JP2020023948A - プロテクタ - Google Patents

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山下 晃弘
Akihiro Yamashita
晃弘 山下
健太 高谷
Kenta Takaya
健太 高谷
佳佑 早川
Keisuke Hayakawa
佳佑 早川
雅也 田川
Masaya Tagawa
雅也 田川
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Abstract

【課題】カラーと樹脂との隙間を通じたオイルの漏れを抑制することができるプロテクタを提供する。【解決手段】プロテクタ160は、底板161及び底板161から立ち上がっている壁板165を有し、樹脂製の底板161に、金属製のカラー190が埋め込まれており、高圧燃料ポンプ90のフランジ97と機関本体に設けられている取付座面との間に底板161を挟んだ状態で、カラー190に挿通させたボルト180で底板161がフランジ97とともに取付座面に締結され、壁板165によって高圧燃料ポンプ90を保護する。カラー190が、厚さ方向に離間した部位で外径が異なる形状をなしている。【選択図】図3

Description

この発明は内燃機関の機関本体に取り付けられ、内燃機関の高圧燃料ポンプを保護するプロテクタに関するものである。
特許文献1には、高圧燃料ポンプを覆う金属製のプロテクタを内燃機関の機関本体に取り付けて高圧燃料ポンプなどの燃料供給系部品を保護する保護構造が開示されている。
カムシャフトによって駆動される高圧燃料ポンプは、プランジャをカムシャフトに設けられた駆動カムに当接させる必要がある。そのため、シリンダヘッドカバーに開口を設け、プランジャがこの開口を通過して駆動カムに当接するように機関本体に取り付けられる。
こうした高圧燃料ポンプを保護するプロテクタは、底板と同底板から立ち上がっていて高圧燃料ポンプを取り囲む壁板とを備えている。そして、底板にプランジャが挿通する貫通孔が設けられており、底板を取付座面と高圧燃料ポンプとの間に挟んだ状態で、シリンダヘッドカバーの開口を底板で塞ぐように取り付けられる。
特開2017−8769号公報
内燃機関の軽量化を図る上では、こうしたプロテクタを、鋳鉄などよりも軽量な樹脂で構成することが考えられる。しかし、樹脂製のプロテクタは金属製のプロテクタよりも剛性が低い。そのため、樹脂製のプロテクタをボルトで締結して使用していると、締結部の剛性が不足し、高圧燃料ポンプの稼働に伴う振動などによって締結部に隙間が生じ、ポンプの稼働に伴う放射音が外部に漏れやすくなる。また、樹脂製のプロテクタをボルトで締結し、高温環境下で使用すると、プロテクタにおけるボルトで締結されている部分がクリープ変形するおそれがある。クリープ変形が生じると、締結力が弱まり、緩みが生じやすくなる。
そこで、プロテクタにおけるボルトが挿通する部分に、樹脂よりも剛性が高く、クリープ変形もしにくい金属製のカラーを設けることが考えられる。しかし、この場合には、カラーと樹脂との隙間を通じてシリンダヘッドカバー内のオイルが外部に漏れる懸念がある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するためのプロテクタは、底板及び同底板から立ち上がっている壁板を有し、樹脂製の前記底板に、金属製のカラーが埋め込まれており、高圧燃料ポンプのフランジと機関本体に設けられている取付座面との間に前記底板を挟んだ状態で、前記カラーに挿通させたボルトで前記底板が前記フランジとともに前記取付座面に締結されて前記壁板によって前記高圧燃料ポンプを保護するプロテクタであり、前記カラーが、同カラーの厚さ方向に離間した部位で外径が異なる形状をなしている。
カラーが、外径が一律で厚さ方向において変化しない形状をなしている場合には、カラーと樹脂との隙間は、厚さ方向と平行なものになる。これに対して、上記構成では、カラーは厚さ方向において外径が変化する形状をなしている。そのため、カラーの外周面は厚さ方向と交差する面を有している。したがって、カラーと樹脂との隙間も厚さ方向と交差するものになり、この隙間をオイルが通り抜けて外部に到達するまでの経路は、隙間が厚さ方向と平行なものである場合よりも長くなる。すなわち、上記構成によれば、外径が一律で厚さ方向において変化しない形状をなしているカラーを備えたプロテクタよりも、オイルが通り抜けるまでの経路を長くすることができる。ひいては、カラーと樹脂との隙間を通じたオイルの漏れを抑制することができる。
