JP2020023778A - 側腰部保護下着 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、一体化された側腰部保護具を含んだ下着、その製造方法、およびその利用方法(使用方法)を提供すること。【解決手段】自己配向性で、一体的で、快適な側腰部パッドを備えた下着10が開示されている。即ち、側腰部保護下着は、形状フィット性の本体部20と、前記本体部上に配置されると共に中央部を有する側腰部パッド30とを備えている。この下着が使用者によって着用されると、前記側腰部パッドの中央部が、使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に隣接して配置される。この側腰部保護下着によれば、使用者が転倒したときでも、側腰骨の骨折を防止あるいは最小化することができると共に、従来品よりもコンプライアンス(人への適合性)を高めることができる。【選択図】図1

Description

[関連出願の相互参照]
2013年3月16日に出願された、同一出願人による所有で同時係属中である米国仮特許出願第61/802,598号の米国特許法に基づく優先権が主張されている。この仮出願は、参照により本願に組み込まれる。
[技術分野]
本発明は、一体化された側腰部保護具を含んだ下着(undergarment)、その製造方法、およびその利用方法(使用方法)に関する。
肘、膝、肩、踝(くるぶし)、腰、および他の部位の関節は、衝撃に対して特に脆弱であるが、個人の動作範囲を制限することなく保護することは困難である。大腿骨頸部(以降便宜的に“側腰骨”)の骨折は深刻な転倒に起因する怪我であり、しばしば長期の機能障害、養護施設入居および死亡増加に帰結する。一部の報告されている統計によれば、老人の側腰骨の骨折の主たる原因は転倒であり、側腰骨の骨折の大部分は65歳を超えた老人において発生している。側腰骨が骨折した人の20%もが側腰骨骨折から12ヶ月以内に死亡するという報告も存在する。死亡を免れた人でも、機能障害および自立性の喪失は深刻であり、40%もの人が歩行不能になり、あるいは1年後に補助器具を必要とするようになる。
CDC(訳注:米国の保健福祉省の疾病対策センター)は、2007年における65歳以上の老人の側腰骨骨折による入院患者数は28万1千人であり、90%を超える側腰骨骨折が転倒によって引き起こされ、それも大抵の場合は側腰部方向への側方転倒によるものであったと報告する。女性は全部の側腰骨骨折の四分の三を占める。1991年の側腰骨骨折の医療費は29億ドルであったと見積もられた。
男性と女性の両方において、側腰骨骨折の割合は年齢と共に級数的に増加する。85歳以上の人は、60歳から65歳の人の10倍から15倍程も側腰骨を骨折しやすい。骨を脆くする症状である骨粗しょう症は側腰骨を骨折する人のリスクを増加させる。合衆国骨粗しょう症協会は、米国内の50歳を超える1千万人を上回る人々が骨粗しょう症を患っており、他に3千4百万人がその症状のリスクを抱えていると見積もっている。
転倒死の大きな割合は側腰骨骨折に続く併発症である。5人の側腰骨骨折患者のうちの1人は怪我から1年以内に死亡する。治療には典型的には手術と入院が含まれ、入院日数は通常は約1週間であり、頻繁に療養施設への入居が続き、長期に亙るリハビリが行われる。側腰骨骨折事故の前に独居していた成人4人のうちの1人弱が骨折後、少なくとも1年間は療養施設に収容されたままである。
以上に鑑み、側腰骨骨折の数、重症度および弱体化を最小限度に留めるために様々なタイプの側腰部保護具(hip protector)が市販されている。しかし、そのような衝撃防護具の中には、重量があり、非通気性であり、若しくは動作制限的であり、あるいは、側腰骨関節部を精度高く保護の対象にできず、仮にできたとしても安定的でないものが存在した。
側腰部保護具の一つのタイプは、使用者の衣服の上から着用するパッド型ベルトであり、これは嵩張っており、人目を引くものである。別タイプの側腰部保護具は、取り外しタイプの側腰部保護盾体を受領するためのポケットが付いた下着である。このタイプの側腰部保護具は外側ベルトより目立たないが、側腰領域に着用するには不恰好で嵩張らせる。これらはある程度は効果的であるが、コンプライアンス(人への適合性)は低いことが多い。なぜなら、それらは目立ち、及び/又は不快だからである。その結果、コンプライアンスは低くなり、それらの効果を低減している。
よって、改良された側腰部保護具の需要が存在する。
本発明は、その一実施態様において、形状フィット性(密着型)の本体部と、その本体部に配置される側腰部パッドとを含んだ側腰部保護下着に関する。この側腰部パッドは、中央部を含み、その下着が使用者に着用されると、側腰部パッドの中央部は使用者の側腰部の大腿骨上方突起(大転子)領域に隣接して配置される。
1実施態様においては、この側腰部パッドは、使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に対する側腰部パッドの中央部の位置を使用者に確認させる一体型の配置手段(locator device)を含むことができる。
