JPH07154322A - 音声放送の個別受信方法 - Google Patents

音声放送の個別受信方法

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JPH07154322A
JPH07154322A JP5321283A JP32128393A JPH07154322A JP H07154322 A JPH07154322 A JP H07154322A JP 5321283 A JP5321283 A JP 5321283A JP 32128393 A JP32128393 A JP 32128393A JP H07154322 A JPH07154322 A JP H07154322A
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JP
Japan
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broadcasting
receiver
data
transmitter
optical signal
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JP5321283A
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Yasuichi Tanaka
康市 田中
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 催物会場や展示会場等における各セクション
別の案内放送を混信させることなく各入場者に個別受信
させる方法を提供する。 【構成】 各展示物(絵画)1に対応させて設けられた各
放送用送信機2から各展示物の案内放送に係るディジタ
ル音声情報を変調光信号6に変換して光空間伝送方式で
限定ゾーンへ高速伝送する。各入場者3が受信機4を携帯
して放送用送信機2の限定ゾーンに入ると、受信機4が変
調光信号6を受光して復調したディジタル音声情報を一
旦記憶手段へ蓄積させ、その蓄積後の自動又は手動によ
る再生モード設定によって音声を再生する。各入場者3
は各放送用送信機2の限定ゾーンに短時間滞在するだけ
で携帯した受信機4に音声情報を蓄積でき、イヤホン5を
通じて案内放送を自由に繰返して聴取することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声放送の個別受信方法
に係り、催物会場や展示会場等において各セクション別
の案内メッセージを放送する場合に適用され、各放送音
声情報を光空間伝送方式で送光し、受信者(入場者)が個
別にその放送を収録して再生させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、各種の催物や展示会等が開催され
る機会が多く、入場者へのサービスの一環として、会場
内の各セクションに設けられた展示物等に関する案内を
音声メッセージで行うことが少なくない。この種の情報
伝達方法として、一般的にはスピーカを通じてアナウン
スを行う手段が採用されているが、会場が非常に騒々し
くなると共に各セクションが隣接している場合には音声
が重複し、注目しているセクションの案内を正確に聴取
できない場合が多い。
【0003】そのため、各セクション別に無線送信機を
設けて案内メッセージを一定時間毎に放送し、各入場者
がラジオ受信機を携帯して個別にその無線放送を受信・
聴取するようなことも行われている。即ち、前記の無線
放送方式では、各セクションの天井等に指向性の強い放
送用アンテナを設けて放送を行い、各入場者がその放送
ゾーンへ入った状態でラジオ受信機をその放送周波数に
同調させて無線放送を受信する。従って、各入場者は各
セクションの放送ゾーンに滞在していればその放送内容
をイヤホンを通じて個別に聴取でき、周囲の騒々しさに
よって案内メッセージを聴きもらしてしまうことが防止
できる。
【0004】尚、無線放送方式の場合、各セクション別
に放送周波数を相違させておけば混信を防止できるが、
使用周波数帯域が広くなると電波法上の制約を受けるた
め、通常は単一の放送周波数のみで放送され、そのため
に指向性の強いアンテナで放送ゾーンを限定するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の無線
放送方式では周囲の喧騒に影響されない個別受信が可能
になるが、次のような問題点があり、実用的には不利・
不便が多いために実施条件が制約されることが多い。 単一の放送周波数を使用しているため、会場の各セ
クションが近接していると指向性の強いアンテナを使用
しても各放送の分離度に限界があり、ラジオ受信機が隣
接したセクションの放送を受信して混信が発生する。従
って、音質が著しく劣化すると共に放送内容が非常に聴
き難くなる。 入場者は各セクションの放送ゾーン内に居なければ
受信ができず、そのゾーン付近が混雑している場合には
