JP2020030512A - 商品トレースシステム、商品情報管理サーバ、情報端末、商品トレース方法、及びプログラム - Google Patents

商品トレースシステム、商品情報管理サーバ、情報端末、商品トレース方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 商品の購入前、購入時、購入後に関わらず、商品が回収、廃棄すべき商品であるか否かを即時に確実に把握することが可能な商品トレースシステム等を提供する。【解決手段】 個々の商品を一意に識別する商品ID11(QRコード(登録商標)13)を各商品の包材10に付し、商品ID11に対応付けて回収または廃棄の対象であるか否かの情報(リコール情報36)を商品データベース30に登録しておく。情報端末8により商品に付された商品ID11を読取ると、情報端末8は、商品情報管理サーバ3に商品ID11に該当する商品がリコール対象であるかを問合せ、問い合わせ結果を受信し表示する。【選択図】図16

Description

本発明は、商品トレースシステム、商品情報管理サーバ、情報端末、商品トレース方法、及びプログラムに関する。
近年、生産、製造・加工、流通、及び販売(小売)の各段階における商品履歴を確認することができるトレーサビリティシステムが導入されるようになってきている。トレーサビリティシステムは、履歴情報をトレースコードもしくはトレースデータとして商品に付し、これを読取ることによって商品情報の追跡と遡及を可能とするシステムである。生産段階の個別履歴情報は、データベースに記録された後、通常は、トレースコードとして生産者側に発行される。生産者はこのトレースコードを商品もしくは商品の包装に付して出荷する。製造加工業者、流通業者、及び販売業者は、前段階のトレースコードを読取り、情報を確認後、各段階での個別履歴情報をデータベースに付加、記録して得られた新たなトレースコードを商品に付す。これにより、生産段階から販売段階までの一連の商品履歴がトレースコードに記録され、トレースコードを読取ることで商品特性等の情報の追跡と遡及を行うことができる(特許文献1)。
ところで、食品、日用雑貨等の商品を市場に出荷した後、それらの商品に不都合が発覚した場合、製造・販売しているメーカがその商品を回収し、廃棄する必要がある。この場合、メーカは、製造日時に起因した賞味期限(消費期限)やロット番号をもとに同様の不都合が生じるおそれのある商品を特定し、消費者に告知し、全品回収、廃棄を行っている。
特許第4569879号公報
しかしながら、本来であれば、商品に不都合が発生した時点から改善するまでに製造された商品をリコール対象として回収、廃棄すればよいが、個々の商品の履歴管理が不十分な場合は、正常な商品も回収、廃棄せざるを得ない。また、消費者側で回収または廃棄の対象の商品であるかを確認するには、情報公開サイトを検索し、商品に表記された賞味期限やロット番号を情報公開サイトで公開された情報と照らし合わせて判断する必要があり、負担の大きいものであった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、商品の購入前、購入時、購入後に関わらず、商品が回収、廃棄すべき商品であるか否かを即時に確実に把握することが可能な商品トレースシステム、商品情報管理サーバ、情報端末、商品トレース方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための第1の発明は、商品の情報を管理する商品情報管理サーバと、情報端末とが通信接続された商品トレースシステムであって、前記商品情報管理サーバは、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段を備え、前記情報端末は、商品に付された商品識別情報を読み取るコード読取手段と、読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせ結果を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする商品トレースシステムである。
第1の発明の商品トレースシステムでは、商品を一意に識別する商品識別情報を各商品に付し、商品情報管理サーバは商品識別情報に対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を登録しておく。情報端末は商品に付された商品識別情報を読取ると、当該商品が回収または廃棄の対象であるか否かを商品情報管理サーバに問い合わせ、問い合わせ結果を表示する。個々の商品毎に商品識別情報と対応付けて回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録しておくことができるため、生活者は、商品の製造ロット番号を確認したり、入力したり、商品メーカのwebサイトを検索したりしなくとも、商品識別情報を情報端末で読み取るだけで簡単に個々の商品が回収または廃棄の対象であるか否かを確認できる。
第1の発明において、前記商品識別情報は、GTINコードと管理番号とを組み合わせた情報であることが望ましい。また、前記商品識別情報は、SGTINコードとしてもよい。これにより、標準的な商品識別コードを利用して商品を一意に識別する情報を生成できる。
また、前記商品の包装に前記商品識別情報を示すコードが印刷されていることが望ましい。また、前記商品に中身が充填される前の包装材に前記商品識別情報を示すコードが印刷されていることが望ましい。或いは、前記商品に貼付するラベルに前記商品識別情報を示すコードが印刷されていることとしてもよい。これにより、各商品に商品識別情報を示すコードを印刷により形成することが可能となる。
また、第1の発明において、前記商品情報管理サーバとネットワークを介して接続された、商品の情報を登録するための登録端末を備え、前記登録端末は、製造された商品の商品識別情報を読み取る読取手段と、前記商品識別情報及び前記商品に関する情報を、前記商品情報管理サーバに送信する送信手段と、を備え、前記商品情報管理サーバは、前記登録端末から前記商品識別情報及び前記商品に関する情報を受信すると、当該商品に関する情報を、商品識別情報に対応付けてデータベースに登録する商品情報登録手段を更に備えることが望ましい。前記登録端末は、包材メーカに設置され、前記商品の包材の製造情報を前記商品情報管理サーバに送信する包材製造情報登録端末であるものとすれば、個々の商品の包材の製造情報をデータベースに登録することが可能となる。また、前記登録端末は、商品メーカに設置され、前記商品の製造情報を前記商品情報管理サーバに送信する製造情報登録端末であるものとすれば、個々の商品の製造情報をデータベースに登録することが可能となる。また、前記登録端末は、前記商品を輸送する輸送業者に設置され、前記商品の輸送情報を前記商品情報管理サーバに送信する輸送情報登録端末であるものとすれば、個々の商品の輸送情報をデータベースに登録することが可能となる。また、前記登録端末は、前記商品を販売する店舗に設置され、前記商品の販売情報を前記商品情報管理サーバに送信する販売情報登録端末であるものとすれば、個々の商品の販売情報をデータベースに登録することが可能となる。これにより、包材や商品の製造工程、輸送工程、販売工程における履歴を十分に管理することが可能となり、商品の不都合の原因調査や回収または廃棄の対象商品の特定に役立てることができる。
また、第1の発明において、回収または廃棄すべき商品の商品識別情報を公開する公開手段を更に備えることが望ましい。これにより、回収または廃棄すべき商品の商品識別情報を公開し、不都合のある商品の周知を行うことが可能となる。
