JP2020029971A - 燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼装置の断続燃焼制御で加熱される対象流体の温度変動を抑制する。【解決手段】ガス通路を通じてノズルから噴射される燃料ガスをバーナで燃焼させ、熱交換器でバーナからの燃焼排気との熱交換によって対象流体を加熱する。また、バーナの火力は、燃料ガスの供給量を変更可能なガス量変更部の動作を制御すると共に、バーナに向けて燃焼用空気を送る燃焼ファンの回転数を所定の空燃比に従って制御することによって調節可能とする。そして、対象流体の加熱に要する必要火力が最小火力を下回ると、バーナで燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御を実行可能とし、断続燃焼制御における再点火では、最小火力以上の必要火力でバーナの燃焼を継続する連続燃焼制御における初期点火に比べて火力を小さくする。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料ガスをバーナで燃焼させる燃焼装置に関し、詳しくは、必要火力が最小火力を下回ると、燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御を行う燃焼装置に関する。
給湯システムや暖房システムなどに搭載され、燃料ガスをバーナで燃焼させる燃焼装置が知られている。燃焼装置では、ガス通路を通じて供給される燃料ガスをノズルからバーナに噴射すると共に、燃焼ファンからバーナに向けて燃焼用空気を送り、バーナからの燃焼排気との熱交換によって水などの対象流体を加熱する熱交換器を備えている。そして、対象流体の加熱に要する必要火力(生成熱量)に応じて、バーナへの燃料ガスの供給量を制御すると共に、適切な空燃比となるように燃焼ファンの回転数を制御している。また、バーナに点火する際の火力は、最小火力よりも大きい火力(むしろ最大火力に近い火力)に設定されているのが一般的である。これは、燃焼装置内で結露してノズルが水滴で塞がれる水封や、燃焼装置の排気口に風が吹き付けることによる排気口の閉塞などに起因して点火不良を起こす場合があることから、点火の火力を大きくする(燃料ガスの供給量および燃焼ファンの回転数を増やす)ことによって点火不良の発生を抑制するためである。
こうした燃焼装置では、必要火力が最小火力を下回ると、バーナでの燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御を行うことが提案されている(特許文献1)。例えば、バーナの火力を最小火力に抑えていても対象流体の温度が目標温度を超えてしまう場合には、断続燃焼制御を行うことによって対象流体の温度を目標温度の付近で維持する。
特開2006−38390号公報
しかし、上述のように断続燃焼制御を行う燃焼装置では、断続燃焼制御中に繰り返されるバーナの再点火が、点火不良の発生を抑制するために大きい火力で行われることによって、対象流体の温度のオーバーシュートが発生し、再点火した後に短時間でバーナを消火することになることから、対象流体の温度変動が大きく温度むらが生じ易いという問題があった。
この発明は従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、燃焼装置の断続燃焼制御で加熱される対象流体の温度変動を抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の燃焼装置は次の構成を採用した。すなわち、
燃料ガスをバーナで燃焼させる燃焼装置において、
ガス通路を通じてノズルから前記バーナに噴射される前記燃料ガスの供給量を変更可能なガス量変更部と、
前記バーナに向けて燃焼用空気を送る燃焼ファンと、
前記バーナからの燃焼排気との熱交換によって対象流体を加熱する熱交換器と、
前記ガス量変更部の動作を制御すると共に、所定の空燃比に従って前記燃焼ファンの回転数を制御することにより、前記バーナの火力を調節可能な制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記対象流体の加熱に要する必要火力が最小火力を下回ると、前記バーナで燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御を実行可能であり、
前記断続燃焼制御における再点火では、前記最小火力以上の前記必要火力で前記バーナの燃焼を継続する連続燃焼制御における初期点火に比べて火力を小さくする制御を行う
ことを特徴とする。
