JP2020026068A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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【課題】印刷物の配送に要する配送時間を短縮する。【解決手段】画像処理部117により、ジョブに対する画像処理を行い、プリンター制御部112により、印刷処理を制御し、駆動制御部119により、自走のための駆動機構を制御し、配送経路パターン取得部120により、ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、ジョブの処理時間とを考慮し、ジョブの印刷指示を出したユーザー数に応じての配送経路パターンを取得し、システム制御部123により、配送経路パターン取得部120が取得したいずれかの配送経路パターンからユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した配送経路パターンに基づき、画像処理部117によるジョブに対する画像処理と、プリンター制御部112による印刷処理と、駆動制御部119による駆動制御とを指示する。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷物の配送に適した画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
オフィス等で使用される、複合機等のMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、作業の邪魔にならないスペースに設置されることが多い。このため、画像形成装置の使用に際しては、ユーザーが設置場所に出向くことになる。この場合、ユーザーが一旦席を離れることになり、進行中の作業中断等が強いられる。特に、画像形成装置の設置場所が遠い場合は作業中断が長引くことになる。このようなことから、近年では、印刷物をユーザーの居る場所まで搬送する移動型のプリンターが開発されている。
このような移動型のプリンターとして、特許文献1では、送受信装置によって印刷データおよび配達先識別情報をコンピューターから受信し、地図情報を参照することによって配達先位置情報を取得し、複数の配達先を効率的に巡回できる移動経路を計画し、その計画に基づいて車輪を駆動するモーターおよびステアリングの制御を行って移動するとともに、受信した印刷データを用いて印刷出力を行う移動型プリンターを提案している。
特開2001−125646号公報
上述した特許文献1の移動型プリンターでは、効率的な移動経路を計画することで、できるだけ少ない移動コストにより、複数の配達先に印刷物を届けることが可能となる。
ところで、この移動型プリンターでは、複数の配達先に印刷物を届けるまでに要する移動時間が最小となる移動経路を計画するものの、配達先のユーザーが印刷指示したジョブの処理時間を考慮していない。
このため、移動時間が短くても、配達先のユーザーが印刷指示したジョブの処理時間が長い場合、ジョブの処理が完了するまで配達先で待たされる。この場合、ジョブの処理が完了するまで次の配達先に移動できないため、複数の配達先への印刷物の配送に要する配送時間が長くなってしまうことがある、という問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる画像形成装置及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、ジョブに対する画像処理を行う画像処理部と、印刷処理を制御するプリンター制御部と、自走のための駆動機構を制御する駆動制御部と、前記ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、前記ジョブの処理時間とを考慮し、前記ジョブの印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得する配送経路パターン取得部と、前記配送経路パターン取得部が取得したいずれかの配送経路パターンから前記ユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した前記配送経路パターンに基づき、前記画像処理部による前記ジョブに対する画像処理と、前記プリンター制御部による印刷処理と、前記駆動制御部による駆動制御とを指示するシステム制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、選択した前記配送経路パターンに基づき、移動中に前記ジョブの前記画像処理と前記印刷処理とを指示することを特徴とする。
また、通信制御部を備え、前記配送経路パターンは、スタート位置から前記印刷物を配送し、前記印刷物の配送完了後、前記スタート位置に戻る経路を含み、前記システム制御部は、前記印刷物の配送開始後に前記通信制御部を介して新たなジョブの印刷指示を受け取ると、前記配送経路パターン取得部に対し、直近の前記印刷物の配送先である前記ユーザーの位置を再スタート位置とした新たな配送経路パターンの取得を指示し、新たな前記配送経路パターンから前記経過時間が最も短い配送経路パターンを選択することを特徴とする。
本発明の画像形成プログラムは、画像処理部により、ジョブに対する画像処理を行う工程と、プリンター制御部により、印刷処理を制御する工程と、駆動制御部により、自走のための駆動機構を制御する工程と、配送経路パターン取得部により、前記ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、前記ジョブの処理時間とを考慮し、前記ジョブの印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得する工程と、システム制御部により、前記配送経路パターン取得部が取得したいずれかの配送経路パターンから前記ユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した前記配送経路パターンに基づき、前記画像処理部による前記ジョブに対する画像処理と、前記プリンター制御部による印刷処理と、前記駆動制御部による駆動制御とを指示する工程とを、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び画像形成プログラムでは、画像処理部により、ジョブに対する画像処理を行い、プリンター制御部により、印刷処理を制御し、駆動制御部により、自走のための駆動機構を制御し、配送経路パターン取得部により、ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、ジョブの処理時間とを考慮し、ジョブの印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得し、システム制御部により、配送経路パターン取得部が取得したいずれかの配送経路パターンからユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した配送経路パターンに基づき、画像処理部によるジョブに対する画像処理と、プリンター制御部による印刷処理と、駆動制御部による駆動制御とを指示する。
これにより、印刷物の配送中であっても、ジョブの印刷処理が可能となり、印刷物の配送先での待ち時間を短縮できる。
本発明の画像形成装置及び画像形成プログラムによれば、印刷物の配送先での待ち時間を短縮できるので、複数の配達先への印刷物の配送に要する配送時間を短縮できる。
本発明の画像形成装置をMFPに適用した場合の一実施形態を説明するための図である。 図1のMFPの構成の一例について説明するための図である。 図2の配送経路パターン取得部が取得した第1配送経路パターンの一例を示す図である。 図2の配送経路パターン取得部が取得した第2配送経路パターンの一例を示す図である。 図2の配送経路パターン取得部が取得した第3配送経路パターンの一例を示す図である。 図2の配送経路パターン取得部が取得した第4配送経路パターンの一例を示す図である。 図2の配送経路パターン取得部が取得した第5配送経路パターンの一例を示す図である。 図2の配送経路パターン取得部が取得した第6配送経路パターンの一例を示す図である。 図1のMFPによる配送処理の一例について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態を、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成装置の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能等を搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100は、自走式である。駆動源は、モーターを使用できる。また、MFP100は、カメラやセンサーを搭載してもよい。カメラやセンサーを搭載することで、移動中の障害物を避けることができる。MFP100は、たとえばユーザーA〜Cのディスク200A〜200Cの位置をユーザーA〜Cの位置情報として保持している。MFP100は、図示しない無線LAN(Local Area Network)等のネットワークを介し、ユーザーA〜Cが使用する図示しないPC(Personal Computer)等のユーザー端末とのデータ通信を行う。なお、MFP100は、ユーザーA〜Cが使用する図示しないスマートフォン等の携帯端末との無線によるデータ通信を行ってもよい。また、MFP100は、図示しない他のMFP100との無線によるデータ通信を行ってもよい。
