JP2002252600A - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JP2002252600A
JP2002252600A JP2001050082A JP2001050082A JP2002252600A JP 2002252600 A JP2002252600 A JP 2002252600A JP 2001050082 A JP2001050082 A JP 2001050082A JP 2001050082 A JP2001050082 A JP 2001050082A JP 2002252600 A JP2002252600 A JP 2002252600A
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broadcast
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signal
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broadcast pattern
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JP2001050082A
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Tatsuya Ozaki
龍哉 尾崎
Masaru Adachi
勝 安達
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、音声、サイレン、チャイム、音楽、
などのデータを受信側で放送する無線機において、受信
側に予め登録、記憶されたデータを用いて劣化なく放送
させ、音声用のデータ伝送レートとすることによって、
周波数の有効利用を図る。 【解決手段】高品質のデータを放送する場合、予め格納
されている放送パターンの選択情報を伝送し、格納され
ている放送パターンのデータの中から選択するようにす
る。放送パターンのデータを予め記憶し、どの放送パタ
ーンのデータかを指定し、指定された放送パターンのデ
ータを再生することにより、放送信号を伝送するのでは
なく、放送パターンの選択情報を伝送し、予め記憶され
ている放送パターンを選択して再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを伝送する
デジタル無線システムに関わり、特に、高品質のデータ
を伝送する無線システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信方法を、図3の同報無線シス
テムを例にとって説明する。図3は、同報無線システム
概要を説明するためのブロック図である。301は親局、3
02〜304は子局である。図3の同報無線システムは、災
害発生時等に、災害対策本部の親局301より、各地域に
設置した屋外の子局302、一般各家庭や集会所に設置し
た戸別受令器(子局303)、及び学校等の公共設備に設
置した受令器(子局304)に、災害情報、緊急指令、避
難勧告等を送信し、各子局が受信したデータを可聴音に
変換して放送するシステムである。親局から子局に伝送
するデータには、音声、サイレン、チャイム、音楽など
があり、これらのデータを親局は子局に送信し、子局は
受信したデータを放送する。
【0003】以下、図3と図4とによって、従来のアナ
ログ同報無線システムを説明する。図4は、親局301と
子局302〜304からなる従来のアナログ同報無線システム
の構成を示すブロック図である。401は親局無線装置、4
02は子局無線装置、403はマイク入力端子、404は外部入
力端子、405は加算器、406は微分器、407は瞬時周波数
偏移制御(IDC:Instantaneous Deviation Control)回
路、408はスプラッタフィルタ(SPF)、409はFM(Frequ
ency Modulation)変調器、410は電力増幅器、411と412
はアンテナ、413は高周波処理部、414はIF(Intermedia
te Frequency)リミッタ、415は周波数検波器、416は積
分器、417はバンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filt
er)、418は増幅器、419はスピーカである。
【0004】図4の親局無線装置401において、伝送し
ようとする音声が、マイク入力端子403より入力され電
気信号に変換され、加算器405に与えられる。また、外
部入力端子404からは、単独または音声と同時に伝送し
たいデータ(例えば、サイレン、チャイム、音楽など)
が、カセットデッキ等により再生され、電気信号として
入力され、加算器405に与えられる。加算器405は、マイ
ク入力端子403から入力された音声の信号と、外部入力
端子404から入力されたデータの信号とを加算し、加算
された信号(定時連絡、行政情報、災害情報などを知ら
せる放送内容の信号)を微分器406に与える。
【0005】微分器406は、入力された信号からFM信号
特有の三角雑音の影響を除去するため、入力された信号
の周波数の広域分をプリエンファシスし、瞬時周波数偏
移制御回路407に与える。瞬時周波数偏移制御回路407
は、入力された信号の周波数偏移を抑圧し、SPF408に与
