JP2000119143A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2000119143A
JP2000119143A JP10304777A JP30477798A JP2000119143A JP 2000119143 A JP2000119143 A JP 2000119143A JP 10304777 A JP10304777 A JP 10304777A JP 30477798 A JP30477798 A JP 30477798A JP 2000119143 A JP2000119143 A JP 2000119143A
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朋子 円山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毛髪に対して、しっとりさ、しなやかさ、なめ
らかさ、ハリ、コシ及びつやを付与する効果に優れた毛
髪化粧料、特に、パーマ施術前に傷んだ部分に塗布する
ことにより、ウェーブを均一にかけることができ、ま
た、パーマやヘアカラー施術後に塗布することにより、
キューティクルを引き締めることができる、毛髪化粧料
を提供すること。 【解決手段】アニオン性水溶性高分子、両性水溶性高分
子及び非イオン性水溶性高分子からなる群から選ばれる
少なくとも1種の水溶性高分子と、シリル化ペプチドと
を含有し、pHが2〜4である毛髪化粧料を提供するこ
とにより、上記課題を解決し得ることを見いだした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料に関す
る技術分野に属する発明である。さらに詳細には、毛髪
に対して、しっとりさ、しなやかさ、なめらかさ、ハ
リ、コシ及びつやを付与する効果に優れた毛髪化粧料、
特に、パーマ施術前に傷んだ部分に塗布することによ
り、ウェーブを均一にかけることができ、また、パーマ
やヘアカラー施術後に塗布することにより、キューティ
クルを引き締めることができる、毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に毛髪は、洗髪,ブラッシング,ド
ライヤーの熱,パーマ,ヘアカラー,ブリーチ剤等の美
容処理や、乾燥,紫外線等の環境ストレスにより、損傷
を受けることが知られている。毛髪は、繰り返し損傷を
受けることにより、しっとりさ、しなやかさ、なめらか
さ、ハリ、コシ、つや等を失い、また、このような毛髪
の損傷は毛先にいくほど大きい。
【0003】そこで、損傷を受けた毛髪に対し、しっと
りさ、しなやかさ、なめらかさ、ハリ、コシ、つや等の
付与を目的として、毛髪化粧料が使用される。この毛髪
化粧料には、シリコーン油,パラフィン系オイル等の油
分、低分子の多価アルコール,グリセリン等の保湿剤、
天然物から抽出した各種原料、例えば蛋白質,多糖,抽
出エキス,天然高分子,又はこれらを構成している単体
若しくはオリゴ体,例えばアミノ酸,ペプチド等が配合
されている。
【0004】しかしながら、従来の毛髪化粧料は、毛髪
へのしっとりさ、しなやかさ、なめらかさ、ハリ、コシ
及びつやの付与について、いずれも効果が不充分だった
り、効果の持続性に欠ける等の理由で未だ満足できるも
のではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、損
傷を受けた毛髪に対し、しっとりさ、しなやかさ、なめ
らかさ、ハリ、コシ及びつやを充分に付与することがで
きる毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【0006】特に、損傷を受けている毛髪にパーマを施
すと、損傷部分において、パーマ剤の浸透が過剰に促進
されるため、均一なウェーブが得られない。そこで、本
発明は、特にこのような損傷部分にパーマの施術前に使
用することによって、損傷部分のさらなる損傷を防い
で、毛髪になめらかさ等を付与することができだけでな
く、均一なウェーブを得ることもできる毛髪化粧料を提
供することを課題とする。
【0007】また、パーマやヘアカラーの施術により毛
髪内部の蛋白質の溶出が起こり、キューティクルが緩ん
で剥がれやすくなる。また、パーマやヘアカラーの施術
により頭髪が膨潤しタンパク質等が溶出しやすくなる。
そこで、本発明は、パーマ又はヘアカラーの施術後に使
用することにより、損傷を受けた毛髪に、なめらかさ等
を付与するだけでなく、キューティクルを引き締めるこ
ともできる毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決すべく
本発明者が鋭意検討を行った結果、毛髪化粧料におい
て、アニオン性水溶性高分子、両性水溶性高分子及び非
イオン性水溶性高分子からなる群から選ばれる少なくと
も1種の水溶性高分子と、シリル化ペプチドとを併用
し、さらに、そのpHを2〜4とすると、上記課題を解
決することができることを見出し本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、アニオン性水溶性高分
子、両性水溶性高分子及び非イオン性水溶性高分子から
なる群から選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子と、
シリル化ペプチドとを含有し、pHが2〜4である毛髪
化粧料を提供する。さらに、本発明は、この毛髪化粧料
に、さらにポリエーテルシリコーンを配合することによ
り、毛髪に対するつやを付与する効果により優れた毛髪
化粧料を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。本発明毛髪化粧料には、アニオン性水溶性
高分子、両性水溶性高分子及び/又は非イオン性水溶性
高分子が配合される。
【0011】本発明毛髪化粧料に配合される水溶性高分
子は、通常の化粧料や外用剤に配合されるものであれば
特に限定されものではなく、アニオン性水溶性高分子と
