JP2020101584A - 画像形成装置 - Google Patents

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将太 曽田
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Abstract

【課題】ダウンタイムを発生することなく帯電ローラへの適正な印加電圧を設定する。【解決手段】第1帯電ローラ61に第1帯電バイアスV1として直流電圧DC1を印加する第1電源と、第2帯電ローラ62に第2帯電バイアスV2として直流電圧DC2及び交流電圧ACを重畳して印加すると共に、第2帯電バイアスV2の直流電圧DC2を所定の電圧値になるように印加し、交流電圧ACを第1帯電バイアスV1及び第2帯電バイアスV2の直流電圧の差分(DC1−DC2)の2倍以上の電圧値になるように印加する第2電源と、感光ドラム51及び第2帯電ローラ62の間に流れる電流を検知する電流センサ33と、電流センサ33により検知された電流の絶対値が所定の範囲内になるように、第1帯電バイアスV1を変更可能な制御部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用して記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、導電性のローラ型帯電部材を感光体などの像担持体に直接接触あるいは近接させて、像担持体を帯電する帯電方式を採用した画像形成装置が製品化されている。近年、POD(Print on demand)の分野においては、高生産性、高品位、高安定を維持することが要求されており、既存の画像形成装置においては品質を維持する事が困難であった。特に、経時変化による帯電ローラの劣化は、安定した潜像電位を形成する障害であった。そこで、像担持体上の潜像状態を長期的に安定させるために、帯電ローラを複数個備えた帯電装置が提案されている(特許文献1参照)。この帯電装置では、独立した2つ以上の接触帯電部材を用いて各々に帯電バイアスを印加し、像担持体上の表面電位を均一且つ長期安定した電位を確保できるようにしている。
特開2012−37648号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の帯電装置では、制御回路は、非画像形成時に所定の交流電圧を下流側の帯電ローラに印加した際の交流電流を電流測定回路により検出する。そして、制御回路は、放電電流制御において、帯電ローラと像担持体との間の放電電流が所定値となるように、画像形成時に用いる交流電圧を設定し、適正な電圧を帯電ローラに印加する。このような放電電流制御は画像形成中には実行できず、非画像形成中に実行する必要があるため、画像形成中に交流電圧の調整が必要になった場合には画像形成を中断する必要があり、ダウンタイムを発生させてしまう虞がある。POD市場ではPPH(Page per hour)が重要なスペックとなるため、画像形成時はもちろん、非画像形成時にもダウンタイムを生じないことが望ましい。
本発明は、ダウンタイムを発生することなく帯電ローラへの適正な印加電圧を設定可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、静電像を担持して移動可能な感光体と、前記感光体に接触して回転し、第1帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第1帯電ローラと、前記第1帯電ローラに前記第1帯電バイアスとして直流電圧を印加する第1印加手段と、前記感光体の移動方向に関して前記第1帯電ローラが前記感光体に接触する位置の下流側で前記感光体に接触して回転し、第2帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第2帯電ローラと、前記第2帯電ローラに前記第2帯電バイアスとして直流電圧及び交流電圧を重畳して印加すると共に、前記第2帯電バイアスの前記直流電圧を所定の電圧値になるように印加し、前記交流電圧を前記第1帯電バイアス及び前記第2帯電バイアスの前記直流電圧の差分の2倍以上の電圧値になるように印加する第2印加手段と、前記感光体及び前記第2帯電ローラの間に流れる電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段により検知された電流の絶対値が所定の範囲内になるように、前記第1帯電バイアスを変更可能な変更手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ダウンタイムを発生することなく帯電ローラへの適正な印加電圧を設定することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の感光ドラム及び帯電部を示す概略の側面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電部及び電源の接続を示す概略のブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電部の印加電圧などを示す概略の側面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電ローラへの印加直流電圧と感光ドラムの表面電位との関係を示すグラフである。 