JP2010158777A - 画像形成装置、端末装置及びそれらの装置を含む印刷システム - Google Patents

画像形成装置、端末装置及びそれらの装置を含む印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置からネットワークに接続された画像形成装置へ印刷要求を送信した場合に、その画像形成装置により画像形成できないときに、端末装置に戻ることなく印刷結果を容易に入手する。
【解決手段】画像形成装置150は、LAN106を介して端末装置から印刷ジョブデータを受信する通信部312と、受信した印刷ジョブデータを一時的に記憶するRAM308と、画像形成装置150が印刷処理を実行することが不可能な状態であるときに、RAM308に記憶された印刷ジョブデータの印刷先データをユーザが変更する操作装置166とを含む。変更された印刷ジョブデータは、別の画像形成装置に送信されて、その別の画像形成装置により印刷される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ネットワークに接続された画像形成装置により画像を形成する技術に関し、特に、端末装置から送信された印刷要求情報を容易に変更することが可能な画像形成装置、端末装置及びこれらの装置を含む印刷システムに関する。
近年、PC(Personal Computer)等の端末装置と、ネットワークを介してそのような端末装置と通信可能である、プリンタ、複合機、又はMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置とを含むネットワークシステムが普及している。
そのようなネットワークシステムにおいて、端末装置は、画像等の印刷データの印刷を指示するための印刷指示(印刷要求情報)を出力する。画像形成装置は、端末装置によって出力された印刷指示を受信すると、当該印刷指示にしたがって、印刷データを用紙に印刷する。
特開2007−304881号公報(特許文献1)は、PC等の端末装置とMFPとを含むネットワークシステムのための技術を開示している。端末装置は、デスクトップ画面を表示するための表示装置を含む。デスクトップ画面とは、ファイル及びフォルダ等をアイコンで表示したり、ファイルの内容をウィンドウで表示したりするためのGUI(Graphical User Interface)である。特許文献1に記載のMFPは、表示部と、当該表示部の上に積層されて設けられている透明な操作部とからなる操作表示部を含む。当該MFPは、端末装置にアクセスして、端末装置の動作を制御するためのリモートデスクトップ機能を有する。リモートデスクトップ機能では、MFPは、端末装置にアクセスして、端末装置の表示装置に表示されるデスクトップ画面をそのまま操作表示部に表示する。MFPは、操作表示部に表示されたデスクトップ画面をユーザに操作させる。MFPは、操作内容をPCに送る。PCは、ユーザの指示にしたがった処理を実行し、その結果を反映させたデスクトップ画面をMFPに送信してくる。
特許文献1の記載によれば、ユーザは、端末装置からMFPに印刷指示を送信する。端末装置は、当該印刷指示を送信し、同時に、印刷設定を記憶する。印刷設定とは、例えば、印刷枚数、及び印刷用紙のサイズ等である。MFPは、当該印刷指示を受信すると、印刷処理を実行する。その後、ユーザは端末装置からMFPに移動して、印刷物を確認する。印刷物が、設定ミスにより、ユーザにとって所望の印刷結果になっていない場合があり得る。その場合、ユーザは、MFPから端末装置にリモートデスクトップ接続を行ない、同じ印刷対象のデータの印刷設定を再度行ない、印刷を実行させる。端末装置は、その操作に応答して、ユーザによって新たに定められた設定の印刷指示をMFPに送信する。MFPは、その印刷指示を受信すると、印刷処理を行なう。上記の処理を繰返すことによって、ユーザは、MFPが設置された場所に居ながらにして、所望の印刷物を得るまで当該MFPに印刷処理を継続させることが可能である。ユーザは、所望の印刷物をすぐに得られなかったとしても、印刷処理の度に端末装置に戻って何度も端末装置とMFPとの間を往復する必要はない。
さらに、特許文献2(特開2005−092312号公報)は、ネットワークに接続されたプリンタ及び複写機等のネットワーク印刷装置に関し、用紙切れなどでプリンタが止まっても、別の手段を使って自動的に印刷を継続させる印刷装置を開示している。特許文献2に記載の印刷装置は、ネットワークに接続されかつ二次記憶装置を持ち、印刷途中の複数ジョブを二次記憶装置内のスプール領域に保存可能で、かつ、全てのジョブの印刷履歴情報を保持可能な印刷装置において、スプーラ内に保存されたジョブをクライアントPCからネットワークを経由して参照可能なジョブ参照手段と、参照したジョブをコピー、削除又は移動することが可能なジョブ操作手段と、複数の印刷装置のスプーラに跨がってジョブの転送が可能なジョブ転送手段とを備える。
特許文献2の記載によれば、印刷装置において用紙切れ又はエンジンユニット故障で印刷がストップした場合、スプーラに保存されたジョブは印刷できなくなるが、これらのデータが他の印刷装置に自動的に転送される。なお、他の印刷装置である転送先のリストは印刷装置内部の登録領域に事前登録されている。これにより、代替の印刷装置を予め登録しておき、印刷が止まったら、自動的に所定の代替の印刷装置に切り替えることにより、自動的に印刷を継続できるようになり、特に遠隔制御による印刷において、ユーザビリティが向上する。
特開2007−304881号公報 特開2005−092312号公報
特許文献1では、ユーザは、所望の印刷物を得るまで、同一のMFPに何度も印刷処理を実行させることが可能である。しかし、MFPが保持する印刷用紙が尽きていたり、トナーが尽きていたりすると、MFPは、印刷処理を実行することができない。そのような場合、ユーザは、端末装置に戻って、別のMFPを探し、また印刷指示を送信するための操作を行なわなければならない。そのように、MFPが、印刷不可能な状態にあるときに、端末装置及び別のMFPに移動することを繰返していては、印刷物を得るまでに時間がかかってしまう。
特許文献2では、予め代替となる印刷装置を登録しておくに過ぎず、特許文献1と同じように、ユーザがその時点で所望するMFPに印刷させるものではない。さらに、その時点で代替された印刷装置が印刷不可能な状態にある場合、端末装置及び別のMFPに移動することを繰返す必要がある。これでは、印刷物を得るまでに時間がかかってしまう。
さらに、端末装置において印刷指示を操作する場合には、端末装置に記憶された印刷ジョブを削除して、アプリケーションを起動させてプリンタドライバを用いて印刷ジョブを再度作成して(このときに所望のMFPを選択する)所望のMFPに印刷ジョブが送信されて、印刷が行なわれる。このため、端末装置において、印刷に失敗した印刷ジョブを削除する(キャンセルする)とともに、アプリケーションを起動させて新たな印刷ジョブを生成するという手間が必要となる。
したがって、本発明の目的は、端末装置から印刷要求情報を受信したことに応答して印刷処理を実行する画像形成装置であって、画像形成装置による画像形成ができないときでも、端末装置に戻ることなしに他の画像形成装置に印刷処理を容易に実行させることが可能である画像形成装置及び印刷システムを提供することである。
本発明の他の目的は、印刷処理を実行する画像形成装置へ印刷要求情報を送信する端末装置であって、画像形成装置が正常に印刷処理を行なえなくなった場合でも、ユーザが、端末装置に戻った場合に、正常に印刷処理が行なえなかった印刷ジョブを消し込んで新たな印刷ジョブを生成することなしに、他の画像形成装置に印刷処理を容易に実行させることが可能である端末装置及び印刷システムを提供することである。
本発明の第1の局面に係る画像形成装置は、端末装置とネットワークを介して接続される画像形成装置であって、端末装置から、ネットワークを介して、印刷先の画像形成装置を指定する印刷先データを含む印刷要求情報を受信するための受信手段と、印刷要求情報を記憶するための記憶手段と、印刷先データにより指定された画像形成装置が印刷処理が不可能な状態であるときに、記憶された印刷要求情報に含まれる印刷先データを変更するためにユーザが印刷先を入力するための操作手段とを含む。
