JP2007511301A - 腰を保護するためのデバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも腰のエリアのところで人体を囲むように配置されるベルト部分と腰の保護手段(4)とを有する、人体の腰を保護するためのデバイス(1)に関する。このベルト部分は、内面(2)と外面(3)とを有し、弾性材料で少なくとも一部分が形成されている。このデバイスは、腰の保護手段(4)が大転子を覆うように所定の位置にしっかりととどまることを確実にするように、内面が摩擦増強手段(5)を少なくとも部分的に有していることを特徴としている。

Description

本発明は、少なくとも腰のエリアのところで人体を囲むように配置されるベルト部分を有する、人体の腰を保護するためのデバイスに関する。
転倒によって股関節を骨折する人の数が年々増加しているという事実によって、腰を保護することがますます重要になってきている。骨粗しょう症は、このような股関節骨折の主な原因の一つと考えられている。骨粗しょう症並びに股関節骨折は、全人口に起こり得るが、股関節骨折並びに骨粗しょう症は、全人口のうちの高齢者人口に最も一般的である。
この股関節骨折によって引き起こされる一時的な損傷、永久的な損傷、並びにその後の影響は、また、骨の強度並びに弾力性が、骨のミネラル密度並びに骨構造の衰退によって、何年にも渡って減少しているという事実により、高齢者人口において大変深刻であることが判る。
さらに、骨粗しょう症を患っている人の柔軟性と移動性とは減少している。さらに、このようなリスクグループの人は、筋肉を強化するだけでなく、バランスを改善して、転倒のリスクを最小にし、股関節骨折のリスクを同様に最小にするために、運動をするようにと度々アドバイスされる。従って、前記グループの人は、運動中の転倒を恐れて運動するのを控えたりしないように、若しくは動作中の転倒によって腰を痛めたりしないように、運動中に特に腰を保護する必要がある。
股関節骨折の他のリスクグループには、例えば手術後のリハビリを受けている人や、精神的ダメージのために長い間若しくは運動制限期間に床にふしていた人がいる。このグループの人は、自分自身で移動する能力を失い、従って、リハビリセンターでの運動の間に転倒してしまう可能性がある。
デンマーク人のグループの研究者らは、大転子を保護するエネルギー分散材料を備えた腰の保護手段が、腰を保護していない人と比較して、股関節骨折数を53%まで減らすことを証明している。周囲エリアへの衝撃の分散によって、放出エネルギーは、大転子を取り巻く筋肉並びに軟組織に伝達され、さらに、大腿骨へと伝達される。[“Effect of the external hip protectors on hip fractures”, U.B. Lauritzen, et al, The lancet Vol341, Jan 2, 1993]。大転子を保護するためのエネルギー分散式の腰の保護手段は、例えば、WO95/19154から知られている。
腰の保護手段を固定する最も一般的な方法は、腰の保護手段をズボン下に組み込むことである。ズボン下に腰の保護手段を固定することによって、ズボン下が正確に位置されたとき、保護手段が大転子を覆うように中央に位置付けされることが、確実にされる。例えばUS6,195,809とWO96/20615とから知られている腰の保護手段を備えたこのような衣服では、上述のリスクグループの人が、トイレに行くか、その他の同様の動作のときに、衣服を着替える間に装着したり外したりするのは難しい。
腰の保護手段を固定する別の方法は、腰の保護手段を大転子を覆うように肌に直接装着する、所謂セルフスィット(self-sitting)保護である。このような保護手段は、保護手段が大転子を覆うように正確に配置され、かつ水分が肌と保護手段との間に発生される動作中に保護手段が落ちないように装着されるのは難しい。
腰の保護手段を備えたズボン下もセルフスィット保護も、リハビリセンターでの使用には適していない。両保護手段は、両状況で取り外しが必要とされるという事実により装着並びに脱着が難しい。さらに、両保護手段は肌に直接装着されるので、非常に多くの保護手段と洗浄処理とが、衛生面を考慮して必要とされる。
さらに、自分自身のズボン下を着用することを好む人もいれば、自分の肌に何かが接触若しくは密着する感覚を嫌う人もいる。