第1の実施形態に係る画像形成装置の帯電バイアスを設定する際の処理手順を示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置1の一例として、タンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置1に搭載されることには限られず、他の方式の画像形成装置に搭載されるものであってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。あるいは、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施することができる。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体10と、不図示のシート給送部と、画像形成部40と、制御部70と、操作部11とを備えている。画像形成装置1は、不図示の原稿読取装置やパーソナルコンピュータ等のホスト機器、あるいはデジタルカメラやスマートフォン等の外部機器からの画像信号に応じて、4色フルカラー画像を記録材に形成することができる。尚、記録材であるシートは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
[画像形成部]
画像形成部40は、シート給送部から給送されたシートに対して、画像情報に基づいて画像を形成可能である。画像形成部40は、画像形成ユニット50y,50m,50c,50kと、不図示のトナーボトルと、露光装置43と、中間転写ユニット44と、二次転写部45と、定着装置46とを備えている。尚、本実施形態の画像形成装置1は、フルカラーに対応するものであり、画像形成ユニット50y,50m,50c,50kは、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色それぞれに同様の構成で別個に設けられている。このため、図1中では4色の各構成について同符号の後に色の識別子を付して示すが、図3以降及び明細書中では色の識別子を付さずに符号のみで説明する場合もある。
画像形成ユニット50y,50m,50c,50kは、静電像を担持して移動可能な感光ドラム(感光体)51y,51m,51c,51kと、帯電部60y,60m,60c,60kと、現像装置52y,52m,52c,52kと、を有している。画像形成ユニット50は、プロセスカートリッジとして一体にユニット化されて、装置本体10に対して着脱可能に構成され、後述する中間転写ベルト44bにトナー像を形成する。
感光ドラム51は、移動可能、即ち回転可能であり、画像形成に用いられる静電像を担持し、トナー像を担持可能である。本実施形態では、感光ドラム51は、外径84mm、回転軸線方向の長さ370mmで、負帯電特性のOPC(有機光半導体)で形成された感光層を有している。感光ドラム51は、例えば、約350mm/secのプロセススピード(周速度)で回転方向(移動方向)R(図3参照)に、駆動モータ14(図2参照)により回転駆動される。帯電部60は、感光ドラム51の表面に負極性の直流電圧を印加することで、感光ドラム51の表面を負極性に均一に帯電する。帯電部60の詳細な構成については後述する。露光装置43は、レーザスキャナであり、制御部70から出力される分解色の画像情報に従って、レーザ光を発する。
現像装置52y,52m,52c,52kは、現像スリーブ52s(図3参照)を有し、現像バイアスが印加されることにより感光ドラム51に形成された静電像をトナーにより現像する。現像装置52は、トナーボトルから供給された現像剤を収容すると共に、感光ドラム51上に形成された静電像を現像する。現像スリーブ52sは、例えばアルミニウムや非磁性ステンレス等の非磁性材料で構成され、本実施形態ではアルミニウム製としている。現像スリーブ52sの内側には、ローラ状のマグネットローラが、現像容器に対して非回転状態で固定設置されている。現像スリーブ52sは、非磁性のトナー及び磁性のキャリアを有する現像剤を担持して、感光ドラム51に対向する現像領域に搬送する。
現像スリーブ52sに印加される現像バイアスは、直流電圧及び交流電圧を重畳した振動電圧である。例えば、感光ドラム51上の帯電電位が−800Vの時、直流電圧が−640V、交流電圧が1300Vpp、周波数10kHzの振動電圧を印加している。現像バイアスによる電界によって、感光ドラム51上の静電像に対応して二成分現像剤中のトナーが選択的に付着される。これにより、静電像がトナー像として現像される。この時、感光ドラム51上に現像されたトナーの帯電量は、約30μC/gである。現像部を通過した現像スリーブ52s上の現像剤は、引き続き現像スリーブ52sの回転に伴い現像容器内の現像剤溜り部に戻される。