このような本発明の燃焼装置では、連続燃焼制御における初期点火の火力を大きく設定して点火不良の発生を抑制しつつ、断続燃焼制御における再点火では、初期点火に比べてバーナが温まっており着火し易いことから、再点火の火力を初期点火よりも小さくすることにより、再点火後の対象流体の温度上昇が緩和されてオーバーシュートの発生を抑制することができる。その結果、断続燃焼制御における対象流体の温度変動を抑制することが可能となる。
上述した本発明の燃焼装置では、バーナを複数有することとして、断続燃焼制御における再点火では、連続燃焼制御における初期点火と比較して、点火の対象となるバーナの数を変えることなく、バーナあたりの燃料ガスの供給量を少なくしてもよい。
断続燃焼制御における再点火では、初期点火に比べてバーナが温まっているため着火し易い傾向にあり、点火対象のバーナを減らさなくても、バーナあたりの燃料ガスの供給量を減らして火力を絞ることができ、これにより、再点火後の対象流体の加熱を抑えることが可能となる。また、初期点火と再点火とで点火対象のバーナを共通にすることによって、バーナに火花を飛ばす点火プラグや、バーナの火炎を検知する火炎検知部を複数設置する負担を省くことができる。
こうした本発明の燃焼装置では、対象流体を循環させる循環回路に熱交換器が組み込まれていてもよい。
このような本発明の燃焼装置では、循環回路を循環する対象流体の温度を設定温度に維持するために断続燃焼制御が行われることが多く、上述のように再点火の火力を初期点火よりも小さく設定することによって、対象流体の温度変動を小さくして循環回路における対象流体の温度むらを抑制することができる。
また、こうした本発明の燃焼装置では、バーナの火炎を検知する火炎検知部を備えることとして、断続燃焼制御における再点火の後に火炎検知部で着火が検知されない場合に、再点火の火力を前回よりも大きくしてもよい。
このような本発明の燃焼装置では、断続燃焼制御における再点火の際に、ノズルの水封や、排気口への風の吹き付けに起因する点火不良が生じたとしても、点火の火力を上げて燃料ガスの供給量および燃焼ファンの回転数を増やすことにより、次回のバーナの再点火で着火する可能性を高めることができる。
本実施例の燃焼装置2を備える暖房システム1の全体構成を示した説明図である。 本実施例の燃焼装置2に搭載されたマニホールド24およびバーナ10の構造を示した説明図である。 暖房用の燃焼を制御するために制御部50が実行する燃焼制御処理のフローチャートである。 本実施例の断続燃焼制御処理のフローチャートである。 断続燃焼制御における熱媒の温度変動を例示した説明図である。 変形例の断続燃焼制御処理のフローチャートである。
図1は、本実施例の燃焼装置2を備える暖房システム1の全体構成を示した説明図である。図示した暖房システム1は、燃焼装置2で発生させた熱を、温水などを熱媒として循環させて床暖房などの暖房端末3に供給する循環式である。燃焼装置2は、燃料ガスを燃焼させる複数(本実施例では6本)のバーナ10や、バーナ10に向けて燃料ガスを噴射する複数のノズル25が突設され、各ノズル25に燃料ガスを分配するマニホールド24を備えており、ガス通路20を通じてマニホールド24に燃料ガスが供給される。
ガス通路20には、ガス通路20を開閉する元弁21や、元弁21の下流側でガス通路20を通過する燃料ガスの流量を調節する比例弁22が設けられている。また、本実施例の燃焼装置2では、複数(6本)のバーナ10が2つのバーナ群に分けられていることと対応して、比例弁22の下流側でガス通路20が2つに分岐しており、4本のバーナ10で構成される第1バーナ群に対応する分岐路を開閉する第1切換弁23aと、2本のバーナ10で構成される第2バーナ群に対応する分岐路を開閉する第2切換弁23bとを備えている。これら2つの切換弁23a,23bの開閉を制御することによって、燃料ガスを供給するバーナ群の選択が可能であると共に、比例弁22の開度を制御することによって、バーナ10の火力(生成熱量)を調節することが可能である。尚、本実施例の比例弁22は、本発明の「ガス量変更部」に相当している。
また、燃焼装置2には、バーナ10に向けて下方から燃焼用空気を送る燃焼ファン30や、第1バーナ群の上方で高電圧の放電によってバーナ10に火花を飛ばす点火プラグ31や、第1バーナ群でバーナ10の火炎(着火)を検知するフレームロッド32が設けられている。燃焼ファン30の回転数を制御することで、比例弁22の開度(燃料ガスの供給量)に応じて所定の空燃比に調節することが可能である。さらに、燃焼装置2は、燃焼を制御する制御部50を搭載しており、上述した元弁21、比例弁22、切換弁23a,23b、燃焼ファン30、点火プラグ31、およびフレームロッド32が制御部50と電気的に接続されている。尚、本実施例のフレームロッド32は、本発明の「火炎検知部」に相当している。