内燃機関における高圧燃料ポンプ及びプロテクタの搭載位置を示す模式図。 高圧燃料ポンプ及びプロテクタの上面図。 図2における3−3線矢視断面図。 プロテクタの斜視図。 図3におけるカラー近傍を拡大して示す断面図。 比較例のプロテクタの断面図。 変更例のプロテクタの断面図。 その他の変更例のプロテクタの断面図。 その他の変更例のプロテクタの断面図。
以下、内燃機関の機関本体に取り付けられるプロテクタの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されているように、内燃機関100のシリンダブロック30の下部には、クランクケース20が連結されている。クランクケース20の下端には、オイルパン10が取り付けられている。また、シリンダブロック30の上端には、シリンダヘッド40が取り付けられている。シリンダヘッド40の上端には、カムハウジング50が取り付けられている。そして、カムハウジング50の上端には、シリンダヘッドカバー60が取り付けられている。これらオイルパン10、クランクケース20、シリンダブロック30、シリンダヘッド40、カムハウジング50及びシリンダヘッドカバー60を組み合わせて機関本体が構成されている。
機関本体の上部には、高圧燃料ポンプ90がプロテクタ160とともに取り付けられている。すなわち、高圧燃料ポンプ90は、シリンダヘッドカバー60の上部に位置している。高圧燃料ポンプ90は燃料供給配管130を通じて供給された燃料を圧縮して高圧燃料配管150を通じて筒内燃料噴射弁に供給する。
カムハウジング50内には、吸気カムシャフト120と排気カムシャフト110が収容されている。高圧燃料ポンプ90は、排気カムシャフト110によって駆動されるプランジャポンプであり、排気カムシャフト110の上方に取り付けられている。
図1は、車両に搭載された状態の内燃機関100の姿勢を示している。なお、図1では図面左側が車両前方であり、図面右側が車両後方である。内燃機関100は、上方ほど車両後方側に位置するように、上部を車両後方側に傾けた状態で車両に搭載される。車両に搭載された状態において、高圧燃料ポンプ90の車両後方側には、二点鎖線で示されているように、車体を構成する部品の1つであるカウルトップパネル200が存在している。
車両が前方から衝突した場合には、衝突による車両前部の変形、すなわち内燃機関100が収容されているエンジンルームの変形に伴い、内燃機関100が車両後方側に移動する。プロテクタ160はその際にカウルトップパネル200に当接し、高圧燃料ポンプ90とカウルトップパネル200との衝突を抑制する。すなわち、プロテクタ160は、高圧燃料ポンプ90を保護するために設けられている。
図2に示されているように、燃料供給配管130は高圧燃料ポンプ90の手前で高圧燃料ポンプ90に通じる配管と低圧燃料配管140とに分岐しており、高圧燃料ポンプ90に供給されなかった燃料は低圧燃料配管140を通じてポート燃料噴射弁に供給される。
図2〜図4に示されているように、プロテクタ160は、底板161と底板161から立ち上がっている壁板165とを有している。
図4に示されているように、底板161には貫通孔162が設けられている。そして、図3に示されているように、高圧燃料ポンプ90のプランジャ91はこの貫通孔162を通じてカムハウジング50内に挿入されている。高圧燃料ポンプ90と貫通孔162の内壁面との間は高圧燃料ポンプ90に嵌め込まれているゴム製のシールリング163によってシールされている。
なお、図3に示されているように、カムハウジング50は、金属製のカムキャップ70を含んでいる。カムハウジング50では、排気カムシャフト110に上方から被せられたカムキャップ70によって排気カムシャフト110が回転可能に支持されている。
