JP2004502340A - 局地オーディオデータ配信 - Google Patents
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Abstract
通信システムが、無線メッセージ送信が可能な少なくとも1つのビーコン装置(12、14)と、斯様なメッセージ送信を受信することが可能な少なくとも1つの携帯装置(10)とを有している。上記ビーコン(12)は、一連の照会メッセージ(60)を、各々、ブルートゥースのような第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールド(INQ)の形態で放送するように構成されている。放送を介して追加のデータを配信するために、ビーコン(12)は、更に、送信に先立ち各照会メッセージにオーディオデータを伝送する追加のデータフィールド(BCD)を付加する。上記携帯装置(10)は、送信された照会メッセージを受信し、上記追加のデータフィールドから上記オーディオデータを読み取り、該オーディオをユーザに対して再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子装置のユーザに提供されるサービス及び斯かるサービスを実施する方法に関する。また、本発明は、専らではないが特には、携帯電話及び適切に装備されたPDA(パーソナルデジタルアシスト)のような移動体通信装置のユーザへのオーディオデータの配信に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は移動体電話ネットワークへの世界的な加入者の増加を見せていると共に、技術の進歩及び機能性の追加を介して、セルラ電話は個人の信頼された装置となってきている。このことの結果は、移動体情報社会が発展し、個人的な且つ局地的なサービスが益々重要となってきているということである。斯様な“コンテキストアウェア”(CA)な移動体電話は、ショッピングモール等の場所において地域固有の情報を提供するために低電力、短距離(狭域型、short−range)基地局と共に使用される。斯かる情報は、局地地図並びに最寄りの商店及びレストランの情報等を含むことができる。ユーザのCA端末は、受信された情報を事前記憶されたユーザの好みに基づいてフィルタ処理するように構成され、該ユーザは特定の好みのデータ項目が受信された場合にのみ警報を受ける。
【0003】
CA端末の一例において、ヒューレットパッカード社は同社の“クールタウン”計画に関して、下記ウェブ上に公開情報を公示している:
<http://www.cooltown.hp.com/papers/webpres/WebPresence.htm>
ウェブ技術、無線ネットワーク及び携帯顧客装置の集中は、コンピュータ/通信システムに対する設計機会を提供している。上記クールタウン計画においては、位置認識的(location−aware)なシステムを、アドレス指定用のURL、ビーコンを介しての配信及び発見のためのURLの感知のための物理URL、並びにディレクトリ用の地区ウェブサーバを使用して形成することができる。これらシステムは、動き回るユーザをサポートするためにユビキタス的である。斯かるインフラストラクチャに加えて、通信サービスを支援するためにインターネット接続性を梃子使用することができる。ウェブの存在は、ワールドワイドウェブとユーザにより住まわれている物理的世界との橋渡しをし、中央制御点なしで、動き回るユーザを支援するためのモデルを提供する。
【0004】
上記クールタウンの美術館及び書店は、訪問者に対しウェブにより拡張された体験を提供する。訪問者が美術館内を巡る際に、該訪問者の携帯デジタルアシスト(PDA)は無線ビーコンからウェブのURLを受信することができる。これらビーコンは絵画又は彫刻の近くに配置された小型の赤外線送受信機で、上記URLは斯かるアイテムに関する情報のウェブにリンクさせる。PDAのブラウザを使用して、訪問者は作者又は作品について及び当該美術館内の関連する芸術作品について読み及び聞くことができる。上記URLは将来の勉強のためにブックマークとして記憶することができるか、又は当該美術館のオンラインストアから芸術作品の複製を選択するために使用することができる。
【0005】
オーディオデータの配信に関しては、日常的使用のための多数の単方向音声サービスが存在する。即ち、放送されるテレビジョン及びラジオのサービスは別として、音声時刻及び記録天気予報のようなダイヤルアップ情報サービス、並びに公衆放声システム及び多数の美術館及びアートギャラリで使用されている表示解説システム等である。これらの各々は異なる特徴を有しているが、全てのものは単方向的な非対話型サービスである。
【0006】
携帯端末がピコネットに繋がり、且つ、所要のオーディオストリームを伝送することができるような2地点間リンクを要求することができるようにすることにより、ブルートゥース規格のような通信プロトコルを、斯様なオーディオ型サービスに対して通常の態様でアクセスを得るのに使用することができる。しかしながら、理解されるように、放送メカニズムは端末及び基地局、即ちビーコンの両者にとり多数の利点を有している。第1に、端末が送信をする(ピコネットに繋がるために)ことを要しないことにより、当該携帯装置の電池電力が保存される。第2に、放送するビーコンは多くの携帯装置に同時に到達することができ、これは混雑した環境においては特に重要である。ユーザに対する安全性の配慮に関しては、送信を要求されないことにより、当該携帯装置は自己の識別を漏らすことを要さない。最後に、放送データを幾つかの2地点間リンク上を選択的にというよりは単一の放送チャンネルを介して経路決めすることは、実施するのが容易である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は上述した利点を有するようなオーディオデータを配信するシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様によれば、携帯通信装置のユーザが放送オーディオメッセージを受信するのを可能にする方法において、少なくとも1つのビーコン装置が、一連のメッセージを各々第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールドの形態で放送し、前記ビーコンは斯様な各メッセージに、送信に先立ち、放送オーディオメッセージデータを伝送する追加のデータフィールドを付加し、前記携帯装置は送信された前記メッセージを受信し、前記追加のデータフィールドから前記放送オーディオメッセージデータを抽出し、及び該オーディオを前記ユーザに対して再生することを特徴とする方法が提供される。オーディオデータを放送メッセージに付加されるパケットとして追加することにより、ハンドセット、即ち端末は、該オーディオデータを得るために放送をする必要はない。
【0009】
必須ではないが、好ましくは、上記第1通信プロトコルはブルートゥースメッセージ処理を有し、上記の放送される一連のメッセージは双方向通信を確立するための照会メッセージである。
【0010】
また、本発明によれば、無線メッセージ送信が可能な少なくとも1つのビーコン装置と、斯様なメッセージ送信を受信することが可能な少なくとも1つの携帯装置とを有するオーディオデータ通信システムにおいて、前記ビーコンは、一連のメッセージを各々第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールドの形態で放送するように構成され、前記ビーコンは、更に、送信に先立ち斯様な各メッセージにオーディオデータを伝送する追加のデータフィールドを付加するように構成され、前記少なくとも1つの携帯装置は、送信された前記メッセージを受信し、前記追加のデータフィールドから前記オーディオデータを読み取り、及び該オーディオを前記ユーザに対して再生するように構成されていることを特徴とするオーディオデータ通信システムが提供される。
【0011】
好適には、前記ビーコンは前記所定のデータフィールドの1つに指示子を含ませるように構成され、該指示子は前記追加のデータフィールドにおけるオーディオデータの存在を示すようにすることができる。前述と同様に、前記第1通信プロトコルはブルートゥースメッセージ処理を有することができる。