バーナ10の上方には、第1熱交換器33が設けられており、第1熱交換器33の上方には、第2熱交換器34が設けられている。また、第2熱交換器34の上方には、排気口35が設けられており、バーナ10の燃焼排気は、燃焼ファン30の送風によって上方に送られ、第1熱交換器33および第2熱交換器34を通過した後、排気口35から外部に排出される。このとき、第1熱交換器33は、バーナ10の燃焼排気から顕熱を回収し、第2熱交換器34は、燃焼排気から潜熱を回収する。
第2熱交換器34で燃焼排気から潜熱を回収するのに伴い、燃焼排気に含まれる蒸気が凝縮してドレンが発生するため、第2熱交換器34の下方には、ドレンを受けるドレン受け36が設けられている。そして、ドレン受け36に溜まった酸性のドレンは、排水管37を通じて中和器38に送られ、中和器38で中和された後、外部に排出される。
第1熱交換器33は、上流側が連絡通路40を介して第2熱交換器34の下流側と接続されている。また、第1熱交換器33の下流側は、往き通路41を介して床暖房などの暖房端末3の上流側と接続されており、第2熱交換器34の上流側は、戻り通路42を介して暖房端末3の下流側と接続されている。連絡通路40には、温水などの熱媒を溜めておくシスターン43や、熱媒を第1熱交換器33に向けて送る循環ポンプ44や、第1熱交換器33に流入する熱媒の温度を計測する流入温度センサー45が設けられており、循環ポンプ44および流入温度センサー45は制御部50と電気的に接続されている。尚、本実施例の連絡通路40、往き通路41、および戻り通路42は、本発明の「循環回路」に相当している。
循環ポンプ44の作動により、シスターン43から熱媒が第1熱交換器33に送られ、第1熱交換器33でバーナ10の燃焼排気との顕熱の熱交換によって加熱されて高温になった熱媒が往き通路41を通って暖房端末3に供給される。往き通路41には、第1熱交換器33から流出する熱媒の温度を計測する流出温度センサー46が設けられており、流出温度センサー46は制御部50と電気的に接続されている。
暖房端末3では、蛇行する配管などを熱媒が通過しながら放熱することで周囲を暖める。そして、暖房端末3を通過して冷めた熱媒は、戻り通路42を通って第2熱交換器34に送られる。前述したように第2熱交換器34では、バーナ10の燃焼排気から潜熱を回収し、回収した熱で予備加熱された熱媒が連絡通路40を通ってシスターン43に戻る。尚、循環させる熱媒は温水に限られず、シリコーン油などを用いてもよい。また、本実施例の熱媒は、本発明の「対象流体」に相当している。
図2は、本実施例の燃焼装置2に搭載されたマニホールド24およびバーナ10の構造を示した説明図である。まず、図2(a)には、マニホールド24をバーナ10側から見た斜視図が示されている。本実施例のマニホールド24は、2枚の板状部材を合わせて形成されており、バーナ10側の面には、バーナ10に向けて突出したノズル25が上下一対でバーナ10と同数組(本実施例では6組)設けられている。これらノズル25の先端には、ノズル孔25hが開口している。また、ノズル25の下方には、ガス通路20の分岐を開閉する前述した2つの切換弁23a,23bが設けられている。
また、本実施例のバーナ10は、図2(a)に示されるように、一対の板状部材を合わせて形成され、扁平な形状になっている。このバーナ10には、上端部に炎口11が設けられていると共に、マニホールド24側の端部に上下一対のガス流入口12が設けられており、一対の板状部材の間に形成された混合通路13によってガス流入口12と炎口11とが接続されている。そして、マニホールド24およびバーナ10を燃焼装置2に設置した状態では、マニホールド24の上下一対のノズル25と、バーナ10の上下一対のガス流入口12とが向き合うように配置されている。尚、図2(a)では、1つのバーナ10についてのみ例示したが、上下一対のノズル25の各組に対応するバーナ10が設置される。
図2(b)には、バーナ10と平行な面でマニホールド24を切断した断面図が示されている。図示されるようにマニホールド24の2枚の板状部材の間には、分配通路26が形成されており、本実施例の燃焼装置2では、前述した2つのバーナ群に対応して2つの分配通路26が形成されている。各分配通路26はガス流通孔27を介してガス通路20と連通しており、前述した2つの切換弁23a,23bが対応するガス流通孔27を開閉する。従って、2つの切換弁23a,23bの開閉を制御することによって、燃料ガスを供給する分配通路26を選択することが可能である。
複数のノズル25は分配通路26と連通しており、切換弁23を開弁すると、ガス流通孔27から流入した燃料ガスが分配通路26を通ってノズル25に供給される。そして、ノズル25から燃料ガスが噴射されると、燃焼用空気を吸い込みながらバーナ10のガス流入口12に流入し、混合通路13を通過する燃料ガスと燃焼用空気とが混合されて、バーナ10の上端部の炎口11で混合ガスの燃焼が行われる。
