JP2020025058A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020025058A
JP2020025058A JP2018149728A JP2018149728A JP2020025058A JP 2020025058 A JP2020025058 A JP 2020025058A JP 2018149728 A JP2018149728 A JP 2018149728A JP 2018149728 A JP2018149728 A JP 2018149728A JP 2020025058 A JP2020025058 A JP 2020025058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power terminal
melting point
bus bar
low melting
point member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018149728A
Other languages
English (en)
Inventor
崇功 川島
Takayoshi Kawashima
崇功 川島
今井 誠
Makoto Imai
誠 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018149728A priority Critical patent/JP2020025058A/ja
Publication of JP2020025058A publication Critical patent/JP2020025058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】 半導体モジュールに流れる過電流を遮断する。【解決手段】 半導体装置は、半導体素子及び前記半導体素子に接続された電力端子を有する半導体モジュールと、第1低融点部材と、前記第1低融点部材を介して前記電力端子に接続されたバスバーとを備える。前記第1低融点部材の融点が、前記電力端子及び前記バスバーの各融点よりも低い。過電流が流れると、第1低融点部材が溶融して、電力端子とバスバーの間の電流経路が切断される。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、半導体モジュールを備える半導体装置に関する。
特許文献1に、半導体モジュールが開示されている。この半導体モジュールは、過電流が流れたときに開放されるスイッチ構造を有する。
特開2013−101993号公報
上記した特許文献1のように半導体モジュールにスイッチ構造を設けると、半導体モジュールの構造が複雑になり、インピーダンスの増大してしまう。この点に関して、本明細書は、半導体モジュールに流れる過電流を遮断し得る新たな技術を提供する。
本明細書が開示する半導体装置は、半導体素子及び前記半導体素子に接続された電力端子を有する半導体モジュールと、第1低融点部材と、前記第1低融点部材を介して前記電力端子に接続されたバスバーを備えている。前記第1低融点部材の融点が、前記電力端子及び前記バスバーの各融点よりも低い。
上記した構成によると、第1低融点部材を介して電力端子とバスバーの間で過電流が流れると、その電流経路で発熱が生じる。すると、電力端子及びバスバーよりも低い融点を有する第1低融点部材が溶融し、電流経路が切断される。このため、過電流が遮断され、半導体モジュールが過電流から保護される。また、この構造によれば、電力端子とバスバーとを第1低融点部材を介して接続することで過電流を遮断できるので、半導体装置の構造が複雑化しない。このため、インピーダンスがそれほど大きくならない。このように、この半導体装置によれば、低いインピーダンスを実現しながら、半導体モジュールを過電流から保護することができる。
実施例1の半導体装置2の構造を模式的に示す正面図。 半導体モジュール10を有する電力変換回路の回路図。 図1のIII-III線における断面図。 半導体装置2の製造工程の説明図。 実施例2の半導体装置の図3に対応する断面図。 実施例2の半導体装置の製造工程の説明図。 実施例3の半導体装置の図3に対応する断面図。 図7のVIII−VIII線における断面図。 実施例3の半導体装置の製造工程の説明図。 実施例4の半導体装置の図3に対応する断面図。 実施例4の半導体装置の製造工程の説明図。 実施例5の半導体装置の図3に対応する断面図。 実施例5の半導体装置の製造工程の説明図。 実施例6の半導体装置の断面図。 実施例7の半導体装置の断面図。
本技術の一実施形態において、電力端子とバスバーの少なくとも一方がバネ部を有していてもよい。バネ部による力が、電力端子の第1低融点部材に対する接点とバスバーの第1低融点部材に対する接点とが互いから離れる方向に作用していてもよい。
この構成によれば、第1低融点部材が溶融すると、電力端子の接点とバスバーの接点の間の間隔が広がる。これによって、より確実に過電流を遮断することが可能となる。
