JP2020030289A - コンテンツ再生プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】音楽の再生機能を備えるコンピュータに、生活スタイルに合わせた音楽を自律的に再生させる。【解決手段】音楽再生プログラム291は、ユーザの状況を検知する各種センサと、複数の音楽またはこれら音楽をリスト化したプレイリストを格納する記憶部29と、音楽を再生する再生部を備えるスマートフォン2に、これらセンサが検知した状況情報と複数の音楽およびプレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報293に基づき、音楽またはプレイリストを特定する工程、特定された音楽またはプレイリストを再生する工程を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、スマートフォンなどの携帯端末のCPUに、音声や動画などのコンテンツを再生させるためのコンテンツ再生プログラムに関する。
近年のスマートフォンの普及に伴い、スマートフォンで音楽を鑑賞することが一般的となっている。しかし、近年の記憶容量の増大に伴い、スマートフォンに格納可能な音楽数は極めて多くなり、ユーザが全体を検索するのが困難になっている。このような状態を回避するため、リピート再生やシャッフル再生という機能が用意されている。
リピート再生は、選択したアルバム、プレイリスト、一連の曲を繰り返し再生する機能のことをいう。しかし、このような状態でユーザは、自身が記憶している一部の音楽のみを繰り返し再生することが多く、記憶容量の増大に伴うメリットを享受できないという問題がある。
シャッフル再生とは、アルバム、プレイリスト、一連の曲をランダムな順序で再生する機能のことをいう。この機能によれば、スマートフォンに格納された多数の音楽を有効に活用することができる。しかし、シャッフル再生はランダムに音楽を再生するため、再生された音楽が、ユーザの状況と合わない場合がある。
特許文献1には、ホームオートメーションシステムの現在の状態と最後のメディアクエリに基づいてユーザ定義シーンが自動的にキャプチャされる発明が開示されている。該ユーザ定義シーンは格納され、それが起動されるべきことが判定された場合に、サービス要求が送信される。
特許文献2には、現在位置に対応するコンテンツを通知することが可能な発明が開示されている。
特表2017−535209号公報 特開2014−90386号公報
音楽の再生機能を備えるコンピュータに、ユーザの生活スタイルに合わせて自律的に適切な音楽を再生させることで、スマートフォンに格納された膨大な音楽を有効に試聴することができる。
例えば、日曜日の朝、リビングで聴く音楽はプレイリスト#1であるが、寝室で聴く音楽はプレイリスト#2、このアロマ(香り)の空間ではプレイリスト#3、といったことを自動的に行えると、スマートフォンに格納された膨大な音楽を有効に試聴させることができる。
特許文献1に記載されている発明は、ユーザ定義シーンを再現するよう前記ホームオートメーションシステムの前記複数の異なるタイプの装置により提供される複数のサービスを制御する。しかし、この発明では過去の同様な状態で再生した音楽を、同様な状態で再び再生することに限定される。
特許文献2に記載されている発明は、位置情報とコンテンツを対応づけているだけなので、生活スタイルに合わせて、音楽を再生したいと考える場合には不適である。
そこで、本発明は、コンテンツの再生機能を備えるコンピュータに、生活スタイルに合わせたコンテンツを自律的に再生させることを課題とする。
本発明のコンテンツ再生プログラムは、状況を検知するセンサと、複数のコンテンツまたは前記コンテンツをリスト化したプレイリストを格納する記憶部と、前記コンテンツを再生する再生部を備えるコンピュータに、前記センサが検知した状況情報と前記複数のコンテンツおよび前記プレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報に基づき、コンテンツまたはプレイリストを特定する工程、特定された前記コンテンツまたは前記プレイリストを再生する工程を実行させるためのものである。
本発明によれば、コンテンツの再生機能を備えるコンピュータに、生活スタイルに合わせたコンテンツを自律的に再生させることができる。
本実施形態のスマートフォンの概略を示す構成図である。 音楽再生プログラムの処理を示すフローチャートである。 スマートフォンに搭載された各種センサの検知信号と再生する音楽との関連付けを説明する図である。 スマートフォンに搭載された各種センサの検知信号と再生する音楽との関連付け情報を示す図である。 ビーコン装置の概略を示す構成図である。 ビーコン装置と再生する音楽等との関連付けを説明する図である。 ビーコン装置と再生する音楽等との関連付け情報を示す図である。 ビーコン装置に貼付された二次元バーコードを撮影して、所望の音楽やプレイリストと関連付ける処理のフローチャートである。 複数の検知条件の論理和と再生する音楽との関連付けを説明する図である。 複数の検知条件の論理和と再生する音楽との関連付け情報を示す図である。 圧力センサのビーコン装置と光センサのビーコン装置と、再生する音楽との関連付けを説明する図である。 圧力センサのビーコン装置と光センサのビーコン装置と、再生する音楽との関連付け情報を示す図である。 芳香カートリッジであるビーコン装置と台座の外観図である。 芳香カートリッジであるビーコン装置と台座の概略を示す構成図である。 選択されたアロマオイルと再生する音楽等との関連付け情報を示す図である。 クラウドサーバを介して関連付け情報を他者と共有する動作を説明する図である。 ビーコン信号に曲情報が含まれる場合の動作を説明するシーケンス図である。 二次元バーコードにコンテンツ提供情報が含まれる場合の動作を説明する図である。 複数のコンテンツ提供情報の組み合わせによって音楽データを提供する動作を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
この実施形態は、スマートフォン内の各種センサやビーコン装置を利用して生活スタイルに合わせて音楽を再生するものである。
例えば、日曜日の朝、リビングで聴く音楽はプレイリスト#1であるが、寝室で聴く音楽はプレイリスト#2、このアロマ(香り)の空間ではプレイリスト#3、といったことを、ビーコン装置等と音楽コンテンツ等を関連付けることにより、ユーザの状況に応じた音楽を再生する。
図1は、本実施形態のスマートフォン2の概略を示す構成図である。
スマートフォン2は、ネットワーク接続された端末である。このスマートフォン2は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)221と、RAM(Random Access Memory)222と、記憶部29とを備えている。CPU21は、ソフトウェアプログラムを実行する演算装置であり、ROM221や記憶部29に格納されたプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。ROM221は、不揮発性メモリであり、例えばこの端末の基本入出力ソフトウェアが格納されている。記憶部29は、例えばフラッシュメモリなどの書き換え可能な大容量メモリであり、ここでは音楽再生プログラム291(コンテンツ再生プログラム)、再生音楽群292、関連付け情報293を格納している。RAM222は、揮発性メモリであり、CPU21が音楽再生プログラム291を実行する際の一時変数が格納される。このCPU21が、音楽再生プログラム291を実行することにより、音楽(コンテンツ)を再生することができる。
再生音楽群292は、このスマートフォン2が再生可能な音楽(音楽データ)と、それら複数の音楽をリスト化したプレイリストを含んで構成される。関連付け情報293は、ユーザの状況と再生する音楽の関連付けに係る情報である。
スマートフォン2は、ビーコンモジュール23、撮像部241、マイク242、通信部25、タッチパネルディスプレイ26、スピーカ27を備えている。スマートフォン2は更に、GPSセンサ281、光センサ282、計時部283、加速度センサ284、ジャイロセンサ285、近接センサ286、指紋センサ287、磁気センサ288などの各種センサを備えている。各種センサは、ユーザの状況を検知するものである。
ビーコンモジュール23は、自身の近傍に位置するビーコン装置の信号を受信するモジュールである。ビーコンモジュール23は、ビーコン装置を検知して通信する通信部に相当し、更にビーコン装置が外部に示すビーコン信号に含まれる情報を入力する入力部に相当する。
