JP5292727B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置と、これらの画像形成装置において静電潜像担持体の静電潜像を現像するために用いられる現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置として、例えば特許文献1に示すように、静電潜像担持体上の静電潜像にトナーを付着させて現像を行う現像剤担持体と、該現像剤担持体に接触して設けられるとともに該接触部において現像剤担持体との間でトナーの供給・回収を行う供給ローラを備えたものが提案されている。
特開2006−98729号公報
上記構成の従来の現像装置では、現像剤担持体上のトナーを供給ローラにより効率的に回収するための対策として、例えば、現像剤担持体の表面に接触して設けた除電部材により現像剤担持体上のトナーを除電することで現像剤担持体とトナーとの付着力を弱める構成、または供給ローラの回転速度を大きくして供給ローラによるトナーの掻き取り力を高める構成が採用される。
しかし、前者の構成では、現像剤担持体と除電部材との間に摩擦力が作用するため、この摩擦力によりトナーの劣化が促進されてしまい、後者の構成では、現像剤担持体と供給ローラとの間に作用する摩擦力が増大するため、やはりトナーの劣化が促進されてしまう。
トナーの劣化を促進させることなく供給ローラのトナー回収性能を向上させるための対策として、現像剤担持体上のトナーを供給ローラに電気的に引きつけるバイアス電圧を、供給ローラに印加することが考えられる。しかし、供給ローラのトナー回収性能を高めるバイアス電圧を印加すると、供給ローラのトナー供給性能が損なわれ、画像不良を招く恐れがあった。
そこで、本発明は、トナーの劣化を抑制するとともに、供給ローラのトナー供給性能を良好に維持しつつ、供給ローラのトナー回収性能を向上させることができる現像装置およびこの現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、
静電潜像担持体上の静電潜像に付着させるためのトナーを担持する現像剤担持体と、
該現像剤担持体に接触して配置されるとともに該接触部において上記現像剤担持体との間でトナーの供給と回収を行う供給ローラを備えたものであって、
上記現像剤担持体に、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、
上記現像バイアス電圧に同期した交流電圧を含み且つ上記現像バイアス電圧に対してトナーの極性と逆極性側に偏った供給バイアス電圧を上記供給ローラに印加する供給バイアス印加手段と、
上記供給ローラにより搬送されるトナーを帯電させるために上記供給ローラに接触して配置されたトナー帯電用部材と、
上記現像バイアス電圧に同期した交流電圧を含み且つ上記現像バイアス電圧に対してトナーの極性と同極性側に偏ったトナー帯電用バイアス電圧を上記トナー帯電用部材に印加するトナー帯電用バイアス印加手段とを有し、
上記供給ローラの少なくとも外周に形成された発泡層が、独立気泡構造の樹脂発泡体またはゴム発泡体からなることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、現像バイアス電圧に対してトナーの極性と逆極性側に偏った供給バイアス電圧が供給ローラに印加されるため、現像剤担持体上のトナーを供給ローラに電気的に引きつけることができ、従来のように現像剤担持体に対して所謂カウンタ方向に供給ローラを回転させなくても、供給ローラのトナー回収性能を十分に高めることができる。したがって、現像剤担持体に対して所謂ウィズ方向に供給ローラを回転させることで、現像剤担持体と供給ローラとの接触部においてトナーが受ける機械的なストレスを軽減でき、トナーの劣化を抑制できる。
また、供給ローラに接触して配置されたトナー帯電用部材に、現像バイアス電圧に対してトナーの極性と同極性側に偏ったトナー帯電用バイアス電圧が印加されるため、供給ローラにより搬送されるトナーが現像ローラへ電気的に引きつけられやすく、供給ローラのトナー供給性能を高めることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。ただし、本発明の特徴部分を明確にすることで発明の理解を容易にするために、画像形成装置の筺体は図面から除かれている。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式または4サイクル方式のカラー画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図上時計回り方向)に沿って順に、帯電器6、露光装置8、現像装置10、転写ローラ12、およびクリーニング部材14が配置されている。感光体4と転写ローラ12との接触部(ニップ部)は転写領域22を形成している。
