JP2020030469A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載のような情報処理システムでは、ユーザからの検索クエリを受け付け、検索クエリに対する施設を検索する。この際、この情報処理システムでは、検索クエリと合致する属性を特定し、その属性に関連する施設に属性スコアを付与する。そして、検索クエリに基づいて各施設に付与される一般スコアに、前記属性スコアを反映させて出力順位を決定し、上位の施設を検索結果として出力する。
例えば、ユーザが恋人とデートをする場合を想定する。ユーザは、初回のデートでは、店舗内が明るく開放的な雰囲気の飲食店を求める場合がある。または、ユーザは、恋人に加え、気の許せる数人の友人と一緒にスポーツを楽しめるスポーツ施設を求めることがある。一方、複数回のデートを重ねることで、ユーザは、恋人と2人きりになれる個室タイプの飲食店や、夜景が楽しめる展望台等を求めることがある。
しかしながら、従来の施設紹介システムでは、ユーザが、検索クエリとして、「多人数」「個室タイプ」や「夜景」等のキーワードを入力しなければ、上記のようなユーザが求める最適な施設を検索することができない。これに加え、ユーザや恋人の嗜好に応じた検索クエリをさらに入力する必要もあり、施設検索に係る処理が煩雑となっていた。
図1は、本実施形態の情報処理装置であるサーバ装置10を含む情報処理システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、サーバ装置10と、サーバ装置10にネットワーク(例えばインターネット等)を介して通信可能に接続される複数のユーザ端末20とにより構築されている。なお、図1において、ユーザ端末20のうちの1つを、第一ユーザが操作する第一ユーザ端末20Aとして示し、第一ユーザと恋人等の人間関係にある第二ユーザが操作するユーザ端末20を第二ユーザ端末20Bとして示している。
このような情報処理システム1では、各ユーザが、ユーザ端末20を操作してプロフィール等のユーザ属性を含むユーザ情報をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、得られたユーザ情報をデータベースに登録し、ユーザが許可した特定のユーザ属性を閲覧可能に公開してユーザ間のコミュニケーションをサポートする。例えば、システム上でユーザ間のメッセージ交換を許可したり、ユーザ属性に基づいて相性が合う他のユーザを紹介したりする。
このユーザの関係性としては、男女関係、友人関係、親子関係、職場等における先輩後輩関係、上司と部下との関係等、複数の人間関係を例示できるが、本実施形態では、一例として、男女関係にあるユーザ(第一ユーザ及び第二ユーザ)に対する施設検索処理(デート提案処理)について以降に説明する。
図2は、本実施形態のサーバ装置10の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態のサーバ装置10は、コンピュータにより構成され、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、等を含んで構成されている。
通信部11は、ネットワークに接続されており、ネットワークを介してユーザ端末20や、ネットワーク上のその他の装置と通信する。
この記憶部12は、ユーザデータベース(ユーザDB12A)と、施設データベース(施設DB12B)と、関係管理データベース(関係管理DB12C)とを含んで構成されている。
また、記憶部12は、ユーザへのメッセージを記憶するメッセージ記憶部を備える。このメッセージ記憶部12Dには、ユーザ毎のメッセージボックスが設けられており、ユーザに送信されたメッセージがメールボックス内に記憶される。
なお、ここでは、サーバ装置10の記憶部12に、ユーザDB12A、施設DB12B、関係管理DB12C、メッセージ記憶部12Dが設けられる例を示すが、サーバ装置10とネットワークを介して通信可能に接続された他のデータサーバに、これらの、ユーザDB12A、施設DB12B、関係管理DB12C、メッセージ記憶部12Dが設けられる構成としてもよい。
さらに、記憶部12には、サーバ装置10を情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムが記憶されている。
ユーザDB12Aは、ユーザ毎のユーザ情報を記憶するデータベースである。
このユーザ情報は、ユーザID、ユーザ名、ユーザ属性、スケジュール情報、履歴情報等を含む。
ユーザIDは、個々のユーザを識別するための情報であり、ユーザ名は、ユーザの名称(氏名やハンドルネーム等)である。
施設DB12Bには、複数の施設情報が記憶されている。施設情報には、施設ID、施設名、施設位置、施設属性等の各種情報が含まれる。
施設IDは、個々の施設を識別するための情報であり、各施設情報には、それぞれ1つの施設IDが付与されている。施設名は、施設の名称を示す情報であり、施設位置は、施設の住所や経緯度等の施設の位置を示す情報である。
また、施設属性として、ユーザから送信される評価や、投稿情報が記録されていてもよい。評価としては、例えば、施設内の明るさ、静かさ、カップル向きや女子会向き等の施設の雰囲気や状態に対する複数の項目、飲食物の美味しさ等の施設で取り扱う商品やサービスに対する複数の項目が含まれていてもよい。
