JP6913597B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防振装置に関する。
従来の防振装置には、エンジンルーム内の省スペース化に伴い、防振装置の弾性体(防振基体)がエンジン側の輻射熱に曝されることから、当該輻射熱による弾性体の熱劣化を防止することを目的に、前記弾性体を、ゴム又は樹脂製の遮熱カバーで覆うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−202049号公報
しかしながら、近年は、更なる省スペース化の要求により、防振装置への熱伝達がより促進される傾向にある。また、上記従来技術では、防振装置の外筒(第2の取付金具)の外周にはブラケット(筒状部)が配置され、当該ブラケットが、エンジン又は車両の一方への取付部材となっている。この場合、例えば、ブラケットが金属製、特に、軽量であるが熱伝導率が高い、例えば、アルミニウム製であると、ブラケットを通じて防振装置全体への熱伝達が更に促進される。こうした熱伝達の促進は、弾性体に影響を与えることは勿論、例えば、防振装置中の弾性体及び外筒の間の接着に影響を与える虞がある。
本発明の目的は、外部からの熱伝達を十分に抑制することが可能な、防振装置を提供することにある。
本発明に係る防振装置は、第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、を有する。本発明では、「第1取付部」及び「第2取付部」は、それぞれ、振動発生部又は振動受部に取り付けられる部分、及び、ブラケットに取り付けられる部分をいう。また、本発明では、「ブラケット」とは、振動発生部又は振動受部に取り付けられる部材をいう。
本発明に係る防振装置によれば、外部からの熱伝達を十分に抑制することが可能になる。
本発明に係る防振装置では、前記第1遮熱カバー及び前記第2遮熱カバーは、それぞれの、前記第2取付部の軸方向の少なくとも一部が前記第2取付部の径方向視でオーバーラップすることが好ましい。
この場合、熱伝達が更に抑制される。
本発明に係る防振装置では、前記ブラケットはリバウンドストッパを有し、また、前記第2遮熱カバーは前記リバウンドストッパを覆うリバウンドストッパカバー部を有することが好ましい。
この場合、ブラケットがリバウンドストッパを有している場合であっても、熱伝達が抑制される。
本発明に係る防振装置では、前記ブラケットは張出部を有し、また、前記第1遮熱カバーは前記張出部と対応した位置に、前記第2取付部の径方向外側に延びている傾斜部を有することが好ましい。
この場合、ブラケットの張出部が第1遮熱カバーとの相対移動によって当該第1遮熱カバーと干渉することがあっても、第1遮熱カバーの傾斜部が前記張出部から受けた力を逃がすことにより、第1遮熱カバーの耐久性を向上させることができる。
本発明に係る防振装置では、前記第1遮熱カバーは前記軸方向他方側の周縁端部に切欠き部を有し、また、前記第2遮熱カバーは前記切欠き部と対応した位置に、前記切欠き部と前記第2取付部の径方向視でオーバーラップする凸部を有することが好ましい。
この場合、第1遮熱カバーが切欠き部を基点に変形することにより、第1遮熱カバーの耐久性を向上させることができると共に、第2遮熱カバーの凸部が前記切欠き部を閉じることにより、熱伝達の抑制を維持することができる。
本発明に係る防振装置では、前記第1遮熱カバーは、前記弾性体を全周にわたって覆うものであることが好ましい。
この場合、熱伝達が更に抑制されると共に、第1遮熱カバーを取り付ける際の作業性も向上させることができる。
本発明に係る防振装置では、前記第2遮熱カバーは、前記ブラケットを全周にわたって覆うものであることが好ましい。
この場合、熱伝達が更に抑制されると共に、第2遮熱カバーを取り付ける際の作業性も向上させることができる。
本発明に係る防振装置では、前記ブラケットは、金属製とすることができる。
この場合、特に効果的に熱伝達を抑制することができる。
本発明に係る防振装置では、前記ブラケットはアルミニウム製であることが好ましい。
この場合、防振装置全体の軽量化を図ることができる。
本発明に係る防振装置によれば、熱伝達を十分に抑制することが可能な防振装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置を下方から示す斜視図である。 図1の防振装置を上方から示す斜視図である。 図1の防振装置の平面図である。 図3のX−X断面図である。 図3のY−Y断面図である。 図1の防振装置に係るブラケットを下方から示す斜視図である。 図1の防振装置に係るブラケットを上方から示す斜視図である。 図1の防振装置に係る第1遮熱カバーを上方から示す斜視図である。 図8の第1遮熱カバーをA方向から示す側面図である。 図8の第1遮熱カバーをB方向から示す側面図である。 図1の防振装置に係る第2遮熱カバーを上方から示す斜視図である。 図11の第2遮熱カバーをA方向から示す側面図である。 図11の第2遮熱カバーをB方向から示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る防振装置について説明をする。