図3は、暖房用の燃焼を制御するために制御部50が実行する燃焼制御処理のフローチャートである。この燃焼制御処理は、暖房システム1の使用者が図示しない運転スイッチをONにすると開始される。燃焼制御処理では、まず、循環ポンプ44を作動させて熱媒の循環を開始した後(STEP100)、バーナ10に点火する際の火力を「大」に設定して(STEP102)、初期点火処理を行う(STEP103)。
熱媒の循環を開始した直後のバーナ10の初期点火では、バーナ10が冷えている場合が多く、着火し難い傾向にある。例えば、前回のバーナ10の消火後にマニホールド24で結露してノズル孔25hが水滴で塞がれる水封が生じることがあり、点火時に水封によってノズル25から燃料ガスが噴射されず点火不良になってしまう。特に、前述したように第2熱交換器34で燃焼排気から潜熱を回収するタイプの燃焼装置2では、排気口35に風が吹き付けると、ドレンが溜まるドレン受け36を通って湿気を含んだ気流がマニホールド24に向けて逆流することによって結露が生じ易い。また、バーナ10の点火時に排気口35に強い風が吹き付けると、排気口35が閉塞された状態となり、燃焼ファン30が回転していてもバーナ10に十分な燃焼用空気が供給されず点火不良が起こり易い。そこで、初期点火では、火力を大きくする(燃料ガスの供給量を多くすると共に、燃焼ファン30の回転数を多くする)ことによって着火し易い条件を設定している。
初期点火処理(STEP103)では、まず、燃焼ファン30を作動させ、元弁21および第1切換弁23aを開弁する。本実施例の燃焼装置2では、4本のバーナ10で構成される第1バーナ群で初期点火を行うようになっており、第1バーナ群に対応する第1切換弁23aだけを開弁し、第2切換弁23bは閉弁したままである。続いて、点火プラグ31で第1バーナ群のバーナ10に火花を飛ばしながら、比例弁22を開弁する。このとき、比例弁22の開度は、STEP102で設定された火力「大」に応じて制御され、燃焼ファン30の回転数は、比例弁22の開度(燃料ガスの供給量)に対して所定の空燃比となるように制御される。本実施例の燃焼装置2では、暖房に必要な熱を供給するために燃焼中のバーナ10の火力(生成熱量)の調節範囲が5000〜10000kcal/hであり、初期点火で火力が「大」に設定されると、最大火力の10000kcal/hに相当する比例弁22の開度および燃焼ファン30の回転数に制御される。尚、火力「大」で行われる初期点火は、点火不良を抑制する効果が得られる火力であれば、最大火力よりも小さい火力であってもよい。
こうして初期点火処理を行うと、フレームロッド32でバーナ10の着火(火炎)が検知されたか否かを判断する(STEP106)。そして、バーナ10の着火が検知されない場合は(STEP106:no)、点火不良によって点火を繰り返した回数(リトライ回数)が上限に達したか否かを判断する(STEP108)。本実施例では、上限が3回に設定されており、リトライ回数が上限に達していない場合は(STEP108:no)、STEP104に戻って再び初期点火処理を実行する。
また、初期点火処理(STEP104)を繰り返してもフレームロッド32でバーナ10の着火が検知されず、リトライ回数が上限に達した場合は(STEP108:yes)、燃焼装置2に何らかの異常があるものと判断し、異常を報知して暖房システム1の動作を停止した後(STEP110)、図3の燃焼制御処理を終了する。本実施例の燃焼装置2では、図示しないエラーランプを点灯することで異常を報知し、元弁21、第1切換弁23a、および比例弁22を全て閉弁した後、燃焼ファン30および循環ポンプ44を停止するようになっている。
一方、STEP106の処理でバーナ10の着火が検知された場合は(STEP106:yes)、暖房端末3の設定温度や、流入温度センサー45の計測温度や、流出温度センサー46の計測温度を取得して(STEP112)、必要火力決定処理を行う(STEP114)。本実施例の暖房システム1では、使用者が図示しない温度設定スイッチを操作することで、床暖房などの暖房端末3の設定温度を変更することが可能である。また、前述したように流入温度センサー45は、第1熱交換器33に流入する熱媒の温度を計測し、流出温度センサー46は、第1熱交換器33から流出する熱媒の温度を計測する。