本実施形態では、現像剤として、磁性のトナーと非磁性のキャリアとを有する二成分現像剤を使用している。トナーは、着色剤を有した結着樹脂からなる母体と、母体に添加される添加剤とを有している。トナーを形成する樹脂として、本実施形態では負帯電性ポリエステル系樹脂を用いた。本実施形態では、体積平均粒径7μmのトナーを用いている。キャリアは、表面酸化あるいは未酸化の鉄、ニッケル、コバルト、マンガン、クロム、希土類等の金属、及びそれらの合金、あるいは酸化物フェライトなどが使用可能である。本実施形態では、平均体積粒径40μm、抵抗率10Ωcmのフェライトキャリアを用いている。
感光ドラム51の表面で現像されたトナー像は、後述する中間転写ユニット44に対して一次転写される。また、画像形成ユニット50y,50m,50c,50kは、除電装置56y,56m,56c,56kと、クリーニングブレード55y,55m,55c,55kとを有している。除電装置56は、一次転写部を通過した感光ドラム51の表面上に残留する残留電位を除電する。クリーニングブレード55は、カウンタブレード方式であり、感光ドラム51に対して所定の押圧力で当接されている。一次転写後、中間転写ユニット44に転写されずに感光ドラム51上に残留したトナーは、除電装置56により除電され、感光ドラム51に当接して設けられたクリーニングブレード55によって除去され、次の作像工程に備える。
中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや従動ローラ44d、一次転写ローラ47y,47m,47c,47k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられ、トナー像を担持して移動する中間転写ベルト44bとを備えている。従動ローラ44dは、中間転写ベルト44bの張力を一定に制御するようにしたテンションローラである。従動ローラ44dは、不図示の付勢ばねの付勢力によって中間転写ベルト44bを表面側へ押し出すような力が加えられている。
一次転写ローラ47y,47m,47c,47kは、感光ドラム51y,51m,51c,51kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接し、感光ドラム51のトナー像を中間転写ベルト44bに一次転写する。一次転写ローラ47としては、例えば、温度23℃、湿度50%の測定環境下で+2kV印加時の抵抗値が1×10〜1×10Ωのものを用いることが好ましい。本実施形態では、ニトリルゴムとエチレン−エピクロルヒドリン共重合体との混合により形成された外径16mm、芯金径8mmのイオン導電性スポンジローラを用いている。
中間転写ベルト44bは、感光ドラム51に当接して感光ドラム51との間で一次転写部を形成し、一次転写バイアスが印加されることにより、感光ドラム51に形成されたトナー像を一次転写部で一次転写する。本実施形態では、中間転写ベルト44bは基材、弾性層、コート層の3層構造で、総厚約360μmとしている。中間転写ベルト44bの抵抗値としては、体積抵抗率が1×10〜1×1011Ω・cmに調整され、表面抵抗率が1×1011〜1×1013Ωに調整されている。画像形成時には、一次転写ローラ47に対して、トナーの正規帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の一次転写バイアス(例えば、+1500V)が印加される。これにより、感光ドラム51上のそれぞれの負極性を持つトナー像が中間転写ベルト44bに順次多重転写される。
二次転写部45は、二次転写内ローラ45aと、二次転写外ローラ45bと、を備えている。二次転写外ローラ45bは、中間転写ベルト44bに当接し、中間転写ベルト44bとのニップ部においてトナーと逆極性の二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写外ローラ45bは、中間転写ベルト44bに担持されたトナー像を、ニップ部へ供給されたシートに一括して二次転写する。
定着装置46は、定着ベルト46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ベルト46aと加圧ローラ46bとの間をシートが挟持されシート搬送方向に搬送されることにより、シートに転写されて形成されたトナー像は加熱及び加圧されてシートに定着される。
図2に示すように、制御部70はコンピュータにより構成され、例えばCPU71と、各部を制御するプログラムを記憶するROM72と、データを一時的に記憶するRAM73と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)74とを備えている。CPU71は、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。ROM72には、各種制御に必要な設定値が記録されており、必要に応じてCPU71により呼び出される。RAM73には、画像形成操作により変化する印刷枚数等、様々なデータが一時的に記録され、各種制御に利用される。
CPU71は、入出力回路74を介して、操作部11、第1高圧制御部12、第2高圧制御部13、電流センサ33、駆動モータ14、温湿度センサ(環境検知手段)15、カウンタ16などに接続されている。制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作部11の操作等により、ユーザが操作や設定を行うことができる。制御部(変更手段)70は、第1高圧制御部12を介して第1電源20に接続され、第2高圧制御部13を介して第2電源30に接続されて、各電源20,30を制御可能にしている。第1電源20及び第2電源30、並びに電流センサ33については、後述する。