本技術の一実施形態において、半導体装置が、第2低融点部材と中継部材をさらに備えていてもよい。前記第1低融点部材の融点が、前記中継部材の融点よりも低くてもよい。前記第2低融点部材の融点が、前記電力端子、前記バスバー及び前記中継部材の各融点よりも低くてもよい。前記中継部材が、前記第1低融点部材を介して前記電力端子に接続されているとともに前記第2低融点部材を介して前記バスバーに接続されていてもよい。
この構成によれば、過電流が流れると、第1低融点部材と第2低融点部材が溶融する。すると、中継部材が落下し、電流経路が切断される。このため、より確実に過電流を遮断することができる。
図面を参照して、実施例1の半導体装置2について説明する。半導体装置2は、例えば電気自動車の電力制御装置に採用され、コンバータやインバータといった電力変換回路の少なくとも一部を構成することができる。ここでいう電気自動車は、車輪を駆動するモータを有する自動車を広く意味し、例えば、外部の電力によって充電される電気自動車、モータに加えてエンジンを有するハイブリッド車、及び燃料電池を電源とする燃料電池車等を含む。
図1に示すように、半導体装置2は、半導体モジュール10を備える。なお、図1では単一の半導体モジュール10を示しているが、半導体装置2は、複数の半導体モジュール10を有している。複数の半導体モジュール10は、積層されている。各半導体モジュール10の間に冷却器が配置されてもよい。
半導体モジュール10は、半導体素子12a、12bと、半導体素子12a、12bを封止する封止体14と、第1電力端子16と、第2電力端子18と、複数の信号端子19とを備える。第1電力端子16と、第2電力端子18と、複数の信号端子19は、封止体14の内部から外側に突出している。第1電力端子16は、封止体14の内部において半導体素子12a及び12bに接続されている。第2電力端子18は、封止体14の内部において半導体素子12a及び12bに接続されている。半導体素子12a、12bは、第1電力端子16と第2電力端子18との間において、並列に接続されている。各信号端子19は、封止体14の内部において半導体素子12aまたは12bに接続されている。
半導体素子12a、12bは、電力回路用のいわゆるパワー半導体素子であって、互いに同一の構成を有している。本実施例における半導体素子12a、12bは、特に限定されないが、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)又はIGBT(Reverse Conducting - Insulated Gate Bipolar Transistor)といった、スイッチング素子を有する。半導体素子12a、12bの一端(例えばソース又はエミッタ)は、第1電力端子16に接続されており、半導体素子12a、12bの他端(例えばドレイン又はコレクタ)は、第2電力端子18に接続されている。半導体素子12a、12bは、スイッチング素子に加えて、ダイオードをさらに有してもよい。この場合、ダイオードのアノードは第1電力端子16に接続され、ダイオードのカソードは第2電力端子18に接続される。図2は、高電位配線34と低電位配線32の間に2つの半導体モジュール10を直列に接続した回路を例示している。図2に示すように、各半導体モジュール10は、複数のスイッチング素子(半導体素子12a、12b)を並列に接続した回路を構成している。図2に示す回路は、コンバータやインバータといった電力変換回路として用いることができる。
図1に示す封止体14は、特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂又はその他の絶縁体で構成されることができる。封止体14は、例えばモールド樹脂又はパッケージとも称される。本実施例における封止体14は、概して板形状を有しており、半導体素子12a、12bは、その板形状に平行な方向に沿って配列されている。なお、封止体14内に設けられる半導体素子12の数については特に限定されない。半導体モジュール10は、少なくとも一つの半導体素子12を備えればよい。
第1電力端子16及び第2電力端子18は、銅又はアルミニウムといった導体で構成されている。第1電力端子16及び第2電力端子18は、封止体14の内部から外部に亘って延びている。図1、3に示すように、第1電力端子16と第2電力端子18は、封止体14から上方向へ突出している。第1電力端子16及び第2電力端子18は、特に限定されないが、互いに同一の形状を有している。第1電力端子16は、封止体14の外側に、バネ部16aを有している。図3に示すように、バネ部16aでは、第1電力端子16が蛇行するように厚み方向に屈曲している。バネ部16aにおいて、弾性変形により、第1電力端子16が厚み方向に撓んでいる。図1に示すように、第2電力端子18も、第1電力端子16と同様に、バネ部18aを有している。