【0012】
本発明によれば、更に、上述したシステムに使用する移動体通信装置において、該装置が、前記第1通信プロトコルに従う複数のデータフィールドを含むような短距離無線メッセージを受信することができる受信器と、前記追加のデータフィールドが前記複数のデータフィールドに追加された場合を検出する手段と、斯様な追加のデータフィールドからオーディオデータを読み取る手段と、該オーディオデータをユーザに対して提供する再生手段とを有していることを特徴とする移動体通信装置が提供される。
【0013】
オーディオデータを、ブルートゥース及び同様のプロトコルでのコンタクト確立照会メッセージに付加された追加のパケットにおいてダウンロードするための方法及び好適なインフラストラクチャは、“ビーコンを介するデータ配信”なる名称の同時係属中の共同出願に関る英国特許出願第0020099.8号に記載されている。
【0014】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して例示的にのみ説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下の説明においては、ビーコンから携帯装置(電話、MP3プレーヤ又は他のものに拘わらず)に対するオーディオメッセージの伝送のためにブルートゥースプロトコルを使用するCAアプリケーションを特に考察する。理解されるように、オーディオ放送チャンネルをメッセージ配信手順の一部として含める包括的な発明思想は、ブルートゥース装置及び照会手順に限定されるものではなく、特に周波数ホッピングシステムのような他の通信構成にも適用可能である。
【0016】
ブルートゥースプロトコルに基づくものであって、本オーディオ配信処理を管理するのに適した以下のCAアプリケーションは、前述した“ビーコンを介してのデータ配信”なる名称の共同出願に詳細に記載されており、該出願の開示内容は参照することにより本明細書に組み込まれるものとする。該開示内の概要を解説のために以下に示す。
【0017】
図1は、1以上の低電力短距離基地局又はビーコン12、14と共に使用するCA移動体電話機10のブロック図である。斯様な装置は、ショッピングモールのような場所において、最寄りの商店及びレストランのオーディオ宣伝メッセージ及びコミュニティ情報等のような地域固有の情報を提供するために使用することができ、上記ビーコンは情報キー上に便乗された(piggy−baked)オーディオデータを移動体装置にダウンロードする。情報キーは、完全な情報に対する参照を提供する小さなデータオブジェクトであると共に、多数の所定フィールドの形態であり、該フィールドの1つはユーザに対して提示される短い記述的テキストを含むであろう。他のフィールドは、例えばURL又は電話番号等のポインタ又は何らかの形のアドレスであろう。他の補足的フィールドは、上記データがユーザに対してどの様に提示されるか、及び上記アドレスをどの様に使用することができるかを制御することができる。上記ビーコンは、一般的に、各キーが典型的には異なるサービスに関係するような、これらの多数のキーを周期的に放送する。
【0018】
ユーザCA端末10は、メッセージの受信及び送信のための送受信器段18に結合されたアンテナ16を有している。出力メッセージは、マイクロフォン20及びA/D変換器22を介してのオーディオ入力又はキーパッド若しくは他の入力手段24を介してのデータ入力の何れかのような、当該電話に対するユーザ入力から生じる。これらの入力は、信号及びデータ処理段26によりメッセージデータフォーマットへと処理されると共に、送受信器段18に供給される前にエンコーダ28により伝送フォーマットに変換される。
【0019】
アンテナ16及び送受信器18により受信されたメッセージは、復号段30を介してフィルタ及び信号処理段32に供給される。当該メッセージにより伝送されるデータが当該電話の表示スクリーン34上で提示するためのものである場合、該データは、オプション的にバッファ処理38の後に表示ドライバ36に供給され、該ドライバは表示画像をフォーマットする。当該メッセージが或る又は他のビーコン12、14からのオーディオデータを伝送している場合、当該電話は受信された情報を事前に記憶された(40)ユーザの好みに従ってフィルタ処理する能力を有しており、ユーザは、記憶されている好みのデータと当該メッセージ内の主題指示子との比較が特に興味のあるデータ項目が受信されたことを示す場合にのみ警告される(即ち、当該情報のみが再生されるか又は後の提示のためにバッファ38に保持される)。
【0020】
便乗された及び通常のオーディオメッセージの両者に関し、上記オーディオデータは、フィルタ及び処理段32によりD/A変換器42及び増幅器44を介してイヤフォン又はスピーカ46に出力される。斯様なメッセージの電話ネットワーク48からの受信が矢印50により示されている。該電話ネットワーク48は、電話10から広域ネットワーク(WAN)サーバ52への、及びWAN54(インターネットであり得る)を介して、上記電話10に対しデータソースを提供する1以上の遠隔サービスプロバイダへのリンクも提供する。
【0021】
CA端末(電話機10)とCA基地局(ビーコン12)との間の通信は、2つの形態、即ち“プッシュ”と“プル”とをとる。“プッシュ”モードにおいては、情報はビーコン12、14により全ての携帯端末10に対して60に示す短い“キー”の形で放送される。これらキーはアプリケーションに応じて種々の形態をとるが、通常は、伝送される情報の簡潔な記述と、完全な情報に対するポインタ、例えばサービスプロバイダ56の1つを識別するURL、を含む。
【0022】
キーは端末10により無意識的に、即ちユーザによる直接的な介入なしに、受信され、ユーザの事前設定された好みに従って自動的にフィルタ処理される。幾つかは破棄され、幾つかは更なる調査のために保持され、他のものはユーザが即座に警告されるようにすることができる。時には、ユーザは該キーに含まれるよりも多くの情報を得ようと欲するであろう。ここで、“プル”モードは、ユーザがサーバ56(該サーバは特別にCA用途に構成されている必要はない)との接続を確立するのを可能にし、情報が端末10に取り込まれるように積極的に要求する。従って、このモードは典型的に対話型である。
【0023】
先に示した通り、上述したCAシステムの少なくとも上記“プッシュ”モード用に必要とされる無線リンクに対する強力な候補となる技術は、多数の移動体電話機10の構成部品になるであろうと期待されるという理由で、ブルートゥースである。ブルートゥースプロトコルをCAオーディオ放送及び“プッシュ”モードの利用に関して解析すると、問題が見られる。理想的な場合においては、端末10は固定のビーコン12、14を検出し、これらビーコンから、当該端末が全く送信を行う必要性なしで、基本的情報を抽出するであろう。しかしながら、この種の動作は現在のブルートゥース仕様によっては、ブルートゥースビーコンシステムの周波数ホッピングの性質により、サポートされておらず、このことは、放送されるメッセージ(又は、如何なるメッセージも)が通過端末により受信されるためには、該端末が時間及び周波数の両方の点でビーコンに同期されなければならないことを意味する。
【0024】
ブルートゥース照会手順は、放送局(ビーコン)と携帯装置(スレーブ)とを結びつける問題を解決するために特別に提案されている。即ち、前記出願人は同時係属中の出願において、マスタにより発せられる照会メッセージ上に放送チャンネルをどの様に便乗させることができるかを記載している。CA端末は放送されたチャンネルメッセージを読みとることしか必要とせず、CA基地局又はビーコンは斯かるメッセージを送出すればよい。結果として、エアインターフェース(air interface)においては、該メカニズムは通常の(非CA)ブルートゥースシステムと完全に互換性がある。この筋書きにおいては、照会メッセージ上での放送に関してサイクル当たり約64kBの総伝送レートが得られる。上記ビーコンが照会サイクルを連続的に実行する場合、即ち該ビーコンが決してピコネットを確立せず、放送のみを行う場合、50kB/sの総伝送レートを得ることができる。