温湿度センサ15は、装置本体10の内部に設けられ、装置本体10の内部(装置本体内)の環境情報として温度及び湿度や水分量を検知可能である。CPU71は、温湿度センサ15等の検知結果に基づいて駆動モータ14等を制御可能である。また、カウンタ16は、画像形成枚数を計数することができる。これにより、制御部70は、帯電部60(図1参照)を用いて画像形成した枚数を、カウンタ16から取得することができる。
[画像形成動作]
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム51が回転して表面が帯電部60により帯電される。そして、露光装置43により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム51に対して発光され、感光ドラム51の表面上に静電像が形成される。この静電像に現像装置52によりトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、一次転写ローラ47により中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行してシートが供給され、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、搬送経路を介してシートが二次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートに画像が転写され、シートは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱及び加圧されてシートの表面に定着され、装置本体10から排出される。
[帯電部]
次に、帯電部60の構成について、詳細に説明する。図3に示すように、帯電部60は、感光ドラム51の回転方向Rの上流側に設けられた第1帯電ローラ61と、下流側に設けられた第2帯電ローラ62と、を有している。これらの帯電ローラ61,62が感光ドラム51に接触して従動回転し、感光ドラム51の表面に一様にマイナスの電荷を付与する。即ち、第1帯電ローラ61は、感光ドラム51に接触して回転し、第1帯電バイアスの印加により感光ドラム51を帯電する。第2帯電ローラ62は、感光ドラム51の回転方向Rに関して第1帯電ローラ61が感光ドラム51に接触する位置の下流側で感光ドラム51に接触して回転し、第2帯電バイアスの印加により感光ドラム51を帯電する。
また、帯電部60は、第1帯電ローラ61に対応する第1清掃ローラ63と、第2帯電ローラ62に対応する第2清掃ローラ64と、を有している。第1清掃ローラ63は、外周部に発泡ウレタンなどの弾性体を有し、第1帯電ローラ61に接触して従動回転しつつ第1帯電ローラ61を清掃する。第2清掃ローラ64は、外周部に発泡ウレタンなどの弾性体を有し、第2帯電ローラ62に接触して従動回転しつつ第2帯電ローラ62を清掃する。
[帯電ローラ]
本実施形態における帯電ローラ61,62の構成について、図4を用いて説明する。第1帯電ローラ61は、例えば、長手方向(回転軸線方向)の長さ330mm、直径14mmとし、芯金61aと、下層61bと、中間層61cと、表層61dとを有している。芯金61aの外周に下層61bを形成し、下層61bの上に中間層61cを形成し、中間層61cの上に表層61dを形成している。
芯金61aは、例えば、耐摩耗性と撓み応力に優れたシャフト軸としている。第1帯電ローラ61は、芯金61aの長手方向の両端部を、それぞれ軸受部材により回転自在に保持されると共に、不図示の押圧ばねによって感光ドラム51に向かって付勢されている。本実施形態においては、芯金61aとしては、表層にニッケルメッキを施したSUS製の外径6mmの丸棒を使用している。
下層61bは、カーボンを分散した発泡EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)で形成した電子導電層であり、比重は0.5g/cm、体積抵抗率は10〜10Ω・cm、層厚は約3.5mmである。中間層61cは、カーボンを分散したNBR(ニトリルゴム)で形成されており、体積抵抗率は10〜10Ω・cmであり、層厚は約500μmである。表層61dは、フッ素化合物のアルコール可溶性ナイロン樹脂に、酸化錫、カーボンを分散して形成したイオン導電層であり、体積抵抗率は10〜1010Ω・cm、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRz)は1.5μm、層厚は約5μmである。
第2帯電ローラ62は、芯金62aと、下層62bと、中間層62cと、表層62dとを有しており、寸法や材質など、いずれも第1帯電ローラ61と同様としている。このため、第2帯電ローラ62の構成については、詳細な説明を省略する。
[電源]