排気カムシャフト110には高圧燃料ポンプ90を駆動するカム111が設けられている。カム111には高圧燃料ポンプ90のリフタ92に設けられたローラ93が当接している。カムキャップ70には、リフタ92を収容し、リフタ92の上下動をガイドするリフタガイド94が嵌め込まれている。プランジャ91の先端はリフタ92に取り付けられており、プランジャ91及びリフタ92はスプリング95によってカム111側に押し下げられている。
シリンダヘッドカバー60は、カムキャップ70の上面が露出するように開口しており、プロテクタ160及び高圧燃料ポンプ90は、この開口を塞ぐように取り付けられている。なお、シリンダヘッドカバー60とカムハウジング50とのシール部には第1オイルシール61が嵌め込まれており、プロテクタ160の底板161とシリンダヘッドカバー60とのシール部には第2オイルシール62が嵌め込まれている。
なお、プロテクタ160は、樹脂で構成された樹脂成形部品である。そして、図3及び図4に示されているように、底板161には2つの金属製のカラー190が埋め込まれている。
図3に示されているように、プロテクタ160は、カムキャップ70の上面に嵌め込まれた2つの筒状のリテーナ170を2つのカラー190に各々挿通させて位置合わせを行った状態でボルト180で高圧燃料ポンプ90とともにカムキャップ70の取付座面に締結されている。より詳しくは、プロテクタ160は、高圧燃料ポンプ90のカバー96に設けられているフランジ97とカムキャップ70に設けられている取付座面との間に底板161を挟み、フランジ97を底板161とともにカムキャップ70の取付座面にボルト180で締結することによって固定されている。これにより、高圧燃料ポンプ90は、燃料室を取り囲んでいるカバー96に設けられているフランジ97とカムキャップ70の取付座面との間に樹脂製のプロテクタ160を挟んだ状態で、機関本体の外側に締結されている。
図2及び図4に示されているようにプロテクタ160の壁板165は、車両後方側に位置していて図1に示されているようにカウルトップパネル200と対向する正面壁166と、正面壁166の両端から車両前方側に向かってそれぞれに延びている第1側壁167及び第2側壁168とからなっている。
図4に示されているように第1側壁167及び第2側壁168は、車両前方側ほど低くなっている。これにより、図2に示されているように第1側壁167及び第2側壁168は、燃料配管との干渉を避けながら正面壁166とともに高圧燃料ポンプ90のカバー96を取り囲んでいる。
こうした第1側壁167及び第2側壁168が設けられていることにより、正面壁166の車両前後方向への変形が抑制されており、プロテクタ160の強度が高められている。
ところで、このプロテクタ160のように、樹脂製の底板161に金属製のカラー190を埋め込んだ構成を採用している場合、カラー190と樹脂とが離間してカラー190と樹脂との間に隙間が生じることがある。そして、こうした隙間が生じると、この隙間を通じてシリンダヘッドカバー60内のオイルが外部に漏れる懸念がある。
そこで、図5に示されているように、このプロテクタ160では、カラー190と樹脂との隙間を通じてオイルが漏れ出てしまうことを抑制するために、カラー190の形状を、厚さ方向において離間した部位で外径が異なる形状、換言すれば、厚さ方向において外径が変化する形状にしている。
具体的には、カラー190は、表面194側ほど外径が小さく、厚さ方向に沿って裏面195側に向かうほど外径が大きくなる円錐台状の形状をなしている。また、カラー190の外周面196は、図5に二点鎖線で示されているように、ボルト180の頭部とフランジ97とが当接している部分の外縁上に位置する点からカラー190及びフランジ97の厚さ方向に対して45°の角度で広がる直線に沿って延びる傾斜面になっている。
なお、このプロテクタ160では、機関本体に取り付けられたときにフランジ97と当接する面を底板161の表面161aとし、機関本体側の面を裏面161bとしている。そして、カラー190においては、底板161の表面161aに露出している面を表面194とし、底板161の裏面161bに露出している面を裏面195としている。また、カラー190の厚さ方向とは、円錐台状のカラー190の径方向と直交する方向のことである。
本実施形態のプロテクタ160の作用について説明する。
