JP2020024021A - 水素ステーション - Google Patents

水素ステーション Download PDF

Info

Publication number
JP2020024021A
JP2020024021A JP2018149492A JP2018149492A JP2020024021A JP 2020024021 A JP2020024021 A JP 2020024021A JP 2018149492 A JP2018149492 A JP 2018149492A JP 2018149492 A JP2018149492 A JP 2018149492A JP 2020024021 A JP2020024021 A JP 2020024021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
hydrogen
valve
tank
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018149492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7120844B2 (ja
Inventor
古田 博貴
Hirotaka Furuta
博貴 古田
俊平 内田
Shumpei Uchida
俊平 内田
量大 山川
Kazuhiro Yamakawa
量大 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2018149492A priority Critical patent/JP7120844B2/ja
Publication of JP2020024021A publication Critical patent/JP2020024021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7120844B2 publication Critical patent/JP7120844B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/32Hydrogen storage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】水素を効率よく利用する。【解決手段】水素ステーションは、タンクに接続される供給管152に設けられた流量調整弁154と、水素源に接続された圧縮機120と、圧縮機120の吐出側と流量調整弁154とを接続する直接充填管240と、直接充填管240と貯留部(高圧蓄圧器220A〜220C)とを接続する接続管250、250A〜250Cと、接続管250、250A〜250Cに設けられた保圧弁252と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、タンクに水素を供給する水素ステーションに関する。
近年、燃料電池を搭載した自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle、以下、「燃料電池自動車」と称する。)が開発されている。燃料電池自動車のタンクへの水素の充填方式として、直接充填方式と、差圧充填方式の2つの方式が考案されている(例えば、特許文献1)。直接充填方式は、水素を昇圧する圧縮機を備え、圧縮機からタンクに直接水素を充填する方式である。差圧充填方式は、水素を昇圧する圧縮機と、昇圧された水素を貯留する蓄圧器とを含み、蓄圧器に貯留された水素を差圧でタンクに充填する方式である。
特許第6077565号公報
水素ステーションにおいて、水素を効率よく利用する技術の開発が希求されている。
本発明は、水素を効率よく利用することが可能な水素ステーションを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の水素ステーションは、タンクに接続される供給管に設けられた流量調整弁と、水素源に接続された圧縮機と、圧縮機の吐出側と流量調整弁とを接続する直接充填管と、直接充填管と貯留部とを接続する接続管と、接続管に設けられた保圧弁と、を備える。
また、圧縮機の吐出側と貯留部とを接続し、第1開閉弁が設けられた第1差圧充填管と、貯留部と流量調整弁とを接続し、第2開閉弁が設けられた第2差圧充填管と、を備えてもよい。
また、貯留部を複数備え、保圧弁が開弁されることによって接続管を通過する水素を、貯留部のうち、相対的に高圧の貯留部に供給する制御部を備えてもよい。
また、圧縮機の吐出側と吸入側とを接続するバイパス管と、バイパス管に設けられた可変圧蓄圧器と、を備えてもよい。
また、圧縮機の吐出側と吸入側とを接続するバイパス管を備え、貯留部は、バイパス管に設けられてもよい。
また、圧縮機の吐出側と高圧蓄圧器とを接続し、第1開閉弁が設けられた第1差圧充填管と、高圧蓄圧器と流量調整弁とを接続し、第2開閉弁が設けられた第2差圧充填管と、を備えてもよい。
本発明によれば、水素を効率よく利用することが可能となる。
第1実施形態にかかる水素ステーションを説明するための図である。 圧力と流量との関係を説明する図である。 充填機構を説明する図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第1の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第2の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第3の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第4の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第5の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第6の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第7の図である。 開閉弁の開閉状態を説明する第8の図である。 第2実施形態にかかる水素ステーションを説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態:水素ステーション100)
