JP2020028904A - コイルの位置ずれ検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶接した2つの端部同士の位置ずれ量を検出する【解決手段】溶接された2つの端部の先端面に対して、合わせ面を横切る第1,第2線上に斜め方向からレーザ光が照射されるようレーザ照射装置を制御し、レーザ光が照射された2つの端部の先端面が撮像されるように撮像装置を制御し、撮像装置により撮像された画像から第1線上に照射されたレーザ光により2つの端部のうちの一方の端部の先端面に形成された第1溶接線と第1線上に照射されたレーザ光により2つの端部のうちの他方の端部の先端面に形成された第2溶接線と第2線上に照射されたレーザ光により一方の端部の先端面に形成された第3溶接線と第2線上に照射されたレーザ光により他方の端部の先端面に形成された第4溶接線とを抽出し、抽出した第1,第2溶接線の位置ずれ量と抽出した第3,第4溶接線の位置ずれ量とを用いて、位置ずれ量を検出する。【選択図】図7
Description
本発明は、コイルの位置ずれ検出装置に関し、詳しくは、複数のセグメントコイルのうち隣合う2つのセグメントコイルの端部同士を合わせて合わせ面を順次溶接することにより形成されるコイルにおいて、溶接された2つの端部の位置ずれ量を検出するコイルの位置ずれ検出装置に関する。
従来、2つの被溶接材を合わせて溶接する際に溶接の品質を検査する品質検査装置として、レーザ照射装置と、カメラと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。レーザ照射装置は、溶接ビードに対して斜め上方からレーザ光を帯状に照射して溶接線を形成する。カメラは、形成された溶接線を撮像する。この装置では、カメラにより撮像された溶接線の画像に基づいて溶接ビードの深さと幅とを演算して、溶接ビードの形状を検査している。
ところで、複数のセグメントコイルのうち隣合う2つのセグメントコイルの端部同士を合わせて合わせ面を順次溶接することにより形成されるコイルでは、2つの端部同士を合わせたときに位置ずれがあると、各端部が照射されるレーザの光量にアンバランスが生じて、溶接品質が低下してしまう。したがって、溶接品質の確認のため、溶接された2つの端部の位置ずれ量を検出することが望まれている。
本発明のコイルの位置ずれ検出装置は、複数のセグメントコイルのうち隣合う2つのセグメントコイルの端部同士を合わせて合わせ面を順次溶接することにより形成されるコイルにおいて、溶接した2つの端部同士の位置ずれ量を検出することを主目的とする。
本発明のコイルの位置ずれ検出装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のコイルの位置ずれ検出装置は、
複数のセグメントコイルのうち隣合う2つの前記セグメントコイルの端部同士を合わせて合わせ面を順次溶接することにより形成されるコイルにおいて、溶接された2つの前記端部の位置ずれ量を検出するコイルの位置ずれ検出装置であって、
溶接された2つの前記端部の先端面を撮像する撮像装置と、
溶接された2つの前記端部の前記先端面に対して垂直とは異なる斜め方向からレーザ光を照射するレーザ照射装置と、
前記撮像装置と前記レーザ照射装置とを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
溶接された2つの前記端部の前記先端面に対して、前記合わせ面を横切る第1,第2線上に前記斜め方向から前記レーザ光が照射されるよう前記レーザ照射装置を制御し、
前記レーザ光が照射された2つの前記端部の前記先端面が撮像されるように前記撮像装置を制御し、
前記撮像装置により撮像された画像から、前記第1線上に照射された前記レーザ光により2つの前記端部のうちの一方の前記端部の前記先端面に形成された第1溶接線と、前記第1線上に照射された前記レーザ光により2つの前記端部のうちの他方の前記端部の前記先端面に形成された第2溶接線と、前記第2線上に照射された前記レーザ光により前記一方の前記端部の前記先端面に形成された第3溶接線と、前記第2線上に照射された前記レーザ光により前記他方の前記端部の前記先端面に形成された第4溶接線と、を抽出し、
前記抽出した前記第1,第2溶接線の位置ずれ量と、前記抽出した前記第3,第4溶接線の位置ずれ量と、を用いて、2つの前記端部の前記先端面に垂直な方向における位置ずれ量を検出する、
ことを要旨とする。
複数のセグメントコイルのうち隣合う2つの前記セグメントコイルの端部同士を合わせて合わせ面を順次溶接することにより形成されるコイルにおいて、溶接された2つの前記端部の位置ずれ量を検出するコイルの位置ずれ検出装置であって、
溶接された2つの前記端部の先端面を撮像する撮像装置と、