第1帯電ローラ61には、第1帯電ローラ61に第1帯電バイアスを印加する第1電源(第1印加手段)20が接続されている。第1電源20は、第1直流電圧DC1を出力可能な直流電源21を有しており、第1高圧制御部12を介して制御部70に接続されている。即ち、第1電源20は、第1帯電ローラ61に第1帯電バイアスV1として第1直流電圧DC1を印加する。第1電源20から第1帯電バイアスV1が芯金61aを介して第1帯電ローラ61に印加されることで、回転する感光ドラム51の周面が所定の電位に帯電処理される。
第2帯電ローラ62には、第2帯電ローラ62に第2帯電バイアスを印加する第2電源(第2印加手段)30が接続されている。第2電源30は、第2直流電圧DC2を出力する直流電源31と、交流電圧ACを出力する交流電源32とを有しており、第2高圧制御部13を介して制御部70に接続されている。即ち、第2電源30は、第2帯電ローラ62に第2帯電バイアスV2として第2直流電圧DC2及び交流電圧ACを重畳して印加する。第2帯電バイアスV2は、第2直流電圧DC2に周波数fの交流電圧ACを重畳した振動電圧である。交流成分の波形としては、正弦波、矩形波、三角波などを適宜に適用することができ、あるいは直流電源31を周期的にオンオフすることによって形成される矩形波電圧を適用してもよい。第2電源30から第2帯電バイアスV2が芯金62aを介して帯電ローラ62に印加されることで、回転する感光ドラム51の周面が所定の電位に帯電処理される。
本実施形態では、第1帯電ローラ61は直流電圧を、第2帯電ローラ62は直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスを印加することで、回転する感光ドラム51の表面を負極性の所定の電位に帯電させる。尚、本実施形態における第1電源20及び第2電源30としては、新規又は既知の電源を適用することができる。
第2電源30と第2帯電ローラ62との間には、電流センサ(電流検知手段)33が介在されている。電流センサ33は、感光ドラム51を介して第2帯電ローラ62に流れる直流電流値を検知可能であり、検知した電流値に関する情報を制御部70に送信する。制御部70は、第1帯電ローラ61に印加する第1直流電圧DC1と、第2帯電ローラ62に印加する第2直流電圧DC2と、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACのピーク間電圧値Vpp或いは交流電流値と、を制御する。また、制御部70は、電流センサ33から入力された直流電流値情報から、画像形成工程の帯電工程における第1帯電ローラ61及び第2帯電ローラ62に対する印加直流バイアスの演算及び決定プログラムを実行する。即ち、制御部70は、電流センサ33により検知された電流の絶対値が所定の範囲内になるように、第1帯電バイアスV1を変更可能である。
[帯電バイアス]
次に、第2帯電ローラ62に印加する第2帯電バイアスV2の制御方法について、詳細に説明する。制御部70は、第1帯電ローラ61に印加する第1帯電バイアスV1に関して、第2帯電ローラ62の電流センサ33に流れる感光ドラム51の1回転分の平均直流電流値が0となるように制御する。本実施形態では、第2帯電ローラ62に印加する第2帯電バイアスV2の第2直流電圧DC2を−500V、交流電圧ACを1500Vpp、現像直流バイアスを−350V、転写バイアスを+600Vで一定とした。
尚、本実施形態では説明のために、第2帯電ローラ62の電流センサ33に流れる直流電流値が感光ドラム51の1回転分の平均直流電流値0となるような場合を例示する。但し、直流電圧値と直流電流値との関係性が明らかであればこの限りではなく、任意の電流値に制御しても構わない。また、画像形成に影響を与える感光ドラム51の表面電位は、第2帯電ローラ62に印加される第2帯電バイアスV2で決定されるため、本制御は画像形成工程を含めた任意のタイミングで実行することが可能である。
図5は、本実施形態の帯電バイアス制御を行う際の感光ドラム51の各位置における表面電位を示した図である。本実施形態では、第1帯電ローラ61を通過する前、即ち帯電前における感光ドラム51の表面電位(残電位)は0Vとしている。先ず、第2帯電ローラ62を通過した後、露光装置43により露光される前の感光ドラム51の表面電位Vd2について考察する。第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACは、直流帯電方式における放電開始電圧Vthの2倍以上のピーク間電圧(Vpp)であればよい。このような条件のとき、第2帯電ローラ62を通過した感光ドラム51の表面電位は印加した第2直流電圧DC2と同電位に収束することが知られている。本実施形態では、第2帯電ローラ62に印加される第2直流電圧DC2は−500Vに設定される。ここで、第2帯電ローラ62に印加する第2帯電バイアスV2の第2直流電圧DC2は、例えば要求される画像濃度など、他の条件に基づいて設定され、例えば−500V〜−1000V程度に設定できる。
次に、図6は、本実施形態で使用した第1帯電ローラ61及び第2帯電ローラ62における直流電圧と感光ドラム51の表面電位との関係を示すグラフである。尚、このグラフは、温度23℃及び湿度50%の環境で制御が行われた場合の結果を示している。図6に示すように、放電開始電圧Vthは約600Vである。