撮像部241は、映像を撮影して電気信号に変換する。スマートフォン2は、この撮像部241により、例えば二次元バーコードを撮影して、撮影した画像に含まれる情報を取得できる。マイク242は、音声を収録して電気信号に変換する。撮像部241は、ビーコン装置が外部に示す二次元バーコードを撮像して入力する入力部に相当する。
通信部25は、携帯電話の基地局またはWi-Fi(登録商標)ルータとの通信を行う。
タッチパネルディスプレイ26は、例えば透明電極で構成されたタッチパネルとディスプレイとが積層されて構成されており、操作部および表示部として機能する。
スピーカ27は、電気信号を音声に変換するものである。
GPSセンサ281は、GPS衛星の電波を受信するものである。GPSセンサ281が受信したGPS衛星の電波により、CPU21は、自身の現在位置を知ることができる。
光センサ282は、周囲の明るさを検知するセンサであり、例えば画面輝度の調整に用いられる。
計時部283は、例えば水晶発振子などの発振信号をカウントして時刻や日時を計時する。
加速度センサ284は、スマートフォン2に加えられた加速度を検知するセンサであり、例えば重力加速度の検知によりスマートフォン2の向きを検知する。
ジャイロセンサ285は、スマートフォン2に加えられた角加速度を検知するセンサであり、例えばスマートフォン2の回転角を検知して、それに応じた仮想表示などを行う。
近接センサ286は、近接するものを検知するセンサであり、例えばユーザが通話する時にタッチパネルディスプレイ26に顔を近づけたことを検知して、このタッチパネルディスプレイ26の表示を消去する。
指紋センサ287は、指紋パターンを検知するセンサであり、例えば生体認証によるユーザの識別などに用いられる。
磁気センサ288は、磁力を検知して方角を示すセンサであり、地磁気センサ、磁力センサ、電子コンパスとも呼ばれる。
図2は、音楽再生プログラム291の処理を示すフローチャートである。
音楽再生プログラム291は、各種センサからの入力情報と再生する音楽とを関連付ける機能を有している。音楽再生プログラム291を実行すると、CPU21は、ステップS10〜S13の処理を繰り返す。
CPU21は、各種センサからの入力情報を検知する(S10)。この入力情報は、ユーザの状況に係る情報である。
次にCPU21は、検知した入力情報で関連付け情報293を検索する(S11)。CPU21は、検知した入力情報に対して音楽またはプレイリストが関連付けられているか否かを判定する(S12)。これらステップS11,S12の処理は、各種センサが検知した状況情報と複数の音楽およびプレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報293に基づき、音楽またはプレイリストを特定する工程に相当する。
CPU21は、検知した入力情報に対して音楽またはプレイリストが関連付けられていたならば(Yes)、ステップS13に進み、検知した入力情報に関連付けられた音楽またはプレイリストを自律的に再生して、ステップS10の処理に戻る。このステップS13の処理は、特定されたコンテンツまたは前記プレイリストを再生する工程に相当する。
ステップS12において、CPU21は、検知した入力情報に対して音楽またはプレイリストが関連付けられていなかったならば(No)、ステップS10の処理に戻る。
図3は、スマートフォン2に搭載された各種センサの検知信号と再生する音楽との関連付けを説明する図である。
ここで関連付け処理部211は、CPU21が音楽再生プログラム291を実行することによって具現化するものである。
関連付け処理部211は、光センサ282が光を検知したときに、再生音楽群292に含まれる音楽#1を再生する。
関連付け処理部211は、GPSセンサ281が所定位置を検知したときに、再生音楽群292に含まれるプレイリスト#1を再生する。
図4は、スマートフォン2に搭載された各種センサの検知信号と再生する音楽との関連付け情報293を示す図である。
関連付け情報293は、項目欄と音楽欄と、複数の条件欄を格納している。
項目欄は、各関連付けに付与された項目名を格納する。項目欄に記入する項目名は、ユーザが任意に記入設定してもよいし、関連付け情報293に予め用意されている複数の項目名候補の中からユーザが選択する構成であってもよい。音楽欄は、再生対象となる音楽情報を格納する。条件欄は、この関連付けに関する条件を格納する欄であり、複数の条件が格納されたときには、その論理和が適用される。
第1の関連付けは、項目として「目覚め」が格納され、条件として「光センサ:光検知」が格納され、再生対象となる音楽として、「音楽#1」が格納されている。
第2の関連付けは、項目として「スポーツセンタ」が格納され、条件として「GPSセンサ:スポーツセンタの近傍を検知」が格納されており、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#1」が格納されている。
図5は、ビーコン装置3の概略を示す構成図である。
各ビーコン装置3は、CPU34とビーコンモジュール35とバッテリ33を備え、表面に二次元バーコード31が貼り付けられている。ビーコン装置3は、二次元バーコード31の情報を外部に示している。ビーコン装置3のCPU34は、ビーコンモジュール35により、自身を識別するビーコン信号を外部に出力する。
図6は、ビーコン装置3a,3bと再生する音楽等との関連付けを説明する図である。
ビーコン装置3a(ビーコン装置A)は、図5に示すCPU34とビーコンモジュール35とバッテリ33を備え、表面に二次元バーコード31が貼り付けられている。ビーコン装置3aのCPUは、ビーコンモジュールにより、自身を識別するビーコン信号を外部に出力する。音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、関連付け処理部211を具現化して、ビーコン装置3aの識別信号と再生する音楽#2とを関連付ける。つまり、関連付け処理部211は、ビーコン装置3aのビーコン信号の入力を検知すると、このビーコン信号に関連付けられた音楽#2を再生する。
二次元バーコード31には、ビーコン装置3aの識別情報がエンコードされている。ユーザが、ビーコン装置3aに貼り付けられている二次元バーコード31を撮影すると、撮像部241は、この二次元バーコード31の光学像を撮像する。関連付け処理部211は、この二次元バーコード31の画像をデコードし、デコードした情報を関連付け情報293に追加する。
ビーコン装置3b(ビーコン装置B)は、圧力センサ32bを含み、図5に示すCPU34とビーコンモジュール35とバッテリ33とを備え、表面に二次元バーコード31が貼り付けられている。ビーコン装置3bは運動靴に組み込まれ、例えばユーザが運動靴を履いたことを検知する。
ビーコン装置3bの圧力センサ32bが所定の入力を検知すると、ビーコン装置3bのCPU34は、ビーコンモジュール35により、自身を識別するビーコン信号を送信する。音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、関連付け処理部211を具現化して、ビーコン装置3bの識別信号と再生するプレイリスト#2とを関連付ける。つまり、関連付け処理部211は、ビーコン装置3bの識別信号と再生するプレイリスト#2とを関連付ける。更に関連付け処理部211は、ビーコン装置3bのビーコン信号の入力を検知すると、このビーコン信号に関連付けされたプレイリスト#2に含まれる音楽を再生する。
これにより、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、ユーザが運動靴を履いたときに、プレイリスト#2に含まれる音楽を再生することができる。この動作は、CPU21が、ビーコン装置3bの識別情報に基づき、プレイリスト#2を特定する工程と、特定したプレイリスト#2を再生する工程に相当する。
ユーザがビーコン装置3bに貼り付けられている二次元バーコード31を撮影すると、撮像部241は、この二次元バーコード31の光学像を撮像する。関連付け処理部211は、この二次元バーコード31の画像をデコードし、デコードした情報によりビーコン装置3bが備える圧力センサ32bと関連付け可能なユーザの状況に関する項目をユーザに提供する。例えば圧力センサ32bでは、圧力範囲を提供し、それぞれの圧力範囲ごとに異なる音楽を関連付けられるようにしてもよい。これにより、ユーザが着座している場合と、直立している場合と、歩行している場合とで、それぞれ異なる音楽を再生させることができる。