図1は、第1実施形態にかかる水素ステーション100を説明するための図である。なお、図1中、水素の流れを実線の矢印で示す。水素ステーション100は、車両10や船舶、飛行機等に搭載されたタンクに水素を充填(供給)する。なお、本実施形態では、車両10のタンクに水素を供給する構成を例に挙げて説明する。また、車両10は、燃料電池を搭載した車両であり、例えば、乗用車、バス、トラック、バイク(二輪車)である。
図1に示すように、水素ステーション100は、水素源110と、圧縮機120と、充填機構200と、ステーション制御部130(制御部)と、ディスペンサ150とを含む。
水素源110は、例えば、水素製造装置、または、水素トレーラーであり、水素を出力する。水素製造装置は、例えば、都市ガス、液化石油ガス(LPG:Liquefied Petroleum Gas)等の化石燃料から純度の高い水素を製造して出力する。また、水素製造装置は、水電解装置であってもよい。水素トレーラーは、圧縮された水素が充填された高圧容器を積載する。なお、水素源110が水素製造装置である場合、水素ステーション100は、オンサイト型と呼ばれる。一方、水素源110が水素トレーラーである場合、水素ステーション100は、オフサイト型と呼ばれる。
圧縮機120は、水素源110に接続される。圧縮機120は、水素源110から出力された水素(例えば、0.6MPa)を圧縮して、例えば、82MPaに昇圧する。圧縮機120の吐出側(出口)は、後述する充填機構200に接続される。充填機構200については、後に詳述する。
ステーション制御部130は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。ステーション制御部130は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出す。ステーション制御部130は、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して水素ステーション100全体を管理および制御する。
ディスペンサ150は、供給管152と、流量調整弁154と、プレクーラー160と、流量測定部170と、圧力測定部172と、外気温測定部174と、ディスペンサ制御部180と、メモリ190とを含む。
供給管152は、車両10のタンクに接続される。流量調整弁154は、供給管152に設けられる。充填機構200の出力側は、流量調整弁154に接続される。流量調整弁154は、充填機構200から供給される水素の流量を調整する。
プレクーラー160は、供給管152に設けられる。プレクーラー160は、水素を所定温度(例えば、−40℃)に冷却する。プレクーラー160によって冷却された水素は、供給管152を介して、車両10のタンクに供給されることとなる。
流量測定部170は、車両10(タンク)に供給される水素の流量を測定する。流量測定部170によって測定された流量は、課金に利用される。
圧力測定部172は、車両10に供給される水素の圧力を測定する。なお、圧力測定部172は、供給管152におけるプレクーラー160の下流側を通過する水素の圧力を測定する。このため、供給管152がタンクに接続されている場合には、間接的にタンクの圧力を測定することとなる。外気温測定部174は、外気温を測定する。
ディスペンサ制御部180は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。ディスペンサ制御部180は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出す。ディスペンサ制御部180は、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働してディスペンサ150全体を管理および制御する。
メモリ190は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成される。メモリ190は、ディスペンサ制御部180に用いられるプログラムや各種データを記憶する。メモリ190は、例えば、後述する充填プロトコル(充填技術基準)で定められた充填条件テーブル(または、充填条件)を記憶する。
本実施形態において、ディスペンサ制御部180は、通信部182、推定部184、決定部186、調整部188として機能し、所定の圧力上昇率(後述する目標圧力上昇率)でタンクに水素が供給されるように、流量調整弁154の開度を調整する。
通信部182は、車両10の通信手段と通信を確立し、車両10に搭載されているタンクの容積と、タンクの常用圧力(最大許容圧力)とを車両10から受信する。
推定部184は、車両10に搭載されたタンクの残圧(タンクに貯留されている水素の残量)を推定する。具体的に説明すると、推定部184は、供給管152がタンクに接続された状態で、後述する開閉弁232Aを開弁し、流量調整弁154の開度を徐々に大きくさせる(流量を上昇させる)とともに、圧力測定部172から圧力を取得し、単位流量あたりの圧力上昇幅を導出する。タンクに水素を供給する際に、流量を徐々に上昇させていくと、供給開始からタンクの残圧に到達するまでは、単位流量あたりの圧力上昇幅が大きい。一方、タンクの残圧に到達すると、流量を上昇させたとしても単位流量あたりの圧力上昇幅が小さくなる。そこで、推定部184は、単位流量あたりの圧力上昇幅が所定値未満となった圧力をタンクの残圧と推定し、このタンクの残圧を水素の供給を開始する初期圧力として扱うこととする。
決定部186は、タンクに供給する水素の目標圧力上昇率を決定する。本実施形態において、決定部186は、メモリ190に記憶された複数の充填条件テーブルから1の充填条件テーブルを参照して、目標圧力上昇率を決定する。
充填条件テーブルは、水素の温度をタンクの耐熱温度未満としつつ、短時間で供給を行うことができる目標圧力上昇率を決定するために、充填プロトコルで定められたテーブルである。充填条件テーブルでは、外気温度(℃)と、目標圧力上昇率(MPa/min)と、目標圧力(MPa)と、初期圧力(MPa)とが関連付けられている。メモリ190には、タンクの常用圧力、プレクーラー160による水素の冷却温度(水素の供給温度)、タンクの容積ごとに設けられた複数の充填条件テーブルが記憶されている。