従って、放電開始電圧Vthは約600Vであることから、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACは、放電開始電圧Vthの2倍以上である1200Vpp以上であればよい。図5に示すように、本実施形態においては、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACは安全係数を考慮して1500Vppとなっており、第2帯電ローラ62を通過した後の感光ドラム51の表面電位Vd2を−500Vに均一帯電させる。
次に、第1帯電ローラ61を通過した後、第2帯電ローラ62に達する前の感光ドラム51の表面電位Vd1について考察する。第1帯電ローラ61に印加する第1直流電圧DC1は直流帯電方式における放電開始電圧Vth以上の電圧を印加することにより、作像時における暗部電位に設定し、電位を収束することができる。第2帯電ローラ62の電流センサ33に流れる直流電流値が0となる状態は、第1帯電ローラ61及び第2帯電ローラ62の間の感光ドラム51の表面電位Vd1を−500Vに帯電する条件であることから、必要な第1直流電圧DC1は−1100Vとなる。つまり、第1帯電ローラ61に印加される第1直流電圧DC1=−1100Vと第2帯電ローラ62に印加される第2直流電圧DC2=−500の差分600Vが、第1帯電ローラ61の放電開始電圧Vthと等しくなる。このため、画像形成工程中に常時、放電開始電圧Vthを算出することが可能となる。このように、放電開始電圧Vthの算出結果から、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧AC(Vth×2以上)を決定することができる。
次に、本実施形態の画像形成装置1により帯電バイアスを設定する際の手順について、図7に示すフローチャートに沿って説明する。画像形成処理の開始に先立って、電源スイッチがオン状態にされると、制御部70は、初期回転動作(前多回転工程)を実行するべく、感光ドラム51を回転駆動させ、また定着装置46の所定温度への立ち上げ等、所定のプロセス機器の準備動作を実行させる。その後、待機状態において、プリント信号がオンされると、実際に画像形成工程の動作がなされるまでの間の画像形成前の準備回転動作が実行される。勿論、初期回転動作中にプリント信号が入力したときにおいても、初期回転動作終了後において、準備回転動作が実行される。プリント信号がオンされない場合は、制御部70は、初期回転動作の終了後に駆動モータ14(図2参照)の駆動を一旦停止して、感光ドラム51の回転駆動を停止し、プリント信号が入力されるまで待機状態に維持する。制御部70は、所定の準備回転動作が終了すると、引き続いて、画像形成工程が開始され、感光ドラム51に対する画像形成が開始される(ステップS1)。
制御部70は、画像形成処理の制御開始時において、第1帯電バイアスV1の第1直流電圧DC1の初期電圧値を、以下のように算出する。制御部70は、この初期電圧値を、第2帯電バイアスV2の第2直流電圧DC2(例えば−500V)と第1帯電ローラ61の放電開始電圧Vth(例えば−600V)とを加算した電圧値(例えば−1100V)に設定する。そして、制御部70は、第1帯電ローラ61に第1帯電バイアスV1の第1直流電圧DC1を印加し(ステップS2)、第2帯電ローラ62の電流センサ33を流れる直流電流を検知する(ステップS3)。そして、制御部70は、電流センサ33を流れる直流電流値が0μAであるか否かを判断する(ステップS4)。ここで、電流センサ33を流れる直流電流値が厳密に0μAであるか否かを判断してもよいが、これには限られず、例えば、直流電流値の絶対値が1μA以下の範囲内(所定の範囲内)であれば、0μAに相当するものとして処理するようにしてもよい。尚、所定の範囲としては1μAには限られず、例えば0.5μAでもよい。
制御部70は、電流センサ33を流れる直流電流値が0μAでないと判断した場合は(ステップS4のNO)、第1直流電圧DC1を変更し(ステップS5)、第1帯電ローラ61に第1帯電バイアスV1の第1直流電圧DC1を印加し続ける(ステップS2)。即ち、制御部70は、電流センサ33により検知された電流の絶対値が所定の範囲内になるように、第1帯電バイアスV1を変更可能である。
制御部70は、電流センサ33を流れる直流電流値が0μAであると判断した場合は(ステップS4のYES)、第1帯電ローラ61における放電開始電圧Vthを算出する(ステップS6)。更に、制御部70は、算出した放電開始電圧Vthに基づいて、第2帯電ローラ62における交流電圧AC(Vth×2以上)を設定する(ステップS7)。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、制御部70は、電流センサ33により検知された直流電流値が0μAになるように、フィードバック制御によって第1帯電バイアスV1を変更する。ここで、第2帯電ローラ62へ印加する交流電圧ACが大きすぎると、感光ドラム51との間に流れる電流量が大きくなりすぎて、感光ドラム51が削れることで寿命が短くなる虞がある。一方、交流電圧ACが小さすぎると、感光ドラム51との間に流れる電流量が小さくなりすぎて、画像不良を発生してしまう虞がある。