JP2020021852A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】強誘電体実キャパシタの下部電極とコンタクトプラグとの間の界面抵抗の小さい半導体装置を提供する。【解決手段】層間絶縁膜50上に形成された第2下部電極51、第2下部電極51上に形成された第2強誘電体膜52および第2強誘電体膜52上に形成された第2上部電極53を含みかつ不揮発性記憶素子として使用されない強誘電体ダミーキャパシタ312と、層間絶縁膜50を貫通しかつ第2下部電極51を半導体基板40に電気的に接続するための第2プラグ311とを有する実キャパシタ酸化抑制構造STが形成されている。【選択図】図7B

Description

この発明は、強誘電体キャパシタを含む不揮発性記憶素子を備えた半導体装置に関する。
強誘電体のヒステリシスを利用してデータを記憶する不揮発性メモリおよび不揮発性ロジックが知られている。この種の不揮発性メモリとして、強誘電体メモリ(FeRAM:Ferroelectric Random Access Memory)がある。強誘電体メモリは、複数のメモリセルを含んでいる。メモリセルは、例えば、下記特許文献1に開示されているように、電界効果トランジスタと強誘電体キャパシタとから構成されている。強誘電体メモリのメモリセルは、強誘電体キャパシタを含む不揮発性記憶素子の一例である。
不揮発性ロジックは、下記特許文献2に開示されているように、複数の不揮発性ロジックセル(不揮発性記憶ゲート)と、これらの不揮発性ロジックセルを制御する制御回路とを含む。各不揮発性ロジックセルは、揮発性記憶部と、揮発性記憶部のデータを保持するための不揮発性記憶部とを含む。揮発性記憶部は、例えば、フリップフロップからなる。不揮発性記憶部は、例えば、複数の強誘電体キャパシタと、各強誘電体キャパシタに対応して設けられた電界効果トランジスタとを含む。不揮発性ロジックセルは、強誘電体キャパシタを含む不揮発性記憶素子の一例である。制御回路は、例えば、電源遮断時には、揮発性記憶部から不揮発性記憶部にデータを退避させる。一方、電源投入時には、制御回路は、不揮発性記憶部から揮発性記憶部にデータを復帰させる。
特開2014−103426号公報 特開2009−206942号公報
前述した強誘電体メモリまたは不揮発性ロジックに用いられている強誘電体キャパシタは、例えば、半導体基板上に形成された層間絶縁膜上に形成される。強誘電体キャパシタは、下部電極、強誘電体膜および上部電極を層間絶縁膜上にこの順に積層した構造を有している。そして、強誘電体キャパシタの下部電極は、層間絶縁膜を貫通するコンタクトプラグを介して基板の表層部に形成されたドレイン領域(ソース領域)に電気的に接続されている。
強誘電体キャパシタの下部電極とコンタクトプラグとの間の界面抵抗が大きいと、強誘電体キャパシタの充放電時間に悪影響を及ぼす。このため、強誘電体キャパシタの下部電極とコンタクトプラグとの間の界面抵抗をできるだけ小さくすることが好ましい。
この発明の目的は、強誘電体実キャパシタの下部電極とコンタクトプラグとの間の界面抵抗の小さい半導体装置を提供することである。
この発明による半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成された強誘電体実キャパシタを含む不揮発性記憶素子とを備え、前記強誘電体実キャパシタは、前記層間絶縁膜上に形成された第1下部電極、前記第1下部電極上に形成された第1強誘電体膜および前記第1強誘電体膜上に形成された第1上部電極とを含み、前記強誘電体実キャパシタの第1下部電極が前記層間絶縁膜を貫通する第1プラグを介して前記半導体基板に電気的に接続されている、半導体装置であって、前記層間絶縁膜上に形成された第2下部電極、前記第2下部電極上に形成された第2強誘電体膜および前記第2強誘電体膜上に形成された第2上部電極を含みかつ不揮発性記憶素子として使用されない強誘電体ダミーキャパシタと、前記層間絶縁膜を貫通しかつ前記第2下部電極を前記半導体基板に電気的に接続するための第2プラグとを有する実キャパシタ酸化抑制構造が形成されている。
本発明者は、強誘電体実キャパシタの下部電極とコンタクトプラグとの間の界面抵抗が大きくなる原因を突き止めた。つまり、半導体装置の製造過程において、プラズマが発生すると、プラズマ中の荷電粒子が、強誘電体実キャパシタの下部電極(第1下部電極)、第1プラグおよび半導体基板からなる第1導電経路を通過する。これにより、第1導電経路に大きな電流が流れるので、強誘電体実キャパシタの下部電極と第1プラグとの接続部が酸化し、強誘電体実キャパシタの下部電極と第1プラグとの間の界面抵抗が大きくなる。酸化の度合は、前記第1導電経路に流れる電流が大きいほど高くなる。
この構成では、実キャパシタ酸化抑制構造が設けられている。したがって、半導体装置の製造過程において、プラズマが発生すると、プラズマ中の荷電粒子は、強誘電体ダミーキャパシタの下部電極(第2下部電極)、第2プラグおよび半導体基板からなる第2導電経路を通過する。つまり、第2導電経路にも電流が流れる。これにより、実キャパシタ酸化抑制構造が形成されていない場合に比べて、第1導電経路に流れる電流を低減させることができる。これにより、強誘電体実キャパシタの下部電極(第1下部電極)と第1プラグとの接続部の酸化を抑制することができるので、第1下部電極と第1プラグとの間の界面抵抗を小さくすることができる。
この発明の一実施形態では、前記不揮発性記憶素子は、前記半導体基板に形成されたトランジスタを含み、前記強誘電体実キャパシタの第1下部電極は、前記トランジタに接続されており、前記誘電体ダミーキャパシタの第2下部電極はトランジスタに接続されていない。
この発明の一実施形態では、前記実キャパシタ酸化抑制構造が平面視環状または略環状に形成されている。
この発明の一実施形態では、平面視において前記半導体装置の周縁部に、水分の侵入を防止するための平面視環状のシールリングが形成されており、前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記シールリングの一部として形成されている。
この発明の一実施形態では、前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む。
この発明の一実施形態では、前記シールリングは、平面視環状の第1シールリングと、前記第1シールリングを取り囲むように形成された平面視環状の第2シールリングとを含み、前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記第1シールリングの一部として形成されている。
この発明の一実施形態では、前記第1シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む。