車両が前方から衝突し、車両前部が車両後方に向かって変形した場合、車両前部の変形に伴って内燃機関100が車両後方に移動する。プロテクタ160を備えた内燃機関100では、高圧燃料ポンプ90の車両後方側にプロテクタ160の壁板165の正面壁166が設けられている。そのため、内燃機関100が車両後方に移動した際には、正面壁166がカウルトップパネル200に当接し、高圧燃料ポンプ90とカウルトップパネル200が衝突することを防ぐ。すなわち、高圧燃料ポンプ90はプロテクタ160によって保護され、高圧燃料ポンプ90が直接カウルトップパネル200に衝突してしまうことが抑制される。
また、図6に示されている比較例のカラー590のように、カラーが、外径が一律で厚さ方向において変化しない形状をなしている場合には、カラーと樹脂との隙間は、厚さ方向と平行なものになる。
図5に示されているように、これに対して、プロテクタ160では、カラー190は厚さ方向において外径が変化する形状をなしている。そして、カラー190の外周面196は厚さ方向と交差する面になっている。したがって、プロテクタ160では、カラー190と樹脂との隙間も厚さ方向と交差するものになり、この隙間をオイルが通り抜けて外部に到達するまでの経路は、図6の比較例のような隙間が厚さ方向と平行なものである場合よりも長くなる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)外径が一律で厚さ方向において変化しない形状をなしているカラーを備えたプロテクタよりも、オイルが通り抜けるまでの経路を長くすることができる。ひいては、カラー190と樹脂との隙間を通じたオイルの漏れを抑制することができる。
(2)樹脂製の部材をボルトで締結し、高温の環境下で使用し続けると、樹脂製の部材がクリープ変形してしまう。クリープ変形が生じると、締結力が弱まり、緩みも生じやすくなる。これに対して、プロテクタ160では、底板161における、カムキャップ70に設けられている取付座面とフランジ97とに挟まれている部分であり且つボルト180が挿通する部分が、金属製のカラー190で構成されている。すなわち、底板161において特に締結による荷重が作用しやすい部分であるボルト180が挿通する部分が、樹脂よりもクリープ変形しにくい金属製のカラー190で構成されている。そのため、クリープ変形によって締結力が弱まってしまうことを抑制することができる。
(3)レッチェルの影響円錐の考え方によれば、ボルトの頭部と当接している部分の外縁上に位置する点から45°の角度で広がる円錐内の範囲に締結による応力が作用する。プロテクタ160においては、このレッチェルの影響円錐の形状にあわせて金属のカラー190の形状を設計している。すなわち、プロテクタ160では、レッチェルの影響円錐の考え方に基づき、応力が作用する範囲にあわせてカラー190を設計している。そのため、無闇な重量の増加を抑制しつつ、締結による応力が作用する範囲を樹脂よりも剛性の高い金属で構成し、締結部の補強を効果的に行うことができる。これにより、締結部の剛性が不足し、高圧燃料ポンプ90の稼働に伴う振動などによって締結部に隙間が生じて高圧燃料ポンプ90の稼働に伴う放射音が外部に漏れやすくなってしまうことを抑制することができる。
(4)プロテクタ160が金属よりも軽量な樹脂で構成されているため、金属製のプロテクタを設けて高圧燃料ポンプ90を保護する内燃機関よりも、軽量化することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・カラーの形状は、カラー190のように円錐台状でなくてもよい。厚さ方向に離間した部位で外径が異なる形状をなしているカラーを備えているプロテクタであれば、外径が一律で厚さ方向において変化しない形状をなしているカラーを備えたプロテクタよりもオイルが通り抜けるまでの経路を長くしてカラーと樹脂との隙間を通じたオイルの漏れを抑制できる。