また、例えば、ビーコン装置3a,3bなどが温度センサビーコンならば、二次元バーコード31によって温度範囲を提供し、それぞれの温度範囲ごとに異なる音楽を関連付けられるようにしてもよい。
以下、各ビーコン装置3a,3bなどを特に区別しないときには、単にビーコン装置3と記載する。
図7は、ビーコン装置3自体やビーコン装置3に搭載された各種センサの検知信号と再生する音楽等との関連付け情報293を示す図である。
項目欄は、各関連付けに付与された項目名を格納する。音楽欄は、再生対象となる音楽情報を格納する。条件欄は、この関連付けに関する条件を格納する欄であり、複数の条件が格納されたときには、その論理和が適用される。
第1の関連付けは、項目として「音楽#2のプロモーション」が格納され、条件として「ビーコン装置A:信号有り」が格納され、再生対象となる音楽として、「音楽#2」が格納されている。
第2の関連付けは、項目として「運動靴」が格納され、条件として「ビーコン装置B:圧力センサ:ON」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#2」が格納されている。
図8は、ビーコン装置3に貼付された二次元バーコード31を撮影して、所望の音楽やプレイリストと関連付ける処理のフローチャートである。
二次元バーコード31にはビーコン装置3を識別するためのビーコン信号を示す情報がエンコードされている。例えば、Bluetooth(登録商標)ビーコンではUUID(Universally Unique Identifier)やMajorやMinor、Wi-Fi(登録商標)ならばESSID(Extended Service Set Identifier)、MACアドレス、シリアル番号などのID情報、センサの有無、送信するセンサ情報の種類や内容などである。
最初、ユーザは、音楽再生プログラム291の画面上で、関連付けしたい音楽やプレイリストを選択する(S30)。その後、ユーザは、ビーコン装置3に貼り付けられた二次元バーコード31を撮影する(S31)。
音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、撮像部241によって二次元バーコード31を撮像したのち、この二次元バーコード31の光学像を復号する(S32)。そして、CPU21は、復号したビーコン情報と音楽やプレイリストを関連付ける(S33)。ステップS32,S33の処理は、撮像部241によって撮影された二次元バーコード31の画像から関連付け情報を取得する工程に相当する。
その後、CPU21は、タッチパネルディスプレイ26等に問い合わせ画面を表示して、関連付けを終了するか否かをユーザに問い合わせる(S34)。CPU21は、関連付け終了を検知すると(Yes)、図8の処理を終了する。CPU21は、関連付け継続を検知すると(No)、ステップS31に戻り、関連付けを継続する。これにより、複数条件の論理和の関連付けを行うことができる。なお、関連付けしたいビーコン装置3に対して音楽やプレイリストを選択する構成でもよい。その場合、まずユーザは、音楽再生プログラム291を使用して関連付けしたいビーコン装置3に貼り付けられた二次元バーコード31を撮影する。その後、ユーザは、関連付けしたい音楽やプレイリストを選択する。そしてCPU21は、二次元バーコード31の関連付け情報と、選択した音楽やプレイリストとを関連付ける。
なお、ユーザが撮像部241によってビーコン装置3に貼り付けられている二次元バーコード31を撮像すると、CPU21は、そのビーコン装置3と関連付け可能なユーザの状況に関する項目をユーザに提供する構成であってもよい。例えば、ユーザが撮像部241によって温度センサを備えたビーコン装置に貼り付けられ、かつセンサ情報を含む二次元バーコード31を撮像すると、CPU21は、温度範囲に関する項目を検知条件としてユーザに提供する。そして、CPU21は、音楽再生プログラム291の画面上で、関連付けしたいプレイリストとビーコン装置3を選択して関連付けする。
センサ機能を持つビーコン装置3の場合は、そのセンサからの情報を条件としてもよい。例えば、「再生する音楽は音楽#2、条件は温度センサのビーコン装置の温度センサからの入力が所定値以上」などである。その際、例えば温度センサからの所定値を温度30℃とした場合、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、ビーコン装置からの入力により30℃以上と判断した場合に音楽#2を再生する。またユーザは、音楽再生プログラム291を起動して、関連付け情報293の条件欄に対して生活スタイルの条件(検知条件)として日時情報を設定することにより、ユーザの状況や日時と共に関連付けしてもよい。
図9は、複数の検知条件の論理和と再生する音楽との関連付けを説明する図である。
ここでは、関連付け情報293に、「ビーコン装置Cが置かれた自分の部屋、土曜日と日曜日の18:00から22:00に、人感センサビーコン(ビーコン装置D)からの検知信号が有る場合、プレイリスト#3を再生する」という条件が格納されている。
そうした場合、ユーザは、人感センサ32dを備えたビーコン装置3d(ビーコン装置D)とビーコン装置3c(ビーコン装置C)を自分の部屋に置くことで、土曜日と日曜日の18:00から22:00に自分の部屋に入ったならば、スマートフォン2にプレイリスト#3を自動再生させることができる。
ビーコン装置3c(ビーコン装置C)は、図5に示すCPU34とビーコンモジュール35とバッテリ33を備え、表面に二次元バーコード31が貼り付けられている。ビーコン装置3cのCPU34は、ビーコンモジュール35により、自身を識別するビーコン信号を外部に出力する。
ビーコン装置3d(ビーコン装置D)は、人感センサ32dを含み、図5に示すCPU34とビーコンモジュール35とバッテリ33を備え、表面に二次元バーコード31が貼り付けられている。ビーコン装置3dは、ユーザの部屋に配置されており、人感センサ32dによりユーザが自分の部屋にいることを検知する。
ビーコン装置3dの人感センサ32dが所定の入力を検知すると、ビーコン装置3dのCPU34は、ビーコンモジュール35により、自身を識別するビーコン信号を送信する。音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、関連付け処理部211を具現化して、ビーコン装置3c,3dの識別信号、および、土曜日または日曜日の18:00から22:00であることと、再生するプレイリスト#3とを関連付ける。つまり、関連付け処理部211は、ビーコン装置3c,3dの識別信号および計時部283が計時した時刻と、再生するプレイリスト#3とを関連付ける。関連付け処理部211は更に、ビーコン装置3c,3dのビーコン信号の入力を検知し、かつ計時部283が計時した時刻が土曜日または日曜日の18:00から22:00であったならば、関連付けされたプレイリスト#3に含まれる音楽を再生する。
これにより、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、ユーザが週末の18:00から22:00に自分の部屋にいるときに、プレイリスト#3に含まれる音楽を再生することができる。なお、関連付け情報293の条件欄には時刻を設定してもよい。その場合、CPU21は、検知条件の1つとして条件欄に設定された時刻になった場合に音楽を再生することができる。
なお、ビーコン装置3が外部に示すビーコン情報(ビーコン装置の識別情報)は、二次元バーコード31に限定されず、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信などを含む無線通信の信号、ビーコン装置3から発せられる音、光、赤外線などの信号に含まれてもよい。また、ビーコン装置3から外部に送信される(示される)ビーコン信号に含まれてもよい。具体的にいうと、CPU21は、関連付けしたいプレイリストと、ビーコン装置3から送信されるビーコン信号に含まれるIDとを関連付ける。その際、スマートフォン2のビーコンモジュール23が受信したビーコン信号の中で電波強度が一番大きなビーコン信号を採用可能な構成とするとよい。
ビーコン装置3は、関連付け情報293の項目欄を設定するための情報を持っていてもよく、例えば「リビング専用」のビーコン装置3をユーザに提供してもよい。その場合、ビーコン装置3のビーコン信号には「リビング専用」という情報を含む。ユーザが音楽再生プログラム291を起動し、撮像部241によって、このビーコン装置3に貼り付けられている二次元バーコード31を撮影すると、ユーザの状況として自動的に関連付け情報293の項目欄に「リビング」が設定される。つまりCPU21は、二次元バーコード31の撮像データから、ユーザの状況に関する項目「リビング」を設定する。