保護手段若しくはセルフスィット保護を有するズボン下を着用することによって、腰への保護性の増加が得られる。この保護手段が、衣服の下に着用され、腰の保護性が増加されることにより、着用者は、しばしば魅力を感じなくなり、このため、一般的な動作の間に腰の保護部の着用を控える人もいる。ある時は、人が衣服の下に腰の保護手段を着用し始めると、その人の衣服はもはやフィットしなくなるであろう。
さらに、動作の間に上述された保護手段が着用されていると、熱が、体と保護手段との間に閉じ込められる。両種類の保護手段は、幾つかの衣服の下に着用され、従って一時的な冷却のために簡単には外されない。動作の間に発生されるこのような不快な熱によって、人は、保護手段若しくはセルフスィット式の腰の保護手段を備えたズボン下を着用するのを控えてしまう。
また、上述の研究調査において、着用遵守が、何人かの当事者に対して問題となっている。幾人かの当事者は、別の理由で保護手段を着用することを望んでいない。日常生活において、リスクグループの潜在的ユーザーの幾人かは、腰の保護手段を全く使用しないか、もはや使用しないことを決めている。
幾人かの潜在的ユーザーは、自分自身が、いつでも自発的に腰の保護手段を着用するほど危険な状態にあるとは考えていない。かくして、ユーザーが、特に危険を感じたとき、即ち、運動、掃除、犬の散歩、その他の身体活動時、夜にお風呂に行くとき、冬の滑りやすい時などに、簡単に装着され、その後に簡単に外されることができる腰の保護手段が必要である。
これら並びに他の目的によって、上述されたリスクグループの多くの人が、統計的に、転倒によって股関節骨折することになっても、知られたタイプの腰の保護手段を着用しないことを選択している。上記の研究の一例のように、別の理由のために、試用期間に股関節を骨折した人は、転倒して股関節を骨折したときに腰の保護手段を備えたズボン下を着用しておらず、従って保護されていなかった。
一般的に、上述されたリスクグループの人が動作をしているときは常に、例えば転倒の場合に着用者の人体を十分に保護するような腰の保護部が必要である。さらに、動作前に簡単に装着され、動作の間に着用者の動作を制限することなく、動作終了後に外される保護手段が必要である。このような保護手段は、多くの人が、最も転倒の危険にされているときに自分自身を守るように、保護手段を備えたズボンと同じ保護を人体に与えるであろう。
かくして、動作前に簡単に装着され、動作後に簡単に外され、人体の動作の間に腰を保護する保護部が必要である。
さらに、このような動作の間に人体から生成される熱を逃がすことができる保護部が必要である。
さらに、夜間にトイレに行く間に、例えば、ベッドから離れる前に着用され、ベッドに再び戻るときに外され得る保護部が必要である。このため、ぴったりとフィットしたズボン下を脱ぐことはなく、従ってズボン下を脱ぐ間の転倒のリスクは減じられ、腰は、トイレに行く間でさえも保護されることができる。
また、見た目が美しく、着用に快適で、動作の間の使用に適し、かつ普段着の上に着用され得る腰の保護部を提供する必要がある。これによって、腰の保護部を着用し、保護部が見られても大丈夫であることをリスクグループの人に納得させることができる。
最後に、リハビリの場合に使用されるのに適し、装着が簡単で、サイズの調節が簡単で、衛生的な問題のない様々な患者によって着用され得る腰の保護部が必要である。
本発明の目的は、従来技術の上記の欠点並びに弱点を全体的若しくは部分的に克服することである。より詳細には、本発明の目的は、動作前に簡単に装着され、動作終了時に簡単に外される、転倒の際に人体の腰を保護するためのデバイスを提供することである。このデバイスの保護部は、動作の間に所定の位置にしっかりととどまり、腰を保護する人の動作を制限しない。
さらに、本発明の目的は、動作の間に所定の位置にしっかりととどまることができ、かつ保護手段のしっかりとした固定を与えることができるデバイスを提供することである。
さらに、本発明の目的は、高齢者によって簡単に装着され、正確に配置並びに固定されるデバイスを提供することである。
本発明の更なる目的は、容易に製造される腰の保護部を提供することである。
以下の説明から明らかになるであろう他の複数の目的、効果、並びに特徴と共に、上記の目的は、人体の腰を保護するための以下のデバイスによる本発明に従った解決策によって達成される。このデバイスにおいて、内面は、腰の保護手段が、大転子を覆うように所定の位置にしっかりととどまることを確実にするように、摩擦増強手段を少なくとも部分的に有している。