える。SPF408に入力された信号には、瞬時周波数偏移制
御回路407により発生する高調波成分が含まれている。S
PF408は、この高周波成分を除去してFM変調器409に与え
る。FM変調器409に入力された信号は、FM変調されて電
力増幅器410に与えられる。電力増幅器410に入力された
信号は、規定の電力レベルに電力増幅され、アンテナ41
1を介して送信される。
【0006】一方、子局無線装置402では、親局401のア
ンテナ411より送信された信号が、アンテナ412で受信さ
れ、高周波処理部413に与えられる。高周波処理部413
は、入力された信号に対して、増幅、周波数変換、及び
不要成分の除去等の処理を行い、IFリミッタ414に与え
る。IFリミッタ414は、入力された信号を増幅し、周波
数検波器415に与える。周波数検波器415は、入力された
信号を周波数検波し、積分器416に与える。積分器416
は、入力された信号を親局プリエンファシス特性の逆特
性でデエンファシスし、BPF417に与える。BPF417は、入
力された信号から不要成分の除去を行い、増幅器418に
与える。増幅器418は、入力された信号を増幅し、スピ
ーカ419に与える。スピーカ419は、入力された信号を再
生して放送する。
【0007】従来の技術の第2例を、図7によって説明
する。図7はアナログ同報無線システムの構成例で拡声
放送機能を備えている。701は親局無線装置、702は拡声
スピーカを有する拡声子局無線装置、703は放送信号入
力端子、704は微分器、705は瞬時周波数制御回路、706
はSPF、707はFM変調器、708は電力増幅器、709と710は
アンテナ、711は高周波処理部、712はIFリミッタ、713
は周波数検波器、714は積分器、715はBPF、716は増幅
器、717は拡声スピーカである。拡声放送機能を有する
同報無線は、市町村災害対策本部などに設置した親局か
らの定時連絡、行政情報、災害情報などの放送内容を、
電波を介して、建物の屋上や路上に設置された子局で受
信し、その放送出力を増幅し拡声スピーカから知らせる
システムである。尚、図3で説明した同報無線システム
では、屋外の子局302や、学校等の公共設備に設置した
受令器(子局304)に拡声スピーカが備えられている。
定時連絡、行政情報、災害情報などの放送内容は、例え
ば、音声、チャイム、サイレン、音楽などで構成され
る。
【0008】図7において、まず、親局無線装置701の
動作について説明する。音声、チャイム、サイレン、音
楽などで構成する放送内容を電気信号に変換した放送信
号は、放送信号入力端子703を介して微分器704に与えら
れる。微分器704は、入力された放送信号からFM特有の
三角雑音の影響成分を除去し、更に、周波数の広域分に
プリエンファシスを施して、瞬時周波数偏移制御回路70
5に与える。瞬時周波数偏移制御回路705は、FM変調器に
よる周波数偏移を一定値以下に保つため、入力信号にリ
ミッタ処理を行いSPF706に与える。SPF706は、入力され
た信号から、瞬時周波数偏移制御回路705で発生した不
要な高調波成分を除去し、FM変調器707に与える。FM変
調器707は、入力された信号にFM変調を行うことによっ
て周波数変換を行い高周波信号とし、電力増幅器716に
与える。電力増幅器716は、入力された信号を規定の信
号レベルに増幅した後アンテナ709を介して送信する。
【0009】次に、拡声子局無線装置702の動作につい
て説明する。図7において、親局無線装置701のアンテ
ナ709から送信された信号は、拡声子局無線装置702のア
ンテナ710で受信される。受信された信号は、高周波処
理部711に与えられ、増幅、周波数変換、不要成分の除
去などが行なわれ、IFリミッタ712に与えられる。IFリ
ミッタ712は、入力された信号にリミッタ処理を行い、
周波数検波器713に与える。周波数検波器713は、入力さ
れた信号の周波数検波を行い、放送信号を取り出し、積
分器714に与える。積分器714は、入力された信号につい
て、親局無線装置701のプリエンファシス特性の逆特性
によりデエンファシスを行い、BPF715に与える。BPF715
は、入力された信号から不要成分を除去して、増幅器71
6に与える。増幅器716は、入力された信号を規定レベル
に増幅後、拡声スピーカ717を介して出力し、これによ
って、定時連絡、行政情報、災害情報などが放送され
る。この拡声スピーカ717は、一般的に高出力対応の指
向性スピーカである。以上が従来のアナログ方式の一例
である。
【0010】次に、図4のアナログ方式の無線システム
をデジタル化した一例を、図5によって説明する。図5
は、従来のデジタル同報無線システムの構成を示すブロ
ック図である。1は親局無線装置、2は子局無線装置、3
はマイク入力端子、4はBPF、5はA/D変換器またはコーデ
ック部からなるA/D変換・コーデック部、6はチャネルコ
ーデック部、7はデジタル変調部、8は電力増幅器、9と1
0はアンテナ、11は受信高周波処理部、12はデジタル復
調部、13はチャネルコーデック部、14はD/A変換器また
はコーデック部からなるD/A変換・コーデック部、15はB
PF、16は増幅器、17はスピーカ、24は外部入力端子、25
は加算器である。
【0011】図5の親局無線装置1において、伝送する
音声はマイク入力端子3より入力され電気信号に変換さ
れ、加算器25に与えられる。また、外部入力端子23から