図1は、防振装置100を下方から示す斜視図である。図2は、防振装置100を上方から示す斜視図である。図3は、防振装置100を上方から示す平面図である。図4は、図3のX−X断面図である。図5は、図3のY−Y断面図である。
図1〜図3中、符号100は、本発明の一実施形態に係る防振装置である。本実施形態に係る防振装置100は、エンジン(振動発生部及び振動受部のいずれか一方に相当)と車体(振動発生部及び振動受部のいずれか他方に相当)との間に配置されたエンジンマウントとして機能させることができる。本実施形態では、前記エンジンは防振装置100の上方(図1及び図2の紙面上側)に位置し、車体は防振装置100の下方(図1及び図2の紙面下側)に位置するように、防振装置100が車両に取り付けられている。
図4及び図5に示すように、防振装置100は、第1取付部1と、筒状の第2取付部2と、第1取付部1及び第2取付部2を連結している弾性体3と、を有している。
また、本実施形態に係る防振装置100では、第1取付部1は、車体に取り付けられる部分である。図5に示すように、第1取付部1は、車体に取り付けられる取付シャフト1aと、基部1bとを有している。本実施形態では、基部1bは板状部材である。本実施形態では、基部1bには貫通孔1hが形成されており、取付シャフト1bは、貫通孔1hを通して基部1bの上面で抜け止め保持されている。本実施形態では、弾性体3は、取付シャフト1aと共に、基部1bの上面に加硫接着されている。第2取付部1は、取付シャフト1a及び基部1bを一体に構成することができる。また、第1取付部1は、車体に対して取付シャフト1aによる取付方法以外の任意の方法で取り付けることができる。
本実施形態に係る防振装置100では、第2取付部2は、後述するブラケット6に取り付けられる部分である。図4等に示すように、第2取付部2は、軸Oの方向(以下、単に第2取付部2の軸Oの方向を「軸方向」ともいう。)に沿って延びる筒体である。本実施形態では、第2取付部2は、車体側(「第2取付部2の軸方向一方側(本実施形態では、図1及び図2の紙面下側)」)の周縁端部(以下、「車体側周縁端部」ともいう)2aが第1取付部2の径方向の外側(以下、単に「径方向外側」ともいう)に延びており、外向きのフランジ部を形成している。また、本実施形態では、第2取付部2は、エンジン側(第2取付部2の軸方向他方側(本実施形態では、図1及び図2の紙面上側))の周縁端部(以下、「エンジン側周縁端部」ともいう)2bが第2取付部2の径方向の内側(以下、単に「径方向内側」ともいう)に伸びており、内向きのフランジ部を形成している。本実施形態では、弾性体3は、第2取付部2の内周面に加硫接着されていると共に、第2取付部2の車体側周縁端部2aに加硫接着されている。図5に示すように、本実施形態では、第2取付部2の車体側周縁端部2aには、貫通孔2hが形成されており、弾性体3は、貫通孔2hを介して車体側周縁端部2aの上面及び下面に設けられている。
更に、本実施形態に係る防振装置100は、弾性体3との間に液室を形成するダイヤフラム4を有している。ダイヤフラム4は、弾性を有して変形及び復元が可能な部材である。また、本実施形態に係る防振装置100は、弾性体3とダイヤフラム4との間に形成された前記液室を2つの液室S1及びS2に仕切る仕切部材5を有している。液室S1及び液室S2にはそれぞれ、シリコーンオイル、エチレングリコール等の液体が充填されている。仕切部材5には、液室S1及び液室S2の間で前記液体を流通させるオリフィス通路5aが形成されている。オリフィス通路5aは、例えば、図5に示すように、液室S1に通じる開口を有している。またオリフィス通路5aは、前記開口と反対側に液室S2に通じる開口(図示省略)を有している。前記液体は、弾性体3及びダイヤフラム4の変形及び復元動作と共に、オリフィス通路5aを通して液室S1及び液室S2の間を流通することができる。これにより、本実施形態に係る防振装置100は、第1取付部1又は第2取付部2に入力された振動を吸収することができる。なお、仕切部材5には、オリフィス通路5aの他に、振動入力方向(図5等の紙面上下方向)に微小変形又は微小変移可能なメンブラン等を配置してもよい。この場合、本実施形態に係る防振装置100は、第1取付部1又は第2取付部2に入力された振動のうち、高周波の振動をも吸収することができる。
本実施形態に係る防振装置100では、第1取付部1、第2取付部2、ダイヤフラム4及び仕切部材5は、弾性体3に加硫接着又は接合されている。即ち、本実施形態では、第1取付部1、第2取付部2、弾性体3、ダイヤフラム4及び仕切部材5は、ユニット化されている。