決定部186は、通信部182が受信したタンクの容積と、タンクの常用圧力と、プレクーラー160による水素の冷却温度(供給温度)とに基づいて、まず、1の充填条件テーブルを決定する。そして、決定部186は、決定した1の充填条件テーブルを参照し、外気温測定部174が測定した外気温度と、推定部184が推定した初期圧力とに基づいて、目標圧力上昇率および目標圧力を決定する。
図2は、圧力と流量との関係を説明する図である。図2に示すように、一定の目標圧力上昇率となるように水素をタンクに供給しようとすると、供給する流量を変動させなければならない。そこで、調整部188は、タンクの圧力上昇率(圧力測定部172によって測定された圧力の上昇率)が、決定部186によって決定された目標圧力上昇率となるように、流量調整弁154の開度を調整する。そして、調整部188は、圧力測定部172が測定した圧力が、目標圧力に到達すると、流量調整弁154を閉弁して、タンクへの水素の供給を終了する。
このように、流量調整弁154を備える構成により、水素ステーション100は、圧縮機120の吐出流量を制御(インバータ制御およびスピルバック制御等)する従来の直接充填方式と比較して、流量を容易に制御することができる。
(充填機構200)
続いて、上記充填機構200について説明する。図3は、充填機構200を説明する図である。なお、図3中、水素の流れを実線の矢印で示す。図3に示すように、充填機構200は、第1差圧充填管210、210A〜210Cと、開閉弁(第1開閉弁)212A〜212Cと、複数の高圧蓄圧器(貯留部)220A〜220Cと、第2差圧充填管230、230A〜230Cと、開閉弁(第2開閉弁)232A〜232Cと、直接充填管240と、開閉弁242と、接続管250、250A〜250Cと、保圧弁252と、開閉弁254A〜254Cとを含む。
第1差圧充填管210は、圧縮機120の吐出側と、高圧蓄圧器220A〜220Cとを接続する。本実施形態において、第1差圧充填管210は、一端が圧縮機120の吐出側に接続され、他端が複数(ここでは3)の第1差圧充填管210A〜210Cに分岐される。第1差圧充填管210Aは、高圧蓄圧器220Aに接続される。第1差圧充填管210Bは、高圧蓄圧器220Bに接続される。第1差圧充填管210Cは、高圧蓄圧器220Cに接続される。
開閉弁212Aは、第1差圧充填管210Aに設けられる。開閉弁212Bは、第1差圧充填管210Bに設けられる。開閉弁212Cは、第1差圧充填管210Cに設けられる。
高圧蓄圧器220A〜220Cは、圧縮機120によって昇圧された水素を貯留する。高圧蓄圧器220A〜220Cの常用圧力は、例えば、82MPaである。また、本実施形態において、水素ステーション100は、高圧蓄圧器220A〜220C全体で、1台の乗用車のタンクを満充填するために必要な水素を貯留するように設計される。
第2差圧充填管230は、高圧蓄圧器220A〜220Cと、流量調整弁154とを接続する。本実施形態において、第2差圧充填管230は、一端が複数(ここでは3)の第2差圧充填管230A〜230Cに分岐され、他端が流量調整弁154に接続される。第2差圧充填管230Aは、高圧蓄圧器220Aに接続される。第2差圧充填管230Bは、高圧蓄圧器220Bに接続される。第2差圧充填管230Cは、高圧蓄圧器220Cに接続される。
開閉弁232Aは、第2差圧充填管230Aに設けられる。開閉弁232Bは、第2差圧充填管230Bに設けられる。開閉弁232Cは、第2差圧充填管230Cに設けられる。
直接充填管240は、圧縮機120の吐出側と、流量調整弁154とを接続する。開閉弁242は、直接充填管240に設けられる。
接続管250は、直接充填管240と、高圧蓄圧器220A〜220Cとを接続する。本実施形態において、接続管250は、直接充填管240における開閉弁242と流量調整弁154との間から分岐され、第1差圧充填管210A〜210Cを介して、高圧蓄圧器220A〜220Cに接続される。接続管250は、一端が直接充填管240に接続され、他端が接続管250A〜250Cに分岐される。接続管250Aは、第1差圧充填管210Aに接続される。接続管250Bは、第1差圧充填管210Bに接続される。接続管250Cは、第1差圧充填管210Cに接続される。
保圧弁252は、接続管250に設けられる。保圧弁252は、直接充填管240の圧力が所定の保圧圧力を上回ると開弁する。保圧圧力は、例えば、高圧蓄圧器220A〜220Cの常用圧力である。
開閉弁254Aは、接続管250Aに設けられる。開閉弁254Bは、接続管250Bに設けられる。開閉弁254Cは、接続管250Cに設けられる。
(ステーション制御部130による圧縮機120および充填機構200の制御)
続いて、ステーション制御部130による圧縮機120および充填機構200の制御について、図4〜図11を用いて説明する。図4〜図11は、開閉弁212A〜212C、232A〜232C、242、254A〜254Cの開閉状態を説明する図である。なお、図4〜図11中、閉弁状態を黒で示し、開弁状態を白で示し、水素の流れを実線の矢印で示す。また、開閉弁212A〜212C、232A〜232C、242、254A〜254Cが閉弁されており、高圧蓄圧器220A〜220Cの圧力が常用圧力である場合を例に挙げて説明する。また、水素ステーション100が、乗用車よりタンクの容量が大きい、バス(車両10)に水素を供給する場合を例に挙げる。
図4に示すように、ステーション制御部130は、供給管152が車両10のタンクに接続されたら、開閉弁232Aを開弁する。そうすると、高圧蓄圧器220Aから、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。
高圧蓄圧器220Aが所定の圧力未満になると、図5に示すように、ステーション制御部130は、圧縮機120の運転を開始させ、開閉弁212Aを開弁する。そうすると、開閉弁212Aを通じて、圧縮機120から高圧蓄圧器220Aへ、復圧のための水素が供給される。
そして、流量測定部170によって測定された流量が所定の下限流量未満になると、図6に示すように、ステーション制御部130は、開閉弁232Aを閉弁して、開閉弁232Bを開弁する。そうすると、高圧蓄圧器220Bから、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。なお、下限流量は、上記目標圧力上昇率を維持できる流量の下限値である。