この発明の一実施形態では、前記シールリングは、平面視環状の第1シールリングと、前記第1シールリングを取り囲むように形成された平面視環状の第2シールリングとを含み、前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記第2シールリングの一部として形成されている。
この発明の一実施形態では、前記第2シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む。
この発明の一実施形態では、前記シールリングは、平面視環状の第1シールリングと、前記第1シールリングを取り囲むように形成された平面視環状の第2シールリングとを含み、前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記第1シールリングの一部として形成されているとともに、前記第2シールリングの一部として形成されている。
この発明の一実施形態では、前記第1シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含み、前記第2シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む。
この発明の一実施形態では、前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、前記シールリングは、前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状のシールド配線と、前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記シールド配線とを電気的に接続する平面視環状のシールドプラグとをさらに含む。
この発明の一実施形態では、前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、前記第1シールリングは、前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状のシールド配線と、前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記シールド配線とを電気的に接続する平面視環状のシールドプラグとをさらに含む。
この発明の一実施形態では、前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、前記第2シールリングは、前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状のシールド配線と、前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記シールド配線とを電気的に接続する平面視環状のシールドプラグとをさらに含む。
この発明の一実施形態では、前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、前記第1シールリングは、前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状の第1シールド配線と、前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記第1シールド配線とを電気的に接続する平面視環状の第1シールドプラグとをさらに含み、前記第2シールリングは、前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状の第2シールド配線と、前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記第2シールド配線とを電気的に接続する平面視環状の第2シールドプラグとをさらに含む。
この発明の一実施形態では、前記半導体基板が第1導電型であり、前記第1プラグは、前記半導体基板の表層部に形成された第2導電型拡散領域に電気的に接続されており、前記第2プラグは、前記半導体基板の表層部に形成された第1導電型拡散領域に電気的に接続されている。
この発明の一実施形態では、前記第1導電型がp型であり、前記第2導電型がn型である。
この発明の一実施形態では、前記不揮発性記憶素子は、揮発性記憶部と、前記強誘電体実キャパシタを含みかつ前記揮発性記憶部のデータを保持するための不揮発性記憶部とを含む不揮発性ロジックセルである。
この発明の一実施形態では、前記不揮発性記憶素子は、強誘電体メモリにおけるメモリセルである。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置を作成するためのウエハプロセス後の半導体ウエハを示す図解的な平面図である。 図2は、図1の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図3は、図2のA部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図4は、不揮発性ロジックの電気的構成を示すブロック図である。 図5は、図3のB部を拡大して示す平面図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿う模式的な断面図である。 図7Aは、図5のVIIA−VIIA線に沿う模式的な断面図である。 図7Bは、主としてシールドリングを示す、図7Aの部分拡大断面図である。 図8Aは、主として不揮発性ロジックセル、その周囲に形成されるダミーキャパシタおよびガードリングの製造工程の一例を説明するための断面図であり、図6に対応する断面図である。 図8Bは、図8Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Cは、図8Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Dは、図8Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Eは、図8Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Fは、図8Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Gは、図8Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Hは、図8Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Iは、図8Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Jは、図8Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Kは、図8Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Lは、図8Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Mは、図8Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Nは、図8Mの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Oは、図8Nの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Pは、図8Oの次の工程を示す模式的な断面図である。 