必要火力決定処理(STEP114)では、取得した設定温度や計測温度に基づいて、暖房用の熱の供給(熱媒の加熱)に要するバーナ10の必要火力を決定する。必要火力の決定は、暖房端末3の設定温度に応じた熱媒の目標温度と、流入温度センサー45の計測温度(流入温度)や流出温度センサー46の計測温度(流出温度)との比較に基づいて行われる。例えば、目標温度よりも流出温度が低く、その温度差が縮まらなければ必要火力を大きくする。一方、流出温度が目標温度よりも高く、さらに流出温度が上昇するならば必要火力を小さくする。また、通常は目標温度よりも流入温度が低く、目標温度と流入温度との温度差が大きいほど必要火力を大きくし、温度差が小さくなるに連れて必要火力を小さくする。
こうして必要火力を決定したら、その決定した必要火力が最小火力よりも小さいか否かを判断する(STEP116)。最小火力は、バーナ10で安定した燃焼を継続可能な下限の火力であり、燃料ガスの供給量が最小になっている。必要火力が最小火力以上である場合は(STEP116:no)、必要火力に応じて比例弁22および燃焼ファン30を制御する(STEP118)。すなわち、必要火力に応じて比例弁22の開度を制御して燃料ガスの流量を調節すると共に、所定の空燃比となるように燃焼ファン30の回転数を制御して風量(燃焼用空気の供給量)を調節する。また、STEP118では、必要火力が最大火力であれば、第1切換弁23aに加えて第2切換弁23bを開弁して全てのバーナ10で燃焼を行い、必要火力が低下すると、第2切換弁23bを閉弁して燃焼を行うバーナ10の数を減少させる。
必要火力に応じた制御を終了すると、暖房システム1の使用者によって運転スイッチがOFFにされたか否かを判断する(STEP120)。そして、運転スイッチがOFFにされていない場合は(STEP120:no)、STEP112の処理に戻って設定温度や計測温度を再び取得し、以降の上述した処理を繰り返す。これに対して、運転スイッチがOFFにされた場合は(STEP120:yes)、暖房システム1を停止させるための停止処理を行った後(STEP122)、図3の燃焼制御処理を終了する。停止処理では、元弁21、切換弁23a,23b、および比例弁22を全て閉弁した後、燃焼ファン30および循環ポンプ44を停止する。
一方、STEP116の判断において、必要火力が最小火力よりも小さい場合は(STEP116:yes)、バーナ10の火力を最小火力に抑えても熱媒を加熱し過ぎてしまうことから、以下のような断続燃焼制御処理(STEP124)を実行することによって、バーナ10での燃焼と消火とを繰り返すようになっている。
図4は、本実施例の断続燃焼制御処理のフローチャートである。断続燃焼制御処理では、まず、バーナ10で燃焼中か否かを判断する(STEP126)。バーナ10で燃焼中である場合は(STEP126:yes)、続いて、バーナ10の消火条件が成立したか否かを判断する(STEP128)。STEP128では、暖房端末3の設定温度に応じた熱媒の目標温度(例えば60度)よりも高く設定された消火温度(例えば65度)に流出温度が達したことを消火条件の成立としており、消火条件が成立した場合は(STEP128:yes)、バーナ10を一旦消火するための消火処理を行う(STEP130)。この消火処理では、元弁21、第1切換弁23a、比例弁22の少なくとも1つを閉弁することでバーナ10への燃料ガスの供給を停止し、本実施例では比例弁22の閉弁によってバーナ10を消火した後、燃焼ファン30を停止する。
これに対して、バーナ10の消火条件が成立していない場合は(STEP128:no)、消火処理(STEP130)を省略して、図4の断続燃焼制御処理を終了し、図3の燃焼制御処理に復帰する。燃焼制御処理では、断続燃焼制御処理(STEP124)から復帰すると、運転スイッチがOFFにされたか否かを判断し(STEP120)、運転スイッチがOFFにされていなければ(STEP120:no)、STEP112の処理に戻って設定温度や計測温度を再び取得し、以降の処理を繰り返す。
一方、図4のSTEP126の判断において、バーナ10で燃焼中ではない場合は(STEP126:no)、続いて、バーナ10の点火条件が成立したか否かを判断する(STEP132)。STEP132では、暖房端末3の設定温度に応じた熱媒の目標温度(例えば60度)よりも低く設定された点火温度(例えば55度)まで流出温度が下がったことを点火条件の成立としており、点火条件が成立していない場合は(STEP132:no)、そのまま図4の断続燃焼制御処理を終了して、図3の燃焼制御処理に復帰する。
これに対して、点火条件が成立した場合は(STEP132:yes)、バーナ10に点火する際の火力を「小」に設定して(STEP134)、再点火処理を行う(STEP136)。バーナ10での燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御におけるバーナ10の再点火では、前述した初期点火に比べて、バーナ10が温まっていることから、ノズル25の水封が生じる確率が低く、着火し易い傾向にある。そこで、再点火では、初期点火よりも火力を小さく設定する。