高圧蓄圧器220Bが所定の圧力未満になると、図7に示すように、ステーション制御部130は、開閉弁212Aを閉弁し、開閉弁212Bを開弁する。そうすると、開閉弁212Bを通じて、圧縮機120から高圧蓄圧器220Bへ、復圧のための水素が供給される。
その後、流量測定部170によって測定された流量が下限流量未満になると、図8に示すように、ステーション制御部130は、開閉弁232Bを閉弁して、開閉弁232Cを開弁する。そうすると、高圧蓄圧器220Cから、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。
高圧蓄圧器220Cが所定の圧力未満になると、図9に示すように、ステーション制御部130は、開閉弁212Bを閉弁し、開閉弁212Cを開弁する。そうすると、開閉弁212Cを通じて、圧縮機120から高圧蓄圧器220Cへ、復圧のための水素が供給される。
続いて、流量測定部170によって測定された流量が下限流量未満になると、図10に示すように、ステーション制御部130は、開閉弁212Cを閉弁し、開閉弁232Cを閉弁して、開閉弁242、254Cを開弁する。なお、ステーション制御部130は、圧縮機120を定格で運転させる。そうすると、圧縮機120から、直接充填管240、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。
なお、この際、流量調整弁154の開度によっては、直接充填管240の圧力が、保圧圧力を上回る場合がある。具体的に説明すると、タンクが所定の圧力以上になると、タンクの温度が上昇し、圧縮係数が上昇する。そうすると、供給される水素の流量が同じであっても、圧力上昇率が大きくなってしまう。したがって、タンクが所定の圧力以上になると、ディスペンサ制御部180は、目標圧力上昇率を維持すべく、流量調整弁154の開度を小さくして、タンクに供給される水素の流量を小さくする。この場合、直接充填管240の圧力が、保圧圧力を上回る。そうすると、保圧弁252が開弁され、接続管250、250Cを通じて、余剰の水素が高圧蓄圧器220Cに供給されることになる。
高圧蓄圧器220Cが常用圧力まで復圧したら、開閉弁254Cを閉弁して、開閉弁254Bを開弁する。その後、ステーション制御部130は、高圧蓄圧器220Bが常用圧力まで復圧したら、開閉弁254Bを閉弁して、開閉弁254Aを開弁する。
そして、圧力測定部172が測定した圧力が、目標圧力に到達すると、図11に示すように、ステーション制御部130は、開閉弁242、254Aを閉弁して、タンクへの水素の供給を終了する。また、ステーション制御部130は、高圧蓄圧器220Aが常用圧力まで復圧していなければ、開閉弁212Aを開弁する。
なお、余剰の水素によって高圧蓄圧器220Cが常用圧力まで復圧する前に目標圧力に到達した場合、ステーション制御部130は、開閉弁254Cを閉弁し、開閉弁212Cを開弁して、高圧蓄圧器220Cを復圧し、高圧蓄圧器220Cが常用圧力まで復圧したら、開閉弁212Bを開弁する。その後、ステーション制御部130は、高圧蓄圧器220Bが常用圧力まで復圧したら、開閉弁212Bを閉弁して、開閉弁212Aを開弁する。
また、余剰の水素によって高圧蓄圧器220Bが常用圧力まで復圧する前に目標圧力に到達した場合、ステーション制御部130は、開閉弁254Bを閉弁し、開閉弁212Bを開弁して、高圧蓄圧器220Bを復圧し、高圧蓄圧器220Bが常用圧力まで復圧したら、開閉弁212Bを閉弁して、開閉弁212Aを開弁する。
そして、高圧蓄圧器220Aが常用圧力まで復圧したら、ステーション制御部130は、開閉弁212Aを閉弁して、圧縮機120を停止する。
以上説明したように、本実施形態の水素ステーション100は、直接充填管240を備える構成により、高圧蓄圧器220A〜220Cによって差圧充填可能な水素の量よりも大容量のタンクを搭載した車両10に水素を供給する場合、高速で水素を供給することができる。具体的に説明すると、直接充填管240を備えない従来の差圧充填方式では、高圧蓄圧器220Cからタンクへ水素を供給できなくなった後、すなわち、高圧蓄圧器220Cとタンクとが均圧になった後、高圧蓄圧器220Cを通じなければ、圧縮機120からタンクに水素を供給できない。したがって、タンクのみならず、高圧蓄圧器220Cにも水素を充填することになり、タンクへの水素の充填速度が低くなってしまっていた。例えば、圧縮機120の吐出量をX、タンクの容量をa、高圧蓄圧器220Cの容量をbとすると、タンクに充填される水素の量=X×(a/(a+b))となる。
これに対し、本実施形態の水素ステーション100は、高圧蓄圧器220Cからタンクへ水素を供給できなくなった後、圧縮機120によって昇圧された水素を直接充填管240からタンクへ供給することができる。つまり、高圧蓄圧器220Cを経由せずとも圧縮機120からタンクへ直接水素を供給することが可能となる。したがって、タンクのみに水素を供給することができ、タンクへの水素の供給速度を上昇させることができる。
また、本実施形態の水素ステーション100は、複数の高圧蓄圧器220A〜220Cを備え、それぞれの高圧蓄圧器220A〜220Cが異なるタイミングでタンクに接続される。具体的に説明すると、高圧蓄圧器220A〜220Cからタンクへの水素の充填は、高圧蓄圧器220A〜220Cと、タンクとの差圧によって為される。したがって、例えば、高圧蓄圧器220A〜220Cが同時にタンクに接続される場合、高圧蓄圧器220A〜220Cとタンクとが均圧になったら、これ以上水素を充填することができない。
これに対し、高圧蓄圧器220A〜220Cを異なるタイミングでタンクに接続する場合、例えば、まず、高圧蓄圧器220Aをタンクに接続すると、高圧蓄圧器220Aとタンクとが均圧になる。しかし、高圧蓄圧器220Bは、タンクの圧力より高圧であるため、高圧蓄圧器220Bをタンクに接続すると、高圧蓄圧器220Bからタンクに水素を差圧充填することができる。また、高圧蓄圧器220Bとタンクとが均圧になっても、高圧蓄圧器220Cは、タンクの圧力より高圧である。したがって、高圧蓄圧器220Cをタンクに接続すると、高圧蓄圧器220Cからタンクに水素を差圧充填することができる。つまり、高圧蓄圧器220A〜220Cが同時にタンクに接続される場合と比較して、高圧蓄圧器220A〜220Cからタンクへ差圧充填される水素の量を多くすることができる。