CPU21は、例えば、スマートフォン2のセンサ情報とビーコン装置からの信号を組み合わせて、再生する音楽と関連付ける。センサには、光センサ、圧力センサ、人感センサ、GPS、加速度センサ、電圧センサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、加速度センサ、ジャイロセンサなど、1つ以上の任意のセンサが含まれる。これらセンサは、スマートフォン2に内蔵されていてもよいし、ビーコン装置3に内蔵されていてもよい。
ビーコン装置3の形状は任意であり、例えば、Bluetooth(登録商標)スピーカなどの他の装置にシールによって貼り付け可能な構成であってもよい。また、ビーコン装置3は、所定のキャラクタ(漫画やアニメのキャラクタ、人物、動物、植物、風景、人工物などの所定のキャラクタをモデルに作られた立体的な造形物(所謂、フィギュア)や、それらの絵や写真が表現されたカード形状であってもよい。
スマートフォン2が光センサを備えている場合や、光センサを備えたビーコン装置3の場合は、部屋の明かりのオンまたはオフを検知する。これにより、スマートフォン2のCPU21は、関連付けされた音楽を再生するとよい。
圧力センサを備えたビーコン装置3の場合には、例えばユーザの質量による圧力を検知する場所にビーコン装置3を設置することにより、ユーザが就寝時にベッドに入ったこと、枕に頭を乗せたこと、椅子や座布団に座ったこと、車の椅子に座ったこと等を検知する。これによりCPU21は、このビーコン装置3に関連付けされた音楽を再生する。また、このビーコン装置3を靴に仕込んだ場合、CPU21は、ユーザが靴を履いたときにユーザの質量による圧力を検知し、音楽を再生したりする。なお、ビーコン装置3を仕込んだ場所が靴底なら、バッテリ33を圧電素子で充電するとよい。これにより、このビーコン装置3をバッテリ33の寿命まで稼働し続けることができる。
温度センサを備えたビーコン装置3の場合には、所定の温度になったことを検知する。これによりスマートフォン2のCPU21が関連付けされた音楽を再生する構成であってもよい。更に、CPU21が温度センサから温度情報を取得し、温度と関連付けされた音楽を再生する構成であってもよい。
人感センサを備えたビーコン装置3の場合には、このビーコン装置3を部屋や車の中などに置いておき、そこへ人が入った場合を検知する。これによりスマートフォン2のCPU21は、このビーコン装置3に関連付けされた音楽を再生するとよい。
スマートフォン2がGPSセンサを備えている場合や、GPSセンサを備えたビーコン装置3の場合には、例えば自宅、会社、自宅から会社への道中などを検知する。これにより、スマートフォン2のCPU21が、場所に応じて関連付けされた音楽を再生するとよい。ユーザは関連付けしたい場所で、音楽再生プログラム291を使用して場所を設定する。その場合、CPU21は、GPSセンサ281によってその場所の情報(緯度、経度等の場所に関する情報)を取得し、関連付け情報293に対してその場所の情報を検知条件として設定する。また、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、はスマートフォン2のタッチパネルディスプレイ26に地図を表示し、その地図に対してユーザが指定した場所の情報(緯度、経度等の場所に関する情報)を関連付け情報293に対して検知条件として設定するように動作してもよい。
スマートフォン2が加速度センサを備えている場合や、加速度センサを備えたビーコン装置3の場合は、移動速度を検知する。これによりスマートフォン2のCPU21が、車で移動中であること、またはランニング中であることなどを判断し、移動速度に関連付けされた音楽を再生するとよい。
電圧センサを備えたビーコン装置3による検出は、後述するアロマカートリッジを台座に接続した際の接続検出を含む。この接続検出時に、スマートフォン2のCPU21が関連付けされた音楽を再生するとよい。
図10は、複数の検知条件の論理和と再生する音楽との関連付け情報293を示す図である。
項目欄は、各関連付けに付与された項目名を格納する。音楽欄は、再生対象となる音楽情報を格納する。条件欄は、この関連付けに関する条件を格納する欄であり、複数の条件が格納されたときには、その論理和が適用される。
この関連付けは、項目として「自分の部屋」が格納され、第1条件として「土曜日と日曜日の18:00−22:00」が格納され、第2条件として「ビーコン装置C:信号有り」が格納され、第3条件として「ビーコン装置D:信号有り・人感センサON」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#3」が格納されている。
図11は、圧力センサのビーコン装置と光センサのビーコン装置と、再生する音楽との関連付けを説明する図である。
ユーザは、圧力センサを備えたビーコン装置3fと、光センサを備えたビーコン装置3gを持っている。ユーザは、スマートフォン2にインストールした音楽再生プログラム291を起動して、プレイリスト#4を選択し、圧力センサ32fを備えたビーコン装置3fに貼り付けされている二次元バーコード31を撮像することによって、プレイリスト#4とビーコン装置3fを関連付ける。
ユーザは、ビーコン装置3fの二次元バーコード31を撮影した後、更にプレイリスト#4を選択して関連付けしてもよい。プレイリスト#4は、例えば、就寝時に聞きたい、ゆったりとした眠気を誘う音楽のリストである。ユーザは、予め圧力センサ32fを備えたビーコン装置3fを寝室の枕の下に置く。ユーザが就寝時に枕に頭を置くと、圧力センサ32fはユーザの質量による圧力を検知してビーコン信号が送信される。そのビーコン信号を音楽再生プログラム291を実行するCPU21が検知すると、CPU21は、このビーコン信号と関連付けられているプレイリスト#4の音楽リストを再生する。この関連付け情報は、図12に示した第1の関連付けに相当する。
この際、更に光センサ32gを備えたビーコン装置3gも関連付けする。枕に頭を置く(圧力センサ32fを備えたビーコン装置3f)という条件と、電気を消した(光センサ32gを備えたビーコン装置3gからの情報)という条件を満たした場合、関連付け処理部211は、関連付けされた音楽であるプレイリスト#5を再生する。この関連付け情報は、図12に示した第2の関連付けに相当する。
ユーザは任意のセンサビーコン装置と音楽との関連付けを行い、そのビーコン装置を任意の場所に設置することによって、状況に応じた音楽を自動的に再生させることが可能となる。
図12は、圧力センサのビーコン装置と光センサのビーコン装置と、再生する音楽等との関連付け情報293を示す図である。
項目欄は、各関連付けに付与された項目名を格納する。音楽欄は、再生対象となる音楽情報を格納する。条件欄は、この関連付けに関する条件を格納する欄であり、複数の条件が格納されたときには、その論理和が適用される。
第1の関連付けは、項目として「就寝」が格納され、条件として「ビーコン装置F:信号有り、圧力センサON」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#4」が格納されている。
第2の関連付けは、項目として「消灯」が格納され、条件として「ビーコン装置F:信号有り、圧力センサON」と「ビーコン装置G:信号有り、光センサOFF」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#5」が格納されている。
なお、枕に頭を置くという条件(圧力センサ32fを備えたビーコン装置3fからの情報)と、電気を消したという条件(光センサ32gを備えたビーコン装置3gからの情報)を満たした場合、第1の関連付けと第2の関連付けの両方が成立する。このとき、CPU21は、より詳細な条件が成立している第2の関連付けを優先して、プレイリスト#5を再生している。
なお、これに限られず、関連付け情報の条件に当てはまるものが複数存在する場合、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、該当する関連付け情報を選択画面に表示し、ユーザが選択できるようにする。また、条件に当てはまるものが1つの場合であっても、再生するかどうかを選択するためのOK画面をタッチパネルディスプレイ26に表示して、ユーザがOKボタンをタップしたら再生してもよい。
《芳香と音楽との関連付け》
この実施形態において、ユーザは、音楽再生プログラム291を実行するCPU21により、アロマカートリッジに貼り付けられた二次元バーコード31を撮像して、アロマカートリッジの芳香と音楽との関連付けを行う。