しては、キサンタンガム,カラギーナン,アルギン酸ナ
トリウム,アラビアガム,ペクチン,カルボキシビニル
ポリマー等が挙げられる。さらに、ヒアルロン酸,コン
ドロイチン硫酸,デルマタン硫酸,ケラタン硫酸,ヘパ
ラン硫酸及びそれらの塩も挙げられる。
【0012】両性水溶性高分子としては、ジアルキルア
ミノエチルアクリレート,ジアルキルアミノエチルメタ
クリレートの他、ダイアセトンアクリルアミド等とアク
リル酸,アクリル酸アルキルエステル,メタクリル酸,
メタクリル酸アルキルエステル等とを共重合し、ハロゲ
ン化酢酸等で両性化したもの(例えば、ユカフォーマー
−AM−75という商品名で三菱化学(株)から販売さ
れているもの)等が挙げられる。
【0013】非イオン性水溶性高分子としては、ポリビ
ニルピロリドン及びビニルピロリドンと酢酸ビニルの共
重合体,ビニルピロリドン,酢酸ビニル及びアクリルア
ミノアクリレートの共重合体,ヒドロキシエチルセルロ
ース,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース,メチルセルロース,デキストリ
ン,ガラクタン,プルラン等が挙げられる。
【0014】本発明毛髪化粧料において、水溶性高分子
は、1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用
いることができる。本発明毛髪化粧料における水溶性高
分子の含有量は、毛髪化粧料全量に対して0.001 〜2.0
重量%であるのが好ましく、0.01〜1.0 重量%であるの
が特に好ましい。この含有量が、毛髪化粧料全量に対し
て0.001 重量%未満であると、本発明の所期の効果が望
めないため好ましくなく、同2.0 重量%を超えると、得
られる毛髪化粧料の粘度が上がり過ぎて使用性を損なう
と共に、安定性も悪くなり好ましくない。
【0015】本発明毛髪化粧料には、上記水溶性高分子
の他、シリル化ペプチドが配合される。シリル化ペプチ
ドは、シリル官能基部分R1 2 3 Si−とペプチド
部分とを有するので、これを毛髪化粧料に配合すると、
シリル官能基部分の有する伸展性,摩擦低減性,つやの
付与作用等と、ペプチド部分の有する毛髪、特にその損
傷部分への収着作用,ハリやコシの付与作用,造膜によ
る保護作用等を同時に発揮させることができる。シリル
化ペプチドは、シリコーン油が収着しにくい毛髪の損傷
部分にペプチド部分を介してシリル官能基を収着させる
ことができるので、特に、損傷を受けた毛髪になめらか
さを付与することができる。
【0016】本発明毛髪化粧料において、シリル化ペプ
チドとしては、好ましくは、一般式(I)で表されるも
の(以下シリル化ペプチド(I)と略す)が用いられ
る。
【化4】 〔式中、Aは、水素原子又は式(V)
【化5】 (但し、R1 、R2 及びR3 は、互いに無関係に、炭素
数1〜3のアルキル基又は水酸基を示し、aは1又は3
である。)で表される基(以下基(V)と略す)を示
し、但し、1分子中に少なくとも1つの基(V)を含
み、R4 はアミノ基を含むアミノ酸側鎖からアミノ基を
除いた基を示し、R5 はアミノ基を含まないアミノ酸側
鎖を示しR6 は水素原子を示すか、又は、R5 及びR6
は一緒になって、アミノ基を含まないアミノ酸側鎖を示
し、mは0〜50、nは0〜50、そしてm+nは1〜
50である(但し、m及びnはアミノ酸の数を示すのみ
で、アミノ酸配列の順序を示すものではない)。〕
【0017】なお、「アミノ酸側鎖」とは、α−アミノ
酸 RCH(NH2 )COOHのRの部分、又は、アミ
ノ酸がプロリン又はオキシプロリンの場合、
【化6】 を除く部分を意味する。
【0018】一般式(I)において、R1 、R2 及びR
3 は、互いに無関係に、炭素数1〜3のアルキル基又は
水酸基を示し、好ましくはメチル基又は水酸基を示す。
シリル化ペプチド(I)は水溶性を有し、水溶性の毛髪
化粧料中で良好な保存安定性を有する。
【0019】R4 は、アミノ基を含むアミノ酸側鎖から
アミノ基を除いた基を示す。アミノ基を含むアミノ酸側
鎖を有するアミノ酸(ジアミノモノカルボン酸)として
は、リシン,アルギニン,ヒドロキシリシン等が挙げら
れる。
【0020】R5 は、アミノ基を含まないアミノ酸側鎖
を示しR6 は水素原子を示すか、又は、R5 及びR6
一緒になって、アミノ基を含まないアミノ酸側鎖を示
す。アミノ基を含まないアミノ酸側鎖を有するアミノ酸
としては、例えば、グリシン,アラニン,バリン,ロイ
シン,イソロイシン,プロリン,フェニルアラニン,チ
ロシン,セリン,トレオニン,メチオニン,ヒスチジ
ン,アスパラギン,アスパラギン酸,グルタミン,グル
タミン酸,シスチン,システイン,システイン酸,トリ
プトファン,ヒドロキシプロリン,O−ホスホセリン,
シトルリン等が挙げられる。
【0021】また、aは1又は3である。aが2の場合
は、下記一般式(II)で表わされるシリル化合物の状態で
の保存安定性が悪く好ましくなく、aが3より大きくな
ると、一分子中でシリル官能基部分の占める割合が小さ
くなり、シリル官能基部分の有する作用が充分に発揮さ
れなくなり好ましくない。
【0022】また、mは0〜50、好ましくは0〜10
であり、nは0〜50、好ましくは2〜40であり、m
+nは1〜50、好ましくは3〜40である。mが50
より大きくなると、一分子中のシリル官能基の数が増
え、ペプチド部分の有する毛髪、特にその損傷部分への
収着作用等が充分に発揮されなくなり好ましくない。n
が50より大きくなると、一分子中でシリル官能基部分
の占める割合が小さくなり、シリル官能基部分の有する
つやの付与作用等が充分に発揮されなくなり好ましくな
い。m+nが50より大きくなると、保存中に凝集しや
すくなり保存安定性が低下し好ましくない。
【0023】なお、m、n及びm+nは、理論的には整
数であるが、ペプチド部分が後述するような加水分解ペ
プチドに由来する場合、加水分解ペプチドは分子量の異
なるペプチドの混合物として得られるため、平均値とな
り、整数であるとは限らない。