は単独または音声と同時に伝送したい、音声以外のデー
タが、カセットデッキ等により再生され、電気信号とし
て入力され、加算器25に与えられる。加算器25は、マイ
ク入力端子3から入力された音声信号と、外部入力端子2
4から入力された音声以外のデータの信号を加算し、加
算された信号(定時連絡、行政情報、災害情報などを知
らせる放送内容の信号)をBPF4に与える。BPF4に入力さ
れた信号は、帯域制限された後、A/D変換・コーデック
部5に与えられる。A/D変換・コーデック部5に入力され
た信号は、アナログ信号からデジタル信号へと変換さ
れ、チャネルコーデック部6に与えられる。チャネルコ
ーデック部6は、入力された信号に、制御情報、同期ワ
ード等の必要データを付加することによって送信フレー
ムデータを構成する。この構成されたデジタル送信フレ
ームデータは、順次、デジタル変調部7に与えられる。
デジタル変調部7は、入力された信号について、変調、
周波数変換、帯域制限等の処理を順次行い電力増幅部8
に与える。電力増幅部8は、入力された信号を電力増幅
した後アンテナ9に与え、アンテナ9を介して送信する。
【0012】一方、子局無線装置2では、親局無線装置1
のアンテナ9より出力された信号が、アンテナ10によっ
て受信されて、高周波処理部11に与えられる。高周波処
理部11は、入力された信号に対して不要成分の除去、周
波数変換などを行い、デジタル復調部12に与える。デジ
タル復調部12は、入力された信号からデータを再生し、
チャネルコーデック部13に与える。チャネルコーデック
部13は、再生されたデータから制御情報、同期ワード等
のデータを抜き出し、音声データと音声以外のデータを
D/A変換・コーデック部14に与える。D/A変換・コーデッ
ク部14は、入力された音声データと音声以外のデータを
アナログ信号に変換し、BPF15に与える。BPF15は、入力
された信号から不要成分の除去を行い増幅器16に与え
る。増幅器16では、入力された信号を増幅しスピーカ17
に与える。スピーカ17は入力された信号を音に変換し
て、変換した再生データ(定時連絡、行政情報、災害情
報などを知らせる放送内容)を出力する。
【0013】更に、図7のアナログ方式をデジタル化し
た一例を図8で説明する。図8は、従来のデジタル同報
無線システムの構成を示すブロック図である。801は親
局無線装置、802は拡声子局無線装置、803は放送信号入
力端子、804はBPF、805はA/D変換器またはコーデック部
からなるA/D変換・コーデック部、806はチャネルコーデ
ック部、807はデジタル変調器、808は電力増幅器、809
と810はアンテナ、811は高周波処理部、812はデジタル
復調器、813はチャネルコーデック部、814はD/A変換器
またはコーデック部からなるD/A変換・コーデック部、8
15はBPF、816は増幅器、817は拡声スピーカである。
【0014】図8において、まず親局無線装置801の動
作について説明する。音声、チャイム、サイレン、音楽
などで構成するデータを電気信号に変換した放送信号
(定時連絡、行政情報、災害情報などの放送内容)は、
放送信号入力端子803から入力される。その放送信号
は、帯域外成分を除去するためBPF804で帯域制限され、
A/D変換・コーデック部805に与えられる。A/D変換・コ
ーデック部805は、入力されたアナログ放送信号をデジ
タル信号に変換する。デジタル信号に変換された放送デ
ータは、チャネルコーデック部806に入力して同期ワー
ドなどのデジタル通信に必要とする情報データを付加さ
れて、送信フレームデータとして組み立てられ、デジタ
ル変調器807に与えられる。デジタル変調器807は、入力
された送信フレームデータを変調し、更に周波数変換、
帯域制限などの処理を行って、電力増幅器808に与え
る。電力増幅器808は、入力された信号を増幅して、ア
ンテナ809を介して送信する。
【0015】次に、拡声子局無線装置802の動作を説明
する。親局無線装置801のアンテナ809から送信された信
号は、拡声子局無線装置802のアンテナ810で受信され、
高周波処理部811に与えられる。高周波処理部811は、受
信された信号の増幅、周波数変換、及び帯域制限などを
行い、デジタル復調器812に与える。デジタル復調器812
は、入力されたデータを再生し、チャネルコーデック部
813に与える。チャネルコーデック部813は、再生された
データについて、放送データ(放送パターン)と付加さ
れた情報データの分離を行いD/A変換・コーデック部814
に与える。D/A変換・コーデック部814は、分離した放送
データをデジタル信号からアナログ放送信号に変換し、
BPF815に与える。BPF815は、入力された信号の帯域制限
を行い、増幅器816に与える。増幅器816は、入力された
信号を規定のレベルに増幅した後、拡声スピーカ817に
与える。拡声スピーカ817は、入力された信号を、定時
連絡、行政情報、災害情報などの放送内容に変換して出
力し、拡声放送する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には、
同報無線のように音声データの他に、例えば、サイレ
ン、チャイム、音楽等のデータを、同時、または、単独
で伝送する。また、最近は、画像データを伝送すること
も考えられてきている。このような音声データ以外のデ
ータは、概して高品質であり、これからデータ通信を検