溶接された2つの前記端部の前記先端面に対して垂直とは異なる斜め方向からレーザ光を照射するレーザ照射装置と、
前記撮像装置と前記レーザ照射装置とを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
溶接された2つの前記端部の前記先端面に対して、前記合わせ面を横切る第1,第2線上に前記斜め方向から前記レーザ光が照射されるよう前記レーザ照射装置を制御し、
前記レーザ光が照射された2つの前記端部の前記先端面が撮像されるように前記撮像装置を制御し、
前記撮像装置により撮像された画像から、前記第1線上に照射された前記レーザ光により2つの前記端部のうちの一方の前記端部の前記先端面に形成された第1溶接線と、前記第1線上に照射された前記レーザ光により2つの前記端部のうちの他方の前記端部の前記先端面に形成された第2溶接線と、前記第2線上に照射された前記レーザ光により前記一方の前記端部の前記先端面に形成された第3溶接線と、前記第2線上に照射された前記レーザ光により前記他方の前記端部の前記先端面に形成された第4溶接線と、を抽出し、
前記抽出した前記第1,第2溶接線の位置ずれ量と、前記抽出した前記第3,第4溶接線の位置ずれ量と、を用いて、2つの前記端部の前記先端面に垂直な方向における位置ずれ量を検出する、
ことを要旨とする。
この本発明のコイルの位置ずれ検出装置では、溶接された2つの端部の先端面を撮像する撮像装置と、溶接された2つの端部の先端面に対して垂直とは異なる斜め方向からレーザ光を照射するレーザ照射装置と、を備えている。そして、溶接された2つの端部の先端面に対して、合わせ面を横切る第1,第2線上に斜め方向からレーザ光が照射されるようレーザ照射装置を制御する。そして、レーザ光が照射された2つの端部の先端面が撮像されるように撮像装置を制御する。さらに、撮像装置により撮像された画像から、第1線上に照射されたレーザ光により2つの端部のうちの一方の端部の先端面に形成された第1溶接線と、第1線上に照射されたレーザ光により2つの端部のうちの他方の端部の先端面に形成された第2溶接線と、第2線上に照射されたレーザ光により一方の端部の先端面に形成された第3溶接線と、第2線上に照射されたレーザ光により他方の端部の先端面に形成された第4溶接線と、を抽出し、抽出した第1,第2溶接線の位置ずれ量と、抽出した第3,第4溶接線の位置ずれ量と、を用いて、2つの端部の先端面に垂直な方向における位置ずれ量を検出する。溶接された2つの端部の先端面に対して、合わせ面を横切る第1,第2線上に斜め方向からレーザ光を照射した場合において、2つの端部の先端面に垂直な方向において位置ずれがない場合には、第1溶接線と第2溶接線および第3溶接線と第4溶接線は一直線上となるが、2つの端部の先端面に垂直な方向において位置ずれがある場合には、第1溶接線と第2溶接線および第3溶接線と第4溶接線は、一直線とならない。したがって、撮像装置の画像から第1〜第4溶接線を抽出し、抽出した第1,第2溶接線の位置ずれ量と、抽出した前記第3,第4溶接線の位置ずれ量と、を用いて、2つの端部の先端面に垂直な方向における位置ずれ量を検出することにより、2つの端部の位置ずれ量を検出することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、実施例の位置ずれ検出装置での検出の対象となる回転電機のステータ10の構成の概略を示す構成図である。図2は、ステータ10を図1における上方向から視たときの外観の概略を示している。ステータ10は、ステータコア12と、ステータコイル14u,14v,14wと、を備えている。
ステータコア12は、例えばプレス加工により円環状に形成された無方向性電磁鋼板を複数積層して構成されている。ステータコア12は、周方向に間隔をもって径方向内側に突出する複数のティース部12tと、それぞれ互いに隣合うティース部12tの間に形成される複数のコアスロット12sとを備える。
ステータコイル14u,14v,14wは、ステータコア12の複数のコアスロット12sに差し込まれる複数のセグメントコイル16を電気的に接合することにより形成される。セグメントコイル16は、例えばエナメル樹脂等からなる絶縁被膜が表面に成膜された平角線(導電体)を略U字状に曲げ加工することにより形成されている。各セグメントコイル16は、略U字の2つの先端に対応する2つの遊端部16aの絶縁皮膜が除去されている。各セグメントコイル16の2つの遊端部16aは、それそれステータコア12の対応するコアスロット12sに挿通され、対応する隣の他のセグメントコイル16の遊端部16aに側面同士が互いに当接するように合わされて合わせ面Psが溶接された接合される。これにより、隣合うセグメントコイル16同士が電気的に接続され、ステータコア12の軸方向における端面からコイルエンド部16ea,16ebが外側に突出するようにステータコア12に巻回されたステータコイル14u,14v,14wを形成する。図3は、隣合うセグメントコイル16の遊端部16au,16alを図1における上方向から視たときの外観の概略を示している。図中、合わせ面Psにハッチングを施している。隣合うセグメントコイル16の各遊端部16au,16alの先端面16bu,16blは、曲面となっている。