投稿情報としては、例えばユーザが投稿したテキスト文章の他、テキスト文章の解析により得られたキーワード等がタグとして記録されていてもよい。
関係管理DB12Cには、ユーザ間の関係性を示す関係管理情報が記録されている。なお、ここでは、関係管理DB12Cに関係管理情報が記録される例を示すが、ユーザ情報に関係管理情報が含まれていてもよい。
この関係管理情報には、ユーザID、関係ユーザID、デート回数、施設利用情報、近傍話題情報、及び親密度等が記録される。
個々のユーザに対して、それぞれ1つの関係管理情報を形成する場合、ユーザIDは、主体となるユーザ(第一ユーザ)を識別するユーザIDとなる。関係ユーザIDは、ユーザIDにより特定される第一ユーザと関係があるユーザのユーザIDである。つまり、第一ユーザと恋人関係、または、第一ユーザが好意を持っている、あるいは、第一ユーザに好意を持っている他のユーザのユーザIDである。
複数のユーザと関係を有する第一ユーザでは、そのユーザの数だけ関係ユーザIDが記録され、各関係ユーザIDに関連付けられてデート回数、施設利用情報、近傍話題情報、及び親密度が記録される。
施設利用情報には、ユーザ同士で利用した施設の利用施設履歴、施設に対する評価、利用施設傾向等が記録される。
利用施設履歴は、ユーザがデートで利用した施設の履歴である。利用施設履歴に記録される施設は、サーバ装置10からユーザ端末20にデート提案情報として紹介された施設であってもよく、デート提案情報とは別に個別にユーザ同士で訪れた施設であってもよい。
つまり、施設に対する評価、特に施設の雰囲気等のステータス属性に関する評価は、施設の利用目的や、共に施設を利用する他のユーザによって変化する場合がある。例えば、第一ユーザが同性の友人と訪れた際に、施設内の明るさが適切であると感じた施設であっても、第一ユーザが恋人と施設を訪れた際に、施設内が暗すぎて相手がよく見えないと、不満を感じる場合もある。つまり、施設利用情報に記録される評価は、第一ユーザと第二ユーザとの関係性に基づいた評価となる。
親密度は、ユーザ同士の関係性を示すパラメーターの1つであり、ユーザ同士の親密さを示す値となる。例えば、ネットワーク上で知り合ったものの、会ったことがない関係では第1ランクの親密度、1回だけ会ったことがある関係を第2ランクの親密度、2回デートしたことがある関係を第3ランクの親密度、3回のデートを積み重ねた関係を第4ランクの親密度等とする。
なお、上記例では、デート回数に応じて親密度が上がる一例であるが、これに限定されない。例えば、本実施形態では、ユーザ間でのメッセージ送受信の回数や頻度、メッセージの内容等により親密度が算出される。つまりメッセージ送受信の回数や頻度が高い程、ユーザ同士が親密である可能性が高い。また、メッセージの内容において、デートの場所や日付を求めるキーワードが多い程、親密である可能性が高い。さらに、メッセージの文体において、敬語体から相手と対等な言葉使い(いわゆる、タメ語)に変化した場合、親密度が上がった可能性が高い。メッセージの回数や頻度や内容、デート回数等の複数の要素に基づいてユーザ間の親密度が算出されることがより好ましい。
さらには、親密度として、過去の親密度の履歴が記録されていてもよい。
このデート施設対応情報には、ユーザ同士の関係性に対して、ユーザ間の関係を好適に進展させるための施設のステータス属性が記録されている。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路により構成される。制御部13は、記憶部12等に記憶されているプログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
そして、制御部13は、記憶部12に記憶された情報処理プログラムを読み取り実行することで、図2に示すように、ユーザ情報取得部131、回数取得部132、メッセージ送受信部133(メッセージ取得部)、キーワード解析部134、関係判定部135、スケジュール調整部136、施設検索部137、評価取得部138、及び施設傾向判定部139等として機能する。
あるいは、回数取得部132は、第一ユーザ端末20Aで測位される第一ユーザの位置の履歴と、第二ユーザ端末20Bで測位される第二ユーザの位置の履歴とを受信してもよい。この場合、回数取得部132は、同一の時刻帯で、所定の施設内で第一ユーザと第二ユーザの位置情報が一致した場合に、出会った回数をカウントアップする。この場合、ユーザの施設評価情報等の送信操作を不要にできる。
また、メッセージ送受信部133は、ユーザ端末20から、メッセージを確認する旨の要求を受信した際に、メッセージボックスに記憶されたメッセージを読み出し、ユーザ端末20に送信する。
また、関係判定部135は、各ユーザのユーザタイプを判定する。ユーザタイプとは、ユーザの性格を示す情報であり、例えば関係管理情報やユーザ情報等に基づいて判定される。ユーザタイプには、例えば、恋愛や人付き合い等に対して引っ込み思案な内気タイプ、活発で相手を引っ張るリードタイプ等が挙げられる。第一ユーザのユーザタイプと、第二ユーザのユーザタイプの組み合わせは、第一ユーザ及び第二ユーザの関係性の1つとなる。
施設傾向判定部139は、評価取得部138が取得した各ユーザからの評価結果に基づいて、ユーザが施設を利用する上での施設の嗜好傾向(利用施設傾向)を判定する。