前述したように断続燃焼制御でバーナ10を一旦消火するための消火処理(STEP130)において、本実施例では比例弁22の閉弁によってバーナ10を消火することから元弁21および第1切換弁23aが開弁した状態にあり、再点火処理(STEP136)では、燃焼ファン30を作動させた後、点火プラグ31で火花を飛ばしながら比例弁22を開弁する。このとき、STEP134で設定された火力「小」に応じて比例弁22の開度が制御されると共に、所定の空燃比となるように燃焼ファン30の回転数が制御される。本実施例の燃焼装置2では、前述のようにバーナ10の火力(生成熱量)の調節範囲が5000〜10000kcal/hであり、再点火で火力が「小」に設定されると、最小火力の5000kcal/hに相当する比例弁22の開度および燃焼ファン30の回転数に制御される。また、再点火は、初期点火と同様に第1バーナ群で行い、初期点火と比較して点火の対象となるバーナ10の数を変えずに、バーナ10あたりの燃料ガスの供給量を減少させるようになっている。尚、火力「小」で行われる再点火は、初期点火に比べて火力を小さくすればよく、最小火力よりも大きい火力で再点火を行うようにしてもよい。
こうして再点火処理を行うと、フレームロッド32でバーナ10の着火(火炎)が検知されたか否かを判断する(STEP138)。そして、バーナ10の着火が検知された場合は(STEP138:yes)、図4の断続燃焼制御処理を終了して、図3の燃焼制御処理に復帰する。
これに対して、バーナ10の着火が検知されない場合は(STEP138:no)、リトライ回数(点火不良によって点火を繰り返した回数)が上限(例えば3回)に達したか否かを判断し(STEP140)、リトライ回数が上限に達していない場合は(STEP140:no)、STEP136に戻って再点火処理をもう一度実行する。
そして、再点火処理(STEP136)を繰り返してもバーナ10の着火が検知されず、リトライ回数が上限に達した場合は(STEP140:yes)、燃焼装置2に異常があるものと判断し、前述したSTEP110と同様に異常を報知して暖房システム1の動作を停止した後(STEP142)、図4の断続燃焼制御処理および図3の燃焼制御処理を終了する。
以上のように本実施例の燃焼装置2では、暖房システム1で熱媒の循環を開始した直後のバーナ10の初期点火で、ノズル25の水封や、排気口35への風の吹き付けなどに起因する点火不良の発生を抑制するために火力を「大」に設定するのに対して、バーナ10での燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御におけるバーナ10の再点火では、火力を初期点火より小さくするために「小」に設定している。こうすることで、断続燃焼制御における熱媒の温度変動を抑制することができる。
図5は、断続燃焼制御における熱媒の温度変動を例示した説明図である。まず、図5(a)には、本実施例との比較のために、断続燃焼制御における再点火を初期点火と同様の火力に設定して行う従来の燃焼装置2の例が示されている。上段のグラフは、横軸に時間、縦軸に温度を取って、断続燃焼制御における流出温度センサー46の計測温度の変化(熱媒の流出温度の変化)を表しており、下段には、バーナ10の燃焼と消火とを切り換える様子が模式的に示されている。
まず、バーナ10を消火した状態では、熱媒の流出温度が低下していき、暖房端末3の設定温度に応じた熱媒の目標温度よりも低い点火温度まで流出温度が下がると、バーナ10の再点火を行う。このとき、火力が画一的に初期点火と同様の「大」に設定されるため、再点火によって熱媒の流出温度が急激に上昇し、直ぐに目標温度よりも高い消火温度に達することになり、消火温度に達した時点でバーナ10を消火するものの、流出温度は上昇を続けてオーバーシュートが発生する。その結果、断続燃焼制御における流出温度の変動が大きくなり、暖房端末3に供給される熱媒に温度むらが生じてしまう。また、再点火した後に短時間でバーナ10を消火することになるため、バーナ10の点火動作や消火動作の頻度が多くなってしまう。
これに対して、本実施例の燃焼装置2では、図5(b)に示されるように、断続燃焼制御におけるバーナ10の再点火の火力が「小」に設定され、初期点火よりも火力を小さくすることによって、再点火後の熱媒の加熱が抑えられて流出温度の上昇が緩やかになる。そのため、流出温度が消火温度に達した時点でバーナ10を消火すれば、流出温度のオーバーシュートを抑制して、断続燃焼制御における熱媒の流出温度の変動を小さくすることができる。結果として、暖房端末3に供給される熱媒の温度むらを抑制することができる。また、再点火した後に流出温度が消火温度に達してバーナ10を消火するまでの時間が図5(a)の従来例に比べて長くなることから、バーナ10の点火動作や消火動作の頻度を少なくすることができる。
