JP2020030248A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の帯電ローラを有しながらも、帯電ローラと清掃部材との長時間の接触に伴う画像欠陥が重なって顕在化することを抑制できる画像形成装置を提供する。【解決手段】第1帯電ローラ21の全周の長さL0、第1接触部41の周方向の中心位置と感光ドラム51及び第1帯電ローラ21の接触部との間の周方向の長さL1、感光ドラム51及び第1帯電ローラ21の接触部と感光ドラム51及び第2帯電ローラ22の接触部との間の周方向の長さL2、第2帯電ローラ22の全周の長さL3、第2接触部42の周方向の中心位置と感光ドラム51及び第2帯電ローラ22の接触部との間の周方向の長さL4、0≦X≦40の整数X、0≦Y≦40の整数Y、としたときに、(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)≠0(但し、X,Yは全ての組み合わせ)を満たす。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用して記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置の一次帯電の方法として、接触帯電方式が普及している。接触帯電方式では、導電性支持体(芯金)の外周に導電性弾性体層を設け、導電性弾性体層の外周に抵抗層を被覆して設けた帯電ローラを用いる。そして、帯電ローラに電圧を印加し、帯電ローラと感光ドラムとの接触部である当接ニップ部の近傍で微小な放電をさせて感光ドラムの表面を帯電させる。
一方、接触帯電方式の帯電ローラでは、電子写真装置の高画質化、高速化、長寿命化に伴い、1個の帯電ローラだけでは、帯電能力が不十分となり、帯電ムラなどの画像不良が発生し易い。そこで、帯電処理の高速化のために、帯電ローラを複数個備えた帯電装置が提案されている(特許文献1参照)。この帯電装置では、帯電ローラを長寿命化するために、帯電ローラの表面に接触して清掃する弾性層を有する1つの清掃部材(クリーニングローラ)を、上流側帯電ローラと下流側帯電ローラとの双方に接触させて設けている。
特開2017−62440号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の帯電装置では、長時間の不使用による帯電ローラと清掃部材との接触部の長時間の接触に伴い、帯電ローラの成分と清掃部材の成分とが材質によっては化学的に反応する可能性がある。これにより、帯電ローラの清掃部材への接触部が汚染され、次に画像形成を実行する際に、帯電ローラの清掃部材への接触部が感光ドラムに接触して、濃度ムラなどの画像欠陥が発生する可能性がある。特に、特許文献1に記載の帯電装置では、複数の帯電ローラを有するため、感光ドラムの回転方向に対して上流側と下流側それぞれに位置する帯電ローラにて画像欠陥が発生する場合がある。上流側と下流側に配置された複数の帯電ローラの各汚染箇所の感光ドラムに接触する箇所が重なってしまうと、単一の帯電ローラであれば目立たない画像欠陥であっても、顕在化してしまう虞がある。
本発明は、複数の帯電ローラを有しながらも、帯電ローラと清掃部材との長時間の接触に伴う画像欠陥が重なって顕在化することを抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、静電像を担持して移動可能な感光体と、前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第1帯電ローラと、前記第1帯電ローラに対して第1接触部で接触して、前記第1帯電ローラの表面を清掃する第1清掃部材と、前記感光体の移動方向に関して前記第1帯電ローラが前記感光体に接触する位置の下流側に隣接する位置で前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第2帯電ローラと、前記第2帯電ローラに対して第2接触部で接触して、前記第2帯電ローラの表面を清掃する第2清掃部材と、を備え、
L0:前記第1帯電ローラの全周の長さ、
L1:前記第1接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
L2:前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
L3:前記第2帯電ローラの全周の長さ、
L4:前記第2接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
X:0≦X≦40の整数、
Y:0≦Y≦40の整数、
としたときに、
(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)≠0 ・・・数式1
(但し、X,Yは全ての組み合わせ)
を満たすことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、静電像を担持して移動可能な感光体と、前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第1帯電ローラと、前記感光体の移動方向に関して前記第1帯電ローラが前記感光体に接触する位置の下流側に隣接する位置で前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第2帯電ローラと、前記第1帯電ローラに対して第1接触部で接触すると共に前記第1帯電ローラの表面を清掃し、前記第2帯電ローラに対して第2接触部で接触すると共に前記第2帯電ローラの表面を清掃する清掃部材と、を備え、
L0:前記第1帯電ローラの全周の長さ、
L1:前記第1接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
L2:前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
L3:前記第2帯電ローラの全周の長さ、
L4:前記第2接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
X:0≦X≦40の整数、
Y:0≦Y≦40の整数、
としたときに、
(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)≠0 ・・・数式1
(但し、X,Yは全ての組み合わせ)
を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、複数の帯電ローラを有しながらも、帯電ローラと清掃部材との長時間の接触に伴う画像欠陥が重なって顕在化することを抑制できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の感光ドラム及び帯電部を示す概略の側面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電部において、(a)は第1帯電ローラの側面図、(b)は第1清掃ローラの側面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電部を示す概略の側面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成開始時の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電部の変形例を示す概略の側面図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の帯電部を示す概略の側面図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置の帯電部を示す概略の側面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置1の一例として、タンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置1に搭載されることには限られず、他の方式の画像形成装置に搭載されるものであってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。