図8Qは、図8Pの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Aは、主としてスクライブ領域および隙間領域に形成されるダミーキャパシタ、ガードリングおよびシールドリングの製造工程の一例を説明するための断面図であり、図7Aに対応する断面図である。 図9Bは、図9Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Cは、図9Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Dは、図9Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Eは、図9Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Fは、図9Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Gは、図9Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Hは、図9Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Iは、図9Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Jは、図9Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Kは、図9Jの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Lは、図9Kの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Mは、図9Lの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Nは、図9Mの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Oは、図9Nの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Pは、図9Oの次の工程を示す模式的な断面図である。 図9Qは、図9Pの次の工程を示す模式的な断面図である。 図10は、シールドリングの変形例を示す模式的な断面図であり、図7Bに対応する断面図である。 図11は、シールドリングの他の変形例を示す模式的な断面図であり、図7Bに対応する断面図である。 図12は、シールドリングのさらに他の変形例を示す模式的な断面図であり、図7Bに対応する断面図である。 図13は、隙間領域に形成される第3ダミーキャパシタの他の配置例およびスクライブ領域に形成される第4ダミーキャパシタの他の配置例を示す平面図であり、図5に対応する平面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置を作成するためのウエハプロセス後の半導体ウエハを示す図解的な平面図である。半導体ウエハ1は、複数の機能素子領域2と、各機能素子領域2を取り囲むように形成されたスクライブ領域3とを有している。図1に示す平面視において、各機能素子領域2は、矩形状である。図1に示す平面視において、各機能素子領域2は、縦方向および横方向に間隔を置いて行列状に整列して配置されている。隣接する機能素子領域2の間の部分がスクライブ領域3である。半導体ウエハ1は、スクライブ領域3に沿ってダイシングブレードにより切断される。これにより、機能素子領域2を含む半導体装置(チップ)4が切り出される。半導体装置4は、周縁部にスクライブ領域3を有し、スクライブ領域3に囲まれた中央領域に機能素子領域2を有することになる。
図2は、図1の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。
機能素子領域2には、半導体装置4の機能を担う、機能素子が形成される。この実施形態では、機能素子領域2は、パワートランジスタ領域11、アナログ回路領域12、不揮発性ロジック領域13、ロジック領域14、SRAM領域15、CPU領域16、ROM領域17等を含んでいる。パワートランジスタ領域11内に、パワートランジスタが形成されている。
アナログ回路領域12内に、アナログ回路が形成されている。不揮発性ロジック領域13内に、不揮発性ロジックが形成されている。ロジック領域14内に、論理回路が形成されている。SRAM領域15内に、SRAMが形成されている。CPU領域16内に、CPUが形成されている。ROM領域17内に、ROMが形成されている。なお、ロジック領域14内に不揮発性ロジック領域13が包含されていてもよい。
半導体ウエハ1をスクライブ領域3に沿ってダイシングブレードにより切断してチップを切り出すときに、チップの周縁部分にクラックや欠けが発生することがある。チップの周縁部分にクラックや欠けが発生すると、外部から水分が侵入しやすくなる。そこで、この実施形態では、機能素子領域2の周縁部に、平面視矩形環状のシールドリング300が形成されている。
図3は、図2のA部を拡大して示す部分拡大平面図である。
不揮発性ロジック領域13は、不揮発性ロジックが形成される平面視矩形状のコア領域13Aと、コア領域13Aを取り囲むように形成された平面視矩形環状のガードリング領域13Bと、コア領域13Aとガードリング領域13Bとの間の平面視矩形環状の領域(以下、「隙間領域13C」という。)とを含む。
ガードリング領域13Bには、ガードリング20が形成されている。ガードリング20は、不揮発性ロジック領域13の周縁部を巡るように形成されている。なお、スクライブ領域3に沿うガードリング領域13Bにおいて、ガードリング20は、シールドリング300よりも内側に形成されている。
図4は、不揮発性ロジックの電気的構成を示すブロック図である。
不揮発性ロジックは、複数の不揮発性ロジックセル(不揮発性記憶素子)21と、これらの不揮発性ロジックセル21を制御する制御回路22とを含む。この実施形態では、各不揮発性ロジックセル21は、揮発性記憶部23と、揮発性記憶部23のデータ(状態)を記憶するための不揮発性記憶部24とを含む。揮発性記憶部23は、この実施形態では、フリップフロップからなる。不揮発性記憶部24は、この実施形態では、複数(例えば4個)の強誘電体キャパシタと、各強誘電体キャパシタに対応して設けられたMOS型電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とを含む。