従って、腰は、着用者の腰のエリアを囲み、かつ保護手段を有するデバイスによって、保護される。このデバイスは、動作の間に腰を保護するデバイスの着用者の動作を制限することなく、動作の間並びに起こり得る転倒の間に所定の位置にとどまるであろう。このデバイスは、さらに、動作前に簡単に装着され、また同様に、動作後に簡単に外される。
さらに、このデバイスは、材料の弾性若しくは調節手段のために人体のある程度の範囲のサイズにフィットすることができ、さらに、このデバイスは、摩擦増強手段の助けで、デバイスの内面と着用者又は衣服の面との間の摩擦によって主に固定されるという事実によって、様々な体形の着用者にフィットする。
使用の間に、内面の摩擦増強手段は、着用されたときのデバイスが、動作の間に上方、下方、若しくは横方向にずれないことを確実にしている。従って、動作の間の保護手段は、大転子を覆うように正確な位置に保持される。
好ましくは、本発明に従えば、前記摩擦増強手段は、構造面を有することができる。着用者の肌若しくは衣服の面と、デバイスの内面との摩擦は、一方の面が他方の面の構造によってすれる(barb)ので、向上される。従って、デバイスの構造的な内面は、着用者の肌若しくは衣服の外面と適合可能であり、また、腰を保護するデバイスの内面の異なる構造的な面によって、腰を保護するデバイスは、例えば肌から下着若しくは外出着まで、着用者の種々の面にフィットし得ることは判っている。
好ましくは、本発明に従えば、摩擦増強手段は、デバイスの垂直並びに/若しくは水平方向、好ましくは双方向に摩擦力を増加させるのに適切であり得る。
本発明に従った他の好ましい実施形態において、構造面は、ほぼ横方向の周方向に延びた複数のビードを有することができる。これらビードによって、デバイスは、デバイスの着用者が動作しているときに、上方若しくは下方に移動するのを実質的に防止することが判っている。
さらに、前記構造面は、本発明の一実施形態において、デバイスの囲み方向に対してほぼ垂直方向の複数のビードを有している。この方向のビードによって、腰を保護するデバイスは、動作のときに着用者の周方向に移動されない。
さらに、前記構造面は、本発明の好ましい一実施形態において、複数の突出部を有することができる。これら複数の突出部によって、デバイスの内面と着用者の面との摩擦は、強化されることができる。これら突出部は、様々なパターンで果たされることができる。
本発明に従えば、摩擦増強手段は、例えば、布ベースの材料、ゴム、シリコーン、エラスタン、ネオプレン等の材料のような摩擦強化材料をデバイスの内面に有することができる。この摩擦強化材料を使用することによって、全ての方向への摩擦が果たされ、従って、摩擦増強手段は、デバイスが、上方、下方、並びに横方向に移動するの防止する。
本発明に従った他の好ましい実施形態において、ベルト部分は、通気性、クッション性、水分移動性、支持性、並びに絶縁性のうちの少なくとも1つの特性を有することができる。従って、1つ以上の特性が、このデバイスにもたらされることができる。
さらに、本発明に従った更なる好ましい実施形態において、前記ベルト部分は、スペースを有する布地、ラミネートされた布、若しくは、ネオプレン等又はこれらの組み合わせのような発泡材料のような、クッション性を有する弾性材料で形成されることができる。特に、これら材料によって、1つ以上の特性が組み込まれ得るデバイスを与えることが好ましいことは証明されている。
好ましくは、本発明に従った他の好ましい実施形態において、このデバイスは、ループ/フック、ボタン/ボタンホール、フック/留め穴、スナップボタン、若しくはバックル等のようなロック手段を有することができる。従って、人は、例えば動作やリハビリ前、ベッドにいるとき等に、着座したままデバイスを簡単に着脱可能である。
本発明の一実施形態において、前記保護手段は、股関節骨折を防止し得ることが証明されている剛性、半剛性、若しくは軟性の材料で形成されることができる。
本発明の他の実施形態に従えば、ベルト部分は、保護手段を所定の位置にしっかりととどまらせるのに適し、かつ開かれているか閉じられている受け手段を有することができる。開かれた受け手段によって、腰の保護手段は、特定の洗浄方法に耐えられないタイプである場合に、洗浄前に外されることができる。閉じられた受け手段が組み込まれていることによって、保護手段は、デバイス内に常に取着され、例えば洗浄後にデバイスに装着され忘れることはない。
