JP2020031370A - 伝送装置、伝送システム、及び伝送方法 - Google Patents

伝送装置、伝送システム、及び伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】OSNR耐力を向上させることができる伝送装置、伝送システム、及び伝送方法を提供する。【解決手段】伝送装置は、波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、波長多重光信号に波長多重される複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有する。【選択図】なし

Description

本件は、伝送装置、伝送システム、及び伝送方法に関する。
ネットワーク内の伝送距離が長い経路上のノードには、3R(Re-amplification, Reshaping and Retiming)機能を備える3R中継器が設けられる。3R中継器は、光信号をいったん電気信号に変換した後で再び光信号に戻すことにより光信号を再生して伝送距離を延ばすことができる。
これに対し、3R中継器を用いずに、信号の変調方式及びボーレートを選択可能な送信器及び受信器を用いて大容量のデータを長距離伝送することが検討されている。なお、先行文献1には、光パスを伝送する変調フォーマットの多値変調の多値数とシンボルレートの組み合わせを選択する点が記載されている。
国際公開第2011/030897号
例えば16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの多値度が高い変調方式を選択すれば伝送容量は増加するが、OSNR(Optical Signal-to-Noise Ratio)耐力は低下するため、伝送距離が短くなる。このため、ボーレートを増加させることにより伝送容量を確保することが考えられる。
しかし、ボーレートを増加させた場合、受信器の受信性能がボーレートの増加に追従せず、多値度を増加させた場合より影響は低いものの、OSNR耐力が低下するおそれがある。
そこで本件は、OSNR耐力を向上させることができる伝送装置、伝送システム、及び伝送方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、伝送装置は、波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、前記波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有する。
1つの態様では、伝送システムは、波長が相違する複数の光信号を伝送する伝送装置と、前記伝送装置を管理する管理装置とを有し、前記管理装置は、前記複数の光信号の1つの伝送レートに応じた複数組の多値変調方式及びボーレートから、該光信号の伝送品質に関する条件を満たし、前記ボーレートが最も小さい1組の多値変調方式及びボーレートを選択する選択部と、前記1組の多値変調方式及びボーレートを前記伝送装置に通知する通知部とを有し、前記伝送装置は、前記複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、前記1組の多値変調方式及びボーレートに従って前記光信号を前記生成部に送信する送信器と、前記波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に、前記ボーレートに応じた波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有し、前記第1制御部は、前記光信号に前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てる。
1つの態様では、伝送方法は、波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成し、前記波長多重光信号を伝送路に出力し、前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する。
1つの側面として、OSNR耐力を向上させることができる。
伝送システムの一例を示す構成図である。 送信器の一例を示す構成図である。 受信器の一例を示す構成図である。 伝送ユニットの一例を示す構成図である。 帯域幅及びパワーの関係の一例を示す図である。 光信号の帯域幅ごとの波長多重光信号の光スペクトルの一例を示す図である。 帯域幅に応じてパワーが変化する光スペクトルの一例を示す図である。 ポストアンプの一例を示す構成図である。 帯域幅及びパワーの関係の一例を示す図である。 始点ノード及び終点ノードの間の光信号の経路におけるパワー制御の一例を示す図である。 ネットワーク管理装置の一例を示す構成図である。 ネットワーク管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 OSNRマージンの算出処理の一例を示すフローチャートである。 OSNRマージンに基づく伝送品質の条件の判定例を示す図である。 ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)の処理の一例を示すフローチャートである。 光信号の伝送レートに対する伝送距離の変化の例を示す図である。 伝送レートを200(Gbps)に固定した場合の光信号のボーレートに対する伝送距離及び波長数の変化の例を示す図である。 伝送レートを400(Gbps)に固定した場合の光信号のボーレートに対する伝送距離及び波長数の変化の他の例を示す図である。
図1は、伝送システムの一例を示す構成図である。伝送システムには複数のノード#1〜#N(正の整数)が含まれている。本例においてノード#1〜#Nは光ファイバなどの伝送路9を介して直列に接続されているが、これに限定されず、メッシュ状に接続されてもよい。
各ノード#1〜#Nには、伝送装置の一例であるROADM1がそれぞれ設けられている。ROADM1は、波長が相違する複数の光信号が波長多重された波長多重光信号Smを伝送する。各ノード#1〜#Nの間には、波長多重光信号Smを増幅するインラインアンプ(ILA: InLine-Amplifier)3が設けられてもよい。
ROADM1は、伝送ユニット10、送信器(Tx)11、及び受信器(Rx)12を有する。光信号Soがノード#1からノード#Nまで伝送される場合、始点ノード#1において送信器11は光信号Soを伝送ユニット10に送信し、伝送ユニット10は光信号Soを波長多重光信号Smに波長多重して伝送路9に出力する。波長多重光信号Smは中継ノード#2に入力される。
中継ノード#2において、伝送ユニット10は、ノード#1からの波長多重光信号Smに含まれる光信号Soを再び波長多重光信号Smに波長多重して伝送路9に出力する。波長多重光信号Smはインラインアンプ3を通過することにより増幅され終点ノード#Nに入力される。終点ノード#Nにおいて、伝送ユニット10は波長多重光信号Smから光信号Soを分離して受信器12に出力し、受信器12は光信号Soを受信する。
このように、始点ノード#1のROADM1は光信号Soをアドし、中継ノード#2のROADM1は光信号Soをスルーし、終点ノード#NのROADM1は光信号Soをドロップする。
ネットワーク管理装置8は、管理装置の一例であり、LAN(Local Area Network)などを介して通信することにより各ノード#1〜#NのROADM1を管理する。ネットワーク管理装置8としては例えばNE(Network Element)−OpS(Operation System)が挙げられる。
