JP2019190391A - プロテクタ - Google Patents

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Hiroya Kato
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Abstract

【課題】具備すべき強度の水準を高めてしまうことを抑制しながら強度を向上させることができ、樹脂製にすることによる軽量化の効果を十分に享受することができるプロテクタを提供する。【解決手段】樹脂製のプロテクタ160は、遮蔽壁166を有し、車載内燃機関の機関本体の外側に高圧燃料ポンプとともに取り付けられて遮蔽壁166によって高圧燃料ポンプを保護する。このプロテクタ160では、遮蔽壁166は、正面166aにおける幅が、底板と接続している下端部において広がっており、下端部における幅W2が、下端部よりも上方における幅W1よりも広くなっている。【選択図】図6

Description

この発明は車載内燃機関の機関本体に、高圧燃料ポンプとともに取り付けられ、高圧燃料ポンプを保護するプロテクタに関するものである。
車両が衝突した際には、エンジンルームの変形に伴って車両に搭載されている内燃機関も移動する。プロテクタはその際に、高圧燃料ポンプの周囲に存在する車両構成部品に当接し、高圧燃料ポンプと車両構成部品との衝突を抑制する。
特許文献1には、高圧燃料ポンプを備える車載内燃機関に取り付けられ、高圧燃料ポンプを保護するプロテクタが開示されている。このプロテクタは、高圧燃料ポンプを取り囲む鐙形の遮蔽壁を備える部材である。特許文献1には、プロテクタが、鋼や、アルミニウム又は炭素繊維強化樹脂のような繊維結合材からなっていてもよいことが記載されている。
特開2008−32004号公報
ところで、金属で構成していたプロテクタを、軽量化のために樹脂製のプロテクタに変更する場合には、材質の変更に伴う剛性の低下の懸念があり、プロテクタとして必要な強度を確保するための設計変更が必要になる。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するためのプロテクタは、底板及び同底板から立ち上がっている遮蔽壁を有し、車載内燃機関の機関本体の外側に高圧燃料ポンプとともに取り付けられて前記遮蔽壁によって前記高圧燃料ポンプを保護する樹脂製のプロテクタである。このプロテクタでは、前記遮蔽壁は、同遮蔽壁の正面における幅が、前記底板と接続している下端部において広がっており、前記下端部における幅が前記下端部よりも上方における幅よりも広くなっている。
遮蔽壁の幅を広くすれば、車両構成部品との衝突による応力が分散しやすくなるため、プロテクタの強度の向上を図ることができる。しかし、遮蔽壁の幅を広げることによって、遮蔽壁が拡大すると、衝突時に荷重を受ける範囲が広がるため、プロテクタ全体として受ける荷重が大きくなってしまうこともある。つまり、プロテクタとして具備すべき強度の水準が高くなってしまい、さらなる補強が必要になり、結果として、樹脂を用いてプロテクタを構成することによる軽量化の効果を十分に享受できない虞がある。
これに対して、上記構成では、底板と接続している下端部において遮蔽壁の幅を広げ、下端部における幅を下端部よりも上方における幅よりも広くしている。すなわち、遮蔽壁に荷重が作用した際に応力が生じやすい下端部の幅を選択的に広げている。そのため、遮蔽壁の全体の幅を広くする場合と比較して車両構成部品が当接する部分を拡大させずに強度を向上させることができる。したがって、荷重を受ける範囲を広げて具備すべき強度の水準を高めてしまうことを抑制しながら強度を向上させることができるため、樹脂製にすることによる軽量化の効果を十分に享受することができるようになる。
内燃機関における高圧燃料ポンプ及びプロテクタの搭載位置を示す模式図。 高圧燃料ポンプ及びプロテクタの上面図。 図2における3−3線矢視断面図。 プロテクタの上面図。 図2における白抜き矢印の方向から見た高圧燃料ポンプ及びプロテクタの側面図。 プロテクタの正面図。 比較例のプロテクタの上面図。 比較例のプロテクタの正面図。