一実施態様においては、側腰部パッドは、衝撃力を測定するようにデザインされている着脱式の衝撃力センサーを含むことができる。
一実施態様においては、側腰部パッドは、エネルギー吸収性ポリウレタンフォームのごときエネルギー吸収性フォーム材料を含むことができる。
一実施態様においては、側腰部パッドは、側腰部パッドの中央部から放射状に延びる均等厚の中央領域を含むことができる。この均等厚の中央領域は、約1cmから約10cmだけ側腰部パッドの中央部から放射状に延びることができる。この中央領域は、約1mmから約30mmの厚み範囲を含むことができる。
実施態様によっては、側腰部パッドは約1万ニュートンまでの衝撃抵抗性を有することができる。
別な実施態様は、下着に装備される側腰部パッドを含んだ側腰部保護下着に関するものであり、この側腰部パッドは、下着が使用者に装着されると側腰部パッドの中央部が使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に隣接して配置されるようになった中央部を含んでいる。側腰部パッドは、約20pcf(ポンド/立方フィート)の密度、約15mmの厚み、および約7000ニュートンの衝撃力を吸収できるポリウレタンフォームを含むことができる。
本発明の別な形態は、下着が使用者に着用されると、側腰部パッドの中央部が使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に隣接して配置されるようになった中央部を含んだ側腰部パッドである。この側腰部パッドは約20pcfの密度、約15mmの厚み、および約7000ニュートンの衝撃力を吸収できるポリウレタンフォームを含むことができる。この側腰部パッドは、側腰部衝撃抵抗性を発揮するように側腰部のポケット内に配置できる。
上述および他の特徴と利点は、添付の図面に示した本発明の例示的な実施例の以下の特定的な説明から明らかになろう。図面の縮尺は必ずしも忠実ではなく、本発明の原理の説明のために強調的に図示されている。
図1は、本発明による例示的なパッド付き下着を着用した立ち姿勢の使用者の一部を示す。 図2は、図1で示す使用者の正面図であり、下着から分離されたパッドと、使用者の側腰骨関節、特に大腿骨上方突起に対する下着上のパッドの配置を示す。 図3は、図1で示す使用者の正面図であり、使用者の側腰骨関節、特に大腿骨上方突起に対する保護位置で下着上に配置されたパッドを示す。 図4は、着座姿勢の図1の使用者を示しており、動作時の大腿骨大突起(大転子)に対するパッドの相対的配向性を示す。 図5は、図1で示すパッド付き下着の一部の平面図(上面図)である。 図6は、図5の4−4線を通る側腰部パッドと本体部の一部の概略側断面図である。 図7は、本体部を除いた図5で示す側腰部パッドの概略側断面図である。 図8は、図6で示す側腰部パッドと本体部の別実施例の概略側断面図である。 図9は、本体部を除いた図6で示す側腰部保護パッドの概略側断面図である。
[実施形態の詳細な説明]
本発明は、改良された自動配向性で形状一致性の側腰部保護パッドを含んだ衣類に関し、特には下着に関する。この衣類は、軽量で、柔軟で、可撓性で、通気性であり、使用者による改善されたコンプライアンスを提供する。この一体性パッドは、側腰骨骨折(hip fracture)を防止するために十分な衝撃抵抗性を提供するように設計されている。実施例によっては、パッドは約7000ニュートン(N)程度の衝撃力に耐えることができる。従って、本発明の衣類は、側腰骨の骨折に至る可能性がある転倒の衝撃力に耐える設計と、増加したコンプライアンスによるものとの両方によって側腰骨骨折を減少させるように十分な衝撃抵抗性を提供する。
図1は、本発明による側腰部保護下着を着用する使用者の部分図である。下着10は、本体部20と、側腰部領域にて大腿骨の大腿骨大突起(大腿骨大転子)に隣接して本体部20に取り付けられているパッド付き側腰部保護部30(以降“パッド30”という)とを含む。
下着10は緩く着用されるのではなく、形状フィットして着用されるように選択される。ここで使用される用語“形状フィット”とは、衣類が、覆われる身体部の外殻形状に形状一致して密着することであり、すなわち弾性的に使用者の皮膚に密着して保持されることである。よって、下着10は、使用者の身体に密着し、使用中の使用者の身体に対する下着の横方向移動量、縦方向移動量および捻り量を最少量に留めるように選択される。本体部の適した材料には、ニット布、織布および不織布、皮革、ビニール、あるいは任意の他の適した材料が含まれる。本体部には、限定するものではないが、ニット布、織布および不織布、皮革、ビニール、あるいはエラスタンまたはその均等物を含んだ任意の他の適した材料が含まれる多様な天然及び/又は合成材料が使用できる。そのような材料は滑らかなラインを提供し、強く引っ張られるときには強度を提供する。他の適した材料には、例えば、米国特許出願公開第2010/0249736号に開示されているような撥水及び/又は吸水特性を備えた機能材料が含まれる。衣料は、湿気を皮膚層から移動させるように設計された吸上性布からでも製造できる。