ネットワーク管理装置8は、点線の矢印で示されるように伝送ユニット10に光信号Soの帯域幅及びスイッチ情報を設定する。伝送ユニット10は、光信号Soを波長多重する波長選択スイッチ(WSS: Wavelength Selective Switch)の波長フィルタに帯域幅を設定し、また、スイッチ情報に応じて光信号Soをアド、ドロップ、またはスルーするように波長選択スイッチを設定する。
また、ネットワーク管理装置8は、一点鎖線の矢印で示されるように送信器11及び受信器12に光信号Soの変調方式及びボーレートを設定する。送信器11及び受信器12は、変調方式及びボーレートに従って光信号Soを送受信する。
図2は、送信器11の一例を示す構成図である。送信器11は、設定部110、メモリ111、DSP(Digital Signal Processor)112、デジタル−アナログ変換器(DAC: Digital-to-Analog Converter)113、ドライバ114、光変調器115、及びレーザダイオード(LD: Laser Diode)116を有する。
DSP112は、クライアントネットワークから入力されるデータ信号を処理する。データ信号としては例えばイーサネット(登録商標、以下同様)信号が挙げられるが、これに限定されない。
設定部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサであり、ネットワーク管理装置8から光信号Soの変調方式及びボーレートの情報を受信してメモリ111に格納する。設定部110は、DSP112に変調方式及びボーレートを設定する。
DSP112は、データ信号を、設定された変調方式に従って変調する。変調方式としては、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8QAM、16QAM、64QAM、256QAMなどの多値度の異なる多値変調方式が挙げられる。DSP112は、データ信号を変調方式に応じたシンボルにマッピングすることにより電界信号を生成し、設定されたボーレートで電界信号をDAC113に出力する。
DAC113は電界信号をデジタル信号からアナログ信号に変換してドライバ114に出力する。ドライバ114は、例えば増幅器であり、電界信号の電圧を適切なレベルにして光変調器115に出力する。
光変調器115は、例えばマッハツェンダ変調器であり、レーザダイオード116から入力された送信光を電界信号に基づき光変調する。これにより、光変調器115は光信号Soを生成して伝送ユニット10に出力する。
図3は、受信器12の一例を示す構成図である。受信器12は、設定部120、メモリ121、DSP122、アナログ−デジタル変換器(ADC: Analog-to-Digital Converter)123、フロントエンド部124、及びレーザダイオード125を有する。
光信号Soは、伝送ユニット10からフロントエンド部124に入力される。フロントエンド部124は、90度光ハイブリッドやPD(Photo Detector)などを含み、レーザダイオード125から入力された局発光に基づいて光信号Soから電界信号を再生する。フロントエンド部124は電界信号をADC123に出力する。ADC123は、電界信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してDSP122に出力する。
設定部120は、例えばCPUなどのプロセッサであり、ネットワーク管理装置8から光信号Soの変調方式及びボーレートの情報を受信してメモリ121に格納する。設定部120はDSP122に変調方式及びボーレートを設定する。
DSP122は、電界信号を、設定されたボーレートで受信し、設定された変調方式に従って変調する。これにより、DSP122はデータ信号を再生してクライアントネットワークに出力する。
図4Aは、伝送ユニット10の一例を示す構成図である。伝送ユニット10は、WSS部100、プリアンプ101、ポストアンプ102、分波器103、OCM(Optical Channel Monitor)104、WSS制御部105、及びメモリ106を有する。
プリアンプ101は、WSS部100の前段において波長多重光信号Smを増幅する。波長多重光信号Smはプリアンプ101からWSS部100に入力される。
WSS部100は、波長分離部20と、波長多重光信号Sm内のチャネルCH#1〜#m(正の整数)ごとの分岐スイッチ(SW)21、挿入スイッチ(SW)22、及び可変光減衰器(VOA: Variable Optical Attenuator)23と、波長多重部24とを有する。
波長分離部20は、例えばアレイ導波路であり、波長多重光信号Smを各チャネルCH#1〜#mの光信号に分離する。なお、各チャネルCH#1〜#mの光信号は波長が相違する。各チャネルCH#1〜#mの光信号は分岐スイッチ21にそれぞれ入力される。
分岐スイッチ21は、光スイッチであり、WSS制御部105からの設定に従い光信号の出力先を挿入スイッチ22及び受信器12から選択する。分岐スイッチ21は、ドロップ対象の光信号を受信器12に出力し、スルー対象の光信号を挿入スイッチ22に出力する。
挿入スイッチ22は、光スイッチであり、WSS制御部105からの設定に従い光信号の入力元を送信器11及び分岐スイッチ21から選択する。挿入スイッチ22は、前段の分岐スイッチ21からスルー対象の光信号が入力された場合、または送信器11からアド対象の光信号が入力された場合、光信号をVOA23に出力する。
WSS制御部105は、例えばCPUなどのプロセッサなどを含む。WSS制御部105は、ネットワーク管理装置8から取得したスイッチ情報に基づき分岐スイッチ21及び挿入スイッチ22を制御する。スイッチ情報には、チャネルCH#1〜#mごとに光信号がアド、ドロップ、及びスルーの何れの対象であるかに応じた分岐スイッチ21の出力先及び挿入スイッチ22の入力元を示す。
VOA23は、減衰器の一例であり、波長多重光信号Smに波長多重される各チャネルCH#1〜#mの光信号をそれぞれ減衰させる。VOA23は例えばWSS制御部105から設定された減衰量で光信号を減衰させる。これにより、VOA23はポストアンプ102から伝送路9に出力される波長多重光信号Smのパワーを制御する。減衰した光信号は波長多重部24に入力される。
波長多重部24は、例えばアレイ導波路により各VOA23からの光信号を波長多重する。これにより、波長多重光信号Smが生成される。なお、WSS部100は、波長多重光信号Smを生成する生成部の一例である。
波長多重光信号Smは、波長多重部24から分波器103に入力され、分波器103からOCM104及びポストアンプ102に分かれて入力される。分波器103としては、例えば光スプリッタが挙げられる。OCM104は、チャネルCH#1〜#mごとに光信号のパワーを検出してWSS制御部105に通知する。WSS制御部105は光信号のパワーを目標値に近づけるようにVOA23の減衰量を制御する。
ポストアンプ102は、出力部の一例であり、波長多重光信号Smを増幅して伝送路9に出力する。ポストアンプ102から出力される波長多重光信号Smのパワーの上限は、波長多重光信号Smに多重される信号数に依存する。
また、波長多重部24はチャネルCH#1〜#mごとに光信号の波長フィルタの機能を備える。
波長多重部24は、例えばLCOS(Liquid Crystal on Silicon)を備えることにより、光信号の通過帯域を変化させることができる。LCOSは、シリコン基板上に形成された電極層及び液晶層などを有し、光信号を反射する反射面の領域ごとに、印加電圧に応じた屈折率分布が形成されている。