あるいは、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施することができる。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体10と、不図示のシート給送部と、画像形成部40と、シート搬送部15と、制御部70と、操作部11とを備えている。画像形成装置1は、原稿読取装置12やパーソナルコンピュータ等のホスト機器、あるいはデジタルカメラやスマートフォン等の外部機器からの画像信号に応じて、4色フルカラー画像を記録材に形成することができる。尚、記録材であるシートは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
[画像形成部]
画像形成部40は、シート給送部から給送されたシートに対して、画像情報に基づいて画像を形成可能である。画像形成部40は、画像形成ユニット50y,50m,50c,50kと、不図示のトナーボトルと、露光装置43と、中間転写ユニット44と、二次転写部45と、定着装置46とを備えている。尚、本実施形態の画像形成装置1は、フルカラーに対応するものであり、画像形成ユニット50y,50m,50c,50kは、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。このため、図1中では4色の各構成について同符号の後に色の識別子を付して示すが、図3以降及び明細書中では色の識別子を付さずに符号のみで説明する場合もある。
画像形成ユニット50y,50m,50c,50kは、静電像を担持して移動可能な感光ドラム(感光体)51y,51m,51c,51kと、帯電部20y,20m,20c,20kと、現像装置53y,53m,53c,53kと、を有している。画像形成ユニット50は、プロセスカートリッジとして一体にユニット化されて、装置本体10に対して着脱可能に構成され、後述する中間転写ベルト44bにトナー像を形成する。
感光ドラム51は、移動可能、即ち回転可能であり、画像形成に用いられる静電像を担持し、トナー像を担持可能である。感光ドラム51は、本実施形態では、外径30mmの負帯電性の有機感光体(OPC)であり、所定のプロセススピード(周速度)で回転方向R(図3参照)に、駆動モータ(駆動源)13(図2参照)により回転駆動される。帯電部20は、感光ドラム51の表面に負極性の直流電圧を印加することで、感光ドラム51の表面を負極性に均一に帯電する。露光装置43は、レーザスキャナであり、制御部70から出力される分解色の画像情報に従って、レーザ光を発する。
現像装置53y,53m,53c,53kは、現像スリーブ54y,54m,54c,54kを有し、現像バイアスが印加されることにより感光ドラム51に形成された静電像をトナーにより現像する。現像装置53は、トナーボトルから供給された現像剤を収容すると共に、感光ドラム51上に形成された静電像を現像する。現像スリーブ54は、例えばアルミニウムや非磁性ステンレス等の非磁性材料で構成され、本実施形態ではアルミニウム製としている。現像スリーブ54の内側には、ローラ状のマグネットローラが、現像容器に対して非回転状態で固定設置されている。現像スリーブ54は、非磁性のトナー及び磁性のキャリアを有する現像剤を担持して、感光ドラム51に対向する現像領域に搬送する。
本実施形態では、現像剤として、磁性のトナーと非磁性のキャリアとを有する二成分現像剤を使用している。トナーは、着色剤を有した結着樹脂からなる母体と、母体に添加される添加剤とを有している。トナーを形成する樹脂として、本実施形態では負帯電性ポリエステル系樹脂を用いた。本実施形態では、体積平均粒径7μmのトナーを用いている。キャリアは、表面酸化あるいは未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類等の金属、及びそれらの合金、あるいは酸化物フェライトなどが使用可能である。本実施形態では、平均体積粒径40μm、抵抗率10Ωcmのフェライトキャリアを用いている。
感光ドラム51の表面で現像されたトナー像は、後述する中間転写ユニット44に対して一次転写される。また、画像形成ユニット50y,50m,50c,50kは、クリーニングブレード55y,55m,55c,55kを有している。クリーニングブレード55は、カウンタブレード方式であり、感光ドラム51に対して所定の押圧力で当接されている。一次転写後、中間転写ユニット44に転写されずに感光ドラム51上に残留したトナーは、感光ドラム51に当接して設けられたクリーニングブレード55によって除去され、次の作像工程に備える。
中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや従動ローラ44d、一次転写ローラ47y,47m,47c,47k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられ、トナー像を担持して移動する中間転写ベルト44bとを備えている。従動ローラ44dは、中間転写ベルト44bの張力を一定に制御するようにしたテンションローラである。従動ローラ44dは、不図示の付勢ばねの付勢力によって中間転写ベルト44bを表面側へ押し出すような力が加えられている。一次転写ローラ47y,47m,47c,47kは、感光ドラム51y,51m,51c,51kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接し、感光ドラム51のトナー像を中間転写ベルト44bに一次転写する。
中間転写ベルト44bは、感光ドラム51に当接して感光ドラム51との間で一次転写部を形成し、一次転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム51に形成されたトナー像を一次転写部で一次転写する。中間転写ベルト44bに一次転写ローラ47によって正極性の一次転写バイアスを印加することにより、感光ドラム51上のそれぞれの負極性を持つトナー像が中間転写ベルト44bに順次多重転写される。
二次転写部45は、二次転写内ローラ45aと、二次転写外ローラ45bと、を備えている。二次転写外ローラ45bは、中間転写ベルト44bに当接し、中間転写ベルト44bとのニップ部においてトナーと逆極性の二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写外ローラ45bは、中間転写ベルト44bに担持されたトナー像を、ニップ部へ供給されたシートに一括して二次転写する。
定着装置46は、定着ベルト46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ベルト46aと加圧ローラ46bとの間をシートが挟持されシート搬送方向に搬送されることにより、シートに転写されて形成されたトナー像は加熱及び加圧されてシートに定着される。シート搬送部15は、シート給送部から給送されたシートを画像形成部40に搬送し、排出口10aから排出して排出トレイ16に積載する。