また、第1の発明において、前記情報端末は、回収した商品から読み取った商品識別情報とともに、回収済みである旨の情報を前記商品情報管理サーバに送信し、前記商品情報管理サーバは、前記情報端末から前記商品識別情報及び回収済みである旨の情報を受信すると、商品識別情報に対応付けて回収済みである旨を登録する回収情報登録手段を更に備えることが望ましい。これにより、商品識別情報を読み取ることで、商品を回収済みであることを登録でき、対象商品の消しこみを容易に行うことができる。
第2の発明は、商品の情報を管理する商品情報管理サーバであって、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段と、通信接続された情報端末からの問い合わせに応答して、前記商品識別情報に対応する商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を前記記憶手段から取得し、前記情報端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする商品情報管理サーバである。
第2の発明により、第1の発明の商品トレースシステムにおける商品情報管理サーバを提供できる。
第3の発明は、商品の情報を管理する商品情報管理サーバと通信接続可能な情報端末であって、前記商品情報管理サーバは、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段を有し、前記情報端末は、商品に付された商品識別情報を読み取るコード読取手段と、読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段による問い合わせ結果を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする情報端末である。
第3の発明により、第1の発明の商品トレースシステムにおける情報端末を提供できる。
第4の発明は、商品の情報を管理する商品情報管理サーバと、情報端末とが通信接続された商品トレースシステムにおける商品トレース方法であって、前記商品情報管理サーバが、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記憶部に記録するステップと、前記情報端末が、商品に付された商品識別情報を読み取るステップと、読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせるステップと、問い合わせ結果を表示するステップと、を含むことを特徴とする商品トレース方法である。
第4の発明の商品トレース方法では、商品を一意に識別する商品識別情報を各商品に付し、商品情報管理サーバは商品識別情報に対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を登録しておく。情報端末は商品に付された商品識別情報を読取ると、当該商品が回収または廃棄の対象であるか否かを商品情報管理サーバに問い合わせ、問い合わせ結果を表示する。個々の商品毎に商品識別情報と対応付けて回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録しておくことができるため、生活者は、商品の製造ロット番号を確認したり、入力したり、商品メーカのwebサイトを検索したりしなくとも、商品識別情報を情報端末で読み取るだけで簡単に個々の商品が回収または廃棄の対象であるか否かを確認できる。
第5の発明は、コンピュータを、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段、通信接続された情報端末からの問い合わせに応答して、前記商品識別情報に対応する商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を前記記憶手段から取得し、前記情報端末に送信する送信手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
第5の発明により、コンピュータを第1または第2の発明の商品情報管理サーバとして機能させることが可能となる。
第6の発明は、商品の情報を管理し、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段を有する商品情報管理サーバと通信接続可能なコンピュータを、商品に付された商品識別情報を読み取るコード読取手段、読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせる問い合わせ手段、前記問い合わせ手段による問い合わせ結果を表示する表示手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
第6の発明により、コンピュータを第1または第3の発明の情報端末として機能させることが可能となる。
本発明によれば、商品の購入前、購入時、購入後に関わらず、商品が回収、廃棄すべき商品であるか否かを即時に確実に把握することが可能な商品トレースシステム、商品情報管理サーバ、情報端末、商品トレース方法、及びプログラムを提供できる。
商品トレースシステム1のシステム構成を示す図 商品ID11を説明する図 包材データベース40の内容を示す図 商品データベース30の内容を示す図 商品製造情報33の内容を示す図 輸送情報34の内容を示す図 販売情報35の内容を示す図 リコール情報36の内容を示す図 各サーバ(商品ID生成サーバ2、商品情報管理サーバ3)のハードウェア構成の例を示す図 包材メーカ端末4、商品メーカ端末5、卸売業者端末6のハードウェア構成の例を示す図 店舗端末7のハードウェア構成の例を示す図 情報端末8のハードウェア構成の例を示す図 包材の製造から納品までの工程を示すフローチャート 商品の充填から販売までの工程を示すフローチャート リコール情報の登録及び情報公開の処理の流れを示すフローチャート 商品情報表示処理の流れを示すフローチャート 商品情報表示処理における情報端末8の表示例を示す図 回収状態登録処理の流れを示すフローチャート 回収状態登録処理における情報端末8の表示例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る商品トレースシステム1のシステム構成を示す図である。図に示すように、商品トレースシステム1は、商品ID生成サーバ2、商品情報管理サーバ3、包材メーカ端末4、商品メーカ端末5、卸売業者端末6、店舗端末7、情報端末8等がネットワーク9を介して接続されて構成される。以下、各構成について説明する。
商品ID生成サーバ2は、商品(包材)1つ1つを一意に識別する商品識別情報(以下、「商品ID11」と表記)を生成するサーバである。商品ID生成サーバ2は、商品メーカ端末5から商品ID11の発行依頼を受けると、商品ID11を生成し、生成した商品ID11を商品メーカ端末5に送信する(データ納品する)。
図2は、商品ID11の例を示す図である。図2(a)に示すように、商品ID11は、例えば、GTIN(Global Trade Item Number)コード11aと管理番号11bを結合したIDである。GTINコード11aは、GS1標準の商品識別コードの総称であり、「どの事業者のどの商品か」を表す。日本ではJANコード(国際的にはEANと呼ばれる)が利用されている。GTINコード11aは商品群(商品名)ごとに固定の番号である。GTINコード11aには、具体的には、以下の4つの種類がある。
・JANコード標準タイプ(GTIN−13)(13桁)
・JANコード短縮タイプ(GTIN−8)(8桁)
・北米地域で利用されるU.P.C.(GTIN−12)(12桁)
・集合包装用商品コード(GTIN−14)(14桁)
管理番号11bは、商品(包材)1つ1つを一意に識別する識別番号であり、商品ID生成サーバ2によって生成されるランダムな番号またはシリアルコードである。