好ましくは、前記ベルト部分は、尾骨若しくは脊椎下部を保護するための保護手段を有することができる。従って、腰、尾骨、並びに/若しくは脊椎下部が、同一のデバイスによってある程度保護されることができる。
さらに、本発明に従えば、腰を保護するデバイスの、囲み方向に対する垂直方向の幅は、保護手段を所定の位置にしっかりととどめるように、腰のエリアの保護手段の高さに少なくとも一致することができる。
本発明とこれの多くの効果とが、図示の目的で非限定的な実施形態を示した添付の斜視図を参照して、以下に詳細に説明されている。
全ての図は、斜視図であり、縮尺である必要はない。これら図面は、本発明を説明するために必要な部分のみを示し、他の部分は、省略若しくは単に提案されている。
図1は、本発明に従った人体の腰を保護するためのデバイス1を示している。このデバイスにおいて、ベルト部分10が、腰の高さのところで人体を囲むように配置されている。このベルト部分10は、弾性材料で少なくとも一部分が形成され、内面2と外面3と腰の保護手段4とをさらに有している。さらに、この内面は、腰の保護手段4が、図1の破線によって示された場所にとどまることを保証するために、摩擦増強手段を少なくとも部分的に有している。この腰の保護手段は、ベルト部分10の弾性材料中に配置されているように示されているが、ベルト部分10の外側、若しくはベルト部分10の内側に固定されることもできる。
さらに、図1に示されているデバイス1は、少なくとも腰の保護手段と同じ高さbの腰のエリアで、所定の高さaを有している。この実施形態において、この高さaは、前記高さbよりも大きい。このデバイスは、解剖学的に成形された形状、即ち、デバイスの底部が、デバイスの着用者の脚に向けてカットアウトされた形状をさらに有し、このため、快適な着座を可能にするだけでなく、動作の間の脚の移動に対するスペースを与える。
好ましくは、前記保護手段4は、転倒時における腰への適切な保護を与えることが証明されている剛性、半剛性、若しくは軟性の材料で形成されている。
図2に示されているように、前記摩擦増強手段は、本発明の態様に従えば、ほぼ横方向の周方向に延びた複数のビード5の形態であり得る構造面5を有することができる。各ビードは、デバイスと保護手段とが、動作の間に上方、下方、若しくは横方向に移動するのを防止するように、人の肌若しくは衣類の面と機械的に適合する。本発明のアイデア内において、デバイスの内面には、着用者とデバイスの内面との間に必要な摩擦を与えるように、リブ、しわ、うね、ひだ、波状の起伏が形成され得る。
本発明の他の好ましい実施形態に従えば、構造面5は、デバイス1の周方向(図示されず)に対してほぼ垂直な複数のビード5を有することができる。これらビード5は、デバイス1と保護手段4とが、デバイス1を着用する人の周方向で所定の位置にとどまることを保証している。図3には、双方向性が摩擦増強手段に組み込まれ、従って、デバイスと保護手段4とが、デバイス装着時に人によって与えられる正確な位置にとどまるような、本発明の更なる実施形態のチェックパターンが、示されている。このような方法によって、デバイス、従って保護手段のしっかりとした装着が得られる。
さらに、図3には、前記ベルト部分10がカットエリア9の上方のエリアにオーバーラップされることによって調節可能な閉じ手段が、示されている。このオーバーラップ部分は、破線11によって示されている。この調節可能な閉じ手段8は、例えば、互いに近接して位置されるフック/ループであり得る。従って、様々な着用者若しくは着用者によって身につけられる異なる衣類の層に対して、特定の範囲内でベルト部分10をフィットさせる可能性が、実現させる。
ほぼ横方向の周方向に延びた複数のビード、複数の突出部、若しくは他の摩擦強化構造体を有する構造面は、ベルト部分用に使用される弾性材料と同じプロセスで、例えば、編みによって全て製造されることができる。この結果、デバイスの内面の次の処理で果たされる摩擦増強手段と比較して、少なくとも1つのプロセスが省かれることができる。
好ましくは、前記ベルト部分10は、図4の破線によって示された、人体の尾骨を保護するための保護手段7をさらに有することができる。この保護手段によって、デバイス1は、腰への保護を与えることに加えて、転倒によって引き起こされる人体の骨折を防止するために、尾骨に対する保護も有している。
