出部85に接続されている。偏心管81及び排水トラップ82については、後述する。
この例では、各部材は、接続部材90により接続されている。より具体的には、偏心管81と排水ソケット50とは、接続部材90により接続されている。偏心管81と排水トラップ82とは、接続部材90により接続されている。接続部材90は、例えば、袋ナットである。
図3は、実施形態に係る排水ユニットの偏心管を模式的に表す側面図である。
図3に表したように、偏心管81は、入水口81aと排水口81bとを有する。排水口81bの中心は、入水口81aの中心に対して横方向にずれている。換言すれば、上下方向において、排水口81bの中心は、入水口81aの中心と重ならない。このように、偏心管81は、偏心している。
偏心管81は、例えば、第1筒部811と、第2筒部812と、第3筒部813と、を有する。第1筒部811は、上流側の端部に入水口81aを有する。第2筒部812は、下流側の端部に排水口81bを有する。第1筒部811は、第2筒部812よりも上方に位置する。第3筒部813は、第1筒部811と第2筒部812とを接続する。第3筒部813は、第1筒部811の下端から第2筒部812の上端に向かって下方に傾斜する。
第1筒部811は、上下方向に延びる第1軸心AX1を有する略円筒形である。第1軸心AX1は、入水口81aの中心を通り、上下方向に延びる直線である。換言すれば、第1筒部811は、例えば、入水口81aから第1軸心AX1に沿って下方にまっすぐ伸びる部分である。
第2筒部812は、上下方向に延びる第2軸心AX2を有する略円筒形である。第2軸心AX2は、排水口81bの中心を通り、上下方向に延びる直線である。換言すれば、第2筒部812は、例えば、排水口81bから第2軸心AX2に沿って上方にまっすぐ伸びる部分である。
第2筒部812は、第1筒部811に対して偏心している。換言すれば、第1軸心AX1と第2軸心AX2とは、上下方向において重ならない。第1軸心AX1と第2軸心AX2とは、例えば、前後方向及び左右方向から見たときに略平行である。
偏心管81は、第1筒部811(第1軸心AX1)または第2筒部812(第2軸心AX2)を軸に回転可能である。例えば、第1筒部811の位置を固定した状態で、第2筒部812を第1筒部811よりも前方、後方、左側方、右側方などに配置することができる。
このように、排水管80に偏心管81を設けることで、偏心管81を回転させて、排水管80の位置調整をより容易に行うことができる。これにより、排水管80がキャビネット5の扉と干渉することを抑制できる。また、例えば、ボウル20を交換した際にボウル20の排水部22の位置が変わった場合にも、排出部85の位置を変えずに、ボウル20と排出部85とを接続することができる。したがって、ボウル20の交換をより容易に行うことができる。
第1筒部811の上部は、偏心管81の上流側の部材(例えば、排水ソケット50の排水管接続部53)と接続される。この例では、第1筒部811の上部には、排水管接続部53と接続するためのネジが切ってある。例えば、排水管接続部53に対して、第1軸心AX1を軸に偏心管81を回転させることで、排水管接続部53に第1筒部811を取り付けることができる。
第2筒部812の下部は、偏心管81の下流側の部材(例えば、排水トラップ82)と接続される。この例では、第2筒部812の下部は、排水トラップ82(例えば、後述の第1部分821の第1の口821a)に挿入される。換言すれば、第2筒部812の下部を排水トラップ82に飲み込ませることで、排水トラップ82に第2筒部812を取り付けることができる。
第2筒部812の上下方向の長さH2は、第1筒部811の上下方向の長さH1よりも長い。このように、長さH2を長さH1よりも長くすることで、偏心管81の上下方向の位置調整をより容易に行うことができる。例えば、排水トラップ82に飲み込ませる第2筒部812の長さを調整することで、偏心管81の上下方向の位置調整を容易に行うことができる。
図4は、実施形態に係る排水ユニットの一部を模式的に表す平面図である。
図4に表したように、入水口81aの中心(すなわち、第1筒部811の第1軸心AX1)を軸にして偏心管81を回転させたときの最大半径Rmaxは、例えば、入水口81aの中心から壁WLまでの距離D1よりも短い。このように、最大半径Rmaxを距離D1よりも短くすることで、偏心管81を回転させた場合に偏心管81と壁WLとが接触することを抑制できるため、排水管80の位置調整をさらに容易に行うことができる。
また、偏心管81の入水口81aの中心を軸にして偏心管81を回転させたときの最大半径Rmaxは、例えば、入水口81aの中心からキャビネット5の扉DRまでの距離D2よりも短い。このように、最大半径Rmaxを距離D2よりも短くすることで、偏心管81を回転させた場合に偏心管81と扉DRとが接触することを抑制できるため、排水管80の位置調整をさらに容易に行うことができる。
例えば、偏心管81を取り付けた際の入水口81aの位置は、ボウル20の排水部22の位置に対応する。例えば、入水口81aの中心は、排水部22の中心と一致する。
図5(a)及び図5(b)は、実施形態に係る排水ユニットの排水トラップを模式的に表す側面図及び分解図である。
図5(a)及び図5(b)に表したように、排水トラップ82は、第1部分821と、第2部分822と、を有する。第1部分821は、1つのU字構造を有する。第2部分822は、第1部分821の下流に位置し、壁に設けられた排出部85に接続される。排水トラップ82は、いわゆるPトラップである。