また、本実施例の燃焼装置2では、断続燃焼制御にて再点火する際に、初期点火と比較して点火の対象となるバーナ10の数は変えずに、バーナ10あたりの燃料ガスの供給量を少なくするようになっている。断続燃焼制御における再点火では、初期点火に比べてバーナ10が温まっており、着火し易い傾向にあるため、点火対象のバーナ10を減らさなくても、バーナ10あたりの燃料ガスの供給量を減らして火力を絞ることができ、熱媒の加熱を抑えることが可能となる。加えて、初期点火と断続燃焼制御における再点火とで点火対象のバーナ10を共通にすることにより、点火プラグ31やフレームロッド32を複数設置する負担を省くことができる。
上述した本実施例の燃焼装置2には、次のような変形例も存在する。以下では、上述の実施例とは異なる点を中心に変形例について説明する。尚、変形例の説明では、上述の実施例と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、変形例の断続燃焼制御処理のフローチャートである。前述した実施例と同様に、変形例の断続燃焼制御処理においても、まず、バーナ10で燃焼中か否かを判断し(STEP126)、バーナ10で燃焼中である場合は(STEP126:yes)、バーナ10の消火条件が成立したか否かを判断する(STEP128)。そして、消火条件が成立した場合は(STEP128:yes)、バーナ10を一旦消火するために消火処理を行う(STEP130)。これに対して、消火条件が成立していない場合は(STEP128:no)、消火処理(STEP130)を行うことなく、図6の断続燃焼制御処理を終了し、図3の燃焼制御処理に復帰する。
一方、STEP126の判断において、バーナ10で燃焼中ではない場合は(STEP126:no)、バーナ10の点火条件が成立したか否かを判断し(STEP132)、点火条件が成立していない場合は(STEP132:no)、そのまま図6の断続燃焼制御処理を終了して、図3の燃焼制御処理に復帰する。これに対して、点火条件が成立した場合は(STEP132:yes)、バーナ10に点火する際の火力を「小」に設定して(STEP134)、再点火処理を行う(STEP136)。前述した実施例と同様に、変形例の燃焼装置2においても、バーナ10の火力(生成熱量)の調節範囲が5000〜10000kcal/hであり、STEP136では、火力が「小」に設定されたことに基づき、最小火力の5000kcal/hに相当する比例弁22の開度および燃焼ファン30の回転数に制御される。
再点火処理を行うと、フレームロッド32でバーナ10の着火(火炎)が検知されたか否かを判断し(STEP138)、バーナ10の着火が検知された場合は(STEP138:yes)、図6の断続燃焼制御処理を終了して、図3の燃焼制御処理に復帰する。一方、バーナ10の着火が検知されない場合は(STEP138:no)、バーナ10に点火する際の火力を「中」に上げて再点火を実行する(STEP150)。STEP150では、基本的にはSTEP136と同様の動作を行うが、火力が「中」に設定されたことに基づき、中間火力の7500kcal/hに相当する比例弁22の開度および燃焼ファン30の回転数に制御される。
続いて、フレームロッド32でバーナ10の着火(火炎)が検知されたか否かを再び判断し(STEP152)、バーナ10の着火が検知された場合は(STEP152:yes)、図6の断続燃焼制御処理を終了して、図3の燃焼制御処理に復帰する。一方、バーナ10の着火が検知されない場合は(STEP152:no)、バーナ10に点火する際の火力を「大」に上げて再点火を実行する(STEP154)。STEP154では、基本的にはSTEP136と同様の動作を行うが、火力が「大」に設定されたことに基づき、最大火力の10000kcal/hに相当する比例弁22の開度および燃焼ファン30の回転数に制御される。
その後、フレームロッド32でバーナ10の着火(火炎)が検知されたか否かをもう一度判断し(STEP156)、バーナ10の着火が検知された場合は(STEP156:yes)、図6の断続燃焼制御処理を終了して、図3の燃焼制御処理に復帰する。これに対して、バーナ10の着火が検知されない場合は(STEP156:no)、燃焼装置2に異常があるものと判断し、異常を報知して暖房システム1の動作を停止した後(STEP158)、図6の断続燃焼制御処理および図3の燃焼制御処理を終了する。