【0025】
現在のコーデックは、8kB/sまで及びそれ以下までものレートで、許容可能な音声品質を提供することができる。従って、この帯域において、4つ又は5つの連続した並列な音声放送サービスを走らせることができる。他の例として、放送ステレオFM品質オーディオを伝送するために、MPEGIIレイヤ3(MP3)、リアルネットワークスのリアルシステムG2及びマイクロソフトMSオーディオ等の広帯域オーディオコーデックの圧縮力を使用することもできる。上記情報キーは使用されるが、情報フィールドがオーディオ音声又は音楽データにより置換され、ヘッダが当該携帯装置により重要なキーと関係のないキーとの間を区別するために使用されるようにすれば、オーディオの連続的ストリーミングを含む他の可能性も利用可能となる。並列なストリームの間の区別には何らかの形のヘッダが必要ではあろうが、放送帯域内で幾つかの不連続なオーディオサービスを多重化することさえ可能である。斯様なサービスは、自動化されたSMS(短メッセージサービス)又は呼出(paging)情報サービスの形態での短いオーディオ告知又はオーディオ更新(“サウンドバイト”)を含むことができる。
【0026】
図1の実施例に関しては、典型的な実施例はブルートゥースが装備されたGSM、UMTS又は他のセルラ電話機を有する。これは、勿論他のプラットフォームが存在することも理解されるが、音声用の適したオーディオコーデックが既に利用可能である点で利点を有している。オーディオが備わったPDA及びラップトップパーソナルコンピュータ以外に、他のオーディオ装置もブルートゥースと互換性を有するものとされると共に、更に本発明を使用するように構成することもできる。斯様な装置は、パーソナルラジオ、テープ及び/又はディスクプレーヤ、MP3記憶及び再生装置、及び無線ヘッドフォン等を含むことができる。これらの装置に関しては、該ブルートゥース機能は、例えば、オーディオが2地点間無線リンクを介して他の同様に装備された装置又はオーディオデータ記憶器若しくはサーバに伝送される(リアルタイムに又は非リアルタイムに)のを可能にする。ブルートゥース又は同様のものに便乗された放送オーディオデータを受信する能力は、パーソナルオーディオ装置の利用可能性を大幅に拡張する。
【0027】
図2は、本発明をサポートするシステムのデータの流れを単純化された形で概念的に示している。図示の構成において、マイクロフォン70からの音声データは、デジタルストリームがコーデック74に受け渡される前に、A/D変換器72によりデジタルサンプルに変換される。該コーデック74からの低レートストリームは、ブルートゥース基地局76に渡され、該基地局から上記ストリームは前述した共同出願に記載され、下記に詳述するような方法で放送される。送信された上記データはブルートゥース受信器78により受信され、再現されたオーディオがスピーカ84から出力される前に、コーデック80及びD/A変換器82を通過される。86及び88に示すように、メッセージのそのままの又は符号化された形でのローカルな記憶のために、データ記憶部を追加することができる。この構成に対する多くの変形例が存在し、これらは事前設定されたメッセージの使用、サンプルされた語又は異音から合成されたメッセージ及び音声合成を含む。当業者であれば、他の変形例にも気付くであろう。
【0028】
基地局又はビーコンにおいては、空中に送信される前に上記音声データはパケット化される。上記共同出願に記載されているように、64kBまでのユーザ情報を、放送フィールドにおいて10.24秒続く照会フィールド内で伝送することができる。放送されるオーディオパケットは、好適には、図3に示すような多数のフィールドを有し、その内の下記のものは掲載し尽くされていないリストである:
ヘッダ:
・PD パケットプロトコル弁別子(“放送オーディオ”に対して設定)
・PL パケット長指示子
・CH オーディオチャンネル番号
・LA 言語
・MN メッセージ番号
・CT コーデック型式
・SE 開始/終了/中間/全パケットに関する指示子
・PN パケット番号
本体:
・DATA オーディオデータ
プロトコル弁別子PDは、放送オーディオパケットを他のパケット型式から区別する。パケット長指示子PLは、パケットの合計(即ち、オーディオデータ部のみではない)の長さを示す。オーディオチャンネル番号CHは、提供される種々のオーディオチャンネル間を区別し、端末のフィルタに関する主検索項目である。言語指示子LAは、メッセージの当該ユーザにより理解される言語での補足的検索を可能にする。メッセージ番号MNは、メッセージが、改善されたエラー性能のために、2回以上送信されることを可能にする。コーデック型式CTは、音声コーデック及び使用されるビットレートを指定する。開始/終了指示子SEは、伝送される当該オーディオセグメントがオーディオメッセージの開始か、斯様なメッセージの終了か、中間のセグメントか又は全体メッセージであるかを規定する。連続したオーディオストリームは“中間”指示子を使用するであろうし、不連続なオーディオストリーム(サウンドバイト)は4つの指示子全てを使用するであろう。この例の最後に、パケット番号PNは長いメッセージを構成する幾つかのパケットの順序付けを可能にする。本体において、上記オーディオデータは、コーデック型式CTフィールドに従って符号化された任意の量の音声データを有する。
【0029】
パケットは、本体のペイロードサイズ及び所要のスループットと調和したレートで送信される。一般的規則として、携帯端末が全てのパケットを聴くことが要求される。放送能力が完全には利用されていない場合、パケットの二重化は、誤って受信されたパケットの置換を可能にすることができ、又は当該端末が他のブルートゥースリンクと関わり、それでいて必要な全てのオーディオパケットを受信することを可能にすることができる。
【0030】
照会モードが連続的に動作される場合、連続したオーディオストリームに対しては、チャンネル当たりに10.24秒の量のオーディオが各照会サイクル内で伝送されなければならない。8kbit/sで動作するコーデックの場合、これは、10kbyteのデータに相当する。これは、単一のパケット内で伝送することもでき、又は小さなパケットに分解することもできる。理解されるように、小さなパケットの繰り返されるヘッダにより生じる余分なオーバーヘッドと、大きなパケットの低い信頼性との間の取り引きが存在する。
【0031】
照会期間の全てが放送情報に専用されるわけではないので、該照会期間は長さ10.24秒の単一の大きなフレームとして扱われる。如何なるオーディオチャンネルに関しても、10.24秒までのデータは、フレームが早く送信される場合は該フレームが開始する前に送信器においてバッファされる必要がある。同様に、当該チャンネルに対する新たなデータがフレーム内で非常に遅く受信される場合は、受信器において十分なデータがバッファされねばならない。結果として、20秒程度の全遅れが予測される。本例においては、8kbit/sのコーデックを用いると、或る実施化は、受信器側において20kbyteのバッファスペースを使用するであろう。一層高いレートのコーデックの場合、一層多くのスペースが必要とされるであろう(例えば、48kbit/sで動作する広帯域の場合120byte)。
【0032】
不連続な(サウンドバイト)なサービスの場合、斯様な遅延は一般的に関わりがなく、単方向である連続的サービスの殆ども、この遅延に耐えることができる。生の演技に注釈を加えるもののような、連続したサービスは、演技が容易に予測することができるような演技及びオペラ等に限定されるべきである。マスタ及びスレーブにおける正確な遅延及びバッファサイズは、放送照会サービスのために選択されたフォーマット及びそれが如何に使用されるかに依存する。エラー訂正及び隠蔽技術も影響を受ける。
【0033】