なお、この画像形成装置が印刷処理が可能な状態である場合には、ユーザにより入力された印刷先が自己である場合、印刷要求情報に基づいて、画像形成するための画像形成手段をさらに含むように構成できる。
また、この画像形成装置は印刷処理が不可能な状態である場合には、ユーザにより入力された印刷先が自己でない場合、変更された印刷先データを含む印刷要求情報を、ネットワークを介して送信するための送信手段をさらに含むように構成できる。
この場合において、送信手段は、変更された印刷先データを含む印刷要求情報を、端末装置へ送信するための手段を含むように構成できるとともに、印刷要求情報を、変更された印刷先データにより指定される画像形成装置へ送信するための手段を含むように構成できる。
操作手段は、表示装置と、筐体と筐体上に設けられるハードウェアキーとを含むハードウェアキーボードとを含むように構成できる。さらに、操作手段は、ユーザによって操作されるソフトウェアキーを表示する表示一体型タッチパネルを含むように構成できる。
本発明の第2の局面に係る端末装置は、画像形成装置とネットワークを介して接続される端末装置であって、印刷先の画像形成装置を指定する印刷先データを含む印刷要求情報を生成するための生成手段と、印刷要求情報を記憶するための記憶手段と、印刷先データにより指定される画像形成装置へ、ネットワークを介して、印刷要求情報を送信するための送信手段と、画像形成装置が印刷処理が不可能な状態であることを検出したときに、記憶された印刷要求情報に含まれる印刷先データを変更するためにユーザが印刷先を入力するための操作手段とを含む。この送信手段は、生成された印刷要求情報を、生成された印刷先データにより指定される画像形成装置へ送信するための手段と、変更された印刷先データを含む印刷要求情報を、変更された印刷先データにより指定される画像形成装置へ送信するための手段とを含む。
なお、この端末装置は、印刷処理が不可能な状態である画像形成装置から、エラー情報を受信するための受信手段をさらに含むように構成でき、送信手段は、印刷要求情報を、変更された印刷先データにより特定される画像処理装置であって、印刷処理が不可能な状態である画像形成装置以外の画像処理装置へ送信するための手段を含むように構成できる。また、この生成手段は、プリンタドライバにより実現されるように構成できる。
本発明の第3の局面に係る印刷システムは、上述したいずれかの画像形成装置及び上述したいずれかの端末装置がネットワークに接続されたシステムである。
本発明によると、印刷要求情報を送信した画像形成装置において印刷処理が不可能な場合、その画像形成装置に記憶されている印刷要求情報における印刷先データが変更される。その画像形成装置においては、プリンタドライバではなく印刷要求情報を直接編集することにより印刷先データを変更するのであって、画像形成装置はプリンタドライバを搭載しているものではなく、かつ、端末装置のプリンタドライバをリモートアクセスしているものでもない。変更された印刷要求情報は変更された画像形成装置に送信されて、その新たに設定された画像形成装置で印刷が実行される。このため、端末装置から画像形成装置にまで印刷物を取りに行ったユーザが印刷エラーが発生している画像形成装置で印刷先を容易に変更でき、端末装置まで戻る必要がない。
さらに、このような印刷要求情報を送信した画像形成装置で印刷できない場合、画像形成装置に印刷要求情報を送信した端末装置に記憶されている、印刷要求情報における印刷先を端末装置において変更する。端末装置においては、プリンタドライバではなく印刷ジョブデータを直接編集することにより印刷先データを変更するのであって、端末装置は搭載されたプリンタドライバを用いるのではなく、かつ、アプリケーションを起動させるものでもない。変更された印刷要求情報は変更された画像形成装置に送信されて、その新たに設定された画像形成装置で印刷が実行される。このため、端末装置で印刷ジョブデータを編集して、印刷先を容易に変更できるので、端末装置で容易に印刷先を変更することができる。
さらに、このような印刷要求情報を送信した画像形成装置で印刷できない場合、その画像形成装置とは別の画像形成装置で印刷要求情報における印刷先データを変更する。印刷エラーが発生して修理等が行なわれており画像形成装置が使用できない場合でも、他の画像形成装置を用いて印刷先データを変更することができる。このとき、変更される印刷先は自己であっても他の画像形成装置であっても構わない。このため、端末装置から画像形成装置にまで印刷物を取りに行ったユーザが印刷エラーが発生している画像形成装置以外の画像形成装置で印刷先を変更できるので、端末装置まで戻る必要がない。
以上のように、端末装置から印刷要求情報を受信したことに応答して印刷処理を実行する画像形成装置であって、画像形成装置による画像形成ができないときでも、端末装置に戻ることなしに他の画像形成装置に印刷処理を容易に実行させることが可能である画像形成装置及び印刷システムを提供することができる。
また、印刷処理を実行する画像形成装置へ印刷要求情報を送信する端末装置であって、画像形成装置が正常に印刷処理を行なえなくなった場合でも、ユーザが、端末装置に戻った場合に、正常に印刷処理が行なえなかった印刷ジョブを消し込んで新たな印刷ジョブを生成することなしに、他の画像形成装置に印刷処理を容易に実行させることが可能である端末装置及び印刷システムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置150を含む印刷システム100の全体構造を示す模式図である。 図1に示す端末装置102の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置150の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置150の内部構成を簡略化して示す図である。 図1に示す画像形成装置150のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムを構成する端末装置及び画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷システムを構成する端末装置及び画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る印刷システムを構成する端末装置及び画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。また、同一の処理には同一のステップ番号を付してある。それらの処理も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
[ネットワーク環境]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの全体構成を示す模式図である。図1を参照して、印刷システム100は、LAN(Local Area Network)106に接続されており、ファクシミリ、複写機、及びプリンタとして機能する電子写真方式のMFPである画像形成装置150A〜150Cと、LAN106を介して、画像形成装置150A等に接続されているPC等の端末装置102A〜102C等とを含む。
以後、画像形成装置150A〜150C等を、単に画像形成装置150と記載することがある。また、端末装置102A〜102C等を、単に端末装置102と記載することがある。
画像形成装置150はMFPであるため、複数の動作モードで動作可能である。すなわち、画像形成装置150は、画像データの印刷を要求する印刷指示(印刷要求情報又は印刷ジョブデータ)を端末装置102から受信し、印刷指示にしたがって画像データを記録用紙に印刷するプリンタモードと、原稿読取装置を用いて原稿の画像を読取って記録用紙に印刷する複写モード等とのうちの、任意のモードで動作可能である。
[端末装置]
図2は、端末装置102の内部構成を示すブロック図である。図2を参照して、端末装置102は、LAN106を介して画像形成装置150及びその他の外部の装置等とデータの送受信を行なうための通信部118と、ディスプレイ120と、ユーザによって操作される、キーボード及びマウス等からなる操作部122とを含む。