加えて、本実施形態に係る防振装置100は、第2取付部2の外周に配置されたブラケット6を有している。本実施形態では、ブラケット6は、エンジンに取り付けられる部分である。本実施形態では、ブラケット6は、軸方向(本実施形態では、ブラケット6の軸は軸Oと同軸とする。)に沿って延びる筒状部6aと、筒状部6aのエンジン側端を閉じる蓋状部6bとを有している。これにより、図6に示すように、ブラケット6の内側には、筒状部6aの車体側端に開口された凹部6nが形成されている。
図4等に示すように、本実施形態に係る防振装置100では、第1取付部1、第2取付部2、弾性体3、ダイヤフラム4、仕切部材5及びブラケット6は、防振装置本体として、ユニット化されている。本実施形態では、ブラケット6の凹部6nには、第2取付部2が圧入されている。本実施形態では、図4等に示すように、第2取付部2は、筒状のスペーサ8を介してブラケット6の凹部6nに圧入されている。更に、本実施形態では、図4に示すように、第2取付部2の車体側周縁端部2aの一部がブラケット6の筒状部6aの車体側周縁端部6eに対してかしめられている。
また、図5等に示すように、本実施形態に係る防振装置100では、ブラケット6は、張出部6cを有している。本実施形態では、ブラケット6は、張出部6cによってエンジンに取り付けることができる。本実施形態では、張出部6cは、筒状部6aの外周に配置されている。本実施形態では、張出部6cは、筒状部6aを挟んだ2箇所の位置にそれぞれ、筒状部6aと一体に設けられている。図6等に示すように、本実施形態では、張出部6cには、それぞれ、貫通孔6hが形成されている。本実施形態では、ブラケット6は、張出部6cの貫通孔6hに通したボルトを介してエンジンに取り付けることができる。
更に、図7等に示すように、本実施形態に係る防振装置100では、ブラケット6は、リバウンドストッパ7を有している。リバウンドストッパ7は、後述のとおり、リバウンドストッパ規制部材9との接触により、弾性体3の伸張を制限する。リバウンドストッパ7は、ブラケット6の筒状部6aの外周に配置されている。本実施形態では、リバウンドストッパ7は、ブラケット6の筒状部6aと一体に設けられている。詳細には、リバウンドストッパ7は、ブラケット6の筒状部6aに繋がるアーム部7aと、アーム部7aの先端部から突出するストッパ本体7bとを有している。
本実施形態に係る防振装置100では、ブラケット6(張出部6c及びリバウンドストッパ7を含む)は、金属製である。本実施形態では、ブラケット6は軽量なアルミニウム製である。本実施形態では、アルミニウム製とは、主としてアルミニウムを含む金属製を意味する。具体的には、ブラケット6はアルミニウム合金製である。ただし、本発明によれば、ブラケット6には、樹脂製であるものも含まれる。
更に、本実施形態に係る防振装置100は、図1及び図2等に示すように、第1遮熱カバー10と、第2遮熱カバー20とを有している。第1遮熱カバー10及び第2遮熱カバー20は、前記防振装置本体から間隔を置いて当該防振装置本体の周囲を覆っている。
本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10は、軸方向一方側、即ち、車体側に配置されている。図4等に示すように、第1遮熱カバー10は、弾性体3を覆っている。
詳細には、第1遮熱カバー10は、弾性体3を軸方向(本実施形態では、弾性体3及び第1遮熱カバー10の軸は軸Oと同軸とする。)の周りに全周にわたって覆っている。本実施形態では、第1遮熱カバー10は、弾性体3及び第1取付部1を覆っている。具体的には、第1遮熱カバー10は、弾性体3の軸方向の少なくとも一部を軸方向の周りに全周にわたって覆っていると共に、第1取付部1の軸方向の全部を軸方向の周りに全周にわたって覆っている。図8は、第1遮熱カバー10の斜視図である。図8に示すように、本実施形態では、第1遮熱カバー10は、カバー本体11を有している。カバー本体11は、軸Oの周りを全周にわたって延在する、筒状である。図4等に示すように、カバー本体11は、第1遮熱カバー10が車体側に配置された状態で、弾性体3及び第1取付部1を覆っている。
本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10は、カバー本体11(第1遮熱カバー10)における車体側の周縁端部(以下、「第1遮熱カバー10の車体側周縁端部」ともいう。)11aの内周面に、環状溝11cが形成されている。環状溝11cは、第1遮熱カバー10を車体側に配置した状態で、第1取付部1の周縁部1cと着脱可能に嵌合する。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図8等に示すように、第1遮熱カバー10は、カバー本体11(第1遮熱カバー10)におけるエンジン側の周縁端部(以下、「第1遮熱カバー10のエンジン側周縁端部」ともいう。)11bに、第1開放部A1及び第2開放部A2を有している。第1開放部A1及び第2開放部A2は、それぞれ、第1遮熱カバー10を車体側に配置した状態で、ブラケット6の張出部6cと対応した位置に配置されている。これにより、第1遮熱カバー10は、図5等に示すように、ブラケット6の張出部6cと干渉することなく、車体側に配置することができる。