MFP100は、詳細については後述するが、ユーザーA〜Cが使用する図示しないユーザー端末等からのジョブの送信とともに、印刷指示等を受け付ける。MFP100は、たとえば印刷指示したユーザー数が一定数に達すると、ユーザーA〜Cの位置情報に基づく移動時間と、それぞれのユーザーA〜Cが印刷指示したジョブの処理が完了するまでの処理時間とから、たとえば後述の図3〜図8に示す第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを求める。MFP100は、全てのユーザーA〜Cへの印刷物の配送に要する配送時間(経過時間)が短い第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fのいずれかを選択する。MFPは、選択したいずれかの第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fに基づき、自走により印刷物を配送する。なお、以下においては、第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを、説明に応じて単に配送経路パターンと記載する場合もある。
ここで、図1には、MFP100の移動時間や、ユーザーA〜Cが印刷指示したジョブの処理時間等に示しているが、これらのユーザー数、移動時間、及び処理時間等の詳細については後述する。また、後述の図2の配送経路パターン取得部120は、印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得する。すなわち、たとえば図1において、印刷指示を出したユーザー数がユーザーA〜Cの3名であるとき、移動時間やジョブの処理時間を元に、たとえば後述の図3〜図8に示す6通りの配送経路パターンである、第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを取得する。なお、6通りの配送経路パターンとは、印刷指示を出したユーザーA〜Cが3名の場合を想定しているものであり、印刷指示を出したユーザー数によって配送経路パターン取得部120が取得する配送経路パターンの数が変わる。ちなみに、配送経路パターン取得部120は、ユーザー数が4人の場合、12通りの配送経路パターンを取得する。また、配送経路パターン取得部120は、ユーザー数が5人の場合、20通りの配送経路パターンを取得する。すなわち、ユーザー数が増えるに従い、取得する配送経路パターンの数が増えることになる。
次に、図2を参照し、MFP100の構成の一例について説明する。MFP100は、スキャナー部101、プリンター部102、FAX(Facsimile)部103、I/F(インターフェース)104、送受信部105、パネル部106及びHDD(Hard Disk Drive)107の動作を制御する制御部110を備えている。
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる、図示しない原稿等の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
I/F104は、ネットワークを介し、他のMFP100や図示しないユーザー端末等との通信を受け持つ。また、I/F104は、送受信部105を介して無線LAN等との通信を受け持つ。なお、I/F104は、ネットワークを介して通信を担うものと、送受信部105を介して通信を担うものとを別々に設ける必要があるが、説明の都合上、1個として示している。また、I/F104は、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバーなどとの通信を受け持ってもよい。
送受信部105は、たとえばWi-Fi(登録商標) や、Wi-Fi Direct(登録商標)等の近距離通信の通信方式により、図示しない無線LAN等のネットワークを介し、ユーザーA〜Cが使用する図示しないユーザー端末やスマートフォン等の携帯端末との無線によるデータ送受信を行う。パネル部106は、たとえばMFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、及びネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルとハードウェアキーとを有するデバイスである。HDD107は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラム等を記憶している記憶デバイスである。また、HDD107は、たとえばユーザー端末側から登録指示されたジョブを記憶するユーザーボックスを有している。
制御部110は、認証プログラム等のアプリケーションプログラム、画像形成プログラム、及び制御プログラム等を実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、EEPROM(electrically erasable and programmable read-only memory)116、画像処理部117、認証部118、駆動機構制御部119、配送経路パターン取得部120、パネル操作制御部121、HDD制御部122、システム制御部123を備えている。また、これらは、データバス124に接続されている。
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F104を介し、ネットワーク経由でのデータ等の送受信の制御を行う。また、通信制御部114は、I/F104を介し、送受信部105の無線でのデータ等の送受信の制御を行う。RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部117によって画像処理(ラスタライズ)された印刷データを記憶する。EEPROM116には、各部の動作チェックや起動シーケンスを生成する制御プログラム等が記憶されている。
画像処理部117は、スキャナー部101によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部123は、画像処理部117が画像処理(ラスタライズ)した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。認証部118は、たとえばパネル部106を介して入力されたユーザーID(IDentification)やパスワード等の認証情報と、HDD107に登録されている認証情報とを比較しユーザー認証を行う。駆動機構制御部119は、システム制御部123の指示に基づき、MFP100を自走させるための図示しないモーター等の駆動機構を制御する。
配送経路パターン取得部120は、たとえば印刷指示を出したユーザーA〜Cのディスク200A〜200Cの位置をユーザーA〜Cの位置情報として保持している。また、配送経路パターン取得部120は、ユーザーA〜Cが使用する図示しないユーザー端末等からの印刷指示を出したユーザー数が一定数に達すると、システム制御部123の指示に基づき、配送経路パターンを取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得する。この場合、配送経路パターン取得部120は、ユーザーA〜Cの位置情報と、それぞれのユーザーA〜Cからのジョブの処理が完了するまでの処理時間とから、後述の図3〜図8に示す第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを求める。パネル操作制御部121は、パネル部106の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部121は、パネル部106を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク経由でのデータ送受信等の設定を受け付ける。HDD制御部122は、HDD107に対するデータの読み出し及び書き込み等を制御する。