ユーザが興味あるサービスを選択すると、該ユーザの要求は結果として、放送されるオーディオパケットヘッダの適切なチャンネル番号を探すようなハンドセット内のフィルタの設定となるか、又はサーバとのネゴシエーション(大気を介しての又は何らかの他の接続を介しての)となる。第1の場合、当該ハンドセットは幾つかの設定されたフィルタの何れかと一致するヘッダを持つような放送オーディオデータパケットの見張りを続け(即ち、幾つかの不連続なチャンネルが同時に選択され得る)、受信された如何なる斯様なパケットも再生する。このフィーチャの発展として、利用可能なオーディオ情報ストリームを掲載する特別な索引も周期的に放送され、選択処理を補助する。第2の場合においては、オーディオ情報ストリーム放送が、固定のネットワークとのネゴシエーションにより選択される。CAサイトの異なるセルが、各セルによりサービスされるユーザの動的な要求に応じて異なるオーディオストリーム放送することができる。他のセルに移動するユーザは、該ユーザのストリームを自身に従わせることができる。この方法は、特に多数の特別な興味あるオーディオストリームが利用可能な場合は、価値ある放送時間を潜在的に一層良好に利用する。両方法を用いて、ユーザは特に聴きたいと欲するチャンネル、換言すると、ユーザが放送チャンネルから“プル”したいと欲する情報を含むようなもの、を積極的に選択する。僅かなチャンネルをデフォルトとして選択することができ、ユーザに対して情報が“プッシュ”されるのを可能にする。これの典型的な使用は、宣伝及び緊急情報サービスであろう。それにも拘わらず、ユーザは上記緊急チャンネルを除いて全ての斯様な“プッシュ”チャンネルを非選択とすることができる。
【0034】
本発明により提供される低レートオーディオ放送のアプリケーションを更に考察すると、連続した及び非連続な放送サービスを提供することができることが理解されるであろう。連続した放送サービスは、1から約6チャンネルの通常では音声の、可能性としては良好な品質のステレオオーディオを伝送するであろう。ユーザは、主に、これらの1つを聴くであろう。不連続放送チャンネルは、何か他のものを聴いているかもしれないユーザに対して、短いサウンドバイトが伝送されるのを可能にする。従って、サウンドバイトはローカルに発生されたオーディオ信号を中断するか、又は上に混合され得る。各々は総時間の一部でしか活性状態でないので、多くの斯様なチャンネルが利用可能とすることができる。勿論、連続した及び非連続のチャンネルを混ぜることもできる。
【0035】
以下のアプリケーションは例示のみを意図するものである。多くの他のものが当業者にとっては明らかであろう。受信されたオーディオのスピーカ再生は可能であるが、主要なアプリケーションに関しては、近くの他の人の妨害を避けるためにヘッドフォンがオーディオデータ提示手段として使用されるであろう。
【0036】
ダイヤルアップ情報サービス:
現在時刻及び天気と同様に、ユーザは金融の動き及びスポーツイベントに関する情報を選択する興味があるかもしれない。多くの場合、情報は、株が上昇及び下落し又は選択したチームが点を入れるにつれ、略リアルタイムで更新される必要がある。ストリーム又は複数のストリームを選択することにより、ユーザは短い(数秒の持続時間の)ラジオ告知により最新状態に保たれ得、該ユーザを、表示を読むために端末を取り出さなければならない不便さから解放する。これらのサウンドバイトは、テープ、ディスク又は他のソースからローカルに発生されるオーディオと合成することができる。
【0037】
公衆拡声システム:
空港又は鉄道駅のような大きな公衆施設は、顧客を到着及び出発時刻のような情報に対して最新状態に維持するために、公衆拡声システムを使用している。ここでも、サウンドバイトを使用することができる。特定の飛行便又は興味のある列車に関してダイヤルすることにより、ユーザは、出発又は到着アナウンスメントをのがすことなく、ヘッドフォンで音楽を聴き又は静かな場所(航空会社の優待ラウンジ又はレストランのような)に入り込むことができる。補足情報を、ターミナル若しくはプラットフォームへのローカルな方向、又は異なる言語でのアナウンスメント情報の形で提供することができる。
【0038】
解説システム:
美術館にとり展示に音声解説が伴うのは、まれということはない。ブルートゥースのセルラ的性質は、展示物に多数の異なる言語で、又はユーザが解説の開始を長時間待つ必要がないように単一言語により時間ずれ態様で特定の解説を伴わせるのを可能にする。劇場においては(又は映画館におけることも考えられる)、補助オーディオチャンネルが初心者の又は盲人の視聴者に対し情報を提供することができる。長いシステム遅延の場合、解説は、関連する演技に数十秒先立って送信される。かくして、このサービスは予測可能な(脚本された)事象に最も適している。
【0039】
ガイド及び情報ポイント:
ガイドサービスも可能であり、ツアーバス上での音声ガイドは既知の例である。多くの町には専用のツアーバスが存在するが、本発明は、多言語旅行者向け解説が興味ある場所を通る経路に従う標準のバス又は路面電車上で提供されるような手段を提供する。平凡なフィーチャではあるが、以前のものに加えることができるか又は自己の権利で設けることができるものは、駅又は停車場のアナウンスの配信である。
【0040】
町のガイドは、ビーコンシステムを利用して、多言語情報及びナビゲーション補助を提供することができる。道路ビーコンは、静的又は動的な交通情報(“左折禁止”又は“前方に交通渋滞”)を提供することができる。ビーコンは個人のナビゲーションもサポートすることができ、ユーザは特定の場所への指示に関する要求を登録し、これらの指示(“この通りの終わりで左折”)は、実効的にユーザの個人的なオーディオチャンネルであるもので配信される。加えて、興味ある場所(公園、庭園、歴史的建造物等々)は、旅行者用情報の“プッシュ”チャンネルを備えるビーコンを将来の訪問者を惹き付ける手段として使用することができる。
【0041】
宣伝及び音楽サービス:
上述したサービスは高品質オーディオ符号化を利用することができるが、幾つかのサービスはそれを要件とする。宣伝者は自身及び製品に関連する音楽的繰り返しメッセージを再生することができることを欲し、ショッピングモールは当該システムを任意選択的なバックグラウンドミュージックを提供するために使用することができる。音楽又はビデオの調達人は当該システムを、群衆を引き寄せるべく最新の音楽又はサウンドトラックを放送するために、多分、MP3ダウンロード局に対して使用することができる。これらのフィーチャを可能にするには、モノラルから、AMラジオ品質(16kbit/s)それ以上までのオーディオ品質が必要とされるであろうが、予測されるように品質とチャンネル数との間の取り引きを伴う。
【0042】
本開示を読むことにより、当業者にとっては他の変形例が明らかとなるであろう。斯様な変形例は、固定及び携帯通信システム、並びに斯かるシステムに組み込むシステム及び部品の設計、製造及び使用において既知であり、且つ、ここで既述したフィーチャの代わりに又は斯かるフィーチャに加えて使用することができる他のフィーチャを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明を使用するビーコン及び携帯装置のブロック図である。
【図2】
図2は、上記ビーコン及び携帯装置の構成要素を経るデータの流れを概念的に示す。
【図3】
図3は、放送オーディオパケットのサンプル的な構成を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子装置のユーザに提供されるサービス及び斯かるサービスを実施する方法に関する。また、本発明は、専らではないが特には、携帯電話及び適切に装備されたPDA(パーソナルデジタルアシスト)のような移動体通信装置のユーザへのオーディオデータの配信に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は移動体電話ネットワークへの世界的な加入者の増加を見せていると共に、技術の進歩及び機能性の追加を介して、セルラ電話は個人の信頼された装置となってきている。このことの結果は、移動体情報社会が発展し、個人的な且つ局地的なサービスが益々重要となってきているということである。斯様な“コンテキストアウェア”(CA)な移動体電話は、ショッピングモール等の場所において地域固有の情報を提供するために低電力、短距離(狭域型、short−range)基地局と共に使用される。斯かる情報は、局地地図並びに最寄りの商店及びレストランの情報等を含むことができる。ユーザのCA端末は、受信された情報を事前記憶されたユーザの好みに基づいてフィルタ処理するように構成され、該ユーザは特定の好みのデータ項目が受信された場合にのみ警報を受ける。