端末装置102はさらに、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only
Memory)114と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)112と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM(Random Access Memory)116とを含む。
端末装置102はさらに、通信部118、ディスプレイ120、操作部122、ROM114、HDD112、及びRAM116に接続されたバス124と、バス124に接続された、PCとしての一般的機能を実現するためのCPU(Central Processing Unit)110とを含む。
通信部118、ディスプレイ120、操作部122、ROM114、HDD112、及びRAM116に対する制御は、CPU110が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。
なお、端末装置102から画像形成装置150へ送信された印刷ジョブデータは、印刷が正常に完了(1つの印刷ジョブ内の全ての印刷要求が完了)した時点で、RAM116の所定のスプール領域(周辺機器のための一時記憶領域)から消去され、それまではスプール領域に記憶されているものとする。この印刷ジョブデータには印刷先の画像形成装置を指定する印刷先データを含む。印刷先データの一例として、IP(Internet Protocol)アドレスがある。
[画像形成装置]
図3は、画像形成装置150の外観構成を示す図である。図4は、画像形成装置150の内部構成を簡略化して示す図である。図5は、画像形成装置150の機能ブロック図である。
図3及び図4を参照して、画像形成装置150は、原稿読取部152、画像形成部154、給紙部156、排紙処理装置158、及びUSB(Universal Serial Bus)接続することが可能な、マウス及びキーボード等の外部機器を原稿読取部152に接続するためのUSBインタフェース160を備えている。
ここで、プリンタモードでの動作説明を行なうことによって、画像形成装置150の内部構成の説明とする。
画像形成装置150は、端末装置102等の他の装置から印刷指示を受信したものとする。上記印刷指示の受信に応答して、印刷指示に含まれる画像データが図5に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部154へと出力される。
画像形成部154は、画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷するものであって、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と称する。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234及び図示しない除電装置等を備えている。
画像形成部154には、主搬送路236及び反転搬送路238が設けられており、給紙部156から給紙されてきた記録用紙が主搬送路236に沿って搬送される。給紙部156は、用紙カセット240に収納された記録用紙、又は手差トレイ242に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部154の主搬送路236へと送り出す。
画像形成部154の主搬送路236に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、更に定着装置234を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラム222は、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置232と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム222の表面に形成する。
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過していく記録用紙に感光体ドラム222の表面のトナー像を転写する。
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234からの記録用紙が排紙トレイ246又は排紙処理装置158の方へと導かれる。
記録用紙の両面に印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が所定方向に回動されて記録用紙が反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転されて主搬送路236へと再び搬送され、主搬送路236の再度の搬送途中で、その裏面への印刷が行なわれて排紙トレイ246又は排紙処理装置158の方へと導かれる。
上記のようにして印刷された記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置158の方へと導かれて排紙トレイ246に排出され、又は排紙処理装置158の各排紙トレイ168の何れかに排出される。
排紙処理装置158では、複数の記録用紙を各排紙トレイ168に仕分けして排出する処理、各記録用紙にパンチングする処理、及び各記録用紙にステープルする処理を施す。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排紙トレイ168に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、各記録用紙を各排紙トレイ168に仕分けして排出し、排紙トレイ168毎に、排紙トレイ168上の各記録用紙にパンチング処理又はステープル処理を施して印刷物を作成する。
図5を参照して、画像形成装置150はさらに、LAN106を介して端末装置102等とデータの送受信を行なうための通信部312と、画像形成処理に関する各機能の設定が可能な操作装置166と、プログラム等を記憶するためのROM306と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域であるHDD302と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM308とを含む。
画像形成装置150はさらに、原稿読取部152、画像形成部154、操作装置166、通信部312、USBインタフェース160、ROM306、HDD302、及びRAM308に接続されるバス310と、バス310に接続された、画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300とを含む。
USBインタフェース160には、USB接続可能であり、その表面に種々の操作ボタンであるハードキーが備えられている板状のキーボード314を接続することが可能である。
ROM306には、画像形成装置150の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。CPU300は、ROM306に格納されているプログラム及びデータに従って画像形成装置150の制御を行なうと共に画像形成装置150の各機能に関する制御を実行する。
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。画像データ及び印刷先の画像形成装置を指定する印刷先データを含む印刷ジョブデータも、このRAM308に一時的に記憶される。この印刷ジョブデータは、印刷が正常に完了した時点で、RAM308から消去される。
原稿読取部152、画像形成部154、操作装置166の板状の操作パネル170及び表示パネル172、並びに通信部312、USBインタフェース160、ROM306、HDD302、及びRAM308に対する制御は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。