また、商品ID11は、SGTIN(Serialized GTIN)としてもよい。SGTINは、商品用の個別識別コードであり、GTINコード11aにシリアル番号を付加したものである。
商品ID11は、図2(b)に示すように、1次元コードまたは2次元コードに変換され、図2(c)に示すように、包材メーカによって商品(内容物)を充填する包材10に印刷される。すなわち、商品に中身が充填される前の包装材に商品IDを示すコードが印刷されている。図2(b)(c)は、商品ID11をQRコード(登録商標)13に変換し包材10に印刷する例を示しているが、変換するコードの種類は特に限定されない。例えば、データバーを多段に重ねたスタック式のコード(例えば、GS1データバー拡張多層型)でもよいし、マトリックス形式のコード(例えば、GS1データマトリックス)等でもよい。
また、商品ID11を1次元コードや2次元コードに変換せず、商品ID11をそのまま包材10に印刷してもよい。また、商品ID11(または1次元コードや2次元コード)を包材10へ印刷するのではなく、商品ID11(または1次元コードや2次元コード)を印刷したラベルや、商品ID11を記憶領域に記憶したICタグ等を包材10に貼付するのでもよい。また、商品ID11は、商品1つ1つを一意に識別するIDであればよく、例えば、GTINコード11aを省略し、管理番号11bのみとしてもよい。また、商品ID11は、数字である必要はなく、例えば、アルファベット、或いは、数字とアルファベットの組合せ等でもよい。
図1の説明に戻る。
商品情報管理サーバ3は、商品に関する情報や包材に関する情報をデータベース上で管理するクラウドサーバである。商品に関する情報が登録されるデータベースを商品データベース30と呼び、包材に関する情報が登録されるデータベースを包材データベース40と呼ぶ。
図3は、包材データベース40の内容の一例を示す図である。図3に示すように、包材データベース40には、包材を一意に識別する識別情報である包材ID41と対応付けて、包材の製造情報42が登録される。包材ID41は、包材1つ1つを識別する識別情報であり、図3の例では、商品ID生成サーバ2により発行される商品ID11を包材ID41として利用している。包材ID41は、包材が商品メーカに納品された後は商品ID11として管理される。なお、包材ID41として各包材に商品ID11と異なる識別情報を付与して管理してもよい。この場合は、包材に商品ID11を印刷する段階で、包材ID41と商品ID11との対応づけを行う必要がある。包材製造情報42には、例えば、包材の製造日時、包材仕様、包材製造ライン、各工程における履歴、加工条件、出荷日等の情報が含まれる。このように、包材データベース40では、包材1つ1つの製造情報が管理され、包材のトレーサビリティが確保される。
図4は、商品データベース30の内容を示す図である。図に示すように、商品データベース30には、商品を一意に識別する識別情報である商品ID31と対応付けて商品に関する情報が登録される。商品に関する情報は、商品が充填される包材の情報である包材情報32、商品製造情報33、輸送情報34、販売情報35、及びリコール情報36が含まれる。包材情報32は、商品ID11として利用された包材ID41、または包材ID41に対応づけられた包材製造情報42(図3)が登録される。
図5は、商品製造情報33の内容を示す図である。図に示すように、商品製造情報33には商品ID31と対応付けて、商品の原材料情報、製造日時、製造工場(製造ライン)、製造ロット、温湿度等の製造条件の情報が含まれる。商品製造情報33の登録は、商品メーカ端末5において商品(包材)に付された商品ID11を読み取り、オペレータの情報入力操作によって行われる。商品製造情報33は商品情報管理サーバ3で管理されるだけでなく、商品メーカ端末5においても記憶、管理される。
図6は、輸送情報34の内容を示す図である。図に示すように、輸送情報34には商品ID31と対応付けて、輸送ID、卸売業者、出荷日、地点経過情報(中継地点到着日時)、店舗納入日時等の情報が含まれる。輸送IDとは、商品の輸送に利用される段ボールやパレットの管理番号であり、任意の数字やアルファベット、或いは数字とアルファベットの組み合わせとしてもよいし、物流、出荷用の輸送用梱包等に利用されるSSCC(Serial Shipping Container Code)を利用してもよい。SSCCとはGS1標準で定められた識別コードである。輸送情報34の登録は、卸売業者端末6において商品(包材)に付された商品ID11を読み取り、オペレータの情報入力操作によって行われる。輸送情報34は商品情報管理サーバ3で管理されるだけでなく卸売業者端末6においても記憶、管理される。
図7は、販売情報35の内容を示す図である。図に示すように、販売情報35には商品ID31と対応付けて、販売店、販売日時、購入者等の情報が含まれる。販売情報35の登録は、店舗端末7において商品(包材)に付された商品ID11を読み取り、オペレータの情報入力操作によって行われる。販売情報35は商品情報管理サーバ3で管理されるだけでなく、店舗端末7においても記憶、管理される。
図8は、リコール情報36の内容を示す図である。図に示すように、リコール情報36には、回収または廃棄の対象となる商品の商品IDと、該商品の回収状況(回収済みであるか否か)とが対応づけて記憶される。回収された商品の回収状況は「済」と記録され、未回収の商品の回収状況は「未」と記録される。商品に不都合があった場合、包材メーカ、商品メーカ、卸売業者、販売店の店舗、または生活者から商品メーカに対して連絡が入る。商品メーカは、不都合のあった商品の商品ID11を聞き取り、原因を調査し、同様の不都合が発生するおそれのある商品を回収または廃棄の対象とする。商品メーカ端末5は、それらの商品の商品ID11を商品情報管理サーバ3のリコール情報36に登録する。商品情報管理サーバ3は、リコール情報36に登録された商品IDをWebサイトで情報公開したり、情報端末8の商品情報表示アプリの通知機能で通知を行ったりする。
このように、商品データベース30には、商品や包材1つ1つの製造情報33、輸送情報34、販売情報35、リコール情報36が商品IDと対応付けて登録される。これにより、個々の商品の製造から販売、回収までのトレーサビリティが確保される。
図9は、上述した各サーバ(商品ID生成サーバ2、商品情報管理サーバ3)のハードウェア構成の例を示す図である。図に示すように、各サーバは、例えば、制御部21、記憶部22、通信部23等がバス29を介して接続されて構成されたコンピュータにより実現できる。但し、これに限ることなく、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
制御部21は、CPU、ROM、RAM等から構成される。CPUは、記憶部22、ROM等の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部22、ROM等からロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部22はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、制御部21が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納される。これらのプログラムやデータは、制御部21により必要に応じて読み出され実行される。通信部23は、ネットワーク9等を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、各サーバや各端末等との間で通信を行う。
図1の説明に戻る。