こうして構成されたステータ10では、ステータコア12の軸中心からステータコイル14u,14v,14wの外側までの長さRが、例えば、90mm,100mm,110mmとなるようにステータコア12,ステータコイル14u,14v,14wが調整されているが、長さRは、回転電機の仕様により様々な値を取り得る。
図3は、本発明の一実施例としての位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20の構成の概略を示す構成図である。レーザ溶接装置20は、ステータ10のステータコイル14u,14v,14wを構成するセグメントコイル16を溶接する装置として構成されており、ガルバノヘッドユニット22と、カメラシステム24と、制御装置40と、を備えている。
ガルバノヘッドユニット22は、レーザヘッド22aと、ミラー22bと、を備えている。レーザヘッド22aは、ステータコア12の軸中心の真上でステータコイル14u,14v,14wから距離D1(例えば、580mm,600mm,620mmなど)の離れた位置に配置されている。ミラー22bは、ガルバノヘッドユニット22の内部で図示しないレーザ発振器から出力されたレーザ光の光路を変更し、レーザヘッド22aから様々な方向へレーザ光を照射する。ガルバノヘッドユニット22は、制御装置40により制御されている。距離D1は、ガルバノヘッドユニット22の性能や回転電機の形状などにより様々な値を取り得る。
カメラシステム24は、カメラ26と、照明装置28と、移動装置30と、を備えている。カメラ26は、CCD(電荷結合素子)が搭載されたCCDカメラとして構成されている。移動装置30は、カメラ26および照明装置28をステータ10上に移動させたりステータ10から離れた位置に移動させる。カメラ26や照明装置28,移動装置30は、制御装置40により制御されている。
制御装置40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。制御装置40には、カメラ26からの撮像画像が入力ポートを介して入力されている。制御装置40からは、出力ポートを介して各種信号が出力されている。各種信号としては、ガルバノヘッドユニット22への照射指令信号やカメラ26への駆動信号、照明装置28への点灯指令信号、移動装置30への駆動信号などを挙げることができる。制御装置40は、カメラ26から入力した撮像画像を処理して、画像を用いた各種演算処理を実行する。
図4,図5は、レーザ溶接装置20を用いて隣合うセグメントコイル16の遊端部16au,16al同士を溶接する様子を説明するための説明図である。レーザ溶接装置20を用いて隣合うセグメントコイル16の遊端部16au,16al同士を溶接する際には、遊端部16au,16alをステータコア12の対応するコアスロット12s挿通させた状態で、遊端部16au,16alの側面同士が互いに当接するように合わされた状態で、側面同士の合わせ面Ps(図においてハッチングを施した面)を予め定めたレーザ照射位置に配置し、レーザ光が合わせ面Psに沿って移動するように制御装置40がガルバノヘッドユニット22を制御する。同様の処理を全てのセグメントコイル16に施す。このとき、遊端部16au,16alの先端面16bu、16blは、図4に示すように、上下方向で位置ずれしていない状態で溶接することが理想的であるが、実際には、図5に示すように、わずかに図15における上下方向で位置ずれした状態で溶接されることがある。図6は、合わせ面Psへレーザ光を照射した後の先端面16bu,16blの様子を説明するための説明図である。合わせ面Psに沿ってレーザ光を照射すると、先端面16bu,16blの溶接線では、ビード18が形成される。
次に、こうして溶接された隣合う2つのセグメントコイル16の遊端部16au,16alの先端面16bu,16blの図5における上下方向の位置ずれ量を検出する方法について説明する。図7は、制御装置40により実行される位置ずれ検出工程の一例を示す工程説明図である。