制御回路22は、例えば、電源遮断時には、揮発性記憶部23から不揮発性記憶部24にデータを退避させる。一方、電源投入時には、不揮発性記憶部24から揮発性記憶部23にデータを復帰させる。不揮発性ロジックセル21は、本願発明の不揮発性記憶素子の一例である。このような不揮発性ロジックセル21としては、特開2009−206942号公報に開示されている不揮発性記憶ゲートを用いることができる。
図5は、図3のB部を拡大して示す平面図である。
コア領域13Aには、複数の不揮発性ロジックセル21が形成されている。複数の不揮発性ロジックセル21は、平面視において、縦方向および横方向に間隔をおいて、略マトリクス状に配置されている。不揮発性ロジックセル21は、揮発性記憶部23としてのフリップフロップ(図示略)と、不揮発性記憶部24に含まれる強誘電体キャパシタ25(強誘電体実キャパシタ。図6参照。)およびMOSFET26(図6参照)を含んでいる。以下、不揮発性記憶部24に含まれる強誘電体キャパシタ25を、「実キャパシタ25」ということにする。
平面視において、コア領域13Aにおける不揮発性ロジックセル21の内方には、強誘電体ダミーキャパシタ31(図6参照。以下、「第1ダミーキャパシタ31」という。)が形成されている。また、平面視において、コア領域13Aにおける不揮発性ロジックセル21の外方には、複数の強誘電体ダミーキャパシタ32(以下、「第2ダミーキャパシタ32」という。)が形成されている。また、平面視において、隙間領域13Cには、複数の強誘電体ダミーキャパシタ33(以下、「第3ダミーキャパシタ33」という。)が形成されている。第3ダミーキャパシタ33は、平面視において、ガードリング領域13Bに沿って格子状に形成されている。
半導体ウエハ1のスクライブ領域3の全域に、複数の強誘電体ダミーキャパシタ34(以下、「第4ダミーキャパシタ34」という。)が形成されている。第4ダミーキャパシタ34は、平面視において、機能素子領域2の辺に沿って格子状に形成されている。第1〜第4ダミーキャパシタ31〜34は、製造過程において実キャパシタ25に侵入する水素量を低減するために設けられている。
ガードリング20は、図6および図7Aに示すように、平面視において矩形環状に形成されたグランドライン95およびそれに電気的に接続されたプラグ83,63と、グランドライン95を取り囲むように配置された電源ライン96およびそれに電気的に接続されたプラグ84,64とを含んでいる。
シールドリング300は、図7Aおよび図7Bに示すように、平面視において矩形環状に形成された第1シールドリング310と、第1シールドリング310を取り囲むように配置された第2シールドリング330とを含んでいる。
第1シールドリング310は、平面視において矩形環状に形成された、プラグ311、強誘電体ダミーキャパシタ312(以下、「第5ダミーキャパシタ312」という。)、プラグ313、第1共通シールド配線314、プラグ315および第2共通シールド配線316を含んでいる。第5ダミーキャパシタ312およびプラグ311は、半導体装置4の製造過程において、実キャパシタ25における下部電極51とプラグ61(図6参照)との接続部が酸化するのを抑制するために設けられている。
第2シールドリング330は、平面視において矩形環状に形成された、プラグ331,332、第1共通シールド配線314、プラグ333および第2共通シールド配線316を含んでいる。第1および第2共通シールド配線314,316は、第1シールドリング310および第2シールドリング330に共通して用いられるシールド配線である。
図6は、図5のVI−VI線に沿う模式的な断面図である。つまり、図6は、不揮発性ロジック領域13におけるガードリング領域13Bと隙間領域13Cと1つの不揮発性ロジックセル21とを含む領域の模式的な断面図である。図7Aは、図5のVIIA−VIIA線に沿う模式的な断面図である。つまり、図7Aは、不揮発性ロジック領域13とスクライブ領域3との境界部付近の模式的な断面図である。図7Bは、主としてシールドリングを示す、図7Aの部分拡大断面図である。
半導体ウエハ1は、半導体基板40を備えている。半導体基板40は、この実施形態では、p型Si(シリコン)基板である。MOSFET26は、半導体基板40上に形成されている。半導体基板40の表層部には、素子分離領域41によって電気的に素子分離された活性領域が形成されている。活性領域内には、n型のドレイン領域42およびn型のソース領域43が配置されている。ドレイン領域42およびソース領域43において、それらが互いに対向する側の縁部領域には、n型高抵抗領域44が配置されている。
半導体基板40上には、ドレイン領域42とソース領域43との間のチャネル領域に対向して、ゲート絶縁膜45が配置されている。ゲート絶縁膜45は、例えば、SiOからなる。ゲート絶縁膜45上にはゲート電極46が配置されている。ゲート電極46は、例えば、n型不純物が高濃度にドーピングされたポリシリコンからなる。ゲート電極46の周囲には、サイドウォール47が配置されている。サイドウォール47によって、ゲート絶縁膜45およびゲート電極46の側面の全周が覆われている。サイドウォール47は、例えば、SiNまたはSiOからなる。なお、図6には現れていないが、コア領域13Aにおいて、半導体基板40上には、揮発性記憶部23としてのフリップフロップを構成する機能素子が形成されている。
ガードリング領域13B内のガードリング20が配置されるべき領域において、半導体基板40の表層部には、隙間領域13Cを取り囲むように形成された平面視矩形環状のp型拡散領域48と、p型拡散領域48を取り囲むように形成された平面視矩形環状のn型拡散領域49とが形成されている。
機能素子領域2の周縁部(ガードリング領域13Bにおけるスクライブ領域3に沿う領域を含む)において、半導体基板40の表層部には、平面視矩形環状のp型拡散領域301(図7Aおよび図7B参照)が形成されている。ガードリング領域13Bにおけるスクライブ領域3に沿う領域においては、p型拡散領域301は、n型拡散領域49の外側(スクライブ領域3側)に配置されている。
半導体基板40上には、第1層間絶縁膜50が形成されている。第1層間絶縁膜50は、例えば、SiOからなる。
実キャパシタ25は、第1層間絶縁膜50上において、平面視で少なくともその一部がドレイン領域42またはソース領域43(この実施形態ではドレイン領域42)と重なる位置に形成されている。実キャパシタ25は、下部電極51、強誘電体膜52および上部電極53を第1層間絶縁膜50上にこの順に積層した構造を有している。言い換えれば、実キャパシタ25は、下部電極51とこれに対向する上部電極53との間に強誘電体膜52を介在させた積層構造を有している。実キャパシタ25は、この実施形態では、平面視円形状(または方形状)でかつ断面視台形状(メサ形状)に形成されている。