【0003】
CA端末の一例において、ヒューレットパッカード社は同社の“クールタウン”計画に関して、下記ウェブ上に公開情報を公示している:
<http://www.cooltown.hp.com/papers/webpres/WebPresence.htm>
ウェブ技術、無線ネットワーク及び携帯顧客装置の集中は、コンピュータ/通信システムに対する設計機会を提供している。上記クールタウン計画においては、位置認識的(location−aware)なシステムを、アドレス指定用のURL、ビーコンを介しての配信及び発見のためのURLの感知のための物理URL、並びにディレクトリ用の地区ウェブサーバを使用して形成することができる。これらシステムは、動き回るユーザをサポートするためにユビキタス的である。斯かるインフラストラクチャに加えて、通信サービスを支援するためにインターネット接続性を梃子使用することができる。ウェブの存在は、ワールドワイドウェブとユーザにより住まわれている物理的世界との橋渡しをし、中央制御点なしで、動き回るユーザを支援するためのモデルを提供する。
【0004】
上記クールタウンの美術館及び書店は、訪問者に対しウェブにより拡張された体験を提供する。訪問者が美術館内を巡る際に、該訪問者の携帯デジタルアシスト(PDA)は無線ビーコンからウェブのURLを受信することができる。これらビーコンは絵画又は彫刻の近くに配置された小型の赤外線送受信機で、上記URLは斯かるアイテムに関する情報のウェブにリンクさせる。PDAのブラウザを使用して、訪問者は作者又は作品について及び当該美術館内の関連する芸術作品について読み及び聞くことができる。上記URLは将来の勉強のためにブックマークとして記憶することができるか、又は当該美術館のオンラインストアから芸術作品の複製を選択するために使用することができる。
【0005】
オーディオデータの配信に関しては、日常的使用のための多数の単方向音声サービスが存在する。即ち、放送されるテレビジョン及びラジオのサービスは別として、音声時刻及び記録天気予報のようなダイヤルアップ情報サービス、並びに公衆放声システム及び多数の美術館及びアートギャラリで使用されている表示解説システム等である。これらの各々は異なる特徴を有しているが、全てのものは単方向的な非対話型サービスである。
【0006】
携帯端末がピコネットに繋がり、且つ、所要のオーディオストリームを伝送することができるような2地点間リンクを要求することができるようにすることにより、ブルートゥース規格のような通信プロトコルを、斯様なオーディオ型サービスに対して通常の態様でアクセスを得るのに使用することができる。しかしながら、理解されるように、放送メカニズムは端末及び基地局、即ちビーコンの両者にとり多数の利点を有している。第1に、端末が送信をする(ピコネットに繋がるために)ことを要しないことにより、当該携帯装置の電池電力が保存される。第2に、放送するビーコンは多くの携帯装置に同時に到達することができ、これは混雑した環境においては特に重要である。ユーザに対する安全性の配慮に関しては、送信を要求されないことにより、当該携帯装置は自己の識別を漏らすことを要さない。最後に、放送データを幾つかの2地点間リンク上を選択的にというよりは単一の放送チャンネルを介して経路決めすることは、実施するのが容易である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は上述した利点を有するようなオーディオデータを配信するシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様によれば、携帯通信装置のユーザが放送オーディオメッセージを受信するのを可能にする方法において、少なくとも1つのビーコン装置が、一連のメッセージを各々第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールドの形態で放送し、前記ビーコンは斯様な各メッセージに、送信に先立ち、放送オーディオメッセージデータを伝送する追加のデータフィールドを付加し、前記携帯装置は送信された前記メッセージを受信し、前記追加のデータフィールドから前記放送オーディオメッセージデータを抽出し、及び該オーディオを前記ユーザに対して再生することを特徴とする方法が提供される。オーディオデータを放送メッセージに付加されるパケットとして追加することにより、ハンドセット、即ち端末は、該オーディオデータを得るために放送をする必要はない。
【0009】
必須ではないが、好ましくは、上記第1通信プロトコルはブルートゥースメッセージ処理を有し、上記の放送される一連のメッセージは双方向通信を確立するための照会メッセージである。
【0010】
また、本発明によれば、無線メッセージ送信が可能な少なくとも1つのビーコン装置と、斯様なメッセージ送信を受信することが可能な少なくとも1つの携帯装置とを有するオーディオデータ通信システムにおいて、前記ビーコンは、一連のメッセージを各々第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールドの形態で放送するように構成され、前記ビーコンは、更に、送信に先立ち斯様な各メッセージにオーディオデータを伝送する追加のデータフィールドを付加するように構成され、前記少なくとも1つの携帯装置は、送信された前記メッセージを受信し、前記追加のデータフィールドから前記オーディオデータを読み取り、及び該オーディオを前記ユーザに対して再生するように構成されていることを特徴とするオーディオデータ通信システムが提供される。
【0011】
好適には、前記ビーコンは前記所定のデータフィールドの1つに指示子を含ませるように構成され、該指示子は前記追加のデータフィールドにおけるオーディオデータの存在を示すようにすることができる。前述と同様に、前記第1通信プロトコルはブルートゥースメッセージ処理を有することができる。
【0012】
本発明によれば、更に、上述したシステムに使用する移動体通信装置において、該装置が、前記第1通信プロトコルに従う複数のデータフィールドを含むような短距離無線メッセージを受信することができる受信器と、前記追加のデータフィールドが前記複数のデータフィールドに追加された場合を検出する手段と、斯様な追加のデータフィールドからオーディオデータを読み取る手段と、該オーディオデータをユーザに対して提供する再生手段とを有していることを特徴とする移動体通信装置が提供される。
【0013】
オーディオデータを、ブルートゥース及び同様のプロトコルでのコンタクト確立照会メッセージに付加された追加のパケットにおいてダウンロードするための方法及び好適なインフラストラクチャは、“ビーコンを介するデータ配信”なる名称の同時係属中の共同出願に関る英国特許出願第0020099.8号に記載されている。
【0014】
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して例示的にのみ説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下の説明においては、ビーコンから携帯装置(電話、MP3プレーヤ又は他のものに拘わらず)に対するオーディオメッセージの伝送のためにブルートゥースプロトコルを使用するCAアプリケーションを特に考察する。理解されるように、オーディオ放送チャンネルをメッセージ配信手順の一部として含める包括的な発明思想は、ブルートゥース装置及び照会手順に限定されるものではなく、特に周波数ホッピングシステムのような他の通信構成にも適用可能である。
【0016】
ブルートゥースプロトコルに基づくものであって、本オーディオ配信処理を管理するのに適した以下のCAアプリケーションは、前述した“ビーコンを介してのデータ配信”なる名称の共同出願に詳細に記載されており、該出願の開示内容は参照することにより本明細書に組み込まれるものとする。該開示内の概要を解説のために以下に示す。