図13は、芳香カートリッジであるビーコン装置3eと台座4の外観図である。
ビーコン装置3e(ビーコン装置E)は、中空の略円筒形であり、断面に6個の穴が穿たれている。この穴それぞれに、異なる芳香を放つアロマオイルが格納されている。ビーコン装置3eは、6種類の香りを発する機能を持つアロマカートリッジであり、台座4と接続されて動作する。ユーザがこのカートリッジを回転させ、スイッチ44(図14参照)をオンすることにより、所望の香り付けした空気が散布される。ビーコン装置3eの外部には、二次元バーコード31が貼り付けられている。この二次元バーコード31には、自身が格納するアロマオイルの情報がエンコードされている。
図14は、芳香カートリッジであるビーコン装置3eと台座4の概略を示す構成図である。
台座4は、バッテリ43と、制御部41と、スイッチ44と、エアポンプ45とを備えている。制御部41は、この台座4を制御する処理部であり、不図示のCPUや記憶部などを含んで構成される。バッテリ43は、この台座4およびビーコン装置3eに電力を供給する電源である。スイッチ44は、エアポンプ45を所定時間だけ動作させる。
ビーコン装置3e(芳香カートリッジ)は、CPU34とビーコンモジュール35とアロマオイル格納部38を備え、表面に二次元バーコード31が貼り付けられている。ビーコン装置3のCPU34は、この芳香カートリッジを制御する処理部であり、ビーコンモジュール35により、自身を識別するビーコン信号を外部に出力する。
芳香カートリッジであるビーコン装置3eは、台座4に接続されるとバッテリ43から電力が供給されてCPU34が動作を開始し、ビーコンモジュール35を介してビーコン信号を送信する。台座4は、芳香カートリッジであるビーコン装置3eが接続され、スイッチ44が押されると、エアポンプ45がアロマオイル格納部38に空気を供給して、香り付けした空気を散布させる。これに限られず、台座4が芳香カートリッジを熱するなどして、芳香を蒸散させる構成でもよい。もちろん、香りを散布することができれば、その他の手段を用いてもよい。
台座4が香り付けした空気を散布させる、ビーコン装置3eのCPU34は、散布したアロマオイルに関する識別情報のビーコン信号を出力する。これによりスマートフォン2のCPU21は、このアロマオイルに関連付けされた音楽を再生することができる。アロマオイルの識別情報と、音楽やプレイリストとの関連付けは、後記する図15で説明する。
アロマカートリッジがビーコン送信機能を持っている構成に限定されない。例えば、台座4がビーコン送信機能を持っていてもよい。この場合、台座4にアロマカートリッジが装着された場合にアロマカートリッジからその種類を示す情報と、散布しているアロマオイルの種類を示す情報を取得し、これらの情報を含んだビーコン信号を送信する。これによっても、ユーザは芳香に合わせた音楽を再生することが可能となる。
図15は、選択されたアロマオイルと再生する音楽等との関連付け情報293を示す図である。
関連付け情報293は、項目欄と音楽欄と、複数の条件欄を格納している。
項目欄は、各関連付けに付与された項目名を格納する。音楽欄は、再生対象となる音楽情報を格納する。条件欄は、この関連付けに関する条件を格納する欄であり、複数の条件が格納されたときには、その論理和が適用される。
第1の関連付けは、項目として「バランス」が格納され、条件として「ビーコン装置E:信号有り、アロマ:バランス」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#6」が格納されている。つまり、アロマオイルの「バランス」が選択されたとき、CPU21は、プレイリスト#6に含まれる音楽を自律的に再生する。
第2の関連付けは、項目として「エキゾチック」が格納され、条件として「ビーコン装置E:信号有り、アロマ:エキゾチック」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#7」が格納されている。つまり、アロマオイルの「エキゾチック」が選択されたとき、CPU21は、プレイリスト#7に含まれる音楽を自律的に再生する。
第3の関連付けは、項目として「フォーカス」が格納され、条件として「ビーコン装置E:信号有り、アロマ:フォーカス」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#8」が格納されている。つまり、アロマオイルの「フォーカス」が選択されたとき、CPU21は、プレイリスト#8に含まれる音楽を自律的に再生する。
第4の関連付けは、項目として「ラベンダー」が格納され、条件として「ビーコン装置E:信号有り、アロマ:ラベンダー」が格納され、再生対象となる音楽として、「音楽#3」が格納されている。つまり、アロマオイルの「ラベンダー」が選択されたとき、CPU21は、音楽#3を自律的に再生する。
第5の関連付けは、項目として「ゼラニウム」が格納され、条件として「ビーコン装置E:信号有り、アロマ:ゼラニウム」が格納され、再生対象となる音楽として、「プレイリスト#9」が格納されている。つまり、アロマオイルの「ゼラニウム」が選択されたとき、CPU21は、プレイリスト#9に含まれる音楽を自律的に再生する。
第6の関連付けは、項目として「バラ」が格納され、条件として「ビーコン装置E:信号有り、アロマ:バラ」が格納され、再生対象となる音楽として、「音楽#4」が格納されている。つまり、アロマオイルの「バラ」が選択されたとき、CPU21は、音楽#4を自律的に再生する。
なお、ビーコン装置3eの情報は、他のビーコン装置3やスマートフォン2内のセンサ情報と組み合わせて、音楽やプレイリストと関連付けてもよい。例えば、眠るとき(圧力センサ32fを備えたビーコン装置3fを利用)にアロマ:フォーカスの香りを楽しむ場合は、プレイリスト#8を再生するなどである。
図16は、クラウドサーバ1を介して関連付け情報293を他者と共有する動作を説明する図である。
クラウドサーバ1は、例えばデータセンタに設置されて、インターネットに接続されたコンピュータである。クラウドサーバ1と各ユーザのスマートフォン2とは、音楽再生システムとして動作する。クラウドサーバ1は、インターネット(ネットワーク)を介して、各ユーザのスマートフォン2から、ユーザの状況を含めた関連付け情報293を取得する。これにより、ユーザがどのような状況の時に、どのような音楽を聴いているかというデータを取得することができる。具体的にいうと、音楽再生システムの運営者は、クラウドサーバ1により関連付け情報293や、関連付け情報293を使用して実際に聞いた音楽の情報を取得する。そして、クラウドサーバ1は、その情報をユーザの状況毎のオススメ設定として、例えばランキング形式などで各ユーザに配信する。なお、クラウドサーバ1は、1台の物理的なサーバで構成してもよく、複数台の物理的なサーバを論理的にまとめたクラスタとして構成してもよい。
ユーザがどのような状況の時にどのような音楽を聴いているかというデータとは、例えば、ユーザがバラの香りのアロマカートリッジを使って寝ているときは、音楽#1が好まれるが、ラベンダーの香りの場合は、音楽#2が好まれる、などのデータである。その他、リビングで月曜日の22時以降に聞かれる曲は音楽#3が好まれるが、日曜日の午前中は音楽#4が好まれる、などのデータである。また、この音楽を聴いているときにどの様な状況なのか、例えば、ユーザが音楽#5を聴くのは、就寝時が多いなどのデータを、音楽再生システムの運営者は、クラウドサーバ1によりランキング形式で各ユーザに配信してもよい。
上記のようにクラウドサーバ1がユーザの状況を含めた関連付け情報293を取得すれば、例えば音楽再生システムの運営者は、クラウドサーバ1から各スマートフォン2に対して、ユーザの状況に合わせたオススメ曲(該当するユーザ状況におけるランキング上位の曲)を提供することが可能となる。例えば、「就寝時にオススメの音楽」といった情報を提供することが可能となる。ユーザがその「オススメ音楽」を持っていない場合、音楽再生システムは、その「オススメ音楽」の購入が可能な音楽データ販売Webサイトへのリンクをユーザに提供してもよい。また、ユーザが「オススメ曲」を持っている場合(音楽データが音楽再生プログラム291で管理されている状態)であって、ユーザが音楽再生プログラム291の設定として「オススメ曲のオート設定」を設定している場合、音楽再生システムは、ユーザの状況に合わせてオススメ曲を自律的に再生する構成としてもよい。例えばCPU21は、項目欄に就寝時と設定され、音楽欄がオートに設定された関連付け情報293の検知条件である所定のビーコン装置を検知した場合、その関連付け情報をクラウドサーバ1へ送信する。クラウドサーバ1は、就寝時にオススメの曲を音楽再生プログラム291を実行するスマートフォン2に提供する。