更に、本実施形態に係る防振装置100では、図8等に示すように、第1遮熱カバー10は、第1遮熱カバー10のエンジン側周縁端部11bに、第3開放部A3を有している。第3開放部A3は、第1遮熱カバー10を車体側に配置した状態で、ブラケット6のリバウンドストッパ7と対応した位置に配置されている。これにより、第1遮熱カバー10は、図4等に示すように、リバウンドストッパ7と干渉することなく、車体側に配置することができる。
本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10は、図5等に示すように、第1遮熱カバー10の内側には、貫通孔が形成されている。言い換えれば、本実施形態では、第1遮熱カバー10は、エンジン側と車体側とに開口した筒状の形状をしている。これにより、本実施形態では、第1遮熱カバー10は、第1取付部1及び弾性体3へのエンジン側からの熱伝達をより効果的に抑制し、第1取付部1及び弾性体3に対して容易に取り付けることができる。特に、本実施形態では、第1遮熱カバー10は、カバー本体11に環状溝11cを有し、環状溝11cを第1取付部1の周縁部1cに対して着脱可能に嵌合させている。第1遮熱カバー10は、第1取付部1及び弾性体3への熱伝達をより効果的に抑制し、また、第1遮熱カバー10を軸方向に位置決めすることができる。更に、本実施形態では、図4及び図5等に示すように、第1遮熱カバー10のカバー本体11には、第1開放部A1、第2開放部A2及び第3開放部A3が配置されている。第1開放部A1、第2開放部A2及び第3開放部A3は、上述のとおり、ブラケット6の張出部6c及びリバウンドストッパ7との干渉を抑制し、また、第1遮熱カバー10を軸方向の周りに位置決めすることができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図8等に示すように、第1遮熱カバー10は、第1遮熱カバー10のエンジン側周縁端部11bに、切欠き部11dを有している。本実施形態では、切欠き部11dは、図9等に示すように、第1開放部A1の2つの隅部に形成されている。また、本実施形態では、切欠き部11dは、図10等に示すように、第2開放部A2の2つの隅部にも形成されている。この場合、第1遮熱カバー10に外部からの力が加わると、第1遮熱カバー10は切欠き部11dを基点に、例えば、当該2つの切欠き部11dに挟まれた部分を変形させることができる。言い換えれば、切欠き部11dは、第1遮熱カバー10に加わる力を逃がすことができる。
更に、図5等に示すように、本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10は、当該第1遮熱カバー10を車体側に配置した状態で、ブラケット6の張出部6cと対応した位置に、第2取付部2の径方向外側に延びている傾斜部tを有している。本実施形態では、傾斜部tの傾斜角度θ(θ1〜θ3)は、当該傾斜部tが、第1遮熱カバー10の軸と平行な軸とエンジン側周縁端部11bの周方向接線とを含む平面に対してエンジン側から作る傾斜角度である。即ち、傾斜部tの傾斜角度θ(θ1〜θ3)は、防振装置100の軸方向断面(図4及び図5)において、当該傾斜部tが軸方向に対してなす鋭角側の角度である。
図5等に示すように、第1遮熱カバー10の傾斜部tは、ブラケット6の張出部6cの外観形状に合せて傾斜させることが好ましい。本実施形態では、傾斜部t1の傾斜角度θ1及び傾斜部t3の傾斜角度θ3は異なる。本実施形態では、傾斜部t1及び傾斜部t3は、それぞれ、対応するブラケット6の張出部6cにおける車体側の外観形状に合せて傾斜させている。この場合、ブラケット6の張出部6cが第1遮熱カバー10との相対移動によって当該第1遮熱カバー10と干渉することがあっても、傾斜部tが張出部6cから受けた力を逃がすことができる。