最初に、制御装置40は、合わせ面Psに垂直でビード18を挟むように先端面16bu上から先端面16blへ延伸する仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光が照射されるようにレーザ溶接装置20のガルバノヘッドユニット22を制御する(ステップS100)。図8は、ステップS100で仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光を照射している様子を説明するための説明図である。図中、二点鎖線は、仮想線Lv1,Lv2を示している。破線は、後述する溶接線U1,L1である。レーザ光は、図示するように、仮想線Lv1,Lv2に対して紙面奥側の斜め上方から照射されている。
続いて、先端面16bu,16bl上にカメラ26を移動させて、照明装置28で先端面16bu,16blへ照明を当てた状態で先端面16bu,16blがカメラ26に撮影されるようにカメラ26と照明装置28と移動装置30とを制御する(ステップS110)。図9は、ステップ110でカメラ26で先端面16bu,16blを撮影している様子を説明するための説明図である。
続いて、カメラ26から撮影した画像を入力すると共に入力した画像から先端面16buに形成された溶接線U1,U2と先端面16blに形成された溶接線L1,L2を抽出する(ステップS120)。図10は、カメラ26で撮像された画像の概略を示す概略図である。図中、二点鎖線は、仮想線Lv1,Lv2上を示している。先端面16bu,16blには、図示するように、仮想線Lv1上に照射したレーザ光による溶接線U1,L1と、仮想線Lv2上に照射したレーザ光による溶接線U2,L2と、が形成される。溶接線L1,L2は、溶接線U1,U2に比して、図10において紙面手前側へずれ量X1,X2ずれた位置に形成される。これは、先端面16bu,16blには紙面奥側の斜め上方からレーザ光が照射されているから、先端面16bu,16blが上下方向で高さがずれる位置ずれを起こしていると、高さが低いほうの先端面16blでは仮想線Lv1,Lv2を通過して紙面手前側へずれた位置にレーザ光が照射されることに基づく。
こうして溶接線U1,U2,L1,L2を抽出したら、溶接線L1に対する溶接線U1のずれ量X1や溶接線L2に対する溶接線U2のずれ量X2から先端面16bu,16blに垂直な方向(図8の上下方向)における位置ずれ量(高さのずれ量)Dh1,Dh2を導出して(ステップS130)、本工程を終了する。位置ずれ量Dh1は、レーザ光の発射位置および照射角度と仮想線の位置と仮想線に対応して先端面16bu,16blに形成される溶接線のずれ量との関係を所定関係として予め実験や解析などにより定めておき、所定関係とレーザ光の発射位置および照射角度と仮想線Lv1の位置とずれ量X1とを用いて導出する。位置ずれ量Dh2は、位置ずれ量Dh1と同様に、所定関係とレーザ光の発射位置および照射角度と仮想線Lv2の位置とずれ量X2とを用いて導出する。このように、位置ずれ量Dh1,Dh2を検出することにより、遊端部16au,16alの高さのずれを検出して、遊端部16au,16al同士の溶接品質の判定を適正に行なうことができる。例えば、位置ずれ量Dh1と位置ずれ量Dh2との平均値を遊端部16au,16alの位置ずれ量Dhsとし、位置ずれ量Dhsが予め定めた第1許容値を超えているときに、遊端部16auと遊端部16alとの高さが大きくずれていると判断して、遊端部16au,16al同士の溶接品質が悪いと判定してもよい。また、位置ずれ量Dh1が予め定めた第1許容値を超えているが、位置ずれ量Dh2が予め定めた第2許容値を超えていないときに、遊端部16au,16alの図10における下端より上端とのほうがよりずれが大きく、遊端部16au,16alの溶接品質が悪いと判定してもよい。こうして2つの位置ずれ量Dh1,Dh2を用いることにより、1つの位置ずれ量を用いる場合に比して、より精度よく遊端部16au,16al同士の溶接品質を判定することができる。
以上説明した実施例の位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20では、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、斜め方向から合わせ面Psを横切る仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光が照射されるようレーザ溶接装置20を制御し、レーザ光が照射された遊端部16au,16alの先端面16bu,16blが撮像されるようにカメラ26を制御し、カメラ26により撮像された画像から溶接線U1,U2,L1,L2のずれ量X1,X2、を用いて、位置ずれ量Dh1,Dh2を検出することができる。