実施の形態では、クリーニング部材14として板状のブレードが使用されており、その一端側が感光体4の外周面に接触している。ただし、クリーニング部材14はブレードに限るものでなく、その他のクリーニング部材(例えば、固定ブラシ、回転ブラシ、ローラ)を使用することもできる。
搬送路26は、図示しない給紙装置から、給紙ローラ対16のニップ部20、転写領域22、および定着ローラ対18のニップ部24を通って、図示しない排紙部まで延びている。
画像形成動作の一例について簡単に説明する。先ず、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器6により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面に、画像情報に応じた光が露光装置8から投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置10から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたトナー像は、感光体4の回転により転写領域22に達する。
一方、そのタイミングに合わせて、給紙装置に収容された用紙(記録媒体)が、給紙ローラ16の回転により搬送路26に送り出されて転写領域22に搬送される。そして、転写領域22において、感光体4上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送路26のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ18によってトナー像が用紙に定着された後、排紙部に送り出される。
用紙に転写されることなく感光体4上に残留しているトナーは、感光体4とクリーニング部材14との接触部に達すると、クリーニング部材14で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
次に、現像装置10の構成を詳細に説明する。
図2に示すように、現像装置10はハウジング32を有し、ハウジング32で囲まれた空間は補給部60と現像部62に区分されている。補給部60と現像部62は、ハウジング32の仕切り部50によって仕切られ、仕切り部50に形成された連絡口52を介して互いに連通している。
トナーとしては、負極性に帯電する例えば一成分トナーが用いられ、必要に応じてチタン酸ストロンチウム等を含む外添剤が添加される。なお、本発明は、正極性に帯電するトナーを用いることを妨げるものではない。
補給部60には撹拌部材64が回転可能に設けられており、補給部60に収容されたトナーは、撹拌部材64の回転により撹拌されながら搬送され、連絡口52を通って現像部62へ補給される。
図3に示すように、現像部62には、感光体4上の静電潜像に付着させるためのトナーを担持する現像ローラ36(請求の範囲における現像剤担持体に対応。)と、現像ローラ36に接触して配置されるとともに該接触部において現像ローラ36との間でトナーの供給と回収を行う供給ローラ38が収容されている。
現像ローラ36と供給ローラ38は、互いに平行な回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に設けられている。具体的に、現像ローラ36と供給ローラ38は、図示しない駆動源に連結されており、その駆動源の駆動に基づいて、現像ローラ36は図上反時計回り方向に回転し、供給ローラ38は図上時計回り方向に回転するようになっている。すなわち、現像ローラ36と供給ローラ38は、それらの表面部分が現像ローラ36と供給ローラ38との接触部で互いに同一方向に移動するように、すなわち所謂ウィズ方向に回転するようになっている。供給ローラ38の具体的な構成は後述する。
また、現像部62では、供給ローラ38により搬送されるトナーを帯電させるためのトナー帯電用部材54が、供給ローラ38に接触して配置されている。トナー帯電用部材54の具体的な構成は後述する。