図1ないし4に示されたデバイスは、全て、ロック手段8を有するように示されている。図1では、ロック手段は、ループ/フックのようなロック手段を表わすために、破線8によって示されている。図2では、ロック手段は、2つのスナップボタン8として示されている。図3では、ロック手段は、調節可能なループ/フック閉成体8のようなロック手段を表わすために、破線によって示されている。デバイス1は、ボタン/ボタンホール、フック/留め穴、バックル等によって同様にロックされることができる。さらに、これらロック手段は調節可能であり、デバイスが、ある程度の範囲の様々な体のサイズにフィットするように多かれ少なかれ締め付けられたり、調節されたりすることができる。人がデバイスを装着するとき、デバイス1は、ロック手段8を解除することによって開かれる。次に、腰の保護用のデバイスは、腰の保護手段4が大転子を覆うように配置されるように、体の周りに配置される。最後に、デバイス1は、開かれたデバイス1の両端部の互いに対向した側部に配置されたロック手段8を相互に接続することによってロックされる。
図5では、このデバイス1は、着用者の頭からかぶるか脚からはいて、腰の保護手段が大転子を覆うように配置されるように体の周りに配置させることによって装着される、閉じた状態の筒部のように示されている。図1ないし4に示されたデバイスは、他の実施形態において、デバイスの摩擦増強手段と弾性材料とが、動作の間に、人体の腰を覆う正確な位置へのデバイスの固定を与えるようなロック可能なデバイスの代わりに、閉じた状態の筒部のように製造されることができる。より複雑な装着における欠点にも関わらず、この実施形態は、閉じ手段8の欠落によってデバイスがかさばらないので、何人かの使用者によって好まれ得る。
前記構造面は、図6の一例によって示されているような複数の突出部6をさらに有していることが好ましい。このような構造は、また、上述されたビード5と組合わされることができる。
図7には、本発明に従ったベルト部分を切断した断面図が示されている。この実施形態によって、ジグザグの断面構造が示されており、この構造は、目的に適った方法で強い摩擦を有している。
前記摩擦増強手段5,6は、本発明の好ましい態様に従って、例えば、布ベースの材料、ゴム、シリコーン、エラスタン(elastane)、ネオプレン等の材料のような摩擦強化材料の形態で内面2に与えられることができる。本発明のアイデアに従えば、前記内面は、この場合、平坦であっても良いし、構造的であっても良い。
さらに、更なる好ましい実施形態に従えば、前記ベルト部分10は、通気性、クッション性、水分移動性、支持性、若しくは、加温又は冷却のような絶縁性の少なくとも1つの特性を有することができる。このため、デバイス1は、多かれ少なかれ困難な動作の間の着用に快適である。
好ましくは、前記ベルト部分10は、クッション性のある弾性材料、例えば、スペースを有した布地(spacer fabric)、ラミネートされた布、若しくは、ネオプレン等又はこれらの組み合わせのような発泡材料で形成されている。
好ましくは、前記摩擦増強手段並びに/若しくは摩擦強化材料は、弾性、クッション性、通気性、支持性のような幾つかの重要な特性を有し、スペースを有した布中に編まれることができる。クッション性は、剛性若しくは半剛性の腰の保護手段が、使用者を不快にさせないように、若しくは当たり(pressure mark)を生じさせないために使用されたときに、腰の保護手段と着用者との間において特に重要である。
本発明に従えば、前記保護手段4は、大転子を覆うように中央に位置付けられることができ、更なる保護が、転倒の間にしばしば露出される尾骨を覆うように中央付けられることができる。
さらに、このデバイス1は、着用者が幾つかの衣服の下にデバイスを着用することを選択したときに、デバイスの上の衣類の移動を容易にするように、滑らかなデザインの外面3を有することができる。
好ましくは、本発明の好ましい実施形態において、前記内面は、人が着用するのに快適な材料を有している。着用者が、デバイスを肌に直接着用する場合、このデバイスが、肌に着用されることが好ましいことは判っている。