以上のように変形例の燃焼装置2では、断続燃焼制御でバーナ10に再点火してもフレームロッド32で着火が検知されない場合に、再点火の火力を前回よりも大きく設定するようになっている。こうすれば、断続燃焼制御における再点火の際に、ノズル25の水封や、排気口35への風の吹き付けに起因する点火不良が生じたとしても、点火の火力を上げて燃料ガスの供給量および燃焼ファンの回転数を増やすことにより、次回のバーナ10の再点火で着火する可能性を高めることができる。
以上、本実施例および変形例の燃焼装置2について説明したが、本発明は上記の実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
例えば、前述した実施例では、燃焼装置2を暖房システム1に適用した例を説明したが、その適用は暖房システム1に限られず、即湯機能を有する給湯システムなどにも好適に適用することができる。即湯機能を有する給湯システムでは、燃焼装置2に上水を供給する給水通路や、燃焼装置2で加熱された湯を給湯栓に供給する出湯通路を備えると共に、出湯通路と給水通路とが循環通路によって接続されており、給湯栓を閉じて湯を消費しない場合は、循環通路で出湯通路側から湯を給水通路側に戻して循環させながら燃焼装置2で保温しておくことで、給湯栓を開栓した際に直ちに設定温度の湯を供給することが可能である。こうした即湯機能を有する給湯システムにおいても、循環する湯を設定温度に維持するために燃焼装置2で断続燃焼制御が行われることから、本発明を適用して給湯栓から出る湯の温度むらを抑制することができる。
また、前述した変形例の燃焼装置2では、断続燃焼制御における再点火を、まず、最小火力で行い、バーナ10の着火が検知されない場合に、中間火力に上げ、それでも着火が検知されない場合は、さらに最大火力に上げるようになっていた。しかし、再点火で点火不良となった場合に火力を大きくする態様(火力の上げ幅など)は、これに限られず、段階的に火力を大きくしていけばよい。
1…暖房システム、 2…燃焼装置、 3…暖房端末、
10…バーナ、 11…炎口、 12…ガス流入口、
13…混合通路、 20…ガス通路、 21…元弁、
22…比例弁、 23a…第1切換弁、 23b…第2切換弁、
24…マニホールド、 25…ノズル、 25h…ノズル孔、
26…分配通路、 27…ガス流通孔、 30…燃焼ファン、
31…点火プラグ、 32…フレームロッド、 33…第1熱交換器、
34…第2熱交換器、 35…排気口、 36…ドレン受け、
37…排水管、 38…中和器、 40…連絡通路、
41…往き通路、 42…戻り通路、 43…シスターン、
44…循環ポンプ、 45…流入温度センサー、 46…流出温度センサー、
50…制御部。

Claims (4)

  1. 燃料ガスをバーナで燃焼させる燃焼装置において、
    ガス通路を通じてノズルから前記バーナに噴射される前記燃料ガスの供給量を変更可能なガス量変更部と、
    前記バーナに向けて燃焼用空気を送る燃焼ファンと、
    前記バーナからの燃焼排気との熱交換によって対象流体を加熱する熱交換器と、
    前記ガス量変更部の動作を制御すると共に、所定の空燃比に従って前記燃焼ファンの回転数を制御することにより、前記バーナの火力を調節可能な制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記対象流体の加熱に要する必要火力が最小火力を下回ると、前記バーナで燃焼と消火とを繰り返す断続燃焼制御を実行可能であり、
    前記断続燃焼制御における再点火では、前記最小火力以上の前記必要火力で前記バーナの燃焼を継続する連続燃焼制御における初期点火に比べて火力を小さくする制御を行う
    ことを特徴とする燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置において、
    前記バーナを複数有しており、
    前記制御部は、前記断続燃焼制御における再点火では、前記連続燃焼制御における初期点火と比較して、点火の対象となる前記バーナの数を変えることなく、該バーナあたりの前記燃料ガスの供給量を少なくする制御を行う
    ことを特徴とする燃焼装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃焼装置において、
    前記対象流体を循環させる循環回路に前記熱交換器が組み込まれている
    ことを特徴とする燃焼装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の燃焼装置において、
    前記バーナの火炎を検知する火炎検知部を備え、
    前記制御部は、前記断続燃焼制御における再点火の後に前記火炎検知部で着火が検知されない場合に、前記再点火の火力を前回よりも大きくする制御を行う
    ことを特徴とする燃焼装置。
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