案内サービスを受けることができない。 放送をリアルタイムに受信するため、放送ゾーン内
に居なければその案内放送を繰返して聴取することがで
きない。
【0006】そこで、本発明は、各セクションの隣接間
隔が狭くても放送の混信が防止でき、また入場者が放送
ゾーンを離れた場合にも繰返して放送内容を聴取するこ
とが可能な「音声放送の個別受信方法」を提供することを
目的として創作された。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め記録され
ているディジタル音声情報を変調光信号に変換して光空
間伝送方式で限定ゾーンへ高速伝送する放送用送信機
を、各限定ゾーンが重複しないように複数台配備し、一
方、前記放送用送信機から受光した変調光信号をディジ
タル音声情報へ復調して記憶手段へ蓄積させ、再生モー
ドでその蓄積情報を音声速度で再生する受信機を、複数
の受信者に対して個別に携帯させ、各受信者が各送信機
の限定ゾーンに入って放送中のディジタル音声情報を受
信機の記憶手段へ高速で収録し、再生モードでその収録
情報を音声再生させて放送音声情報を聴取することを特
徴とした音声放送の個別受信方法に係る。
【0008】
【作用】本発明によれば、各放送用送信機はディジタル
音声情報を変調光信号として光空間伝送方式で伝送する
ため、電波による場合と比較して、その受信ゾーンを正
確に限定することができる。受信者が受信機を携帯して
前記の各受信ゾーン(限定ゾーン)へ入ると、受信機は変
調光信号を受光し、その変調光信号を放送用送信機側の
ディジタル音声情報へ復調して一旦記憶手段へ収録す
る。その場合、放送用送信機側で予め記録されているデ
ィジタル音声情報は高速で光伝送され、受信機側ではそ
の伝送速度に対応して収録を行うため、短時間でその情
報の収録が完了する。
【0009】そして、受信者は受信機を再生モードにす
ることにより、又は受信機が情報収録時点で自動的に再
生モードになることにより、収録したディジタル音声情
報を音声速度で再生させる。その場合、再生モードでの
音声再生は、記憶手段への情報収録中において制限を受
ける場合もあるが、基本的には任意のタイミングで再生
を開始させることができ、また放送のリアルタイムな再
生ではないため、繰返して放送音声を聴取することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の音声放送の個別受信方法に係
る一実施例を図面を用いて詳細に説明する。先ず、図1
は絵画の展示会場に光空間伝送方式の放送用送信機を取
付けて各絵画の案内放送を行う場合の概略図を示し、各
絵画1の展示位置に対応した天井部分にそれぞれ放送用
送信機2が取付けられており、各入場者3は受信機4を携
帯し、受信機4の音声出力をイヤホン5から聴取する。こ
こで、放送用送信機2は各絵画1の展示位置付近に向けて
各案内放送の変調光信号6を送光しており、各入場者4が
各絵画1の手前(放送用送信機2の下側)に位置することに
より、携帯した受信機4で変調光信号6を受光・受信す
る。
【0011】一方、図2は図1を平面的にみた場合の概
略図であり、各放送用送信機2a,2b,2c…は各絵画1a,1b,
1c…の展示位置付近に向けて各案内放送の変調光信号6
を送光しているが、その送光方向に関して指向性がもた
せてあり、各放送用送信機2a,2b,2c…の変調光信号の受
光可能範囲が限定されている。即ち、図2において、各
放送用送信機2a,2b,2c…について受光可能な限定ゾーン
Za,Zb,Zc…が構成されており、それぞれの限定ゾーンZ
a,Zb,Zc…が重複しないようになっている。そして、各
放送用送信機2a,2b,2c…には、位置的に対応した各絵画
1a,1b,1c…に係る案内放送用音声メッセージがディジタ
ル音声データとして登録されており、そのディジタル音
声データで送出光を変調して光空間伝送方式の放送を行
う。
【0012】ここに、各放送用送信機2a,2b,2c…は図3
に示すような回路構成を有している。 同図において、
11はPIO(Programmable Input-Output Chip)で構成さ
れた入出力制御部、12は案内放送用のディジタル音声デ
ータ等が格納されているROM、13はデータ転送プログ
ラムが格納されているROM、14はデータ転送を実行す
るCPU、15はデータの並-直列変換を行うデータ変換
回路、16はFSK(Frequency-Shift Keying)方式で変調
を行う変調回路、17はLEDドライバ、18は変調光を送
光するLEDであり、入出力制御部11が各放送用送信機
2a,2b,2c…を管理しているセンタ側からの送信モード設
定信号を受信すると、入力制御部11のアドレス指定に基
づいてCPU14がROM12のデータを読出し、入出力制
御部11からデータ変換回路15を経由して変調回路16へ転
送され、その転送データでFSK変調した信号でLED
ドライバ17がLED18を駆動することによって変調光信
号6を送光させる。尚、本実施例ではLED18の波光波