下部電極51は、Irなどの貴金属を含む導電材料からなる。この実施形態では、下部電極51は、ドレイン領域42上に形成されたIrTa膜と、IrTa膜上に形成されたIr膜との積層膜から構成されている。強誘電体膜52は、PZTからなる。上部電極53は、Irを含む導電材料からなる電極下層54と、この電極下層54上に積層されたTiNからなる電極上層55とを備えている。より具体的には、電極下層54は、Ir膜、IrO(酸化イリジウム)膜およびIr膜を強誘電体膜52上にこの順に積層した構造を有している。Ir膜は、水素バリア性を有している。
第1ダミーキャパシタ31は、不揮発性ロジックセル21内において、第1層間絶縁膜50上に形成されている。第2ダミーキャパシタ32は、コア領域13A内の不揮発性ロジックセル21の外方において、第1層間絶縁膜50上に形成されている。第3ダミーキャパシタ33は、隙間領域13C内において、第1層間絶縁膜50上に形成されている。
図7Aおよび図7Bを参照して、第4ダミーキャパシタ34は、スクライブ領域3内において、第1層間絶縁膜50上に形成されている。第5ダミーキャパシタ312は、ガードリング領域13B内(正確には機能素子領域2の周縁部)において、第1層間絶縁膜50上に形成されている。第1〜第5ダミーキャパシタ31,32,33,34,312の層構造は、実キャパシタ25の層構造と同じである。つまり、これらのダミーキャパシタ31,32,33,34,312は、下部電極51、強誘電体膜52および上部電極53を第1層間絶縁膜50上にこの順に積層した構造を有している。
第1〜第4ダミーキャパシタ31,32,33,34は、実キャパシタ25と同様に、平面視円形状(または方形状)でかつ断面視台形状(メサ形状)に形成されている。第1〜第4ダミーキャパシタ31,32,33,34の下部電極51および上部電極53は、コンタクトプラグ、ビアフラグ、配線等の配線部材に電気的に接続されていない。つまり、第1〜第4ダミーキャパシタ31,32,33,34は、電気的に絶縁されたキャパシタである。
これに対して、第5ダミーキャパシタ312は、平面視が機能素子領域2の外周縁に沿う矩形環状でかつ断面視台形状(メサ形状)形成されている。第5ダミーキャパシタ312の下部電極51は、プラグ311を介して半導体基板40に電気的に接続されている。また、この実施形態では、第5ダミーキャパシタ312は、シールドリングの一部として用いられているため、第5ダミーキャパシタ312の上部電極53は、プラグ313、第1共通シールド配線314およびプラグ315を介して第2共通シールド配線316に接続されている。
第1および第2共通シールド配線314,316は、この実施形態では、GND(半導体基板40)に接続される。したがって、この実施形態では、第5ダミーキャパシタ312は、半導体基板40には電気的に接続されるが、電気的に電源から絶縁されたキャパシタである。
実キャパシタ25、ダミーキャパシタ31,32,33,34,312および第1層間絶縁膜50の各表面は、強誘電体膜52の水素還元による特性劣化を防止するための水素バリア膜56によって被覆されている。水素バリア膜56は、例えば、Alからなる。水素バリア膜56上には、第2層間絶縁膜57が積層されている。第2層間絶縁膜57は、例えば、SiOからなる。
コア領域13Aにおいて、第1層間絶縁膜50には、ドレイン領域42および実キャパシタ25の下部電極51に電気的に接続される第1コンタクトプラグ61と、ソース領域6に電気的に接続される第2コンタクトプラグ62とが埋設されている。
ドレイン領域42と実キャパシタ25の下部電極51との間には、第1層間絶縁膜50を貫通する第1コンタクトホール65が形成されている。第1コンタクトホール65の側面およびドレイン領域42の第1コンタクトホール65に臨む部分上には、バリアメタル66が形成されている。バリアメタル66は、例えば、TiNからなる。第1コンタクトプラグ61は、バリアメタル66を介して、第1コンタクトホール65に埋設されている。第1コンタクトプラグ61は、例えば、W(タングステン)からなる。
ソース領域43の上方には、第1層間絶縁膜50を貫通する第2コンタクトホール67が形成されている。第2コンタクトホール67の側面およびソース領域43の第2コンタクトホール67に臨む部分上には、バリアメタル68が形成されている。バリアメタル68は、バリアメタル66と同じ材料からなる。第2コンタクトプラグ62は、バリアメタル68を介して、第2コンタクトホール67に埋設されている。第2コンタクトプラグ62は、第1コンタクトプラグ61と同じ材料からなる。
ガードリング領域13Bにおいて、第1層間絶縁膜50には、p型拡散領域48に電気的に接続される複数の第3コンタクトプラグ63と、n型拡散領域49に電気的に接続される複数の第4コンタクトプラグ64とが埋設されている。第3コンタクトプラグ63は、平面視矩形環状のp型拡散領域48の幅方向および長さ方向(周方向)に間隔をおいて複数個設けられている。同様に、第4コンタクトプラグ64は、平面視矩形環状のn型拡散領域49の幅方向および長さ方向(周方向)に間隔をおいて複数個設けられている。
p型拡散領域48の上方には、第1層間絶縁膜50を貫通する複数の第3コンタクトホール69が形成されている。第3コンタクトホール69の側面およびp型拡散領域48の第3コンタクトホール69に臨む部分上には、バリアメタル70が形成されている。バリアメタル70は、バリアメタル66と同じ材料からなる。第3コンタクトプラグ63は、バリアメタル70を介して、第3コンタクトホール69に埋設されている。第3コンタクトプラグ63は、第1コンタクトプラグ61と同じ材料からなる。
n型拡散領域49の上方には、第1層間絶縁膜50を貫通する複数の第4コンタクトホール71が形成されている。第4コンタクトホール71の側面およびn型拡散領域49の第4コンタクトホール71に臨む部分上には、バリアメタル72が形成されている。バリアメタル72は、バリアメタル66と同じ材料からなる。第4コンタクトプラグ64は、バリアメタル72を介して、第4コンタクトホール71に埋設されている。第4コンタクトプラグ64は、第1コンタクトプラグ61と同じ材料からなる。
ガードリング領域13B(正確には、機能素子領域2の周縁部)において、第1層間絶縁膜50には、p型拡散領域301および第5ダミーキャパシタ312の下部電極51に電気的に接続される平面視矩形環状の第5コンタクトプラグ311と、p型拡散領域301に電気的に接続される平面視矩形環状の第6コンタクトプラグ331とが埋設されている。第6コンタクトプラグ331は、第5コンタクトプラグ311を取り囲むように配置されている。