更に、本実施形態に係る防振装置100では、図8に示すように、第1遮熱カバー10の傾斜部tは、第1遮熱カバー10のエンジン側周縁端部11bの第1開放部A1及び第2開放部A2それぞれの位置に配置されている。詳細には、第1開放部A1の側の傾斜部tは、2つの傾斜部t1及び傾斜部t2で構成されている。本実施形態では、図10等に示すように、傾斜部t1は、小さな傾斜角度θ1の傾斜部である。また、本実施形態では、図10等に示すように、傾斜部t2は、傾斜部t1よりも大きな傾斜角度θ2の傾斜部である。他方、図9等に示すように、第2開放部A2の側の傾斜部tは、1つの傾斜部t3で構成されている。本実施形態では、図9等に示すように、傾斜部t3の傾斜角度θ3は、傾斜部t2とほぼ等しい。このように、傾斜部tの傾斜角度θ及び個数は、適宜設定することができる。また、傾斜部tは、ブラケット6の張出部6cとの干渉を防止できる位置であれば、第1遮熱カバー10の任意の位置に配置することができる。
なお、本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10は、カバー本体11の外周に配置されたスカート部12を有している。スカート部12は、第1遮熱カバー10の軸の周りをほぼ全周にわたって延在する、ほぼ筒状である。
本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10は、例えば、ゴム又は樹脂製である。好適には、第1遮熱カバー10の材料には、断熱性を有する材料を採用する。より好ましくは、第1遮熱カバー10の材料には、耐熱性を有する材料を採用する。ただし、本発明によれば、第1遮熱カバー10の本質的な機能は、弾性体3及び第1取付部1に対する熱伝達を妨げることにある。このため、第1遮熱カバー10の材料は、ゴム又は樹脂以外の、例えば、金属であってもよい。
他方、本実施形態に係る防振装置100では、第2遮熱カバー20は、軸方向他方側、即ち、エンジン側に配置されている。図4等に示すように、第2遮熱カバー20は、ブラケット6を覆っている。
本実施形態に係る防振装置100では、第2遮熱カバー20は、ブラケット6を軸方向(本実施形態では、第2遮熱カバー20の軸はブラケット6の軸と共に軸Oと同軸とする。)の周りに全周にわたって覆っている。図11は、第2遮熱カバー20の斜視図である。本実施形態では、図11に示すように、第2遮熱カバー20は、第2遮熱カバー20の軸方向の周りを全周にわたって延在する、周壁部21と、周壁部21のエンジン側周縁端を閉じるエンジン側閉鎖端部22とを有している。
詳細には、図12及び図13等に示すように、第2遮熱カバー20は、周壁部21(第2遮熱カバー20)における車体側の周縁端部(以下、「第2遮熱カバー20の車体側周縁端部」ともいう。)22aに、第1開放部A5及び第2開放部A6を有している。第1開放部A5及び第2開放部A6は、それぞれ、第2遮熱カバー20をエンジン側に配置した状態で、ブラケット6の張出部6cと対応した位置に配置されている。これにより、第2遮熱カバー20は、図5等に示すように、ブラケット6のエンジン側を覆いつつ、ブラケット6の張出部6cと干渉することなく、エンジン側に配置することができる。
本実施形態に係る防振装置100では、第2遮熱カバー20は、図4等に示すように、周壁部21及び周壁部21のエンジン側端を閉じるエンジン側閉鎖端部22を有し、第2遮熱カバー20の内側には、周壁部21の車体側端に開口された凹部20nが形成されている。言い換えれば、本実施形態では、第2遮熱カバー20は、車体側に開口したカップ状の形状をしている。これにより、本実施形態では、第2遮熱カバー20は、必要なときに取り付けることができ、また、不要なときに取り外すことができる。特に、本実施形態では、第2遮熱カバー20は、エンジン側閉鎖端部22を有している。エンジン側閉鎖端部22は、エンジン側からの熱伝達をより効果的に抑制し、また、第2遮熱カバー20をブラケット6に対して軸方向に位置決めすることができる。更に、本実施形態では、図5等に示すように、第2遮熱カバー20の周壁部21には、第1開放部A5及び第2開放部A6が配置されている。第1開放部A5及び第2開放部A6は、上述のとおり、ブラケット6の張出部6cとの干渉を抑制し、また、第2遮熱カバー20をブラケット6に対して軸方向の周りに位置決めすることができる。
更に、本実施形態に係る防振装置100では、図4等に示すように、第2遮熱カバー20はリバウンドストッパ7を覆うリバウンドストッパカバー部23を有している。本実施形態では、リバウンドストッパカバー部23は、リバウンドストッパ7のアーム部7aの外面を覆うアーム部カバー23aと、アーム部カバー23aの先端部から突出して、リバウンドストッパ7のストッパ本体7bの外面を覆うストッパ本体カバー23bと、ストッパ本体カバー23bよりも車体側に延びる車体側カバー23cとを有している。本実施形態では、図13等に示すように、ストッパ本体カバー23bの内側には、凹部23nが形成されている。言い換えれば、本実施形態では、ストッパ本体カバー23bは、リバウンドストッパ7のストッパ本体7b側に開口したカップ状の形状をしている。ストッパ本体カバー23bは、図4等に示すように、リバウンドストッパ7のストッパ本体7bを凹部23nに収納する。