LCOSの反射特性は、反射面内の屈折率分布に基づいて決定され、光信号が通過する帯域の幅に影響する。したがって、LCOSは、光信号の通過帯域をピクセル(スロット)単位で制御可能な波長フィルタとして機能する。
WSS制御部105は、波長フィルタの透過帯域として各光信号の波長帯域の帯域幅BWiを設定する。これにより、WSS制御部105は、波長多重光信号Smに波長多重される各チャネルCH#1〜#mの光信号に波長帯域をそれぞれ割り当てる。波長多重光信号Smに波長多重可能な信号数は帯域幅BWiに基づき決定される。
図5は、光信号の帯域幅BWx,BWyごとの波長多重光信号Smの光スペクトルの一例を示す図である。図5において、横軸は周波数(GHz)、つまり波長(nm)を示し、縦軸はパワー(dBm)を示す。
符号Gaは帯域幅BWxの場合の光スペクトルを示す。波長多重光信号Smに波長多重される信号数(チャネル数)x(正の整数、x≦m)は、全体の帯域幅BWoと帯域幅BWxの比に基づいて決定される。
符号Gbは帯域幅BWyの場合の光スペクトルを示す。波長多重光信号Smに波長多重される信号数y(正の整数、y≦m)は、全体の帯域幅BWoと帯域幅BWyの比に基づいて決定される。帯域幅BWyは上記の帯域幅BWxより広いため、信号数yは帯域幅BWxの場合の信号数xより少ない。
このように、帯域幅BWx,BWyが大きいほど、信号数x,yは少なくなるため、ポストアンプ102から出力される波長多重光信号Smのパワーを大きくすることができる。帯域幅BWx,BWyは光信号のボーレートが高いほど広く設定されるため、高いボーレートにより十分な伝送容量を確保するとともに、帯域幅BWx,BWyに応じて波長多重光信号Smのパワーを増加させることによりOSNR耐力を向上することができる。なお、本明細書において、OSNRは、Resolutionを0.1(mm)として記載される。
図6は、帯域幅BWiに応じてパワーが変化する光スペクトルの一例を示す図である。帯域幅BWiとして、例えば50(GHz)、62.5(GHz)、75(GHz)、100(GHz)、及び150(GHz)を挙げる。これらの帯域幅BWiは、33(Gbaud)、44(Gbaud)、66(Gbaud)、88(Gbaud)、及び132(Gbaud)にそれぞれ対応する。
波長多重光信号Smに波長多重された各光信号のパワーは、帯域幅BWiが広いほど、高くなるように制御される。一例として12.5(GHz)の基準帯域幅に対応する基準パワーを−6(dBm)と規定し、基準帯域幅と帯域幅BWiの比(以下、「帯域比」と表記)と基準パワーから光信号のパワーが算出される。例えば150(GHz)の帯域幅BWiの場合、光信号のパワーは+4.8(dBm)に制御され、50(GHz)の帯域幅BWiの場合、光信号のパワーは0(dBm)に制御される。
このため、光信号の伝送容量が大きくなるようにボーレートが高く設定された場合、ボーレートに応じて帯域幅BWiも広く設定されるため、パワーが増加してOSNR耐力が向上する。
また、基準帯域幅及び基準パワーを規定することによりポストアンプ102に入力される波長多重光信号Smの最大パワー、及びポストアンプ102から出力される波長多重光信号Smの最大パワーをポストアンプ102の性能に応じて制限することができる。本例ではポストアンプ102のパワー増幅量を19.8(dBm)とし、増幅帯域(利得平坦帯域)を4800(GHz)として、基準帯域幅及び基準パワーを規定する。なお、これはプリアンプ101及びインラインアンプ3についても同様である。
再び図4Aを参照すると、WSS制御部105は、第1制御部の一例であり、各チャネルCH#1〜#mの光信号に割り当てた波長帯域に応じて波長多重光信号Smのパワーを制御する。例えばWSS制御部105は、ネットワーク管理装置8から設定されたチャネルCH#1〜#mごとの帯域幅BWiに対応するパワーPtを、メモリ106に記憶されたパワーデータベース(DB)106aから取得する。なお、メモリ106は第1記憶部の一例であるが、第1記憶部はメモリ106に限定されず、例えばハードディスクドライブなどの他の記憶手段であってもよい。
パワーDB106aには、帯域幅BWi及びパワーPtが対応付けられて登録されている。パワーPtはVOA23から出力される光信号のパワーの目標値である。パワーDB106aは、例えばネットワーク管理装置8によりROADM1ごとに生成される。
WSS制御部105は、ネットワーク管理装置8からチャネルCH#1〜#mごとの帯域幅BWiを取得して波長多重部24に設定する。WSS制御部105は、パワーDB106aから帯域幅BWiに対応するパワーPtを取得する。例えば帯域幅BWiが100(GHz)である場合、パワーPtとして−17.0(dBm)が取得される。
また、WSS制御部105は、パワーDB106aを用いずに以下の方法によりパワーPtを算出してもよい。
図4Bは、帯域幅BWi及びパワーPtの関係の一例を示す図である。帯域幅BWi及びパワーPtの関係はパワーDB106aの内容に基づく。なお、パワーPtの単位はmWで表されている。
光信号のパワーPtはその波長帯域BWiに比例して増加する。このため、WSS制御部105は、その比例関係に基づいて帯域幅BWiからパワーPtを算出することができる。
このように、WSS制御部105は、各減衰器23から出力される光信号のパワーPtが、光信号に割り当てた波長帯域BWiに比例して増加するように、各減衰器の減衰量をそれぞれ制御する。このため、WSS制御部105は、パワーDB106aを用いずに光信号のパワーPtを制御することができる。
WSS制御部105は、OCM104から通知される光信号のパワーを、パワーDB106aから取得したパワーPtに近づけるようにVOA23の減衰量を制御する。これにより、ポストアンプ102に入力される波長多重光信号Smのパワーが、チャネルCH#1〜#mごとの帯域幅BWiに応じて制御される。なお、チャネルCH#1〜#mごとの帯域幅BWiは相違してもよいし、同一であってもよい。
このように、WSS制御部105は、各チャネルCH#1〜#mの光信号に割り当てた帯域幅BWiに応じてVOA23の減衰量をそれぞれ制御する。このため、WSS制御部105は、チャネルCH#1〜#mごとに光信号のパワーを個別に制御することできる。
また、WSS制御部105は、メモリ106に記憶された帯域幅BWi及びパワーPtの対応関係に基づきパワーPtを取得するため、パワーPtを算出する手間を省くことができる。もっとも、WSS制御部105は、これに限定されず、以下のようにパワーPtを算出してもよい。
Pt=Pr+10log10(BWi/BWr) ・・・(1)
WSS制御部105は、上記の式(1)からパワーPtを算出してもよい。ここで、変数Prは、例えば基準パワーの−6(dBm)からポストアンプ102の増幅利得分の20(dB)を差し引いた−26(dBm)であり、変数BWrは例えば基準帯域幅の12.5(GHz)である。なお、変数Pr,BWrはメモリ106に記憶されている。
また、ポストアンプ102は、伝送路9に出力される波長多重光信号Smのパワーが目標値となるように利得を制御してもよい。
図7Aは、ポストアンプ102の一例を示す構成図である。ポストアンプ102は、光増幅部300、分波器301a,301b、フォトディテクタ(PD)302a,302b、アンプ制御部309、及びメモリ307を有する。
分波器301aは波長多重光信号Smを分波してPD302a及び光増幅部300に導く。光増幅部300は、増幅部の一例であり、励起光の光源やエルビウム添加ファイバ(Erbium Doped Fiber)などを含み、波長多重光信号Smを励起光により増幅する。増幅された波長多重光信号Smは分波器301bに入力される。