討する場合、これらのデータの品質を確保する必要があ
る。また、拡声放送を行う同報無線の場合にも、大音量
で放送するため、高音質の伝送が必要である。このよう
に、伝送するデータを高品質のデータにするためには、
分解能の高いA/D変換器とD/A変換器が必要となり、必要
な伝送レートが高くなり周波数利用効率が悪くなる欠点
があった。また、伝送レートを低くすると、伝送するデ
ータ量も膨大で、リアルタイムに放送することができな
い欠点があった。リアルタイムでの放送とは、親局にお
ける入力開始から入力終了間での時間と子局における放
送開始と放送終了までの時間が同じであることである。
また、A/D変換器とD/A変換器の替わりに、ADPCM(Adapt
ive Differential Pulse Code Modulation)のようなサ
ンプルデータを圧縮伸長するコーデックを使用する場合
も同様で、例えば、社団法人 電波産業会「防災用無線
局の周波数有効利用技術に関する調査検討報告書」p44
の記載にあるように、ADPCM16kでは、音声については再
現性に問題はないが、チャイムや音楽では厳しい評価で
あるとの記載がある。更に、主たる通信が音声であっ
て、時々、音声データと同時に、あるいは単独に、音声
以外のデータを伝送するようなシステムにおいても、音
声以外のデータの品質を劣化させないよう、高い分解能
のA/D変換器やD/A変換器、または高いビットレートのコ
ーデックが必要である。従って、所要伝送レートが高く
なり、広い周波数帯幅を必要とした。しかし、伝送レー
トを落とすと、伝送するデータ量が膨大である場合に
は、リアルタイムに放送することができない。即ち、デ
ータをリアルタイムで放送するためには、データ量に応
じた伝送レートが必要となり、データ量が多くなると、
伝送レートには限界があるためにリアルタイムでの放送
が困難になる欠点があった。本発明の目的は、上記のよ
うな欠点を除去し、低い伝送レートで高品質の音声及び
音声以外のデータとを再生することが可能な、デジタル
無線通信方式を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の通信方法は、親局と少なくとも1つの子
局を備え、親局の指定に従って、子局が放送を行う通信
システムにおいて、親局は子局に放送パターン情報を伝
送し、子局は、放送パターン情報を受信し、予め子局の
記憶部に格納された放送パターンの中から、受信した放
送パターン情報に対応する放送パターンを読み出し、読
み出した放送パターンを放送するものである。また、本
発明の通信方法において、親局は、子局が放送するため
の放送パターンを、子局が放送を行わない時間に、放送
パターン情報とともに伝送し、子局は、伝送された放送
パターンを、放送パターン情報に基づいて子局の記憶部
に格納するものである。更に、本発明の通信方法におい
て、親局が子局に伝送する伝送レートは、親局が伝送す
る放送パターンのデータ量が、放送パターンをリアルタ
イムで放送するために必要な伝送レートより低いもので
ある。
【0018】本発明の通信方法は、また、親局と少なく
とも1つの子局を備え、親局の指定に従って、子局が放
送を行う通信システムにおいて、親局は、子局に、放送
パターン情報とともに、放送させるための放送データを
伝送し、子局は、放送データと放送パターン情報とを受
信し、受信した放送データと放送パターン情報とを分離
し、分離した放送パターン情報に基づいて予め子局の記
憶部に格納された放送パターンの中から、分離した放送
パターン情報に対応する放送パターンを読み出し、読み
出した放送パターンと分離した放送データとを放送する
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の通信方法を、以下、同報
無線システムを例にとって説明する。本発明の一実施例
を図6によって説明する。図6は、本発明の拡声放送機
能付デジタル同報無線機の構成を示すブロック図であ
る。今まで説明した構成要素の参照番号と同じ番号の構
成要素は、従来の機能及び動作とほぼ同一である。その
他、801′は親局無線装置、802′は拡声スピーカを有す
る拡声子局無線装置、806′はチャネルコーデック部、8
13′はチャネルコーデック部、618は制御信号入力端
子、619はスイッチ、620はA/D変換器またはコーデック
部からなるA/D変換・コーデック部、621は記憶部、622
と623は放送パターン制御部、624と625はD/A変換器また
はコーデック部からなるD/A変換・コーデック部、626は
スイッチである。
【0020】図6において、まず、音声、チャイム、サ
イレン、音楽などで構成される放送内容が、予め放送パ
ターンとして拡声子局無線装置802′の記憶部624に格納
されている場合の動作について説明する。この動作時に
は、スイッチ619がBPF804とA側と接続され、スイッチ62
6がBPF815とD側と接続されている。定時連絡など放送す
る時間に合わせて、親局無線装置801′にて、ユーザ
が、予め登録されている放送パターンの番号、または、
格納されている記憶部624のアドレスをキーボードやタ
ッチパネルなどを操作することにより制御信号入力端子
618から入力する。入力された放送パターンの番号は、
放送パターン選択情報として、放送パターン制御部622
を介してチャネルコーデック部806′に与えられる。チ
ャネルコーデック部806′では、入力された放送パター