例えば、図7に示されているカラー290を、カラー190に替えて採用してもよい。カラー290は、小径部294と小径部294よりも外径の大きい大径部295とから構成されている。カラー290では、大径部295の外周面と、小径部294の外周面と、大径部295と小径部294との段差面と、によって樹脂と接する外表面296が構成されている。そのため、外表面296と樹脂との隙間によって構成されるオイルが通り抜けるまでの経路は、段差面と樹脂との隙間の分だけ、図6に示されているような比較例のカラー590を備えるプロテクタに比べて長くなる。したがって、この構成であっても、オイルの漏れを抑制することができる。
・上記実施形態では、底板161に埋め込まれたカラーにおいては、表面161a側よりも裏面161b側の外径が大きくなっている構成を例示したが、カラーの外径が厚さ方向で変化していればオイルが通り抜けるまでの経路を長くすることができる。そのため、外径の大小関係は上記のような向きになっていなくてもよい。
例えば、図8に示されているように、カラー290を上下逆さまに配設し、裏面161b側よりも表面161a側の外径が大きくなるようにした構成であっても、オイルが通り抜けるまでの経路を長くしてオイルが漏れ出てしまうことを抑制することができる。
・また、カラーは、表面161a側若しくは裏面161b側の一方の外径が大きくなっている形状でなくてもよい。
例えば、図9に示されているカラー390では、底板161の表面161a側に位置する第1小径部394と、底板161の裏面161b側に位置する第2小径部396との間に、第1小径部394及び第2小径部396よりも外径の大きな大径部395が設けられている。こうしたカラー390も、厚さ方向に離間した部位で外径が異なる形状をなしているカラーである。そのため、カラー390と樹脂との隙間によって構成されるオイルが通り抜けるまでの経路は、図6に示されているような比較例のカラー590を備えるプロテクタに比べて長くなる。したがって、この構成であっても、オイルの漏れを抑制することができる。なお、こうした形状のカラーはインサート成形によって樹脂に埋め込むことができる。
・プロテクタ160の壁板165が正面壁166と第1側壁167と第2側壁168とによって構成されている例を示したが、壁板165の構成や形状は適宜変更することができる。例えば、第2側壁168を設けずに正面壁166と第1側壁167によって壁板165を構成するようにしてもよい。さらには、第1側壁167も設けずに正面壁166のみによって壁板165を構成するようにしてもよい。
・高圧燃料ポンプ90が排気カムシャフト110によって駆動されるプランジャポンプである例を示したが、高圧燃料ポンプ90は吸気カムシャフト120によって駆動されるものであってもよい。
10…オイルパン、20…クランクケース、30…シリンダブロック、40…シリンダヘッド、50…カムハウジング、60…シリンダヘッドカバー、61…第1オイルシール、62…第2オイルシール、70…カムキャップ、90…高圧燃料ポンプ、91…プランジャ、92…リフタ、93…ローラ、94…リフタガイド、95…スプリング、96…カバー、97…フランジ、100…内燃機関、110…排気カムシャフト、111…カム、120…吸気カムシャフト、130…燃料供給配管、140…低圧燃料配管、150…高圧燃料配管、160…プロテクタ、161…底板、161a…表面、161b…裏面、162…貫通孔、163…シールリング、165…壁板、166…正面壁、167…第1側壁、168…第2側壁、170…リテーナ、180…ボルト、190…カラー、194…表面、195…裏面、196…外周面、200…カウルトップパネル、290…カラー、294…小径部、295…大径部、390…カラー、394…第1小径部、395…大径部、396…第2小径部、590…カラー。

Claims (1)

  1. 底板及び同底板から立ち上がっている壁板を有し、
    樹脂製の前記底板に、金属製のカラーが埋め込まれており、
    高圧燃料ポンプのフランジと機関本体に設けられている取付座面との間に前記底板を挟んだ状態で、前記カラーに挿通させたボルトで前記底板が前記フランジとともに前記取付座面に締結され、前記壁板によって前記高圧燃料ポンプを保護するプロテクタであり、
    前記カラーが、同カラーの厚さ方向に離間した部位で外径が異なる形状をなしているプロテクタ。
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