実施例の位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20では、図7に例示した検出工程のステップS100で、合わせ面Psに垂直となる仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光を照射しているが、仮想線Lv1,Lv2は、合わせ面Psを横切っていればよいから、合わせ面Psに対して垂直とは異なる角度としても構わない。
実施例の位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20では、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、斜め方向から合わせ面Psを横切る仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光が照射されるようレーザ溶接装置20を制御し、先端面16bu,16blに形成された溶接線U1,L1のずれ量X1と、溶接線U2,L2のずれ量X2と、を用いて、位置ずれ量Dh1,Dh2を検出している。しかしながら、レーザ溶接装置20により、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、図11に例示するように、合わせ面Psと平行になるように、且つ、合わせ面Psからの距離が同一となるように2つの溶接線U11,L11が形成されるようにレーザ光を照射し、カメラ26でレーザ光が照射された遊端部16au,16alの先端面16bu,16blを撮像し、撮像した画像からビード18の合わせ面Psからの位置ずれ量を検出してもよい。
ビード18と溶接線U11,L11とは同一のレーザ溶接装置20により形成されていることから、溶接線U11,L11の位置が所望の位置(合わせ面Psから同一の距離)からずれているときは、ビード18の位置も同様にずれていると考えられる。したがって、溶接線U11,L11が、合わせ面Psに対して位置ずれすることなく形成されいてるときには、溶接線U11,L11の中線Lc(図中、二点鎖線で示す)と画像から抽出した合わせ面Psの位置と推定される合わせ面推定線Ls(図中、二点鎖線で示す)とが重なる。しかしながら、溶接線U11,L11が、合わせ面Psに対して位置ずれしているときには、中線Lcと合わせ面推定線Lsとがずれると考えられる。撮像した画像から抽出される溶接線U11,L11の中線Lcと合わせ面推定線Lsとのずれ量X11は、合わせ面Psに対するビード18のずれ量に対応すると考えられる。したがって、中線Lcと合わせ面推定線Lsとのずれ量X11を検出することにより、合わせ面Psに対するビード18のずれ量を検出することができ、遊端部16au,16al同士の溶接の品質を判定することができる。
また、先端面16bu,16blに対してレーザ光により溶接線U11,U12を形成するのに代えて、図12に例示するように、先端面16buに合わせ面Psからの距離が同一となるように略円形の2つの溶接点PU1をレーザ光で形成し、先端面16blに合わせ面Psからの距離が各溶接点PU1と同一となるように略円形の2つの溶接点PL1をレーザ光で形成し、溶接点PU1同士と溶接点PL1同士とを結ぶ仮想的な直線LPU1,LPL1(図中、二点鎖線で示す)を溶接線U11,L11と考えて、中線Lcと合わせ面推定線Lsとのずれ量X11を検出することにより、合わせ面Psに対するビード18のずれ量を検出してもよい。また、図13に例示するように、レーザ光で3つ以上の溶接点PU1を先端面16buに描画し、レーザ光で3つ以上の溶接点PL1を先端面16blに描画し、溶接点PU1同士と溶接点PL2同士とを結ぶ仮想的な直線LPU1,LPL1(図中、二点鎖線で示す)を溶接線U11,L11と考えて、中線Lc(図中、二点鎖線で示す)と合わせ面推定線Ls(図中、二点鎖線で示す)とのずれ量X11を検出することにより、合わせ面Psに対するビード18のずれ量を検出してもよい。
実施例の位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20では、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、斜め方向から合わせ面Psを横切る仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光が照射されるようレーザ溶接装置20を制御し、先端面16bu,16blに形成された溶接線U1,L1のずれ量X1と、溶接線U2,L2のずれ量X2と、を用いて、位置ずれ量Dh1,Dh2を検出している。しかしながら、レーザ溶接装置20により、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、図14に例示するように、ビード18の長手方向に平行で、且つ、ビード18の長手方向に伸びる2つの辺からの距離が同一の2つの溶接線U11,L11が形成されるようにレーザ光を照射し、カメラ26でレーザ光が照射された遊端部16au,16alの先端面16bu,16blを撮像し、撮像した画像からビード18の合わせ面Psからの位置ずれ量を検出してもよい。