なお、各機能構成の詳細な説明は後述する。
ユーザ端末20は、上述のように、ユーザが保有するコンピュータであり、例えばスマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等により構成される。すなわち、ユーザ端末20は、図1に示すように、表示部21、入力操作部22、端末通信部23、端末記憶部24、及び端末制御部25等を含んで構成される。
表示部21は、例えば液晶ディスプレイ等により構成され、端末制御部25の制御の下、所定の画像を表示させる。
入力操作部22は、例えば表示部21と一体に設けられたタッチパネルにより構成されてもよく、キーボードやマウス等の入力装置により構成されていてもよい。この入力操作部22は、ユーザにより操作されることで、操作に応じた操作信号を端末制御部25に出力する。
端末通信部23は、サーバ装置10やネットワーク上の所定の装置と通信する。
次に、上述したような情報処理システム1における情報処理方法について、説明する。
[登録処理及びメッセージ送受信処理]
まず、情報処理システム1におけるユーザ情報の登録、及びメッセージの送受信処理について説明する。
図3は、本実施形態の情報処理方法に係る、ユーザ情報の登録処理、及びメッセージの送受信処理を示すフローチャートである。
この情報処理システム1を利用するために、ユーザ(第一ユーザや第二ユーザ)は、自分のプロフィールや個人情報等を含むユーザ情報を、ユーザ端末20からサーバ装置10に送信する。これにより、ユーザ情報取得部131は、受信したユーザ情報をユーザDB12Aに登録する(ステップS11)。ユーザ情報は、ユーザが任意のタイミングで自由に更新することが可能な情報である。例えば、第一ユーザは、ユーザIDと、設定されたパスワードとを用いて、第一ユーザ端末20Aからサーバ装置10にアクセスし、ユーザDB12Aに記録された自分のユーザ情報に編集して更新することができる。
例えば、ユーザ間でのメッセージの送受信機能に関し、サーバ装置10は、記憶部12に、登録ユーザのメッセージボックスを形成し、ユーザに対して、情報処理システム1を利用する他のユーザと間でメッセージの送受信を許可する。
第一ユーザが、第一ユーザ端末20Aを操作して、情報処理システム1を利用する第二ユーザに対するメッセージを生成して送信する操作を実施すると、第一ユーザ端末20Aからサーバ装置10に、第二ユーザを宛先とするメッセージが送信される。そして、メッセージ送受信部133は、このようなメッセージを受信すると、ステップS13において、Yesと判断し、受信したメッセージを第二ユーザのメッセージボックスに記録する(ステップS14)。
キーワード解析部134は、抽出したキーワードを、第一ユーザ及び第二ユーザの関係管理情報の近傍話題情報として記録する(ステップS17)。以降、第一ユーザと第二ユーザとの間で、このようなメッセージの送受信が実施される毎に、ステップS13からステップS17の処理が繰り返し実施され、近傍話題情報が蓄積される。
次に、本実施形態の情報処理方法に係るデート提案処理について説明する。図4は、デート提案処理(施設検索処理)のフローチャートである。
本実施形態では、第一ユーザが、例えばメッセージの送受信等によって親密になった第二ユーザと一緒に出掛けることになった場合に、サーバ装置10が提供するデート提案サービスを利用することができる。このデート提案サービスでは、サーバ装置10は、第一ユーザ及び第二ユーザのスケジュール情報等からデートの候補日時と、デートで利用する施設を含むデート提案情報を送信する。
例えば、デート回数(Xd)、メッセージ送受信回数(Xm)、メッセージ送受信頻度(Tm)として、親密度判定値Aを、A=α×Xd+β×Xm×Tm/Tr+γにより算出する。α、βは、それぞれデート回数、メッセージ送受信が親密度に与える重み係数である。Trは、メッセージの送受信頻度の基準値であり、例えば、予め設定された値であってもよく、第一ユーザ及び第二ユーザが知り合ってからの時間等に応じて変化する値であってもよい。
γは、例えばメッセージに含まれるキーワードや、メッセージの文体等から導かれる加点要素である。例えば、メッセージに含まれるキーワードの種類に対して、それぞれレベルを設定し、レベルに応じた加点要素γを加える。具体例を挙げると、挨拶や一般的な社交辞令等のキーワードのみの文章である場合を第1レベルの加点(最低点)とする。ユーザ属性等に基づいたキーワードを第1レベルよりも大きい第2レベルの加点とする。デートの場所や日時等に関するキーワードや、個人を特定可能情報がキーワードとして含まれている場合、さらに点数が大きい第3レベルの加点とする。
また、メッセージの文体の履歴等に基づいて、所定の加点要素を加えてもよい。例えば、メッセージの文体が敬語調から、相手と対等な言葉調(いわゆる、タメ語調)に変化した場合に、所定の加点要素を加算してもよい。
そして、関係判定部135は、算出された親密度判定値Aに基づいて親密度を判定する。例えば、親密度判定値Aの値を複数のランクに区分しておき、算出された親密度判定値Aが属する区分のランクを、親密度として判定する。なお、ここでは、親密度判定値Aから親密度に変換する例を示すが、親密度判定値Aを親密度として以降の処理が行われてもよい。
このステップS23では、関係判定部135は、例えば、ユーザの関係管理情報等に基づいて、ユーザタイプを判定する。