システム制御部123は、各部の連携動作等を制御する。また、システム制御部123は、詳細については後述するが、たとえば送受信部105を介して受け付けたユーザー端末等からの印刷指示を出しているユーザー数が一定数に達すると、配送経路パターン取得部120に対して配送経路パターンの取得を指示する。また、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120が取得した複数の配送経路パターンから、全てのユーザーA〜Cへの印刷物の配送に要する配送時間(経過時間)が配送経路パターンを選択する。また、システム制御部123は、選択した配送経路パターンに基づき、駆動機構制御部119を介し、駆動機構を制御してMFP100を自走させる。また、システム制御部123は、選択した配送経路パターンに基づき、画像処理部117やプリンター制御部112等に対し、印刷指示の受け付けたジョブに対する印刷処理を指示する。この場合、システム制御部123は、詳細については後述するが、ジョブの印刷処理の順番を、選択した配送経路パターンに基づき決定する。また、システム制御部123は、印刷物をユーザーA〜Cのいずれかに渡す場合、たとえばパネル部106を介して認証情報の入力を受け付け、認証部118がユーザー認証に成功すると、印刷物をユーザー認証に成功したいずれかのユーザーA〜Cに渡す。なお、印刷物は、セキュリティー保持のため、ユーザー認証に成功した場合に限り、取り出し可能とすることが好ましい。この場合、たとえばMFP100内部に、ジョブ毎に区分けされた印刷物を保持する複数の保持トレイを設けておき、ユーザー認証に成功したいずれかのユーザーA〜Cのジョブに該当する保持トレイの取り出し口を解放するようにしてもよい。また、たとえばMFP100内部に、ジョブ毎に区分けされた印刷物を保持する複数の保持トレイを設けておき、ユーザー認証に成功したいずれかのユーザーA〜Cのジョブに該当する印刷物を保持トレイから排出する排出機構を設けてもよい。また、これらの保持トレイや排出機構については、MFP100の外部に設けてもよい。
次に、図3〜図8を参照し、配送経路パターン取得部120が取得した配送経路パターンについて説明する。なお、以下では、配送経路パターン取得部120は、ジョブの印刷指示を出したユーザー数がユーザーA〜Cの3名である場合に、配送経路パターンを取得した例で説明する。また、印刷指示を出したユーザー数が3名の場合では、以下のように6通りの配送経路パターンを取得する。また、以下では、説明の都合上、ユーザーA〜Cの位置は、ディスク200A〜200Cの位置を示しているものとする。また、以下では、配送経路を移動する所要時間を取得する場合、MFP100の速度も必要となるが、説明の都合上、MFP100の速度についての説明を省略するものとする。また、以下では、ユーザーA〜Cのそれぞれの位置においてユーザーA〜Cの認証を行い、認証に成功した場合は印刷物の取り出しを許可するまでに時間を要するが、説明の都合上、認証や印刷物の取り出しを許可するまでの時間についても省略するものとする。
また、上述した図1において、MFP100のスタート位置とユーザーAの位置であるディスク200Aとの間の移動時間が2分であるものとする。また、MFP100のスタート位置とユーザーBの位置であるディスク200Bとの間の移動時間が3分であるものとする。また、MFP100のスタート位置とユーザーCの位置であるディスク200Cとの間の移動時間が6分であるものとする。また、ユーザーAの位置であるディスク200AとユーザーBの位置であるディスク200Bとの間の移動時間が4分であるものとする。また、ユーザーAの位置であるディスク200AとユーザーCの位置であるディスク200Cとの間の移動時間が5分であるものとする。また、ユーザーBの位置であるディスク200BとユーザーCの位置であるディスク200Cとの間の移動時間が5分であるものとする。また、ユーザーAが印刷指示したジョブの処理時間は、10分であるものとする。また、ユーザーBが印刷指示したジョブの処理時間は、1分であるものとする。また、ユーザーCが印刷指示したジョブの処理時間は、5分であるものとする。
まず、図3により、第1配送経路パターン130Aについて説明する。第1配送経路パターン130Aは、MFP100がスタート位置→ユーザーA→ユーザーB→ユーザーC→スタート位置とする配送経路で移動した場合の配送経路パターンである。ここで、項目130aは、処理時間を示している。また、項目130bは、処理内容を示している。また、項目130cは、所要時間を示している。また、項目130dは、項目130bの処理内容の補足に関する備考を示している。配送経路パターン取得部120は、項目130aが示す処理順番に従い、項目130bが示す処理内容、及び項目130dが示す備考の内容を実行した場合での項目130cが示す所要時間を取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、1番目の処理で、MFP100がスタート位置からユーザーAの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーAの位置情報を元に取得する。この場合、配送経路パターン取得部120は、移動の所要時間である2分を取得する。ここで、ユーザーAが印刷指示したジョブの処理時間は10分であるため、項目130dに示すように、MFP100は移動中の2分でジョブの一部を処理する。また、2番目の処理では、MFP100がユーザーAでジョブ処理を実行する。このとき、MFP100は、項目130dに示すように、ユーザーAの位置で残りのジョブの処理のために8分移動待ちとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である8分を取得する。また、3番目の処理では、MFP100がユーザーAからユーザーBまで移動する。このとき、配送経路パターン取得部120は、ユーザーAの位置からユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーBの位置情報を元に取得する。この場合、配送経路パターン取得部120は、移動の所要時間である4分を取得する。MFP100は、項目130dに示すように、移動中の4分でユーザーBの処理時間1分のジョブの処理に続き、ユーザーCの処理時間5分のジョブの一部を処理する。すなわち、MFP100は、ユーザーBの印刷指示したジョブの処理時間が1分であるため、ユーザーBまでの移動中の1分でユーザーBのジョブの処理を完了する。また、MFP100は、ユーザーBまでの移動中の3分でユーザーCのジョブの一部を処理する。このとき、ユーザーCが印刷指示したジョブの処理時間は5分であるため、ユーザーCのジョブの残りの処理時間は2分となる。
また、4番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーBの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーBまでの移動中にユーザーBが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、5番目の処理では、MFP100がユーザーBからユーザーCまで移動する。この場合、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーCの残りのジョブを処理する。このとき、配送経路パターン取得部120は、ユーザーBの位置からユーザーCの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーCの位置情報を元に取得する。この場合、配送経路パターン取得部120は、移動の所要時間である5分を取得する。また、MFP100は、ユーザーBからユーザーCまでの移動中にユーザーCの残りのジョブ(処理時間が残り2分)を処理する。また、6番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーCの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーCが印刷指示した残りのジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、7番目の処理では、MFP100がユーザーCからスタート位置まで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130dに示すように、MFP100が移動時間6分でスタート位置に戻るため、項目130cに示すように、所要時間である6分を取得する。そして、配送経路パターン取得部120は、第1配送経路パターン130Aのときの処理時間の合計である経過時間の25分を取得する。