図2に示すように、制御部70はコンピュータにより構成され、例えばCPU71と、各部を制御するプログラムを記憶するROM72と、データを一時的に記憶するRAM73と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)74とを備えている。CPU71は、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。ROM72には、各種制御に必要な設定値が記録されており、必要に応じてCPU71により呼び出される。RAM73には、画像形成操作により変化する印刷枚数等、様々なデータが一時的に記録され、各種制御に利用される。
CPU71は、入出力回路74を介して、操作部11、駆動モータ13、温湿度センサ(環境検知手段)14、タイマ(時間検知手段)17などに接続されている。制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作部11の操作等により、ユーザが操作や設定を行うことができる。
温湿度センサ14は、装置本体10の内部に設けられ、装置本体10の内部の環境に関する情報として温度及び湿度や水分量を検知可能である。従って、CPU71は、これら操作部11の操作や温湿度センサ14等の検知結果に基づいて駆動モータ13等を制御可能である。また、タイマ17は、画像形成時の時間と非画像形成の時間をそれぞれ検出することができると共に、各帯電ローラ21,22が停止した状態でいる時間を検知可能である。従って、CPU71は、画像形成を実施せずに、後述する帯電ローラ21,22と清掃ローラ31,32が接触したままの放置時間を検出することができる。
[画像形成動作]
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム51が回転して表面が帯電部20により帯電される。そして、露光装置43により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム51に対して発光され、感光ドラム51の表面上に静電像が形成される。この静電像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行してシートが供給され、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、搬送経路を介してシートが二次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートに画像が転写され、シートは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱及び加圧されてシートの表面に定着され、装置本体10から排出される。
[帯電部]
次に、帯電部20の構成について、詳細に説明する。図3に示すように、帯電部20は、感光ドラム51の回転方向(移動方向)Rの上流側に設けられた第1帯電ローラ21と、下流側に設けられた第2帯電ローラ22と、を有している。これらの帯電ローラ21,22が感光ドラム51に接触して従動回転し、感光ドラム51の表面に一様にマイナスの電荷を付与する。帯電部20は、第1帯電ローラ21に対応する第1清掃ローラ(第1清掃部材)31と、第2帯電ローラ22に対応する第2清掃ローラ(第2清掃部材)32と、を有している。第1清掃ローラ31は、第1帯電ローラ21に接触して従動回転しつつ第1帯電ローラ21を清掃する。第2清掃ローラ32は、第2帯電ローラ22に接触して従動回転しつつ第2帯電ローラ22を清掃する。
第1清掃ローラ31は、不図示の付勢ばねにより、第1帯電ローラ21に向けて、例えば総圧350gfで付勢されている。付勢ばねによる付勢により、第1清掃ローラ31と第1帯電ローラ21とは、互いに一定の侵入量で侵入接触している。尚、第1清掃ローラ31と第1帯電ローラ21との接触部は、第1接触部41としている。第1清掃ローラ31から第1帯電ローラ21への総圧が350gfあることにより、第1清掃ローラ31が第1帯電ローラ21に対して従動回転する際に、第1帯電ローラ21と第1清掃ローラ31とのローラ全体における周速差は5%以内に抑えられる。尚、第2帯電ローラ22及び第2清掃ローラ32においても同様であり、第2帯電ローラ22と第2清掃ローラ32との接触部は第2接触部42としている。
従って、第1帯電ローラ21は、感光ドラム51に接触して回転し、帯電バイアスの印加により感光ドラム51を帯電する。第2帯電ローラ22は、感光ドラム51の回転方向Rに関して第1帯電ローラ21が感光ドラム51に接触する位置の下流側に隣接する位置で感光ドラム51に接触して回転し、帯電バイアスの印加により感光ドラム51を帯電する。また、第1清掃ローラ31は、第1帯電ローラ21に対して第1接触部41で接触して、第1帯電ローラ21の表面を清掃する。第2清掃ローラ32は、第2帯電ローラ22に対して第2接触部42で接触して、第2帯電ローラ22の表面を清掃する。
[帯電バイアス]
帯電方式としては、本実施形態では、例えば、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加するAC+DC帯電方式を適用している。帯電の均一性を得るために重畳する交流電圧としては、直流電圧印加時の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vppを持つ電圧が使用されている。但し、感光ドラム51の必要な帯電電位に応じて、直流電圧のみを印加してもよい。本実施形態では、各帯電ローラ21,22に対して、交流電圧に直流電圧を重畳した(直流+交流)電圧V1,V2を印加している。具体的には、例えば、第1帯電ローラ21に−700Vと1300Vppのバイアスを印加し、第2帯電ローラ22にも同様の−700Vと1300Vppを印加している。
電源としては、画像形成装置1の設置環境や帯電ローラ21,22や感光ドラム51の状態に応じて、直流電圧値は−500V〜−1000Vの範囲、交流バイアスは700Vpp〜2200Vppの範囲で変更できる高圧電源を用いている。本実施形態では、各帯電ローラ21,22に印加する直流電圧と交流バイアスの値を共通にしているので、共通の高圧電源から複数の帯電ローラ21,22に対して電圧を印加できる。尚、直流電圧値及び交流電圧値は、一例であり、感光ドラム51の帯電特性などに合わせて適宜変更することができる。
第1帯電ローラ21と第2帯電ローラ22の最近接距離D1は、第1帯電ローラ21及び第2帯電ローラ22に印加する電圧に応じて設定することができる。この最近接距離D1としては、例えば3mm以上が好ましく、本実施形態では上述した印加電圧に基づいてD1=4.5mmとしている。
[帯電ローラ]
本実施形態における帯電ローラ21,22の構成について、図4(a)を用いて説明する。各帯電ローラ21,22の構成は同様であるので、ここでは代表して第1帯電ローラ21について説明し、第2帯電ローラ22については第1帯電ローラ21と同様であるものとして説明を省略する。第1帯電ローラ21は、支持体21aと、弾性層21bと、表層21cとを有している。支持体21aの外周に弾性層21bを形成し、弾性層21bの上に表層21cを形成している。支持体21aは、例えば、耐摩耗性と撓み応力に優れたシャフト軸としている。本実施形態においては、支持体21aは表層にニッケルメッキを施したSUS製の外径8mmものを使用している。弾性層21bとしては、例えば、従来から帯電部材の弾性層として用いられているゴムや熱可塑性エラストマ等を適用することができる。弾性層21bとしては、例えば、エピクロヒドリンゴムを使用している。表層21cとしては、例えば、フッ素を含有さえたアクリル系のポリマを使用し、帯電ローラの外径としては14mmのものを用いた。尚、表面硬度はゴム硬度計 アスカーC型を用いて測定し、測定値60〜80になるものを用いた。