画像形成装置150は、印刷指示を受信したとしても、手差トレイ242に記録用紙が載置されていなかったり、用紙カセット240に記録用紙が収納されていなかったりする場合には、印刷処理を実行することができない。また、図4に示す感光体ドラム222、帯電装置224、LSU226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、又は図示しない除電装置等が故障していた場合も、画像形成装置150は印刷処理を実行することができない。この様な状態を、印刷エラー状態と呼ぶ。このとき、画像形成装置150は、端末装置102へ印刷エラーが発生している状態であることを報知する(印刷エラーデータを端末装置102へ送信する)。
操作装置166は、操作装置166の表面の右側の領域に配置された、テンキー、及びその他の種々の操作ボタンであるハードキーが備えられている板状の操作パネル170と、操作装置166の中央部から左側の領域に配置された、小型のタッチパネル一体型液晶表示装置から構成されている表示パネル172とを含む。操作パネル170と表示パネル172とは一つの筐体に保持され、操作装置166は全体として一体となるように構成されている。
この操作装置166においては、表示パネル172の表示によって、この画像形成装置150の状態及びジョブの処理状況等の確認が行なわれる。表示パネル172の液晶表示装置の表示領域上には選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネルがその押された位置を検出する。プログラム上で選択ボタンの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合することにより、画像形成装置150の機能設定及び動作指示等が行なわれる。
なお、特に区別する場合には、画像形成装置150Aの構成要素をCPU300A、操作パネル170A、表示パネル172A、及びRAM308A等と記載し、画像形成装置150Bの構成要素をCPU300B、操作パネル170B、表示パネル172B、及びRAM308B等と記載する。
[ソフトウェア構成]
図6は、端末装置102A(図6中「PC」)、画像形成装置150A(図6中「MFP(A)」)、画像形成装置150B(図6中「MFP(B)」)でそれぞれ実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このフローチャートの説明においては、上述したように、画像形成装置150AのCPU300Aと区別するために、画像形成装置150BのCPUはCPU300Bと記載する。
また、端末装置102AのCPU110、画像形成装置150AのCPU300A及び画像形成装置150BのCPU300Bは、これらの印刷関連のプログラムと並行して、コンピュータ又は画像形成装置としての一般的機能を実現するプログラムを実行する。しかし、そのプログラムは、本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
−端末装置−
図6を参照して、ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、端末装置102AのCPU110(以下、単にCPU110と記載する)は、印刷ジョブデータを、ユーザがプリンタドライバを用いて指定した画像形成装置150Aへ送信する。この処理に対応して、矢示Aで示すように、後述するS200の処理が行なわれる。このとき、端末装置102Aはプリンタドライバで生成された印刷ジョブデータを画像形成装置150Aへ、通信部118及びLAN106を介して送信する。
S102にて、CPU110は、印刷エラーデータを画像形成装置150Aから受信したか否かを判定する。この処理は、矢示Bで示すように、後述するS206に対応する処理である。印刷エラーデータを画像形成装置150Aから受信すると(S102にてYES)、処理はS104へ移される、もしそうでないと(S102にてNO)、この処理は終了する。
S104にて、CPU110は、印刷エラーが発生している旨をディスプレイ120に表示する。このとき、例えば、印刷ジョブ画面をポップアップで開いて、印刷エラー(印刷エラーが発生した画像形成装置の識別番号等)を表示するようにしても構わない。
S106にて、CPU110は、画像形成装置150Aから印刷ジョブデータを受信したか否かを判定する。この処理は、矢示Cで示すように、後述するS218に対応する処理である。このとき、画像形成装置150Aから受信する印刷ジョブデータとは、最初にS100にて画像形成装置150Aへ送信した印刷ジョブデータであって、かつ、印刷先データが画像形成装置150Aにより変更されて、端末装置102Aへ送信されたデータである。印刷ジョブデータを画像形成装置150Aから受信すると(S106にてYES)、処理はS108へ移される、もしそうでないと(S106にてNO)、この処理はS106へ戻される。
S108にて、CPU110は、S106にて受信した印刷ジョブデータを、受信したデータ(印刷先データが変更された印刷ジョブデータ)により指定された画像形成装置150Bへ送信する。この処理に対応して、矢示Dで示すように、後述するS300の処理が行なわれる。このとき、端末装置102Aは、画像形成装置150Aから受信した印刷ジョブデータを、画像形成装置150Bへ、通信部118及びLAN106を介して送信する。その後、この処理は終了する。
−画像形成装置150A(印刷エラーが発生する画像形成装置と仮定)−
S200にて、画像形成装置150AのCPU300A(以下、単にCPU300Aと記載する)は、端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信したか否かを判定する。端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信すると(S200にてYES)、処理はS202へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、この処理はS200へ戻される。S202にて、CPU300Aは、印刷可能か否かを判定する。印刷可能であると(S202にてYES)、処理はS204へ移される。もしそうでないと(S202にてNO)、この処理はS206へ移される。
S204にて、CPU300Aは印刷処理を実行する。なお、このS204の処理において、印刷可能でない状態をCPU300Aが検出すると(印刷途中での紙詰り等)、S202の処理においてYESと判定されて、処理はS206へ進められるものとする。また、S204の処理が終了すると(1つの印刷ジョブが完了すると)、この処理は終了する。
S206にて、CPU300Aは、印刷エラーデータを端末装置102Aへ送信する。この処理に対応して、矢示Bで示すように、S102の処理が行なわれる。S208にて、CPU300Aは、表示パネル172Aに印刷エラーが発生した旨を表示する。S210にて、CPU300Aは、RAM308Aの所定の一時記憶領域にスプールされた内容(印刷要求の内容を示す印刷ジョブデータの中からユーザに表示させることが予め定められた内容、以下同じ)を表示パネル172Aに表示させる旨の要求が、操作パネル170Aから入力されたか否か(例えば「プリントドライバスプールの確認ボタン」が押されたか否か)を判定する。スプール表示要求が入力されると(S210にてYES)、処理はS212へ移される。もしそうでないと(S210にてNO)、この処理はS210へ戻される。
S212にて、CPU300Aは、表示パネル172Aに、スプールされた内容を表示する。S214にて、CPU300Aは、印刷ジョブにおける印刷先を変更する旨の要求が、操作パネル170Aから入力されたか否かを判定する。スプールされた内容における印刷先の変更が要求されると(S214にてYES)、処理はS216へ移される。もしそうでないと(S214にてNO)、この処理はS214へ戻される。
S216にて、CPU300Aは、スプールされた印字ジョブデータにおける印刷先データを変更する。S218にて、CPU300Aは、印刷先が変更された印字ジョブデータを端末装置102Aへ送信する。この処理に対応して、矢示Cで示すように、S106の処理が行なわれる。
−画像形成装置150B(印刷エラーが発生しない画像形成装置と仮定)−