例えば、第一ユーザのユーザタイプを判定する場合、第一ユーザと関係性がある他のユーザ(第二ユーザ以外のユーザを含む)との関係管理情報を用いる。この際、メッセージ送受信回数やメッセージ頻度に対して、デート回数が所定数以下である場合、当該ユーザを、慎重タイプ、内気タイプとして判定してもよい。または、利用施設傾向として記録される施設として、自分のユーザ属性とは異なるタイプの施設が所定数以上記録されている場合、関係判定部135は、当該ユーザのユーザタイプを、従順タイプとして判定してもよい。逆に、利用施設傾向として、自分のユーザ属性に合致した施設属性の施設が多い場合、相手をリードする傾向にあるリードタイプとして判定してもよい。
また、関係管理情報に記録される情報が少ない場合等では、関係判定部135は、ユーザ属性として記録されている、ユーザ自身の性格や趣味等からユーザタイプを予測してもよい。
ステップS24では、スケジュール調整部136は、第一ユーザ及び第二ユーザの双方のスケジュールにおいて予定が入っていない空き日時を候補日時として検出する。この際、スケジュール調整部136は、ステップS22により判定された親密度やステップS23により判定されたユーザタイプに基づいて、候補日時を決定してもよい。
例えば、親密度が第1ランクや第2ランク等の低ランクである場合、スケジュール調整部136は、ランチタイム(例えば、11時から14時までの間)やカフェタイム(例えば、14時から16時までの間)を候補日時とする。また、スケジュール調整部136は、親密度がより高いランクである第3ランク以上である場合、ディナータイム(例えば17時以降)を候補日時として含ませる。
具体的には、施設検索部137は、まず、基準検索クエリを設定する(ステップS25)。基準検索クエリの設定では、施設検索部137は、例えば、第一ユーザ及び第二ユーザの関係管理情報に記録される近傍話題情報を第一優先(最優先)とし、利用施設傾向を第二優先とし、第一ユーザ及び第二ユーザのユーザ属性で共通する事項を第三優先とし、第一ユーザ及び第二ユーザのいずれか一方のユーザ属性(共通していない事項)を第四優先(最も低い優先度)とする。
また、利用施設傾向は、第一ユーザと第二ユーザとの過去のデートで利用した施設の履歴に基づいた情報であり、第一ユーザと第二ユーザとが好む施設の傾向や、第一ユーザ及び第二ユーザのうちの重視すべきユーザ属性の傾向等が記録される。例えば、過去に第一ユーザのユーザ属性に基づいた施設でデートを実施した際に、第二ユーザから当該施設の評価が所定値以下であった場合、施設傾向判定部139によって、利用施設傾向として、第二ユーザのユーザ属性をより重視させるように利用施設傾向が更新される。つまり、複数回のデートが実施されることで、第一ユーザ及び第二ユーザがより楽しめるように利用施設傾向が更新される。よって、利用施設傾向を第二優先の基準検索クエリに設定することで、第一ユーザ及び第二ユーザの好みに合致した施設を検索することが可能となる。
一方、これらの共通するユーザ属性がない場合では、第一ユーザ及び第二ユーザのいずれか一方のユーザ属性として記録される事項を検索クエリとする。
なお、このステップS26での検索処理では、施設検索部137は、一般的な従来のスコア算出に基づいた検索処理を用いる。この際、基準検索クエリにおいて設定された優先度に応じて、スコアを算出する際の重み値を変化させる。例えば、第一優先に対応した施設は最も高い重み値が付与されてスコアが算出される。
具体的には、施設検索部137は、記憶部12に記憶されているデート施設対応情報から、ステップS22からステップS23で得られた親密度、及びユーザタイプの組み合わせに対応する施設属性(ステータス属性)を読み出し、当該ステータス属性を含む施設を絞り込む(検索する)。
なお、この施設の絞り込み処理は、ステップS26により検索された施設から、親密度やユーザタイプ等に対応した施設をさらに抽出する処理であってもよく、ステップS26により検索された施設を、親密度やユーザタイプ等に対応した施設が先頭に表示されるように並び変えるソート処理であってもよい。
これにより、施設検索結果及び候補日時が送信されたユーザ端末20において、施設検索結果及び候補日時が表示され、第一ユーザ及び第二ユーザは、容易に、デートの日程と、訪れる施設とを決定することが可能となる。
図5の例では、第一ユーザ及び第二ユーザのユーザ属性等に基づいて、ステップS26の施設検索処理で、図5(A)に示すような10個の施設が検索される。図5(A)に示される検索結果例は、従来の施設検索処理により得られる検索結果と同様である。
これに対して本実施形態において、例えば、第一ユーザ及び第二ユーザの親密度が低ランクであり、かつ、第一ユーザ及び第二ユーザがともに内気タイプである場合、ランチタイムやカフェタイムが候補日時として提案され、図5(B)に示すように、ランチやカフェに利用可能な飲食店等を候補施設としたデート提案情報が送信される。
一方、第一ユーザ及び第二ユーザの関係性において、親密度が高ランクに変化すると、ディナータイムやミッドナイトタイムが候補日時となり、図5(C)に示すように、個室居酒屋やバー等が候補施設となるデート提案情報が送信される。
次に、フィードバック処理について説明する。図6は、フィードバック処理のフローチャートである。