【0024】シリル化ペプチド(I)において、アミノ
基への基(V)の導入率は、50〜75%であることが
好ましい。この導入率が50%より小さいと、シリル官
能基部分の有する作用が充分に発揮されない恐れがあり
好ましくなく、また、同75%より大きくなると、疎水
性が増して、得られるシリル化ペプチドの親水性が減少
する恐れがあり好ましくない。
【0025】シリル化ペプチド(I)は、例えば、一般
式(II)
【化7】 〔式中、R7 、R8 及びR9 は、互いに無関係に、炭素
数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、
水酸基またはハロゲン原子を示し、aは一般式(I)で
定義した通りである。〕で表されるシリル化合物(以下
シリル化合物(II)と略す)と、一般式(III)
【化8】 〔式中、R4 、R5 、R6 、m、n及びm+nは一般式
(I)で定義した通りである。〕で表されるペプチド類
(以下ペプチド類(III)と略す)とを反応させることに
よって得られる。
【0026】シリル化合物(II)としては、シランカップ
リング剤として市販されているものを使用することがで
きる。シランカップリング剤としては、例えば、東芝シ
リコーン(株) 製のTSL8390,TSL8219,
TSL8395,TSL8326,TSL8325,T
SL8320,TSL8355,TSL8350(いず
れも商品名),日本ユニカー(株) 製のA−143(商
品名),東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製の
SH6040,SH6076(いずれも商品名),信越
シリコーン(株) 製のKMB403,KMB402,K
MB703(いずれも商品名)等が挙げられる。
【0027】ペプチド類(III) としては、アミノ酸,ペ
プチド,それらのエステル等が挙げられる。アミノ酸と
しては、例えば、グリシン,アラニン,バリン,ロイシ
ン,イソロイシン,プロリン,フェニルアラニン,チロ
シン,セリン,トレオニン,メチオニン,アルギニン,
ヒスチジン,リシン,アスパラギン,アスパラギン酸,
グルタミン,グルタミン酸,シスチン,システイン,シ
ステイン酸,トリプトファン,ヒドロキシプロリン,ヒ
ドロキシリシン,O−ホスホセリン,シトルリン等が挙
げられる。
【0028】ペプチドとしては、天然ペプチド,合成ペ
プチド,タンパク質を酸,アルカリ又は酵素で部分的に
加水分解して得られる加水分解ペプチド等が挙げられ
る。天然ペプチドとしては、例えば、グルタチオン,バ
シトラシンA,インシュリン,グルカゴン,オキシトシ
ン,バソプレシン等が挙げられ、合成ペプチドとして
は、例えば、ポリグリシン,ポリリシン,ポリグルタミ
ン酸,ポリセリン等が挙げられる。
【0029】加水分解ペプチドとしては、例えば、コラ
ーゲン(その変性物であるであるゼラチンを含む),ケ
ラチン,絹フィブロイン,セリシン,カゼイン,コンキ
オリン,エラスチン,鶏,あひる等の卵の卵黄タンパ
ク,卵白タンパク,大豆タンパク,小麦タンパク,トウ
モロコシタンパク,米(米糠)タンパク,ジャガイモタ
ンパク等の動植物由来のタンパク,或いは、サッカロミ
セス属,カンディダ属,エンドミコプシス属の酵母菌
や、いわゆるビール酵母,清酒酵母といわれる酵母菌よ
り分離した酵母タンパク,キノコ類(担子菌)より抽出
したタンパク,クロレラより分離したタンパク等の微生
物由来のタンパクを、酸,アルカリ又は酵素で部分的に
加水分解して得られるペプチド等が挙げられる。
【0030】アミノ酸又はペプチドのエステルとして
は、例えば、上記アミノ酸又はペプチドのカルボキシル
基における炭素数1〜20の炭化水素アルコールとのエ
ステル、例えばメチルエステル,エチルエステル,プロ
ピルエステル,イソプロピルエステル,ラウリルエステ
ル,セチルエステル,2−エチルヘキシルエステル,2
−ヘキシルデシルエステル,ステアリルエステル等が挙
げられる。
【0031】シリル化合物(II)とペプチド類(III) との
反応は、例えば、まずシリル化合物(II)を30〜50℃
の水中で5〜20分間攪拌して、ケイ素原子に場合によ
り結合しているアルコキシ基やハロゲン原子を水酸基に
変換した後、ペプチド類(III) の溶液に滴下し、両者を
接触させることによって行われる。
【0032】上記反応に際して、ペプチド類(III) の溶
液は30〜50重量%程度の濃度にするのが好ましい。
また、シリル化合物(II)の、ペプチド類(III) の溶液へ
の滴下は、30分間〜5時間程度で終了するのが好まし
い。また、シリル化合物(II)とペプチド類(III) との反
応は、塩基性下に進行するので、ペプチド(III) の溶液
のpHを、水酸化ナトリウム, 水酸化カリウム等のアルカ
リ溶液で、8〜11、特に9〜10にしておくことが好
ましい。
【0033】反応は常温でも進行するが、温度が高くな
るほど反応速度は速くなる。しかし、pHが高い状態で温
度が高くなると、シリル化合物(II)の加水分解が促進さ
れるため、反応温度は高くても70℃以下であることが
好ましく、特に40〜60℃であることが好ましい。
【0034】シリル化合物(II)とペプチド類(III) との
反応の進行と終了は、ファン・スレーク(Van Slyke)法
により、反応中のペプチド類(III) のアミノ態窒素量を
測定することによって確認することができる。反応終了
後、反応液を中和した後、適宜濃縮して、イオン交換樹
脂,透析膜,電気透析,ゲル濾過,限外濾過等によって
精製し、液体のまま、或いは、粉末化して、本発明毛髪
化粧料の調製に供される。
【0035】本発明化粧料において、シリル化ペプチド
としては市販のものを用いることもできる。シリル化ペ
プチドの市販品としては、例えばプロモイスW−52SIG
(S)((株)成和化成製)〔3−グリシドキシプロピル
メチルジヒドロキシシランと加水分解コラーゲンとの反
応により得られる;mの平均値=約2、nの平均値=約
18、m+nの平均値=約20〕等が挙げられる.