p型拡散領域301と第5ダミーキャパシタ312の下部電極51との間には、第1層間絶縁膜50を貫通する平面視矩形環状の第5コンタクトホール317が形成されている。平面視矩形環状のp型拡散領域301の上方には、第5コンタクトホール317を取り囲むように、第1層間絶縁膜50を貫通する第6コンタクトホール334が形成されている。第5および第6コンタクトホール317,334の側面およびp型拡散領域301の第5および第6コンタクトホール317,334に臨む部分上には、バリアメタル318,335が形成されている。バリアメタル318,335は、バリアメタル66と同じ材料からなる。第5および第6コンタクトプラグ311,331は、バリアメタル318,335を介して、第5および第6コンタクトホール317,334に埋設されている。第5および第6コンタクトプラグ311,331は、第1コンタクトプラグ61と同じ材料からなる。
コア領域13Aにおいて、第2層間絶縁膜57には、実キャパシタ25の上部電極53と電気的に接続される第1ビアプラグ81と、第2コンタクトプラグ62と電気的に接続される第2ビアプラグ82とが埋設されている。
具体的には、実キャパシタ25の上部電極53の上方には、第1ビアホール85が形成されている。第1ビアホール85は、第2層間絶縁膜57を貫通し、水素バリア膜56をさらに貫通して、実キャパシタ25の上部電極53の電極上層55の途中部に達している。第1ビアホール85の側面および電極上層55の第1ビアホール85に臨む部分上には、バリアメタル86が形成されている。バリアメタル86は、例えば、TiNからなる。第1ビアプラグ81は、バリアメタル86を介して、第1ビアホール85に埋設されている。第1ビアプラグ81は、例えば、W(タングステン)からなる。
第2コンタクトプラグ62の上方には、第2ビアホール87が形成されている。第2ビアホール87は、第2層間絶縁膜57を貫通し、水素バリア膜56をさらに貫通して、第2コンタクトプラグ62に達している。第2ビアホール87の側面および第2コンタクトプラグ62の第2ビアホール87に臨む部分上には、バリアメタル88が形成されている。バリアメタル88は、バリアメタル86と同じ材料からなる。第2ビアプラグ82は、バリアメタル88を介して、第2ビアホール87に埋設されている。第2ビアプラグ82は、第1ビアプラグ81と同じ材料からなる。
ガードリング領域13Bにおいて、第2層間絶縁膜57には、第3コンタクトプラグ63と電気的に接続される第3ビアプラグ83と、第4コンタクトプラグ64と電気的に接続される第4ビアプラグ84とが埋設されている。
具体的には、第3コンタクトプラグ63の上方には、第3ビアホール89が形成されている。第3ビアホール89は、第2層間絶縁膜57を貫通し、水素バリア膜56をさらに貫通して、第3コンタクトプラグ63に達している。第3ビアホール89の側面および第3コンタクトプラグ63の第3ビアホール89に臨む部分上には、バリアメタル90が形成されている。バリアメタル90は、バリアメタル86と同じ材料からなる。第3ビアプラグ83は、バリアメタル90を介して、第3ビアホール89に埋設されている。第3ビアプラグ83は、第1ビアプラグ81と同じ材料からなる。
第4コンタクトプラグ64の上方には、第4ビアホール91が形成されている。第4ビアホール91は、第2層間絶縁膜57を貫通し、水素バリア膜56をさらに貫通して、第4コンタクトプラグ64に達している。第4ビアホール91の側面および第4コンタクトプラグ64の第4ビアホール91に臨む部分上には、バリアメタル92が形成されている。バリアメタル92は、バリアメタル86と同じ材料からなる。第4ビアプラグ84は、バリアメタル92を介して、第4ビアホール91に埋設されている。第4ビアプラグ84は、第1ビアプラグ81と同じ材料からなる。
ガードリング領域13B(正確には、機能素子領域2の周縁部)において、第2層間絶縁膜57には、第5ダミーキャパシタ312の上部電極53と電気的に接続される第7ビアプラグ313と、第6コンタクトプラグ331と電気的に接続される第8ビアプラグ332とが埋設されている。
具体的には、第5ダミーキャパシタ312の上部電極53の上方には、第7ビアホール319が形成されている。第7ビアホール319は、第2層間絶縁膜57を貫通し、水素バリア膜56をさらに貫通して、第5ダミーキャパシタ312の上部電極53の電極上層55の途中部に達している。第7ビアホール319の側面および電極上層55の第7ビアホール319に臨む部分上には、バリアメタル320が形成されている。バリアメタル320は、バリアメタル86と同じ材料からなる。第7ビアプラグ313は、バリアメタル320を介して、第7ビアホール319に埋設されている。第7ビアプラグ313は、第1ビアプラグ81と同じ材料からなる。
第6コンタクトプラグ331の上方には、第8ビアホール336が形成されている。第8ビアホール336は、第2層間絶縁膜57を貫通し、水素バリア膜56をさらに貫通して、第6コンタクトプラグ331に達している。第8ビアホール336の側面および第6コンタクトプラグ331の第8ビアホール336に臨む部分上には、バリアメタル337が形成されている。バリアメタル337は、バリアメタル86と同じ材料からなる。第8ビアプラグ332は、バリアメタル337を介して、第8ビアホール336に埋設されている。第8ビアプラグ332は、第1ビアプラグ81と同じ材料からなる。
コア領域13Aにおいて、第2層間絶縁膜57上には、第1ビアプラグ81に電気的に接続される第1配線93と、第2ビアプラグ82に電気的に接続される第2配線94とが形成されている。
ガードリング領域13Bにおいて、第2層間絶縁膜57上には、第3ビアプラグ83に電気的に接続される平面視矩形環状のグランドライン95と、第4ビアプラグ84に電気的に接続される平面視矩形環状の電源ライン96とが形成されている。
ガードリング領域13B(正確には、機能素子領域2の周縁部)において、第2層間絶縁膜57上には、第7ビアプラグ313および第8ビアプラグ332に電気的に接続される平面視矩形環状の第1共通シールド配線314が形成されている。
第2層間絶縁膜57上には、配線93,94とグランドライン95と電源ライン96とシールド配線314とを覆う、第3層間絶縁膜97が形成されている。第3層間絶縁膜97は、例えば、SiOからなる。
コア領域13Aにおいて、第3層間絶縁膜97には、第1配線93に電気的に接続される第5ビアプラグ98と、第2配線94に電気的に接続される第6ビアプラグ99とが埋設されている。
具体的には、第1配線93の上方には、第5ビアホール100が形成されている。第5ビアホール100は、第3層間絶縁膜97を貫通して、第1配線93に達している。第5ビアホール100の側面および第1配線93の第5ビアホール100に臨む部分上には、バリアメタル101が形成されている。バリアメタル101は、例えば、TiNからなる。第5ビアプラグ98は、バリアメタル101を介して、第5ビアホール100に埋設されている。第5ビアプラグ98は、例えば、W(タングステン)からなる。