S300にて、画像形成装置150BのCPU300B(以下、単にCPU300Bと記載する)は、端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信したか否かを判定する。端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信すると(S300にてYES)、処理はS302へ移される。もしそうでないと(S300にてNO)、この処理はS300へ戻される。
S302にて、CPU300Bは、スプールされた内容を表示パネル172Bに表示させる旨の要求が、操作パネル170Bから入力されたか否か(例えば「プリントドライバスプールの確認ボタン」が押されたか否か)を判定する。スプール表示要求が入力されると(S302にてYES)、処理はS304へ移される。もしそうでないと(S302にてNO)、この処理はS306へ移される。
S304にて、CPU300Bは、表示パネル172Bにスプールされた内容を表示する。S306にて、CPU300Bは印刷処理を実行する。
[動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る印刷システムの動作について、図6及び図7〜図11を用いて説明する。
−MFP(A)で印刷処理−
端末装置102Aから画像形成装置150A(MFP(A))へ印刷ジョブデータが送信される(S100)。この処理に応答して、矢示Aで示すように、画像形成装置150Aが印刷ジョブデータを受信する(S200にてYES)。
画像形成装置150Aは、印刷可能であるので(S202にてYES)、印刷が実行される(S204)。なお、このとき、画像形成装置150Aの表示パネル172Aに表示されたプリントボタンをタッチすることにより(表示パネル172Aはタッチパネルにより構成され表示されたボタンをタッチすることにより入力が可能)、図7に示すようにプリンタジョブ状況が表示パネル172Aに表示される。
−MFP(A)で印刷エラー及び変更処理、MFP(B)で印刷処理−
端末装置102Aから画像形成装置150A(MFP(A))へ印刷ジョブが送信され(S100)、この処理に応答して、矢示Aで示すように、画像形成装置150Aが印刷ジョブを受信するが(S200にてYES)、画像形成装置150Aが印刷可能な状態でない(S202にてNO)。なお、画像形成装置150Aで印刷中にこのような印刷可能でない状態になった場合にも、以下のように動作する。
このように印刷エラーが発生すると、印刷エラーデータが端末装置102Aへ送信される(S206)。この処理に応答して、矢示Bで示すように、端末装置102Aが印刷エラーデータを受信する(S102にてYES)。端末装置102Aは、印刷エラーデータを受信すると印刷エラーが発生している旨をディスプレイ120に表示する(S104)。また、画像形成装置150Aでは印刷エラーが発生している旨が表示パネル172Aに表示される(S208)。
この時点で、端末装置102Aにおいても(S104)、画像形成装置150Aにおいても(S208)、画像形成装置150Aで印刷エラーが発生していることが表示されて、ユーザにその旨が報知される。印刷を要求したユーザは、画像形成装置150Aの表示パネル172Aを見て(すなわち、端末装置102Aから画像形成装置150Aへ移動して)、印刷エラーが発生していることを知ったものとする。
印刷エラーを発生している画像形成装置150Aの表示パネル172Aを見たユーザは、別の画像形成装置150B(MFP(B))で印刷を行なうことに決めたものとする。このときのユーザの判断としては、例えば、画像形成装置150Aの近傍に配置された画像形成装置150Bの状況を見て代替印刷が即座に可能であるとその時点で判断したのであって、予め代替印刷処理する画像形成装置を決定していたわけではない。
ユーザは、画像形成装置150Aの操作パネル170Aを操作して(例えば「プリントドライバスプールの確認ボタン」を押して)(S210にてYES)、スプールされた内容を表示パネル172Aに表示させる。このとき、表示パネル172Aには図8に示すように表示される。なお、図8中の「プリンタA」は、画像形成装置150A(MFP(A))を指し、「AR−5520S」であるとする。
図9に示すように、画像形成装置150AのRAM308Aに記憶された印刷ジョブデータの中からユーザが代替印刷したい印刷ジョブデータを特定すると黒色に反転してメニュー画面が表示される。このメニュー画面の「別のプリンタで印刷」を選択すると、図10に示すようにネットワーク上の画像形成装置の一覧が表示パネル172に表示される。このとき、この画像形成装置150A(MFP(A))は「AR−5520S」であって、代替機として印刷させる画像形成装置150B(MFP(B))は「AR−5520D」であるとする。なお、これらの図9及び図10に示す処理は、例えば、USBインタフェース160Aに接続されたキーボード314Aを使用することもできる。
図10に示す状態では、ユーザが選択した印刷ジョブデータ(図9に示す2段目のテストデータ)は、その印刷先として画像形成装置150A(MFP(A)である「AR−5520S」)が選択されているので、印刷エラー(ここでは「トナー切れの可能性」)が表示されている。この状態で、他の画像形成装置150B(MFP(B)である「AR−5520D」)を選択して「OK」ボタンを押すと、印刷先の変更が要求されたと判定される(S214にてYES)。なお、このときに、1つの印刷ジョブの途中で画像形成装置150Aで印刷が止まった場合には途中のページからの印刷指定、印刷部数の設定又は印刷範囲の指定も可能である。また、図10に示す状態では、ネットワーク上における画像形成装置が印刷可能な状態であるのか印刷不可能な状態であるのかを、LAN106経由で端末装置102Aから(又は他の画像形成装置から)、画像形成装置150Aが受信している。
少なくとも印刷先の指定が変更されると(S214にてYES)、スプールされた印刷ジョブにおける印刷先データが、画像形成装置150B(MFP(B)である「AR−5520D」)に変更される(S216)。印刷先が変更された印刷ジョブデータが端末装置102Aへ送信される(S218)。この処理に対応して、矢示Cで示すようにS106の処理が行なわれる。
端末装置102Aが、画像形成装置150Aから、印刷先が変更された印刷ジョブデータを受信すると(S106にてYES)、端末装置102Aから画像形成装置150Bへ、印刷先が変更された印刷ジョブデータが送信される(S108)。
端末装置102Aから画像形成装置150B(MFP(B))へ印刷ジョブデータが送信される(S108)。この処理に対応して、矢示Dで示すようにS300の処理が行なわれる。
画像形成装置150Bが、端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信する(S300にてYES)。画像形成装置150Bにおいて印刷が実行される(S306)。なお、ユーザが、画像形成装置150Bの操作パネル170Bを操作して(例えば「プリントドライバスプールの確認ボタン」を押して)(S302にてYES)、スプールされた内容を表示パネル172Bに表示させることができる(S304)。このとき、図11に示すように、表示パネル172Bに、スプールされた内容が表示される。なお、図11中の「プリンタB」は、画像形成装置150B(MFP(B))を指し、代替機である「AR−5520D」であるとする。
以上のようにして本実施の形態に係る印刷システムによると、印刷ジョブデータを送信した画像形成装置において印刷エラーが発生した場合、その画像形成装置に記憶されている印刷ジョブデータにおける印刷先を変更する。その画像形成装置においては、プリンタドライバではなく印刷ジョブデータを直接編集することにより印刷先データを変更するのであって、画像形成装置はプリンタドライバを搭載しているものではなく、かつ、端末装置のプリンタドライバをリモートアクセスしているものでもない。変更された印刷ジョブデータは変更された画像形成装置に送信されて、その新たに設定された画像形成装置で印刷が実行される。このため、端末装置から画像形成装置にまで印刷物を取りに行ったユーザが印刷エラーが発生している画像形成装置で印刷先を変更できるので、端末装置まで戻る必要がない。