弾性層21bの材質としては、ポリウレタン、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、又はスチレン−ブタジエンゴム等を基材ゴムとするゴム組成物、あるいは熱可塑性エラストマとすることができる。あるいは、弾性層21bの材質としては、エチレン−プロピレンゴム、ポリノルボルネンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンゴム、又はエピクローラヒドリンゴム等を基材ゴムとするゴム組成物、あるいは熱可塑性エラストマとすることができる。その種類としては特に制限はなく、汎用のスチレン系エラストマ及びオレフィン系エラストマ等から選ばれる1種あるいは複数種の熱可塑性エラストマを好適に用いることができる。また、必要とされる弾性力に応じて、ソリッドゴムを用いても良いし、発泡ゴムを用いてもよい。
弾性層21bには、導電剤を添加することにより、所定の導電性を付与することができる。その導電剤としては、特に制限されず、ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウム、オクタドデシルトリメチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸・ジメチルエチルアンモニウムの過塩素酸塩、塩素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、エトサルフェート塩、臭化ベンジル塩、塩化ベンジル塩等のハロゲン化ベンジル塩等の第四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、脂肪族スルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加硫酸エステル塩、高級アルコール燐酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加燐酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤、各種ベタイン等の両性イオン界面活性剤、高級アルコールエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル等の非イオン性帯電防止剤等の帯電防止剤、LiCFSO、NaClO、LiAsF、LiBF、NaSCN、KSCN、NaCl等のLi+、Na+、K+等の周期律表第1族の金属塩、あるいはNH4+塩等の電解質、また、Ca(ClO等のCa2+、Ba2+等の周期律表第2族の金属塩、及びこれらの帯電防止剤が、少なくとも1個以上の水酸基、カルボキシル基、一級乃至二級アミン基等のイソシアネートと反応する活性水素を有する基を持ったものが挙げられる。
更には、それら等と1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコールとその誘導体等の錯体あるいはエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のモノオールとの錯体等のイオン導電剤、又はケッチェンブラックEC、アセチレンブラック等の導電性カーボン、SAF、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF、FT、MT等のゴム用カーボン、酸化処理を施したカラー(インク)用カーボン、熱分解カーボン、天然グラファイト、人造グラファイト、アンチモンドープの酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛、ニッケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属及び金属酸化物、ポリアニリン、ポリピローラ、ポリアセチレン等の導電性ポリマ等が挙げられる。この場合、これら導電剤の配合量は、組成物の種類に応じて適宜選定され、通常は弾性層21bの体積抵抗率が10Ω・cm〜10Ω・cm、より好ましくは10Ω・cm〜10Ω・cmとなるように調整される。
表層21cは、帯電部材表面に形成する材料として、具体的には、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、フッ素樹脂及びシリコーン樹脂等が挙げられ、有機系、水系のいずれのものも使用することができる。また、表層21cには、導電剤を添加して導電性を付与又は調整することができ、この場合導電剤としては、特に制限されるものではないが、ケッチェンブラックEC、アセチレンブラック等の導電性カーボン、SAF、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF、FT、MT等のゴム用カーボン、酸化処理を施したカラー(インク)用カーボン、熱分解カーボン、天然グラファイト、人造グラファイト、アンチモンドープの酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛、ニッケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属又は金属酸化物等を用いることができる。更に、上記の導電剤を有機系溶剤で使用する場合は、分散性を考慮し、導電剤の表面をシランカップリング処理等の表面処理を施すことが好ましい。また、上記の導電剤の添加量は、所望とする抵抗が得られるように適宜調整することができる。表層21cの電気的抵抗値は弾性層21bよりも基本的に高抵抗であると帯電が安定することが分かっており、体積抵抗率10〜1015Ω・cmの範囲に入っている事が求められ、更には10〜1014Ω・cmとすることが好ましい。
表層21cとなる最外層の導電性樹脂層中に添加する大粒径及び小粒径の粒子としては、上記の導電剤以外の絶縁性粒子(1010Ω・cm以上)であるアクリル粒子あるいはアクリル/スチレンの共重合体樹脂を用いることができる。この場合、表層21cの剛性があまり変化しないので、特に好ましい。更に、上記の無機充填剤を溶剤系塗料中で使用する場合は、塗料中に易分散するように疎水性の表面処理が施されているのが好ましい。また、有機粒子も同様に表面層樹脂材料との相溶性が良好のものを選択した方が、凝集を起こしにくいので好ましい。
第1帯電ローラ21の形成方法は、特に限定されるものではないが、各成分を含む塗料を調製し、この塗料をディッピング法やスプレー法により塗布して塗膜を形成する方法を用いることが好ましい。この場合、外層を複数層とする場合には、それぞれの層を形成する塗料を用いてディピングやスプレーを繰り返せばよい。尚、外層の形成方法としては、ディッピング法やスプレー法が好ましい。
[清掃ローラ]
本実施形態における清掃ローラ31,32の構成について、図4(b)を用いて説明する。各清掃ローラ31,32の構成は同様であるので、ここでは代表して第1清掃ローラ31について説明し、第2清掃ローラ32については第1清掃ローラ31と同様であるものとして説明を省略する。第1清掃ローラ31は、芯材31aと、芯材31aの外周に設けられた弾性層31bとを有している。芯材31aの材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等の金属、ポリアセタール(POM)等の樹脂等を適用することができる。芯材31aの材質及び表面処理方法などは、摺動性等の用途に応じて適宜選択することができる。芯材31a上の弾性層31bの構成としては、1層でも2層以上の積層構成でも構わない。弾性層31bは、発泡体を含んで構成されてもよく、あるいはソリッド層と発泡層との2層の構成でも構わない。
本実施形態では、芯材31aとしては、例えば、外径6mmの防錆処理を施したSUS材を適用している。また、弾性層31bとしては、例えば、ポリエーテルポリオールからなり、シリコーン系整泡剤を含む発泡ウレタンシート((株)イノアックコーポレーション社製、EPM70、ポリエーテル系ポリウレタン)を用いている。弾性層31bを含む第1清掃ローラ31の外径が11mmになるように、弾性層31bを設けている。