図5から図9は、本発明による例示的な側腰部パッド30を詳細に示している。パッド30は、中央楕円形状部と、その楕円形状部の左右側から延び出る“翼部”とを含んだ外側側腰部の外殻形状に則した形状、サイズおよび配置形態を有する。パッドは、側腰骨骨折を防止または軽減できる実用性がある、あるいは所望する任意の形状、サイズ、厚み、または配置形態を含むことができることは理解されよう。側腰部パッドは様々な形状、サイズ、配置形態および厚みの緩衝領域を含む。説明の容易化のため、用語“緩衝領域”および“メダリオン”が本明細書を通じて互換的に使用されている。以下で説明するように様々な材料がこのメダリオンのために使用できる。メダリオン同士は、メダリオンの境界を画定する様々な深度と配置形態の溝によって分離されている。メダリオンの上面は様々な深度と配置形態の溝部を含むことができ、部分的にメダリオンの外殻形状を画定している。実施形態によっては、パッドの境界から離れた周囲フランジが提供される。
図6と図7の断面図で示すように、パッド30は、共に前面10、背面12および境界14を画定するところのオプションの外側層16と内側層17との間に配置された緩衝層15を含む。緩衝層15、並びに、オプションの外側層16及び内側層17に適した材料は、係属中で且つ共通所有に係る米国特許出願公開第2012/0084896号および米国特許出願公開第2013/0061377号において開示されており、これらは参照より本願に組み込まれる。
パッド30は、離間したメダリオン領域50、60a、60bおよび翼状メダリオン70a、70bを画定する1以上の溝38を含む。図示のごとく、溝38は、隣接するメダリオンの境界間の間隔で定義される幅“W”、メダリオンの上面とパッド30の上面との間の間隔で定義される深度“D”、並びに、内側層16及び外側層17とこれらの層間に配置された緩衝材15との組み合わされた厚みによって定義される厚み“T”を有している。説明の容易化のため、これら“溝”は、以下においてはヒンジ(丁番)として言及されており、溝部もヒンジ要素として機能するという事実の限定は意図されない。
ヒンジの幅Wは、所望に応じてまたは必要に応じて変えることができ、約1ミル(mil)程度の狭さから約1000ミル(mil)以上にすることができる。ヒンジ38は直線状であっても、曲線状であっても構わず、メダリオン間のヒンジ同士の深度は同じであっても、異なっていてもよく、ヒンジに沿って変動することもできる。この実施例のように、曲線状および直線状のヒンジの両方がパッドと組み合わされて使用されることもでき、曲線状および直線状のヒンジ領域の組み合わせを含むこともできる。この実施例では、ヒンジは、配置手段(locator)として機能し、パッドが使用者の側腰骨関節のX軸とY軸の交点、及び/又は使用者の大腿骨大突起と適正に整合することを確実にする(図2および図3)。
オプションの境界フランジ40(以降、単に“フランジ”という)は、上面10に画定され、メダリオンをパッドの境界と離れた位置関係で維持する。この実施例では、オプションの境界フランジ40は、最外側のメダリオンの境界と、パッド30の境界14との間の間隙によって画定される幅Wを有する。境界フランジ40の幅Wは、望むように変更できる。以下でさらに詳細に説明するように、境界フランジ40は、メダリオンよりも薄く、縫合、接着、結合のごとき様々な技術によってパッドをフランジ領域に沿って衣服のごとき物品に取り付けさせる。本体部と一体化されると、パッドはスリーブ布の外側に縫合、接着あるいは別な手段で取り付けることができ、または、スリーブの内面に縫合あるいは取り付けることができ、スリーブの対応する開口部を介して露出される。
実施例によっては、中央メダリオン50は、実質的に均等厚で中央点Pから放射状に延びる中央領域Rを含むことができ、残りのメダリオンの厚みは中央領域Rからパッド30の境界に向かって放射状に減少できる。あるいは、メダリオンの上面は、メダリオンの境界に向かって、またはパッドの境界に向かって放射状に減少する厚みによって画定される表面を含むことができる。
オプションで、1つ以上の溝部42がメダリオンの上面に形成できる。ヒンジ38のように、溝部42はパッドの可撓性を増加させ、溝部42での緩衝層15の厚みが減少するに従って、溝部42とパッド100の可撓性が増加する。溝部42の幅、深度、配向性および位置は、限定されはしないが、望む方向および可撓程度、等々を含む幾つかの要因によって変化させることができる。
ヒンジ38のように、溝部42は、平行及び/又は交差する軸に沿って配置された曲線状溝部あるいは直線状溝部でよい。曲線状溝部と直線状溝部の両方は組み合わせて使用でき、溝部は曲線領域および直線領域の両方を含むことができる。
図1に示すように、側腰部パッド30は水平軸Xと垂直軸Yの交点に中央点Pを含む。同様に、使用者の大腿骨大突起は、使用者上の水平軸X’と垂直軸Y’の交点の点P’に対応する。図示のように、使用時に中央メダリオン50の位置(点)Pが、点P’に対応している使用者の大腿骨大突起に対応するように、パッド30は本体部20に取り付けられる。その結果、側腰部パッド30の中央は、例えば使用者が図4のように着座姿勢であるときのような移動時にも、大腿骨大突起に対して同じ位置に維持される。