包材メーカ端末4は、包材を製造するメーカ(以下、「包材メーカ」と表記)が所有するコンピュータであり、包材の製造情報を商品情報管理サーバ3に送信し、包材データベース40に登録する。包材メーカ端末4は、例えば包材の製造工場(製造ライン)に設置されており、製造工場(製造ライン)において包材10に印刷された包材ID41を読み取るとともに、オペレータ等の操作によって包材の製造情報42(製造日時、包材仕様、製造ライン、製造ロット、加工条件、出荷日等)の入力を受け付ける。そして包材メーカ端末4は、包材ID41と包材製造情報42を商品情報管理サーバ3に送信し、包材データベース40に登録する。
商品メーカ端末5は、食品や飲料等の商品を製造するメーカ(以下、「商品メーカ」と表記)が所有するコンピュータであり、商品の製造情報を商品情報管理サーバ3に送信し、商品データベース30に登録する。商品メーカ端末5は、例えば商品の製造工場(製造ライン)に設置されており、製造工場(製造ライン)において包材10に商品(内容物)が充填されたあと、包材10に印刷されている商品ID11を読み取るとともに、オペレータ等の操作によって商品の製造情報(原材料、産地、製造工場、製造ロット、製造日時、内容物、温湿度等の製造条件、出荷日等)の入力を受け付ける。そして商品メーカ端末5は、商品ID11と製造情報を商品情報管理サーバ3に送信し、商品データベース30に登録する。
卸売業者端末6は、商品の卸売業者が所有するコンピュータであり、商品の輸送に関する情報(輸送ID、出荷日、地点経過情報、店舗納入日等)や卸売業者の情報を商品情報管理サーバ3に送信し、商品データベース30に登録する。卸売業者端末6は、輸送IDで管理される配送物の出荷日、地点経過情報、店舗納入日等の情報を運送業者等から取得し、商品情報管理サーバ3に送信して商品データベース30に登録する。
図10は、包材メーカ端末4、商品メーカ端末5、卸売業者端末6として利用されるコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。図に示すように、コンピュータ(包材メーカ端末4、商品メーカ端末5、卸売業者端末6)は、例えば、制御部41、記憶部42、表示部43、入力部44、通信部45、コード読取部46等がバス49を介して接続されて構成されたコンピュータにより実現できる。但し、これに限ることなく、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
制御部41、記憶部42、通信部45の機能は、図9で説明した制御部21、記憶部22、通信部23と略同様である。表示部43は液晶パネル等のディスプレイ装置を有する。入力部44は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。入力部44を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。なお、表示部43及び入力部44は、タッチパネルディスプレイのように、一体となっていても良い。コード読取部46は、商品(包材10)に印刷された商品ID11を読み取る装置であり、読み取るコードの形式がQRコード(登録商標)であればカメラ等であり、バーコードであればバーコードリーダ等である。
店舗端末7は、商品を販売する店舗に設置されるPOS(Point Of Sale)レジスタ等である。店舗端末7は、商品の販売処理(会計処理)を行うとともに、販売した商品の販売情報(販売店、販売日時、購入者など)を商品情報管理サーバ3に送信し、商品データベース30に登録する。
図11は、店舗端末7のハードウェア構成の例を示す図である。図に示すように、店舗端末7は、例えば、制御部71、記憶部72、表示部73、入力部74、通信部75、コード読取部76、カード読取部77、プリント部78等がバス79を介して接続されて構成される。但し、これに限ることなく、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
制御部71、記憶部72、通信部75は、図9で説明した制御部21、記憶部22、通信部23と略同様であり、表示部73、入力部74、コード読取部76は、図10で説明した表示部43、入力部44、コード読取部46と略同様である。記憶部72には、店舗端末7が設置された販売店の情報が記憶されている。カード読取部77は、ユーザが提示した会員証やカード等の情報を読み取り、ユーザ情報を取得する。プリント部78は、商品の購入情報(購入商品、購入金額、ポイント情報など)を印刷したレシート(領収書)を出力する。
情報端末8は、商品トレースシステム1の利用者(生活者、包材メーカや商品メーカの従業員、卸売業者、店舗従業員等)が利用するコンピュータであり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、デスクトップPC、ノートPC等である。情報端末8は、商品に付された商品ID11を読み取る機能、商品情報管理サーバ3に対し商品が回収または廃棄の対象であるかを問合せ、表示する機能等を有する。情報端末8を用いて商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を取得し表示する処理については後述する(図16)。
図12は、情報端末8のハードウェア構成の例を示す図である。図に示すように、情報端末8は、制御部81、記憶部82、通信部83、表示部84、入力部85、カメラ86等がバス89を介して接続されて構成される。但し、これに限ることなく、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
制御部81、記憶部82、通信部83は、図9で説明した制御部21、記憶部22、通信部23と略同様であり、表示部84、入力部85は、図10で説明した表示部43と入力部44と略同様である。記憶部82には商品情報の提供を受けるための専用のアプリケーション(「商品情報表示アプリ」)が格納されている。
次に、図13、図14のフローチャートを参照しながら、包材、商品の製造から販売までの工程の概略を説明する。この工程の中で、商品情報管理サーバ3の包材データベース40に包材製造情報が登録され、商品データベース30に包材情報、商品製造情報、輸送情報、販売情報が登録される。
商品メーカは、商品を製造するに先立ち、まず、当該商品の商品ID11を取得する。具体的には、商品メーカ端末5が、商品ID11の発行依頼を、商品ID生成サーバ2に送信する(ステップS101)。この際、商品メーカ端末5は、製造する商品の商品名(商品群)を一意に識別するGTINコード11aの情報も送信する。
商品ID生成サーバ2は、商品メーカ端末5から商品ID11の発行依頼を受信すると、商品ID11を生成する(ステップS102)。例えば、商品ID生成サーバ2は、ユニークな番号である管理番号11bを生成し、生成した各管理番号11bと商品メーカ端末5から受信したGTINコード11aとを結合し、商品ID11を生成する(図2(a)参照)。そして、商品ID生成サーバ2は、生成した商品ID11を、商品メーカ端末5に送信しデータ納品する(ステップS103)。
続いて、商品メーカは、商品ID11がデータ納品されると、当該商品ID11を商品情報管理サーバ3(商品データベース30)に登録する。具体的には、商品メーカ端末5は、商品ID11を商品情報管理サーバ3に送信し、商品ID11の登録要求を行う(ステップS104)。商品情報管理サーバ3は、商品メーカ端末5から商品ID11を受信すると、商品データベース30に新規のレコードを作成し、作成したレコードの「商品ID」(図3参照)のフィールドに商品ID11を登録する(ステップS105)。
なお、商品ID11の登録は、商品ID生成サーバ2が行ってもよい。この場合、商品ID生成サーバ2は、ステップS102において商品ID11を生成したのち、商品ID11を商品情報管理サーバ3に送信し、商品ID11の登録要求を行う。そして、商品情報管理サーバ3は、商品ID生成サーバ2から商品ID11を受信すると、商品データベース30に新規のレコードを作成し、作成したレコードの「商品ID」(図3)のフィールドに商品ID11を登録する。