第1清掃ローラ31の作製手順としては、例えば、弾性層31bを予め定めた大きさへ加工後、シートに穴を開け、その穴へ接着剤を塗布した外径6mmの芯材31aを挿入し、加熱により接着を行い、冷却後、研磨する。得られた清掃ローラを、例えば塩素系漂白剤(花王(株)製ハイター)中に浸して、25℃で24時間放置する。その後に、イオン交換水にて十分洗浄して、第1清掃ローラ31を得ることができる。尚、清掃ローラの形状に関しては、上述のように芯材31aの全周にスポンジが形成された円柱形状でもよいし、あるいは帯電ローラの回転中心線方向に沿った線を中心にする螺旋形の弾性体を有する形状でもよい。
弾性層31bの材質としては、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム(NBR)などと比較して、ポリエーテル系ポリオールを適用することが好ましい。その理由としては、帯電ローラのクリーニング性の長期維持である。具体的には、ポリエーテル系ポリオールを適用した清掃ローラは、繰り返し画像形成を行った時の千切れや破損等の発生確率を下げる引き裂き、引っ張り等に強い、永久歪みが小さいなどの特性が優れている等の利点を有している。しかしながら、ポリエーテル系ポリウレタンは、製造時にシリコーン系オイル等のシリコーン系整泡剤が用いられることが多い。シリコーン系オイルとは、オルガノポリシロキサン構造を有するものを指す。そのような構造を有する化合物としては、例えば、ポリオキシアルキレン・ジメチルポリシロキサン・コポリマ等が挙げられる。
[清掃ローラに起因する画像欠陥]
ここで、ポリエーテル系ポリウレタンを清掃ローラの弾性層として用いた場合、以下のような課題を発生する可能性がある。即ち、弾性層に含まれるシリコーン系オイルによって、長期保管した際に帯電ローラを汚染し、濃度ムラ等の画質欠陥が発生する虞がある。その対策として、弾性層を有する清掃ローラ中のシリコーンオイル系の成分を制限することにより画像欠陥を防止することが考えられるが、完全にゼロにすることは難しい。また、帯電ローラの表面は繰り返し画像形成を行うことにより最表面の特性は経時変化していく。このことによっても、帯電ローラの成分と清掃ローラの成分とが反応して発生する画像欠陥の完全防止を難しくしている。
これに対し、本願発明者らが検証したところ、次のようなことが判明した。長期保管した際に帯電ローラを汚染して発生する濃度ムラ等の画質欠陥の程度は、長期放置の直後が最も悪く、そこから画像形成を繰り返すと軽微になっていくことが判明した。また、画像形成装置1の環境が低湿度環境ほど、画像欠陥の程度が悪いことが判明した。
帯電ローラの清掃ローラの接触部が引き起こす画像欠陥は、画像形成動作後に放置を行い、放置直後の画像形成においてレベルが悪い。例えば、画像形成装置1を温度30℃、湿度60%の環境で使用しているユーザが、夜の17時まで画像形成装置1を使用し、次の日の朝10時から画像形成を行うとする。17時から10時の間は、画像形成装置1を使用しないため、その時間を放置と表現する。17時から10時まで放置し、放置直後の10時の画像形成において、帯電ローラの清掃ローラの接触部の反応に起因して画像欠陥が発生する。この画像欠陥は、放置直後が最もレベルが悪く、その後に画像形成を続けて実施すると、画像欠陥のレベルは良化してくる。放置後に画像形成を続けて実施すると画像欠陥が良化してくるのは、画像形成によって帯電ローラが回転し、画像欠陥の原因である帯電ローラの清掃ローラの接触部の状態が、非接触部の状態に近づいてくるからであると考えられる。詳細に測定した結果、帯電ローラを約40回転すると画像欠陥のレベルは、気にならないレベルまで良化することが確認された。
一方、高速化を図るため、1つの感光ドラム51に対して複数の帯電ローラ21,22を採用する場合がある。この場合は、感光ドラム51の回転方向Rの上流側と下流側の帯電ローラ21,22のそれぞれで発生する画像欠陥が感光ドラム51上で重なってしまうと、画像欠陥が顕在化しやすい。
[帯電ローラ及び清掃ローラの配置]
そこで、本実施形態においては、次のような構成を採用することにより、上流側と下流側の帯電ローラ21,22のそれぞれで発生する画像欠陥が重なることによる顕在化を抑制するようにしている。図5に示すように、感光ドラム51は回転方向Rに回転駆動している。
感光ドラム51の回転方向Rに対して、上流側に第1帯電ローラ21が配置されており、感光ドラム51に従動回転する。また、第1帯電ローラ21には第1清掃ローラ31が当接しており、第1帯電ローラ21に従動回転している。ここで、第1帯電ローラ21と第1清掃ローラ31の第1接触部41の第1当接長さをN1としている。第1清掃ローラ31を第1帯電ローラ21の方向に加圧することにより、第1当接長さN1を所定長に安定維持する。尚、ここでの第1接触部41の第1当接長さN1とは、第1帯電ローラ21の周方向に沿った長さとしており、本実施形態では第1当接長さN1=約3mmとなるように設定している。第1帯電ローラ21の外径は14mmであり、第1帯電ローラ21の外周長さ(全周の長さ)をL0としたときにL0=約44mmとなる。第1接触部41の周方向の中心から、第1帯電ローラ21と感光ドラム51の接触部の周方向の中心までの距離をL1とする。即ち、L1は、第1接触部41の周方向の中心位置と、感光ドラム51及び第1帯電ローラ21の接触部と、の間の周方向の長さである。本実施形態では、L1=約22mmとなる位置に第1清掃ローラ31を配置している。
同様に、感光ドラム51の回転方向Rに対して、下流側に第2帯電ローラ22が配置されており、感光ドラム51に従動回転する。また、第2帯電ローラ22には第2清掃ローラ32が当接しており、第2帯電ローラ22に従動回転している。ここで、第2帯電ローラ22と第2清掃ローラ32の第2接触部42の第2当接長さをN2としている。第2清掃ローラ32を第2帯電ローラ22の方向に加圧することにより、第2当接長さN2を所定長に安定維持する。尚、ここでの第2接触部42の第2当接長さN2とは、第1帯電ローラ21の周方向に沿った長さとしており、本実施形態では第2当接長さN2=約3mmとなるように設定している。第2帯電ローラ22の外径は、第1帯電ローラ21と同じく14mmであり、第2帯電ローラ22の外周長さ(全周長さ)をL3としたときにL3=約44mmとなる。第2接触部42の周方向の中心から、第2帯電ローラ22と感光ドラム51の接触部の周方向の中心までの距離をL4とする。即ち、L4は、第2接触部42の周方向の中心位置と、感光ドラム51及び第2帯電ローラ22の接触部と、の間の周方向の長さである。本実施形態では、L4=約22mmとなる位置に第2清掃ローラ32を配置している。
また、第1帯電ローラ21と感光ドラム51の接触部の周方向の中心から第2帯電ローラ22と感光ドラム51の接触部の周方向の中心までの距離をL2とする。即ち、L2は、感光ドラム51及び第1帯電ローラ21の接触部と、感光ドラム51及び第2帯電ローラ22の接触部と、の間の周方向の長さである。本実施形態では、L2=約18.5mmとなる位置に各帯電ローラ21,22を配置している。
ここで、第1帯電ローラ21の第1接触部41に長時間位置していた部分が感光ドラム51に達すると、その部分で画像欠陥を発生する虞がある。また、第2帯電ローラ22の第2接触部42に長時間位置していた部分が感光ドラム51に達すると、その部分で画像欠陥を発生する虞がある。これら接触部41,42だった部分が感光ドラム51に達した際に互いに重なった部分において画像欠陥が顕著化されるので、これら接触部41,42だった部分が感光ドラム51に達した際に重ならないようにすることが望まれる。