次に、図4により、第2配送経路パターン130Bについて説明する。第2配送経路パターン130Bは、MFP100がスタート位置→ユーザーA→ユーザーC→ユーザーB→スタート位置とする配送経路で移動した場合の配送経路パターンである。配送経路パターン取得部120は、上記同様に、項目130aが示す処理順番に従い、項目130bが示す処理内容、及び項目130dが示す備考の内容を実行した場合での項目130cが示す所要時間を取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、1番目の処理で、MFP100がスタート位置からユーザーAの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーAの位置情報を元に取得する。このときの所要時間は、2分である。この場合、配送経路パターン取得部120は、移動の所要時間である2分を取得する。ここで、ユーザーAが印刷指示したジョブの処理時間は10分であるため、項目130dに示すように、MFP100は移動中の2分でジョブの一部を処理する。また、2番目の処理では、項目130bに示すように、MFP100がユーザーAでジョブ処理を実行する。このとき、MFP100は、項目130dに示すように、ユーザーAの位置で残りのジョブの処理のために8分移動待ちとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である8分を取得する。また、3番目の処理では、MFP100がユーザーAからユーザーCまで移動する。このとき、配送経路パターン取得部120は、ユーザーAの位置からユーザーCの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーCの位置情報を元に取得する。この場合、配送経路パターン取得部120は、移動の所要時間である5分を取得する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーCのジョブ(処理時間が5分)を処理する。ここで、MFP100は、ユーザーCの印刷指示したジョブの処理時間が5分であるため、ユーザーCまでの移動中の5分でユーザーCのジョブの処理を完了する。
また、4番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーCの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーCが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、5番目の処理では、MFP100がユーザーCからユーザーBまで移動する。このとき、配送経路パターン取得部120は、ユーザーCの位置からユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーこの位置情報を元に取得する。この場合、配送経路パターン取得部120は、移動の所要時間である5分を取得する。この場合、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーBのジョブを処理する。このとき、ユーザーBのジョブの処理時間が1分であるため、ユーザーBのジョブの処理が完了する。また、6番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーBの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーBまでの移動中にユーザーBが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、7番目の処理では、MFP100がユーザーBからスタート位置まで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130dに示すように、MFP100が移動時間3分でスタート位置に戻るため、項目130cに示すように、所要時間である3分を取得する。そして、配送経路パターン取得部120は、第2配送経路パターン130Bのときの処理時間の合計である経過時間の23分を取得する。
次に、図5により、第3配送経路パターン130Cについて説明する。第3配送経路パターン130Cは、MFP100がスタート位置→ユーザーB→ユーザーA→ユーザーC→スタート位置とする配送経路で移動した場合の配送経路パターンである。配送経路パターン取得部120は、上記同様に、項目130aが示す処理順番に従い、項目130bが示す処理内容を実行した場合での項目130cが示す所要時間を取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、1番目の処理で、MFP100がスタート位置からユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーBの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、3分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である3分を取得する。MFP100は、項目130dに示すように、移動中の3分でユーザーBの処理時間1分のジョブの処理に続き、ユーザーAの処理時間10分のジョブの一部を処理する。すなわち、MFP100は、ユーザーBの印刷指示したジョブの処理時間が1分であるため、ユーザーBまでの移動中の3分でユーザーBのジョブの処理を完了する。また、MFP100は、ユーザーBまでの移動中の残り2分でユーザーAのジョブの一部を処理する。このとき、ユーザーAが印刷指示したジョブの処理時間は10分であるため、ユーザーAのジョブの残りの処理時間は8分となる。また、2番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーBの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーBまでの移動中にユーザーBが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、3番目の処理では、MFP100がユーザーBからユーザーAまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、MFP100がユーザーBからユーザーAの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーAの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、4分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である4分を取得する。このとき、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の4分でユーザーAのジョブを処理する。ここで、MFP100は、ユーザーAの印刷指示したジョブの処理時間が残り8分であるため、ユーザーAまでの移動中の4分でユーザーAのジョブの一部を処理する。
また、4番目の処理では、MFP100がユーザーAでジョブ処理を実行する。この場合、MFP100は、項目130dに示すように、ユーザーAの位置で残りのジョブの処理のために4分移動待ちとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である4分を取得する。また、5番目の処理では、MFP100がユーザーAからユーザーCまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、MFP100がユーザーAからユーザーCの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーCの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、5分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である5分を取得する。このとき、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーCのジョブを処理する。ここで、MFP100は、ユーザーCの印刷指示したジョブの処理時間が5分であるため、ユーザーCまでの移動中の5分でユーザーCのジョブの処理を完了する。また、6番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーCの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーCが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、7番目の処理では、MFP100がユーザーCからスタート位置まで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130dに示すように、MFP100が移動時間6分でスタート位置に戻るため、項目130cに示すように、所要時間である6分を取得する。そして、配送経路パターン取得部120は、第3配送経路パターン130Cのときの処理時間の合計である経過時間の23分を取得する。