現像ローラ36には現像バイアス印加手段としての電源70が接続され、この電源70により現像ローラ36に現像バイアス電圧VDが印加される。供給ローラ38には供給バイアス印加手段としての電源72が接続され、この電源72により供給ローラ38に供給バイアス電圧VSが印加される。トナー帯電用部材54にはトナー帯電用バイアス印加手段としての電源74が接続され、この電源74によりトナー帯電用部材54にトナー帯電用バイアス電圧VTが印加される。現像バイアス電圧VD、供給バイアス電圧VS、及びトナー帯電用バイアス電圧VTの詳細な構成は後述する。
なお、本実施形態では、現像ローラ36、供給ローラ38、及びトナー帯電用部材54には、別々の電源70,72,74が接続されているが、共通の電源を接続してもよい。
このような構成からなる現像装置10では、供給ローラ38の回転に基づいて、現像部62に収容されているトナー、特に供給ローラ38の周囲に存在するトナーが図上時計回り方向に搬送される。供給ローラ38に搬送されるトナーが、供給ローラ38とトナー帯電用部材54が接触する帯電領域65に達すると、トナー帯電用バイアス電圧VTが印加されたトナー帯電用部材54に接触することより帯電される。
このようにして帯電したトナーは、さらに供給ローラ38によって搬送され、現像ローラ36と供給ローラ38の対向する供給・回収領域66で現像ローラ36に担持される。このとき、トナーは、帯電量域65で予め帯電されているため、現像ローラ36へ電気的に引きつけられやすくなっている。また、このとき、現像ローラ36に供給されるトナーは、現像ローラ36と供給ローラ38との摩擦接触により再び帯電される。
現像ローラ36に担持されたトナーは、現像ローラ36の回転とともに、現像ローラ36の外周面に接触して配置されている規制部材44の対向部に達すると、規制部材44によって層厚が規制されるとともに、規制部材44との摩擦接触により更に帯電される。このようにして所定の電荷が与えられたトナーは、現像ローラ36の回転と共に感光体4と現像ローラ36が対向する現像領域68に達する。現像領域68に達したトナーは、感光体4が担持する静電潜像(作像部分)に付着し、感光体4の外周面にトナー像を形成する。
現像領域68を通過後、静電潜像の現像に供されずに現像ローラ36上に残されたトナーは、供給・回収領域66で供給ローラ38によって回収される。
次に、供給ローラ38の構成を詳細に説明する。
供給ローラ38は、円柱状の芯金46と、該芯金46の外周に形成された発泡層48から構成されている。
芯金46の素材としては、例えば鉄、ステンレス、アルミニウム、樹脂等が用いられる。芯金46の表面には、腐食等を防止するためメッキ処理を行うようにしても良い。
発泡層48の素材としては、独立気泡構造の樹脂発泡体またはゴム発泡体が用いられる。独立気泡構造の発泡体を用いることにより、連続気泡構造の発泡体を用いる場合に比べて、現像ローラ36から回収したトナーが発泡層48の内部に入り込み難くなるため、トナーの滞留により発泡層48の硬度が上昇することを防止できる。したがって、帯電量域65や供給・回収領域66においてトナーにかかる機械的ストレスが増大することを防止でき、トナーの劣化を抑制できる。
発泡層48は無数の微小セルが密集した状態で構成されるが、各セルの平均有効径は例えば100μm以上500μm以下であることが好ましく、150μm以上300μm以下であることが望ましい。これにより、発泡層48内部へトナーが入り込むことを一層確実に防止できる。
発泡層48の素材として、具体的には、耐久性に優れたポリウレタン発泡体を用いることが望ましい。ただし、発泡層48の素材としてポリウレタン発泡体以外の発泡体を用いてもよく、例えば、ポリエチレンフォーム、ゴムスポンジ等を用いることもできる。
発泡層48の素材としてポリウレタン発泡体を用いる場合における発泡体の製造方法の一例を説明する。
先ず、ポリオール(具体的には、ポリエーテルポリオール)と、イソシアネート(具体的には、トルエンジフェニルジイソシアネート)を混合させた発泡原料を、空気を混ぜ込むための混合装置(オークスミキサ等)に供給して撹拌することで、泡状体を調製する。続いて、泡状体を成形型に流し込んで、加熱により硬化させることで、ポリウレタン発泡体を製造する。
この製造方法において、ポリオールとイソシアネートは、任意の重量比で混合することができるが、ポリオールの重量とイソシアネートの重量が等しくなるように混合することが好ましい。