なお、上述した実施の形態においては、印刷先が変更された印刷ジョブデータを端末装置102Aを介して画像形成装置150Bに送信していたが、画像形成装置間でデータ通信可能であれは、画像形成装置150Aから画像形成装置150Bへ印刷ジョブを送信することも可能である。なお、この場合であっても、印刷ジョブが画像形成装置150Aから画像形成装置150Bへ印刷処理が変更されていることを、端末装置102Aへ通知する必要がある場合には、画像形成装置150Aから端末装置102Aへその旨が送信される。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る印刷システムにおいては、画像形成装置150A(MFP(A))に印刷ジョブデータを送信したが、画像形成装置150Aで印刷エラーが発生して、ユーザが端末装置102AでRAM116に一時的に記憶された印刷ジョブデータを修正して(プリンタドライバを用いて印刷失敗した印刷ジョブデータを消去するものでもなく、かつ、アプリケーションを起動してプリンタドライバを用いて新たに印刷ジョブデータを作成するものでもなく、印刷失敗した印刷ジョブデータを直接修正して)、画像形成装置150B(MFP(B))で印刷する点が特徴である。
図12は、図6に対応するフローチャートである。この図12を参照して、本実施の形態に係る印刷システムを構成する、端末装置102A(図12中「PC」)、画像形成装置150A(図12中「MFP(A)」)、画像形成装置150B(図12中「MFP(B)」)でそれぞれ実行されるプログラムの制御構造を説明する。
−端末装置−
S120にて、CPU110は、RAM116の所定の一時記憶領域にスプールされた内容をディスプレイ120に表示させる旨の要求が、操作部122から入力されたか否かを判定する。スプール表示要求が入力されると(S120にてYES)、処理はS122へ移される。もしそうでないと(S120にてNO)、この処理はS120へ戻される。
S122にて、CPU110は、ディスプレイ120に、スプールされた内容を表示する。S124にて、CPU110は、印刷ジョブにおける印刷先を変更する旨の要求が、操作部122から入力されたか否かを判定する。スプールされた内容における印刷先の変更が要求されると(S124にてYES)、処理はS126へ移される。もしそうでないと(S124にてNO)、この処理はS124へ戻される。
S126にて、CPU110は、スプールされた印字ジョブデータにおける印刷先データを変更する。S128にて、CPU110は、印刷先が変更された印字ジョブデータを(変更された印刷先である)画像形成装置150Bへ送信する。この処理に対応して、矢示Eで示すように、後述するS300の処理が行なわれる。
−画像形成装置150A(印刷エラーが発生する画像形成装置と仮定)−
画像形成装置150Aにおいては、図12に示すように、図6を用いて説明したS200〜S218の中のS200〜S208の処理が行なわれる。
−画像形成装置150B(印刷エラーが発生しない画像形成装置と仮定)−
画像形成装置150Bにおいても、図12に示すように、図6を用いて説明したS300〜S306の処理が行なわれる。
[動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る印刷システムの動作について、図8〜図10(これらの図は拡大図のみを用いる)、図11及び図12を用いて説明する。なお、MFP(A)で印刷処理される場合の動作は第1の実施の形態と同じである。
−MFP(A)で印刷エラー、端末装置で変更処理、MFP(B)で印刷処理−
矢示Aで示すように、端末装置102Aから画像形成装置150A(MFP(A))へ印刷ジョブが送信された場合に(S100)、画像形成装置150Aが印刷可能な状態でないと(S202にてNO)、印刷エラーデータが端末装置102Aへ送信される(S206)。この処理に応答して、矢示Bで示すように、端末装置102Aが印刷エラーデータを受信する(S102にてYES)。
この時点で、端末装置102Aにおいても(S104)、画像形成装置150Aにおいても(S208)、画像形成装置150Aで印刷エラーが発生していることが表示されて、ユーザにその旨が報知される。印刷を要求したユーザは、端末装置102Aのディスプレイ120を見て、印刷エラーが発生していることを知ったものとする。
ディスプレイ120を見て、画像形成装置150Aが印刷エラーを発生していることを知ったユーザは、別の画像形成装置150B(MFP(B))で印刷を行なうことに決めたものとする。
ユーザは、端末装置102Aの操作部122を操作して(S120にてYES)、スプールされた内容をディスプレイ120に表示させる(S122)。このとき、ディスプレイ120には図8の拡大図に示すように表示される。
図9の拡大図に示すように、端末装置102AのRAM116に記憶された印刷ジョブデータの中からユーザが代替印刷したい印刷ジョブデータを特定すると黒色に反転してメニュー画面が表示される。このメニュー画面の「別のプリンタで印刷」を選択すると、図10の拡大図に示すようにネットワーク上の画像形成装置の一覧がディスプレイ120に表示される。このとき、この画像形成装置150A(MFP(A))は「AR−5520S」であって、代替機として印刷させる画像形成装置150B(MFP(B))は「AR−5520D」であるとする。
図10の拡大図に示す状態では、ユーザが選択した印刷ジョブデータ(図9に示す2段目のテストデータ)は、その印刷先として画像形成装置150A(MFP(A)である「AR−5520S」)が選択されているので、印刷エラー(ここでは「トナー切れの可能性」)が表示されている。この状態で、他の画像形成装置150Bである「AR−5520D」を選択して「OK」ボタンを押すと、印刷先の変更が要求されたと判定される(S124にてYES)。なお、このときに、1つの印刷ジョブの途中で画像形成装置150Aで印刷が止まった場合には途中のページからの印刷指定、印刷部数の設定又は印刷範囲の指定も可能である。また、図10に示す状態では、ネットワーク上における画像形成装置が印刷可能な状態であるのか印刷不可能な状態であるのかを、LAN106経由で端末装置102Aが受信している。
少なくとも印刷先の指定が変更されると(S124にてYES)、スプールされた印刷ジョブにおける印刷先データが、画像形成装置150B(MFP(B)である「AR−5520D」)に変更される(S126)。印刷先が変更された印刷ジョブデータが画像形成装置150B(MFP(B))へ送信される(S128)。この処理に対応して、矢示Eで示すように、S300の処理が行なわれる。
画像形成装置150Bが、端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信すると(S300にてYES)、画像形成装置150Bにおいて印刷が実行される(S306)。なお、ユーザが、画像形成装置150Bの操作パネル170Bを操作して(例えば「プリントドライバスプールの確認ボタン」を押して)(S302にてYES)、スプールされた内容を表示パネル172Bに、図11に示すように表示させることができる(S304)。
以上のようにして本実施の形態に係る印刷システムによると、印刷ジョブデータを送信した画像形成装置において印刷エラーが発生した場合、その画像形成装置に印刷ジョブデータを送信した端末装置に記憶されている、印刷ジョブデータにおける印刷先を変更する。その端末装置においては、プリンタドライバではなく印刷ジョブデータを直接編集することにより印刷先データを変更するのであって、端末装置は搭載されたプリンタドライバを用いるのではなく、かつ、アプリケーションを起動させるものでもない。変更された印刷ジョブデータは変更された画像形成装置に送信されて、その新たに設定された画像形成装置で印刷が実行される。このため、端末装置で印刷ジョブデータを編集して印刷先を変更するので、端末装置で容易に印刷先を変更することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る印刷システムにおいては、画像形成装置150A(MFP(A))に印刷ジョブデータを送信したが、画像形成装置150Aで印刷エラーが発生して、ユーザが画像形成装置150B(MFP(B))でスプールデータを修正して(画像形成装置はプリンタドライバを搭載しているものではなく、かつ、端末装置のプリンタドライバをリモートアクセスしているものでもなく、印刷失敗した印刷ジョブデータを直接修正して)、画像形成装置150A(MFP(A))以外の画像形成装置(代表的には画像形成装置150Bであるので以下においても基本的には代替印刷する画像形成装置は画像形成装置150Bであるとする)で印刷する点が特徴である。