図14に示すように、合わせ面Psに対してビード18が斜めの比較的大きな角度をもって形成されると、図14,図15に示すように、合わせ面推定線Ls(図中、二点鎖線で示す)と中線Lc(図中、二点鎖線で示す)とが先端面16bu,16bl上で交わるときがある。この場合、図15に示すように、中線Lc(図中、二点鎖線で示す)の合わせ面推定線Ls(図中、実線で示す)より図14における右側の区間の複数点(例えば、3点)でのずれ量X21〜X23を正の値とし、合わせ面推定線Lsより図13における左側となっている区間の複数点(例えば、3点)でのずれ量Y21〜Y23を負の値とし、ずれ量X21〜X23とずれ量Y21〜Y23の絶対値との平均値(図中、破線で示す)と合わせ面推定線Lsとのずれ量を合わせ面Psに対するビード18のずれ量とすればよい。
実施例の位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20では、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、斜め方向から合わせ面Psを横切る仮想線Lv1,Lv2上にレーザ光が照射されるようレーザ溶接装置20を制御し、レーザ光が照射された遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに形成された溶接線U1,L1のずれ量X1と、溶接線U2,L2のずれ量X2と、を用いて、位置ずれ量Dh1,Dh2を検出している。しかしながら、図16に例示するように、レーザ溶接装置20により、遊端部16au,16alの先端面16bu,16blに対して、合わせ面Psをコの字状に囲む形状に2つの溶接線U21,L21が形成されるようにレーザ光を照射し、カメラ26でレーザ光が照射された遊端部16au,16alの先端面16bu,16blを撮像し、撮像した画像から位置ずれ量Dh1,Dh2を検出すると共にビード18の合わせ面Psからの位置ずれ量を検出してもよい。
溶接線U21のうち合わせ面Psに略垂直な区間SU1,SU2と溶接線L21のうち合わせ面Psに略垂直な区間SL1,SL2は、図10における溶接線L1,L2と同様に、斜め方向から合わせ面Psを横切る仮想線Lv1,Lv2(図中、二点鎖線で示す)上にレーザ光を照射することにより形成される。位置ずれ量Dh1,Dh2の検出は、区間SU1,SU2を図10における溶接線U1,U2とし、区間SL1,SL2を図10における溶接線L1,L2として、溶接線U1,L1のずれ量X1と、溶接線U2,L2のずれ量X2と、を用いることで、位置ずれ量Dh1,Dh2を検出することができる。溶接線U21のうち合わせ面Psに略平行な区間SU3と溶接線L21のうち合わせ面Psに略平行な区間SL3とは、図11における溶接線U11,L11と同様に、合わせ面Psに平行で合わせ面Psからの距離が同一となる2つの線が形成されるようにレーザ光を照射することにより形成される。ビード18の合わせ面Psからの位置ずれ量の検出は、区間SU3を図11における溶接線U11とし、区間SL3を図11における溶接線L11として、中線Lc(図中、二点鎖線で示す)と合わせ面推定線Ls(図中、二点鎖線で示す)とのずれ量X11を検出することにより、合わせ面Psに対するビード18のずれ量を検出することができる。こうすれば、より精度よく、遊端部16au,16al同士の溶接の品質を判定することができる。
また、先端面16bu,16blに対してレーザ光により合わせ面Psをコの字状に囲む形状に2つの溶接線U21,L21を形成することに代えて、図17に例示するように、溶接線U21のコの字の先端と角とに対応する位置に略円形の4つの溶接点PU21をレーザ光で形成し、溶接線L21のコの字の先端と角とに対応する位置に略円形の4つの溶接点PL21をレーザ光で形成してもよい。この場合、溶接点PU21同士,溶接点PL21同士をそれぞれコの字状に結ぶ仮想的な直線LPU21,LPL21(図中、二点鎖線で示す)を溶接線U21,L21として、位置ずれ量Dh1,Dh2やるビード18のずれ量を検出してもよい。また、図18に例示するように、溶接線U21,L21のコの字に対応する位置に、略円形の5つ以上の溶接点PU21と5つ以上の溶接点PL21とを形成してもよい。この場合、溶接点PU21同士,溶接点PL21同士をコの字状に結ぶ仮想的な直線LPU21,LPL21(図中、二点鎖線で示す)を溶接線U21,L21として、位置ずれ量Dh1,Dh2やるビード18のずれ量を検出してもよい。