続いて、トナー帯電用部材54の構成を詳細に説明する。
トナー帯電用部材54は、供給ローラ38に当接する例えば帯状の導電部材56を備えている。導電部材56は、該導電部材56が取り付けられた支持部材58を介してハウジング32の内周面に取り付けられている。ただし、導電部材56は、支持部材58を介することなく直接ハウジング32に取り付けるようにしても良い。
導電部材56は、供給ローラ38の回転方向(図上時計回り方向)における発泡層48との接触幅が例えば3mm、発泡層48を径方向内側に押し込む押し込み深さが例えば0.5mmとなるように配置されている。
導電部材56としては、例えば金属、導電性樹脂または導電性ゴムが用いられる。
導電部材56として金属を用いる場合、具体的には例えばアルミニウムが用いられる。導電部材56として導電性樹脂を用いる場合、具体的には例えば導電性PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムが用いられる。導電部材56として導電性ゴムを用いる場合、具体的には例えば導電性シリコンゴムが用いられる。
導電部材56として導電性樹脂または導電性ゴムを用いる場合、導電性樹脂または導電性ゴム(厚さ1mm)を一対の電極(10mm×10mm)で挟み込み10Vの電圧を印加したときの電気抵抗値が、10Ω以上10Ω以下である素材を用いることが好ましく、10Ωである素材を用いることが望ましい。
支持部材58は、例えば断面略矩形の長尺部材であり、支持部材58の上面がハウジング32に接着等により固定され、支持部材58の下面に導電部材56が蒸着または接着等により取り付けられている。支持部材58としては絶縁性の素材が用いられ、具体的には例えば絶縁性PET(ポリエチレンテレフタレート)が用いられる。
続いて、現像バイアス電圧VD、供給バイアス電圧VS、及びトナー帯電用バイアス電圧VTについて説明する。
現像バイアス電圧VDは、感光体4と現像ローラ36との間に、現像ローラ36に担持されたトナーを感光体4の静電潜像へ移動させるための電界を形成するために印加される電圧である。具体的に、現像バイアス電圧VDは、直流電圧と交流電圧を重畳した電圧であり、図4に示すように、例えば−1100V(最小電圧値VD(L))と例えば400V(最大電圧値VD(H))の間で変動するようになっている。
供給バイアス電圧VSは、図4に示すように、現像バイアス電圧VDに対してトナーの極性と逆極性側、すなわち正極性側に偏った電位となるように設定されている。これにより、供給バイアスVSB、すなわち、供給バイアス電圧VSと現像バイアス電圧VDとの電位差(VS−VD)が生じ、供給バイアスVSBは、トナーの極性と逆極性すなわち正極性となる。
具体的に、供給バイアスVSBは、現像バイアス電圧VDの変動に同期して現像バイアス電圧VDが最小電圧値VD(L)のときに印加される。供給バイアスVSBは、例えば25V以上150V以下に設定することが好ましく、例えば50V以上100V以下に設定することが望ましい。
このように、供給ローラ38に供給バイアスVSBを印加することで、現像ローラ36から供給ローラ38へのトナーの移動が促進され、供給ローラ38のトナー回収性能を高めることができる。
トナー帯電用バイアス電圧VTは、図5に示すように、現像バイアス電圧VDに対してトナーの極性と同極性側、すなわち負極性側に偏った電位となるように設定されている。これにより、トナー帯電用バイアスVTB、すなわち、トナー帯電用バイアス電圧VTと現像バイアス電圧VDとの電位差(VT−VD)が生じ、トナー帯電用バイアスVTBは、トナーの極性と同極性すなわち負極性となる。
具体的に、トナー帯電用バイアスVTBは、現像バイアス電圧VDの変動に同期して現像バイアス電圧VDが最小電圧値VD(L)のときに印加される。トナー帯電用バイアスVTBは、例えば−300V以上−25V以下に設定することが好ましく、例えば−200V以上−100V以下に設定することが望ましい。