このように、排水トラップ82としてPトラップを用いることで、ハーフキャビネットにおいて、排水管80の一部がキャビネット5の下端から外に露出することを抑制できる。これにより、ハーフキャビネットにおいて、意匠性の悪化を抑制することができる。
第1部分821は、上流側の端部に設けられた第1の口821aと、下流側の端部に設けられた第2の口821bと、を有する。第1部分821は、例えば、第1の口821aを介して、排水トラップ82の上流側の部材(例えば、偏心管81の第2筒部812)と接続される。この例では、偏心管81の第2筒部812の下部は、排水トラップ82の第1部分821の第1の口821aに挿入され、接続部材90により接続されている。なお、必要に応じて、偏心管81と排水トラップ82との間に、別の管状の部材を設けてもよい。
第1部分821は、例えば、第2の口821bを介して、第2部分822と接続される。第2部分822は、例えば、下方に延びる下延部822aと、後方に延びる後延部822bと、を有する。この例では、下延部822aの下部は、第1部分821の第2の口821bに挿入され、接続部材90により接続されている。なお、必要に応じて、第1部分821と第2部分822との間に、別の管状の部材を設けてもよい。
第2部分822の後延部822bは、壁に設けられた排出部85と接続される。この例では、後延部822bに排出部85と接続するためのアダプタ部823が設けられている。アダプタ部823は、接続部材90により後延部822bと接続されている。アダプタ部823は、例えば、接着剤などにより、排出部85と接続される。
第1部分821は、第2部分822(下延部822a)に対して上下方向を軸に回転可能である。このように、第1部分821を第2部分822に対して上下方向を軸に回転可能とすることで、排水管80の位置調整をさらに容易に行うことができる。
第1の口821aの中心と第2の口821bの中心との間の横方向の距離D3は、例えば、偏心管81の入水口81aの中心と排水口81bの中心との間の横方向の距離D4(図3参照)よりも大きい。距離D3は、例えば、第1部分821の回転半径に相当する。距離D4は、例えば、偏心管81の回転半径に相当する。このように、距離D3(第1部分821の回転半径)を、距離D4(偏心管81の回転半径)よりも大きくすることで、より多様な排出部85の位置に対応することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、手洗器や排水ユニットなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
5 キャビネット、 10 カウンター、 10a 上面、 10b 下面、 11 第1開口部、 20 ボウル、 21 本体部、 22 排水部、 30 ボウル固定部材、 40 ソケット支持材、 41 取付部、 42 第2開口部、 50 排水ソケット、 51 取付部、 52 ボウル接続部、 53 排水管接続部、 60 ソケット固定部材、 70 水密部材、 80 排水管、 81 偏心管、 81a 入水口、 81b 排水口、 82 排水トラップ、 85 排出部、 90 接続部材、 100 排水ユニット、 200 水栓装置、 210 吐水口、 500 手洗器、 811 第1筒部、 812 第2筒部、 813 第3筒部、 821 第1部分、 821a 第1の口、 821b 第2の口、 822 第2部分、 823 アダプタ部、 AX1、AX2 第1、第2軸心、 D1〜D4 距離、 DR 扉、 H1、H2 長さ、 Rmax 最大半径、 WL 壁

Claims (5)

  1. 床から離れた位置に取り付けられ、上面にカウンターを有するキャビネットと、
    前記カウンターの上に載置され、下方に排水する排水部を有するボウルと、
    前記排水部からの排水を壁に設けられた排出部に排出する排水管と、
    を備え、
    前記排水管は、前記排水部の下流に設けられる偏心管と、前記偏心管の下流に設けられる排水トラップと、を有し、
    前記偏心管は、上下方向に延び、入水口と排水口とを有し、
    前記排水口の中心は、前記入水口の中心に対して横方向にずれており、
    前記排水トラップは、1つのU字構造を有する第1部分と、前記第1部分の下流に位置し前記排出部に接続される第2部分と、を有することを特徴とする排水ユニット。
  2. 前記入水口の中心を軸にして前記偏心管を回転させたときの最大半径は、前記入水口の中心から前記壁までの距離よりも短いことを特徴とする請求項1記載の排水ユニット。
  3. 前記偏心管は、前記入水口を有する第1筒部と、前記排水口を有する第2筒部と、を有し、
    前記第2筒部の上下方向の長さは、前記第1筒部の上下方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載の排水ユニット。
  4. 前記第1部分は、前記第2部分に対して上下方向を軸に回転可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の排水ユニット。
  5. 前記第1部分は、第1の口と第2の口とを有し、
    前記第1の口の中心と前記第2の口の中心との間の横方向の距離は、前記偏心管の前記入水口の中心と前記排水口の中心との間の横方向の距離よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の排水ユニット。
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