そこで、本実施形態では、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置、即ち、第1接触部41の周方向の中心と、第2接触部42による画像欠陥のピーク位置、即ち、第2接触部42の周方向の中心とが、感光ドラム51で重ならないようにする。更に、上述したように、各帯電ローラ21,22を約40回転すると画像欠陥のレベルは、気にならないレベルまで良化した。よって、放置後の帯電ローラ21,22が40回転するまでの間に、第1接触部41の周方向の中心と第2接触部42の周方向の中心とが、感光ドラム51で重ならないようにする。そのためには、以下の数式1を満たすことが必要である。
(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)≠0 ・・・数式1
但し、X:0≦X≦40の整数、Y:0≦Y≦40の整数、とする全ての組み合わせ。
数式1を満たすことにより、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置とが重なることは防止されるので、画像欠陥の顕著化を抑制することができる。尚、ここでは、X:0≦X≦40の整数、Y:0≦Y≦40の整数としたが、40回転には限られず、例えば、30回転〜50回転など、適宜変更することができる。
また、数式1では、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置とが重ならないようにしているが、これには限られない。例えば、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置との少なくとも一方が相手側の接触部に重ならなければ、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。そのためには、以下の数式2を満たすことが必要である。
M1:N1≠N2であればN1/2とN2/2との小さい方、N1=N2であればN1/2としたとき、
|(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)|≧M1 ・・・数式2
但し、X:0≦X≦40の整数、Y:0≦Y≦40の整数、とする全ての組み合わせ。
数式2を満たすことにより、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置との少なくとも一方が相手側の接触部に重ならないので、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。
また、数式2では、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置との少なくとも一方が相手側の接触部に重ならないようにしているが、これには限られない。例えば、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置との両方が相手側の接触部に重ならなければ、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。そのためには、以下の数式3を満たすことが必要である。
M2:N1/2とN2/2との大きい方としたとき、
|(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)|≧M2 ・・・数式3
但し、X:0≦X≦40の整数、Y:0≦Y≦40の整数、とする全ての組み合わせ。
数式3を満たすことにより、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置との両方が相手側の接触部に重ならないので、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。
また、数式3では、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置との両方が相手側の接触部に重ならないようにしているが、これには限られない。例えば、第1接触部41による画像欠陥の位置と第2接触部42による画像欠陥の位置との両方が重ならなければ、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。そのためには、以下の数式4を満たすことが必要である。
M3=(N1+N2)/2としたとき、
|(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)|≧M3 ・・・数式4
但し、X:0≦X≦40の整数、Y:0≦Y≦40の整数、とする全ての組み合わせ。
数式4を満たすことにより、第1接触部41による画像欠陥の位置と第2接触部42による画像欠陥の位置との両方が重ならないので、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。
次に、本実施形態の画像形成装置1により画像形成の実行を開始する際の手順について、図6のフローチャートに沿って説明する。ここで、長期保管した際に帯電ローラ21,22を汚染し発生する濃度ムラ等の画質欠陥は、長期放置後が最も悪く、そこから画像形成を繰り返すと軽微になっていく。また、画像形成装置1の環境が低湿度環境ほど画像欠陥のレベルが悪い。そこで、本実施形態では、図2に示すように制御部70に接続されている温湿度センサ14及びタイマ17の情報を用いて以下のような制御を行う。
制御部70は、停止状態にある感光ドラム51の駆動を開始する状態になったことを検知する(ステップS1)。ここでの駆動開始状態としては、例えば、電源がオン状態になること、スリープ状態から復帰すること、その他の画像形成開始等のスタート信号を検知すること等が挙げられる。制御部70は、温湿度センサ14により画像形成装置1の設置されている温度、湿度、水分量を検知する(ステップS2)。続いて制御部70は、タイマ17により帯電ローラ21,22と清掃ローラ31,32の放置時間を検出する(ステップS3)。
制御部70は、検出した湿度が10%以下であるか否かを判断する(ステップS4)。制御部70は、湿度が10%以下であると判断した場合は(ステップS4のYES)、放置時間が24時間以上であるか否かを判断する(ステップS5)。制御部70は、放置時間が24時間以上であると判断した場合は(ステップS5のYES)、制御部70のデータベースから空回転時間及び空回転条件を抽出し、データベースに基づいて感光ドラム51の空回転動作を実施する(ステップS6、空回転モード)。ここでの空回転動作は、所定時間として、例えば1分〜3分程度、実行する。空回転動作は、トナーを現像する状態で空回転してもよいし、トナーを全く現像しない状態で空回転してもよい。一方、ステップS4において検出した湿度が10%以下でないと判断された場合、又はステップS5において放置時間が24時間以上でないと判断された場合は、ステップS6の空回転動作を実行せずに、画像形成動作や電源オン時の立ち上げ作業を継続する。この場合、通常の空回転動作(例えば、10秒〜30秒)を実行する。即ち、制御部70は、電源がオンされたとき、または、画像形成ジョブの実行開始時における前回転時に、空回転モードを実行し、ステップS6では通常の前回転に加えて空回転モードを実行する。その後、本処理を終了する。
即ち、制御部70は、非画像形成時に感光ドラム51を空回転させる空回転モードを実行可能である。そして、制御部70は、タイマ17により検知した時間が第1の時間(例えば、24時間未満)である場合に、空回転モードを第1の空回転時間(例えば、10秒〜15秒)、実行する。また、制御部70は、タイマ17により検知した時間が第1の時間より長い第2の時間(例えば、24時間以上)である場合に、空回転モードを第1の空回転時間より長い第2の空回転時間(例えば、1分〜3分)、実行する。