一方、商品メーカは、商品ID11がデータ納品されると、包材メーカに当該商品ID11が印刷された包材10の製造を依頼する(ステップS106)。包材メーカは、まず商品に応じた所定の形状、デザインの包材10を製造する(ステップS107)。包材製造工程において、包材を識別する識別情報(包材ID41)として商品ID11を利用するものとする。包材メーカ端末4は、包材ID41に対応付けて加工工程毎に履歴や加工条件を包材メーカ端末4の記憶部に記録しておく(ステップS108;図3)。例えば、A工程は「A1ロット、2018/4/15 10:00」、B工程は「B1ロット、2018/4/15 11:00」のように加工履歴が記録される。また、加工条件は、例えば印刷加工であれば印刷機の種類、インキの種類、印圧、印刷機の速度、乾燥方法等の印刷条件が記録される。更に、包材10の所定の位置に1次元コードまたは2次元コードに変換された商品ID11(包材ID41)を印刷する(ステップS109)。これにより、図2(c)に示したように、商品ID11(包材ID41)が印刷された包材10が製造される。
包材メーカ端末4は、製造された包材の商品ID11(包材ID41)と包材製造情報を商品情報管理サーバ3に送信し、包材データベース40への登録要求を行う(ステップS110)。具体的には、包材メーカ端末4が、コード読取部46により包材10に印刷された商品ID11(包材ID41)を読み取るとともに、オペレータ等の操作によって包材の製造情報(包材製造日時、包材仕様、包材製造ライン、各加工工程の履歴や加工条件、出荷日等)の入力を受け付ける。そして、包材メーカ端末4は、包材ID41とともに、包材の製造情報(包材製造日時、包材仕様、包材製造ライン、各加工工程の履歴や加工条件、出荷日等)を商品情報管理サーバ3に送信し、包材製造情報の登録要求を行う。商品情報管理サーバ3は、包材メーカ端末4から包材ID41(商品ID11)と製造情報(包材製造日時、包材仕様、包材製造ライン、各加工工程の履歴や加工条件、出荷日等)を受信すると、包材データベース40に新規レコードを追加し、包材ID41(商品ID11)と対応付けて包材製造情報42の各フィールド(包材製造日時、包材仕様、包材製造ライン、各加工工程の履歴や加工条件、出荷日等)に、受信した包材製造情報(包材製造日時、包材仕様、包材製造ライン、各加工工程の履歴や加工条件、出荷日等)を登録する(ステップS112)。製造された包材10は、依頼元の商品メーカに納品される(ステップS111)。
商品メーカは、商品ID11が印刷された包材10が納品されると、包材10に商品(内容物)を充填するとともに(ステップS113)、商品の製造情報を商品情報管理サーバ3(商品データベース30)に登録する(ステップS114)。具体的には、商品メーカ端末5が、コード読取部46により包材10に印刷された商品ID11を読み取るとともに、オペレータ等の操作によって商品の製造情報(原材料、産地、製造工場、製造ロット、製造日時、内容物、温湿度等の製造条件、出荷日等)の入力を受け付ける。そして、商品メーカ端末5は、商品ID11とともに、商品の製造情報(原材料、産地、製造工場、製造ロット、製造日時、内容物、温湿度等の製造条件、出荷日等)を商品情報管理サーバ3に送信し、製造情報の登録要求を行う。
商品情報管理サーバ3は、商品メーカ端末5から商品ID11と製造情報(原材料情報、製造日時、製造工場、製造ロット、温湿度等)を受信すると、商品データベース30の登録商品ID(商品ID11と一致する登録商品ID)の製造情報(原材料情報、製造日時、製造工場、製造ロット、温湿度等)のフィールドに、受信した製造情報(原材料情報、製造日時、製造工場、製造ロット、温湿度等)を登録する(ステップS115)。
例えば、商品メーカ端末5から商品ID11「49XXXXXXXXXXXYYYYYYY」と、製造情報として、原材料情報「コーヒー豆、コロンビア」、製造日時「2018/4/20 11:00」、製造工場「A工場」、製造ロット「Xロット」、温湿度「20℃、35%」を受信した場合、商品情報管理サーバ3は、図5に示すように、該当する商品ID「49XXXXXXXXXXXYYYYYYY」の原材料情報のフィールドに「コーヒー豆、コロンビア」、製造日時のフィールドに「2018/4/20 11:00」、製造工場のフィールドに「A工場」、製造ロットのフィールドに「Xロット」、温湿度のフィールドに「20℃、35%」を登録する。
そして商品メーカは、商品情報管理サーバ3(商品データベース30)に製造情報の登録を行うと、製造した商品を出荷し、直接または卸売業者を介して店舗(小売店)へ納品する(ステップS116)。
輸送工程において、卸売業者端末6は、輸送単位(段ボールやパレット等)毎に輸送IDを発行し(ステップS117)、商品IDと輸送IDとを対応づける。すなわち、どの商品IDの商品がどの輸送IDの箱(段ボールやパレット等)に収容されているかを記録する。卸売業者端末6は、商品ID11と当該商品IDに対応づけられた輸送IDを商品情報管理サーバ3に送信し、登録要求を行う(ステップS118)。商品情報管理サーバ3は、卸売業者端末6から商品ID11と商品IDに対応づけられた輸送IDの情報を受信すると、商品IDに輸送IDを対応付けて商品データベース30の輸送情報34に登録する(ステップS119)。また、卸売業者端末6は、運送業者等から輸送ID毎に商品の地点経過情報を取得する。地点経過情報は、到着した中継地点と到着日時を含む情報である。卸売業者端末6は、地点経過情報と輸送IDを商品情報管理サーバ3に送信し、登録要求を行う(ステップS120)。商品情報管理サーバ3は、卸売業者端末6から輸送IDと地点経過情報を受信すると、商品データベース30の輸送情報34の該当する輸送IDの「中継地点 到着日時」のフィールドに受信した地点経過情報を登録する(ステップS121)。いくつかの中継地点を経て、商品が店舗に納品される(ステップS122)。卸売業者端末6は、輸送ID毎に納品日時の情報を取得し、納品日時情報と輸送IDを商品情報管理サーバ3に送信し、輸送情報34への登録要求を行う。商品情報管理サーバ3は、卸売業者端末6から輸送IDと納品日時情報を受信すると、商品データベース30の輸送情報34の該当する輸送IDの「店舗納入日時」のフィールドに受信した納品日時情報を登録する。
店舗は、納品された商品を売り場に展開し、最終消費者(生活者)に販売する。店舗には、レジ等の店舗端末7が設置されており、店頭オペレータの操作によって商品の販売処理が行われる。また店舗端末7は、商品販売時に、商品の販売情報を商品情報管理サーバ3に送信し、販売情報の登録を行う。具体的には、店舗端末7は、コード読取部76により商品に印刷された商品ID11を読み取り、読み取った商品ID11とともに、商品の販売情報(販売店、販売日時、購入者)を商品情報管理サーバ3に送信し、販売情報の登録要求を行う(ステップS123)。
商品情報管理サーバ3は、店舗端末7から商品ID11と販売情報(販売店、販売日時、購入者)を受信すると、商品データベース30の該当する登録商品ID(商品ID11と一致する登録商品ID)を検索し、検索された登録商品IDの販売情報(販売店、販売日時、購入者)のフィールドに、受信した販売情報(販売店、販売日時、購入者)を登録する(ステップS124)。
例えば、店舗端末7から商品ID11「49XXXXXXXXXXXYYYYYYY」と、販売情報として、販売店「Aマート」、販売日時「2018/4/30 15:35」を受信した場合、商品情報管理サーバ3は、該当する登録商品ID「49XXXXXXXXXXXYYYYYYY」の販売情報のフィールドに「Aマート」、「2018/4/30