図示のごとく、パッド30は境界フランジ40を本体部20に縫合することで本体部20に取り付けられており、側腰部パッドの中央を大腿骨の大腿骨大突起に対応させている。使用時、可撓ヒンジ38と溝部42の組み合わせは、パッド30を使用者の身体に形状一致させ、特に側腰部領域に形状一致させ、パッド30を使用者の身体に密着して維持し、使用者が転倒したときにパッド30の衝撃吸収性能を最大化している。
図8及び図9は、本発明による例示的な緩衝パッド30’の別実施例を図示する。パッド30’は、さらに大きな衝撃抵抗性を提供するために、製造プロセス中にヒンジ38,50の上層16と下層17の間に配置された緩衝層15の厚みが最大化していること以外は、パッド30と類似した構造を有する。
側腰部パッドのために所望の機能的特性を達成するため、すなわち、7000ニュートンの範囲であると想定されているところの、転倒により使用者に側腰骨骨折を引き起こす衝撃力に対する衝撃抵抗性を最大化することで側腰骨の骨折を防止あるいは最小化するため、パッド、メダリオン、メダリオン外殻、ヒンジ、溝部およびフランジのサイズ、形状、配置形態および各寸法、並びに、材料の厚み、密度および種類は、望むように変更できる。前述の全ての特徴は、単独または組み合わせて、動作時における使用者の身体に形状一致するよう、パッドの内側または外側への可撓性を提供するように設計されている。しかし、それぞれの前述の実施例において、および、本発明の全てのパッドにおいて、前記の全ての方策はパッドの所望の特性およびデザインに応じて変更できる。例えば、パッドは、限定するものではないが、緩衝、振動防止、及び/又は衝撃吸収、等々のごとき様々な特性を提供するようにデザインされる。パッドの特性は、メダリオンの緩衝層15の厚み、及び/又は材料タイプを変え、メダリオン間の間隙(すなわちヒンジ幅)を変え、及び/又はメダリオンの外殻形状を変える、等々によって変更できる。例えば、緩衝層15にゲルを使用することで、パッドに緩衝特性および振動減衰特性が提供され、フォームを使用することでパッドを軽量化し、速度依存性フォームまたは衝撃吸収フォームの使用によりパッドの衝撃吸収性が増加する、等々である。一般的に、メダリオンの緩衝層15の厚みの増加は、前記の特性を増強し、緩衝層15に組み合わせ材料を使用すると、特性の組み合わせが提供されるであろう。
緩衝材15は、低密度フォーム材料のごときフォーム材料を含むことができる。適した低密度フォームの例には、ポリエステルフォームおよびポリエーテルポリウレタンフォームが含まれる。感触が柔らかく、衝撃時に衝撃のエネルギーを吸収して(エネルギーを、この場合には身体部に伝達するのではなく)一時的に固化し、その後に当初状態に戻るような緩衝材のため、特にエネルギー吸収材料のために様々なタイプの衝撃吸収材料が適していることが知られている。1つの適した速度依存性フォームがロジャーズ・コーポレーション社から、微孔性ポリウレタンフォームであるPORON(登録商標)およびPORON XRD(登録商標)として入手できる。そのようなフォームの望ましい密度は、約5pcfから約35pcf(ポンド/立方フィート)であり、特に好ましい密度は、約10pcfから約30pcfであり、さらに好ましい密度は、約15pcfから約25pcfである。そのようなフォームの望ましい厚みは、約3mmから約20mmであり、特に好ましくは約6mmから約17mmである、さらに好ましくは約10mmから約15mmである。
本明細書において、用語“第1”、“第2”、等々は順序や重要度を示すものではなく、要素同士を区別するためのものであり、使用されている要素の数は少なくとも1つである。同様に、用語“底部”および“上部”とは単に説明の便宜上で使用されているだけであり、特定の位置や空間的配向性に限定するものではない。さらに、数量に関して使用される“約”は記載された数値を含むものであり、説明内容から判断される意味を含む(例:特定量の測定値に関わる誤差の程度を含む)。特に別途定義されていない限り、ここで使用されている技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の専門家によって通常に理解されている意味を有する。
例示的な実施例に言及して本発明を説明したが、本発明の範囲から逸脱せずにその様々な変更が可能であり、均等物で置換が可能であることは当技術分野の技術者には理解されるであろう。さらに、本発明の本質的な範囲から逸脱せず、本発明の教示内容に適応させるために数多くの修正(改変)が可能である。従って、本発明は、本発明を実行する最良モードとして開示された特定の実施例に限定されることなく、本発明には「特許請求の範囲」に属する全ての実施態様を含ませることが意図されている。
10 下着(側腰部保護衣類)
20 本体部
30 パッド付き側腰部保護部(側腰部パッド)
P 中央点

Claims (22)

  1. 側腰部保護衣類であって、
    形状フィット性の本体部と、
    前記本体部上に配置されると共に、中央部を有する側腰部パッドと、
    を備えており、この衣類が使用者に着用されると、前記側腰部パッドの中央部が、使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に隣接して配置されることを特徴とする側腰部保護衣類。