【0036】本発明毛髪化粧料において、シリル化ペプ
チドは、1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせ
て用いることができる。本発明毛髪化粧料におけるシリ
ル化ペプチドの含有量は、毛髪化粧料全量に対して0.00
1 〜5.0 重量%であることが好ましく、0.01〜2.0 重量
%であることが特に好ましい。この含有量が、毛髪化粧
料全量に対して0.001 重量%未満であると、得られる毛
髪化粧料中でシリル化ペプチドの効果が発揮されにくく
好ましくなく、同5.0 重量%を超えると、得られる毛髪
化粧料の使用性が劣る上、安定性が悪くなり好ましくな
い。
【0037】本発明毛髪化粧料のpHは2〜4である。
本発明化粧料のpHが2未満であると、酸による皮膚の
刺激があり好ましくなく、4より大きいと、キューティ
クルの引き締め効果が弱いだけでなく、パーマやヘアカ
ラーによりアルカリに傾いた頭皮・毛髪のpHを等電点
に戻せないため好ましくない。本発明毛髪化粧料のpH
の調整には、有機酸及び/又は酸性アミノ酸を使用する
ことが好ましい。有機酸又は酸性アミノ酸としては、具
体的には、クエン酸,酒石酸,乳酸,尿酸,アスコルビ
ン酸,グルタミン酸,アスパラギン酸等が挙げらる。本
発明毛髪化粧料において、有機酸及び酸性アミノ酸は、
1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いる
ことができる。本発明毛髪化粧料における有機酸及び/
又は酸性アミノ酸の含有量は、得られる毛髪化粧料のp
Hを2〜4に調整するために必要な量である。
【0038】本発明毛髪化粧料には、好ましくは、さら
に、ポリエーテルシリコーンが配合される。本発明毛髪
化粧料にさらにポリエーテルシリコーンを配合すると、
毛髪に対するつやを付加する効果により優れた毛髪化粧
料が得られる。本発明毛髪化粧料において、ポリエーテ
ルシリコーンとしては、好ましくは一般式(IV) で表さ
れるもの(以下ポリエーテルシリコーン(IV)と略す)が
用いられる。
【0039】
【化9】 〔式中、R10は水素原子又はメチル基を示し、pは約5
〜60、qは約1〜13、そしてbは約2〜35であ
る。〕 ポリエーテルシリコーン(IV)の市販品としては、例えば
トーレ・シリコーンSH377(東レ・シリコーン(株)製)
〔R10=H,p≒約3〜10,q≒1〜5,n×b≒3
5〕,シリコーンKF6015(信越化学工業(株)製)〔R
10=H,p≒20〜30,q≒2〜5,b≒2〜5〕,
シリコーンSC9450N(信越化学工業(株)製)〔R10
H,p≒50〜60,q≒2〜5,b≒8〜10〕,シ
リコーンSC1014M(信越化学工業(株)製)〔R10=CH
3 ,p≒5〜10,q≒9〜13,b≒4〜6〕等が挙
げられる。
【0040】本発明毛髪化粧料において、ポリエーテル
シリコーンは、1種を単独で、又は2種以上を適宜組み
合わせて用いることができる。本発明毛髪化粧料におけ
るポリエーテルシリコーンの含有量は、毛髪化粧料全量
に対して0.001 〜10.0重量%であることが好ましく、0.
01〜5.0 重量%であることが特に好ましい。この含有量
が、毛髪化粧料全量に対して0.001 重量%未満である
と、得られる毛髪化粧料中でポリエーテルシリコーンの
効果が発揮されず好ましくなく、同10.0重量%を超える
と、得られる毛髪化粧料の使用性が劣る上、安定性が悪
くなり好ましくない。
【0041】尚、本発明毛髪化粧料においては、上記の
成分に加えて、目的に応じて本発明の効果を損なわない
量的・質的範囲で、多価アルコール,油分,アニオン性
界面活性剤,カチオン性界面活性剤,両性界面活性剤,
非イオン性界面活性剤,非水溶性高分子,紫外線吸収
剤,防腐剤,薬剤,蛋白質及びその誘導体,多糖類,キ
レート剤,酸化防止剤,抽出エキス,香料等を使用する
ことができる。本発明毛髪化粧料をパーマ又はヘアカラ
ー施術前に使用する場合には、特に、本発明毛髪化粧料
に、さらにカチオン性界面活性剤を配合することが好ま
しい。
【0042】多価アルコールとしては、プロピレングリ
コール,1,3−ブタンジオール,ジプロピレングリコ
ール,グリセリン,ジグリセリン,トリグリセリン等の
ポリグリセリン,トリメチロールメタン,トリメチロー
ルエタン,トリメチロールプロパン,エリスリトール,
ペンタエリスリトール,ソルビタン,グルコース,ソル
ビトール,マルチトール,シュクロース,ラフィノー
ス,トレハロース,ポリオキシエチレンメチルグルコシ
ド,ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げら
れる。
【0043】油分としては、オリーブ油,ヤシ油,サフ
ラワー油,ヒマシ油,綿実油等の油脂類,ラノリン,ホ
ホバ油,カルナバロウ等のロウ類,流動パラフィン,ス
クワラン,ワセリン,揮発性イソパラフィン等の炭化水
素油,脂肪酸類,アルコール類,オクタン酸セチル,ミ
リスチン酸イソプロピル等のエステル油,ジメチルポリ
シロキサン,メチルフェニルポリシロキサン等のシリコ
ーン油,アルキル変性シリコーン,シリコーン樹脂等が
挙げられる。
【0044】カチオン性界面活性剤としては、例えば、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム,塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモ
ニウム塩,塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジア
ルキルジメチルアンモニウム塩,塩化ポリ(N,N' −
ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セ
チルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩,アルキ
ル四級アンモニウム塩,アルキルジメチルベンジルアン
モニウム塩,アルキルイソキノリニウム塩,ジアルキル
モルホニウム塩,ポリオキシエチレン(以下、「 POE 」
と略す)アルキルアミン,アルキルアミン塩,ポリアミ
ン脂肪酸誘導体,アミルアルコール脂肪酸誘導体,塩化
ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム等が挙げられ
る。
【0045】アニオン性界面活性剤としては、セッケン
用素地,ラウリン酸ナトリウム,パルミチン酸ナトリウ
ム等の脂肪酸セッケン,ラウリル硫酸ナトリウム,ラウ
リル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩,PO
E ラウリル硫酸トリエタノールアミン,POE ラウリル硫
酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩,ラ
ウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシ
ン酸,N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウ
ム,ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム,ラウリ
ルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドス
ルホン酸塩,POE メチルタウリッドナトリウム等の高級
脂肪酸アミドスルホン酸塩,POE オレイルエーテルリン
酸ナトリウム,POE ステアリルエーテルリン酸等のリン
酸エステル塩,ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸
ナトリウム,モノラウロイルモノエタノールアミドポリ
オキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム,ラウリルポ
リプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等の
スルホコハク酸塩,リニアドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム,リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエ
タノールアミン,リニアドデシルベンゼンスルホン酸等
のアルキルベンゼンスルホン酸塩,N−ラウロイルグル
タミン酸モノナトリウム,N−ステアロイルグルタミン
酸ジナトリウム,N−ミリストイル−L−グルタミン酸
モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩,硬化ヤ
シ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エ
ステル硫酸エステル塩,ロート油等の硫酸化油,POE ア
ルキルエーテルカルボン酸,POE アルキルアリルエーテ
ルカルボン酸塩,α−オレフィンスルホン酸塩,高級脂
肪酸エステルスルホン酸塩,二級アルコール硫酸エステ
ル塩,高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩,
ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム,
N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミ
ン等が挙げられる。
【0046】両性界面活性剤としては、2 −ウンデシル
−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)
−2−イミダゾイルナトリウム,2−ココイル−2−イ
ミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロ
キシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性
剤,2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリミド
ベタイン,スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤,
N−ラウリルβ−アラニン,N−ステアリルβ−アラニ
ン等のアミノ酸塩等が挙げられる。
【0047】非イオン性界面活性剤としては、ソルビタ
ンモノオレエート,ソルビタンモノイソステアレート,
ソルビタンセスキオレエート,ソルビタントリオレエー
ト,ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン,テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロール
ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類,モノ綿実
油脂肪酸グリセリン,モノエルカ酸グリセリン,セスキ
オレイン酸グリセリン,モノステアリン酸グリセリン,
α,α' −オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン,モ
ノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリ
グリセリン脂肪酸類,モノステアリン酸プロピレングリ
コール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類,硬
化ヒマシ油誘導体,グリセリンアルキルエーテル等の親
油性非イオン性界面活性剤,POE ソルビタンモノオレー
ト,POE ソルビタンモノステアレート,POE ソルビタン
モノオレート,POE ソルビタンテトラオレート等のPOE
ソルビタン脂肪酸エステル類,POE ソルビットモノラウ
レート,POE ソルビットモノオレート,POE ソルビット
ペンタオレート,POE ソルビットモノステアレート等の
POE ソルビット脂肪酸エステル類,POE グリセリンモノ
ステアレート,POEグリセリンモノイソステアレート,P
OE グリセリントリイソステアレート等のPOE グリセリ
ン脂肪酸エステル類,POE モノオレエート,POE ジステ
アレート,POE モノジオレエート,ジステアリン酸エチ
レングリコール等のPOE 脂肪酸エステル類,POE ラウリ
ルエーテル,POE オレイルエーテル,POE ステアリルエ
ーテル,POE ベヘニルエーテル,POE 2−オクチドデシ
ルエーテル,POE コレスタノールエーテル等のPOE アル
キルエーテル類,POE オクチルフェニルエーテル,POE
ノニルフェニルエーテル,POE ジノニルフェニルエーテ
ル等のPOE アルキルフェニルエーテル,プルロニック等
のプルロニック型類,POE ・ポリオキシプロピレン(以
下「POP 」と称する)セチルエーテル,POE ・POP 2−
デシルテトラデシルエーテル,POE ・POP グリセリルエ
ーテル等のPOE ・POP アルキルエーテル類,テトロニッ
ク等のテトラPOE ・テトラPOP エチレンジアミン縮合物
類,POE ヒマシ油,POE 硬化ヒマシ油,POE 硬化ヒマシ
油モノイソステアレート,POE 硬化ヒマシ油トリイソス
テアレート,POE 硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モ
ノステアリン酸ジエステル,POE 硬化ヒマシ油マレイン
酸等のPOE ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体,POE ソルビッ
トミツロウ等のPOE ミツロウ・ラノリン誘導体,ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド,ラウリン酸モノエタノール
アミド,脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノー
ルアミド,POE プロピレングリコール脂肪酸エステル,
POE アルキルアミン,POE 脂肪酸アミド,ショ糖脂肪酸
エステル,POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合
物,アルキルエトキシジメチルアミンオキシド,トリオ
レイルリン酸等が挙げられる。
【0048】非水溶性高分子としては、ポリエチレン,
ポリスチレン等の分散液が挙げられる。紫外線吸収剤と
しては安息香酸系のものとして、パラアミノ安息香酸
(以下PABAと略す),グリセルPABA,エチルヒドロキシ
プロピルPABA,桂皮酸系のものとして,オクチルメトキ
シシンナメート,2−エトキシエチル−p−メトキシシ
ンナメート,ベンゾフェノン系のものとして,2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−4−メチルベンゾフェノン,その他のものとして,ウ
ロカニン酸エチルエステル,2−フェニル−5−メチル
ベンゾキサゾール,4−メトキシ−4−t−ブチル−ジ
ベンゾイルメタン等が挙げられる。
【0049】防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アル
キルエステル,安息香酸ナトリウム,ソルビン酸カリウ
ム等の化粧品に汎用される防腐剤が挙げられる。薬剤と
しては、ビタミンC類,ビタミンE類等のビタミン類,