これに対し、本実施形態の画像形成装置1によれば、実際の第2帯電ローラ62を用いて計測した直流電流値により第1帯電ローラ61の放電開始電圧Vth(即ち、第2帯電ローラ62の放電開始電圧Vth)を算出する。そして、算出された放電開始電圧Vthに基づいて交流電圧ACを設定するので、感光ドラム51との間に流れる電流量をフィードバック制御により高精度に制御することができる。しかも、このフィードバック制御は、画像形成処理中に実行可能であるので、ダウンタイムを発生することなく各帯電ローラ61,62への適正な印加電圧、特に第2帯電ローラ62への適正な交流電圧ACを設定することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、電流センサ33を流れる直流電流値が0μAである場合に第1帯電ローラ61の放電開始電圧Vthを算出しているので、簡易かつ高精度に放電開始電圧Vthを得ることができる。
尚、上述した実施形態の画像形成装置1では、帯電前における感光ドラム51の表面電位(残電位)が0Vである場合について説明したが、これには限られない。実際の画像形成装置1においては、各高圧電源のバイアス設定や、使用環境、使用履歴、使用される現像剤の種類などによって様々な残電位となる。しかし、本実施形態においては、残電位の大きさによらず、第2帯電ローラ62の制御においてなんら支障なく制御を実行でき、且つ上述の効果を得ることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、詳細に説明する。本実施形態では、温湿度センサ15の検知値に基づいて放電開始電圧Vthを補正する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
第1の実施形態では、放電開始電圧Vthの算出結果から第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACを決定したが、作像条件によってはVth×2では帯電不良に対して放電量が不足する場合がある。そこで、本実施形態では、画像形成装置1が設置されている環境に応じて、放電開始電圧Vthに補正を行う。制御部70は、第1の実施形態の手順で算出された放電開始電圧Vthに対して、表1に示す補正値Vthαにより補正する。
Figure 2020101584
これにより、交流電圧AC(Vpp)≧(Vth+Vthα)×2となる。本実施形態では、画像形成装置1が設置されている環境に応じて、補正値Vthαを変更するものとする。これは、帯電ローラ61,62の抵抗値や誘電率が環境によって変動するためである。ここでは、環境水分量に応じてVthαを変更しているが、環境の温度や湿度に応じて変更してもよい。尚、環境水分量と補正値Vthαとの関係は、表1に記載されていない領域については線形補完するものとする。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、実際の第2帯電ローラ62を用いて計測した直流電流値を環境情報に基づいて補正して放電開始電圧Vthを算出するので、放電開始電圧Vthを高精度に得ることができる。これにより、画像不良の発生をより良好に抑制することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を、詳細に説明する。本実施形態では、帯電ローラ61,62における使用枚数(耐久枚数)に基づいて放電開始電圧Vthを補正する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
第1の実施形態では、放電開始電圧Vthの算出結果から第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACを決定したが、作像条件によってはVth×2では帯電不良に対して放電量が不足する場合がある。そこで、本実施形態では、帯電ローラ61,62における使用枚数、即ち画像形成した枚数に応じて、放電開始電圧Vthに補正を行う。制御部70は、第1の実施形態の手順で算出された放電開始電圧Vthに対して、表2に示す補正値Vthαにより補正する。
Figure 2020101584
これにより、交流電圧AC(Vpp)≧(Vth+Vthα)×2となる。本実施形態では、画像形成装置1の使用枚数に応じて、補正値Vthαを変更するものとする。これは、帯電ローラ61,62の抵抗値や表面粗さが耐久枚数によって変動するためである。尚、耐久枚数と補正値Vthαとの関係は、表2に記載されていない領域については線形補完するものとする。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、実際の第2帯電ローラ62を用いて計測した直流電流値を使用枚数に基づいて補正して放電開始電圧Vthを算出するので、放電開始電圧Vthを高精度に得ることができる。これにより、画像不良の発生をより良好に抑制することができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を、詳細に説明する。本実施形態では、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACの帯電周波数に基づいて放電開始電圧Vthを補正する点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、感光ドラム51は、回転速度(移動速度)を変更可能である。そして、第2電源30は、感光ドラム51の回転速度に基づいて、第2帯電バイアスV2の交流電圧ACの周波数を変更可能としている。例えば、感光ドラム51の回転速度が1/2になれば、周波数も1/2にする。