さらに、本実施形態の水素ステーション100は、圧縮機120の吐出流量を制御(インバータ制御およびスピルバック制御等)する従来の直接充填方式と比較して、余剰の水素を高圧蓄圧器220A〜220Cに貯留することができるため、圧縮機120の吐出流量を定格に維持することが可能となる。これにより、圧縮機120を効率よく運転することができる。
また、本実施形態の水素ステーション100は、接続管250、250A〜250C、および、保圧弁252を備えるため、直接充填管240で余剰の水素を高圧蓄圧器220A〜220Cに貯留することができる。これにより、余剰の水素を廃棄する事態を回避することができ、水素を効率よく利用することが可能となる。
さらに、水素ステーション100は、開閉弁254A〜254Cを備えるため、高圧蓄圧器220A〜220Cが常用圧力である場合に、さらに、余剰の水素が供給されてしまう事態を回避することができる。
また、本実施形態の水素ステーション100において、直接充填管240で余剰の水素は、まず、残圧が最も高圧の高圧蓄圧器220Cに、次に、高圧蓄圧器220Bに、最後に、残圧が最も低圧の高圧蓄圧器220Aに供給される。つまり、保圧弁252が開弁することによって接続管250を通過する水素は、高圧蓄圧器220A〜220Cのうち、相対的に高圧の高圧蓄圧器220A〜220Cに供給される。これにより、常用圧力に復圧した高圧蓄圧器220A〜220Cを早期に確保することができる。
(第2実施形態:水素ステーション300)
図12は、第2実施形態にかかる水素ステーション300を説明するための図である。なお、図12中、水素の流れを実線の矢印で示す。図12に示すように、本実施形態において、水素ステーション300は、水素製造装置(水素源)310と、接続管312と、サクションタンク314と、圧縮機120と、ステーション制御部330と、ディスペンサ150と、第1差圧充填管210、210A〜210Cと、開閉弁212A〜212Cと、複数の高圧蓄圧器220A〜220Cと、第2差圧充填管230、230A〜230Cと、開閉弁232A〜232Cと、直接充填管240と、開閉弁242と、接続管350と、保圧弁352と、開閉弁354、356と、第1配管(バイパス管)360と、開閉弁362と、可変圧蓄圧器(貯留部)370と、第2配管(バイパス管)380と、開閉弁382と、減圧弁384とを含む。なお、上記水素ステーション100と実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
水素製造装置310は、都市ガス、液化石油ガス等の化石燃料から純度の高い水素を製造して出力する。水素製造装置310による水素の出力量は、運転を開始してから定格運転に到達するまでの間(開始処理期間)、定格運転よりも少ない。したがって、定格運転における水素の出力量から開始処理期間における水素の出力量を減算した分の水素が、開始運転処理期間において不足する。また、運転中に水素製造装置310が停止指示を受け付けた場合、水素の出力量を徐々に減らし、最終的に停止状態とする。したがって、停止指示を受け付けてから停止状態に到達するまでの間(停止処理期間)、水素が出力される。この際に出力される水素が、停止処理期間において生じる水素の余剰分となる。
水素製造装置310は、接続管312を介して圧縮機120の吸入側(入口)に接続されている。接続管312には、サクションタンク314が設けられている。サクションタンク314は、クッションタンクとして機能し、水素製造装置310から出力された水素の圧力変動を吸収する。
接続管350は、直接充填管240における圧縮機120と開閉弁242との間から分岐され、可変圧蓄圧器370に接続される。
保圧弁352は、接続管350に設けられる。保圧弁352は、直接充填管240の圧力が保圧圧力を上回ると開弁する。
開閉弁354は、接続管350における開閉弁242と保圧弁352との間(保圧弁352の上流側)に設けられる。開閉弁356は、接続管350における保圧弁352と可変圧蓄圧器370との間(保圧弁352の下流側)に設けられる。
第1配管360は、接続管350における開閉弁242と開閉弁354との間と、保圧弁352と開閉弁356との間とを接続する。つまり、第1配管360は、圧縮機120の吐出側と、可変圧蓄圧器370とを接続する。開閉弁362は、第1配管360に設けられる。
可変圧蓄圧器370は、水素製造装置310から出力され、圧縮機120によって昇圧された水素(例えば、82MPa)を貯留する。なお、本実施形態において、可変圧蓄圧器370の容量は、水素製造装置310の開始処理期間において生じる水素の不足分と、水素製造装置310の停止処理期間において生じる水素の余剰分との合計を貯留できる容量である。可変圧蓄圧器370の常用圧力は、例えば、40MPaである。
第2配管380は、可変圧蓄圧器370と、接続管312におけるサクションタンク314と圧縮機120との間を接続する。つまり、第2配管380は、可変圧蓄圧器370と、圧縮機120の吸入側とを接続する。換言すれば、第1配管360および第2配管380は、圧縮機120の吐出側と吸入側とを接続する。開閉弁382は、第2配管380に設けられる。
減圧弁384は、第2配管380における開閉弁382と、接続管312との間に設けられる。減圧弁384の設定圧力は、圧縮機120の最大吸入圧力とする。減圧弁384を備える構成により、最大吸入圧力が可変圧蓄圧器370の最大許容圧力未満の圧縮機120(例えば、吸入圧力の範囲が0.6MPaから20MPaに設計された圧縮機)を採用することができる。一般的に、相対的に低い最大吸入圧力で設計された圧縮機は、相対的に高い最大吸入圧力で設計された圧縮機よりも低コストである。したがって、減圧弁384を備える構成により、低コストの圧縮機120を採用することができ、水素ステーション300全体の設備費を低減することが可能となる。なお、減圧弁384は、下流圧を機械的に一定に保つバネ式の減圧弁であってもよいし、下流圧を一定に保つ電子式の制御弁であってもよい。また、減圧弁384は、第2配管380における開閉弁382と、可変圧蓄圧器370との間に設けられてもよい。
ステーション制御部330は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。ステーション制御部330は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出す。ステーション制御部330は、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して水素ステーション300全体を管理および制御する。