長を820〜840nmとし、その発光出力を10〜15
mWとした。
【0013】ところで、ROM12は4Mbit分の容量を
有し、図4に示すように、音声速度で約60秒間分の各
絵画1a,1b,1c…に係る案内放送用ディジタル音声データ
(1000H〜3FFFFFH)をアドレスデータ(0〜400H)とセンテ
ンスファイルデータ(400H〜1000H)と共に格納させてい
る。尚、センテンスファイルデータは文節単位で分離さ
れた音声データの再生順序を示すものである。そして、
各放送用送信機2a,2b,2c…における前記のデータ転送・
送光動作は約1秒周期で繰返して実行され、その度にR
OM12のディジタル音声データが一回分読出されて、伝
送速度が約66(kbit/sec)の変調光信号としてLED1
8から送出される。従って、LED18から送出される変
調光信号の伝送状態は、図5に示すように約1秒周期で
の繰返しとなり、図1及び図2において各入場者3は各
放送用送信機2a,2b,2c…の限定ゾーンZa,Zb,Zc…内に約
2秒間入っていれば、各絵画1a,1b,1c…に係る案内放送
用のディジタル音声データを受信できることになる。ま
た、図5において、各回の音声データに付加されている
ヘッダは各放送用送信機2a,2b,2c…の識別コード(Ha,H
b,Hc…)に該当し(図5のヘッダHbは放送用送信機2bの識
別コード)、各放送用送信機2a,2b,2c…のCPU14が各
回のデータ転送を実行する際にROM13から読出して付
加する。尚、案内放送を多数国語で行う場合には、RO
M12の容量を大きくして各国語のディジタル音声データ
を併せて格納しておき、図6に示すように、各国語別に
読出すと共に各読出しデータに各放送用送信機2a,2b,2c
…の識別コード(Ha,Hb,Hc…)と言語別コード(J/E/D)で
構成されたヘッダを付加しておく。
【0014】一方、各入場者3が携帯している受信機4は
図7に示すような回路構成を有している。同図におい
て、21はPIOで構成された入出力制御部、22はデータ
蓄積用のD-RAM、23はデータ転送プログラムが格納
されているROM、24はデータ転送を実行するCPU、
25はピンフォトダイオードによる受光部、26は受光信号
を増幅する増幅器、27はFSK変調信号を復調する復調
回路、28はデータの直-並列変換を行うデータ変換回
路、29はD/A変換器、30は低域通過フィルタ(LP
F)、31は出力増幅器(利得調整可能)、32は各モード設
定を行う操作部、5は上記のイヤホンを示す。また、こ
の受信機4の受光部25は筐体の上側に設けられており、
図1に示すように入場者4が受信機4をポケット等に入れ
て携帯した際に、受光部25が上側(天井側)に向くように
設計されている。
【0015】次に、この受信機4のデータ蓄積動作を図
8のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、入
場者3が受信機4を携帯して図2の何れかの限定ゾーンZ
a,Zb,Zc…に入ると、そのゾーンZa,Zb,Zc…に対応した
放送用送信機2a,2b,2c…が送光している変調光信号を受
光部25が受光する。そして、その受光信号は増幅器26で
増幅された後に復調回路27でFSK復調され、データ変
換回路28で1バイト単位の並列データに変換されて入出
力制御部21へ転送される。
【0016】ここで、例えば、限定ゾーンZbで変調光信
号を受信した場合には、放送用送信機2bが図5に示した
ようにヘッダHbを付して[アドレスデータ・センテンスフ
ァイルデータ・音声データ]を送出しており、入出力制御
部21は先ずヘッダHbを検出する(S1)。ヘッダHbが検出さ
れると、入出力制御部21は内蔵レジスタにそのヘッダHb
をセーブし、前回セーブしたヘッダと同一か否かを確認
する(S1〜S3)。そして、その確認結果が同一であった場
合には、データ蓄積を実行する必要がないとみなし、約
1秒毎に受信・検出されるヘッダの確認を繰返す(S3→S
1)。一方、同一でなかった場合には、前回セーブしたヘ
ッダを今回セーブしたヘッダHbに書換えると共に、その
時点で操作部32から「受信実行モード」又は「受信停止モ
ード」の何れのモード設定がなされているかを確認する
(S3〜S5)。
【0017】今、受信機4が通常モードである「受信実行
モード」に設定されていると仮定すると、入出力制御部2
1でそのモードが確認された時点で、入出力制御部21は
直ちにヘッダHbに後続しているアドレスデータをD-R
AM22へ出力すると共にCPU24へアドレスデータに後
続したセンテンスファイルデータと音声データを転送
し、CPU24がROM23のプログラムに基づいてD-R
AM22のデータの書換えを行う(S5,S6)。即ち、D-RA
M22には他の限定ゾーン(Zb以外のゾーン)で受信した場
合のセンテンスファイルデータと音声データが既に蓄積
されているが、「受信実行モード」では先にD-RAM22
に蓄積されているデータを新規に受信したデータへ書換