また、他のユーザが自分と同じ状況の時に好む音楽は何かという情報を得ることができる。この音楽再生システムの運営者は、その情報を他の用途に使用したり、ユーザに対して音楽の購入をサポートすることなどができる。
なお、スマートフォン2のCPU21が、関連付け情報293を、音楽再生プログラム291の起動時や終了時、関連付け情報293を更新した場合に、クラウドサーバ1に送信する構成であってもよい。その際、予め設定された関連付け情報293を含めて送信してもよい。また、実際に音楽が再生された場合に、その時にCPU21が検知したビーコン装置との組合せ情報を送信する構成であってもよく、その際の日時情報も合わせて送信してもよい。その場合、音楽再生システムの運営者は、ユーザが関連付け情報293に設定していない情報を含めた情報を取得することができる。
《二次元バーコードやピーコン信号等に曲情報が含まれる》
ビーコン装置3は、外部に示す二次元バーコード31やビーコン信号にオススメ曲等を示すコンテンツ情報(曲情報)を含ませていてもよい。例えばビーコン装置3の二次元バーコード31やビーコン信号に曲情報(音楽コードや曲名情報)が含まれており、ユーザがこの二次元バーコード31を撮影したり、ビーコンモジュール23がこのビーコン装置3からビーコン信号を受信した場合を考える。ビーコン装置3は、外部に示す二次元バーコード31やビーコン信号にオススメ曲等を示すコンテンツ情報を含ませていてもよい。
図17は、ビーコン信号に曲情報が含まれる場合の動作を説明するシーケンス図である。
ここでは、ビーコン装置3h〜3jの二次元バーコード31やビーコン信号に曲情報(コンテンツ情報)が含まれており、ユーザがこの二次元バーコード31を撮影したり、ビーコンモジュール23がこれらビーコン装置3h〜3jからビーコン信号を受信した場合を考える。
シーケンスS40において、ユーザはビーコン装置3hの近傍に位置しており、スマートフォン2のビーコンモジュール23は、ビーコン装置3hからビーコン信号を受信する。このビーコン信号には、ビーコン装置3hの識別信号(ID)と曲情報が含まれている。
シーケンスS41において、スマートフォン2のCPU21は、受信したビーコン信号から曲情報を取り出し、この曲情報によって示される音楽データが再生音楽群292に有ると判定する。これは、この音楽データが音楽再生プログラム291を実行するCPU21によって管理されている状態を意味する。
シーケンスS42において、スマートフォン2のCPU21は、その音楽データを再生する。
コンテンツ情報を含み、かつビーコン装置3が外部に示す情報は、二次元バーコード31やビーコン信号に限られない。NFCなどの近距離無線通信などを含む無線通信の情報、ビーコン装置3から発せられる音、光、赤外線などの情報であってもよい。
シーケンスS50〜S54は、曲情報によって示される音楽データをユーザが持っていない場合の動作を示している。
シーケンスS50において、ユーザはビーコン装置3iの近傍に位置しており、スマートフォン2のビーコンモジュール23は、ビーコン装置3iからビーコン信号を受信する。このビーコン信号には、ビーコン装置3iの識別信号(ID)と曲情報が含まれている。
シーケンスS51において、スマートフォン2のCPU21は、受信したビーコン信号から曲情報を取り出し、この曲情報によって示される音楽データが再生音楽群292に無いと判定する。この状態は、この音楽データが音楽再生プログラム291を実行するCPU21によって管理されていない状態を意味する。
シーケンスS52において、スマートフォン2のCPU21は、この曲情報と購入指示とを、クラウドサーバ1に送信する。スマートフォン2のCPU21は、クラウドサーバ1から購入画面情報を受信し(S53)、この購入画面を表示する(S54)。これによりユーザは、この音楽データを容易に購入可能となる。レコード会社は、ビーコン装置3iのような装置と音楽再生プログラム291とを配付することで、大衆に音楽をプロモーションすることができる。
シーケンスS60〜S64は、曲情報によって示される音楽データを、クラウドサーバ1がストリーミング送信する動作を示している。
シーケンスS60において、ユーザはビーコン装置3jの近傍に位置しており、スマートフォン2のビーコンモジュール23は、ビーコン装置3jからビーコン信号を受信する。このビーコン信号には、ビーコン装置3jの識別信号(ID)と曲情報が含まれている。
シーケンスS61において、スマートフォン2のCPU21は、受信したビーコン信号から識別情報(ID)を取り出し、この識別情報が所定条件と合致することを判定する。この所定条件は、曲情報とストリーミング要求をクラウドサーバ1に送信する動作と関連付けられており、予め音楽再生プログラム291に格納されている。
シーケンスS62において、CPU21は、曲情報とストリーミング要求をクラウドサーバ1に送信する。これによりクラウドサーバ1は、この曲情報が示す音楽を検索し(S63)、検索にヒットした音楽データの一部または全部を、スマートフォン2にストリーミング送信する。これによりユーザは、ビーコン装置3iのビーコン信号に含まれる曲情報の音楽の一部または全部を、容易に視聴することができる。更にレコード会社は、ビーコン装置3を所定の場所に設置して、音楽のプロモーションを行うことができる。例えば、関連付け情報293の検知条件に、所定のコンテンツ情報を持つビーコン装置3jを設定し、その検知条件が合致することによって、この所定のコンテンツ情報によって示される音楽データが、クラウドサーバ1を介して音楽再生プログラム291を実行するスマートフォン2に提供される。
なお、コンテンツ情報によって示されるコンテンツデータは、音楽データに限らない。動画データや人工知能キャラクタのプログラムなど、その他のコンテンツデータであってもよい。例えばCPU21がビーコン信号を受信し、このビーコン信号に含まれるコンテンツ情報によって人工知能キャラクタのプログラムが示される場合を考える。CPU21は、この人工知能キャラクタのプログラムをダウンロードして起動し、グーグルアシスタントやSIRI(登録商標)のような、人工知能による案内などの用途で使用する。
また、該当する人工知能キャラクタをユーザが持っていない場合、CPU21は、該当する人工知能キャラクタを購入可能な状態としてもよく、そのコンテンツ情報をクラウドサーバ1に送信して、クラウドサーバ1から該当人工知能キャラクタをスマートフォン2に対してダウンロード可能な状態としてもよい。
《二次元バーコードやビーコン信号等にコンテンツ提供情報が含まれる》
ビーコン装置3は、二次元バーコード31やビーコン信号に、曲名など、コンテンツ自身の情報である音楽情報等のコンテンツ情報ではなく、音楽再生システムがコンテンツを配信するための条件に関する情報を含んだコンテンツ提供情報を含ませてもよい。ビーコン装置3が二次元バーコード31やビーコン信号にコンテンツ提供情報を含ませている場合、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、ビーコン装置3の二次元バーコード31をユーザが撮影したり、ビーコン信号を受信すると、コンテンツ提供情報を取り出したのち、クラウドサーバ1にコンテンツ提供情報を送信する。クラウドサーバ1は、コンテンツ提供情報の内容に応じて任意の音楽などのコンテンツを、ストリーミング送信などで音楽再生プログラム291を実行するスマートフォン2に提供する。
なお、コンテンツ提供情報を含み、かつビーコン装置3が外部に示す情報は、二次元バーコード31やビーコン信号に限られない。NFCなどの近距離無線通信などを含む無線通信の情報、ビーコン装置3から発せられる音、光、赤外線などの情報であってもよい。
図18は、二次元バーコードにコンテンツ提供情報が含まれる場合の動作を説明する図である。図19は、複数のコンテンツ提供情報の組み合わせによって音楽データを提供する動作を説明する図である。
ここでは、ビーコン装置3kのバーコード31k、ビーコン装置3mのバーコード31m、ビーコン装置3nのバーコード31nを、それぞれユーザがスマートフォン2で撮影している。撮像部241は各バーコード31k,31m,31nの画像を撮像し、CPU21は、これらの画像を復号してコンテンツ提供情報を取り出す。
ここで、バーコード31kの撮影画像を復号したものは、図19に示すコンテンツ提供情報5kである。コンテンツ提供情報5kは、キャンペーン識別情報と、キーワード「I」とを含んでいる。