本実施形態に係る防振装置100では、図4等に示すように、リバウンドストッパカバー部23のアーム部カバー23aは、リバウンドストッパ7のアーム部7aへの熱伝達を抑制する。また、リバウンドストッパカバー部23のストッパ本体カバー23bは、リバウンドストッパ7のストッパ本体7bへの熱伝達を抑制する。更に、リバウンドストッパカバー部23の車体側カバー23cは、リバウンドストッパ7への車体側からの熱伝達を抑制する。
なお、本実施形態に係る防振装置100は、図4等に示すように、ブラケット6のリバウンドストッパ7に対応する位置に、リバウンドストッパ規制部材9を有している。リバウンドストッパ規制部材9は、リバウンドストッパ7のストッパ本体7bと接触可能なリバウンドストッパ規制部9aを有している。リバウンドストッパ規制部9aは、リバウンドストッパ7のストッパ本体7bと接触することにより、弾性体3の伸張を制限する。本実施形態では、リバウンドストッパ規制部9aは、第2遮熱カバー20のリバウンドストッパカバー部23のストッパ本体カバー23bを介してリバウンドストッパ7のストッパ本体7bと接触する。
本実施形態に係る防振装置100では、第2遮熱カバー20も、例えば、ゴム又は樹脂製である。好適には、第2遮熱カバー20の材料にも、断熱性を有する材料を採用する。より好ましくは、第2遮熱カバー20の材料にも、耐熱性を有する材料を採用する。ただし、本発明によれば、第2遮熱カバー20の本質的な機能は、ブラケット6に対する熱伝達を妨げることにある。このため、第2遮熱カバー20の材料は、ゴム又は樹脂以外の、例えば、金属であってもよい。
本実施形態に係る防振装置100では、第1遮熱カバー10及び第2遮熱カバー20は、例えば、図4の破線領域R1及びR2等に示すように、それぞれの、第2取付部の軸方向の少なくとも一部が当該第2取付部2の径方向視(以下、単に「径方向視」という。)でオーバーラップしている。詳細には、第2遮熱カバー20の車体側周縁端部(軸方向一方側周縁端部)22a及びリバウンドストッパカバー部23の車体側カバー23cが第1遮熱カバー10のエンジン側周縁端部(軸方向他方側周縁端部)11bの外周で、エンジン側周縁端部11bと径方向視でオーバーラップしている。
更に、本実施形態に係る防振装置100では、図11等に示すように、第2遮熱カバー20は、第2遮熱カバー20の車体側周縁端部22aに、車体側に延びる凸部24を有している。本実施形態では、図12及び13等に示すように、凸部24は、第2遮熱カバー20の車体側周縁端部22aにおける、第1開放部A5と周方向で隣接する2箇所の位置と、第2開放部A6と周方向で隣接する2箇所の位置とのそれぞれ、計4箇所に配置されている。本実施形態では、第2遮熱カバー20は、第1遮熱カバー10の切欠き部11dと対応した位置に凸部24を有している。本実施形態では、図1及び図2等に示すように、4つの凸部24は、それぞれ、第1遮熱カバー10の切欠き部11dと径方向視でオーバーラップしている。詳細には、第2遮熱カバー20の凸部24が第1遮熱カバー10の切欠き部11dの外周で、当該切欠き部11dと径方向視でオーバーラップしている。
上述のとおり、本実施形態に係る防振装置100は、軸方向一方側、本実施形態では、車体側に配置されており、弾性体3を覆う第1遮熱カバー10と、軸方向他方側、本実施形態では、エンジン側に配置されており、ブラケット6を覆う第2遮熱カバー20と、を有している。本実施形態に係る防振装置100によれば、弾性体3への熱伝達、特に、本実施形態では、第1取付部1も含めた弾性体3への熱伝達が抑制されると共に、ブラケット6への熱伝達も抑制される。即ち、本実施形態によれば、エンジン側及び車体側の両方からの熱伝達を抑制することができる。従って、本実施形態によれば、外部からの熱伝達(本実施形態では、「エンジンからの熱伝達」)を十分に抑制することが可能になる。この場合、例えば、第2取付部2と弾性体3との間の接着への影響が抑制される。また、弾性体3への熱伝達の影響が抑制されることにより、安定した振動特性を確保することができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図4等に示すように、それぞれの、軸方向の少なくとも一部が第1遮熱カバー10及び第2遮熱カバー20は、径方向視でオーバーラップしている。この場合、熱伝達が更に抑制される。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図4等に示すように、ブラケット6はリバウンドストッパ7を有し、また、第2遮熱カバー20はリバウンドストッパ7を覆うリバウンドストッパカバー部23を有している。この場合、本実施形態のように、ブラケット6がリバウンドストッパ7を有している場合であっても、熱伝達が抑制される。