また、制御部70は、温湿度センサ14により検知した情報に基づいて、空回転モードを実行する。そして、制御部70は、温湿度センサ14により検知した湿度が第1の湿度(例えば、10%を超える)である場合に、空回転モードを第1の回転時間(例えば、10秒〜15秒)、実行する。また、制御部70は、温湿度センサ14により検知した湿度が第1の湿度より低い第2の湿度(例えば、10%以下)である場合に、空回転モードを第1の回転時間より長い第2の回転時間(例えば、1分〜3分)、実行する。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、第1接触部41及び第2接触部42による画像欠陥のそれぞれのピーク位置が、放置後の帯電ローラ21,22が40回転するまでの間に、感光ドラム51で重ならないようにしている。従って、複数の帯電ローラ21,22を有しながらも、帯電ローラ21,22と清掃ローラ31,32との長時間の接触に伴う画像欠陥が重なって顕在化することを抑制できる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、長期不使用にした場合に帯電ローラ21,22を汚染し発生する濃度ムラの発生状況に応じて、空回転を実施することにより画像欠陥の顕在化を防止することができる。即ち、環境と放置時間を把握し、適切な空回転制御を実施することにより、画像欠陥の防止に加え、無駄な空回転を防止して画像形成装置1の生産性の低下も最小限に抑えることができる。
尚、上述した本実施形態の画像形成装置1では、空回転モードを実行するか否かを判断するために温湿度センサ14及びタイマ17の両方を用いる場合について説明したが、これには限られない。例えば、どちらか一方で空回転モードの実行を判断するようにしてもよい。
また、上述した本実施形態の画像形成装置1では、帯電ローラ21,22等の使用履歴については特に考慮していないが、これには限られず、使用履歴を考慮するようにしてもよい。即ち、画像欠陥は帯電ローラ21,22の表面状態、抵抗や清掃ローラ31,32の表面状態や汚染状況などによっても発生状況が異なることがある。そのため、温湿度センサ14やタイマ17に加えて、帯電ローラ21,22や清掃ローラ31,32の使用履歴(例えば、環境ごとの画像形成枚数など)をRAM73(図2参照)に記録しておき、空回転モードの実施判断や実行時間の調整に用いてもよい。
また、上述した本実施形態の画像形成装置1では、清掃ローラ31,32は、不図示の付勢ばねにより、帯電ローラ21,22に向けて付勢されている場合について説明したが、これには限られない。例えば、図7に示すように、帯電ローラ21,22と清掃ローラ31,32のそれぞれの軸間を固定する軸受61,62によって、圧力及び侵入量を規定するようにしてもよい。尚、軸受61,62は、帯電ローラ21,22ごとに別個に設けているが、これらは1つの軸受であってもよい。そして、例えば、帯電ローラ21,22は、感光ドラム51の方向へ総圧1000gfとなるようにばね加圧されている。この場合、帯電ローラ21,22や清掃ローラ31,32の自重分を考慮して、ばね荷重値を設定している。これにより、帯電ローラ21,22と感光ドラム51との帯電ローラ21,22及び感光ドラム51の全体における周速差は、5%以内に抑えることができる。
また、上述した本実施形態の画像形成装置1では、各帯電ローラ21,22に対応する各清掃部材として清掃ローラ31,32を適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、回転しない清掃パッドを適用してもよい。
また、上述した本実施形態の画像形成装置1では、制御部70は、温湿度センサ14により検知した湿度に基づいて空回転モードを実行するか否かを判断する場合について説明したが、これには限られない。例えば、温湿度センサ14により検知した温度に基づいて空回転モードを実行するか否かを判断するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図8を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、2つの帯電ローラ21,22に対して共通の1つの清掃ローラ33を用いている点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図8に示すように、帯電部120は、第1帯電ローラ21と、第2帯電ローラ22と、各帯電ローラ21,22に対応する清掃ローラ(清掃部材)30と、を有している。清掃ローラ30は、各帯電ローラ21,22に接触して従動回転しつつ各帯電ローラ21,22を清掃する。
本実施形態では、第1の実施形態とは帯電ローラ21,22の外径が異なっている。即ち、感光ドラム51の回転方向Rの上流側に位置する第1帯電ローラ21は外径12mmであり、下流側に位置する第2帯電ローラ22は外径18mmである。第1帯電ローラ21と清掃ローラ33との第1接触部41の第1当接長さN1は約3mmとなるように設定している。また、第2帯電ローラ22と清掃ローラ33との第2接触部42の第2当接長さN2は約4mmとなるように設定している。
第1帯電ローラ21は外径12mmであり、第1帯電ローラ21の外周長さをL0としたときにL0=約37.7mmとなる。第1接触部41の周方向の中心から、第1帯電ローラ21と感光ドラム51の接触部の周方向の中心までの距離L1は、L1=約25.1mmとなる。同様に、第2帯電ローラ22は外径18mmであり、第2帯電ローラ22の外周長さをL3としたときにL3=約56.5mmとなる。第2接触部42の周方向の中心から、第2帯電ローラ22と感光ドラム51の接触部の周方向の中心までの距離L4は、L4=約18.8mmとなる。また、第1帯電ローラ21と感光ドラム51の接触部の周方向の中心から第2帯電ローラ22と感光ドラム51の接触部の周方向の中心までの距離L2は、L2=約18.5mmとしている。
本実施形態によれば、以上のL0〜L4、N1、N2の配置関係において、第1の実施形態の数式1を満たすようにすることで、第1接触部41による画像欠陥のピーク位置と第2接触部42による画像欠陥のピーク位置とが重なることは防止される。これにより、画像欠陥の顕著化を抑制することができる。また、数式2〜数式4についても同様であり、それぞれの数式を満たすことにより、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を、図9を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、1つの感光ドラム51に対して3つの帯電ローラ21,22,23を用いている点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図9に示すように、帯電部220は、第1帯電ローラ21と、第2帯電ローラ22と、第3帯電ローラ23と、を有している。更に、帯電部220は、第1帯電ローラ21に接触して清掃する第1清掃ローラ31と、第2帯電ローラ22に接触して清掃する第2清掃ローラ32と、第3帯電ローラ23に接触して清掃する第3清掃ローラ33と、を有している。
ここで、3つの帯電ローラ21,22,23のうちの2つの帯電ローラの全ての組み合わせにおいて、帯電ローラ及び清掃ローラの配置を上述の数式1の関係を満たすようにすることで、各接触部による画像欠陥のピーク位置同士が重なることを防止できる。これにより、画像欠陥の顕著化を抑制することができる。また、数式2〜数式4についても同様であり、それぞれの数式を満たすことにより、画像欠陥の顕著化をより抑制することができる。