PD302aは、光増幅部300に入力される波長多重光信号Smのパワーを電気的に検出して利得調整部303及び利得決定部304に通知する。PD302bは、光増幅部300から出力される波長多重光信号Smのパワーを電気的に検出して利得調整部303に通知する。
アンプ制御部309は、利得調整部303、利得決定部304、パワー決定部305、及びパワー取得部306を有する。アンプ制御部309は、CPUなどのプロセッサ、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specified Integrated Circuit)などのハードウェアにより構成される。
アンプ制御部309は、第2制御部の一例であり、各チャネルCH#1〜#mの光信号に割り当てた帯域幅BWiに応じて光増幅部300の利得を制御する。このため、ポストアンプ102の入力側のVOA23における光信号ごとのパワーの制御に加えて、ポストアンプ102においても波長多重光信号Smのパワーを制御することができ、制御の精度を向上することができる。
パワー取得部306は、ネットワーク管理装置8から取得した帯域幅BWiから、メモリ307に記憶されたパワーDB307aに基づいて光信号のパワーPoutを取得する。パワーDB307aには、帯域幅BWi及びパワーPoutが対応付けられて登録されている。パワーDB307aは、例えばネットワーク管理装置8によりROADM1ごとに生成される。なお、メモリ307は第2記憶部の一例である。
パワー取得部306は、パワーDB307aから帯域幅BWiに対応するパワーPoutをチャネルCH#1〜#mごとに取得してパワー決定部305に出力する。パワーPoutはポストアンプ102から出力される光信号のパワーの目標値である。パワー決定部305は、チャネルCH#1〜#mごとのパワーPoutから波長多重光信号Smのパワーを決定する。
パワー決定部305は、波長多重光信号Smのパワーを、例えばチャネルCH#1〜#mごとのパワーPoutの合計として決定する。このため、例えば各チャネルCH#1〜#mの帯域幅BWiが同一である場合、波長多重光信号Smのパワーは各光信号のパワーPoutにチャネル数(波長数)を乗じた値となる。パワー決定部305は、波長多重光信号Smのパワーを利得決定部304に通知する。
利得決定部304は、例えばPD302a及びパワー決定部305からそれぞれ通知されたパワーの比などに基づいて光増幅部300の利得の目標値を決定して利得調整部303に通知する。利得調整部303は、例えばPD302a,302bからそれぞれ通知されたパワーと、利得決定部304から通知された利得の目標値とに基づいて光増幅部300の利得を調整する。これにより、光増幅部300から出力される波長多重光信号Smのパワーが帯域幅BWiに応じた値に制御される。
このように、アンプ制御部309は、パワーDB307aから、チャネルCH#1〜#mごとの光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーPoutを取得して、各パワーPoutの合計に波長多重光信号Smのパワーを近づけるように光増幅部300の利得を制御する。したがって、アンプ制御部309は、メモリ307に記憶された帯域幅BWi及びパワーPoutの対応関係に基づきパワーPoutを取得するため、パワーPoutを算出する手間を省くことができる。もっとも、アンプ制御部309は、これに限定されず、以下のようにパワーPoutを算出してもよい。
Pout=Pr’+10log10(BWi/BWr) ・・・(2)
アンプ制御部309は、上記の式(2)からパワーPoutを算出してもよい。ここで、変数Pr’は、例えば基準パワーの−6(dBm)であり、変数BWrは例えば基準帯域幅の12.5(GHz)である。なお、変数Pr’,BWrはメモリ307に記憶されている。
また、アンプ制御部309は、上記の算出手法に限定されず、以下のように帯域幅BWiからパワーPoutを算出してもよい。
図7Bは、帯域幅BWi及びパワーPoutの関係の一例を示す図である。帯域幅BWi及びパワーPoutの関係はパワーDB307aの内容に基づく。なお、チャンネルごとのパワーPoutの単位はmW/chで表されている。
光信号のパワーPoutはその波長帯域BWiに比例して増加する。このため、アンプ制御部309は、その比例関係に基づいて帯域幅BWiからパワーPoutを算出することができる。
このように、アンプ制御部309は、光増幅部300から出力される波長多重光信号Smに含まれる光信号のパワーが、光信号に割り当てた波長帯域BWiに比例して増加するように、光増幅部の利得を制御する。このため、アンプ制御部309は、パワーDB307aを用いずに光信号のパワーPoutを制御することができる。
上記のように、ポストアンプ102は波長多重光信号SmのパワーをチャネルCH#1〜#mごとの帯域幅BWiに応じて制御するため、高精度な制御が可能となる。なお、このような利得の制御は、プリアンプ101及びインラインアンプ3においても上記と同様の構成により実行されてもよい。
図8は、始点ノード及び終点ノードの間の光信号の経路におけるパワー制御の一例を示す図である。図8には、始点ノード及び終点ノードの各ROADM1内の光信号の経路上の構成のみが示されている。なお、本例において、始点ノード及び終点ノードを結ぶ伝送路9における光信号のパワー損失は30(dB)と仮定する。
符号Gcは、始点ノードにおける、WSS部100とポストアンプ102の間の光信号のパワーの目標値P1と、ポストアンプ102と伝送路9の間の光信号のパワーの目標値P2とを帯域幅BWiごとに示す。ポストアンプ102の出力側のパワーの目標値P2は入力側のパワーの目標値P1を20(dB)分増加させた値となる。
WSS制御部105は、チャネルCH#1〜#mごとのVOA23の減衰量の制御により光信号のパワーを目標値P1に近づける。また、アンプ制御部309は、光増幅部300の利得の制御により波長多重光信号SmのパワーをチャネルCH#1〜#m全体の目標値P2の合計に近づける。
符号Gdは、終点ノードにおける、伝送路9とプリアンプ101の間の光信号のパワーの目標値P3と、プリアンプ101とWSS部100の間の光信号のパワーの目標値P4と、WSS部100から後段に出力される光信号のパワーの目標値P5とを帯域幅BWiごとに示す。プリアンプ101の入力側のパワーの目標値P3は、始点ノードのポストアンプ102の出力側のパワーの目標値P2から伝送路9内のパワー損失の30(dBm)分減少させた値となる。
プリアンプ101は、伝送路9内のパワー損失を補償するように光信号を増幅する。このため、プリアンプ101の出力側のパワーの目標値P4は、入力側のパワーの目標値P3を30(dB)分増加させた値となる。プリアンプ101において、アンプ制御部309は、光増幅部300の利得の制御により波長多重光信号SmのパワーをチャネルCH#1〜#m全体の目標値P4の合計に近づける。なお、WSS部100の出力側のパワーの目標値P5は、始点ノードのWSS部100の出力側のパワーの目標値P1と同様である。また、本実施例では、一例としてポストアンプ102及びプリアンプ101の各出力パワーを同一としたが、異なっていてもよい。
このように、各ROADM1は、光信号の経路上のWSS部100、ポストアンプ102、及びプリアンプ101においてパワー制御を行う。また、光信号の経路上にインラインアンプ3が存在する場合、インラインアンプ3も光信号のパワー制御を実行してもよい。