以下、プロテクタの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されているように、内燃機関100のシリンダブロック30の下部には、クランクケース20が連結されている。クランクケース20の下端には、オイルパン10が取り付けられている。また、シリンダブロック30の上端には、シリンダヘッド40が取り付けられている。シリンダヘッド40の上端には、カムハウジング50が取り付けられている。そして、カムハウジング50の上端には、シリンダヘッドカバー60が取り付けられている。これらオイルパン10、クランクケース20、シリンダブロック30、シリンダヘッド40、カムハウジング50及びシリンダヘッドカバー60を組み合わせて機関本体が構成されている。
機関本体の上部には、高圧燃料ポンプ90がプロテクタ160とともに取り付けられている。すなわち、高圧燃料ポンプ90は、シリンダヘッドカバー60の上部に位置している。高圧燃料ポンプ90は燃料供給配管130を通じて供給された燃料を圧縮して高圧燃料配管150を通じて筒内燃料噴射弁に供給する。
カムハウジング50内には、吸気カムシャフト120と排気カムシャフト110が収容されている。高圧燃料ポンプ90は、排気カムシャフト110によって駆動されるプランジャポンプであり、排気カムシャフト110の上方に取り付けられている。
図1は、車両に搭載された状態の内燃機関100の姿勢を示している。なお、図1では図面左側が車両前方であり、図面右側が車両後方である。内燃機関100は、上方ほど車両後方側に位置するように、上部を車両後方側に傾けた状態で車両に搭載される。車両に搭載された状態において、高圧燃料ポンプ90の車両後方側には、二点鎖線で示されているように車体を構成する車両構成部品の1つであるカウルトップパネル200が存在している。
車両が前方から衝突した場合には、衝突による車両前部の変形、すなわち内燃機関100が収容されているエンジンルームの変形に伴い、内燃機関100が車両後方側に移動する。プロテクタ160はその際にカウルトップパネル200に当接し、高圧燃料ポンプ90とカウルトップパネル200との衝突を抑制する。すなわち、プロテクタ160は、高圧燃料ポンプ90を保護するために設けられている。
図2に示されているように、燃料供給配管130は高圧燃料ポンプ90の手前で高圧燃料ポンプ90に通じる配管と低圧燃料配管140とに分岐しており、高圧燃料ポンプ90に供給されなかった燃料は低圧燃料配管140を通じてポート燃料噴射弁に供給される。
図2〜図5に示されているように、プロテクタ160は、底板161と底板161から立ち上がっている遮蔽壁166とを有している。
図4に示されているように、底板161には貫通孔162が設けられている。そして、図3に示されているように、高圧燃料ポンプ90のプランジャ91はこの貫通孔162を通じてカムハウジング50内に挿入されている。
なお、図3に示されているように、カムハウジング50は、金属製のカムキャップ70を含んでいる。カムハウジング50では、排気カムシャフト110に上方から被せられたカムキャップ70によって排気カムシャフト110が回転可能に支持されている。
排気カムシャフト110には高圧燃料ポンプ90を駆動するカム111が設けられている。カム111には高圧燃料ポンプ90のリフタ92に設けられたローラ93が当接している。カムキャップ70には、リフタ92を収容し、リフタ92の上下動をガイドするリフタガイド94が嵌め込まれている。プランジャ91の先端はリフタ92に取り付けられており、プランジャ91及びリフタ92はスプリング95によってカム111側に押し下げられている。
シリンダヘッドカバー60は、カムキャップ70の上面が露出するように開口しており、プロテクタ160及び高圧燃料ポンプ90は、この開口を塞ぐように取り付けられている。なお、シリンダヘッドカバー60とカムハウジング50とのシール部には第1オイルシール61が嵌め込まれており、プロテクタ160の底板161とシリンダヘッドカバー60とのシール部には第2オイルシール62が嵌め込まれている。
プロテクタ160は、炭素繊維強化樹脂で構成された樹脂成形部品である。図3及び図4に示されているように、底板161には2つの金属製のカラー163が埋め込まれている。このプロテクタ160では、インサート成形によってこうした構成を実現している。
図3に示されているように、プロテクタ160は、カムキャップ70の上面に嵌め込まれた2つの筒状のリテーナ170を2つのカラー163に各々挿通させて位置合わせを行った状態でボルト180で高圧燃料ポンプ90とともにカムキャップ70の取付座面に締結されている。より詳しくは、プロテクタ160は、高圧燃料ポンプ90のカバー96に設けられているフランジ97とカムキャップ70に設けられている取付座面との間に底板161を挟み、フランジ97を底板161とともにカムキャップ70の取付座面にボルト180で締結することによって固定されている。これにより、高圧燃料ポンプ90は、燃料室を取り囲んでいるカバー96に設けられているフランジ97とカムキャップ70との間に樹脂製のプロテクタ160を挟んだ状態で、機関本体の外側に締結されている。