図3に示すように、半導体装置2は、バスバー30と低融点部材40を有している。バスバー30は、第1電力端子16の近傍においてL字状に曲がっている。バスバー30の先端部30aは、第1電力端子16に沿って上方向に伸びている。バスバー30は、先端部30aに設けられた接点30bにおいて低融点部材40に接続されている。第1電力端子16は、その先端部に設けられた接点16bにおいて低融点部材40に接続されている。低融点部材40を介して、第1電力端子16がバスバー30に接続されている。低融点部材40は、第1電力端子16及びバスバー30よりも低い融点を有する導電性材料によって構成されている。第1電力端子16は、バネ部16aにおいて弾性変形によりバスバー30側に撓んだ状態で、低融点部材40によってバスバー30に接続されている。したがって、図3の矢印80に示すようにバネ部16aによる力が第1電力端子16の接点16bをバスバー30の接点30bから引き離す方向に作用している状態で、第1電力端子16がバスバー30に接続されている。バスバー30、低融点部材40及び第1電力端子16は、半導体素子12a、12bに繋がる電流経路を構成している。第2電力端子18も、第1電力端子16と同様に、低融点部材によって図示しないバスバーに接続されている。
次に、過電流が流れるときの動作について説明する。なお、第1電力端子16と第2電力端子18とで過電流が流れるときの動作はほぼ等しいので、以下では第1電力端子16についてのみ説明する。半導体装置2の動作中に、バスバー30、低融点部材40、及び、第1電力端子16を介して半導体素子12a、12bに過電流が流れる場合がある。バスバー30、低融点部材40及び第1電力端子16からなる電流経路に過電流が流れると、この電流経路が発熱する。低融点部材40の融点がバスバー30及び第1電力端子16の各融点よりも低いので、電流経路が発熱すると低融点部材40が溶融する。すると、図3の矢印80に示すように、バネ部16aによる力によって、第1電力端子16の接点16bがバスバー30の接点30bから離れるように第1電力端子16が変形する。その結果、第1電力端子16がバスバー30から切り離され、電流経路が切断される。このため、過電流が遮断される。このため、半導体素子12a、12bが過電流から保護される。
また、図3の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例1の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
なお、半導体装置2の製造工程においては、図4に示すように、冶具100によって第1電力端子16をバスバー30に向かって押し付けた状態で、レーザ110を用いた加熱によって低融点部材40を第1電力端子16とバスバー30の間に溶着することで、図3の構造を得ることができる。
以下に、実施例2〜7について説明する。なお、実施例2〜7の半導体装置では、電力端子とバスバーの接続構造が実施例1の半導体装置2とは異なる。実施例2〜7の半導体装置のその他の構造は、実施例1の半導体装置2と等しい。したがって、実施例2〜7については、第1電力端子16とバスバー30の接続構造についてのみ説明する。
図5に示すように、実施例2の半導体装置では、第1電力端子16の一部16cが局所的に弾性変形によりバスバー30側に撓んでいる。第1電力端子16の撓んだ部分16cが、低融点部材40によってバスバー30に接続されている。また、バスバー30は、接点30bよりも先端側で折れ曲がっている。バスバー30の先端は、絶縁部材50を介して第1電力端子16に当接している。図5の接続構造は、図6に示すように、冶具101によって加圧することで平板状の第1電力端子16の一部をバスバー30側に撓ませ、撓んだ部分16cを低融点部材40によってバスバー30に接続することで得られる。したがって、撓んだ部分16cは、第1電力端子16の接点16bをバスバー30の接点30bから引き離す方向に力を加えている。すなわち、撓んだ部分16cは、接点16bを接点30bから引き離す方向に力を加えるバネ部である。過電流によって低融点部材40が溶融すると、撓んだ部分16cが変形して平板状となり、第1電力端子16の接点16bとバスバー30の接点30bの間に間隔が形成される。これによって、電流経路が切断され、過電流が遮断される。
また、実施例2の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例2の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
図7、8に示すように、実施例3の半導体装置では、第1電力端子16に貫通孔16eが形成されており、貫通孔16eに囲まれた端子部16dが弾性変形によってバスバー30側に撓んでいる。端子部16dは、低融点部材40によってバスバー30に接続されている。また、バスバー30は、接点30bの周辺で第1電力端子16側に向かって折れ曲がった支持部30cを有している。支持部30cは、絶縁部材51を介して第1電力端子16に当接している。図7、8の接続構造は、図9に示すように、冶具102によって加圧することで平板状の端子部16dをバスバー30側に弾性変形により撓ませ、撓んだ端子部16dを低融点部材40によってバスバー30に接続することで得られる。したがって、端子部16dは、第1電力端子16の接点16bをバスバー30の接点30bから引き離す方向に力を加えている。すなわち、端子部16dは、接点16bを接点30bから引き離す方向に力を加えるバネ部である。過電流によって低融点部材40が溶融すると、端子部16dが変形して平板状となり、第1電力端子16の接点16bとバスバー30の接点30bの間に間隔が形成される。これによって、電流経路が切断され、過電流が遮断される。