なお、WSS部100におけるパワー制御の精度が十分に高い場合、ポストアンプ102の利得は一定に維持され、プリアンプ101及びインラインアンプ3は伝送損失に応じた利得に制御されてもよい。また、本例においてパワー制御は帯域幅BWiに基づき行われるが、帯域幅BWi及びボーレートに基づき行われてもよい。
次にネットワーク管理装置8について述べる。
図9は、ネットワーク管理装置8の一例を示す構成図である。ネットワーク管理装置8は、CPU80、ROM(Read Only Memory)81、RAM(Random Access Memory)82、HDD(Hard Disk Drive)83、通信ポート84、入力装置85、及び出力装置86を有する。CPU80は、互いに信号の入出力ができるように、ROM81、RAM82、HDD83、通信ポート84、入力装置85、及び出力装置86と、バス89を介して接続されている。
ROM81は、CPU80を駆動するプログラムが格納されている。RAM82は、CPU80のワーキングメモリとして機能する。通信ポート84は、例えば無線LAN(Local Area Network)カードやNIC(Network Interface Card)であり、LANなどを介して各ROADM1と通信する。
入力装置85は、CPU80に情報を入力する装置である。入力装置85としては、例えばキーボード、マウス、及びタッチパネルなどが挙げられる。入力装置85は、入力された情報を、バス89を介しCPU80に出力する。
出力装置86は、CPU80から情報を出力する装置である。出力装置86としては、例えばディスプレイ、タッチパネル、及びプリンタなどが挙げられる。出力装置86は、CPU80からバス89を介して情報を取得して出力する。
CPU80は、ROM81からプログラムを読み込むと、機能として、経路決定部800、伝送モード選択部801、及び設定通知部802を形成する。また、HDD83には、ネットワーク構成データベース(NW構成DB)830及び伝送モードデータベース(伝送モードDB)831が格納されている。NW構成DB830及び伝送モードDB831は、例えば入力装置85からCPU80を介してHDD83に書き込まれる。
NW構成DB830は、ROADM1が設けられたノード間の接続構成や空きチャネルなどを示す情報が登録されている。経路決定部800は、入力装置85から入力されたユーザの光パスの設定の要求に応じ、NW構成DB830に基づいて光信号の経路を決定する。光パスの設定要求には、光信号の経路の始点ノード及び終点ノードと光信号の伝送レート、つまりビットレートが指定されており、経路決定部800は、光信号が通過する中継ノードやチャネルCH#1〜#mなどを示す経路情報を生成する。経路決定部800は、経路情報を伝送モード選択部801に通知する。
伝送モードDB831には、伝送モード#1〜#9ごとの伝送レート(Gbps)、変調方式、ボーレート(Gbaud)、及び帯域幅(GHz)が登録されている。伝送モードDB831には、一例として100(Gbps)、200(Gbps)、及び400(Gbps)の各伝送レートを実現するための変調方式及びボーレートの1以上の組み合わせが登録されている。また、帯域幅は、ROADM1に設定する帯域幅BWiであり、伝送モードDB831中のボーレートに応じた値が登録されている。なお、本例の伝送モードDB831には1つの帯域幅だけが登録されているが、複数の帯域幅の候補が登録されていてもよい。
伝送モード選択部801は、ユーザから要求された伝送レートに応じた伝送モードを伝送モードDB831から選択する。例えば200(Gbps)の伝送レートが要求された場合、伝送モード選択部801は伝送モード#2〜#4を選択する。
さらに伝送モード選択部801は、伝送レートに応じた伝送モードのうち、伝送品質に関する所定の条件を満たす伝送モードであって、要求された伝送レート200(Gbps)の中でボーレートが最も小さい伝送モードを選択する。伝送モード#2〜#4の伝送モードの場合、伝送モード#2の優先度が最も高く、伝送モード#4の優先度が最も低い。
伝送モード選択部801は、ボーレートが小さい順で伝送モードに優先度を設定し、優先度の高い順に各伝送モードの伝送品質を判定する。伝送モード選択部801は、最終的に選択した伝送モードと経路情報を設定通知部802に通知する。なお、伝送モード選択部801は選択部の一例である。
設定通知部802は、通知部の一例であり、通信ポート84を介してROADM1に各種の設定に関する情報を通知する。設定通知部802は、選択済みの伝送モードの変調方式、ボーレート、及び帯域幅を光信号の経路上の始点ノード及び終点ノードのROADM1に通知する。また、設定通知部802は、選択済みの伝送モードの帯域幅を光信号の経路上の中継ノードのROADM1とインラインアンプ3に通知する。また、設定通知部802は、経路情報に基づくスイッチ情報を光信号の経路上の始点ノード及び終点ノードのROADM1に通知する。これにより、各ROADM1は、ユーザが要求した光パスに応じた伝送モードの設定を実行する。
次にネットワーク管理装置8の処理を述べる。
図10は、ネットワーク管理装置8の処理の一例を示すフローチャートである。経路決定部800は、入力装置85に対し光パスの設定要求の有無を判定する(ステップSt1)。設定要求がない場合(ステップSt1のNo)、再びステップSt1の処理が実行される。
設定要求がある場合(ステップSt1のYes)、経路決定部800は光信号の経路を決定する(ステップSt2)。次に、伝送モード選択部801は、伝送モードDB831から、ユーザから要求された伝送レートに応じた伝送モードを選択する(ステップSt3)。次に、伝送モード選択部801は、選択中の各伝送モードに対しボーレートの小さい順に優先度を設定する(ステップSt4)。
次に伝送モード選択部801は、優先度順に従って1つの伝送モードを選択する(ステップSt5)。次に伝送モード選択部801は、選択中の伝送モードの変調方式及びボーレートに従って光信号のOSNRマージンを算出する(ステップSt6)。なお、OSNRマージンの算出処理については後述する。
次に伝送モード選択部801は、光信号の伝送品質の条件の一例として、OSNRマージンが閾値THより大きいか否かを判定する(ステップSt7)。OSNRマージンが閾値TH以下である場合(ステップSt7のNo)、選択中の伝送モードの次に優先度が高い伝送モードを選択して(ステップSt5)、ステップSt6以降の各処理が再び実行される。
OSNRマージンが閾値THより大きい場合(ステップSt7のYes)、設定通知部802は、スイッチ情報と選択済みの伝送モードの変調方式、ボーレート、及び帯域幅をROADM1などに通知する(ステップSt8)。このようにして、ネットワーク管理装置8は処理を行う。
図11は、OSNRマージンの算出処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、ステップSt6において実行される。
伝送モード選択部801は、光信号の着信OSNRを見積もる(ステップSt11)。このとき、伝送モード選択部801は、例えば上記の式(2)に従ってプリアンプ101及びポストアンプ102から出力される光信号のパワーPoutを帯域幅に応じて算出し、パワーPoutを用いて着信OSNRを見積もる。また、光信号の経路上にインラインアンプ3が存在する場合、伝送モード選択部801は、プリアンプ101及びポストアンプ102と同様にインラインアンプ3から出力される光信号のパワーPoutを帯域幅に応じて算出して、着信OSNRを見積もる。