本実施形態では、第一ユーザ及び第二ユーザが実際にデートを行った後、デート先の施設の評価をサーバ装置10に送信することで、施設検索処理における検索精度を高めることが可能となる。
具体的には、ステップS28によって、施設検索結果と候補日時がユーザ端末20に送信された後、所定時間経過後に、サーバ装置10は、第一ユーザ端末20A及び第二ユーザ端末20Bに、施設評価依頼情報を送信する。図7は、施設評価依頼情報の一例である。なお、本実施形態では、サーバ装置10からユーザ端末20へ、施設評価依頼情報が送信される例を示すが、施設評価フォームのアドレスを示すURLをユーザ端末20に送信し、ユーザが施設評価フォームに対して入力操作を行うことで施設の評価を得る態様としてもよい。
施設名欄310は、例えばプルダウン形式等により複数の施設名からユーザが訪れた施設を選択する入力欄である。プルダウン形式等により表示される施設としては、例えば、デート提案情報として送信された施設を表示させる。
なお、ここでは、施設名欄310に、デート提案情報で提案された施設からいずれかを選択する例を示すが、ユーザが訪れた施設を任意に入力することが可能な態様としてもよい。この場合、ユーザが、デート提案情報として提案された施設とは異なる施設を訪れた場合でも、その施設に対する評価を得ることができる。
訪問日時欄320は、施設を訪れた日時の入力欄である。
なお、ここでは、各項目を評価点で入力する例を示すが、その他テキスト文を入力する入力欄等が設けられていてもよい。
施設評価項目340としては、例えばサービス項目、及びステータス項目等が含まれる。
サービス項目は、例えば、施設が提供する商品やサービスの内容、品質、料金等に関する評価である。例えば、飲食店であれば、提供される飲食物の味、見た目、価格、メニュー数等が挙げられ、スポーツジムであれば、運動器具等の充実度、価格等が挙げられる。
ステータス項目は、例えば、施設の環境に関する項目である。例えば、施設の場所に関して、施設からの風景(夜景等)の評価、施設内の明るさや静寂性、施設を利用する客層等が挙げられる。
具体的には、評価取得部138は、取得した施設評価結果に基づいて、第一ユーザ及び第二ユーザに関する関係管理情報のデート回数を1増加させる。また、利用施設履歴に、施設評価結果に記録されている施設と、利用日時を記録し、さらに、利用施設に対する評価を記録する。
このステップS33では、施設傾向判定部139は、例えば、施設が有する施設属性、第一ユーザのユーザ属性、第一ユーザによる施設評価結果、第二ユーザのユーザ属性、及び第二ユーザによる施設評価結果に基づいて利用施設傾向を判定する。
例えば、第一ユーザ及び第二ユーザのユーザ属性と、対象となる施設の施設属性とを比較し、当該施設が、第一ユーザのユーザ属性に近い施設属性か、第二ユーザのユーザ属性に近い施設属性かを判定する。施設属性とユーザ属性とが近いか否かは、施設属性とユーザ属性とで共通する属性の数により判定することができる。第一ユーザ属性として、好物「オムレツ」「コーヒー」が記録され、第二ユーザ属性として、好物「オムレツ」「紅茶」が記録され、施設属性として「オムレツ」「コーヒー」が記録される場合、施設属性が第一ユーザ属性に近い属性であると判定できる。
また、施設に対する、第一ユーザ及び第二ユーザの施設評価結果に基づいて、第一ユーザ及び第二ユーザが好む利用施設傾向、つまり、第一ユーザ及び第二ユーザの関係をより良好とするために最適となる施設属性を判定する。
例えば、デート先の施設の施設属性が、第二ユーザよりも、第一ユーザのユーザ属性に近い属性を有し、第二ユーザの施設評価結果において不評となる項目がある場合、当該不評とされた項目に対応する施設属性を向上させる旨の利用施設傾向が記録される。また、第二ユーザの施設評価結果において、所定数以上の項目において不評となっていた場合、施設検索を実施する際の施設属性として、第二ユーザのユーザ属性により近い属性とする旨の利用施設傾向が記録される。言い換えると、第一ユーザと第二ユーザとにおいて、どちらのユーザ属性(趣味等)を重視するかのパワーバランスが、利用施設傾向として記録される。
これにより、次回、ステップS26の施設検索処理を実施する際に、第一ユーザまたは第二ユーザが、不評とした点を改善した施設検索を実施することが可能となり、第一ユーザと第二ユーザとがより親密な関係となるような、雰囲気作りを支援することが可能となる。
本実施形態のサーバ装置10の制御部13は、ユーザ情報取得部131、関係判定部135、施設検索部137として機能する。ユーザ情報取得部131は、ユーザ(第一ユーザ及び第二ユーザ)のユーザ属性を含むユーザ情報を取得し、関係判定部135は、第一ユーザと第二ユーザとの関係性を判定する。そして、施設検索部137は、第一ユーザ属性及び第二ユーザ属性の少なくとも一方に対応し、かつ、第一ユーザ及び第二ユーザの関係性に対応する施設属性を含む施設を検索する。これにより、ユーザが求める最適な施設を容易に知ることができる。
これに対して、本実施形態では、ステップS27の処理が実施されることで、ユーザ同士の関係性によって、検索結果が変化する。例えば、「パスタ」との検索キーワードに対して、初回の施設紹介時には、開放的な客室を備えるM1店、M2店、M3店が紹介される。そして、ユーザ同士がデートを複数回繰り返す等によって、親密度が高くなると、「パスタ」との検索キーワードに対して、2人きりになれる個室を備えるN1店、N2店、N3店が紹介される。