さらに、先端面16bu,16blに対してレーザ光により合わせ面Psをコの字状に囲む形状に2つの溶接線U21,L21が描画することに代えて、図19に例示するように、合わせ面推定線Ls上であってビード18の中心部の点A上にガルバノヘッドユニット22のレーザヘッド22aを配置し、点Aを中心に直径がビード18の長手方向の長さより直径が大きい仮想円Cv(図中、二点鎖線で示す)を描くようにレーザ光を照射して、先端面16bu,16blに半円Hcu1,Hcl1に形成してもよい。この場合、半円Hcl1を合わせ面推定線Lsで反転させた半円Hclu1(図中、破線で示す)と半円Hcu1との位置ずれ量と予め定めた先端面16bu,16blの高さのずれ量(位置ずれ量)との関係である第1関係と、半円Hclu1と半円Hcu1との位置ずれ量と合わせ面Psに対するビード18のずれ量との関係である第2関係とを予め定めておき、第1,第2関係に半円Hclu1と半円Hcu1との位置ずれ量を適用して、先端面16bu,16blの高さのずれ量(位置ずれ量)と合わせ面Psに対するビード18のずれ量とを検出する。こうすれば、より精度よく先端面16bu,16blの高さのずれ量(位置ずれ量)と合わせ面Psに対するビード18のずれ量とを検出することができ、遊端部16au,16al同士の溶接の品質をより精度よく判定することができる。
実施例の位置ずれ検出装置を含むレーザ溶接装置20では、隣合う2つのセグメントコイル16の遊端部16au,16alの先端面16bu,16blの溶接を実行しているが、隣合う2つのセグメントコイル16の遊端部16au,16alの先端面16bu,16blの溶接については他の装置で行なってもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、カメラ26が「撮像装置」に相当し、レーザ溶接装置20が「レーザ照射装置」に相当し、制御装置40が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、コイルの位置ずれ検出装置の製造産業などに利用可能である。
10 ステータ、12 ステータコア、12s コアスロット、12t ティース部、14u,14v,14w ステータコイル、16 セグメントコイル、16a,16al,16au 遊端部、16bl,16bu 先端面、16ea コイルエンド部、18 ビード、20 レーザ溶接装置、22 ガルバノヘッドユニット、22a レーザヘッド、22b ミラー、24 カメラシステム、26 カメラ、28 照明装置、30 移動装置、40 制御装置、Hcl1,Hclu1,Hcu1 半円、L1,L2,L11,L21,U1,U2,U11,U12,U21 溶接線、LPL1,LPL21,LPU1,LPU21 直線、Lv1,Lv2 仮想線、PL1、PL21,PU1,PU21 溶接点、SL1〜SL3,SU1〜SU3 区間。
Claims (1)
- 複数のセグメントコイルのうち隣合う2つの前記セグメントコイルの端部同士を合わせて合わせ面を順次溶接することにより形成されるコイルにおいて、溶接された2つの前記端部の位置ずれ量を検出するコイルの位置ずれ検出装置であって、
溶接された2つの前記端部の先端面を撮像する撮像装置と、
溶接された2つの前記端部の前記先端面に対して垂直とは異なる斜め方向からレーザ光を照射するレーザ照射装置と、
前記撮像装置と前記レーザ照射装置とを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
溶接された2つの前記端部の前記先端面に対して、前記合わせ面を横切る第1,第2線上に前記斜め方向から前記レーザ光が照射されるよう前記レーザ照射装置を制御し、
前記レーザ光が照射された2つの前記端部の前記先端面が撮像されるように前記撮像装置を制御し、
前記撮像装置により撮像された画像から、前記第1線上に照射された前記レーザ光により2つの前記端部のうちの一方の前記端部の前記先端面に形成された第1溶接線と、前記第1線上に照射された前記レーザ光により2つの前記端部のうちの他方の前記端部の前記先端面に形成された第2溶接線と、前記第2線上に照射された前記レーザ光により前記一方の前記端部の前記先端面に形成された第3溶接線と、前記第2線上に照射された前記レーザ光により前記他方の前記端部の前記先端面に形成された第4溶接線と、を抽出し、
前記抽出した前記第1,第2溶接線の位置ずれ量と、前記抽出した前記第3,第4溶接線の位置ずれ量と、を用いて、2つの前記端部の前記先端面に垂直な方向における位置ずれ量を検出する、
コイルの位置ずれ検出装置。
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-
2018
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