生薬,消炎剤等の化粧品に汎用される薬剤が挙げられ
る。
【0050】本発明毛髪化粧料の剤型は、液剤,乳剤等
の毛髪に適用できる性状のものであればいずれでもよ
く、ヘアクリーム,ヘアオイル,ヘアジェル,ヘアフォ
ーム等の任意の形態を採ることができる。本発明毛髪化
粧料は、その剤型や形態に応じた方法で製造される。
【0051】本発明毛髪化粧料の毛髪への塗布は、シャ
ンプーの前又は後、パーマ施術前又は後、或いは、ヘア
カラー施術前又は後等の任意の時点において行うことが
できるが、パーマ施術前、又は、パーマ若しくはヘアカ
ラー施術後に本発明毛髪化粧料を毛髪へ塗布すると、特
に所期の効果を有効に発揮し得る。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例等により、さらに具体
的に説明するが、これらにより本発明の技術的範囲が限
定解釈されるべきものではない。なお、これらの実施例
等における配合量は、特に断らない限り、その成分が配
合される系全体に対する重量%である。
【0053】 処方A(実施例1) 配合成分 配合量(重量%) ヒドロキシエチルセルロース 0.15 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.2 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 1.0 L−グルタミン酸 適 量 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 0.1 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>イオン交換水にヒドロキシエチルセルロー
スを分散後加熱し溶解したら、メチルパラベン,L−グ
ルタミン酸を加え撹拌溶解する。続いて、プロピレング
リコール,濃グリセリンを添加する。さらに、塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム,ジメチルポリシロキサ
ンを加え撹拌する(主層)。ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル(20EO)と香料,一部の水を合わせたもの
を、主層に加え、最後にプロモイスW−52SIG(S)を加
え、水補正して処方A(pH=2〜4)を得た。
【0054】 処方B(比較例1) 配合成分 配合量(重量%) ヒドロキシエチルセルロース 0.15 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.2 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Aと同様にして処方B(pH=5〜7)
を得た。
【0055】 処方C(比較例2) 配合成分 配合量(重量%) ヒドロキシエチルセルロース 0.15 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.2 L−グルタミン酸 適 量 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 0.1 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Aと同様にして処方C(pH=2〜4)
を得た。
【0056】 処方D(比較例3) 配合成分 配合量(重量%) プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.2 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 1.0 L−グルタミン酸 適 量 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 0.1 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Aと同様にして処方D(pH=2〜4)
を得た。
【0057】 処方E(実施例2) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.7 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 1.5 クエン酸 適 量 L−グルタミン酸 適 量 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>あらかじめプロピレングリコールにメチル
パラベン,香料,ポリオキシエチレンオレイルエーテル
(20EO)を加え撹拌したものを、イオン交換水に加え
る。ここに、濃グリセリン(一部),ジメチルポリシロ
キサン,プロモイスW−52SIG(S)を加え、さらに撹拌
し、加熱したイオン交換水に溶解させたL−グルタミン
酸を添加する。透明に溶けていることを確認したら、濃
グリセリンに分散させたキサンタンガムを加え、よく撹
拌し、水補正して処方E(pH=2〜4)を得た。
【0058】 処方F(比較例4) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.7 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Eと同様にして処方F(pH=5〜7)
を得た。
【0059】 処方G(比較例5) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.7 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 1.5 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Eと同様にして処方G(pH=5〜7)
を得た。
【0060】 処方H(比較例6) 配合成分 配合量(重量%) プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 1.5 クエン酸 適 量 L−グルタミン酸 適 量 ジメチルポリシロキサン 2.0 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Eと同様にして処方H(pH=2〜4)
を得た。
【0061】 処方I(実施例3) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.5 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 2.0 トーレシリコーンSH3771(東レ・シリコーン(株)製) 2.0 クエン酸 適 量 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Eと同様にして処方I(pH=2〜4)
を得た。
【0062】 処方J(実施例4) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.5 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 2.0 クエン酸 適 量 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Iと同様にして処方J(pH=2〜4)
を得た。
【0063】 処方K(比較例7) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.5 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 クエン酸 適 量 メチルパラベン 0.1 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Iと同様にして処方K(pH=2〜4)