第2配線94の上方には、第6ビアホール102が形成されている。第6ビアホール102は、第3層間絶縁膜97を貫通して、第2配線94に達している。第6ビアホール102の側面および第2配線94の第6ビアホール102に臨む部分上には、バリアメタル103が形成されている。バリアメタル103は、バリアメタル101と同じ材料からなる。第6ビアプラグ99は、バリアメタル103を介して、第6ビアホール102に埋設されている。第6ビアプラグ99は、第5ビアプラグ98と同じ材料からなる。
ガードリング領域13B(正確には、機能素子領域2の周縁部)において、第3層間絶縁膜97には、第1共通シールド配線314に電気的に接続される平面視矩形環状の第9ビアプラグ315および第10ビアプラグ333が埋設されている。平面視矩形環状の第9ビアプラグ315は、平面視矩形環状の第7ビアプラグ313の上方に配置されている。平面視矩形環状の第10ビアプラグ333は、平面視矩形環状の第8ビアプラグ332の上方に配置されている。第10ビアプラグ333は、第9ビアプラグ315を取り囲むように配置されている。
具体的には、第1共通シールド配線314の上方には、第7ビアプラグ313に対向する位置に平面視矩形環状の第9ビアホール321が形成されているとともに、第8ビアプラグ332に対向する位置に平面視矩形環状の第10ビアホール338が形成されている。第9ビアホール321および第10ビアホール338は、第3層間絶縁膜97を貫通して、第1共通シールド配線314に達している。
第9ビアホール321および第10ビアホール338の側面および第1共通シールド配線314の第9ビアホール321および第10ビアホール338に臨む部分上には、それぞれバリアメタル322および339が形成されている。バリアメタル322,339は、例えば、TiNからなる。第9ビアプラグ315および第10ビアプラグ333は、それぞれバリアメタル322および339を介して、第9ビアホール321および第10ビアホール338に埋設されている。第9ビアプラグ315および第10ビアプラグ333は、例えば、W(タングステン)からなる。
コア領域13Aにおいて、第3層間絶縁膜97上には、第5ビアプラグ98に電気的に接続される第3配線104と、第6ビアプラグ99に電気的に接続される第4配線105とが形成されている。
ガードリング領域13B(正確には、機能素子領域2の周縁部)において、第3層間絶縁膜97上には、第9ビアプラグ315および第10ビアプラグ333に電気的に接続される第2共通シールド配線316が形成されている。
第2層間絶縁膜57上に配線(第1シールド配線314を除く)が通っている箇所の下方位置には、第1〜第3ダミーキャバシタ31〜33を形成しない方が好ましい。この理由は、配線下に第1〜第3ダミーキャバシタ31〜33を形成すると、その部分に寄生キャパシタが形成され、当該配線を通過する信号の伝達が遅れる可能性があるからである。
以下において、層構造が実キャパシタ25の層構造と同じでありかつ不揮発性記憶素子として使用されない強誘電体ダミーキャパシタと、当該強誘電体ダミーキャパシタの下部電極を半導体基板40に電気的に接続するプラグとを有する構造を、「実キャパシタ酸化抑制構造」ということにする。なお、強誘電体ダミーキャパシタの上部電極は、オープンであってもよいし、電源またはGNDに接続されてもよい。
前述の実施形態では、第5ダミーキャパシタ312と、第5ダミーキャパシタ312の下部電極51を半導体基板40に電気的に接続する第5コンタクトプラグ311とを有する構造が実キャパシタ酸化抑制構造STである。後述するように、実キャパシタ酸化抑制構造によって、半導体装置4の製造過程において、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との接続部が酸化するのを抑制し、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗を小さくすることができる。
図8A〜図8Qは、主として不揮発性ロジックセル、その周囲に形成されるダミーキャパシタおよびガードリングの製造工程の一例を説明するための断面図であり、図6に対応する断面図である。図9A〜図9Qは、主としてスクライブ領域および隙間領域に形成されるダミーキャパシタ、ガードリングおよびシールドリングの製造工程の一例を説明するための断面図であり、図7Aに対応する断面図である。
図8Aおよび図9Aに示すように、公知の手法により、半導体基板40に、MOSFET26、p型拡散領域48、n型拡散領域49、p型拡散領域301および揮発性記憶部(フリップフロップ)23を構成する機能素子(図示略)が形成される。MOSFET26は、素子分離領域41、ドレイン領域42、ソース領域43、n型高抵抗領域44、ゲート絶縁膜45、ゲート電極46およびサイドウォール47を含んでいる。
この後、半導体基板40上に第1層間絶縁膜50が形成される。そして、第1層間絶縁膜50に、第1〜第6コンタクトホール65,67,69,71,317,334、バリアメタル66,68,70,72,318,335および第1〜第6コンタクトプラグ61〜64,311,331が形成される。
この後、図8Bおよび図9Bに示すように、スパッタ法により、第1層間絶縁膜50上に、実キャパシタ25およびダミーキャバシタ31〜34,312の下部電極51の材料からなる下部電極材料膜201が成膜される。さらに、MOCVD法により、下部電極材料膜201上に、強誘電体膜52の材料であるPZTからなるPZT膜202が成膜される。
次に、図8Cおよび図9Cに示すように、スパッタ法により、PZT膜202上に、上部電極53の電極下層54の材料からなる積層膜203(Ir膜、IrO膜およびIr膜)が成膜される。続いて、スパッタ法により、積層膜203上に、上部電極53の電極上層55の材料であるTiNからなるTiN膜204が成膜される。TiN膜204成膜後に、例えば、CMP法により、TiN膜204の表面を平坦化してもよい。
この後、図8Dおよび図9Dに示すように、フォトリソグラフィによって電極上層55のパターンのレジストマスクが形成され、このレジストマスクをマスクとしてTiN膜204がドライエッチングされることにより、所定パターンの電極上層55が形成される。
そして、電極上層55をマスクとするドライエッチングにより、積層膜203、PZT膜202および下部電極材料膜201における電極上層55から露出する部分が順に除去される。このとき、適当なタイミングで反応ガス(エッチャント)を切り換えることにより、積層膜203、PZT膜202および下部電極材料膜201が連続的にエッチングされる。
この結果、図8Eおよび図9Eに示すように、下部電極材料膜201、PZT膜202および積層膜203がそれぞれ下部電極51、強誘電体膜52および電極下層54にパターニングされ、下部電極51、強誘電体膜52、電極下層54および電極上層55からなる実キャパシタ25および第1〜第5のダミーキャパシタ31〜34,312が得られる。
その後、図8Fおよび図9Fに示すように、スパッタ法により、第1層間絶縁膜50、実キャパシタ25およびダミーキャパシタ31〜34,312上に、水素バリア膜56が成膜される。