次に伝送モード選択部801は、選択中の伝送モードの変調方式、ボーレート、及び帯域幅から光信号の伝送ペナルティ(劣化量)を見積もる(ステップSt12)。次に伝送モード選択部801は、選択中の伝送モードの変調方式、ボーレート、及び帯域幅から受信器12のOSNR耐力を見積もる(ステップSt13)。
次に伝送モード選択部801は、着信OSNR、伝送ペナルティ、及びOSNR耐力からOSNRマージンを算出する(ステップSt14)。OSNRマージンは、例えば着信OSNRから伝送ペナルティ及びOSNR耐力を減算することにより算出される。このようにして、OSNRマージンは算出される。
図12は、OSNRマージンに基づく伝送品質の条件の判定例を示す図である。本例では、ステップSt3において伝送モードDB831から200(GHz)の伝送レートに応じた伝送モード#2〜#4が選択された場合を挙げる。また、ステップSt7における閾値THは、一例として0(dB)とする。
優先度は、ボーレートが最も小さい伝送モード#2が最も高くなる。伝送モード#2のOSNRマージンは−10(dB)(=17−9−18)であり、閾値THを下回る。このため、伝送品質に関する条件は満たされない(「×」参照)。
また、伝送モード#3のOSNRマージンは0.5(dB)(=18−3−14.5)であり、閾値THを上回る。このため、伝送品質に関する条件は満たされる(「〇」参照)。
また、伝送モード#4のOSNRマージンは4.8(dB)(=18.8−1−13)であり、閾値THを上回る。このため、伝送品質に関する条件は満たされる(「〇」参照)。
伝送モード#3,#4はともに伝送品質に関する条件を満たすが、伝送モード#3は、優先度がモード番号#4の伝送モードより高い。このため、ROADM1には、伝送モード#2〜#4のうち、伝送品質に関する条件を満たし、ボーレートが最も小さい伝送モード#2が最終的に選択されてROADM1に設定される。
伝送モードDB831内の帯域幅はボーレートが小さいほど小さいため、ROADM1には最小の帯域幅BWiが設定される。ROADM1のWSS制御部105は、波長多重部24の設定において光信号にボーレートに応じた帯域幅BWiを割り当てるため、ROADM1が伝送することができる信号数(波長数)が増加する(図5参照)。
次にROADM1の処理を述べる。
図13は、ROADM1の処理の一例を示すフローチャートである。本処理はROADM1の伝送方法の一例である。送信器11及び受信器12において、設定部110,120は、ネットワーク管理装置8から通知された変調方式及びボーレートをDSP112,122に設定する(ステップSt21)。
次にWSS制御部105は、ネットワーク管理装置8から通知されたスイッチ情報に基づき分岐スイッチ21及び挿入スイッチ22を設定する(ステップSt22)。次にWSS制御部105は、チャネルCH#1〜#mごとに帯域幅BWiを波長多重部24に設定する(ステップSt23)。つまり、WSS制御部105は、波長多重光信号Smに波長多重される各光信号に波長帯域をそれぞれ割り当てる。
次にWSS制御部105は、帯域幅BWiに応じた減衰量をVOA23に設定する(ステップSt24)。つまり、WSS制御部105は、各光信号に割り当てた波長帯域に応じて波長多重光信号Smのパワーを制御する。
次にアンプ制御部309は、帯域幅BWiに応じた利得を光増幅部300に設定する(ステップSt25)。つまり、アンプ制御部309は、各光信号に割り当てられた波長帯域に応じて波長多重光信号Smのパワーを制御する。
次にROADM1は光信号の伝送を開始する(ステップSt26)。これにより、WSS部100は光信号を波長多重することにより波長多重光信号Smを生成し、ポストアンプ102は波長多重光信号Smを増幅して伝送路に出力する。このようにして、ROADM1は処理を行う。
本実施例によると、光信号の伝送距離を延ばすことができる。
図14は、光信号の伝送レートに対する伝送距離の変化の例を示す図である。実線は本実施例の場合の伝送距離の変化を示し、細い点線は第1比較例の場合の伝送距離の変化を示し、太い点線は第2比較例の場合の伝送距離の変化を示す。
第1比較例では、ボーレートを一定として変調方式を切り替えることにより伝送レートが変化する。このため、変調方式の多値度が増加するほど、伝送距離が短くなる。
第2比較例では、変調方式を一定としてボーレートを変化させることにより伝送レートが変化する。例えば変調方式をQPSKとすると、100(Gbps)の伝送レートではボーレートが33(Gbaud)となり、200(Gbps)の伝送レートではボーレートが66(Gbaud)となり、400(Gbps)の伝送レートではボーレートが132(Gbaud)となる。
しかし、ボーレートが増加すると、受信器12の受信性能がボーレートの増加に追従せず、第1比較例のように変調方式の多値度を増加させた場合より影響は低いものの、OSNR耐力が低下するため、伝送距離が短くなる。
実施例では、第2比較例と同様に、変調方式を一定としてボーレートを変化させたことにより伝送レートが変化する。しかし、実施例では、ボーレートに応じた帯域幅BWi(50(GHz)、75(GHz)、150(GHz))に基づいて光信号のパワーが変化するため、OSNR耐力が向上して伝送距離が第2比較例より延びる。つまり、ボーレートが増加するほど、帯域幅BWiが増加するため、帯域幅BWiに伴い光信号のパワーが増加することで着信OSNRが向上することにより伝送距離が延びる。
このため、実施例によると、変調方式を一定とした場合の光信号は伝送レートによらずに一定の伝送距離Dを伝送することができる。
図15は、伝送レートを200(Gbps)に固定した場合の光信号のボーレートに対する伝送距離及び波長数の変化の例を示す図である。符号Geのグラフは本実施例の場合の伝送距離及び波長数の変化を示し、符号Gdのグラフは比較例の場合の伝送距離及び波長数の変化を示す。比較例では、本実施例とは異なり帯域幅BWiに応じた光信号のパワー制御が行われない。なお、本実施例及び比較例の波長数の変化は同一である。
一例として、ボーレートは33(Gbaud)、44(Gbaud)、及び66(Gbaud)に段階的に変化し、これに伴い変調方式は16QAM、8QAM、及びQPSKに段階的に切り替えられる。また、波長数もボーレートの変化に伴う帯域幅BWiの変化(50(GHz)、62.5(GHz)、75(GHz))に従って段階的に変化する。
符号Gdのグラフと符号Geのグラフを比較すると理解されるように、ボーレートが一定である場合、実施例の伝送距離は、光信号のパワー制御により比較例の伝送距離より長い。例えば一定の伝送距離Dを光信号が伝送するには、比較例の場合、ボーレートを66(Gbaud)とし、波長数を64波とする必要があるが(Pa,Pb参照)、実施例の場合、ボーレートを44(Gbaud)とし、波長数を76波とすればよい(Pa’,Pb’参照)。
また、図16は、伝送レートを400(Gbps)に固定した場合の光信号のボーレートに対する伝送距離及び波長数の変化の他の例を示す図である。符号Ggのグラフは本実施例の場合の伝送距離及び波長数の変化を示し、符号Gfのグラフは比較例の場合の伝送距離及び波長数の変化を示す。比較例では、本実施例とは異なり帯域幅BWiに応じた光信号のパワー制御が行われない。なお、本実施例及び比較例の波長数の変化は同一である。
一例として、ボーレートは44(Gbaud)、66(Gbaud)、88(Gbaud)、及び132(Gbaud)に段階的に変化し、これに伴い変調方式は64QAM、16QAM、8QAM、及びQPSKに段階的に切り替えられる。また、波長数もボーレートの変化に伴う帯域幅BWiの変化(62.5(GHz)、75(GHz)、100(GHz)、150(GHz))に従って段階的に変化する。