本発明に従ったデバイスは、活動的な高齢者、骨粗しょう症の人、若しくはリハビリを受けている人によって使用されるとき、特に好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、このデバイス1は、疎水性の材料で形成されることができる。従って、このデバイスが、天候に左右されることなく使用され得ることが達成される。
最後に、本発明は、さらに、ベルト部分を一体的な摩擦増強手段で編むことによって、上述さたようなデバイスを製造するための方法に関する。
好ましくは、この編み工程は、幾つかのエリアにエラスタンを使用することができ、例えばスペースを有した布地の他のエリアには使用されることができない。従って、ジグザグ構造が果たされ得るように、張力差が、スペースを有する編まれた布地全体に得られる。
上記の本発明は、本発明の好ましい実施形態に関連して説明されているが、当業者にとって、幾つかの変形例が、上記のクレームによって規定されたような本発明から逸脱することなく考えられることは明らかであろう。
本発明に従ったデバイスの斜視図を示している。 本発明の一実施形態に従ったデバイスの内面のほぼ横方向の周方向に延びた複数のビードを有するデバイスの斜視図を示している。 本発明に従ったデバイスの内面の他の実施形態の斜視図を示している。 腰と尾骨との両方を保護するデバイスの斜視図を示している。 プルオン式デバイスのようなデバイスの斜視図を示している。 複数の突出部を有する構造的な内面を示している。 本発明の一実施形態に従ったベルト部分の断面図を示している。

Claims (14)

  1. 内面(2)と外面(3)とを有し、弾性材料で少なくとも一部分が形成され、少なくとも腰のエリアのところで人体を囲むように配置されるベルト部分(10)と、腰の保護手段(4)とを具備する、人体の腰を保護するためのデバイス(1)において、前記内面は、前記腰の保護手段(4)が、大転子を覆うように所定の位置にしっかりととどまることを確実にするように、摩擦増強手段(5)を少なくとも部分的に有していることを特徴とするデバイス。
  2. 前記摩擦増強手段は、このデバイスの垂直並びに/若しくは水平方向に摩擦を増すようになっている請求項1のデバイス(1)。
  3. 前記摩擦増強手段は、構造面(5)を有している請求項1又は2のデバイス(1)。
  4. 前記構造面は、ほぼ横方向の周方向に延びた複数のビード(5)を有している請求項3のデバイス(1)。
  5. 前記構造面は、複数の突出部(6)を有している請求項3のデバイス(1)。
  6. 前記摩擦増強手段は、例えば、布ベースの材料、ゴム、シリコーン、エラスタン、ネオプレン等の材料のような摩擦強化材料を前記内面(2)に有している請求項1ないし5のいずれか1のデバイス。
  7. 前記ベルト部分(10)は、通気性、クッション性、水分移動性、支持性、若しくは絶縁性のうちの少なくとも1つの特性を有している請求項1ないし6のいずれか1のデバイス(1)。
  8. 前記ベルト部分は、編まれた布地、スペースを有した布地、ラミネートされた布地、若しくは、ネオプレン等又はこれらの組み合わせのような発泡材料のような弾性材料で形成されている請求項1ないし7のいずれか1のデバイス(1)。
  9. ループ/フック、ボタン/ボタンホール、フック/留め穴、スナップボタン、若しくはバックルのようなロック手段を具備している請求項1ないし8のいずれか1のデバイス(1)。
  10. 前記保護手段(4)は、剛性、半剛性、若しくは軟性の材料で形成されている請求項1ないし9のいずれか1のデバイス(1)。
  11. 前記ベルト部分(10)は、前記保護手段(4)を所定の位置に保持するようになっている受け手段(7)を有しており、この受け手段は、開かれているか閉じられている請求項1ないし10のいずれか1のデバイス(1)。
  12. 前記ベルト部分(10)は、尾骨並びに/若しくは脊椎下部の保護のための保護手段を有している請求項1ないし11のいずれか1のデバイス(1)。
  13. 活動的な高齢者、骨粗しょう症の人、若しくはリハビリをする人による、請求項1ないし12のいずれか1のデバイス(1)の使用方法。
  14. 前記ベルト部分(10)を一体的な前記摩擦増強手段で編む工程によって特徴付けられている請求項1ないし12のいずれか1のデバイス(1)のベルト部分(10)を製造するための方法。
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