1…画像形成装置、13…駆動モータ(駆動源)、14…温湿度センサ(環境検知手段)、17…タイマ(時間検知手段)、21…第1帯電ローラ、22…第2帯電ローラ、30…清掃ローラ(清掃部材)、31…第1清掃ローラ(第1清掃部材)、32…第2清掃ローラ(第2清掃部材)、41…第1接触部、42…第2接触部、51,51c,51k,51m,51y…感光ドラム(感光体)、70…制御部。

Claims (11)

  1. 静電像を担持して移動可能な感光体と、
    前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第1帯電ローラと、
    前記第1帯電ローラに対して第1接触部で接触して、前記第1帯電ローラの表面を清掃する第1清掃部材と、
    前記感光体の移動方向に関して前記第1帯電ローラが前記感光体に接触する位置の下流側に隣接する位置で前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第2帯電ローラと、
    前記第2帯電ローラに対して第2接触部で接触して、前記第2帯電ローラの表面を清掃する第2清掃部材と、を備え、
    L0:前記第1帯電ローラの全周の長さ、
    L1:前記第1接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
    L2:前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
    L3:前記第2帯電ローラの全周の長さ、
    L4:前記第2接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
    X:0≦X≦40の整数、
    Y:0≦Y≦40の整数、
    としたときに、
    (X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)≠0 ・・・数式1
    (但し、X,Yは全ての組み合わせ)
    を満たす、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電像を担持して移動可能な感光体と、
    前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第1帯電ローラと、
    前記感光体の移動方向に関して前記第1帯電ローラが前記感光体に接触する位置の下流側に隣接する位置で前記感光体に接触して回転し、帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第2帯電ローラと、
    前記第1帯電ローラに対して第1接触部で接触すると共に前記第1帯電ローラの表面を清掃し、前記第2帯電ローラに対して第2接触部で接触すると共に前記第2帯電ローラの表面を清掃する清掃部材と、を備え、
    L0:前記第1帯電ローラの全周の長さ、
    L1:前記第1接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
    L2:前記感光体及び前記第1帯電ローラの接触部と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
    L3:前記第2帯電ローラの全周の長さ、
    L4:前記第2接触部の周方向の中心位置と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの接触部と、の間の周方向の長さ、
    X:0≦X≦40の整数、
    Y:0≦Y≦40の整数、
    としたときに、
    (X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)≠0 ・・・数式1
    (但し、X,Yは全ての組み合わせ)
    を満たす、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 3つ以上の帯電ローラを備え、
    前記3つ以上の帯電ローラのうちの2つの帯電ローラの全ての組み合わせにおいて、前記2つの帯電ローラを前記第1帯電ローラ及び前記第2帯電ローラとした場合に前記数式1の関係を満たす、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. N1:前記第1接触部の周方向の長さ、
    N2:前記第2接触部の周方向の長さ、
    M1:N1≠N2であればN1/2とN2/2との小さい方、N1=N2であればN1/2、
    としたとき、
    |(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)|≧M1 ・・・数式2
    (但し、X,Yは全ての組み合わせ)
    を満たす、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. N1:前記第1接触部の周方向の長さ、
    N2:前記第2接触部の周方向の長さ、
    M2:N1/2とN2/2との大きい方、
    としたとき、
    |(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)|≧M2 ・・・数式3
    (但し、X,Yは全ての組み合わせ)
    を満たす、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. N1:前記第1接触部の周方向の長さ、
    N2:前記第2接触部の周方向の長さ、
    M3=(N1+N2)/2、
    としたとき、
    |(X×L0+L1+L2)−(Y×L3+L4)|≧M3 ・・・数式4
    (但し、X,Yは全ての組み合わせ)
    を満たす、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記感光体を回転駆動させる駆動源と、
    前記駆動源を制御可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、非画像形成時に前記感光体を空回転させる空回転モードを実行可能である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1帯電ローラ及び前記第2帯電ローラが停止した状態でいる時間を検知可能な時間検知手段を備え、
    前記制御部は、前記時間検知手段により検知した時間が第1の時間である場合に、前記空回転モードを第1の空回転時間の間実行し、前記時間検知手段により検知した時間が前記第1の時間より長い第2の時間である場合に、前記空回転モードを前記第1の空回転時間より長い第2の空回転時間、実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 装置本体と、前記装置本体の内部の環境に関する情報を検知可能な環境検知手段と、を備え、
    前記制御部は、前記環境検知手段により検知した情報に基づいて、前記空回転モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記情報は、湿度であり、
    前記制御部は、前記環境検知手段により検知した湿度が第1の湿度である場合に、前記空回転モードを第1の回転時間の間実行し、前記環境検知手段により検知した湿度が前記第1の湿度より低い第2の湿度である場合に、前記空回転モードを前記第1の回転時間より長い第2の回転時間、実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、電源がオンされたとき、または、画像形成ジョブの実行開始時における前回転時に、前記空回転モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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