なお、図3に示されているようにカラー163の直径はボルト180の頭部の直径よりも僅かに大きい程度になっている。
図2及び図4に示されているようにプロテクタ160の遮蔽壁166は、プロテクタ160の車両後方側の端部に位置している。遮蔽壁166では、カウルトップパネル200と対向する平坦な面が正面166aになっている。
図4に示されているように、遮蔽壁166における正面166aとは反対側の面である背面166bには、遮蔽壁166を支持して補強する第1支持壁167及び第2支持壁168が繋がっている。第1支持壁167及び第2支持壁168は、遮蔽壁166の両端から車両前方側に延びている。なお、第1支持壁167及び第2支持壁168も遮蔽壁166と同様に下端部が底板161に繋がっており、底板161から立ち上がっている。
第1支持壁167は、遮蔽壁166及び底板161に対してほぼ垂直になっているが、図1に示されているように、高圧燃料ポンプ90との干渉を避けるために、車両前方側ほど低くなっている。
図4に示されているように、第2支持壁168は、底板161に対しては垂直であるが、遮蔽壁166に対しては斜めに延びている。より詳しくは、第2支持壁168は、車両前方側ほど第1支持壁167から離れるように、遮蔽壁166に対して斜めに延びている。なお、第2支持壁168は、第1支持壁167と比較してその厚さが厚くなっている。また、図5に示されているように、第2支持壁168は高圧燃料配管150との干渉を避けるように、車両前方側において低くなっている。
図6に示されているように、遮蔽壁166は、正面166aにおける幅が、底板161と接続している下端部において広がっており、下端部における幅W2が下端部よりも上方における幅W1よりも広くなっている。なお、図6では、底板161の上面の高さを二点鎖線で示している。すなわち、プロテクタ160における二点鎖線よりも上方の部分が、遮蔽壁166、第1支持壁167及び第2支持壁168である。
また、ここでは、図4及び図6に示されている正面166aと第1支持壁167の外側面167aとが接続する稜線Lが湾曲して、上下方向における部位の違いに対する正面166aの幅の変化率が大きくなっている部分、及びその部分よりも底板161側の部分を下端部としている。また、第1支持壁167の外側面167aは、この稜線Lに沿って湾曲した形状をなしている。
そのため、図4に示されているように、第1支持壁167は、下端部において外側に広がっており、下端部における厚さTh2が、上端部における厚さTh1よりも厚くなっている。
なお、第2支持壁168の厚さTh3は、第1支持壁167の下端部における厚さTh2よりもさらに厚くなっている。
図2に示されているように、プロテクタ160は、上記のように構成されている遮蔽壁166、第1支持壁167及び第2支持壁168により、高圧燃料ポンプ90のカバー96を取り囲んでいる。プロテクタ160では、第1支持壁167及び第2支持壁168が設けられていることにより、遮蔽壁166の車両前後方向への変形が抑制されており、強度が高められている。
本実施形態の作用について説明する。
車両が前方から衝突し、車両前部が車両後方に向かって変形した場合、車両前部の変形に伴って内燃機関100が車両後方に移動する。内燃機関100では、高圧燃料ポンプ90の車両後方側にプロテクタ160の遮蔽壁166が設けられている。そのため、内燃機関100が車両後方に移動した際には、遮蔽壁166がカウルトップパネル200に当接し、高圧燃料ポンプ90とカウルトップパネル200が衝突することを防ぐ。すなわち、高圧燃料ポンプ90はプロテクタ160によって保護され、高圧燃料ポンプ90が直接カウルトップパネル200に衝突してしまうことが抑制される。
ここで、比較例として鋳鉄製のプロテクタと比較しながら、この実施形態のプロテクタ160の作用についてさらに詳しく説明する。
図7に示されているように、鋳鉄製のプロテクタ260も、プロテクタ160と同様に底板261と底板261から立ち上がっている遮蔽壁266とを有している。底板261には高圧燃料ポンプ90のプランジャ91が挿通する貫通孔262が設けられている。