ン選択情報を付随チャネルなどの機能チャネルにのせ、
送信フレームを組み立てる。組み立てられた送信フレー
ムデータは、デジタル変調器807で変調、周波数変換、
及び帯域制限がなされ、電力増幅器808に与えられる。
電力増幅器808は、入力された信号を規定の信号レベル
に増幅して、アンテナ809を介して送信する。
【0021】親局無線装置801′から送信された信号
は、拡声子局無線装置802′のアンテナ810で受信され、
高周波処理部811に与えられる。高周波処理部811は、入
力された信号に対して帯域制限及び周波数変換を行い、
デジタル復調器812に与える。デジタル復調器812では、
受信された信号の復調を行いデータを再生する。再生さ
れたデータは、チャネルコーデック部813′に与えら
れ、それぞれの機能チャネルで分解され、その中から、
放送パターン選択情報を抜き出し、抜き出された放送パ
ターン選択情報が、放送パターン制御部623に与えられ
る。放送パターン制御部623は、放送パターン選択情報
の入力が行われると、スイッチ626の接続をD側に切替
え、放送パターン選択情報で指定された放送パターンを
記憶部624から読出して、D/A変換・コーデック部625に
与える。D/A変換・コーデック部625は、D/A変換・コー
デック部814より高分解能のD/A変換器、または高ビット
レートで圧縮率が低いコーデック部であり、高音質が得
られる。D/A変換・コーデック部625は、選択された放送
パターンをアナログ放送信号に変換し、スイッチ626のD
側端子を介してBPF815に与える。BPF815は、入力された
放送パターン信号の帯域制限を行って、増幅器816に与
える。増幅器816は、入力された信号を規定レベルまで
増幅して、拡声スピーカ817を介して出力する。これに
よって、拡声子局無線装置802′は、指定された放送パ
ターンの音声、チャイム、サイレン、音楽などで構成さ
れた放送内容を再生して放送する。以上のように、本実
施例では、放送内容を予め拡声子局に放送パターンとし
て登録しておき、親局が、放送したい放送パターンの登
録番号またはアドレスを伝送することにより、親局が指
定した放送パターンを各拡声子局が放送することができ
る。従って、放送しなければならない放送パターンのデ
ータ量が膨大であっても、有限な伝送レートの値によら
ず、リアルタイムで放送することができる。
【0022】次に、記憶部624に格納されている放送パ
ターンを更新する場合の動作について説明する。この動
作時には、スイッチ619がBPF804とB側と接続され、スイ
ッチ626がBPF815とC側と接続されている。図6におい
て、ユーザが、キーボードやタッチパネルなどを操作す
ることにより、制御信号入力端子618から、更新放送パ
ターン番号を放送パターン制御部622に入力する。この
とき、放送パターン制御部622は、スイッチ619の接続を
B側に切替える。そしてユーザは、音声、チャイム、サ
イレン、音楽などで構成した新たな放送パターンを放送
信号入力端子803から入力し、入力された放送信号は、B
PF804に与えられる。BPF804は、入力された放送信号の
帯域制限を行い、スイッチ619のB側端子を介して、A/D
変換・コーデック部620に与える。A/D変換・コーデック
部620は、入力された信号をデジタル放送データに変換
し、記憶部621に与える。A/D変換・コーデック部620で
変換されたデータのデータ量は、この無線システムの伝
送レートより高速であるため、一時的に記憶部621に格
納する。即ち、通常音声通信時の音声データと比べて非
常に大きなデータ量で送信に時間がかかり、リアルタイ
ムで放送できない。このため、放送パターンの送信は、
定時連絡などを放送する時間以外(定時通信を行ってい
ない時間)に送信される。
【0023】上記のA/D変換・コーデック部620は、前述
したチャネルコーデック部625と同等の性能を有するも
のである。放送パターン制御部622は、定時通信を行っ
ていない時間に、または、定時通信を行っていないこと
を確認してから、更新放送パターン選択情報と格納した
放送データとを記憶部621から、この無線システムの伝
送レートに従い順次読出し、チャネルコーデック806′
に与える。チャネルコーデック806′は、入力されたデ
ータに付随チャネルなどの機能チャネルを付加して送信
フレームを組み立てる。以下、デジタル変調器807から
アンテナ809までの処理(図8と動作が同じなので説明
を省略する)を行い、拡声子局無線装置802′に送信す
る。
【0024】拡声子局無線装置802′では、アンテナ810
で受信された信号が、高周波処理部811、デジタル復調
部812での処理を介してデータ再生され、チャネルコー
デック部813′に与えられる。アンテナ810からチャネル
コーデック部813′に信号が与えられるまでの処理は、
図8と動作が同じなので説明を省略する。チャネルコー
デック部813′は、入力されたデータから、更新放送パ
ターン選択情報と放送データとを抜き出し、放送パター
ン制御部623に与える。放送パターン制御部623は、入力
された更新放送パターン選択情報から、記憶部624の指
定されたエリアに、放送データを書き込んで放送パター
ンを更新する。また、指定されたエリアが新規のエリア
である場合には、新規に放送パターンを書き込む。従っ
て、本実施例では、各拡声子局に放送させたい放送パタ
ーンを、親局が、放送していない、または放送を必要と