また、実施例3の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例3の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
図10に示すように、実施例4の半導体装置では、第1電力端子16の形状は、平板状である。バスバー30は、接点30bよりも先端側でループ状に屈曲しており、その先端が第1電力端子16に向かって伸びている。バスバー30の先端は、絶縁部材52を介して第1電力端子16に当接している。図10の接続構造は、図11に示すように、冶具103によって加圧することでバスバー30のループ部30dを弾性変形により撓ませた状態で、低融点部材40によってバスバー30の接点30bを第1電力端子16の接点16bに接続することで得られる。したがって、ループ部30dは、バスバー30の接点30bを第1電力端子16の接点16bから引き離す方向に力を加えている。すなわち、ループ部30dは、接点30bを接点16bから引き離す方向に力を加えるバネ部である。過電流によって低融点部材40が溶融すると、ループ部30dが元の形状に戻る。すると、バスバー30の先端によって第1電力端子16が押され、接点16bが接点30bから離れる方向に移動する。したがって、第1電力端子16の接点16bとバスバー30の接点30bの間に間隔が形成される。これによって、電流経路が切断され、過電流が遮断される。
また、実施例4の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例4の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
図12に示すように、実施例5の半導体装置では、第1電力端子16が折れ曲がっており、その先端部がほぼ水平に伸びている。バスバー30は、第1電力端子16の先端部と対抗するように水平に伸びている。バスバー30に貫通孔30eが形成されており、貫通孔30eに囲まれた端子部30fが第1電力端子16側に弾性変形により撓んでいる。端子部30fは、低融点部材40によって第1電力端子16の先端部に接続されている。図12の接続構造は、図13に示すように、冶具104によって加圧することで平板状の端子部30fを第1電力端子16側に弾性変形により撓ませ、撓んだ端子部30fを低融点部材40によって第1電力端子16に接続することで得られる。したがって、端子部30fは、バスバー30の接点30bを第1電力端子16の接点16bから引き離す方向に力を加えている。すなわち、端子部30fは、接点30bを接点16bから引き離す方向に力を加えるバネ部である。過電流によって低融点部材40が溶融すると、端子部30fが変形して平板状となり、第1電力端子16の接点16bとバスバー30の接点30bの間に間隔が形成される。これによって、電流経路が切断され、過電流が遮断される。
また、実施例5の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例5の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
なお、上述した実施例1〜5では、第1電力端子16とバスバー30の一方にバネ部が設けられていたが、第1電力端子16とバスバー30の両方にバネ部が設けられていてもよい。また、バネ部を設けなくても低融点部材40が溶融することで接点16b、30bを互いから切断することが可能な場合には、第1電力端子16とバスバー30のいずれにもバネ部を設けなくてもよい。
図14に示すように、実施例6の半導体装置では、第1電力端子16が封止体14から下方向に伸びている。バスバー30は、L字上に曲がっている。バスバー30の先端部は、第1電力端子16に沿って伸びている。実施例6の半導体装置は、第1低融点部材40、中継部材42、及び、第2低融点部材44を有している。中継部材42は、バスバー30の先端部と第1電力端子16の先端部の間に配置されている。第1低融点部材40は、第1電力端子16と中継部材42の間を接続している。第2低融点部材44は、バスバー30の先端部と中継部材42の間を接続している。第1低融点部材40の融点は、バスバー30、中継部材42及び第1電力端子16の各融点よりも低い。第2低融点部材44の融点は、バスバー30、中継部材42及び第1電力端子16の各融点よりも低い。バスバー30、第2低融点部材44、中継部材42、第1低融点部材40及び第1電力端子16は、半導体素子12a、12bに繋がる電流経路を構成している。この電流経路に過電流が流れると、第1低融点部材40及び第2低融点部材44が溶融する。すると、中継部材42が自重により落下する。その結果、電流経路が切断され、過電流が遮断される。
また、実施例6の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例6の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