同様に、バーコード31mの撮影画像を復号したものは、図19に示すコンテンツ提供情報5mである。コンテンツ提供情報5mは、キャンペーン識別情報と、キーワード「O」とを含んでいる。
バーコード31nの撮影画像を復号したものは、図19に示すコンテンツ提供情報5nである。コンテンツ提供情報5nは、キャンペーン識別情報と、キーワード「DATA」とを含んでいる。以下、各コンテンツ提供情報5k,5m,5nを特に区別しないときには、単にコンテンツ提供情報5と記載する。
関連付け処理部211は、各コンテンツ提供情報5k,5m,5nをクラウドサーバ1に送信する。
クラウドサーバ1は、各コンテンツ提供情報5k,5m,5nをスマートフォン2から受信する。コンテンツ提供情報処理部111は、これらコンテンツ提供情報5k,5m,5nのキーワードを組み合わせ、このキーワードおよびキャンペーン識別情報が、キーワード変換表113のいずれかの項目と一致するか否かを判定する。キーワードに加えてキャンペーン識別情報を設けている理由は、このキャンペーンと関係しない二次元バーコードの情報をコンテンツ提供情報として悪用することを防ぐためである。ここでは所定の組合せが「IODATA」であるため、コンテンツ提供情報処理部111は、提供条件が成立したと判定して、コンテンツ提供部112により、音楽データベース114から対応する音楽データ(コンテンツ)の“def.mp3”を取得し、当該スマートフォン2に提供する。スマートフォン2のCPU21は、提供された音楽データを再生音楽群292に追加する。
ユーザは、ビーコン装置3k,3m,3nをそろえることによって、キーワードの組合せに関連付けられている音楽データを入手することができる。ユーザは、所定のキャンペーンに係るコンテンツ提供情報が所定の組合せとなるようにビーコン装置3を集め、例えば各ビーコン装置3の二次元バーコード31をスマートフォン2の撮像部241によって撮像し、キーワード情報をクラウドサーバ1へ送信することによって、クラウドサーバ1から音楽データの提供を受けることができる。
なお、スマートフォン2の関連付け情報293の検知条件にビーコン装置3k,3m,3nを設定し、これら検知条件が合致することによって、キーワードの組合せに関連付けられている音楽データをクラウドサーバ1に要求し、このクラウドサーバ1から音楽再生プログラム291を実行するスマートフォン2に提供されるように動作してもよい。もちろん、その際、スマートフォン2のGPS情報などの他の検知条件に応じて、提供される音楽データ(コンテンツデータ)を変更する構成であってもよい。
なお、1つのビーコン装置のコンテンツ提供情報に含まれるキーワードおよびキャンペーン識別情報によって、キーワード変換表113のいずれかの項目と一致する組合せを実現してもよい。例えばその場合、当該ビーコン装置のコンテンツ提供情報は、キャンペーン識別情報とキーワード「IODATA」を持つ。
例えば、コンテンツ提供情報として日付情報(キャンペーン期間)が設定されている。その期間は、音楽再生システムの運営者から、その期間に関連付けられている音楽がクラウドサーバ1を介して音楽再生プログラム291を実行する各スマートフォン2に提供される。
また、CPU21がクラウドサーバ1に送信した、複数のビーコン装置からなる複数のコンテンツ提供情報に含まれるキーワード情報が所定の組合せになった場合、音楽再生システムの運営者は、クラウドサーバ1を介して、キーワードの組合せに関連付けられている音楽を音楽再生プログラム291に提供する構成としてもよい。
なお、上記コンテンツ情報、コンテンツ提供情報は、音楽再生プログラム291を実行するCPU21を介して、音楽再生プログラム291の固有情報またはスマートフォン2の固有情報のいずれか一方または両方の情報と共にクラウドサーバ1へ送信され、クラウドサーバ1に管理されるとよい。そうした場合、ビーコン装置3のコンテンツ情報やコンテンツ提供情報によるコンテンツ配信は、クラウドサーバ1に対して事前に登録されたスマートフォン2や音楽再生プログラム291のみとすることができる。なお、コンテンツ提供情報で提供されるコンテンツは、音楽に限らない。動画データや人工知能キャラクタなど、その他のコンテンツデータであってもよい。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(o)のようなものがある。
(a) 関連付けの対象は、単一の音楽でもよいし、複数の音楽を含んだプレイリストであってもよい。再生の仕方は、ループ再生やランダム再生など、予めユーザが選択しておくとよい。
(b) CPU21は、センサからの入力情報やビーコン装置3の識別情報それぞれを組み合わせて再生する音楽と関連付けしてもよく、更にセンサからの入力情報とビーコン装置3の識別情報とを組み合わせて再生する音楽と関連付けしてもよい。
(c) 上記の関連付け情報293に、ユーザの状況(項目)や、検知条件としての日時情報や再生時間情報を追加してもよい。ユーザの状況(項目)とは、リビング、寝室、就寝時などのようにユーザが任意に設定する補足情報である。日時情報や再生時間情報が設定されていると、例えばビーコン信号を検知した場合に、この日時情報や再生時間情報の範囲内で音楽を再生する。
(d) ビーコン装置3は、Wi-Fi(登録商標)アクセスポイント、Bluetooth(登録商標)スピーカ等のBluetooth(登録商標)装置など、任意の無線装置であってもよい。
(e) 音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、関連付け情報293に、検知条件としてビーコン装置3の電波強度も入れるとよい。これによりCPU21は、所定値以上の電波強度を検知したときだけ音楽再生するので、各部屋にビーコン装置3を置いても、ビーコン信号が混線しなくなる。
(f) 音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、関連付け情報293に検知条件として設定されているビーコン装置の電波強度が小さくなったら自律的に関連付けされている音楽の再生を止めてもよい。例えば、部屋を出て電波強度が所定の強さ以下になったならば、CPU21は、自律的に音楽再生を停止する。
(g) 関連付けに関して、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、ビーコン信号を受信している部屋で再生している音楽を、そのビーコン信号と関連付けた履歴として暫定的に残しておき、所定のタイミングで関連付け情報293の再生する音楽と検知条件に対して、その履歴とビーコン信号の関連付けを行ってもよい。関連付けは、全ての履歴でもよいし、履歴の中でよく再生されている上位曲でもよく、履歴の中からユーザが選択してもよく、更にそのビーコン信号を受信している環境下において、所定頻度でマニュアル再生した音楽を、そのビーコン信号と自動で関連付けてもよい。
(h) 音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、寝室で電気が消えたらスマートフォン2側でタイマを設定して、音量を徐々に小さくしながら、最後に再生を停止してもよい。そのように、ユーザが寝やすい環境を構築する構成もよい。具体的には関連付け情報293に、再生する音楽に対する検知条件としての光センサを備えたビーコン装置が関連付けされている。そのビーコン装置のビーコン信号によって光検知がOFFとなった場合に、CPU21は、音量を徐々に小さくしながら再生を停止する。
(i) 音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、また、関連付け情報293に検知条件として設定されているビーコン装置の電波強度に合わせて関連付けされている音楽の音量を増減させてもよい。CPU21は、例えば、ビーコン装置が設置されている部屋に入るときや出るときに、電波強度に合わせて徐々に音量を増減する。
(j) CPU21は、音楽コンテンツだけでなく、動画コンテンツを関連付けしてもよい。
(k) 音楽再生プログラム291を実行するCPU21が関連付け情報293に関連付けするコンテンツは、スマートフォン2のタッチパネルディスプレイに表示するキャラクタ画像や、そのキャラクタの音声も含まれる。例えば、グーグルアシスタントやSIRI(登録商標)のような、人工知能による案内などで使用される声を、ユーザ状況に関連付けて変更してもよい。具体的には、自分の部屋では萌えキャラの声でアシスタントが喋るが、家族がいるリビングだとおじさんの声で喋るなどである。