15:35」を登録する。また、会員証やクレジットカードやポイントカード等から購入者の情報(ユーザID等)を取得可能な場合は、購入者の情報も商品ID11と対応付けて販売情報として登録する。
以上、商品の製造から販売まで工程の概略を説明した。これらの工程により、商品データベース30に商品ID11(31)と対応づけて包材情報32、商品製造情報33、輸送情報34、販売情報35が登録される。なお、上述の説明では、商品IDを生成しデータ納品した段階(ステップS105)で商品IDを商品データベース30に登録し、かつ、包材に商品を充填後、商品IDと製造情報を送信して商品データベース30に登録する(ステップS115)流れとしたが、これに限定せず、商品データベース30への商品IDの登録はステップS115の段階だけ(ステップS105では登録しない)としてもよい。ステップS105で商品ID11を登録し、ステップS109で包材に印刷、ステップS113で商品を充填すると、それぞれの工程でロス(廃棄)が出ることがあり商品IDの欠損が発生する。ステップS105で登録された商品ID11は、ロスのため製造情報等が登録されないIDも生じてしまう。しかし、ステップS115の段階(商品充填後)でのみ商品データベース30に商品IDと製造情報とを登録すれば、不要な情報の登録を防ぐことができる。
次に、図15のフローチャートを参照しながら、商品のリコール情報の登録や情報公開の処理について説明する。なお、図15のフローチャートでは、生活者から商品メーカに対し商品の不都合について連絡を行った場合の処理の流れを説明するが、不都合の連絡は、生活者からに限らず、卸売業者、流通・小売業者(店舗等)等から行うものとしてもよい。
商品に不都合があった場合、生活者は商品メーカの相談窓口に電話やメール、或いはメーカ企業のWebサイト等から不都合があった旨の連絡を行う(ステップS201)。連絡の際、生活者は、不都合があった商品の商品ID11を通知する。或いは、商品を返送してもよい。商品メーカでは、不都合があった商品の商品ID11に基づいて商品情報管理サーバ3(商品データベース30、包材データベース40)から商品に関する情報(包材情報32、商品製造情報33、輸送情報34、販売情報35)や包材に関する情報(包材製造情報42)を取得する(ステップS202)。
商品メーカは、取得した情報に基づいて不都合が生じた原因の調査を行う(ステップS203)。場合によっては、包材を製造した包材メーカに原因調査を依頼する(ステップS204)。包材メーカからの回答を受けるか(ステップS205)、または商品メーカにおいて原因調査の結果を得ると、商品不都合の連絡をいれた生活者に商品についての回答を行う(ステップS206)。回答は、電話やメール、文書の郵送等で行うものとする。また、代替品の発送を行ってもよい。
商品メーカは、原因に基づいてリコール対象となる商品IDのリストを作成し、商品メーカ端末5から商品情報管理サーバ3にリコール対象となる商品IDのリストを送信し、情報の登録、及び情報公開要求を行う(ステップS207)。リコール対象となる商品は、不都合の原因と考えられる原材料、製造ロット、製造日時等と同じ原材料、製造ロット、製造日時等を含む商品とする。商品情報管理サーバ3は、リコール対象商品の商品IDのリストをリコール情報36として商品データベース30に登録する(ステップS208;図8)。商品情報管理サーバ3は、情報端末8の商品情報表示アプリの通知機能等により、新たに登録されたリコール情報36を配信する(ステップS209)。これにより、情報端末8の利用者である卸売業者や流通・小売業者、生活者に対し、リコール情報36が公開される。
なお、商品情報管理サーバ3は、リコール対象商品の商品IDのリスト(リコール情報36)をWebサイトで公開してもよい。情報公開を行うWebサイトは、商品情報管理サーバ3とは別の情報公開サーバにより提供されてもよい。この場合、商品情報管理サーバ3は、情報公開サーバにリコール情報36の公開を依頼し、情報公開サーバは、商品情報管理サーバ3からの公開依頼を受けると商品情報管理サーバ3からリコール情報36を取得(ダウンロード)し、回収または廃棄の対象となる商品の商品IDを情報公開サイトにて公開する。
次に、図16のフローチャートを参照しながら、情報端末8を用いて、商品がリコール対象商品であるかを確認する処理(商品情報表示処理)について説明する。なお、卸売業者、流通・小売業者、生活者が所持する情報端末8には、商品情報管理サーバ3に商品情報(リコール情報36を含む)の提供を要求し、取得した情報を表示するための専用のアプリケーション(以下、「商品情報表示アプリ」と表記)がインストールされているものとする。
商品情報表示アプリは、情報端末8のカメラ86により商品ID11を読み取る機能、読み取った商品ID11を商品情報管理サーバ3に送信し該当の商品が回収または廃棄の対象であるか否かを問い合わせる機能、商品情報管理サーバ3から送信された問い合わせ結果を受信し表示する機能、等を有する。
まず、ユーザは、情報端末8の商品情報表示アプリを起動させ、カメラ86により商品(購入前でも購入後でもよい)の包材10に印刷されている商品ID11を撮影し、商品ID11を読み取る(ステップS301)。続いて、情報端末8は、読み取った商品ID11を商品情報管理サーバ3に送信し、当該商品IDがリコール対象(回収または廃棄の対象)であるか否かを問い合わせる(ステップS202)。すなわち、ここでは、情報端末8は、商品ID11(「49XXXXXXXXXXXYYYYYYY」)を送信し、商品情報管理サーバ3に対してリコール対象であるか否かを問い合わせる。
商品情報管理サーバ3は、情報端末8からリコール対象(回収または廃棄の対象)であるか否かの問い合わせを受けると、商品データベース30のリコール情報36を参照して、受信した商品IDがリコール情報36に登録されているかを検索する(ステップS303)。受信した商品IDがリコール情報36に登録されている場合は、当該商品はリコール対象であり、受信した商品IDがリコール情報36に登録されていない場合は、当該商品はリコール対象ではない。商品情報管理サーバ3は、問い合わせ元の情報端末8に対して、問い合わせの結果を送信する(ステップS304)。情報端末8は商品情報管理サーバ3から問合せの結果を受信し、表示部84(問い合わせ結果表示画面72)に表示する(ステップS309)。
図17(a)は、商品に付された商品ID11(QRコード(登録商標)13)を情報端末8のカメラ86で撮影した状態を示すコード読取画面51を示す図である。図に示すように、情報端末8の表示部84(コード読取画面51)に、撮影された商品ID11(QRコード(登録商標)13)が表示される。コード読取画面51には、読取りをキャンセルする際に操作される「キャンセル」ボタン51a及び読み取った商品IDを商品情報管理サーバ3に送信する際に操作される「送信」ボタン51bが表示される。ユーザがカメラ86で商品に付された商品ID11(QRコード(登録商標)13)を撮影し、「送信」ボタン51bをタッチすると、情報端末8は読み取った商品ID11を商品情報管理サーバ3に送信するとともに当該商品が回収または廃棄の対象(リコール対象)であるかの問い合わせを行う。
図17(b)は商品情報管理サーバ3から送信された問い合わせ結果52bを表示する問い合わせ結果表示画面52の一例を示す図である。図に示すように、問い合わせ結果表示画面52には、商品ID11と商品名52aの他、当該商品が回収または廃棄の対象である旨、または回収または廃棄の対象ではない旨のいずれかの問い合わせ結果52bが表示される。図17(b)の例では、「検索いただいた商品は回収の該当商品です。」といった回収または廃棄の対象である旨の結果が表示された状態を示している。問い合わせ結果表示画面52には、商品メーカの連絡先52cが表示されるようにしてもよい。この連絡先は、商品データベース30に商品ID31と対応づけて登録されており、問い合わせ結果とともに取得可能とする。このように、商品に付された商品IDを情報端末8で読み取るだけで、購入前、購入後に関わらず、商品が回収または廃棄の対象であるか否かを即時に確認できる。