したがって、ユーザは、施設検索に係る手間を省略でき、容易に、ユーザが求める最適な施設の検索結果を得ることができる。
これにより、第一ユーザと第二ユーザとが実際に会った回数に基づいて、適正に第一ユーザ及び第二ユーザの関係性(親密度)を判定することができ、関係性に応じた適正な施設を提案することができる。例えば、第一ユーザ及び第二ユーザが初めてデートをする場合、お互いが緊張せずに安心できる施設等が選択されることになる。また、第一ユーザ及び第二ユーザが複数回デートして、親密な関係となっている場合では、お互いがより身近に感じられる空間を提供可能な施設が選択されることになる。すなわち、サーバ装置10は、第一ユーザ及び第二ユーザ間の関係をより良好にするための施設を提案することができる。
例えば、第一ユーザ及び第二ユーザの仲が良く、親密である場合、メッセージの送受信回数も多く、送受信頻度も高くなる。また、メッセージの内容としても、単なる挨拶や社交辞令ではなく、お互いの趣味や興味に対する話題、デートの約束やデートで訪れたい場所等がキーワードとして現れることが多い。したがって、本実施形態のように、メッセージの送受信回数や頻度、メッセージ内容に基づいて、2人の関係性を精度よく判定することができる。
例えば、第一ユーザと第二ユーザとの親密度が低く、両者とも内気タイプである場合と、同じく親密度が低いが、両者のいずれかが異性に対して積極的なタイプである場合とでは、ユーザタイプの組み合わせによって、異なる施設が検索されることになる。つまり、本実施形態では、第一ユーザと第二ユーザの親密度に加え、第一ユーザ及び第二ユーザのそれぞれの性格を考慮した施設を絞り込むことができ、2人の関係性をより良好にするための好適な施設を提案することが可能となる。
一般に、ユーザが過去に利用した複数の施設が、自身のユーザ属性よりもデート相手のユーザ属性に近い施設属性を有している場合、そのユーザの性格(ユーザタイプ)は、比較的おとなしい内気タイプであるか、相手に合わせる従順タイプ、または相手に対する優しさを重視する気配りタイプ等である可能性が高い。なお、本実施形態では、ユーザからの施設評価情報に基づいて、利用施設傾向も更新される。したがって、内気タイプであっても、例えば自分の趣味等に強い拘りがある場合には、サーバ装置10から紹介される施設も改善されることになる。すなわち、本実施形態のように、関係判定部135は、施設評価情報によって更新される利用施設履歴、及びユーザ属性に基づいて、そのユーザがどのような施設を好むかを精度よく判定することができる。
一般に、施設を一人で利用する場合では、そのユーザのユーザ属性に基づいた施設検索を実施する。この場合、ユーザが求める施設を検索することができる。一方、複数人で利用する施設を検索する場合、各々のユーザ属性のうちの共通するユーザ属性に基づいて施設を検索してもよいが、この場合、一部の限られた施設しか検索できない場合がある。また、パートナーとデートを楽しむ場合、相手の好みに合わせたいと思うユーザや、相手に自分の好みを教えたいと思うユーザ等、様々なユーザが存在し、かつ、デートの相手のパートナーによって付き合い方が変化する場合もある。よって、第一ユーザ及び第二ユーザの共通属性に基づいた施設検索では、ユーザの満足度が不十分となる場合も多々ある。
これに対して、本実施形態では、第一ユーザと第二ユーザが実際にデートを行った施設に対する、第一ユーザ及び第二ユーザの当該施設に対する評価に基づいた利用施設傾向を用いて施設検索を実施する。これにより、パートナーとの付き合い方が相手によって変化する場合でも、ユーザの嗜好に合わせた施設検索を実施することが可能となる。
例えば、第一ユーザ及び第二ユーザが知り合ったばかりで、親密度が低い場合では、ランチタイムやカフェタイムをデートの候補日時として抽出する。また、親密度が高い場合では、ディナータイム以降を候補日時として含ませる。これにより、第一ユーザ及び第二ユーザが、お互いを警戒することなく、気軽に会いやすい日時を設定することができ、2人の関係性のさらなる進展を支援することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
[変形例1]
上記実施形態では、サーバ装置10では、男女関係や恋愛関係にある第一ユーザ及び第二ユーザに対してデート提案情報を提供する例を示しているが、これに限定されない。例えば、ユーザ同士の関係性としては、友人関係、親子関係、同僚関係、先輩後輩関係、上司部下関係等、様々な人間性に対応した施設検索を実施する情報処理装置に適用することができる。
例えば、サーバ装置10は、友人関係に基づいて、友人同士で遊びに行く日程や施設を提案してもよい。この場合、回数取得部132は、例えば一緒に行動した(遊んだ)回数や、出会った回数等をカウントすればよい。また、同僚関係や、上司と部下の関係性等では、回数取得部132は、同じプロジェクトに参加した回数や、飲み会等に参加した回数等をカウントすればよい。
また、関係管理情報として、第一ユーザと第二ユーザとの関係性として、友人関係であるか、恋愛関係であるか、職場の同僚であるか等を示す、間柄情報をさらに記録してもよい。この場合、間柄情報に基づいた施設を検索することができる。