  2. 前記側腰部パッドは、使用者に、使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に対する当該側腰部パッドの中央部の位置を確認させるための一体化された配置手段を含んでいる、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  3. 前記側腰部パッドは、衝撃力を測定するように設計されている着脱式衝撃センサーを含んでいる、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  4. 前記本体部の少なくとも一部は吸収性材料を含んでいる、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  5. 前記側腰部パッドは、エネルギー吸収性フォーム材料を含んでいる、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  6. 前記エネルギー吸収性フォーム材料はポリウレタンフォームである、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  7. 前記ポリウレタンフォームは、約10pcfから約30pcf(160.2〜480.6kg/m)の密度を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  8. 前記ポリウレタンフォームは、約15pcfから約25pcf(240.3〜400.5kg/m)の密度を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  9. 前記ポリウレタンフォームは、約10pcfから約30pcf(160.2〜480.6kg/m)の密度を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  10. 前記側腰部パッドは、該側腰パッドの中央部から放射状に延びる均等厚の中央領域を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  11. 前記側腰部パッドは、該側腰パッドの中央部から放射状に約1cmから約10cm延びる均等厚の中央領域を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  12. 前記側腰部パッドは、該側腰パッドの中央部から放射状に約3cmから約8cm延びる均等厚の中央領域を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  13. 前記側腰部パッドは、該側腰パッドの中央部から放射状に約5cm延びる均等厚の中央領域を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  14. 前記均等厚の中央領域は、約1mmから約30mmの範囲の厚みを有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  15. 前記均等厚の中央領域は、約5mmから約25mmの範囲の厚みを有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  16. 前記均等厚の中央領域は、約10mmから約20mmの範囲の厚みを有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  17. 前記均等厚の中央領域は、約15mmの厚みを有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  18. 前記側腰部パッドは、約10000ニュートンまでの衝撃抵抗性能を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  19. 前記側腰部パッドは、約7000ニュートンまでの衝撃抵抗性能を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  20. 前記側腰部パッドは、約5000ニュートンまでの衝撃抵抗性能を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  21. 前記側腰部パッドは、約3000ニュートンまでの衝撃抵抗性能を有する、請求項1記載の側腰部保護衣類。
  22. 側腰部保護衣類であって、
    本保護衣類上に配置されると共に、中央部を有する側腰部パッドを備え、
    前記側腰部パッドは、本保護衣類が使用者に着用されると、当該側腰部パッドの中央部が使用者の側腰部の大腿骨上方突起領域に隣接して配置されるものであり、
    前記側腰部パッドは、約20pcf(320.4kg/m)の密度と、約15mmの厚みとを有し、約7000ニュートンの衝撃力を吸収できるポリウレタンフォームを含んでいる、ことを特徴とする側腰部保護衣類。
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