符号Gfのグラフと符号Ggのグラフを比較すると理解されるように、ボーレートが一定である場合、実施例の伝送距離は、光信号のパワー制御により比較例の伝送距離より長い。例えば一定の伝送距離Dを光信号が伝送するには、比較例の場合、ボーレートを132(Gbaud)とし、波長数を32波とする必要があるが(Pc,Pd参照)、実施例の場合、ボーレートを88(Gbaud)とし、波長数を48波とすればよい(Pc’,Pd’参照)。
したがって、伝送距離Dを一定とすると、実施例の場合、比較例よりも波長数が増加するため、波長多重光信号Smの伝送容量も増加する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、
前記波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、
前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記2) 前記生成部は、前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号をそれぞれ減衰させる複数の減衰器を含み、
前記第1制御部は、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3) 前記第1制御部は、前記複数の減衰器から出力される前記複数の光信号のパワーが、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に比例して増加するように、前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記4) 前記複数の光信号の波長帯域及びパワーを対応付けて記憶する第1記憶部を有し、
前記第1制御部は、前記第1記憶部から、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーを取得して、該取得したパワーに前記複数の光信号のパワーを近づけるように前記複数の減衰器の減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記5) 前記出力部は、前記波長多重光信号を増幅する増幅部と、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記増幅部の利得を制御する第2制御部とを有することを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の伝送装置。
(付記6) 前記第2制御部は、前記増幅部から出力される前記波長多重光信号に含まれる前記複数の光信号のパワーが、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に比例して増加するように、前記増幅部の利得を制御することを特徴とする付記5に記載の伝送装置。
(付記7) 前記出力部は、前記複数の光信号の波長帯域及びパワーを対応付けて記憶する第2記憶部を有し、
前記第2制御部は、前記第2記憶部から、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーを取得して、該取得したパワーの合計に前記波長多重光信号のパワーを近づけるように前記増幅部の利得を制御することを特徴とする付記5に記載の伝送装置。
(付記8) 前記複数の光信号の1つを前記生成部に送信する送信器と、
前記複数の光信号の1つの多値変調方式及びボーレートを前記送信器に設定する設定部とを有し、
前記第1制御部は、前記複数の光信号の1つに前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てることを特徴とする付記1乃至7の何れかに記載の伝送装置。
(付記9) 波長が相違する複数の光信号を伝送する伝送装置と、
前記伝送装置を管理する管理装置と有し、
前記管理装置は、
前記複数の光信号の1つの伝送レートに応じた複数組の多値変調方式及びボーレートから、該光信号の伝送品質に関する条件を満たし、前記ボーレートが最も小さい1組の多値変調方式及びボーレートを選択する選択部と、
前記1組の多値変調方式及びボーレートを前記伝送装置に通知する通知部とを有し、
前記伝送装置は、
前記複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、
前記1組の多値変調方式及びボーレートに従って前記光信号を前記生成部に送信する送信器と、
前記波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、
前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に、前記ボーレートに応じた波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有し、
前記第1制御部は、前記光信号に前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てることを特徴とする伝送システム。
(付記10) 前記生成部は、前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号をそれぞれ減衰させる複数の減衰器を含み、
前記第1制御部は、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記9に記載の伝送システム。
(付記11) 前記第1制御部は、前記複数の減衰器から出力される前記複数の光信号のパワーが、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に比例して増加するように、前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記10に記載の伝送システム。
(付記12) 前記複数の光信号の波長帯域及びパワーを対応付けて記憶する第1記憶部を有し、
前記第1制御部は、前記第1記憶部から、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーを取得して、該取得したパワーに前記複数の光信号のパワーを近づけるように前記複数の減衰器の減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記10に記載の伝送システム。
(付記13) 前記出力部は、前記波長多重光信号を増幅する増幅部と、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記増幅部の利得を制御する第2制御部とを有することを特徴とする付記9乃至12の何れかに記載の伝送システム。
(付記14) 前記第2制御部は、前記増幅部から出力される前記波長多重光信号に含まれる前記複数の光信号のパワーが、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に比例して増加するように、前記増幅部の利得を制御することを特徴とする付記13に記載の伝送システム。
(付記15) 前記出力部は、前記複数の光信号の波長帯域及びパワーを対応付けて記憶する第2記憶部を有し、
前記第2制御部は、前記第2記憶部から、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーを取得して、該取得したパワーの合計に前記波長多重光信号のパワーを近づけるように前記増幅部の利得を制御することを特徴とする付記13に記載の伝送システム。
