JP2020026390A - 毛髪洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪に柔らかさ、しなやかさを付与することができ、かつ、直毛化などの毛髪の状態を、長期間維持することが可能な毛髪洗浄剤を提供すること。また、直毛化処理などによってダメージを受けた髪に対し、シャンプーと同時に髪のダメージを補修できるような毛髪洗浄剤を提供すること。【解決手段】毛髪洗浄剤は、少なくともグリオキシル酸および可溶性ケラチンを含有する。また、毛髪洗浄剤は、更に、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪洗浄剤に関し、より詳しくは、毛髪に柔らかさ、しなやかさを付与することができ、かつ、ダメージを補修できる毛髪洗浄剤に関する。特に、カーリー・ヘア、クセ毛、縮れ毛などの毛髪を直毛化する際や、直毛化した後の毛髪洗浄に好適であり、直毛化した毛髪などの状態を効果的に維持することができる毛髪洗浄剤に関する。
洗髪は毛髪の汚れ除去、皮脂等の除去のために重要であり、近年においては髪を清潔に保つことを好む人が増えていて、洗髪の回数も多くなっている。洗髪を頻繁に行う人にとっては、髪に優しいシャンプーであるか否かは重大な関心事であり、シャンプーに対し、十分な洗浄力のみならず、髪や地肌に優しく、髪に柔らかさ、しなやかさを付与し、ハリ、コシも与えるシャンプーが求められてきた。例えば、界面活性剤に、乳酸などの混合物を含有させることにより、毛髪に光沢、ボリューム感を与えると共に、柔らかさ及びしなやかさを付与することができる液状ヘアシャンプーが開発されているが(例えば、特許文献1参照)、頭皮に優しく、頭皮環境を整えるという観点からは未だ十分ではない。
また、カラーリングやパーマ等によるヘアースタイリングを常時行っている人は、カラーやパーマ施術後の髪の状態に敏感であり、髪を傷めず洗髪ができ、かつ、カラーやパーマが長持ちするようなシャンプーを好む傾向にある。
また、クセ毛や縮毛で悩んでいる人は沢山おり、ヘアスタイリング等で毛髪を扱い易くするため、クセのある毛髪や縮毛を真っ直ぐにすることが求められている。従来は、例えばストレートパーマによる直毛化処理が行われてきたが、この方法では、まずクセのある毛髪にチオグリコール酸等の還元剤を主剤とする第1剤を塗布することで毛髪のシスチン結合を開裂させ、次いで過酸化水素や臭素酸ナトリウム等の酸化剤を主剤とする第2剤を用いて毛髪が真っ直ぐになる位置でシスチンの再結合をさせて毛髪の直毛化を行うが、毛髪にダメージを与えやすいという問題があった。したがって、特に、毛髪の直毛化処理を受けた人にとっては、髪のダメージは重大な関心事であり、また、直毛化状態の長期間維持も重要であり、毛髪および頭皮に優しいシャンプーであって、直毛化状態が長期間維持されるようなシャンプーが切望されていた。
そこで、毛髪に柔らかさ、しなやかさを付与することができ、かつ、直毛化などの毛髪の状態を、長期間維持することが可能な毛髪洗浄剤が求められていた。特に、直毛化処理などによってダメージを受けた髪に対し、シャンプーと同時に髪のダメージを補修できるような毛髪洗浄剤が切望されていた。
特開平8−239312号公報
上述したように、従来の毛髪洗浄剤では、直毛などの状態を長期間維持できない等の問題があった。本発明では、これらの問題点を解決し、さらに毛髪のダメージを緩和できる毛髪洗浄剤を提供することを目的とする。
本発明の毛髪洗浄剤は、少なくともグリオキシル酸および可溶性ケラチンを含有することを特徴とする。
ここで、前記グリオキシル酸の含有量は、0.1質量%以上、10.0質量%以下の範囲内であることが好ましい。
また、前記可溶性ケラチンの含有量は、0.01質量%以上、10.0質量%以下の範囲内であることが好ましい。
本発明において、前記可溶性ケラチンは、塩基性還元剤を使用して合成されることが好ましい。
また、前記毛髪洗浄剤のpHは5.0以上、7.0以下であることが好ましい。
本発明においては、更に、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤は、毛髪の矯正施術が施された毛髪の洗浄の際に使用されることが好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤を使用することにより、髪にやさしく、汚れを十分に落としてきちんと洗浄することができ、更に、毛髪に潤いを与えて毛髪の質の向上を図ることができる。また、本発明の毛髪洗浄剤を使用すれば、直毛化などの施術を受けた毛髪に対し、毛髪の直毛化などの効果を長期間持続でき、しかも、ダメージを受けた毛髪に対して、十分な洗浄と同時にダメージの補修をすることができる。
以下に、本発明について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
本発明の毛髪洗浄剤は、少なくともグリオキシル酸および可溶性ケラチンを含有することが必要である。なお、本発明に用いられる可溶性ケラチンは、使用に先立ち還元する必要のない還元型ケラチンである。
本発明の毛髪洗浄剤に用いられるグリオキシル酸は50%濃度のグリオキシル酸を用いることが好ましい。グリオキシル酸の濃度を調整する溶媒は、例えば、精製水であることが好ましい。
毛髪処理剤に用いられるグリオキシル酸の含有量は、0.1質量%以上、10.0質量%以下の範囲内であることが好ましく、更に好ましくは、0.5質量%以上、5.0質量%以下の範囲内の範囲内である。
可溶性ケラチンの含有量は、0.01質量%以上、10.0質量%以下の範囲内であることが好ましく、更に好ましくは、0.01質量%以上、5.0質量%以下の範囲内である。
本発明に用いられる可溶性ケラチンは、特開2016−160211号公報に準じて、以下のようにして得られる。すなわち、水に不溶性であるα−ケラチン(K-CH-SS-CH-K;ここでKは、α−ケラチンの部分構造(構成ポリペプチド鎖)を表す。)を、蛋白質変性剤を用いることなく、水の存在下で還元剤としてチオグリコール酸またはその塩(チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸カリウムなど)と接触させて、α−ケラチンを還元する。その際の水溶液のpHは9〜13.5の範囲内であることが好ましい。次いで、得られた還元α−ケラチンを含む処理液について濾過などによる固液分離を行い、非ケラチンタンパク質等が含まれている不溶性残渣を濾去して、ろ液を得る。