を得た。 処方L(実施例5) 配合成分 配合量(重量%) キサンタンガム 0.5 プロピレングリコール 5.0 濃グリセリン 25.0 プロモイスW−52SIG(S)((株)成和化成製) 2.0 シリコーンSC1014M (信越化学工業(株)製) 2.0 クエン酸 適 量 メチルパラベン 適 量 香料 適 量 ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E0) 適 量 イオン交換水 残 余 <製造方法>処方Eと同様にして処方I(pH=2〜4)
を得た。
【0064】試験例 上記処方A〜Hについて、キューティクルの引き締め効
果及びウェーブ抑制効果を評価した。また、上記処方I
〜Kについて、毛髪に対するつやの付与効果を測定し
た。さらに、上記処方A〜Lについて、実使用テストを
行った。なお、これらの試験において、以下の組成のシ
ャンプー及びパーマ液を用いた。
【0065】 <シャンプー> 配合成分 配合量(重量%) ラウリルポリオキシエチレン(3EO)硫酸エステルナトリウム (30重量%水溶液) 30.0 ラウリル硫酸エステルナトリウム塩(30重量%水溶液) 10.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0 グリセリン 1.0 防腐剤 適 量 キレート剤 適 量 pH調整剤 適 量 イオン交換水 残 余
【0066】 <パーマ液> 配合成分 配合量(重量%) 第1剤 チオグリコール酸アンモニウム(50%) 12.9 アンモニア水 2.8 キレート剤 0.05 第1リン酸カリウム 0.4 リン酸水素2ナトリウム(12水和物) 0.05 イオン交換水 残 余 第2剤 臭素酸ナトリウム 8.0 防腐剤 0.1 イオン交換水 残 余
【0067】1.キューティクルの引き締め効果 処方A〜Hの各毛髪化粧料について、毛髪のキューティ
クルの引き締め効果を評価するために、以下の方法でキ
ューティクルの角度を測定した。 (キューティクルの角度の測定方法)あらかじめパーマ
等の処理をした毛髪11本を、測定用ホルダーに毛髪の方
向を揃えて弛まないように載置し、自動変角度計(GONI
0PHOTOMETER GP-200:株式会社村上色材技術研究所製)
に装着する。次いで試料台の角度を30°に設定し、測定
を行う。正反射の場合、入射角=反射角=30°となるこ
とから、毛髪を真円と仮定して得られたチャートより計
算して、キューティクルの角度を求めた。
【0068】(キューティクルの引き締め効果の検討)
シャンプー後、温水ですすいで乾燥させた毛髪(以下、
未処理と表す)、未処理にパーマを施し、温水ですすい
で乾燥させた毛髪(以下、パーマ処理と表す)、未処理
に処方A〜Dのいずれかを塗布した後、パーマ処理を行
った毛髪(以下、ぞれぞれ、A+パーマ、B+パーマ、
C+パーマ、D+パーマと表す)、未処理にパーマ処理
を行った後、処方E〜Hのいずれかを塗布し、温水です
すいで乾燥させた毛髪(以下、それぞれ、パーマ+E、
パーマ+F、パーマ+G、パーマ+Hと表す)につい
て、キューティクルの角度を求めた。その結果を第1表
に示す。
【0069】
【表1】
【0070】第1表の結果から、水溶性高分子とシリル
化ペプチドとを含有し、pHが2〜4である本発明毛髪
化粧料は、パーマ施術前に塗布する場合であってもパー
マ施術後に塗布する場合であっても、優れたキューティ
クルの引き締め効果を有することがわかる。
【0071】2.ウェーブ抑制効果 幅5cm×長さ15cmの毛髪ストランドを調製し、その下
半分に、ブリーチ液での20分処理を3回施した後、シャ
ンプーをし、温水ですすいで乾燥させたものを実験室的
損傷毛とした。この下半分に、上記の処方A〜Hを塗布
した後、パーマ処理を行い、ウェーブの均一さを、下記
の評価方法で評価した(処理した毛束数n=10)。
【0072】なお、この試験において、以下の組成のブ
リーチ液を用いた。 <ブリーチ液> 配合成分 配合量(重量%) a 剤 過酸化水素水 19.3 リン酸 0.2 リン酸水素2ナトリウム 0.2 安定化剤 適 量 防腐剤 適 量 イオン交換水 残 余 b 剤 アンモニア水 0.36 イオン交換水 残 余
【0073】<評価方法>次の5段階の評価基準に従っ
て、目視により評価した。
【0074】
【表2】
【0075】その結果を第2表に示す。
【0076】
【表3】
【0077】第2表の結果から、水溶性高分子とシリル
化ペプチドを含有し、pHが2〜4である本発明毛髪化粧
料は、優れたウェーブ抑制効果を有し、パーマ施術前に
それを塗布することによって、損傷を受けている毛髪で
あっても、ウェーブを均一にかけることができることが
わかる。
【0078】3.毛髪に対するつやの付与効果 処方I〜Kについて、毛髪に対するつやの付与効果を評
価するために、以下の方法でつやを測定した。 (つやの測定方法)あらかじめパーマ等の処理をした毛
髪11本を、測定用ホルダーに毛髪の方向を揃えて弛まな
いように載置し、自動変角度計(GONI0PHOTOMETER GP-2
00:(株)村上色材技術研究所製)に装着する。次いで
試料台の角度を30°に設定し、つやの測定を行う。 (つやの付与効果の検討)シャンプー後、温水ですすい
で乾燥させた毛髪(以下、未処理と表す)、未処理にパ
ーマを施し、温水ですすいで乾燥させた毛髪(以下、パ
ーマ処理と表す)、未処理にパーマ処理を行った後、処
方I〜Kのいずれかを塗布し、温水ですすいで乾燥させ
た毛髪(以下、それぞれ、パーマ+I、パーマ+J、パ
ーマ+Kと表す)について、つやを求めた。
【0079】その結果を第1図に示す。未処理(曲線
)にパーマを施すとつやが失われる(曲線)。パー
マ処理後、処方I〜Kを塗布した場合、処方K(曲線
)では、つやは、パーマ処理のみの場合と変わらない
が、処方KにプロモイスW−52SIG(S)を添加した処方J
(曲線)では、つやが上がり、プロモイスW−52SIG
(S)及びトーレシリコーンSH3771を添加した処方I(曲
線)では、さらにつやが上がった。この結果から、水
溶性高分子とシリル化ペプチドとを含有し、pHが2〜
4である本発明毛髪化粧料に、さらにポリエーテルシリ
コーンを配合すると、毛髪に対するつやの付与効果がさ
らに向上することがわかる。
【0080】4.実使用テスト 処方A〜Lについて、以下の方法で実使用テストを行っ
た。パネル(セミロング〜ロングで、毛髪損傷の激しい
女性20人)に対し、Harf Head 法(右頭部のみに各毛髪
化粧料を塗布)で、塗布直後、すすぎ時、タオルドライ
後、ドライ後に、下記の各評価項目について、その評価
基準に従って、美容技術者が評価した。
【0081】尚、処方A〜Dについては、シャンプー及
びリンス後、処方A〜Dを右頭部の毛髪損傷部分に塗布
し、その後パーマを施し、温水ですすぎ、タオルドライ
し、乾燥(ドライ)させた。処方E〜Lについては、シ
ャンプー及びリンス後、パーマを施し、その後処方E〜
Lを右頭部全体の毛髪に塗布し、温水ですすぎ、タオル
ドライし、乾燥(ドライ)させた。