上記実施形態では、SNS等の情報処理システム1に登録されている第一ユーザ及び第二ユーザを対象として、デート提案処理を実施したが、第一ユーザのみが、情報処理システム1を利用するユーザとしてユーザ登録されていてもよい。この場合、第一ユーザが、第一ユーザ端末20Aを操作して、第一ユーザと第二ユーザとの関係性(親密度やお互いのユーザタイプ)等をサーバ装置10に入力すればよい。
上記実施形態では、各ユーザのそれぞれに対応した関係管理情報が記憶部12に記憶されている。したがって、第一ユーザの関係管理情報に、第二ユーザとの関係が記録されている場合、第二ユーザの関係管理情報に、第一ユーザとの関係が同様に記録される。
ここで、第一ユーザの関係管理情報に記録される第二ユーザに対する親密度と、第二ユーザの関係管理情報に記録される第一ユーザに対する親密度とが異なる親密度であってもよい。
例えば、第一ユーザが第二ユーザに片思いをしている場合等では、第一ユーザの第二ユーザに対するメッセージ回数や頻度に対して、第二ユーザの第一ユーザに対するメッセージ回数や頻度が小さくなる。この場合、関係判定部135は、メッセージの回数や頻度に基づいて、第二ユーザの第一ユーザに対する親密度を、第一ユーザの第二ユーザに対する親密度よりも低く判定してもよい。
上記実施形態において、スケジュール調整部136は、第一ユーザ及び第二ユーザのスケジュールに加え、第一ユーザ及び第二ユーザの位置に基づいて、候補日時を設定してもよい。例えば、第一ユーザ及び第二ユーザの職場が離れていて、ランチタイムやカフェタイムでの時間設定が困難である場合は、ディナータイムの候補日時に調整されてもよい。
上記実施形態では、施設検索部137は、施設検索処理として、まず、基準検索クエリに基づいて施設を検索し、検索された施設を、第一ユーザ及び第二ユーザの関係性に基づいて絞り込んだ。これに対して、施設検索部137は、利用施設傾向に基づいた優先度のユーザ属性と、第一ユーザ及び第二ユーザの関係性に対応した施設のステータス属性とを検索クエリとして施設検索を実施し、その検索結果をデート提案情報としてユーザに送信してもよい。
上記実施形態において、関係判定部135は、デート回数、メッセージの送信回数や頻度、メッセージ内に含まれるキーワード等に基づいて親密度判定値や親密度を算出する例を示したが、これらのうちのいずれか1つを用いて親密度を算出してもよい。
さらに、関係判定部135は、メッセージに含まれるキーワードの継続性を判定してもよい。例えば、第一ユーザから、所定のキーワード“K”を含むメッセージが送信された場合、関係判定部135は、第1の加点要素γ1を親密度判定値Aに加算する。この後、第二ユーザからキーワード“K”、またはキーワード“K”と関連性のあるキーワード“K2”を含むメッセージが返信された場合に、関係判定部135は、第1の加点要素γ1より大きい第2の加点要素γ2を親密度判定値Aに加算する。以降、キーワード“K”、あるいは、キーワード“K”と関連性のあるキーワード“K2”がメッセージに含まれる度に加点要素γを増大させる。なお、キーワード“K”と、キーワード“K”に関連するキーワード“K2”とは、例えば辞書ファイル等に記録しておけばよい。
また、施設検索時においても、当該キーワード“K”に基づいた施設検索を実施することで、第一ユーザと第二ユーザとの共通の話題に関する施設検索が実施でき、第一ユーザ及び第二ユーザの関係性の進展に大きく貢献することができる。
上記実施形態では、サーバ装置10は、第一ユーザ端末20Aからデート相手である第二ユーザを指定したデート提案要求を受信することで、デート提案情報を第一ユーザ端末20Aに送信した。
これに対して、サーバ装置10は、第一ユーザ端末20Aや第二ユーザ端末20Bに所定のタイミングで、レコメンド情報としてデート提案情報を送信してもよい。このタイミングとしては、第一ユーザと第二ユーザとが初めてメッセージを送受信した日時から所定日時経過後等を例示できる。また、第一ユーザと第二ユーザとのメッセージ送受信が所定回数となったタイミングであってもよい。
あるいは、特定のキーワード“K”、及び、キーワード“K”と関連性のあるキーワード“K2”が含まれるメッセージが所定回数送受信されたタイミングであってもよい。
例えば、ユーザは、デート相手を「第二ユーザ」とし、検索施設を「レストラン」等に絞る旨のデート提案要求をユーザ端末20からサーバ装置10に送信してもよい。この場合、ステップS25において、施設検索部137は、基準検索クエリとして、入力された条件を第一優先として、基準検索クエリを設定することが好ましい。
上記実施形態において、ステップS21でデート提案要求を受信すると、関係判定部135は、ステップS22の親密度算出処理を実施した後、ステップS23でさらに、ユーザタイプを判定した。また、施設検索部137は、ステップS25の基準検索クエリを設定した後、ステップS26で基準検索クエリに基づいた検索処理を実施し、さらにステップS27で、ユーザの関係性に基づいた絞り込み処理を実施した。
これに対して、AIを用いた機械学習を利用して、より簡易なフローにより施設を検索してもよい。例えば、サーバ装置10は、複数のユーザについて、ユーザ属性、メッセージの送受信回数や頻度、1通あたりのメッセージの文字数、及びユーザのインターネット上の行動履歴(例えば検索履歴や購入履歴)、デート回数等を特定可能な施設利用情報を入力用データとして蓄積している。また、サーバ装置10は、各ユーザが他のユーザと共に施設を利用した際の施設に対する評価等を含む利用履歴情報を出力検証用データとして蓄積している。