次に、図6により、第4配送経路パターン130Dについて説明する。第4配送経路パターン130Dは、MFP100がスタート位置→ユーザーB→ユーザーC→ユーザーA→スタート位置とする配送経路で移動した場合の配送経路パターンである。配送経路パターン取得部120は、上記同様に、項目130aが示す処理順番に従い、項目130bが示す処理内容を実行した場合での項目130cが示す所要時間を取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、1番目の処理で、MFP100がスタート位置からユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーBの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、3分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である3分を取得する。ここで、ユーザーBが印刷指示したジョブの処理時間は1分であるため、項目130dに示すように、MFP100は移動中の3分でユーザーBの処理時間が1分のジョブを処理する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の残り2分でユーザーCの処理時間が5分のジョブの一部を処理する。また、2番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーBの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーBまでの移動中にユーザーBが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、3番目の処理では、MFP100がユーザーBからユーザーCまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、MFP100がユーザーBからユーザーCの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーCの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、5分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である5分を取得する。このとき、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーCの残りの処理時間が3分のジョブを処理する。ここで、MFP100は、ユーザーCまでの移動中にユーザーCのジョブの処理を完了する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の残り2分でユーザーAの残りの処理時間が10分のジョブの一部を処理する。
また、4番目の処理では、MFP100がユーザーCでジョブ処理を実行する。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーCが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、5番目の処理では、MFP100がユーザーCからユーザーAまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、MFP100がユーザーCからユーザーAの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーAの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、5分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である5分を取得する。このとき、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーAの処理時間が残り8分のジョブの一部を処理する。ここで、MFP100は、ユーザーAの印刷指示したジョブの処理時間が10分であるが、ユーザーBからユーザーCへの移動中と、ユーザーCからユーザーBへの移動中に、ユーザーAのジョブを7分処理している。また、6番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーAの位置でジョブ処理となる。この場合、MFP100は、項目130dに示すように、ユーザーAの位置で残りのジョブの処理のために3分移動待ちとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である3分を取得する。また、7番目の処理では、MFP100がユーザーAからスタート位置まで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130dに示すように、MFP100が移動時間2分でスタート位置に戻るため、項目130cに示すように、所要時間である2分を取得する。そして、配送経路パターン取得部120は、第4配送経路パターン130Dのときの経過時間が18分であることを取得する。
次に、図7により、第5配送経路パターン130Eについて説明する。第5配送経路パターン130Eは、MFP100がスタート位置→ユーザーC→ユーザーA→ユーザーB→スタート位置とする配送経路で移動した場合の配送経路パターンである。配送経路パターン取得部120は、上記同様に、項目130aが示す処理順番に従い、項目130bが示す処理内容を実行した場合での項目130cが示す所要時間を取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、1番目の処理で、MFP100がスタート位置からユーザーCの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーCの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、6分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である6分を取得する。MFP100は、項目130dに示すように、移動中の6分でユーザーCの処理時間5分のジョブの処理に続き、ユーザーAの処理時間10分のジョブの一部を処理する。すなわち、MFP100は、ユーザーCの印刷指示したジョブの処理時間が5分であるため、ユーザーCまでの移動中の6分でユーザーCのジョブの処理を完了する。また、MFP100は、ユーザーCまでの移動中の残り1分でユーザーAのジョブの一部を処理する。このとき、ユーザーAが印刷指示したジョブの処理時間は10分であるため、ユーザーAのジョブの残りの処理時間は9分となる。また、2番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーCの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーCが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、3番目の処理では、MFP100がユーザーCからユーザーAまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、ユーザーCからユーザーAの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーAの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、5分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である5分を取得する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーAのジョブの一部を処理する。ここで、MFP100は、ユーザーAの印刷指示したジョブの処理時間の残りが9分であるため、ユーザーAまでの移動中の5分でユーザーAのジョブの一部を処理する。これにより、ユーザーAのジョブの残りの処理時間が4分となる。
また、4番目の処理では、項目130bに示すように、MFP100がユーザーAで残りのジョブを処理する。ここでは、MFP100は、項目130dに示すように、ユーザーAの位置で残りのジョブの処理のために4分移動待ちとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である4分を取得する。また、5番目の処理では、MFP100がユーザーAからユーザーBまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、ユーザーAからユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーBの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、4分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である4分を取得する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の4分でユーザーBの処理時間が1分のジョブを処理する。また、6番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーBの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーBまでの移動中にユーザーBが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、7番目の処理では、MFP100がユーザーBからスタート位置まで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130dに示すように、MFP100が移動時間3分でスタート位置に戻るため、項目130cに示すように、所要時間である3分を取得する。そして、配送経路パターン取得部120は、第4配送経路パターン130Dのときの処理時間の合計である経過時間の22分を取得する。