プロテクタ260の遮蔽壁266は、プロテクタ260の車両後方側の端部に位置している。遮蔽壁266では、カウルトップパネル200と対向する平坦な面が正面266aになっている。遮蔽壁266における背面266bには、遮蔽壁266を支持して補強する第1支持壁267及び第2支持壁268が繋がっている。第1支持壁267及び第2支持壁268は、遮蔽壁266の両端から車両前方側に延びている。なお、第1支持壁267及び第2支持壁268も遮蔽壁266と同様に下端部が底板261に繋がっている。
このプロテクタ260では、プロテクタ160とは異なり、第1支持壁267と第2支持壁268とが対称な形状をなしている。つまり、第1支持壁267及び第2支持壁268は、いずれも、遮蔽壁266及び底板261に対してほぼ垂直になっている。そして、第1支持壁267及び第2支持壁268は、いずれも、高圧燃料ポンプ90との干渉を避けるために、車両前方側ほど低くなっている。また、第1支持壁267の厚さと第2支持壁268の厚さは、いずれも厚さTh4であり、プロテクタ160における第1支持壁167の厚さTh1とほぼ等しくなっている。
図8に示されているように、遮蔽壁266は、正面266aにおける幅が、いずれの部分においても一定であり、その幅は、プロテクタ160における遮蔽壁166の正面166aにおける幅W1と等しくなっている。なお、図8では、底板261の上面の高さを二点鎖線で示している。すなわち、プロテクタ260における二点鎖線よりも上方の部分が、遮蔽壁266、第1支持壁267及び第2支持壁268である。
比較例のプロテクタ260は従来から用いられていた鋳鉄製のプロテクタであり、本実施形態のプロテクタ160は、内燃機関100の軽量化を図るために、素材を炭素繊維強化樹脂に変更したものである。すなわち、プロテクタ160は、プロテクタ260が具備していた強度を確保したまま軽量化を実現するための設計変更を施したプロテクタである。
プロテクタ160の設計にあたっては、遮蔽壁166の正面166aにおける上部の幅を、プロテクタ260における幅W1と揃えて、遮蔽壁166におけるカウルトップパネル200と当接する部分の幅を拡大させないように配慮している。これは、素材の変更に伴う強度の低下を補うために、カウルトップパネル200と当接する部分を拡大してしまうと、衝突時に荷重を受ける範囲が広がるため、プロテクタ全体として受ける荷重が大きくなってしまうことを考慮した設計である。つまり、カウルトップパネル200と当接する部分を拡大してしまうと、プロテクタとして具備すべき強度の水準が高くなってしまい、さらなる補強が必要になる。その結果、炭素繊維強化樹脂を用いてプロテクタを構成することによる軽量化の効果を十分に享受できない虞がある。
そこで、プロテクタ160では、底板161と接続している下端部において遮蔽壁166の幅を広げ、下端部における幅W2を下端部よりも上方における幅W1よりも広くしている。すなわち、遮蔽壁166に荷重が作用した際に応力が生じやすい下端部の幅を選択的に広げている。これにより、カウルトップパネル200が当接する部分を拡大させずに強度を向上させている。
また、プロテクタ160では、第1支持壁167における下端部の厚さTh2を、上端部の厚さTh1よりも厚くしている。これにより、プロテクタ160では、第1支持壁167における下端部の厚さTh2が、プロテクタ260の第1支持壁267における厚さTh4よりも厚くなっており、遮蔽壁166を支持する第1支持壁167の下端部が補強されている。
さらに、プロテクタ160では、第2支持壁168を、遮蔽壁166に対して車両前方側ほど第1支持壁167から離れるように斜めに延ばしている。これにより、遮蔽壁166の幅の拡大を抑制しながらも、第2支持壁168の厚さを厚さTh3まで厚くすることを実現している。
なお、図8に示されているように、第2支持壁268が第1支持壁267と平行になっている構成を採用したまま、第2支持壁168の厚さを厚さTh3まで厚くする場合には、高圧燃料ポンプ90のカバー96と第2支持壁168との干渉を避けるために、遮蔽壁166を図8における上方に延ばし、遮蔽壁166の幅を拡大せざるを得なくなる。
本実施形態のプロテクタ160の効果について説明する。
(1)遮蔽壁166に荷重が作用した際に応力が生じやすい遮蔽壁166の下端部の幅を選択的に広げている。そのため、遮蔽壁166の全体の幅を広くする場合と比較してカウルトップパネル200が当接する部分を拡大させずに強度を向上させることができる。したがって、荷重を受ける範囲を広げて具備すべき強度の水準を高めてしまうことを抑制しながら強度を向上させることができるため、樹脂製にすることによる軽量化の効果を十分に享受することができる。