える。そして、放送用送信機2b側からは図5に示したよ
うにヘッダHbで区切りながら一回分の音声データ等を周
期的に送出しているため、前記のデータの書換えは入出
力制御部21で再度ヘッダHbが受信・検出された時点で完
了する(S6〜S8)。
【0018】従って、入場者3が限定ゾーンZbに約2秒
間入っていることによりD-RAM22の蓄積データが書
換えられ、放送用送信機2bが送出しているセンテンスフ
ァイルデータと音声データが蓄積されることになる。ま
た、その蓄積後においては、「受信実行モード」が設定さ
れていれば、入場者3が限定ゾーンZb以外の限定ゾーン
に入らない限り、限定ゾーンZbに滞在していたり、限定
ゾーンZbを出入りしたとしても、D-RAM22のデータ
の書換えはなされない(S1〜S3→S1)。
【0019】一方、ステップS5において、「受信停止モ
ード」が設定されている場合には、D-RAM22の蓄積デ
ータが完全にロックされ、入場者3が限定ゾーンZb以外
のゾーンでデータを蓄積させた状態で限定ゾーンZbへ移
動してもデータの書換えは実行されない。即ち、ステッ
プS3において前回セーブしたヘッダと異なっている場合
にも、ステップS6でデータの書換え手順を実行させない
で、そのままヘッダの受信・検出を繰返すだけの状態と
なる(S1〜S5→S1)。
【0020】尚、以上の説明では入場者3が限定ゾーンZ
bへ入った場合を例にとって説明したが、他の限定ゾー
ンへ入った場合にも、当然に同様の手順でデータの書換
えと蓄積又は書換えの禁止が行われる。また、受信機4
で初期受信する場合(D-RAM22にデータが蓄積されて
いない場合)において入場者3が何れかの限定ゾーンへ入
ったときには、ヘッダがセーブされていないことから、
直ちにD-RAM22へのデータ蓄積が実行され、その蓄
積後に上記の手順が実行されることになる(S2→S6)。
【0021】次に、この受信機4の音声再生手順を図9
のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、操作
部32から再生ONモードが設定されていると、CPU24
はROM23のプログラムに基づいて自動的にD-RAM2
2の蓄積データを入出力制御部21へ読出し、その読出さ
れた音声データはD/A変換器29でアナログ信号へ変換
されてLPF30で高域成分を除去された後、増幅器31で
増幅されてイヤホン5から再生音として出力される(S11,
S12)。また、この場合の蓄積データの読出し速度は蓄積
されている音声データをセンテンスファイルデータで区
切りながら60秒以内で順次再生させるように適応制御
されるため、イヤホン5からは通常の音声速度で絵画の
案内放送を聴取できることになる。
【0022】そして、前記の音声再生は、上記のデータ
蓄積手順でD-RAM22がデータ書換え状態(図8のS6〜
S8)にならず、又は操作部32から再生OFFモードが設
定されない限り継続的に実行され、その時点でD-RA
M22に蓄積されている音声データが約60秒間隔で繰返
して連続再生される(S12〜S15→S12)。尚、D-RAM22
のデータ書換え状態ではデータの読出しが不能になるた
めに割込みをかけて再生を停止させているが、その書換
えが完了すると自動的に再生モードへ復帰して書換え後
の音声データの再生へ移行する(S13→S16→S12)。ま
た、再生OFFモードは入場者3が案内放送を一回再生
させるだけで十分な場合に設定され、そのモード設定が
あると直ちに再生を停止して、次の再生ONモードに備
える(S14→S17→S11)。
【0023】従って、入場者3は受信機4を「再生ONモ
ード」と「受信実行モード」に設定しておけば、図2にお
ける各限定ゾーンZa,Zb,Zc…に順次移動してゆく度に新
たな案内放送を次の限定ゾーンへ入るまで繰返して聴取
することができ、また「受信停止モード」に設定すれば、
限定ゾーンZa,Zb,Zc…とは無関係に、何れの位置へ移動
しても直前に蓄積させた案内放送を繰返して聴取でき
る。また、各放送用送信機2a,2b,2c…の変調光信号の受
光可能範囲は各限定ゾーンZa,Zb,Zc…に制限されている
ため、相互の案内放送が受信機4側で混信して受信され
ることがなく、各絵画1a,1b,1c…の展示間隔が狭くなっ
て各放送用送信機2a,2b,2c…の配備間隔を狭くせざるを
得ないような場合にも、各案内放送の分離度を良好に保
つことができる。
【0024】尚、各放送用送信機2a,2b,2c…が図6に示
したように多数国語で案内放送を行う場合には、受信機
4側に各国語別のヘッダ(Hb・J,Hb・E,Hb・D)の判別機能を
設け、スイッチ等で所望の国語に係るデータのみをD-
RAM22へ蓄積させるようにすれば、D-RAM22の容
量を大きくすることなく、選択した国語の案内放送のみ
を繰返して聴取することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の音声放送の個別受信方法は、以
上の構成を有していることにより、次のような効果を奏