本実施形態において、ステーション制御部330は、水素製造装置310の制御、圧縮機の制御等を行う。以下、各制御について説明する。
(ステーション制御部330による水素製造装置310の駆動制御)
ステーション制御部330は、可変圧蓄圧器370の圧力が所定の閾値と等しいか否かを判定する。ここで、閾値は、可変圧蓄圧器370の容量を、上記不足分と余剰分との比で按分した値に設定される。そして、ステーション制御部330は、可変圧蓄圧器370の圧力が閾値と等しいと判定すると、水素製造装置310の現在の出力をキープ(維持)する。
一方、可変圧蓄圧器370の圧力が閾値を上回る場合、ステーション制御部330は、水素製造装置310を停止させる停止処理を開始する。なお、既に停止処理が開始されている場合には、停止処理の遂行を維持する。また、可変圧蓄圧器370の圧力が閾値未満である場合、水素製造装置310の運転を開始させる(開始処理の遂行を開始する)。なお、既に開始処理の遂行が開始されている場合には、開始処理の遂行を維持する。
(ステーション制御部330による圧縮機120の制御)
ステーション制御部330は、サクションタンク314の圧力が目標値(例えば、0.55MPa)と等しい場合、圧縮機120をロード(吸込・吐出量)キープする。一方、サクションタンク314の圧力が目標値を上回る圧力である場合、圧縮機120をロードアップする。また、サクションタンク314の圧力が目標値未満である場合、圧縮機120をロードダウンする。
(ステーション制御部330による開閉弁212A〜212C、232A〜232C、242、362、382の制御)
ここでは、開閉弁212A〜212C、232A〜232C、242、362、382が閉弁されており、開閉弁354、356が開弁されており、高圧蓄圧器220A〜220Cの圧力が常用圧力である場合を例に挙げて説明する。また、水素ステーション300が、乗用車よりタンクの容量が大きい、バス(車両10)に水素を供給する場合を例に挙げる。
ステーション制御部330は、供給管152が車両10のタンクに接続されたら、開閉弁232Aを開弁する。そうすると、高圧蓄圧器220Aから、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。
そして、流量測定部170によって測定された流量が下限流量未満になると、ステーション制御部330は、開閉弁232Aを閉弁して、開閉弁232Bを開弁する。そうすると、高圧蓄圧器220Bから、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。
その後、流量測定部170によって測定された流量が下限流量未満になると、ステーション制御部330は、開閉弁232Bを閉弁して、開閉弁232Cを開弁する。そうすると、高圧蓄圧器220Cから、流量調整弁154を通じて、タンクへ水素が供給される。
続いて、流量測定部170によって測定された流量が下限流量未満になると、ステーション制御部330は、開閉弁232Cを閉弁して、開閉弁242、382を開弁する。そうすると、可変圧蓄圧器370に貯留された水素は、圧縮機120から、直接充填管240、流量調整弁154を通じて、タンクに供給される。
なお、上記第1実施形態で説明したように、この際、流量調整弁154の開度によっては、直接充填管240の圧力が、保圧圧力を上回る場合がある。この場合、保圧弁352が開弁され、接続管350を通じて、余剰の水素が可変圧蓄圧器370に供給されることになる。
そして、圧力測定部172が測定した圧力が、目標圧力に到達すると、開閉弁242、流量調整弁154を閉弁して、タンクへの水素の供給を終了する。
また、ステーション制御部330は、開閉弁212Cを開弁する。そして、ステーション制御部130は、高圧蓄圧器220Cが常用圧力まで復圧したら、開閉弁212Cを閉弁して、開閉弁212Bを開弁する。その後、ステーション制御部330は、高圧蓄圧器220Bが常用圧力まで復圧したら、開閉弁212Bを閉弁して、開閉弁212Aを開弁する。
そして、高圧蓄圧器220Aが常用圧力まで復圧したら、ステーション制御部330は、開閉弁212Aを閉弁して、開閉弁362を開弁する。こうして、高圧蓄圧器220A〜220Cが常用圧力まで復圧されると、水素製造装置310によって製造された水素は、可変圧蓄圧器370へ送出されることとなる。
以上説明したように、第2実施形態にかかる水素ステーション300は、接続管350、保圧弁352を備えるため、直接充填管240で余剰の水素を可変圧蓄圧器370に貯留することができる。これにより、余剰の水素を廃棄する事態を回避することができ、水素を効率よく利用することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、ディスペンサ制御部180が通信部182を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、通信部182は必須の構成ではない。この場合、ディスペンサ制御部180は、ユーザによる操作入力に応じて、タンクの容積を取得してもよい。なお、ユーザによる操作入力は、車両10の運転手や水素ステーションの充填員が、車両情報が書き込まれたカードをカードリーダに読み込ませる処理等を含む。
また、上記実施形態において、水素ステーション100、300は、高圧蓄圧器220A〜220C全体で、1台の乗用車のタンクを満充填するために必要な水素を貯留するように設計される場合を例に挙げて説明した。しかし、水素ステーション100、300は、1台の乗用車のタンクを満充填するために必要な水素を貯留できる数未満の高圧蓄圧器を備えてもよい。この場合であっても、水素ステーション100、300は、直接充填管240を備えるため、乗用車のタンクに水素を迅速に充填することができる。
また、上記第1実施形態において、接続管250が、接続管250A〜250Cに分岐される、つまり、接続管250がすべての高圧蓄圧器220A〜220Cに接続される構成を例に挙げて説明した。しかし、接続管250は、複数の高圧蓄圧器のうち、少なくともいずれか1の高圧蓄圧器に接続されていればよい。これにより、配管や開閉弁の数を減らすことができ、水素ステーション100全体の設備費を低減することが可能となる。