このように、トナー帯電用部材54の導電部材56にトナー帯電用バイアスVTBを印加することで、供給ローラ38から現像ローラ36へのトナーの移動が促進され、現像ローラ36へのトナーの供給量を十分に確保できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において、供給バイアスVSB及びトナー帯電用バイアスVTBは、現像バイアス電圧VDの変動に同期して現像バイアス電圧VDが最小電圧値VD(L)のときに印加されるようになっているが、現像バイアス電圧VDが最大電圧値VD(H)のときに印加したり、現像バイアス電圧VDが最小電圧値VD(L)のときと最大電圧値VD(H)のときの両方に印加したりするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、現像バイアス電圧VDが、図4と図5において矩形波で示される電圧とされているが、現像バイアス電圧VDは直流電圧であってもよい。その場合も、上記実施形態と同様、供給バイアスVSBは、トナーと逆極性となるように設定され、トナー帯電用バイアスVTBは、トナーと同極性となるように設定される。
17種類の現像装置(実施例1〜実施例10、比較例1〜5)を用意し、それぞれの現像装置の性能(現像ローラのトナー搬送量、ゴーストの発生、トナー劣化によるトナーの飛散)を評価する試験を行った。
試験は、用意した現像装置をKONICAMINOLTA社製magicolor2300DLの画像形成装置に取り付けて5k枚印字し、初期と5k枚印字後(以下、「耐久後」という。)に性能を評価することで行った。印字は雰囲気温度23℃、相対湿度65%の環境下で行った。初期には、現像ローラのトナー搬送量、およびゴーストの発生の評価を行い、耐久後は、現像ローラのトナー搬送量、ゴーストの発生、およびトナー劣化によるトナーの飛散の評価を行った。
トナーは、負極性に帯電するKONICAMINOLTA社製magicolor2300DL用のものを使用した。
各現像装置は、KONICAMINOLTA社製magicolor2300DLのトナーカートリッジを、下記の構成となるように適宜改造して製造した。
図6に示すように、現像ローラに印加する現像バイアス電圧は、実施例1〜実施例3、実施例5〜実施例10、及び比較例1〜5では、上記実施形態と同様に直流と交流を重畳した電圧(最大電圧値400V、最小電圧値−1100V)となるように設定し、実施例4では直流の電圧(−400V)となるように設定した。
供給ローラの回転方向は、実施例1〜実施例10と比較例1〜比較例3では、現像ローラと供給ローラの表面部分がそれらの接触部で互いに同じ方向に移動するように(所謂ウィズ方向に)設定し、比較例4と比較例5では、現像ローラと供給ローラの表面部分がそれらの接触部で互いに反対方向に移動するように(所謂カウンタ方向に)設定した。
実施例1〜実施例3、実施例5〜実施例10、及び比較例1の供給ローラには、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が最小電圧値VD(L)のときに図6に示す各値の供給バイアスを印加した。実施例4の供給ローラには、直流電圧からなる現像バイアス電圧に対して図6に示す供給バイアスを印加した。比較例2〜比較例5では、供給バイアス電圧が現像バイアス電圧と同電位となるように設定した。
供給ローラの発泡層として、次のように製造した材料からなるものを用いた。
供給ローラの発泡層の材料は、ポリオールとイソシアネートの重量比を異ならせて上述した製造方法により5種類製造し、それぞれ独立気泡A(ポリオール:イソシアネート=100:80)、独立気泡B(ポリオール:イソシアネート=100:90)、独立気泡C(ポリオール:イソシアネート=100:100)、連続気泡A(ポリオール:イソシアネート=100:80)、連続気泡B(ポリオール:イソシアネート=100:90)とした。
供給ローラの発泡層の材料として、実施例1〜実施例8、比較例1〜比較例3では独立気泡Aを用い、実施例9では独立気泡Bを用い、実施例10では独立気泡Cを用い、比較例4では連続気泡Aを用い、比較例5では連続気泡Bを用いた。
比較例1にはトナー帯電用部材を設けず、その他の現像装置にはトナー帯電用部材を設けるようにした。
トナー帯電用部材は、供給ローラの回転方向における発泡層との接触幅が3mm、発泡層を径方向内側に押し込む押し込み深さが0.5mmとなるように配置した。
トナー帯電用部材として、実施例1〜実施例4、比較例2、及び比較例3では、絶縁性PETからなる支持部材に、金属(具体的にはアルミニウム)からなる導電部材が蒸着されたものを使用し、実施例5〜実施例7では、絶縁性PETからなる支持部材に、導電性樹脂(具体的には導電性PETフィルム)からなる導電部材を接着したものを使用し、実施例8〜実施例10、比較例4、及び比較例5では、導電性ゴム(具体的には導電性シリコンゴム)からなる導電部材を使用した。