次に、図18のフローチャートを参照しながら、情報端末8を用いて、回収状態を商品データベース30に登録する処理(回収状態登録処理)について説明する。なお、情報端末8にインストールされた商品情報表示アプリには、上述のリコール対象商品であるか問い合わせる機能(図16)に加え、回収した商品の登録を行う機能(図18)が含まれるものとする。また、回収した商品の登録を行う機能は、商品メーカまたは包材メーカ等、商品について責任を負うユーザだけが利用できるよう権限が制限されることが望ましい。
まず、ユーザは、情報端末8の商品情報表示アプリを起動させ、複数の処理メニューから「回収済み商品の登録」メニューを選択する(ステップS401)。図19(a)は、情報端末8の商品情報表示アプリのメニュー選択画面53の一例を示す図である。メニューには、例えば、商品情報表示メニュー53a、リコール商品検索メニュー53b、回収済み商品の登録メニュー53c等がある。
ユーザは「回収済み商品の登録」メニューを選択し、カメラ86により商品の包材10に印刷されている商品ID11を撮影して商品ID11を読み取る(ステップS402)。図19(b)は、商品に付された商品ID11(QRコード(登録商標)13)を情報端末8のカメラ86で撮影した状態を示すコード読取画面54を示す図である。図に示すように、表示部84(コード読取画面54)に、撮影された商品ID11(QRコード(登録商標)13)が表示される。コード読取画面54には、読取りをキャンセルする際に操作される「キャンセル」ボタン54a及び読み取った商品IDを商品情報管理サーバ3に送信する際に操作される「送信」ボタン54bが表示される。ユーザがカメラ86で商品に付された商品ID11(QRコード(登録商標)13)を撮影し、「送信」ボタン54bをタッチすると、情報端末8は読み取った商品ID11を商品情報管理サーバ3に送信するとともに、当該商品IDを「回収済み」であることの登録要求を行う(ステップS403)。すなわち、ここでは、情報端末8は、回収した商品の商品ID11(「49XXXXXXXXXXXYYYYYYY」)を送信し、商品情報管理サーバ3に対して商品データベース30の該当する商品を「回収済み」とするよう要求する。
商品情報管理サーバ3は、情報端末8から商品IDと「回収済み」登録要求を受けると、商品データベース30のリコール情報36の該当する商品IDの「回収済み」フィールドに「済」と登録する(ステップS404;図8)。その後、登録を行った旨を情報端末8に通知する。情報端末8は、商品情報管理サーバ3から「回収済み」の登録が行われた旨の通知を受けると、その結果を表示する(ステップS405)。登録が行われた場合は、「「回収済み」登録完了」の表示を行い、通信エラーや検索エラー等、なんらかの理由で登録が行われなかった場合は、エラー表示を行う。
図19(c)は商品情報管理サーバ3から送信された登録結果55bを表示する登録結果表示画面55の一例を示す図である。図に示すように、登録結果表示画面55には、商品ID11と商品名55aの他、当該商品が回収済みであることを商品データベース30に登録完了した旨、または登録失敗した旨のいずれかの結果55bが表示される。図19(c)の例では、「「回収済み」登録完了」といった登録完了の旨の結果が表示された状態を示している。「メニューへ」ボタン55cがタッチされるとメニュー画面53に戻る。このように、商品の回収が完了したことを、商品に付された商品ID11を読み込むだけで商品情報管理サーバ3に簡単に登録できる。これにより、商品の回収までの情報を確実に追跡することが可能となり、商品のトレーサビリティが向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明した。本実施の形態の商品トレースシステム1によれば、商品情報管理サーバ3は、商品を一意に識別する商品ID11と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報(リコール情報36)を記録しており、情報端末8は、商品に付された商品ID11を読み取ると、商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを商品情報管理サーバ3に問い合わせ、問い合わせ結果を受信して表示する。これにより、メーカ、店舗、生活者等は、情報端末8を使用して商品の商品IDを読み取ることで、商品の安全性を簡単に確認できる。また、商品情報管理サーバ3の商品データベース30は商品ID11と対応づけて商品に関する情報(包材情報32(包材製造情報42)、商品製造情報33、輸送情報34、販売情報35)を記録しているため、商品データベース30の情報に基づいて商品の不具合の原因を調査し、同じ不具合が発生するおそれのある他の商品を容易に検索できる。また、回収または廃棄すべき商品の商品IDは公開され、また、情報端末8の商品情報表示アプリの通知機能等により通知されるため、商品の確認を促すことができる。また、回収済みの商品については、商品IDを情報端末8で読み込むことで、簡単に商品データベース30における当該商品の回収状況を「回収済み」と記録することができるため、市場に出ている対象商品の消しこみを容易に行うことができる。
なお、上述の実施形態では、商品に関する様々情報(包材情報32、商品製造情報33、輸送情報34、販売情報35)が記録された商品データベース30にリコール情報36(回収または廃棄の対象であるかの情報)を記録する例を示したが、本発明はこれに限定されず、商品データベース30に代えてリコール情報のみが商品IDと対応付けて記録された告知サーバを設け、商品情報管理サーバ3は、情報端末8から商品ID及び回収または廃棄の対象商品であるか否かの問合せを受信すると、告知サーバにアクセスし、商品ID11に対応する商品が回収または廃棄の対象商品であるか否かを取得して情報端末8に送信するようにしてもよい。また、商品情報管理サーバ3は、回収または廃棄の対象商品について、商品データベース30の該当する商品IDに「公開」のフラグを立てて管理するようにしてもよい。また、包材データベース40と商品データベース30は同一サーバ(商品情報管理サーバ3)で管理する例に限定せず、それぞれのメーカ(包材メーカ、商品メーカ)が管理してもよい。また、包材データベース40や商品データベース30へのアクセスは、ユーザによって権限を制限してもよい。
また、本実施の形態では、情報端末8にインストールされた専用のアプリケーションを用いて商品IDを読み取った商品が回収または廃棄の対象であるか否かを表示する例を説明したが、商品情報管理サーバ3の会員サイト(Webサイト)上で回収または廃棄の対象であるか否かの情報を提供してもよい。この場合、ユーザは、情報端末8に予めインストールされているウェブブラウザを起動し、商品情報管理サーバ3の会員サイトのログインページにアクセスし、予め登録した会員ID、パスワード等を入力し、会員サイトにログインする。そして、商品の包材に印刷された商品ID11をカメラ86で撮影し、撮影画像を商品情報管理サーバ3の会員サイトにアップロードすると、商品情報管理サーバ3は、撮影画像から商品ID11を取得し、商品情報表示処理を実行する。商品情報表示処理は、図16のステップS303〜ステップS305と同様である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:商品トレースシステム
2:商品ID生成サーバ
3:商品情報管理サーバ
4:包材メーカ端末
5:商品メーカ端末