第1の実施形態では、放電開始電圧Vthの算出結果から第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACを決定したが、作像条件によってはVth×2では帯電不良に対して放電量が不足する場合がある。そこで、本実施形態では、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACの帯電周波数に応じて、放電開始電圧Vthに補正を行う。制御部70は、第1の実施形態の手順で算出された放電開始電圧Vthに対して、表3に示す補正値Vthαにより補正する。
Figure 2020101584
これにより、交流電圧AC(Vpp)≧(Vth+Vthα)×2となる。本実施形態では、第2帯電ローラ62に印加する交流電圧ACの帯電周波数に応じて、補正値Vthαを変更するものとする。これは、交流電圧ACの帯電周波数が高い場合、交流放電が追従しにくくなるためである。尚、帯電周波数と補正値Vthαとの関係は、表3に記載されていない領域については線形補完するものとする。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、実際の第2帯電ローラ62を用いて計測した直流電流値を帯電周波数に基づいて補正して放電開始電圧Vthを算出するので、放電開始電圧Vthを高精度に得ることができる。これにより、画像不良の発生をより良好に抑制することができる。
また、上述した第2〜第4の実施形態に示した各条件を複数種類、同時に適用するようにしてもよい。
1…画像形成装置、15…温湿度センサ(環境検知手段)、20…第1電源(第1印加手段)、30…第2電源(第2印加手段)、33…電流センサ(電流検知手段)、51,51c,51k,51m,51y…感光ドラム(感光体)、61…第1帯電ローラ、62…第2帯電ローラ、70…制御部(変更手段)。

Claims (6)

  1. 静電像を担持して移動可能な感光体と、
    前記感光体に接触して回転し、第1帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第1帯電ローラと、
    前記第1帯電ローラに前記第1帯電バイアスとして直流電圧を印加する第1印加手段と、
    前記感光体の移動方向に関して前記第1帯電ローラが前記感光体に接触する位置の下流側で前記感光体に接触して回転し、第2帯電バイアスの印加により前記感光体を帯電する第2帯電ローラと、
    前記第2帯電ローラに前記第2帯電バイアスとして直流電圧及び交流電圧を重畳して印加すると共に、前記第2帯電バイアスの前記直流電圧を所定の電圧値になるように印加し、前記交流電圧を前記第1帯電バイアス及び前記第2帯電バイアスの前記直流電圧の差分の2倍以上の電圧値になるように印加する第2印加手段と、
    前記感光体及び前記第2帯電ローラの間に流れる電流を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段により検知された電流の絶対値が所定の範囲内になるように、前記第1帯電バイアスを変更可能な変更手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の範囲は、絶対値で1μA以下の範囲である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記変更手段は、制御開始時において、前記第1帯電バイアスの初期電圧値を、前記第2帯電バイアスの直流電圧と前記第1帯電ローラの放電開始電圧とを加算した電圧値に設定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 装置本体内の環境情報を検知する環境検知手段を備え、
    前記変更手段は、検知された前記環境情報に基づいて、前記放電開始電圧を補正する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記変更手段は、前記第1帯電ローラ及び前記第2帯電ローラを用いて画像形成した枚数に基づいて、前記放電開始電圧を補正する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体は、移動速度を変更可能であり、
    前記第2印加手段は、前記感光体の移動速度に基づいて前記第2帯電バイアスの前記交流電圧の周波数を変更可能であり、
    前記変更手段は、前記第2帯電バイアスの前記交流電圧の前記周波数に基づいて、前記放電開始電圧を補正する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

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