しないと思われる時間帯、即ち、空き時間に、予めデー
タを低伝送レートで伝送することが可能であり、放送パ
ターンのデータ量が膨大であっても、有限な伝送レート
によらず、放送する時間に放送パターンを指定すること
により、リアルタイムで放送することができる。また、
ここでいう低伝送レートとは、そのデータをリアルタイ
ムで放送するために必要な伝送レートより低い伝送レー
トのことを言う。
【0025】上記図6の実施例では、拡声子局802′の
記憶部624に格納されている放送パターンを更新や追加
を行う場合に、親局無線装置801′からの通信によって
行った。しかし、その他に、拡声子局の入力端末を用い
て放送パターンの追加や更新を行うことも可能である。
尚、図6において、緊急連絡などのリアルタイムで放送
を行う場合には、スイッチ619の接続はA側に、スイッチ
626の接続はC側に切替えて、従来技術で説明した図8と
同様の動作を行う。
【0026】本発明の他の実施例を図1によって説明す
る。図1は、本発明のデジタル同報無線システムの構成
を示すブロック図である。図1の実施例は、図6の実施
例が放送パターンの番号またはアドレスを指定するだけ
であるのに対して、更に、同時に放送させたい音声を伝
送するものである。今まで説明した構成要素の参照番号
と同じ番号の構成要素は、従来の機能及び動作とほぼ同
一である。その他、1′は親局無線装置、2′は子局無線
装置、6′と13′はチャネルコーデック部、18は音源選
択部、19は音源情報入力部、20は音源制御部、21は記憶
部、22はD/A変換器またはコーデック部からなるD/A変換
・コーデック部、23は加算器である。
【0027】図1の親局無線装置1′において、伝送し
ようとする音声は、マイク入力端子3より入力され電気
信号に変換され、BPF4に与えられる。BPF4は入力された
信号から不要成分の除去及び帯域制限を行った後、その
信号を音声データとして、A/D変換・コーデック部5に与
える。A/D変換・コーデック部5に入力された音声データ
信号は、アナログ信号からデジタル信号へと変換され、
チャネルコーデック部6′に与えられる。一方、音声と
同時または単独に子局で放送(出力)させたい、放送パ
ターン(例えば、音声、サイレン、チャイム、音楽など
の少なくとも1つからなる放送内容のデータ)は、音源
選択部18で予め登録されている放送パターンの番号を、
ユーザが音源情報入力部19を用いて、キー入力やタッチ
パネル入力等によりどれを使うかを選択することによっ
て、音源選択情報としてチャネルコーデック部6′に与
えられる。
【0028】チャネルコーデック部6′は、A/D変換・コ
ーデック部5から入力された音声信号に、音源選択情報
を付随チャネルなどの機能チャネルにのせ、所定のフレ
ームフォーマットを組み立て、フレームデータとしてデ
ジタル変調部7に与える。デジタル変調部7は、入力され
たフレームデータに対して、変調、周波数変換、不要成
分の除去、及び増幅、等の処理を行い電力増幅器8に与
える。電力増幅器8は、入力された信号を増幅した後ア
ンテナ9に与え、アンテナ9を介して送信する。
【0029】子局無線装置2′では、親局無線装置1′の
アンテナ9より送信された信号が、アンテナ10によって
受信されて、高周波処理部11に与えられる。高周波処理
部11は、入力された信号に対して不要成分の除去、周波
数変換などを行った後、デジタル復調部12に与える。デ
ジタル復調部12は、入力された信号の復調を行ってフレ
ームデータを再生し、チャネルコーデック部13′に与え
る。チャネルコーデック部13′は、再生されたフレーム
データを、音声データと、音源選択情報とに分離する。
即ち、デジタル復調部12で再生されたフレームデータ
は、チャネルコーデック部13′でそれぞれの機能チャネ
ル毎に分解され、音声データと、音源選択情報とに分離
される。分離されたデータのうち、音声データは、D/A
変換・コーデック部14に与えられ、一方音源選択情報
は、制御部20に与えられる。D/A変換・コーデック部14
に入力された音声データは、アナログ信号に変換されて
加算器23に与えられる。
【0030】制御部20は、音源選択情報に基づいて、再
生すべきデータ(例えば、音声、サイレン、チャイム、
音楽等の少なくとも1つからなる放送パターン)を読み
出させるために、記憶部21に選択信号を与える。記憶部
21は、入力された選択信号に応じて、放送パターンの1
つを読み出し、D/A変換・コーデック部22に与える。D/A
変換・コーデック部22は、データを再生するD/A変換・
コーデック部14よりも高いビット精度、または変換レー
ト機能を有するD/A変換器と、低い圧縮率を有するコー
デック部を備えている。D/A変換・コーデック部22で
は、入力されたデータをアナログ信号に変換し、加算器
23に与える。
【0031】加算器23では、入力された信号を加算して
BPF15に与える。即ち、D/A変換・コーデック部14から入
力された音声信号と、D/A変換・コーデック部22から入
力された放送パターンのデータ信号とを加算してBPF15
に与える。BPF15は、入力された信号から、不要成分を
除去し、増幅器16に与える。増幅器16は入力された信号
を増幅して、スピーカ17に与える。スピーカ17は入力さ
れた信号を変換して、音声やサイレン、チャイム、音楽
などの放送内容を再生出力して放送する。上記の場合、
もし、加算器23にいずれか一方の信号しか入力されない