(付記16) 前記複数の光信号の1つを前記生成部に送信する送信器と、
前記複数の光信号の1つの多値変調方式及びボーレートを前記送信器に設定する設定部とを有し、
前記第1制御部は、前記複数の光信号の1つに前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てることを特徴とする付記9乃至15の何れかに記載の伝送システム。
(付記17) 波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成し、
前記波長多重光信号を伝送路に出力し、
前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、
前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御することを特徴とする伝送方法。
(付記18) 前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号を複数の減衰器によりそれぞれ減衰させ、
前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする付記17に記載の伝送方法。
(付記19) 前記波長多重光信号を増幅部により増幅して前記伝送路に出力し、
前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記増幅部の利得を制御することを特徴とする付記17または18に記載の伝送方法。
(付記20) 前記複数の光信号の1つを送信器から送信し、
前記複数の光信号の1つの多値変調方式及びボーレートを前記送信器に設定し、
前記複数の光信号の1つに前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てることを特徴とする付記17乃至19の何れかに記載の伝送方法。
1 ROADM
8 ネットワーク管理装置
9 伝送路
11 送信器
12 受信器
23 VOA
100 WSS部
101 プリアンプ
102 ポストアンプ
105 WSS制御部
106,307 メモリ
110 設定部
300 光増幅部
309 アンプ制御部
801 伝送モード選択部
802 設定通知部

Claims (10)

  1. 波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、
    前記波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、
    前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記生成部は、前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号をそれぞれ減衰させる複数の減衰器を含み、
    前記第1制御部は、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記第1制御部は、前記複数の減衰器から出力される前記複数の光信号のパワーが、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に比例して増加するように、前記複数の減衰器の各減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記複数の光信号の波長帯域及びパワーを対応付けて記憶する第1記憶部を有し、
    前記第1制御部は、前記第1記憶部から、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーを取得して、該取得したパワーに前記複数の光信号のパワーを近づけるように前記複数の減衰器の減衰量をそれぞれ制御することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  5. 前記出力部は、前記波長多重光信号を増幅する増幅部と、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記増幅部の利得を制御する第2制御部とを有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の伝送装置。
  6. 前記第2制御部は、前記増幅部から出力される前記波長多重光信号に含まれる前記複数の光信号のパワーが、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に比例して増加するように、前記増幅部の利得を制御することを特徴とする請求項5に記載の伝送装置。
  7. 前記出力部は、前記複数の光信号の波長帯域及びパワーを対応付けて記憶する第2記憶部を有し、
    前記第2制御部は、前記第2記憶部から、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に対応するパワーを取得して、該取得したパワーの合計に前記波長多重光信号のパワーを近づけるように前記増幅部の利得を制御することを特徴とする請求項5に記載の伝送装置。
  8. 前記複数の光信号の1つを前記生成部に送信する送信器と、
    前記複数の光信号の1つの多値変調方式及びボーレートを前記送信器に設定する設定部とを有し、
    前記第1制御部は、前記複数の光信号の1つに前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の伝送装置。
  9. 波長が相違する複数の光信号を伝送する伝送装置と、
    前記伝送装置を管理する管理装置と有し、
    前記管理装置は、
    前記複数の光信号の1つの伝送レートに応じた複数組の多値変調方式及びボーレートから、該光信号の伝送品質に関する条件を満たし、前記ボーレートが最も小さい1組の多値変調方式及びボーレートを選択する選択部と、
    前記1組の多値変調方式及びボーレートを前記伝送装置に通知する通知部とを有し、
    前記伝送装置は、
    前記複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する生成部と、
    前記1組の多値変調方式及びボーレートに従って前記光信号を前記生成部に送信する送信器と、
    前記波長多重光信号を伝送路に出力する出力部と、
    前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に、前記ボーレートに応じた波長帯域をそれぞれ割り当て、前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御する第1制御部とを有し、
    前記第1制御部は、前記光信号に前記ボーレートに応じた波長帯域を割り当てることを特徴とする伝送システム。
  10. 波長が相違する複数の光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成し、
    前記波長多重光信号を伝送路に出力し、
    前記波長多重光信号に波長多重される前記複数の光信号に波長帯域をそれぞれ割り当て、
    前記複数の光信号に割り当てた波長帯域に応じて前記波長多重光信号のパワーを制御することを特徴とする伝送方法。
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