次に、図8により、第6配送経路パターン130Fについて説明する。第5配送経路パターン130Eは、MFP100がスタート位置→ユーザーC→ユーザーB→ユーザーA→スタート位置とする配送経路で移動した場合の配送経路パターンである。配送経路パターン取得部120は、上記同様に、項目130aが示す処理順番に従い、項目130bが示す処理内容を実行した場合での項目130cが示す所要時間を取得する。すなわち、配送経路パターン取得部120は、1番目の処理で、MFP100がスタート位置からユーザーCの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーCの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、6分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である6分を取得する。MFP100は、項目130dに示すように、移動中の6分でユーザーCの処理時間5分のジョブの処理に続き、ユーザーBの処理時間1分のジョブを処理する。すなわち、MFP100は、ユーザーCの印刷指示したジョブの処理時間が5分であるため、ユーザーCまでの移動中の6分でユーザーCのジョブの処理を完了する。また、MFP100は、ユーザーCまでの移動中の残り1分でユーザーBのジョブの処理を完了する。また、2番目の処理では、項目130bに示すように、ユーザーCの位置でジョブ処理となる。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーCが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、3番目の処理では、MFP100がユーザーCからユーザーBまで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、MFP100がユーザーCからユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーBの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、5分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である5分を取得する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の5分でユーザーAのジョブの一部を処理する。ここで、MFP100は、ユーザーAの印刷指示したジョブの処理時間が10分であるため、ユーザーBまでの移動中の5分でユーザーAのジョブの一部を処理する。
また、4番目の処理では、項目130bに示すように、MFP100がユーザーBでジョブ処理を実行する。ここでは、MFP100がユーザーCまでの移動中にユーザーBが印刷指示したジョブが完了しているため、項目130dに示すように、待ち時間無しとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である0分を取得する。また、5番目の処理では、MFP100がユーザーBからユーザーAまで移動する。配送経路パターン取得部120は、MFP100がユーザーBからユーザーBの位置まで移動する所要時間を上述したユーザーBの位置情報を元に取得する。この場合の所要時間は、4分である。配送経路パターン取得部120は、移動の処理時間である4分を取得する。また、MFP100は、項目130dに示すように、移動中の4分でユーザーAのジョブの一部の処理を完了する。また、6番目の処理では、MFP100がユーザーAでジョブ処理を実行する。この場合、MFP100は、ユーザーCからユーザーBへの移動中に5分処理し、ユーザーBからユーザーAへの移動中に4分処理している。このため、ユーザーAのジョブの残りの処理時間は1分となる。MFP100は、項目130dに示すように、ユーザーAの位置で残りのジョブの処理のために1分移動待ちとなる。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130cに示すように、所要時間である1分を取得する。また、7番目の処理では、MFP100がユーザーAからスタート位置まで移動する。この場合、配送経路パターン取得部120は、項目130dに示すように、MFP100が移動時間2分でスタート位置に戻るため、項目130cに示すように、所要時間である2分を取得する。そして、配送経路パターン取得部120は、第4配送経路パターン130Dのときの処理時間の合計である経過時間の18分を取得する。
そして、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120が上述した第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを取得することで、スタート位置から印刷物の配送を開始し、印刷物の配送が管理用してスタート位置まで戻る経過時間の短い第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fのいずれかを選択する。ここで、上述した第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fの経過時間から分かる通り、第4配送経路パターン130D、及び第6配送経路パターン130Fの経過時間が共に18分で他の配送経路パターンよりも搬送時間が短い。この場合、選択条件を設定しておくことで、システム制御部123が第4配送経路パターン130D、又は第6配送経路パターン130Fのいずれかを選択できる。なお、選択条件としては、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が短い方を優先するとした条件、又はたとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が長い方を優先するとした条件を設定できる。これにより、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が短い方を優先するとした条件が設定されているとき、システム制御部123は第4配送経路パターン130Dを選択する。これに対し、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が長い方を優先するとした条件が設定されているとき、システム制御部123は第6送経路パターン130Eを選択する。また、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が同じである場合、たとえば最初の移動先のジョブの処理時間が時間が短い方を優先するとした条件、又はたとえば最初の移動先のジョブの処理時間が時間が長い方を優先するとした条件を設定してもよい。これにより、経過時間の短い配送経路パターンが複数取得されても、システム制御部123はいずれかの配送経路パターンを選択できる。
次に、図9を参照し、MFP100の配送処理の一例について説明する。なお、以下では、図1に示したように、印刷指示したユーザー数がユーザーA〜Cの3名であるとする。また、MFP100からユーザーA〜C間の移動時間、及びユーザーA〜Cの印刷指示したジョブの処理時間は、図1の通りとする。また、以下では、説明の都合上、上述したように、ユーザーA〜Cの位置は、ディスク200A〜200Cの位置を示しているものとする。また、以下では、上述したように、配送経路を移動する所要時間を取得する場合、MFP100の速度も必要となるが、説明の都合上、MFP100の速度についての説明を省略するものとする。また、以下では、ユーザーA〜Cのそれぞれの位置においてユーザーA〜Cの認証を行い、認証に成功した場合は印刷物の取り出しを許可するまでに時間を要するが、説明の都合上、認証や印刷物の取り出しを許可するまでの時間についても省略するものとする。
(ステップS101)
システム制御部123は、印刷指示したユーザー数が一定数に達したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、通信制御部114から送受信部105を介してのジョブの送信とともに、印刷指示を受け取ったことを示す通知に基づき、ユーザー数をカウントする。
また、システム制御部123は、ユーザー数が3名に達していなければ、印刷指示したユーザー数が一定数に達していないと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部123は、ユーザー数が3名に達すると、印刷指示したユーザー数が一定数に達したと判断し(ステップS101:Yes)、ステップS10に移行する。