場合には、入力された信号だけが出力される。以上のよ
うに、本実施例では、子局は、放送する内容を予め放送
パターンとして登録しておき、親局は、放送したい放送
パターンの登録番号またはアドレスと、同時に放送した
い音声とを伝送する。これによって、各子局は、親局が
指定した放送パターンの内容と音声とを同時に放送する
ことができ、放送パターンのデータ量が膨大であって
も、有限な伝送レートによらず、リアルタイムで放送す
ることができる。
【0032】次に、子局無線装置2′側で保有している
放送パターンを変更または追加登録する場合の動作を図
2によって説明する。図2は、本発明の音源情報入力部
19の一実施例の構成を示すブロック図である。202は、
音源等の放送パターンを必要周波数帯域に帯域制限する
帯域制限フィルタ(BPF)、203は放送パターンをデジタ
ル信号に変換するA/D変換器またはコーデック部からな
るA/D変換・コーデック部、204はデジタルデータに変換
されたデータを一次格納するメモリである。
【0033】図1において、ユーザが、親局無線装置
1′の音源情報入力部19から、新たに子局無線装置2′に
登録させたい放送パターンをチャネルコーデック部6′
に与えるとする。この動作を、図2によって説明する。
図2において、ユーザは、新たに子局無線装置2′に登
録させたい放送パターン(データ)をBPF202に与える。
BPF202は、入力されたデータについて必要な周波数帯域
に帯域制限してA/D変換・コーデック部203に与える。A/
D変換・コーデック部203は、入力された信号をアナログ
信号からデジタル信号に変換しメモリ204に与える。A/D
変換・コーデック部203でデジタル信号に変換されたデ
ータは、子局無線装置2′のD/A変換・コーデック部22
(図1)で音質劣化なしで再生可能な特性を有する。A/
D変換・コーデック部203で変換されたデータは、この無
線システムの伝送レートよりも高いビットレートである
(即ち、データ量が多い)ため、通常の音声情報を送る
伝送レートで伝送すると、遥かに長い送信時間が必要で
ある。このため、メモリ204に一次格納する。メモリ204
に一時格納された放送パターンのデータは、通信を行っ
ていない時間に子局無線装置2′のそれぞれに、通常の
音声情報を送る伝送レートでデータ配信される。
【0034】データ配信を行う場合、図1において、ま
ず、親局無線装置1′の音源選択部18で、追加登録また
は変更する放送パターンの番号を、ユーザが、キー入
力、タッチパネル入力等により選択する。選択された放
送パターンの番号(音源情報)と、音源情報であること
の識別情報と、メモリ204に格納された放送パターンの
データとは、チャネルコーデック部6′で所定のフレー
ムフォーマットに組み立てられ、通常音声通信時の音声
データと同様に所定のフレームフォーマットを組み立て
られて送信される。ただし、通常音声通信時の音声デー
タと比べて非常に大きなデータ量であるため、送信に時
間がかかる。このため、放送パターンは、音声データを
配信しない時間に送信される。この送信に用いる時間
は、放送パターンを新規または更新するための時間帯と
して、あらかじめ定められた時間帯であっても良い。一
方、子局無線装置2′側では、チャネルコーデック部1
3′までは、通常の音声伝送と同様に受信動作を行う。
チャネルコーデック部13′はそれぞれの機能チャネル毎
にデータを分解して制御部20に送り、変更する放送パタ
ーン(データ)に対応したエリアにデータを書き込み、
放送パターンの更新または新規登録を行う。以上のよう
に、本実施例では、各子局に放送させたい放送パターン
を、親局が、放送していない、または放送を必要としな
いと思われる時間帯、即ち、空き時間に、予めデータを
低伝送レートで伝送することが可能であり、放送パター
ンのデータ量が膨大であっても、有限な伝送レートによ
らず、リアルタイムで放送することができる。
【0035】また、上述の実施例の場合には、画像、テ
キスト等、音以外のデータの伝送については、言及して
いないが、例えば、放送される時間前の空き時間に予め
データを低伝送レートで伝送することが可能であり、高
品質または大容量の画像データを伝送して子局で放送す
る場合にも適用できることは言うまでもない。また、こ
こでいう低伝送レートとは、そのデータをリアルタイム
で放送するために必要な伝送レートより低い伝送レート
のことを言う。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、放送す
る内容を予め拡声子局に放送パターンとして登録してお
き、親局が、放送したい放送パターンの登録番号または
アドレスを伝送することにより、親局が指定した放送パ
ターンを各拡声子局が放送することができる。従って、
放送しなければならない放送パターンのデータ量が膨大
であっても、有限な伝送レートの値によらず、リアルタ
イムで放送することができた。更に、低い伝送レートの
ままで高品質のデータを伝送及び再生することが可能と
なり周波数の有効利用を図ることができた。また、本発
明によれば、各子局に放送させたい放送パターンを、親
局が、放送していない、または放送を必要としないと思
われる時間帯、即ち、空き時間に、予めデータを低伝送
レートで伝送することが可能であり、放送パターンのデ
ータ量が膨大であっても、有限な伝送レートによらず、