導電性樹脂および導電性ゴムとしては、導電性樹脂または導電性ゴム(厚さ1mm)を一対の電極(10mm×10mm)で挟み込み10Vの電圧を印加したときの電気抵抗値が10Ωである素材を用いた。
実施例1〜実施例3、実施例5〜実施例10、比較例2、比較例4、及び比較例5のトナー帯電用部材には、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が最小電圧値VD(L)のときに図6に示す各値のトナー帯電用バイアスを印加した。実施例4のトナー帯電用部材には、直流電圧からなる現像バイアス電圧に対して図6に示すトナー帯電用バイアスを印加した。比較例3では、トナー帯電用部材をアース接続した。
現像ローラのトナー搬送量の性能評価は次のように行った。
先ず、現像ローラ上のトナーを吸引ポンプにより吸引し、吸引したトナーの重量を測定した。その後、トナーの吸引を行った現像ローラの表面の面積と、測定したトナー重量とから単位面積当たりのトナー搬送量(g/m)を算出した。評価は、単位面積当たりのトナー搬送量が6g/m以上7g/m未満のものを「◎」、5g/m以上6g/m未満、及び7g/m以上8g/m未満のものを「○」、5g/m未満のもの、及び8g/m以上のものを「×」で表した(図6参照)。
ゴーストの発生の評価は、印字した用紙を目視して、発生が認められなかったものを「◎」、低温・低湿条件のときのみ発生したものを「○」、印字条件に関わらず発生したものを「×」で表した(図6参照)。
トナー劣化によるトナー飛散の評価は、耐久後の画像形成装置内の汚れを目視して、トナーの飛散が認められなかったものを「○」、トナーの飛散が認められたものを「×」で表した(図6参照)。
図6に示す試験結果を検討する。
トナー帯電用部材を設けなかった比較例1では、初期および耐久後において、現像ローラ上のトナーの搬送量が少なく、ゴーストの発生が認められた。現像ローラ上のトナー搬送量が少なくなった原因は、トナー帯電用部材が設けられていないため、供給ローラにより搬送されるトナーの荷電量が少ないことから、トナーが現像ローラに電気的に引きつけられる力が弱く、供給ローラから現像ローラへのトナーの供給量が少なくなったことにあると考えられる。ゴーストが発生した原因は、現像によりトナーがなくなった現像ローラの表面部分に十分な量のトナーが供給されず、現像ローラ上にトナー量が多い部分と少ない部分とができてしまったためであると考えられる。
供給バイアス電圧が現像バイアス電圧と同電位となるように設定された比較例2では、初期および耐久後において、現像ローラ上のトナーの搬送量が過剰となり、ゴーストの発生が認められた。現像ローラ上のトナー搬送量が過剰となった原因は、帯電部材により供給ローラ上のトナーが帯電されることで、供給ローラと現像ローラのニップ部においてトナーの供給が十分に行われる一方で、供給ローラと現像ローラとの間に電位差が無いことから、供給ローラと現像ローラのニップ部においてトナーの回収が十分に行われないためであると考えられる。ゴーストが発生した原因は、供給バイアス電圧が現像バイアス電圧と同電位であるため、現像ローラ上のトナーを供給ローラへ電気的に引きつけることができず、供給ローラのトナー回収性能が低いためであると考えられる。
供給バイアス電圧が現像バイアス電圧と同電位となるように設定されるとともに、トナー帯電用部材がアース接続された比較例3では、初期および耐久後において、現像ローラ上のトナーの搬送量が少なく、ゴーストの発生が認められた。現像ローラ上のトナー搬送量が少なくなった原因は、トナー帯電用部材がアース接続されているため、供給ローラにより搬送されるトナーをトナー帯電用部材との接触部において十分に帯電できず、供給ローラのトナー供給性能が高められないためであると考えられる。ゴーストが発生した原因は、供給バイアス電圧が現像バイアス電圧と同電位であるため、現像ローラ上のトナーを供給ローラへ電気的に引きつけることができず、供給ローラのトナー回収性能が低いためであると考えられる。
比較例4と比較例5では、トナー劣化によるトナー飛散が発生した。この原因は、供給ローラの発泡層が連続気泡構造の発泡体からなるため、発泡層の内部にトナーが入り込んで凝集しやすく、発泡層の硬度が上昇しやすいことから、供給ローラと現像ローラとの接触部においてトナーが劣化しやすいことにあると考えられる。また、比較例4と比較例5では、供給ローラが現像ローラに対して所謂カウンタ方向に回転するため、供給ローラと現像ローラとの接触部においてトナーの劣化が進行しやすいことも、トナー飛散の原因となっていると考えられる。