図13は、図6又は図12に対応するフローチャートである。この図13を参照して、本実施の形態に係る印刷システムを構成する、端末装置102A(図13中「PC」)、画像形成装置150A(図13中「MFP(A)」)、画像形成装置150B(図13中「MFP(B)」)でそれぞれ実行されるプログラムの制御構造を説明する。
−端末装置−
S130にて、CPU110は、印刷ジョブ要求データを画像形成装置150Bから受信したか否かを判定する。この処理は、矢示Fで示すように、後述するS330に対応する処理である。印刷ジョブ要求データを画像形成装置150Bから受信すると(S130にてYES)、処理はS132へ移される、もしそうでないと(S130にてNO)、この処理はS130へ戻される。
S132にて、CPU110は、印刷ジョブデータを、印刷ジョブ要求データを送信してきた画像形成装置150Bへ送信する。この処理に対応して、矢示Gで示すように、後述するS332の処理が行なわれる。このとき、端末装置102Aはプリンタドライバで生成された印刷ジョブデータを画像形成装置150Bへ、通信部118及びLAN106を介して送信する。
S134にて、CPU110は、画像形成装置150Bから印刷ジョブデータを受信したか否かを判定する。この処理は、矢示Hで示すように、後述するS342に対応する処理である。このとき、画像形成装置150Bから受信する印刷ジョブデータとは、最初にS132にて画像形成装置150Bへ送信した印刷ジョブデータであって、かつ、画像形成装置150Bにより、印刷先データが画像形成装置150A及び画像形成装置150B以外に変更されて、端末装置102Aへ送信されたデータである。印刷ジョブデータを画像形成装置150Bから受信すると(S134にてYES)、処理はS136へ移される、もしそうでないと(S134にてNO)、この処理はS134へ戻される。
S136にて、CPU110は、S134にて受信した印刷ジョブデータを、受信した印刷ジョブデータ(印刷先データが変更されたデータ)により指定された画像形成装置へ送信する。この処理に対応して、矢示Iで示すように、画像形成装置150Aでもなく画像形成装置150Bでもない画像形成装置(例えば画像形成装置150C)で代替印刷される。このとき、端末装置102Aは、画像形成装置150Bから受信した印刷ジョブデータにより指定された画像形成装置へ、通信部118及びLAN106を介して送信する。その後、この処理は終了する。
−画像形成装置150A(印刷エラーが発生する画像形成装置と仮定)−
画像形成装置150Aにおいては、図13に示すように、図6を用いて説明したS200〜S218の中のS200〜S208の処理が行なわれる。
−画像形成装置150B(印刷エラーが発生しない画像形成装置と仮定)−
S330にて、CPU300Bは、端末装置102Aへ印刷ジョブデータを要求する。この処理に対応して、後述するS130の処理が行なわれる。このように画像形成装置150Bが端末装置102Aへ印刷ジョブデータを要求するのは、画像形成装置150Aは端末装置102Aから送信された印刷ジョブデータをRAM308Aに記憶しているが、画像形成装置150Bへは端末装置102Aから印刷ジョブデータが送信されていないため、画像形成装置150Bにおいて印刷ジョブデータを変更しようとしてもRAM308Bに記憶されていないためである。
S332にて、CPU300Bは、端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信したか否かを判定する。端末装置102Aから印刷ジョブデータを受信すると(S332にてYES)、処理はS334へ移される。もしそうでないと(S332にてNO)、この処理はS332へ戻される。なお、受信した印刷ジョブデータは、画像形成装置150BのRAM308Bに一時的に記憶される。
S334にて、CPU300Bは、表示パネル172Bに、スプールされた内容を表示する。S336にて、CPU300Bは、印刷ジョブにおける印刷先を変更する旨の要求が、操作パネル170Bから入力されたか否かを判定する。スプールされた内容における印刷先の変更が要求されると(S336にてYES)、処理はS338へ移される。もしそうでないと(S336にてNO)、この処理はS336へ戻される。
S338にて、CPU300Bは、スプールされた印字ジョブデータにおける印刷先データを変更する。S340にて、CPU300Bは、変更された印刷先は自己(画像形成装置150B)であるか否かを判定する。変更された印刷先は自己(画像形成装置150B)であると(S340にてYES)、処理はS306へ移される、もしそうでないと(S340にてNO)、処理はS342へ移される。
S342にて、CPU300Bは、印刷先が例えば画像形成装置150Cに変更された印字ジョブデータを端末装置102Aへ送信する。この処理に対応して、矢示Hに示すように、S134の処理が行なわれる。
[動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る印刷システムの動作について、図13を用いて説明する。なお、MFP(A)で印刷処理される場合の動作は第1の実施の形態と同じである。
−MFP(A)で印刷エラー、MFP(B)で変更処理、MFP(B)で印刷処理−
矢示Aで示すように、端末装置102Aから画像形成装置150A(MFP(A))へ印刷ジョブが送信された場合に(S100)、画像形成装置150Aが印刷可能な状態でないと(S202にてNO)、印刷エラーデータが端末装置102Aへ送信される(S206)。この処理に応答して、矢示Bで示すように、端末装置102Aが印刷エラーデータを受信する(S102にてYES)。
この時点で、端末装置102Aにおいても(S104)、画像形成装置150Aにおいても(S208)、画像形成装置150Aで印刷エラーが発生していることが表示されて、ユーザにその旨が報知される。印刷を要求したユーザは、画像形成装置150Aの表示パネル172Aを見て、印刷エラーが発生していることを知ったものとする。
表示パネル172Aを見て、画像形成装置150Aが印刷エラーを発生していることを知ったユーザは、別の画像形成装置150B(MFP(B))で印刷を行なうことに決め、かつ、この画像形成装置150Bで印刷ジョブデータを変更すると決めたものとする。このとき、例えば、他のユーザにより画像形成装置150Aがエラー復帰されており(例えば他のユーザが詰まった用紙を抜き出している)、このユーザが操作することが困難であるとする。このような場合、このユーザの判断としては、画像形成装置150Aの近傍に配置された画像形成装置150Bの状況を見て代替印刷要求及び代替印刷が即座に可能であるとその時点で判断したのであって、予め代替印刷処理する画像形成装置を決定していたわけではない。
ユーザは、画像形成装置150Bの操作パネル170Bを操作して(例えば「プリントドライバスプールの確認ボタン」を押して)(S302にてYES)、印刷ジョブデータを端末装置102Aへ要求する(S330)。この処理に対応して、矢示Fで示すようにS130の処理が行なわれる。
印刷ジョブデータの要求を画像形成装置150Bから受信した端末装置102Aは(S130にてYES)、印刷ジョブデータを画像形成装置150Cへ送信する(S132)。この処理に対応して、矢示Gで示すようにS332の処理が行なわれる。
印刷ジョブデータを受信した画像形成装置150Bは(S332にてYES)、スプールされた内容を表示パネル172Bに表示させる(S334)。画像形成装置150BのRAM308Bに記憶された印刷ジョブデータの中からユーザが代替印刷したい印刷ジョブデータを特定すると黒色に反転してメニュー画面が表示される。このメニュー画面の「別のプリンタで印刷」を選択すると、ネットワーク上の画像形成装置の一覧が表示パネル172Bに表示される。
この状態で、この画像形成装置150Bである「AR−5520D」を選択して「OK」ボタンを押すと、印刷先の変更が要求されたと判定される(S336にてYES)。なお、このときに、1つの印刷ジョブの途中で画像形成装置150Aで印刷が止まった場合には途中のページからの印刷指定、印刷部数の設定又は印刷範囲の指定も可能である。