【0017】
図1は、1以上の低電力短距離基地局又はビーコン12、14と共に使用するCA移動体電話機10のブロック図である。斯様な装置は、ショッピングモールのような場所において、最寄りの商店及びレストランのオーディオ宣伝メッセージ及びコミュニティ情報等のような地域固有の情報を提供するために使用することができ、上記ビーコンは情報キー上に便乗された(piggy−baked)オーディオデータを移動体装置にダウンロードする。情報キーは、完全な情報に対する参照を提供する小さなデータオブジェクトであると共に、多数の所定フィールドの形態であり、該フィールドの1つはユーザに対して提示される短い記述的テキストを含むであろう。他のフィールドは、例えばURL又は電話番号等のポインタ又は何らかの形のアドレスであろう。他の補足的フィールドは、上記データがユーザに対してどの様に提示されるか、及び上記アドレスをどの様に使用することができるかを制御することができる。上記ビーコンは、一般的に、各キーが典型的には異なるサービスに関係するような、これらの多数のキーを周期的に放送する。
【0018】
ユーザCA端末10は、メッセージの受信及び送信のための送受信器段18に結合されたアンテナ16を有している。出力メッセージは、マイクロフォン20及びA/D変換器22を介してのオーディオ入力又はキーパッド若しくは他の入力手段24を介してのデータ入力の何れかのような、当該電話に対するユーザ入力から生じる。これらの入力は、信号及びデータ処理段26によりメッセージデータフォーマットへと処理されると共に、送受信器段18に供給される前にエンコーダ28により伝送フォーマットに変換される。
【0019】
アンテナ16及び送受信器18により受信されたメッセージは、復号段30を介してフィルタ及び信号処理段32に供給される。当該メッセージにより伝送されるデータが当該電話の表示スクリーン34上で提示するためのものである場合、該データは、オプション的にバッファ処理38の後に表示ドライバ36に供給され、該ドライバは表示画像をフォーマットする。当該メッセージが或る又は他のビーコン12、14からのオーディオデータを伝送している場合、当該電話は受信された情報を事前に記憶された(40)ユーザの好みに従ってフィルタ処理する能力を有しており、ユーザは、記憶されている好みのデータと当該メッセージ内の主題指示子との比較が特に興味のあるデータ項目が受信されたことを示す場合にのみ警告される(即ち、当該情報のみが再生されるか又は後の提示のためにバッファ38に保持される)。
【0020】
便乗された及び通常のオーディオメッセージの両者に関し、上記オーディオデータは、フィルタ及び処理段32によりD/A変換器42及び増幅器44を介してイヤフォン又はスピーカ46に出力される。斯様なメッセージの電話ネットワーク48からの受信が矢印50により示されている。該電話ネットワーク48は、電話10から広域ネットワーク(WAN)サーバ52への、及びWAN54(インターネットであり得る)を介して、上記電話10に対しデータソースを提供する1以上の遠隔サービスプロバイダへのリンクも提供する。
【0021】
CA端末(電話機10)とCA基地局(ビーコン12)との間の通信は、2つの形態、即ち“プッシュ”と“プル”とをとる。“プッシュ”モードにおいては、情報はビーコン12、14により全ての携帯端末10に対して60に示す短い“キー”の形で放送される。これらキーはアプリケーションに応じて種々の形態をとるが、通常は、伝送される情報の簡潔な記述と、完全な情報に対するポインタ、例えばサービスプロバイダ56の1つを識別するURL、を含む。
【0022】
キーは端末10により無意識的に、即ちユーザによる直接的な介入なしに、受信され、ユーザの事前設定された好みに従って自動的にフィルタ処理される。幾つかは破棄され、幾つかは更なる調査のために保持され、他のものはユーザが即座に警告されるようにすることができる。時には、ユーザは該キーに含まれるよりも多くの情報を得ようと欲するであろう。ここで、“プル”モードは、ユーザがサーバ56(該サーバは特別にCA用途に構成されている必要はない)との接続を確立するのを可能にし、情報が端末10に取り込まれるように積極的に要求する。従って、このモードは典型的に対話型である。
【0023】
先に示した通り、上述したCAシステムの少なくとも上記“プッシュ”モード用に必要とされる無線リンクに対する強力な候補となる技術は、多数の移動体電話機10の構成部品になるであろうと期待されるという理由で、ブルートゥースである。ブルートゥースプロトコルをCAオーディオ放送及び“プッシュ”モードの利用に関して解析すると、問題が見られる。理想的な場合においては、端末10は固定のビーコン12、14を検出し、これらビーコンから、当該端末が全く送信を行う必要性なしで、基本的情報を抽出するであろう。しかしながら、この種の動作は現在のブルートゥース仕様によっては、ブルートゥースビーコンシステムの周波数ホッピングの性質により、サポートされておらず、このことは、放送されるメッセージ(又は、如何なるメッセージも)が通過端末により受信されるためには、該端末が時間及び周波数の両方の点でビーコンに同期されなければならないことを意味する。
【0024】
ブルートゥース照会手順は、放送局(ビーコン)と携帯装置(スレーブ)とを結びつける問題を解決するために特別に提案されている。即ち、前記出願人は同時係属中の出願において、マスタにより発せられる照会メッセージ上に放送チャンネルをどの様に便乗させることができるかを記載している。CA端末は放送されたチャンネルメッセージを読みとることしか必要とせず、CA基地局又はビーコンは斯かるメッセージを送出すればよい。結果として、エアインターフェース(air interface)においては、該メカニズムは通常の(非CA)ブルートゥースシステムと完全に互換性がある。この筋書きにおいては、照会メッセージ上での放送に関してサイクル当たり約64kBの総伝送レートが得られる。上記ビーコンが照会サイクルを連続的に実行する場合、即ち該ビーコンが決してピコネットを確立せず、放送のみを行う場合、50kB/sの総伝送レートを得ることができる。
【0025】
現在のコーデックは、8kB/sまで及びそれ以下までものレートで、許容可能な音声品質を提供することができる。従って、この帯域において、4つ又は5つの連続した並列な音声放送サービスを走らせることができる。他の例として、放送ステレオFM品質オーディオを伝送するために、MPEGIIレイヤ3(MP3)、リアルネットワークスのリアルシステムG2及びマイクロソフトMSオーディオ等の広帯域オーディオコーデックの圧縮力を使用することもできる。上記情報キーは使用されるが、情報フィールドがオーディオ音声又は音楽データにより置換され、ヘッダが当該携帯装置により重要なキーと関係のないキーとの間を区別するために使用されるようにすれば、オーディオの連続的ストリーミングを含む他の可能性も利用可能となる。並列なストリームの間の区別には何らかの形のヘッダが必要ではあろうが、放送帯域内で幾つかの不連続なオーディオサービスを多重化することさえ可能である。斯様なサービスは、自動化されたSMS(短メッセージサービス)又は呼出(paging)情報サービスの形態での短いオーディオ告知又はオーディオ更新(“サウンドバイト”)を含むことができる。
【0026】
図1の実施例に関しては、典型的な実施例はブルートゥースが装備されたGSM、UMTS又は他のセルラ電話機を有する。これは、勿論他のプラットフォームが存在することも理解されるが、音声用の適したオーディオコーデックが既に利用可能である点で利点を有している。オーディオが備わったPDA及びラップトップパーソナルコンピュータ以外に、他のオーディオ装置もブルートゥースと互換性を有するものとされると共に、更に本発明を使用するように構成することもできる。斯様な装置は、パーソナルラジオ、テープ及び/又はディスクプレーヤ、MP3記憶及び再生装置、及び無線ヘッドフォン等を含むことができる。これらの装置に関しては、該ブルートゥース機能は、例えば、オーディオが2地点間無線リンクを介して他の同様に装備された装置又はオーディオデータ記憶器若しくはサーバに伝送される(リアルタイムに又は非リアルタイムに)のを可能にする。ブルートゥース又は同様のものに便乗された放送オーディオデータを受信する能力は、パーソナルオーディオ装置の利用可能性を大幅に拡張する。