また、この場合、リバウンドストッパカバー部23が第2遮熱カバー20と共に取り付けられることで、リバウンドストッパカバー部23を取り付ける際の作業性も向上する。更に、この場合、リバウンドストッパカバー部23は、リバウンドストッパ7を保護し、当該リバウンドストッパ7の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図5等に示すように、ブラケット6は張出部6cを有し、また、第1遮熱カバー10は張出部6cと対応した位置に、径方向外側に延びている傾斜部t(本実施形態では、t1〜t3)を有している。この場合、ブラケット6の張出部6cが第1遮熱カバー10との相対移動によって当該第1遮熱カバー10と干渉することがあっても、第1遮熱カバー10の傾斜部tがブラケット6の張出部6cから受けた力を逃がすことにより、第1遮熱カバー10の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図8等に示すように、第1遮熱カバー10はエンジン側周縁端部(軸方向他方側周縁端部)11bに切欠き部11dを有し、また、第2遮熱カバー20は、図11等に示すように、第1遮熱カバー10の切欠き部11dと対応した位置に、切欠き部11dと径方向視でオーバーラップする凸部24を有している。この場合、例えば、第1遮熱カバー10がブラケット6(張出部6cを含む)、第2遮熱カバー20(以下、「張出部等」ともいう)と干渉することがあっても、第1遮熱カバー10が切欠き部11dを基点に、例えば、当該2つの切欠き部11dに挟まれた部分を変形することにより、第1遮熱カバー10の耐久性を向上させることができる。また、本実施形態では、図1及び図2等に示すように、第2遮熱カバー20の凸部24が第1遮熱カバー10の切欠き部11dを閉じることにより、熱伝達の抑制を維持することができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図4及び図5等に示すように、第1遮熱カバー10は、弾性体3を全周にわたって覆うものである。この場合、熱伝達が更に抑制されると共に、第1遮熱カバー10を取り付ける際の作業性も向上させることができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、図4等に示すように、第2遮熱カバー20は、ブラケット6を全周にわたって覆うものである。この場合、熱伝達が更に抑制されると共に、第2遮熱カバー20を取り付ける際の作業性も向上させることができる。特に、本実施形態では、第2遮熱カバー20は、エンジン側閉鎖端部22によってカップ状に形成されていることで、より作業性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る防振装置100では、ブラケット6は、金属製である。この場合、特に効果的に熱伝達を抑制することができる。
特に、本実施形態に係る防振装置100では、金属ブラケット6はアルミニウム製、例えば、アルミニウム合金製である。この場合、防振装置100全体の軽量化を図ることができる。
上述のとおり、本実施形態に係る防振装置100によれば、外部からの熱伝達を十分に抑制することが可能な防振装置を提供することができる。
上述したところは、本発明の一実施形態を開示したにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、本発明では、リバウンドストッパ7及びリバウンドストッパ規制部材9は、省略することができる。また、本発明によれば、第1取付部1は、第2取付部2を外筒とする、内筒とすることも可能である。
1:第1取付部, 2:第2取付部, 3:弾性体, 4:ダイヤフラム, 5:仕切部材, 6:ブラケット, 6c:張出部, 7:リバウンドストッパ, 9:リバウンドストッパ規制部材, 10:第1遮熱カバー, 11:カバー本体, 11a:第1遮熱カバーの車体側周縁端部(第1遮熱カバーの軸方向一方側周縁端部), 11b:第1遮熱カバーのエンジン側周縁端部(第1遮熱カバーの軸方向他方側周縁端部), 11d:切欠き部, 12:スカート部, 20:第2遮熱カバー, 22a:第2遮熱カバーの車体側周縁端部(第2遮熱カバーの軸方向一方側周縁端部), 23:リバウンドストッパカバー部, 24:凸部, 100:防振装置, O:(第2取付部の)軸, t:傾斜部, t1:第1傾斜部, t2:第2傾斜部, t3:第3傾斜部

Claims (14)

  1. 第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、
    前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、
    前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、