また、上記第1実施形態において、直接充填管240で余剰した水素が、タンクへの水素の供給順(高圧蓄圧器220A→高圧蓄圧器220B→高圧蓄圧器220C)と逆順(高圧蓄圧器220C→高圧蓄圧器220B→高圧蓄圧器220A)に供給される構成を例に挙げて説明した。しかし、高圧蓄圧器220A、高圧蓄圧器220B、および、高圧蓄圧器220Cそれぞれの圧力を測定する圧力センサを備え、圧力センサの測定値に基づき、直接充填管240で余剰した水素を、高圧蓄圧器220A〜220Cのうち、相対的に高圧の高圧蓄圧器220A〜220Cに供給してもよい。
また、上記第1実施形態において、水素ステーション100が可変圧蓄圧器370等を備えない構成を例に挙げて説明した。しかし、水素ステーション100は、サクションタンク314、第1配管360、開閉弁362、可変圧蓄圧器370、第2配管380、開閉弁382、減圧弁384を備えてもよい。
また、上記第2実施形態において、水素ステーション300が、接続管250、250A〜250C、保圧弁252、および、開閉弁254A〜254Cを備えない場合を例に挙げて説明した。しかし、水素ステーション300は、接続管350および保圧弁352に加えて、接続管250、250A〜250C、保圧弁252、および、開閉弁254A〜254Cを備えてもよい。この場合、まず、高圧蓄圧器220A〜220Cに余剰の水素が供給され、その後、可変圧蓄圧器370に余剰の水素が供給されてもよい。
また、上記第2実施形態において、水素ステーション300が、保安上、開閉弁354、356を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、開閉弁354、356は必須の構成ではない。この場合、水素ステーション300は、水素ステーション100と比較して、開閉弁の数を低減することができ、水素ステーション300全体の設備費を水素ステーション100より低減することが可能となる。
本発明は、タンクに水素を供給する水素ステーションに利用することができる。
100、300 水素ステーション
120 圧縮機
130 ステーション制御部(制御部)
154 流量調整弁
210、210A、210B、210C 第1差圧充填管
212A、212B、212C 開閉弁(第1開閉弁)
220A、220B、220C 高圧蓄圧器(貯留部)
230、230A、230B、230C 第2差圧充填管
232A、232B、232C 開閉弁(第2開閉弁)
240 直接充填管
250、250A、250B、250C、350 接続管
252、352 保圧弁
360 第1配管(バイパス管)
370 可変圧蓄圧器(貯留部)
380 第2配管(バイパス管)

Claims (6)

  1. タンクに接続される供給管に設けられた流量調整弁と、
    水素源に接続された圧縮機と、
    前記圧縮機の吐出側と前記流量調整弁とを接続する直接充填管と、
    前記直接充填管と貯留部とを接続する接続管と、
    前記接続管に設けられた保圧弁と、
    を備える水素ステーション。
  2. 前記圧縮機の吐出側と前記貯留部とを接続し、第1開閉弁が設けられた第1差圧充填管と、
    前記貯留部と前記流量調整弁とを接続し、第2開閉弁が設けられた第2差圧充填管と、
    を備える請求項1に記載の水素ステーション。
  3. 前記貯留部を複数備え、
    前記保圧弁が開弁されることによって前記接続管を通過する水素を、前記貯留部のうち、相対的に高圧の前記貯留部に供給する制御部を備える請求項2に記載の水素ステーション。
  4. 前記圧縮機の吐出側と吸入側とを接続するバイパス管と、
    前記バイパス管に設けられた可変圧蓄圧器と、
    を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の水素ステーション。
  5. 前記圧縮機の吐出側と吸入側とを接続するバイパス管を備え、
    前記貯留部は、前記バイパス管に設けられる請求項1に記載の水素ステーション。
  6. 前記圧縮機の吐出側と高圧蓄圧器とを接続し、第1開閉弁が設けられた第1差圧充填管と、
    前記高圧蓄圧器と前記流量調整弁とを接続し、第2開閉弁が設けられた第2差圧充填管と、
    を備える請求項5に記載の水素ステーション。
JP2018149492A 2018-08-08 2018-08-08 水素ステーション Active JP7120844B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149492A JP7120844B2 (ja) 2018-08-08 2018-08-08 水素ステーション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149492A JP7120844B2 (ja) 2018-08-08 2018-08-08 水素ステーション

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020024021A true JP2020024021A (ja) 2020-02-13
JP7120844B2 JP7120844B2 (ja) 2022-08-17

Family

ID=69618501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018149492A Active JP7120844B2 (ja) 2018-08-08 2018-08-08 水素ステーション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7120844B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021143684A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社タツノ 充填装置
JP2021173332A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 東京瓦斯株式会社 水素ステーション
CN114838284A (zh) * 2021-02-01 2022-08-02 国家能源投资集团有限责任公司 车辆加氢方法和车辆加氢装置
JP7141565B1 (ja) 2022-05-26 2022-09-22 東京瓦斯株式会社 水素ステーション