図15に示すように、実施例7の半導体装置では、第1電力端子16が封止体14から下方向に伸びている。第1電力端子16はL字上に曲がっており、第1電力端子16の先端部はほぼ水平に伸びている。バスバー30は、第1電力端子16の先端部とほぼ同じ高さで水平に伸びている。実施例7の半導体装置は、実施例6と同様に、第1低融点部材40、中継部材42、及び、第2低融点部材44を有している。第1低融点部材40は、第1電力端子16の先端部の下面に接続されている。第2低融点部材44は、バスバー30の下面に接続されている。中継部材42は、第1低融点部材40及び第2低融点部材44に対して下側から接続されている。バスバー30、第2低融点部材44、中継部材42、第1低融点部材40及び第1電力端子16は、半導体素子12a、12bに繋がる電流経路を構成している。この電流経路に過電流が流れると、第1低融点部材40及び第2低融点部材44が溶融する。すると、中継部材42が自重により落下する。その結果、電流経路が切断され、過電流が遮断される。
また、実施例7の構成では、第1電力端子16及びバスバー30の構造がそれほど複雑ではないので、インダクタンスは小さい。このように、実施例7の構成によれば、低いインダクタンスを実現しながら、半導体素子12a、12bを過電流から保護することができる。
以上に説明したように、実施例1〜7のいずれの構成でも、低いインダクタンスを実現することができる。また、実施例1〜7のいずれの構成でも、過電流が流れるときに電流経路が切断されるので、半導体素子を過電流から保護することができる。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
2 :半導体装置
10 :半導体モジュール
12a :半導体素子
12b :半導体素子
14 :封止体
16 :第1電力端子
18 :第2電力端子
19 :信号端子
30 :バスバー
40 :低融点部材

Claims (3)

  1. 半導体素子及び前記半導体素子に接続された電力端子を有する半導体モジュールと、
    第1低融点部材と、
    前記第1低融点部材を介して前記電力端子に接続されたバスバーと、
    を備え、
    前記第1低融点部材の融点が、前記電力端子及び前記バスバーの各融点よりも低い、
    半導体装置。
  2. 前記電力端子と前記バスバーの少なくとも一方がバネ部を有しており、
    前記バネ部による力が、前記電力端子の前記第1低融点部材に対する接点と前記バスバーの前記第1低融点部材に対する接点とが互いから離れる方向に作用している、
    請求項1の半導体装置。
  3. 第2低融点部材と、
    中継部材、
    をさらに備え、
    前記第1低融点部材の融点が、前記中継部材の融点よりも低く、
    前記第2低融点部材の融点が、前記電力端子、前記バスバー及び前記中継部材の各融点よりも低く、
    前記中継部材が、前記第1低融点部材を介して前記電力端子に接続されているとともに前記第2低融点部材を介して前記バスバーに接続されている、
    請求項1の半導体装置。
JP2018149728A 2018-08-08 2018-08-08 半導体装置 Pending JP2020025058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149728A JP2020025058A (ja) 2018-08-08 2018-08-08 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149728A JP2020025058A (ja) 2018-08-08 2018-08-08 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020025058A true JP2020025058A (ja) 2020-02-13

Family

ID=69619040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018149728A Pending JP2020025058A (ja) 2018-08-08 2018-08-08 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020025058A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021001092T5 (de) 2020-02-18 2023-01-19 Hitachi Astemo, Ltd. Kalibrierungsverfahren für einen Drehwinkelsensor

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068967A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Denso Corp 半導体装置
JP3149088U (ja) * 2008-12-25 2009-03-12 岡谷電機産業株式会社 サージ吸収器
US20090127249A1 (en) * 2005-02-07 2009-05-21 Hans-Peter Bauer Device for Triggering a Heating Element in a Motor Vehicle
JP2012029459A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Denso Corp 電力変換装置