【0027】
図2は、本発明をサポートするシステムのデータの流れを単純化された形で概念的に示している。図示の構成において、マイクロフォン70からの音声データは、デジタルストリームがコーデック74に受け渡される前に、A/D変換器72によりデジタルサンプルに変換される。該コーデック74からの低レートストリームは、ブルートゥース基地局76に渡され、該基地局から上記ストリームは前述した共同出願に記載され、下記に詳述するような方法で放送される。送信された上記データはブルートゥース受信器78により受信され、再現されたオーディオがスピーカ84から出力される前に、コーデック80及びD/A変換器82を通過される。86及び88に示すように、メッセージのそのままの又は符号化された形でのローカルな記憶のために、データ記憶部を追加することができる。この構成に対する多くの変形例が存在し、これらは事前設定されたメッセージの使用、サンプルされた語又は異音から合成されたメッセージ及び音声合成を含む。当業者であれば、他の変形例にも気付くであろう。
【0028】
基地局又はビーコンにおいては、空中に送信される前に上記音声データはパケット化される。上記共同出願に記載されているように、64kBまでのユーザ情報を、放送フィールドにおいて10.24秒続く照会フィールド内で伝送することができる。放送されるオーディオパケットは、好適には、図3に示すような多数のフィールドを有し、その内の下記のものは掲載し尽くされていないリストである:
ヘッダ:
・PD パケットプロトコル弁別子(“放送オーディオ”に対して設定)
・PL パケット長指示子
・CH オーディオチャンネル番号
・LA 言語
・MN メッセージ番号
・CT コーデック型式
・SE 開始/終了/中間/全パケットに関する指示子
・PN パケット番号
本体:
・DATA オーディオデータ
プロトコル弁別子PDは、放送オーディオパケットを他のパケット型式から区別する。パケット長指示子PLは、パケットの合計(即ち、オーディオデータ部のみではない)の長さを示す。オーディオチャンネル番号CHは、提供される種々のオーディオチャンネル間を区別し、端末のフィルタに関する主検索項目である。言語指示子LAは、メッセージの当該ユーザにより理解される言語での補足的検索を可能にする。メッセージ番号MNは、メッセージが、改善されたエラー性能のために、2回以上送信されることを可能にする。コーデック型式CTは、音声コーデック及び使用されるビットレートを指定する。開始/終了指示子SEは、伝送される当該オーディオセグメントがオーディオメッセージの開始か、斯様なメッセージの終了か、中間のセグメントか又は全体メッセージであるかを規定する。連続したオーディオストリームは“中間”指示子を使用するであろうし、不連続なオーディオストリーム(サウンドバイト)は4つの指示子全てを使用するであろう。この例の最後に、パケット番号PNは長いメッセージを構成する幾つかのパケットの順序付けを可能にする。本体において、上記オーディオデータは、コーデック型式CTフィールドに従って符号化された任意の量の音声データを有する。
【0029】
パケットは、本体のペイロードサイズ及び所要のスループットと調和したレートで送信される。一般的規則として、携帯端末が全てのパケットを聴くことが要求される。放送能力が完全には利用されていない場合、パケットの二重化は、誤って受信されたパケットの置換を可能にすることができ、又は当該端末が他のブルートゥースリンクと関わり、それでいて必要な全てのオーディオパケットを受信することを可能にすることができる。
【0030】
照会モードが連続的に動作される場合、連続したオーディオストリームに対しては、チャンネル当たりに10.24秒の量のオーディオが各照会サイクル内で伝送されなければならない。8kbit/sで動作するコーデックの場合、これは、10kbyteのデータに相当する。これは、単一のパケット内で伝送することもでき、又は小さなパケットに分解することもできる。理解されるように、小さなパケットの繰り返されるヘッダにより生じる余分なオーバーヘッドと、大きなパケットの低い信頼性との間の取り引きが存在する。
【0031】
照会期間の全てが放送情報に専用されるわけではないので、該照会期間は長さ10.24秒の単一の大きなフレームとして扱われる。如何なるオーディオチャンネルに関しても、10.24秒までのデータは、フレームが早く送信される場合は該フレームが開始する前に送信器においてバッファされる必要がある。同様に、当該チャンネルに対する新たなデータがフレーム内で非常に遅く受信される場合は、受信器において十分なデータがバッファされねばならない。結果として、20秒程度の全遅れが予測される。本例においては、8kbit/sのコーデックを用いると、或る実施化は、受信器側において20kbyteのバッファスペースを使用するであろう。一層高いレートのコーデックの場合、一層多くのスペースが必要とされるであろう(例えば、48kbit/sで動作する広帯域の場合120byte)。
【0032】
不連続な(サウンドバイト)なサービスの場合、斯様な遅延は一般的に関わりがなく、単方向である連続的サービスの殆ども、この遅延に耐えることができる。生の演技に注釈を加えるもののような、連続したサービスは、演技が容易に予測することができるような演技及びオペラ等に限定されるべきである。マスタ及びスレーブにおける正確な遅延及びバッファサイズは、放送照会サービスのために選択されたフォーマット及びそれが如何に使用されるかに依存する。エラー訂正及び隠蔽技術も影響を受ける。
【0033】
ユーザが興味あるサービスを選択すると、該ユーザの要求は結果として、放送されるオーディオパケットヘッダの適切なチャンネル番号を探すようなハンドセット内のフィルタの設定となるか、又はサーバとのネゴシエーション(大気を介しての又は何らかの他の接続を介しての)となる。第1の場合、当該ハンドセットは幾つかの設定されたフィルタの何れかと一致するヘッダを持つような放送オーディオデータパケットの見張りを続け(即ち、幾つかの不連続なチャンネルが同時に選択され得る)、受信された如何なる斯様なパケットも再生する。このフィーチャの発展として、利用可能なオーディオ情報ストリームを掲載する特別な索引も周期的に放送され、選択処理を補助する。第2の場合においては、オーディオ情報ストリーム放送が、固定のネットワークとのネゴシエーションにより選択される。CAサイトの異なるセルが、各セルによりサービスされるユーザの動的な要求に応じて異なるオーディオストリーム放送することができる。他のセルに移動するユーザは、該ユーザのストリームを自身に従わせることができる。この方法は、特に多数の特別な興味あるオーディオストリームが利用可能な場合は、価値ある放送時間を潜在的に一層良好に利用する。両方法を用いて、ユーザは特に聴きたいと欲するチャンネル、換言すると、ユーザが放送チャンネルから“プル”したいと欲する情報を含むようなもの、を積極的に選択する。僅かなチャンネルをデフォルトとして選択することができ、ユーザに対して情報が“プッシュ”されるのを可能にする。これの典型的な使用は、宣伝及び緊急情報サービスであろう。それにも拘わらず、ユーザは上記緊急チャンネルを除いて全ての斯様な“プッシュ”チャンネルを非選択とすることができる。
【0034】
本発明により提供される低レートオーディオ放送のアプリケーションを更に考察すると、連続した及び非連続な放送サービスを提供することができることが理解されるであろう。連続した放送サービスは、1から約6チャンネルの通常では音声の、可能性としては良好な品質のステレオオーディオを伝送するであろう。ユーザは、主に、これらの1つを聴くであろう。不連続放送チャンネルは、何か他のものを聴いているかもしれないユーザに対して、短いサウンドバイトが伝送されるのを可能にする。従って、サウンドバイトはローカルに発生されたオーディオ信号を中断するか、又は上に混合され得る。各々は総時間の一部でしか活性状態でないので、多くの斯様なチャンネルが利用可能とすることができる。勿論、連続した及び非連続のチャンネルを混ぜることもできる。