(2)第1支持壁167における応力が集中しやすい下端部を選択的に補強して、遮蔽壁166を支持する第1支持壁167の変形を抑制している。そのため、重量の増大を抑制しながら強度を確保できる。
(3)第2支持壁168を、車両前方側ほど第1支持壁167から離れるように斜めに配置することにより、高圧燃料ポンプ90のカバー96との干渉を避けながら、第2支持壁168の厚みの増大を実現している。そのため、遮蔽壁166の幅の拡大を抑制しながら、プロテクタ160の強度を確保できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・プロテクタ160は必ずしもカウルトップパネル200との衝突から高圧燃料ポンプ90を保護するものに限らない。車両における部品のレイアウトによって高圧燃料ポンプ90に衝突する可能性のある部品は異なるため、プロテクタ160は衝突する可能性のある部品との間に遮蔽壁166を備えたものであればよい。
・第1支持壁167や第2支持壁168の形状は必ずしも上記の例と同じでなくてもよい。少なくとも、遮蔽壁166の正面における幅が、下端部において広がっており、下端部における幅が下端部よりも上方における幅よりも広くなっている構成を採用すれば、荷重を受ける範囲を広げて具備すべき強度の水準を高めてしまうことを抑制しながら遮蔽壁166の強度を向上させることができる。例えば、第2支持壁168を設けずに遮蔽壁166を第1支持壁167のみによって支持するようにしてもよい。さらには、第1支持壁167も設けない構成にしてもよい。
・高圧燃料ポンプ90が排気カムシャフト110によって駆動されるプランジャポンプである例を示したが、プランジャポンプに限らない。また、高圧燃料ポンプ90は吸気カムシャフト120によって駆動されるものであってもよい。また、高圧燃料ポンプ90は、カムシャフトによって駆動されるものに限らず、クランクシャフトに連結され、クランクシャフトによって駆動されるものであってもよい。また、高圧燃料ポンプ90は、プランジャ91を駆動する電動のアクチュエータを内蔵した電動ポンプであってもよい。すなわち、高圧燃料ポンプ90は電動のポンプであってもよい。この場合には、プロテクタ160にプランジャ91を挿通させる貫通孔を設ける必要はなくなる。この場合には、高圧燃料ポンプ90を取り付ける位置の自由度が高まるため、例えば、シリンダブロック30に高圧燃料ポンプ90を取り付けることもできる。
・プロテクタ160は、炭素繊維強化樹脂で構成されていなくてもよい。例えば、ガラス繊維によって強化されたガラス繊維強化樹脂で構成されていてもよい。また、必ずしも繊維強化樹脂で構成されていなくてもよい。
・金属製のカラー163を設けずに、プロテクタ160を構成するようにしてもよい。
10…オイルパン、20…クランクケース、30…シリンダブロック、40…シリンダヘッド、50…カムハウジング、60…シリンダヘッドカバー、61…第1オイルシール、62…第2オイルシール、70…カムキャップ、90…高圧燃料ポンプ、91…プランジャ、92…リフタ、93…ローラ、94…リフタガイド、95…スプリング、96…カバー、97…フランジ、100…内燃機関、110…排気カムシャフト、111…カム、120…吸気カムシャフト、130…燃料供給配管、140…低圧燃料配管、150…高圧燃料配管、160…プロテクタ、161…底板、162…貫通孔、163…カラー、166…遮蔽壁、166a…正面、166b…背面、167…第1支持壁、167a…外側面、168…第2支持壁、170…リテーナ、180…ボルト、200…カウルトップパネル、260…プロテクタ、261…底板、262…貫通孔、266…遮蔽壁、266a…正面、266b…背面、267…第1支持壁、268…第2支持壁。

Claims (1)

  1. 底板及び同底板から立ち上がっている遮蔽壁を有し、車載内燃機関の機関本体の外側に高圧燃料ポンプとともに取り付けられて前記遮蔽壁によって前記高圧燃料ポンプを保護する樹脂製のプロテクタであり、
    前記遮蔽壁は、同遮蔽壁の正面における幅が、前記底板と接続している下端部において広がっており、前記下端部における幅が前記下端部よりも上方における幅よりも広くなっている
    ことを特徴とするプロテクタ。
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