    を有しており、
    前記第1遮熱カバー及び前記第2遮熱カバーは、それぞれの、前記第2取付部の軸方向の少なくとも一部が前記第2取付部の径方向視でオーバーラップしている、防振装置。
  2. 第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、
    前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、
    前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、
    を有しており、
    前記ブラケットはリバウンドストッパを有し、また、前記第2遮熱カバーは前記リバウンドストッパを覆うリバウンドストッパカバー部を有する防振装置。
  3. 第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、
    前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、
    前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、
    を有しており、
    前記ブラケットは張出部を有し、また、前記第1遮熱カバーは前記張出部と対応した位置に、前記第2取付部の径方向外側に延びている傾斜部を有する防振装置。
  4. 第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、
    前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、
    前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、
    を有しており、
    前記第1遮熱カバーは前記軸方向他方側の周縁端部に切欠き部を有し、また、前記第2遮熱カバーは前記切欠き部と対応した位置に、前記切欠き部と前記第2取付部の径方向視でオーバーラップする凸部を有する防振装置。
  5. 第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、
    前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、
    前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、
    を有しており、
    前記第1遮熱カバーは、前記弾性体を全周にわたって覆うものである防振装置。
  6. 第1取付部と、筒状の第2取付部と、前記第1取付部及び前記第2取付部を連結している弾性体と、前記第2取付部の外周に配置されたブラケットと、を有する防振装置であって、
    前記第2取付部の軸方向一方側に配置されており、前記弾性体を覆う第1遮熱カバーと、
    前記第2取付部の軸方向他方側に配置されており、前記ブラケットを覆う第2遮熱カバーと、
    を有しており、
    前記第2遮熱カバーは、前記ブラケットを全周にわたって覆うものである防振装置。
  7. 前記ブラケットは、金属製である、請求項1から6のいずれか1項に記載の防振装置。
  8. 前記ブラケットはアルミニウム製である、請求項に記載の防振装置。
  9. 前記第1遮熱カバー及び前記第2遮熱カバーは、それぞれの、前記第2取付部の軸方向の少なくとも一部が前記第2取付部の径方向視でオーバーラップしている、請求項2から8のいずれか1項に記載の防振装置。
  10. 前記ブラケットはリバウンドストッパを有し、また、前記第2遮熱カバーは前記リバウンドストッパを覆うリバウンドストッパカバー部を有する、請求項1、3から9のいずれか1項に記載の防振装置。
  11. 前記ブラケットは張出部を有し、また、前記第1遮熱カバーは前記張出部と対応した位置に、前記第2取付部の径方向外側に延びている傾斜部を有する、請求項1、2、4から10のいずれか1項のいずれか1項に記載の防振装置。
  12. 前記第1遮熱カバーは前記軸方向他方側の周縁端部に切欠き部を有し、また、前記第2遮熱カバーは前記切欠き部と対応した位置に、前記切欠き部と前記第2取付部の径方向視でオーバーラップする凸部を有する、請求項1から3、5から11のいずれか1項に記載の防振装置。
  13. 前記第1遮熱カバーは、前記弾性体を全周にわたって覆うものである、請求項1から4、6から12のいずれか1項のいずれか1項に記載の防振装置。
  14. 前記第2遮熱カバーは、前記ブラケットを全周にわたって覆うものである、請求項1から5、7から13のいずれか1項に記載の防振装置。
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