リアルタイムでの放送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の同報無線システムの一実施例の構成
を示すブロック図。
【図2】 本発明の音源選択部の一実施例の構成を示す
ブロック図。
【図3】 同報無線システム概要を説明するためのブロ
ック図。
【図4】 従来のアナログ同報無線システムの構成を示
すブロック図。
【図5】 従来のデジタル同報無線システムの構成を示
すブロック図。
【図6】 本発明の同報無線システムの一実施例の構成
を示すブロック図。
【図7】 従来のアナログ同報無線システムの構成を示
すブロック図。
【図8】 従来のデジタル同報無線システムの構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
1,1′:親局無線装置、 2,2′:子局無線装置、
3:マイク入力端子、 4:BPF、 5:A/D変換・コーデ
ック部、 6,6′:チャネルコーデック部、 7:デジ
タル変調部、 8:電力増幅器、 9,10:アンテナ、
11:受信高周波処理部、 12:デジタル復調部、 13,
13′:チャネルコーデック部、 14:D/A変換・コーデ
ック部、 15:BPF、 16:増幅器、 17:スピーカ、
18:音源選択部、 19:音源情報入力部、 20:音源
制御部、 21:記憶部、 22:D/A変換・コーデック
部、 23 :加算器、24:外部入力端子、 25:加算
器、 202:BPF、 203:A/D変換・コーデック部、 20
4:メモリ、 301:親局、 302〜304:子局、 401:
親局無線装置、 402:子局無線装置、 403:マイク入
力端子、 404:外部入力端子、 405:加算器、 40
6:微分器、 407:IDC回路、408:SPF、 409:FM変調
器、 410:電力増幅器、 411,412:アンテナ、413:
高周波処理部、 414:IFリミッタ、 415:周波数検波
器、 416:積分器、 417:BPF、 418:増幅器、 41
9:スピーカ、 618:制御信号入力端子、619:スイッ
チ、 620:A/D変換・コーデック部、 621:記憶部、
622,623:放送パターン制御部、 624,625:D/A変
換・コーデック部、 626:スイッチ、 701:親局無線
装置、 702:拡声子局無線装置、 703:放送信号入力
端子、 704:微分器、 705:瞬時周波数制御回路、
706:SPF、 707:FM変調器、 708:電力増幅器、 70
9,710:アンテナ、 711:高周波処理部、 712:IFリ
ミッタ、 713:周波数検波器、 714:積分器、 71
5:BPF、 716:増幅器、 717:拡声スピーカ、 80
1,801′:親局無線装置、 802,802′:拡声子局無線
装置、 803:放送信号入力端子、 804:BPF、 805:
A/D変換・コーデック部、 806,806′:チャネルコー
デック部、 807:デジタル変調器、 808:電力増幅
器、 809,810:アンテナ、 811:高周波処理部、 8
12:デジタル復調器、 813,813′:チャネルコーデッ
ク部、 814:D/A変換・コーデック部、 815:BPF、
816:増幅器、 817:拡声スピーカ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と少なくとも1つの子局を備え、該
    親局の指定に従って、前記子局が放送を行う通信システ
    ムにおいて、 前記親局は前記子局に放送パターンの選択情報を伝送
    し、 前記子局は、該選択情報を受信し、予め前記子局の記憶
    部に格納された放送パターンの中から、該受信した選択
    情報に対応する放送パターンを読み出し、該読み出した
    放送パターンを放送することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信方法において、 前記親局は、前記子局が放送するための放送パターン
    を、前記子局が放送を行わない時間に、前記選択情報と
    ともに伝送し、 前記子局は、伝送された放送パターンを、前記選択情報
    に基づいて前記子局の記憶部に格納することを特徴とす
    る通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信方法において、 前記親局が前記子局に伝送するための伝送レートは、前
    記放送パターンをリアルタイムで放送するために必要な
    伝送レートより低いことを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 親局と少なくとも1つの子局を備え、該
    親局の指定に従って、前記子局が放送を行う通信システ
    ムにおいて、 前記親局は、前記子局に、前記選択情報とともに、放送
    させるための放送データを伝送し、 前記子局は、該放送データと前記選択情報とを受信し、
    受信した前記放送データと前記選択情報とを分離し、分
    離した前記選択情報に基づいて予め前記子局の記憶部に
    格納された放送パターンの中から、前記分離した選択情
    報に対応する放送パターンを読み出し、該読み出した放
    送パターンと分離した前記放送データとを放送すること
    を特徴とする通信方法。
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