得られたろ液を、pH2.5〜7に調整し、ろ液中に溶解していた可溶性ケラチンやカルボキシメチルアラニドジスルフィドケラチン(CMADK)を、一旦固体として沈殿させ、この生じた沈殿物を回収し、水洗する。その回収した沈殿物を、pH9〜12のアルカリ溶液で溶解させた後、不活性条件下(ex.窒素置換された条件下)でチオグリコール酸またはその塩を加えて再度還元し、反応液を得る。
得られた反応液をpH2.5〜7.0に調整し、生じた沈殿物をろ取、水洗して可溶性ケラチンを得る。得られた可溶性ケラチンのpHは5〜6である。
原料となる上記α−ケラチン(ケラチン繊維)としては、例えば、羊毛などの獣毛、人毛、ひづめ、角、爪などが挙げられる。
上記還元工程における処理温度は、20〜50℃が好ましく、また、処理時間は、処理温度によっても異なるが、20分〜5日間の範囲が好ましい。従って、α−ケラチンに含まれるほぼ全てのSS結合が還元され、かつ蛋白質の分解を回避するには、例えば、処理温度が20℃の場合は3日〜5日間程度、処理温度が25℃の場合は48時間程度、処理温度が50℃の場合は20分〜4時間程度と、処理温度に合わせた処理時間を設定することが好ましい。なお、反応時間を0.5〜3時間程度とすることにより、その平均分子量が14,000〜65,000程度の可溶性ケラチンが得られ、反応時間を6〜24時間程度とすることで、平均分子量が5,000〜45,000程度の可溶性ケラチンが得られる。
本発明において用いられる可溶性ケラチンは、α−ケラチンを還元する際に使用される還元剤が、酸性還元剤の替わりに塩基性還元剤を使用して得られた可溶性ケラチンであることが好ましい。すなわち、酸性還元剤であるチオグリコール酸またはその塩の替わりに、塩基性還元剤を使用することが好ましい。塩基性還元剤は公知の塩基性還元剤の中から適宜選択される。塩基性還元剤を使用して還元する場合の反応温度は、酸性還元剤を用いて還元する場合の反応温度よりも高くすることができる。従って、反応時間を短縮することができる。
このようにして得られた可溶性ケラチンは、分子量が若干減少したものが得られる。
このように塩基性還元剤を用いて得られた可溶性ケラチンを用いて調製された毛髪洗浄剤のpHは5.0〜7.0であることが好ましく、更に好ましくはpH5.5〜pH6.3である。
塩基性還元剤を用いて得られた可溶性ケラチンを含有する毛髪洗浄剤は、酸性還元剤を用いて得られた可溶性ケラチンを含有する毛髪処理剤よりも、可溶性ケラチンの吸着効率が向上して、ダメージ補修の効果に優れたものとなっている。
本発明の毛髪洗浄剤は、グリオキシル酸および可溶性ケラチンの他に、一般の毛髪用シャンプーに配合される成分をその使用目的等に応じて適宜配合することができる。そのような公知の成分としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等の界面活性剤;高級アルコール、低級アルコール、多価アルコール等のヒドロキシ化合物;油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ等の油性成分;合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物等の高分子成分、糖類などを挙げることができる。また、別の公知の成分例としては、シリコーン、蛋白、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤などを挙げることができる。
界面活性剤としては、例えば、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸、アシル乳酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸モノグリセリド硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ラウロイルメチルアラニン等のアニオン界面活性剤;例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩、アーコベル型3級アミン塩、長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩、トリ長鎖アルキルモノメチルアンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩、モノアルキルエーテル型4級アンモニウム塩、カチオン化セルロース等のカチオン界面活性剤;例えば、アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩、アルキルポリアミノポリカルボキシグリシン塩、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルプロピオン酸塩、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸塩、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩、N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸塩等の両性界面活性剤;例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等のノニオン界面活性剤が挙げられる。これらの界面活性剤は、一種又は二種以上で配合することができる。
また、ヒドロキシ化合物としては、例えば、セタノール、イソセチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール等の高級アルコール;例えば、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ブチレングリコール等の多価アルコールなどが挙げられる。これらヒドロキシ化合物も一種又は二種以上で配合することができる。