また、これだけではなく、人工知能のキャラクタや思考アルゴリズムなどを変更してもよい。例えば、人工知能による案内は、通常は人工知能キャラクタAが選択されている。ユーザは、CPU21により関連付け情報293に対して、再生するコンテンツとしての人工知能キャラクタBと、検知条件として圧力センサを備えたビーコン装置3hを関連付けする。ユーザは、ビーコン装置3hを自分の部屋の椅子に設置する。ユーザが自分の部屋の椅子に座った場合に、ビーコン装置3hはユーザの質量による圧力を検知し、ビーコン信号を送信する。CPU21は、そのビーコン信号を検知し、人工知能による案内を人工知能キャラクタAから人工知能キャラクタBに変更する。そうした場合、家族がいるリビングでは一般的な音声による案内がなされ、自分の部屋でくつろいでいる場合は、自分の趣味を反映した人工知能キャラクタによって案内がなされる。
(l) ビーコン信号は電波の他に、可視光や赤外線や音などを利用したものであってもよい。
(m) ビーコン信号の電波到達距離は調整可能でもよい。1m用、3m用などのように部屋の大きさによってビーコン装置3に設置されたスイッチで出力変更できる構成としてもよい。この場合、ユーザは、部屋の大きさに応じてビーコン信号の出力を選択する。このような場合、ビーコン装置3は、到達距離の設定情報をビーコン信号に載せて送信することが望ましい。これによりスマートフォン2側の音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、ビーコン装置3に合わせて適切な電波強度を設定しつつ、所定の電波強度以上でなければ音楽を再生しないようにできる。
(n) また、二次元バーコード31やビーコン信号は、音楽情報等のコンテンツ情報を複数持ってもよい。その場合、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、二次元バーコード31から復号した複数のオススメ曲情報や、ビーコン装置のビーコン信号から受信した複数のオススメ曲情報に対応した音楽をランダムに再生する。
また、例えば朝にはこの曲、夜にはこの曲、また、スマートフォン2のGPSセンサを利用して、この場所ではあのプレイリストなど、スマートフォン2のセンサ情報等と連携してもよい。
また、ビーコン装置に含まれるコンテンツ情報が複数の人工知能キャラクタ情報の場合、例えばビーコン装置に含まれる各人工知能キャラクタを、このビーコン装置のビーコン信号と時刻や時間と関連付けることによって、起床時はキャラクタA、午前中(0時から12時)はキャラクタB、午後はキャラクタCを使用することが可能となる。
(o) ビーコン装置3のビーコン情報等と音楽やプレイリスト情報などとが関連付けされている関連付け情報293は、スマートフォン2の中に格納されている場合に限定されない。この関連付け情報293や、これに関連付けされている音楽データやプレイリスト情報などは、クラウドサーバ1に保管されていてもよい。
音楽データがクラウドサーバ1に保管されている場合、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、クラウドサーバ1にビーコン情報を送信する。クラウドサーバ1は、クラウドサーバ1に保管されている関連付け情報293に従って、ビーコン情報と関連付けされている音楽データを選択してスマートフォン2側に返信する。スマートフォン2のCPU21は、クラウドサーバ1からその音楽データをストリーミング再生する。
プレイリスト情報がクラウドサーバ1に保管されている場合、音楽再生プログラム291を実行するCPU21は、クラウドサーバ1にビーコン情報を送信する。クラウドサーバ1は、クラウドサーバ1に保管されている関連付け情報293に従って、ビーコン情報と関連付けされているプレイリスト情報を選択してスマートフォン2側に返信する。スマートフォン2のCPU21は、クラウドサーバ1からプレイリスト情報を入手し、プレイリスト情報に従ってスマートフォン2内の音楽データを再生する。もちろん、クラウドサーバ1側に音楽データが存在する場合は、その音楽データを再生する構成であってもよい。このような場合、例えば音楽データやプレイリスト情報を家族で共有することができる。
1 クラウドサーバ
2 スマートフォン (携帯端末)
21 CPU
211 関連付け処理部
221 ROM
222 RAM
23 ビーコンモジュール (入力部の一例)
241 撮像部 (入力部の一例)
242 マイク
25 通信部
26 タッチパネルディスプレイ
27 スピーカ
281 GPSセンサ (センサの例)
282 光センサ (センサの例)
283 計時部 (センサの例)
284 加速度センサ (センサの例)
285 ジャイロセンサ (センサの例)
286 近接センサ (センサの例)
287 指紋センサ (センサの例)
288 磁気センサ (センサの例)
29 記憶部
291 音楽再生プログラム (コンテンツ再生プログラム)
292 再生音楽群 (コンテンツ、プレイリスト)
293 関連付け情報
3,3a〜3k,3m,3n ビーコン装置
31 二次元バーコード
32b 圧力センサ (センサの例)
32d 人感センサ (センサの例)
32f 圧力センサ (センサの例)
32g 光センサ (センサの例)
38 アロマオイル格納部
33 バッテリ
34 CPU
35 ビーコンモジュール
4 台座
41 制御部
43 バッテリ
44 スイッチ
45 エアポンプ

Claims (7)

  1. 状況を検知するセンサと、複数のコンテンツまたは前記コンテンツをリスト化したプレイリストを格納する記憶部と、前記コンテンツを再生する再生部を備えるコンピュータに、
    前記センサが検知した状況情報と前記複数のコンテンツおよび前記プレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報に基づき、コンテンツまたはプレイリストを特定する工程、
    特定された前記コンテンツまたは前記プレイリストを再生する工程、
    を実行させるためのコンテンツ再生プログラム。
  2. 前記コンピュータは、ビーコン装置を検知して通信する通信部を更に備えており、
    前記センサが検知した状況情報および前記通信部によって検知した前記ビーコン装置の識別情報と、前記複数のコンテンツおよび前記プレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報に基づき、コンテンツまたはプレイリストを特定する工程、
    を前記コンピュータに実行させるための請求項1に記載のコンテンツ再生プログラム。
  3. 前記センサが検知した状況情報、前記通信部によって検知した前記ビーコン装置の識別情報、および前記ビーコン装置が備えるセンサが検知した状況情報と、前記複数のコンテンツおよび前記プレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報に基づき、コンテンツまたはプレイリストを特定する工程、
    を前記コンピュータに実行させるための請求項2に記載のコンテンツ再生プログラム。
  4. ビーコン装置を検知して通信する通信部と、複数のコンテンツまたは前記コンテンツをリスト化したプレイリストを格納する記憶部と、前記コンテンツを再生する再生部を備えるコンピュータに、
    前記通信部が検知したビーコン装置の識別情報と前記複数のコンテンツおよび前記プレイリストのうちいずれかを関連付けた関連付け情報に基づき、コンテンツまたはプレイリストを特定する工程、
    特定された前記コンテンツまたは前記プレイリストを再生する工程、
    を実行させるためのコンテンツ再生プログラム。
  5. 前記ビーコン装置は、関連付け情報を含んだ情報を外部に示しており、
    前記コンピュータは、前記ビーコン装置が示す情報を入力する入力部を備えており、
    前記入力部によって、前記ビーコン装置が示す情報を入力する工程、
    前記入力部によって入力された情報から、前記関連付け情報を取り出す工程、
    を実行させるための請求項2から4のうちいずれか1項に記載のコンテンツ再生プログラム。
  6. 前記関連付け情報および状況情報を、クラウドサーバにアップロードする工程、
    を更に前記コンピュータに実行させるための請求項1から5のうちいずれか1項に記載のコンテンツ再生プログラム。
  7. 前記クラウドサーバから、自身の状況と一致する状況の他のユーザに係る関連付け情報をダウンロードする工程、
    を更に前記コンピュータに実行させるための請求項6に記載のコンテンツ再生プログラム。
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