6:卸売業者端末
7:店舗端末
8:情報端末
9:ネットワーク
10:包材
11:商品ID
11a:GTINコード
11b:管理番号
13:QRコード(登録商標)
30:商品データベース
31:商品ID
32:包材情報
33:商品製造情報
34:輸送情報
35:販売情報
36:リコール情報
40:包材データベース
41:包材ID
42:包材製造情報
51:コード読取画面
52:問い合わせ結果表示画面
53:メニュー選択画面
54:コード読取画面
55:登録結果表示画面

Claims (18)

  1. 商品の情報を管理する商品情報管理サーバと、情報端末とが通信接続された商品トレースシステムであって、
    前記商品情報管理サーバは、
    商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段を備え、
    前記情報端末は、
    商品に付された商品識別情報を読み取るコード読取手段と、
    読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段による問い合わせ結果を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする商品トレースシステム。
  2. 前記商品識別情報は、GTINコードと管理番号とを組み合わせた情報であることを特徴とする請求項1に記載の商品トレースシステム。
  3. 前記商品識別情報は、SGTINコードであることを特徴とする請求項1に記載の商品トレースシステム。
  4. 前記商品の包装に前記商品識別情報を示すコードが印刷されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品トレースシステム。
  5. 前記商品に中身が充填される前の包装材に前記商品識別情報を示すコードが印刷されていることを特徴とする請求項4に記載の商品トレースシステム。
  6. 前記商品に貼付するラベルに前記商品識別情報を示すコードが印刷されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品トレースシステム。
  7. 前記商品情報管理サーバとネットワークを介して接続された、商品の情報を登録するための登録端末を備え、
    前記登録端末は、
    製造された商品の商品識別情報を読み取る読取手段と、
    前記商品識別情報及び前記商品に関する情報を、前記商品情報管理サーバに送信する送信手段と、を備え、
    前記商品情報管理サーバは、前記登録端末から前記商品識別情報及び前記商品に関する情報を受信すると、当該商品に関する情報を、商品識別情報に対応付けてデータベースに登録する商品情報登録手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の商品トレースシステム。
  8. 前記登録端末は、包材メーカに設置され、前記商品の包材の製造情報を前記商品情報管理サーバに送信する包材製造情報登録端末であることを特徴とする請求項7に記載の商品トレースシステム。
  9. 前記登録端末は、商品メーカに設置され、前記商品の製造情報を前記商品情報管理サーバに送信する製造情報登録端末であることを特徴とする請求項7に記載の商品トレースシステム。
  10. 前記登録端末は、前記商品を輸送する輸送業者に設置され、前記商品の輸送情報を前記商品情報管理サーバに送信する輸送情報登録端末であることを特徴とする請求項7に記載の商品トレースシステム。
  11. 前記登録端末は、前記商品を販売する店舗に設置され、前記商品の販売情報を前記商品情報管理サーバに送信する販売情報登録端末であることを特徴とする請求項7に記載の商品トレースシステム。
  12. 回収または廃棄すべき商品の商品識別情報を公開する公開手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の商品トレースシステム。
  13. 前記情報端末は、回収した商品から読み取った商品識別情報とともに、回収済みである旨の情報を前記商品情報管理サーバに送信し、
    前記商品情報管理サーバは、前記情報端末から前記商品識別情報及び回収済みである旨の情報を受信すると、商品識別情報に対応付けて回収済みである旨を登録する回収情報登録手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の商品トレースシステム。
  14. 商品の情報を管理する商品情報管理サーバであって、
    商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段と、
    通信接続された情報端末からの問い合わせに応答して、前記商品識別情報に対応する商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を前記記憶手段から取得し、前記情報端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする商品情報管理サーバ。
  15. 商品の情報を管理する商品情報管理サーバと通信接続可能な情報端末であって、
    前記商品情報管理サーバは、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段を有し、
    前記情報端末は、
    商品に付された商品識別情報を読み取るコード読取手段と、
    読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段による問い合わせ結果を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする情報端末。
  16. 商品の情報を管理する商品情報管理サーバと、情報端末とが通信接続された商品トレースシステムにおける商品トレース方法であって、
    前記商品情報管理サーバが、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記憶部に記録するステップと、
    前記情報端末が、
    商品に付された商品識別情報を読み取るステップと、
    読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせるステップと、
    問い合わせ結果を表示するステップと、
    を含むことを特徴とする商品トレース方法。
  17. コンピュータを、
    商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段、
    通信接続された情報端末からの問い合わせに応答して、前記商品識別情報に対応する商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を前記記憶手段から取得し、前記情報端末に送信する送信手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  18. 商品の情報を管理し、商品を一意に識別する商品識別情報と対応付けて、該商品が回収または廃棄の対象であるか否かの情報を記録する記録手段を有する商品情報管理サーバと通信接続可能なコンピュータを、
    商品に付された商品識別情報を読み取るコード読取手段、
    読み取った商品識別情報が付された商品が回収または廃棄すべき商品であるか否かを前記商品情報管理サーバに問い合わせる問い合わせ手段、
    前記問い合わせ手段による問い合わせ結果を表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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