油性成分としては、例えばアーモンド油、アボガド油、オリーブ油、シア脂油、月見草油、ツバキ油、ピーナッツ油、ローズヒップ油等の油脂;例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸ヘキシル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、イソステアリン酸イソセチル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、クエン酸トリオクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、ステアリン酸コレステリル等のエステル油;例えばイソステアリン酸、オレイン酸、カプリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸等の脂肪酸;例えば、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素;例えばミツロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ等のロウが挙げられる。これら油性成分も一種又は二種以上で配合することができる。
高分子成分としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、メタクリロイルエチルベタイン・メタクリル酸エステル共重合体等の合成高分子化合物;例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性デンプン等の半合成高分子化合物;例えば、アルギン酸ナトリウム、グアーガム、グルカン、セルロース、ヒアルロン酸ナトリウム等の天然高分子化合物が挙げられる。これら高分子成分も一種又は二種以上を配合することができる。
糖類としては、例えばソルビトール、マンニトール、グルコース、フルクトース、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース等が挙げられ、これも一種又は二種以上で毛髪処理剤に配合することができる。
本発明の毛髪洗浄剤の使用量は、一般的には1g以上、10g以下であるが、毛髪の長さや毛髪量、毛髪の毛質等に応じて塗布量を、適宜、調整することが好ましい。
本発明の毛髪洗浄剤は、毛髪の通常の洗浄の際に好適に使用され、優れた洗浄力、毛髪へのコンディショニング効果などを発揮するが、通常の使用以外にも、例えば、毛髪の直毛化施術を行う際の毛髪の洗浄に使用することにより直毛化処理の効果を更に向上させることができる。すなわち、直毛化処理剤を毛髪に塗布する前の前洗浄として、および/または、直毛化処理剤を毛髪に塗布した後の洗浄として、本発明の毛髪洗浄剤を使用することにより、直毛化処理剤の効果を高めることができる。また、直毛化施術が施された毛髪を洗浄する際に、本発明の毛髪洗浄剤を用いると、洗浄回数を重ねても、直毛化の効果を長期間保持することができる。
以下に実施例を示し、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
(毛髪洗浄剤の作製)
塩基性還元剤を用いて還元処理を行って得られた可溶性ケラチンを用い、以下の手順に従って、毛髪洗浄剤を作製した。
すなわち、1000ccの撹拌槽に精製水を47.89質量%投入し、撹拌しつつカチオン界面活性剤を0.7質量%入れて加熱した。次いで、これに、可溶性ケラチンを0.01質量%、50%グリオキシル酸を1質量%、アニオン界面活性剤および両性界面活性剤を45質量%、ノニオン界面活性剤、芳香剤、防腐剤等を5.4質量%、加えて混合することにより毛髪洗浄剤を作製した。得られた毛髪洗浄剤のpHは5.8であった。
得られた毛髪洗浄剤を用いて、毛髪の洗浄を行ったところ、頭皮に刺激を与えることなく十分な洗浄効果が得られ、頭皮のスッキリ感、髪のしっとり、サラサラ感を実感できた。
また、ダメージ毛髪に対して、得られた毛髪洗浄剤を用いて洗髪を行ったところ、毛髪の洗浄と同時にダメージを補修できる効果があることも確認できた。
さらにまた、直毛化処理を行った毛髪についても、洗髪を行ったところ、繰り返し洗髪を行っても、長期間、直毛化の効果を保持することができることが確認された。
本発明の毛髪洗浄剤は、毛髪に柔らかさ、しなやかさを付与することができ、かつ、髪のダメージを補修することができる。また、本発明の毛髪洗浄剤を用いて髪を洗浄することにより、直毛化などの状態を効果的に維持することができる。

Claims (7)

  1. 少なくともグリオキシル酸および可溶性ケラチンを含有することを特徴とする毛髪洗浄剤。
  2. 前記グリオキシル酸の含有量が、0.1質量%以上、10.0質量%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪洗浄剤。
  3. 前記可溶性ケラチンの含有量が、0.01質量%以上、10.0質量%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪洗浄剤。
  4. 前記可溶性ケラチンが、塩基性還元剤を使用して合成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の毛髪洗浄剤。
  5. 前記毛髪洗浄剤のpHが5.0以上、7.0以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の毛髪洗浄剤。
  6. 更に、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の毛髪洗浄剤。
  7. 前記毛髪洗浄剤が、毛髪の矯正施術が施された毛髪の洗浄の際に使用されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の毛髪洗浄剤。
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