このモデルは、収集された多数のカップルのデータから最適な施設属性を抽出するためのモデルであり、第一ユーザ及び第二ユーザと類似する入力用データを有するカップルに基づいて、第一ユーザ及び第二ユーザの現在のメッセージの送信回数や頻度、デート回数に対応する関係性に対応した施設属性(ステータス属性)を出力する。よって、ステップS22やステップS23、ステップS25の処理を省略でき、ステップS26及びステップS27の代わりに、モデルから出力された施設属性を用いた検索処理を実施すればよい。また、デート提案要求として、ユーザから検索条件が入力されている場合は、モデルから出力された施設属性と、入力された検索条件とを用いた施設検索処理を実施すればよい。
Claims (10)
- 第一ユーザに関する第一ユーザ属性、及び第二ユーザに関する第二ユーザ属性を取得するユーザ情報取得部と、
前記第一ユーザと前記第二ユーザとの関係性を判定する関係判定部と、
施設及び前記施設の属性に関する施設属性を関連付けた施設データを記憶する施設データベースから、前記第一ユーザ属性及び前記第二ユーザ属性の少なくとも一方に対応し、かつ、前記第一ユーザ及び前記第二ユーザの前記関係性に対応する前記施設を検索する施設検索部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第一ユーザと前記第二ユーザとが実際に会った回数を取得する回数取得部を備え、
前記関係判定部は、前記回数に基づいて前記関係性を判定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第一ユーザが操作する第一ユーザ端末から送信される前記第二ユーザへのメッセージ、及び前記第二ユーザが操作する第二ユーザ端末から送信される前記第一ユーザに対するメッセージを取得するメッセージ取得部を備え、
前記関係判定部は、前記メッセージに基づいて、前記関係性を判定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記関係性は、前記第一ユーザ及び前記第二ユーザの親密さを示す親密度を含む
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記関係性は、前記第一ユーザの性格であるユーザタイプと、前記第二ユーザの性格であるユーザタイプとの組み合わせを含む
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項5に記載の情報処理装置において、
前記関係判定部は、前記第一ユーザが他のユーザとともに利用した前記施設の履歴と、前記第一ユーザ属性とに基づいて前記第一ユーザのユーザタイプを判定し、前記第二ユーザが他のユーザとともに利用した前記施設の履歴と前記第二ユーザ属性とに基づいて、前記第二ユーザのユーザタイプを判定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記施設に対する前記第一ユーザの評価、及び前記施設に対する前記第二ユーザの評価を取得する評価取得部と、
前記第一ユーザ属性、前記第二ユーザ属性、及び前記評価に基づいて、前記第一ユーザ及び前記第二ユーザの前記施設の嗜好傾向を判定する施設傾向判定部と、を備え、
前記施設検索部は、前記第一ユーザ属性及び前記第二ユーザ属性の少なくとも一方と、前記関係性と、前記施設の嗜好傾向とに基づいて、前記施設を検索する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項の情報処理装置において、
前記ユーザ情報取得部は、前記第一ユーザ及び前記第二ユーザのスケジュールを取得し、
前記第一ユーザ及び前記第二ユーザが合う候補日時を調整するスケジュール調整部を備え、
前記スケジュール調整部は、前記第一ユーザのスケジュール、前記第二ユーザのスケジュール、及び、前記第一ユーザと前記第二ユーザの前記関係性に基づいて前記候補日時を調整する
ことを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータにより施設を検索させる情報処理方法であって、
前記コンピュータは、ユーザ情報取得部、関係判定部、及び施設検索部を備え、
前記ユーザ情報取得部が、第一ユーザに関する第一ユーザ属性、及び第二ユーザに関する第二ユーザ属性を取得するステップと、
前記関係判定部が、前記第一ユーザと前記第二ユーザとの関係性を判定するステップと、
前記施設検索部が、前記施設及び前記施設の属性に関する施設属性を関連付けた施設データを記憶する施設データベースから、前記第一ユーザ属性及び前記第二ユーザ属性の少なくとも一方に対応し、かつ、前記第一ユーザ及び前記第二ユーザの前記関係性に対応する前記施設を検索するステップと、
を実施することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータにより読み取り実行される情報処理プログラムであって、
前記コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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