なお、システム制御部123は、通信制御部114を介して受け取ったジョブを、たとえばHDD107に記憶させる。
(ステップS102)
システム制御部123は、配送経路パターンの取得を指示する。
この場合、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120に対して配送経路パターンの取得を指示する。
このとき、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120に対し、印刷指示を出した相手がユーザーA〜Cであることを通知する。また、システム制御部123は、ユーザーA〜Cのジョブの処理時間を、たとえばデータサイズに基づいて取得する。そして、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120に対し、取得したユーザーA〜Cのジョブの処理時間を通知する。
このとき、配送経路パターン取得部120は、保持しているユーザーA〜Cの位置情報と、それぞれのユーザーA〜Cのジョブの処理時間とから、たとえば図3〜図8に示した6通りの配送経路パターンである、第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを取得する。
ここで、上述したように、配送経路パターン取得部120は、MFP100がスタート位置→ユーザーA→ユーザーB→ユーザーC→スタート位置とする第1配送経路パターン130Aを取得する。この場合、処理時間の合計である経過時間は25分である。
また、配送経路パターン取得部120は、MFP100がスタート位置→ユーザーA→ユーザーC→ユーザーB→スタート位置とする第2配送経路パターン130Bを取得する。この場合、処理時間の合計である経過時間は23分である。
また、配送経路パターン取得部120は、MFP100がスタート位置→ユーザーB→ユーザーA→ユーザーC→スタート位置とする第3配送経路パターン130Cを取得する。この場合、処理時間の合計である経過時間は23分である。
また、配送経路パターン取得部120は、MFP100がスタート位置→ユーザーB→ユーザーC→ユーザーA→スタート位置とする第4配送経路パターン130Dを取得する。この場合、処理時間の合計である経過時間は18分である。
また、配送経路パターン取得部120が取得したMFP100がスタート位置→ユーザーC→ユーザーA→ユーザーB→スタート位置とする第5配送経路パターン130Eを取得する。この場合、処理時間の合計である経過時間は22分である。
また、配送経路パターン取得部120は、MFP100がスタート位置→ユーザーC→ユーザーB→ユーザーA→スタート位置とする第6配送経路パターン130Fを取得する。この場合、処理時間の合計である経過時間は18分である。
(ステップS103)
システム制御部123は、配送経路パターンの取得が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120からの配送経路パターンの取得が完了したことを示す通知が無ければ配送経路パターンの取得が完了していないと判断する(ステップS103:No)。
これに対し、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120からの配送経路パターンの取得が完了したことを示す通知が有れば配送経路パターンの取得が完了したと判断し(ステップS103:Yes)、ステップS104に移行する。
(ステップS104)
システム制御部123は、配送経路パターンを取得する。
システム制御部123は、配送経路パターン取得部120が取得した第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを参照し、処理時間の合計である経過時間の短い配送経路パターンを取得する。
この場合、第1配送経路パターン130Aの処理時間の合計である経過時間は25分である。また、第2配送経路パターン130Bの処理時間の合計である経過時間は23分である。また、第3配送経路パターン130Cの処理時間の合計である経過時間は23分である。また、第4配送経路パターン130Dの処理時間の合計である経過時間は18分である。また、第5配送経路パターン130Eの処理時間の合計である経過時間は22分である。また、第6配送経路パターン130Fの処理時間の合計である経過時間は18分である。
システム制御部123は、配送経路パターン取得部120が上述した第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fを取得することで、スタート位置から印刷物の配送を開始し、印刷物の配送が管理用してスタート位置まで戻る経過時間の短い第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fのいずれかを選択する。ここで、上述した第1配送経路パターン130A〜第6配送経路パターン130Fの経過時間から分かる通り、第4配送経路パターン130D、及び第6配送経路パターン130Fの経過時間が共に18分で他の配送経路パターンよりも経過時間である搬送時間が短い。この場合、システム制御部123は、第4配送経路パターン130D、又は第6配送経路パターン130Fのいずれかを選択できる。ここで、配送経路パターン取得部120が経過時間である搬送時間が短い配送経路パターンを複数取得した場合、上述したように、選択条件を設定しておくことで、システム制御部123が第4配送経路パターン130D、又は第6配送経路パターン130Fのいずれかを選択できる。
なお、選択条件としては、上述したように、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が短い方を優先するとした条件、又はたとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が長い方を優先するとした条件を設定できる。これにより、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が短い方を優先するとした条件が設定されているとき、システム制御部123は第4配送経路パターン130Dを選択する。これに対し、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が長い方を優先するとした条件が設定されているとき、システム制御部123は第6配送経路パターン130Fを選択する。
また、上述したように、たとえばスタート位置から最初の移動先までの時間が同じである場合、たとえば最初の移動先のジョブの処理時間が時間が短い方を優先するとした条件、又はたとえば最初の移動先のジョブの処理時間が時間が長い方を優先するとした条件を設定してもよい。これにより、経過時間の短い配送経路パターンが複数取得されても、システム制御部123はいずれかの配送経路パターンを選択できる。
ここで、第4配送経路パターン130D、及び第6配送経路パターン130Fの経過時間が共に18分で他の配送経路パターンよりも搬送時間が短くなる理由の一つとして、ユーザーA〜Cのいずれかでの待ち時間の短縮が上げられる。
すなわち、第4配送経路パターン130Dの場合、図6のたとえば項目130aに示す3番目の処理において、項目130dに示すように、MFP100がユーザーBからユーザーCまでの移動中の5分でユーザーCの残りの処理時間が3分のジョブを処理し、移動中の残り2分でユーザーAの残りの処理時間が10分のジョブの一部を処理する。これにより、たとえば6番目の処理において、ユーザーAの位置での待ち時間が3分に短縮される。
また、第6配送経路パターン130Fの場合、図8のたとえば項目130aに示す1番目の処理において、項目130dに示すように、MFP100がスタート位置からユーザーCまでの移動中の6分でユーザーCのジョブの処理を完了し、移動中の残り1分でユーザーBのジョブの処理を完了する。これにより、たとえば6番目の処理において、ユーザーAの位置での待ち時間が1分に短縮される。
ちなみに、第1配送経路パターン130Aの場合、図3の項目130aの2番目の処理での待ち時間が項目130cに示すように、8分となっている。また、第2配送経路パターン130Bの場合、図4の項目130aの2番目の処理での待ち時間が項目130cに示すように、8分となっている。また、第3配送経路パターン130Cの場合、図5の項目130aの4番目の処理での待ち時間が項目130cに示すように、4分となっている。
また、第5配送経路パターン130Eの場合、図7の項目130aの4番目の処理での待ち時間が項目130cに示すように、4分となっている。
(ステップS105)
システム制御部123は、選択した配送経路パターンに基づく配送を指示する。
この場合、システム制御部123は、たとえば第4配送経路パターン130Dを選択した場合、駆動機構制御部119に対してMFP100がスタート位置→ユーザーB→ユーザーC→ユーザーA→スタート位置とする移動を行わせるように指示する。また、システム制御部123は、画像処理部117やプリンター制御部112等に対し、ユーザーB→ユーザーC→ユーザーAの順にジョブに対する印刷処理を継続させる指示する。