なお、比較例4と比較例5では、供給バイアス電圧が現像バイアス電圧と同電位であり、現像ローラ上のトナーを供給ローラへ電気的に引きつけることができないにも関わらず、ゴーストが発生し難く、供給ローラのトナー回収性能が良好であることを確認できた。これは、供給ローラが、現像ローラに対して所謂カウンタ方向に回転するため、供給ローラによるトナーの掻き取り力が大きいためであると考えられる。
実施例8〜実施例10を比較すると、発泡層が独立気泡C(ポリオール:イソシアネート=100:100)で構成された実施例10、発泡層が独立気泡B(ポリオール:イソシアネート=100:90)で構成された実施例9、発泡層が独立気泡A(ポリオール:イソシアネート=100:80)で構成された実施例8の順で、ゴースト発生の防止性能が高かった。このことから、発泡層の素材としてポリウレタン発泡体を用いる場合、ポリオールの重量とイソシアネートの重量が等しくなるように混合することが好ましいことを確認できた。
実施例5〜実施例7を比較すると、供給バイアスが最も大きい実施例7(+100V)で、ゴーストが最も発生し難く、供給バイアスが最も小さい実施例5(+25V)で、ゴーストが最も発生しやすいことを確認できた。このことから、供給バイアスを大きくするほど、現像ローラから供給ローラへのトナーの回収量が増加し、供給ローラのトナー回収性能が高められるものと考えられる。
実施例1〜実施例3を比較すると、トナー帯電用バイアスの絶対値が最も大きい実施例3(−200V)で、現像ローラ上のトナー搬送量が最も多く、トナー帯電用バイアスの絶対値が最も小さい実施例1(−50V)で、現像ローラ上のトナー搬送量が最も少ないことを確認できた。このことから、トナー帯電用バイアスの絶対値を大きくするほど、供給ローラから現像ローラへのトナーの供給量が増加し、現像ローラ上のトナー搬送量をより多く確保できるものと考えられる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 図2に示す現像装置の要部拡大図である。 現像バイアス電圧と供給バイアス電圧の態様を示すグラフであ。 現像バイアス電圧とトナー帯電用バイアス電圧の態様を示すグラフである。 現像装置の性能評価試験の結果を示す表である。
符号の説明
2:画像形成装置、
4:静電潜像担持体(感光体)、
10:現像装置、
36:現像剤担持体(現像ローラ)、
38:供給ローラ、
48:発泡層、
54:トナー帯電用部材、
70:現像バイアス印加手段(電源)、
72:供給バイアス印加手段(電源)、
74:トナー帯電用バイアス印加手段(電源)、
D:現像バイアス電圧、
S:供給バイアス電圧、
T:トナー帯電用バイアス電圧。

Claims (3)

  1. 静電潜像担持体上の静電潜像に付着させるためのトナーを担持する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に接触して配置されるとともに該接触部において上記現像剤担持体との間でトナーの供給と回収を行う供給ローラを備えた現像装置であって、
    上記現像剤担持体に、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、
    上記現像バイアス電圧に同期した交流電圧を含み且つ上記現像バイアス電圧に対してトナーの極性と逆極性側に偏った供給バイアス電圧を上記供給ローラに印加する供給バイアス印加手段と、
    上記供給ローラにより搬送されるトナーを帯電させるために上記供給ローラに接触して配置されたトナー帯電用部材と、
    上記現像バイアス電圧に同期した交流電圧を含み且つ上記現像バイアス電圧に対してトナーの極性と同極性側に偏ったトナー帯電用バイアス電圧を上記トナー帯電用部材に印加するトナー帯電用バイアス印加手段とを有し、
    上記供給ローラの少なくとも外周に形成された発泡層が、独立気泡構造の樹脂発泡体またはゴム発泡体からなることを特徴とする現像装置。
  2. 上記現像剤担持体と上記供給ローラは、それらの表面部分が上記接触部で同一方向に移動するように回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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