する。催物会場や展示会場等で各セクション別の案内を
個々の入場者に個別に聴取させる場合に、各セクション
に配備された放送用送信機が案内放送の音声情報を光空
間伝送方式で限定ゾーンに伝送し、受信機を携帯した各
入場者がその限定ゾーンへ入って案内放送を収録して再
生させることが可能になり、各入場者が混信の発生しな
い案内放送を受信機のイヤホンやスピーカを通じて個別
に聴取できると共に、入場者の移動が円滑になって会場
の混雑を緩和させる。また、各セクションの配置間隔を
狭くしても、放送用送信機側の限定ゾーンをそれに対応
させて狭く構成すれば混信を防止できるため、各セクシ
ョンの配置に係る自由度を大きくとりながら会場のスペ
ースを効率的に利用することが可能になる。更に、放送
用送信機側から音声情報を高速伝送で行い、受信機側で
その情報を収録する方法であるため、各入場者は前記限
定ゾーンに短時間滞在するだけで音声情報の収録がで
き、且つ案内放送を自由に繰返して聴取することが可能
になる。 その他、ディジタル音声情報の伝送・再生に
よるために音質の劣化がなく、混信が生じないことと併
せて案内放送の正確な伝達が実現できるという利点を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声放送の個別受信方法を絵画の展示
会場に適用した場合の実施例において、展示会場に光空
間伝送方式の放送用送信機を取付けて各絵画の案内放送
を行う場合の概略図を示す。
【図2】図1の構成と状態を平面的にみた場合の概略図
である。
【図3】放送用送信機のシステム回路図である。
【図4】放送用送信機における案内放送データ格納用の
ROMのデータマップ図である。
【図5】放送用送信機による変調光信号の伝送状態(1
ケ国語の伝送)を示す図である。
【図6】放送用送信機による変調光信号の伝送状態(3
ケ国語の伝送)を示す図である。
【図7】受信機のシステム回路図である。
【図8】受信機のデータ蓄積動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】受信機の音声再生手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…絵画、2,2a,2b,2c…放送用送信機、3…入
場者、4…受信機、5…イヤホン、6…変調光信号、11,21
…入出力制御部、12,13,23…ROM、14,24…CPU、1
5,28…データ変換回路、16…変調回路、17…LEDドラ
イバ、18…LED、22…D-RAM、25…受光部(ピンフ
ォトダイオード)、26,31…増幅器、27…復調回路、29…
D/A変換器、30…低域通過フィルタ、32…操作部、Z
a,Zb,Zc…限定ゾーン。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/22 H04H 1/00 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記録されているディジタル音声情報
    を変調光信号に変換して光空間伝送方式で限定ゾーンへ
    高速伝送する放送用送信機を、各限定ゾーンが重複しな
    いように複数台配備し、一方、前記放送用送信機から受
    光した変調光信号をディジタル音声情報へ復調して記憶
    手段へ蓄積させ、再生モードでその蓄積情報を音声速度
    で再生する受信機を、複数の受信者に対して個別に携帯
    させ、各受信者が各送信機の限定ゾーンに入って放送中
    のディジタル音声情報を受信機の記憶手段へ高速で収録
    し、再生モードでその収録情報を音声再生させて放送音
    声情報を聴取することを特徴とした音声放送の個別受信
    方法。
JP5321283A 1993-11-27 1993-11-27 音声放送の個別受信方法 Pending JPH07154322A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6233002B1 (en) 1997-09-25 2001-05-15 Nec Corporation Earphone system with operability improved and terminal equipment system with the earphone system
JP2004502340A (ja) * 2000-06-26 2004-01-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 局地オーディオデータ配信
JP2011004162A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Maspro Denkoh Corp 地上デジタル放送によるエリア限定放送システム及び当該システムに使用される送信アンテナの配設方法

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