また、システム制御部123は、たとえば第6配送経路パターン130Fを選択した場合、駆動機構制御部119に対してMFP100がスタート位置→ユーザーCは→ユーザーB→ユーザーA→スタート位置とする移動を行わせるように指示する。また、システム制御部123は、画像処理部117やプリンター制御部112等に対し、ユーザーC→ユーザーB→ユーザーAの順にジョブに対する印刷処理を継続させるように指示する。
(ステップS106)
システム制御部123は、配送が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、プリンター制御部112からの印刷が完了したことを示す通知が無ければ配送が完了していないと判断する(ステップS106:No)。
これに対し、システム制御部123は、プリンター制御部112からの印刷が完了したことを示す通知が有れば配送が完了したと判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
(ステップS107)
システム制御部123は、MFP100がスタート位置に戻ったかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、駆動機構制御部119からのスタート位置に戻ったことを示す通知が無ければスタート位置に戻っていないと判断する(ステップS107:No)。
これに対し、システム制御部123は、駆動機構制御部119からのスタート位置に戻ったことを示す通知が有ればスタート位置に戻ったと判断し(ステップS107:Yes)、処理を終了する。
なお、システム制御部123は、MFP100がスタート位置に戻る前に、用紙切れ、用紙ジャム、トナー切れ等が生じた場合、現在位置からスタート位置に戻るように駆動機構制御部119を制御してもよい。この場合、システム制御部123は、印刷物の配送が済んで居ないユーザーA〜Cに対し、メール等でトラブル等が生じたことを通知してもよい。また、MFP100の移動中に、一部のジョブの処理が済んでいる場合、そのジョブの印刷指示を出したユーザーA〜Cに一部のジョブの処理が済んでいることを併せて通知してもよい。
また、MFP100の配送処理において、印刷物の配送の途中で無線により、新たなジョブの印刷指示を受け付けることも可能である。この場合、システム制御部123は、移動中の場合、一旦、配送先の位置まで移動し、配送先の位置を再スタート地点とする。そして、システム制御部123は、配送経路パターン取得部120に対して再スタート地点からの配送経路パターンの再取得を指示する。これにより、配送経路パターン取得部120が再度配送経路パターンを取得するので、印刷物の配送の途中で無線により、新たなジョブの印刷指示を受け付けた場合であっても、印刷物の配送に要する配送時間(経過時間)の短い配送経路を選択できる。
ちなみに、システム制御部123は、たとえば図6の第4配送経路パターン130Dを選択しているときであって、たとえば項目130aの3番目の処理であるユーザーBからユーザーCへの移動中にユーザーA〜C以外の図示しないユーザーからの印刷指示を受け付けたとする。このとき、システム制御部123は、一旦、ユーザーCの位置まで移動し、ユーザーCの位置を再スタート地点とし、配送経路パターン取得部120に対してユーザーCの位置からの配送経路パターンの再取得を指示する。この場合、ユーザーBからユーザーCへの移動中にユーザーCのジョブの処理が完了しているものの、ユーザーAのジョブの一部が処理されている。このような状況では、配送経路パターン取得部120は、ユーザーAのジョブの残りをジョブの処理時間とし、配送経路パターンの再取得を行うことで、印刷の重複を生じることなく配送経路パターンの再取得を行うことができる。
このように、本実施形態では、画像処理部117により、ジョブに対する画像処理を行い、プリンター制御部112により、印刷処理を制御し、駆動機構制御部119により、自走のための駆動機構を制御し、配送経路パターン取得部120により、ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、ジョブの処理時間とを考慮し、ジョブの印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得し、システム制御部123により、配送経路パターン取得部120が取得したいずれかの配送経路パターンからユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した配送経路パターンに基づき、画像処理部117によるジョブに対する画像処理と、プリンター制御部112による印刷処理と、駆動機構制御部119による駆動制御とを指示する。これにより、印刷物の配送中であっても、ジョブの印刷処理が可能となり、印刷物の配送先での待ち時間を短縮できるので、複数の配達先への印刷物の配送に要する配送時間を短縮できる。
100 MFP
101 スキャナー部
102 プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105 送受信部
106 パネル部
107 HDD
110 制御部
111 スキャナー制御部
112 プリンター制御部
113 FAX制御部
114 通信制御部
115 RAM
116 EEPROM
117 画像処理部
118 認証部
119 駆動機構制御部
120 配送経路パターン取得部
121 パネル操作制御部
122 HDD制御部
123 システム制御部
124 データバス
130A 第1配送経路パターン
130B 第2配送経路パターン
130C 第3配送経路パターン
130D 第4配送経路パターン
130E 第5配送経路パターン
130F 第6配送経路パターン
130a〜130d 項目
200A〜200C ディスク
A〜C ユーザー

Claims (4)

  1. ジョブに対する画像処理を行う画像処理部と、
    印刷処理を制御するプリンター制御部と、
    自走のための駆動機構を制御する駆動制御部と、
    前記ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、前記ジョブの処理時間とを考慮し、前記ジョブの印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得する配送経路パターン取得部と、
    前記配送経路パターン取得部が取得したいずれかの配送経路パターンから前記ユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した前記配送経路パターンに基づき、前記画像処理部による前記ジョブに対する画像処理と、前記プリンター制御部による印刷処理と、前記駆動制御部による駆動制御とを指示するシステム制御部とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記システム制御部は、選択した前記配送経路パターンに基づき、移動中に前記ジョブの前記画像処理と前記印刷処理とを指示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 通信制御部を備え、
    前記配送経路パターンは、スタート位置から前記印刷物を配送し、前記印刷物の配送完了後、前記スタート位置に戻る経路を含み、
    前記システム制御部は、前記印刷物の配送開始後に前記通信制御部を介して新たなジョブの印刷指示を受け取ると、前記配送経路パターン取得部に対し、直近の前記印刷物の配送先である前記ユーザーの位置を再スタート位置とした新たな配送経路パターンの取得を指示し、新たな前記配送経路パターンから前記経過時間が最も短い配送経路パターンを選択する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像処理部により、ジョブに対する画像処理を行う工程と、
    プリンター制御部により、印刷処理を制御する工程と、
    駆動制御部により、自走のための駆動機構を制御する工程と、
    配送経路パターン取得部により、前記ジョブの印刷指示を出したユーザーの位置情報に基づく移動時間と、前記ジョブの処理時間とを考慮し、前記ジョブの印刷指示を出したユーザー数をN(Nは2以上の整数)としたとき、N(N−1)通りの配送経路パターンを取得する工程と、
    システム制御部により、前記配送経路パターン取得部が取得したいずれかの配送経路パターンから前記ユーザーへの印刷物の配送に係わる経過時間が最も短い配送経路パターンを選択し、選択した前記配送経路パターンに基づき、前記画像処理部による前記ジョブに対する画像処理と、前記プリンター制御部による印刷処理と、前記駆動制御部による駆動制御とを指示する工程とを、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
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