【0035】
以下のアプリケーションは例示のみを意図するものである。多くの他のものが当業者にとっては明らかであろう。受信されたオーディオのスピーカ再生は可能であるが、主要なアプリケーションに関しては、近くの他の人の妨害を避けるためにヘッドフォンがオーディオデータ提示手段として使用されるであろう。
【0036】
ダイヤルアップ情報サービス:
現在時刻及び天気と同様に、ユーザは金融の動き及びスポーツイベントに関する情報を選択する興味があるかもしれない。多くの場合、情報は、株が上昇及び下落し又は選択したチームが点を入れるにつれ、略リアルタイムで更新される必要がある。ストリーム又は複数のストリームを選択することにより、ユーザは短い(数秒の持続時間の)ラジオ告知により最新状態に保たれ得、該ユーザを、表示を読むために端末を取り出さなければならない不便さから解放する。これらのサウンドバイトは、テープ、ディスク又は他のソースからローカルに発生されるオーディオと合成することができる。
【0037】
公衆拡声システム:
空港又は鉄道駅のような大きな公衆施設は、顧客を到着及び出発時刻のような情報に対して最新状態に維持するために、公衆拡声システムを使用している。ここでも、サウンドバイトを使用することができる。特定の飛行便又は興味のある列車に関してダイヤルすることにより、ユーザは、出発又は到着アナウンスメントをのがすことなく、ヘッドフォンで音楽を聴き又は静かな場所(航空会社の優待ラウンジ又はレストランのような)に入り込むことができる。補足情報を、ターミナル若しくはプラットフォームへのローカルな方向、又は異なる言語でのアナウンスメント情報の形で提供することができる。
【0038】
解説システム:
美術館にとり展示に音声解説が伴うのは、まれということはない。ブルートゥースのセルラ的性質は、展示物に多数の異なる言語で、又はユーザが解説の開始を長時間待つ必要がないように単一言語により時間ずれ態様で特定の解説を伴わせるのを可能にする。劇場においては(又は映画館におけることも考えられる)、補助オーディオチャンネルが初心者の又は盲人の視聴者に対し情報を提供することができる。長いシステム遅延の場合、解説は、関連する演技に数十秒先立って送信される。かくして、このサービスは予測可能な(脚本された)事象に最も適している。
【0039】
ガイド及び情報ポイント:
ガイドサービスも可能であり、ツアーバス上での音声ガイドは既知の例である。多くの町には専用のツアーバスが存在するが、本発明は、多言語旅行者向け解説が興味ある場所を通る経路に従う標準のバス又は路面電車上で提供されるような手段を提供する。平凡なフィーチャではあるが、以前のものに加えることができるか又は自己の権利で設けることができるものは、駅又は停車場のアナウンスの配信である。
【0040】
町のガイドは、ビーコンシステムを利用して、多言語情報及びナビゲーション補助を提供することができる。道路ビーコンは、静的又は動的な交通情報(“左折禁止”又は“前方に交通渋滞”)を提供することができる。ビーコンは個人のナビゲーションもサポートすることができ、ユーザは特定の場所への指示に関する要求を登録し、これらの指示(“この通りの終わりで左折”)は、実効的にユーザの個人的なオーディオチャンネルであるもので配信される。加えて、興味ある場所(公園、庭園、歴史的建造物等々)は、旅行者用情報の“プッシュ”チャンネルを備えるビーコンを将来の訪問者を惹き付ける手段として使用することができる。
【0041】
宣伝及び音楽サービス:
上述したサービスは高品質オーディオ符号化を利用することができるが、幾つかのサービスはそれを要件とする。宣伝者は自身及び製品に関連する音楽的繰り返しメッセージを再生することができることを欲し、ショッピングモールは当該システムを任意選択的なバックグラウンドミュージックを提供するために使用することができる。音楽又はビデオの調達人は当該システムを、群衆を引き寄せるべく最新の音楽又はサウンドトラックを放送するために、多分、MP3ダウンロード局に対して使用することができる。これらのフィーチャを可能にするには、モノラルから、AMラジオ品質(16kbit/s)それ以上までのオーディオ品質が必要とされるであろうが、予測されるように品質とチャンネル数との間の取り引きを伴う。
【0042】
本開示を読むことにより、当業者にとっては他の変形例が明らかとなるであろう。斯様な変形例は、固定及び携帯通信システム、並びに斯かるシステムに組み込むシステム及び部品の設計、製造及び使用において既知であり、且つ、ここで既述したフィーチャの代わりに又は斯かるフィーチャに加えて使用することができる他のフィーチャを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明を使用するビーコン及び携帯装置のブロック図である。
【図2】
図2は、上記ビーコン及び携帯装置の構成要素を経るデータの流れを概念的に示す。
【図3】
図3は、放送オーディオパケットのサンプル的な構成を示す。
Claims (7)
- 携帯通信装置のユーザが放送オーディオメッセージを受信するのを可能にする方法において、少なくとも1つのビーコン装置が、一連のメッセージを各々第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールドの形態で放送し、前記ビーコンは前記各メッセージに、送信に先立ち、放送オーディオメッセージデータを伝送する追加のデータフィールドを付加し、前記携帯装置は送信された前記メッセージを受信し、前記追加のデータフィールドから前記放送オーディオメッセージデータを抽出し、及び該オーディオを前記ユーザに対して再生することを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の方法において、前記第1通信プロトコルがブルートゥースメッセージ処理を含み、前記放送された一連のメッセージが双方向通信の確立のための照会メッセージであることを特徴とする方法。
- 無線メッセージ送信が可能な少なくとも1つのビーコン装置と、前記メッセージ送信を受信することが可能な少なくとも1つの携帯装置とを有するオーディオデータ通信システムにおいて、前記ビーコンは、一連のメッセージを各々第1通信プロトコルに従って配列された複数の所定のデータフィールドの形態で放送するように構成され、前記ビーコンは、更に、送信に先立ち前記各メッセージにオーディオデータを伝送する追加のデータフィールドを付加するように構成され、前記少なくとも1つの携帯装置は、送信された前記メッセージを受信し、前記追加のデータフィールドから前記オーディオデータを読み取り、及び該オーディオを前記ユーザに対して再生するように構成されていることを特徴とするオーディオデータ通信システム。
- 請求項3に記載のシステムにおいて、前記ビーコンは前記所定のデータフィールドの1つに指示子を含ませるように構成され、該指示子は前記追加のデータフィールドにおけるオーディオデータの存在を示すことを特徴とするシステム。
- 請求項3又は請求項4に記載のシステムにおいて、前記第1通信プロトコルがブルートゥースメッセージ処理を有することを特徴とするシステム。
- 請求項3ないし5の何れか一項に記載のシステムに使用する移動体通信装置において、該装置は前記第1通信プロトコルに従う複数のデータフィールドを含むような短距離無線メッセージを受信することができる受信器と、前記追加のデータフィールドが前記複数のデータフィールドに追加された場合を検出する手段と、前記追加のデータフィールドからオーディオデータを読み取る手段と、該オーディオデータをユーザに対して提供する再生手段とを有していることを特徴とする移動体通信装置。
- 請求項6に記載の装置において、前記受信器がブルートゥースプロトコルに従うメッセージを受信するように構成されていることを特徴とする装置。
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