少なくとも印刷先の指定が変更されると(S336にてYES)、スプールされた印刷ジョブにおける印刷先データが、画像形成装置150B(MFP(B)である「AR−5520D」)に変更される(S338)。この印刷先は自己であるので(S340にてYES)、印刷が実行される(S306)。
−MFP(A)で印刷エラー、MFP(B)で変更処理、MFP(C)で印刷処理−
画像形成装置150Bで、画像形成装置150Bの代替印刷を画像形成装置150Cで行なう場合の動作について説明する。
少なくとも印刷先の指定が変更されると(S336にてYES)、スプールされた印刷ジョブにおける印刷先データが、画像形成装置150Cに変更される(S338)。この印刷先は自己でないので(S340にてNO)、印刷先が変更された印刷ジョブデータが端末装置102Aへ送信される(S342)。この処理に対応して、矢示Hで示すようにS134の処理が行なわれる。
端末装置102Aが、画像形成装置150Aから、印刷先が変更された印刷ジョブデータを受信すると(S134にてYES)、端末装置102Aから画像形成装置150Cへ、印刷先が変更された印刷ジョブデータが送信される(S136)。
端末装置102Aから画像形成装置150C(MFP(C))へ印刷ジョブデータが送信される(S136)。この処理に対応して、矢示Iで示すように、画像形成装置150Cへ印刷ジョブデータが送信されて、画像形成装置150Cで印刷処理が行なわれる。
以上のようにして本実施の形態に係る印刷システムによると、印刷ジョブデータを送信した画像形成装置において印刷エラーが発生した場合、その画像形成装置とは別の画像形成装置で印刷ジョブデータにおける印刷先を変更する。印刷エラーが発生して修理等が行なわれており画像形成装置が使用できない場合でも、他の画像形成装置を用いて印刷ジョブデータを変更することができる。変更された画像形成装置に送信されて、その新たに設定された画像形成装置で印刷が実行される。このため、端末装置から画像形成装置にまで印刷物を取りに行ったユーザが印刷エラーが発生している画像形成装置以外の画像形成装置で印刷先を変更できるので、端末装置まで戻る必要がない。
<変形例>
上記した実施の形態では、画像形成装置150は、様々な機能を有するMFPであった。しかし、本発明は、そのような実施の形態には限定されず、プリンタモードのための機能を少なくとも備えている装置であれば、どのようなものでも良い。
さらに、端末装置が、画像形成装置150Cへ代替印刷を指示するものであってもかまわない。
また、図6、図12及び図13に示したフローチャートにおいては、入力が行なわれなければループ処理が形成されるが(例えば、図6のS210)、このような処理においては時間管理タイマを作動させて、予め定められた時間が経過するとこれらのループ処理を終了させるようにしてもかまわない。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
100 印刷システム
102(102A、102B、102C) 端末装置
110、300 CPU
112、302 HDD
114、306 ROM
116、308 RAM
118、312 通信部
120 ディスプレイ
122 操作部
150(150A、150B、150C) 画像形成装置
160 USBインタフェース
166 操作装置
170 操作パネル
172 表示パネル

Claims (11)

  1. 端末装置とネットワークを介して接続される画像形成装置であって、
    前記端末装置から、前記ネットワークを介して、印刷先の画像形成装置を指定する印刷先データを含む印刷要求情報を受信するための受信手段と、
    前記印刷要求情報を記憶するための記憶手段と、
    前記印刷先データにより指定された画像形成装置が印刷処理が不可能な状態であるときに、前記記憶された印刷要求情報に含まれる印刷先データを変更するためにユーザが印刷先を入力するための操作手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は印刷処理が可能な状態であって、
    前記画像形成装置は、ユーザにより入力された印刷先が自己である場合、前記印刷要求情報に基づいて、画像形成するための画像形成手段をさらに含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は印刷処理が不可能な状態であって、
    前記画像形成装置は、ユーザにより入力された印刷先が自己でない場合、前記変更された印刷先データを含む印刷要求情報を、前記ネットワークを介して送信するための送信手段をさらに含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記送信手段は、前記変更された印刷先データを含む印刷要求情報を、前記端末装置へ送信するための手段を含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記送信手段は、前記印刷要求情報を、前記変更された印刷先データにより指定される画像形成装置へ送信するための手段を含む、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記操作手段は、
    表示装置と、
    筐体と前記筐体上に設けられるハードウェアキーとを含むハードウェアキーボードとを含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記操作手段は、ユーザによって操作されるソフトウェアキーを表示する表示一体型タッチパネルを含む、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置とネットワークを介して接続される端末装置であって、
    印刷先の画像形成装置を指定する印刷先データを含む印刷要求情報を生成するための生成手段と、
    前記印刷要求情報を記憶するための記憶手段と、
    前記印刷先データにより指定される画像形成装置へ、前記ネットワークを介して、前記印刷要求情報を送信するための送信手段と、
    前記画像形成装置が印刷処理が不可能な状態であることを検出したときに、前記記憶された印刷要求情報に含まれる印刷先データを変更するためにユーザが印刷先を入力するための操作手段とを含み、
    前記送信手段は、
    前記生成された印刷要求情報を、前記生成された印刷先データにより指定される画像形成装置へ送信するための手段と、
    前記変更された印刷先データを含む印刷要求情報を、前記変更された印刷先データにより指定される画像形成装置へ送信するための手段とを含む、端末装置。
  9. 前記端末装置は、印刷処理が不可能な状態である画像形成装置から、エラー情報を受信するための受信手段をさらに含み、
    前記送信手段は、前記印刷要求情報を、前記変更された印刷先データにより特定される画像処理装置であって、前記印刷処理が不可能な状態である画像形成装置以外の画像処理装置へ送信するための手段を含む、請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記生成手段は、プリンタドライバにより実現される、請求項8又は請求項9に記載の端末装置。
  11. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置及び請求項8〜請求項10のいずれかに記載の端末装置がネットワークに接続された印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013080377A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、連携方法および連携プログラム
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JP2017065202A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 印刷装置、印刷システム、制御方法、及びプログラム

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