US20160049275A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-18 Borgwarner Ludwigsburg Gmbh Fuse for an electrical circuit and printed circuit board having a fuse
JP2016129097A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 温度ヒューズ構造、及び、電気接続箱

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003068967A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Denso Corp 半導体装置
US20090127249A1 (en) * 2005-02-07 2009-05-21 Hans-Peter Bauer Device for Triggering a Heating Element in a Motor Vehicle
JP3149088U (ja) * 2008-12-25 2009-03-12 岡谷電機産業株式会社 サージ吸収器
JP2012029459A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Denso Corp 電力変換装置
US20160049275A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-18 Borgwarner Ludwigsburg Gmbh Fuse for an electrical circuit and printed circuit board having a fuse
JP2016129097A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 温度ヒューズ構造、及び、電気接続箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021001092T5 (de) 2020-02-18 2023-01-19 Hitachi Astemo, Ltd. Kalibrierungsverfahren für einen Drehwinkelsensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10193250B2 (en) Substrate and terminals for power module and power module including the same
US8963005B2 (en) Bus bar module
JP4640213B2 (ja) 電力半導体装置及びそれを使用したインバータブリッジモジュール
US10720383B2 (en) Semiconductor device configuring upper and lower arms including auxiliary terminals
CN102460693A (zh) 电力变换装置
WO2015029159A1 (ja) 半導体装置
KR101642754B1 (ko) 반도체장치
US20180084661A1 (en) Electronic module assembly having low loop inductance
JP2020025058A (ja) 半導体装置
US10950526B2 (en) Semiconductor device
US11217514B2 (en) Power semiconductor device, method for manufacturing power semiconductor device, and power conversion device
KR101776425B1 (ko) 파워 모듈
US20140084447A1 (en) Power module package
US11894348B2 (en) Power semiconductor device
CN211719591U (zh) 一种功率模组
US10847489B2 (en) Semiconductor device
JP2019197748A (ja) 半導体装置
JP2019071319A (ja) 半導体装置
JP2019140175A (ja) 半導体モジュール
JP6922002B2 (ja) 半導体装置
JP7218564B2 (ja) 半導体装置
JP7069885B2 (ja) 半導体装置
US11088118B2 (en) Semiconductor device
JP2024003917A (ja) 電力変換装置
CN113016069A (zh) 元件模块

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200401

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220906