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19850191A1 (de) * 1998-10-22 2000-05-11 Mannesmann Ag Gastankstelle mit Druckgasvorratsbehälter und Kompressoreinrichtung
JP2012026463A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Honda Motor Co Ltd 水素充填システム及びその運転方法
US20150090364A1 (en) * 2013-09-27 2015-04-02 Uchicago Argonne, Llc Enhanced methods for operating refueling station tube-trailers to reduce refueling cost
JP2016089927A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 Jxエネルギー株式会社 水素充填方法及び水素ステーション
JP2018062991A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 東京瓦斯株式会社 高圧水素製造システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19850191A1 (de) * 1998-10-22 2000-05-11 Mannesmann Ag Gastankstelle mit Druckgasvorratsbehälter und Kompressoreinrichtung
JP2012026463A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Honda Motor Co Ltd 水素充填システム及びその運転方法
US20150090364A1 (en) * 2013-09-27 2015-04-02 Uchicago Argonne, Llc Enhanced methods for operating refueling station tube-trailers to reduce refueling cost
JP2016089927A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 Jxエネルギー株式会社 水素充填方法及び水素ステーション
JP2018062991A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 東京瓦斯株式会社 高圧水素製造システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021143684A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社タツノ 充填装置
JP7022396B2 (ja) 2020-03-10 2022-02-18 株式会社タツノ 充填装置
JP2021173332A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 東京瓦斯株式会社 水素ステーション
CN114838284A (zh) * 2021-02-01 2022-08-02 国家能源投资集团有限责任公司 车辆加氢方法和车辆加氢装置
JP7141565B1 (ja) 2022-05-26 2022-09-22 東京瓦斯株式会社 水素ステーション
JP2023173545A (ja) * 2022-05-26 2023-12-07 東京瓦斯株式会社 水素ステーション

Also Published As

Publication number Publication date
JP7120844B2 (ja) 2022-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7120844B2 (ja) 水素ステーション
JP5378624B1 (ja) 高圧水素製造システム、および、高圧水素製造システムの運転方法
US10167999B2 (en) Gas filling method
KR20160031485A (ko) 가스 충전 방법 및 스테이션
JP6618842B2 (ja) 水素ステーション
JP6077482B2 (ja) 高圧水素製造システム、および、高圧水素製造システムの運転方法
JP2018062991A (ja) 高圧水素製造システム
JP2018508000A (ja) タンクを充填する方法および装置
JP2007100906A (ja) 水素供給ステーション
JP2004293752A (ja) 水素充填装置及びその制御方法
CN108930911B (zh) 一种加氢站氢能源的供给方法及系统
JP5387846B2 (ja) ガスステーション及びガス充填システム
JP6792402B2 (ja) 高圧水素製造システム
JP2021173333A (ja) 水素ステーション
JP2018054032A (ja) 高圧水素製造システム
JP2016062667A (ja) 燃料電池システム
JP2019086134A (ja) 水素充填制御方法及び水素ステーションに配置された水素充填システム
JP2006322345A (ja) 圧力変動抑制装置及び圧力変動抑制方法
JPH08109999A (ja) ボンベへの圧縮燃料ガス充填方法及び装置
CN218299835U (zh) 燃料电池的氢气储存回收利用系统
JP6788140B1 (ja) 水素ステーション
JP6102006B2 (ja) ガス充填システム、ガス充填方法、および制御装置
JP7042384B1 (ja) 水素ステーション
JP4121899B2 (ja) 圧力水素タンクへの水素充填方法および水素充填装置
JP6196659B2 (ja) 水素ガス充填システム及び水素ガス充填方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7120844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150