【0082】 評価項目 評価基準 <処方A〜D> 塗布時の髪へのなじみ なじむ ◎>○>○△>△>× なじまない 第1剤の髪へのなじみ なじむ ◎>○>○△>△>× なじまない ワインディングのしやすさ しやすい ◎>○>○△>△>× しにくい 第2剤の髪へのなじみ なじむ ◎>○>○△>△>× なじまない すすぎ時のなめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない タオルドライ後の しっとりさ ある ◎>○>○△>△>× ない しなやかさ ある ◎>○>○△>△>× ない なめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない ウェーブの弾力 ある ◎>○>○△>△>× ない ウェーブの深さ 深い ◎>○>○△>△>× 浅い ウェ−ブの均一さ 均一である ◎>○>○△>△>× 均一でない スカルプカールの強さ 強い ◎>○>○△>△>× 弱い エンドカールの強さ 強い ◎>○>○△>△>× 弱い ドライ後の しっとりさ ある ◎>○>○△>△>× ない しなやかさ ある ◎>○>○△>△>× ない なめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない つや ある ◎>○>○△>△>× ない ぱさつき ぱさつかない ◎>○>○△>△>× ぱさつく 総合評価 良い ◎>○>○△>△>× 悪い
【0083】 <処方E〜H> 塗布時の髪へのなじみ なじむ ◎>○>○△>△>× なじまない すすぎ時のなめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない タオルドライ後の しっとりさ ある ◎>○>○△>△>× ない しなやかさ ある ◎>○>○△>△>× ない なめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない ドライ後の しっとりさ ある ◎>○>○△>△>× ない しなやかさ ある ◎>○>○△>△>× ない なめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない ハリ・コシ ある ◎>○>○△>△>× ない つや ある ◎>○>○△>△>× ない ぱさつき ぱさつかない ◎>○>○△>△>× ぱさつく 総合評価 良い ◎>○>○△>△>× 悪い
【0084】 <処方I〜L> 塗布時の髪へのなじみ なじむ ◎>○>○△>△>× なじまない すすぎ時のなめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない タオルドライ後の しっとりさ ある ◎>○>○△>△>× ない しなやかさ ある ◎>○>○△>△>× ない なめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない ハリ・コシ ある ◎>○>○△>△>× ない ドライ後の しっとりさ ある ◎>○>○△>△>× ない しなやかさ ある ◎>○>○△>△>× ない なめらかさ ある ◎>○>○△>△>× ない ハリ・コシ ある ◎>○>○△>△>× ない つや ある ◎>○>○△>△>× ない ぱさつき ぱさつかない ◎>○>○△>△>× ぱさつく 総合評価 良い ◎>○>○△>△>× 悪い この実使用テストの結果を第3表、第4表及び第5表に
示す。
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】
【表6】
【0088】第3表の結果から、水溶性高分子とシリル
化ペプチドとを含有し、pHが2〜4である本発明毛髪化
粧料をパーマ処理前に、毛髪損傷部分に塗布することに
より、毛髪になめらさ等を付与することができるばかり
でなく、ウェーブを均一にかけることができることがわ
かる。また、第4表の結果から、水溶性高分子とシリル
化ペプチドとを含有し、pHが2〜4である本発明毛髪化
粧料をパーマ処理後に塗布する場合、毛髪に損傷部分が
あっても、毛髪にしっとりさ、しなやかさ、なめらかさ
及びつやを充分に付与することができることがわかる。
さらに、第5表の結果から、水溶性高分子及びシリル化
ペプチドに加え、ポリエーテルシリコーンを含有する本
発明毛髪化粧料は、特につやを付与する効果に優れてい
ることがわかる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、毛髪になめらかさ等を
充分に付与することができるばかりでなく、パーマ施術
前に特に傷んだ部分に使用することにより、ウェーブを
均一にかけることができ、また、パーマやヘアカラー施
術後に使用することにより、キューティクルを引き締め
ることができる毛髪化粧料が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 処方I〜Kの毛髪に対するつやの付与効果の
結果を表すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB082 AB282 AB332 AB412 AC122 AC182 AC231 AC302 AC482 AC581 AC582 AC642 AC692 AC772 AC782 AD152 AD161 AD162 AD282 AD352 AD411 AD412 BB32 BB33 BB35 BB36 CC31 CC34 CC35 CC38 DD23 EE06 EE07 FF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニオン性水溶性高分子、両性水溶性高分
    子及び非イオン性水溶性高分子からなる群から選ばれる
    少なくとも1種の水溶性高分子と、シリル化ペプチドと
    を含有し、pHが2〜4である毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】シリル化ペプチドが、一般式(I) 【化1】 〔式中、Aは、水素原子又は式(V) 【化2】 (但し、R1 、R2 及びR3 は、互いに無関係に、炭素
    数1〜3のアルキル基又は水酸基を示し、aは1又は3
    である。)で表される基を示し、但し、1分子中に少な
    くとも1つの式(V)で表される基を含み、R4 はアミ
    ノ基を含むアミノ酸側鎖からアミノ基を除いた基を示
    し、R5 はアミノ基を含まないアミノ酸側鎖を示しR6
    は水素原子を示すか、又は、R5 及びR6 は一緒になっ
    て、アミノ基を含まないアミノ酸側鎖を示し、mは0〜
    50、nは0〜50、そしてm+nは1〜50である
    (但し、m及びnはアミノ酸の数を示すのみで、アミノ
    酸配列の順序を示すものではない)。〕で表される、請
    求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】有機酸及び/又は酸性アミノ酸を含有する
    請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】さらに、ポリエーテルシリコーンを含有す
    る請求項1〜3のいずれかの請求項記載の毛髪化粧料。
  5. 【請求項5】ポリエーテルシリコーンが、一般式(IV) 【化3】 〔式中、R10は、水素原子又はメチル基を示し、pは約
    5〜60、qは約1〜13、そしてbは約2〜35であ
    る。〕で表される、請求項4記載の毛髪化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002146011A (ja) * 2000-11-17 2002-05-22 Kao Corp シラン化合物
JP2005350481A (ja) * 2005-08-05 2005-12-22 Hoyu Co Ltd 染毛用後処理剤
JP2010235571A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Shiseido Co Ltd 毛髪処理剤組成物及びこれを用いる毛髪処理方法

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