前述の材料膜201〜204をパターニングするためのエッチング工程(図8Dおよび図9Dの工程ならびに図8Eおよび図9Eの工程)およびキャパシタ25,31〜34,312上に、水素バリア膜56を成膜する工程(図8Fおよび図9Fの工程)においては、チャンバー内にプラズマが発生する。本発明者は、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗が大きくなる原因がこれらの工程で発生するプラズマに起因することを突き止めた。
つまり、材料膜201〜204における実キャパシタ25の形成予定領域の下部電極材料膜201または実キャパシタ25の下部電極51は、第1コンタクトプラグ61を介して半導体基板40のドレイン領域42に電気的に接続されている。このため、前記工程でプラズマが発生すると、プラズマ中の荷電粒子(電子、陽イオン)が、実キャパシタ25の形成予定領域の下部電極材料膜201または実キャパシタ25の下部電極51、第1コンタクトプラグ61および半導体基板40からなる第1導電経路を通過する。これにより、第1導電経路に大きな電流が流れるので、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との接続部が酸化し、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗が大きくなる。酸化の度合は、前記第1導電経路に流れる電流が大きいほど高くなる。
この実施形態では、第5ダミーキャパシタ312と第5コンタクトプラグ311とを有する実キャパシタ酸化抑制構造STが設けられている。したがって、前記工程において、プラズマが発生すると、プラズマ中の荷電粒子は、第5ダミーキャパシタ312の形成予定領域の下部電極材料膜201または第5ダミーキャパシタ312の下部電極51、第5コンタクトプラグ311および半導体基板40からなる第2導電経路を通過する。つまり、第2導電経路にも電流が流れる。これにより、実キャパシタ酸化抑制構造ST(第5ダミーキャパシタ312)が形成されていない場合に比べて、第1導電経路に流れる電流を低減させることができる。これにより、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との接続部の酸化を抑制することができるので、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗を小さくすることができる。
次に、図8Gおよび図9Gに示すように、CVD法により、水素バリア膜56上に、第2層間絶縁膜57が成膜される。実キャパシタ25およびダミーキャパシタ31〜34,312の表面が水素バリア膜56で覆われているので、第2層間絶縁膜57の成膜手法として、水素を用いるCVD法が採用されたとしても、強誘電体膜52の水素還元を防止することができる。
次に、図8Hおよび図9Hに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、第2層間絶縁膜57に第1ビアホール85、第2ビアホール87、第3ビアホール89、第4ビアホール91、第7ビアホール319および第8ビアホール336が形成される。
この場合、まず、深さが大きい第2ビアホール87、第3ビアホール89、第4ビアホール91および第8ビアホール336を形成し、その後に深さが小さい第1ビアホール85および第7ビアホール319を形成するようにしてもよい。
この後、図8Iおよび図9I示すように、スパッタ法により、第2層間絶縁膜57上に、バリアメタル86,88,90,92,320,337の材料からなるバリアメタル材料膜205が成膜される。このバリアメタル材料膜205は、第1ビアホール85、第2ビアホール87、第3ビアホール89、第4ビアホール91、第7ビアホール319および第8ビアホール336の内面(側面および底面)にも成膜される。バリアメタル材料膜205の成膜後に、バリアメタル材料膜205のバリア性を高めるために、バリアメタル材料膜205に対して水素を用いた改質処理が行われる。
この改質処理には、水素(水素プラズマ)が使用される。改質処理に使用される水素は、図8Iおよび図9Iに破線で示すように、第1〜第4、第7および第8ビアホール85,87,89,91,319,336ならびに第1層間絶縁膜50を通って、ダミーキャパシタ31〜34,312内の強誘電体膜52によって吸収される。このため、第1〜第4、第7および第8ビアホール85,87,89,91,319,336および第1層間絶縁膜50を通って、実キャパシタ25内の強誘電体膜52に侵入する水素量を低減できる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化を抑制できる。
この実施形態では、平面視において、不揮発性ロジック領域13内において、不揮発性ロジックセル21の周囲にも、第2および第3ダミーキャパシタ32,33が設けられているので、平面視において不揮発性ロジックセル21内のみにダミーキャパシタが設けられている場合に比べて、より多くの水素をダミーキャパシタによって吸収することができる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化を効果的に抑制できる。
また、この実施形態では、スクライブ領域3にも、第4ダミーキャパシタ34が設けられているので、さらに多くの水素をダミーキャパシタによって吸収することができる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化をより効果的に抑制できる。
特に、グランドライン35および電源ライン36を有するガードリング20には、多数のビアホール89,91が形成されているので、これらのビアホール89,91の内面のバリアメタル材料膜205の改質処理時には、多くの水素がこれらのビアホール89,91を通って第1層間絶縁膜50内に侵入する。この実施形態では、ガードリング領域13Bの内側の隙間領域13Cにも、多数の第3ダミーキャパシタ33が形成されている。このため、ビアホール89,91を通って第1層間絶縁膜50内に侵入した水素を、これらのダミーキャパシタ33によって効率よく吸収することができる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化をより効果的に抑制できる。
バリアメタル材料膜205の改質処理が完了すると、図8Jおよび図9Jに示すように、CVD法により、バリアメタル材料膜205上に、第1〜第4、第7および第8ビアプラグ81〜84,313,332の材料からなる堆積層206が積層される。そして、CMP法により、その堆積層206およびバリアメタル材料膜205が研磨される。この研磨は、バリアメタル材料膜205および堆積層206における第1〜第4、第7および第8ビアホール85,87,89,91,319,336の外方に形成されている不要部分が除去されて、これらのビアホール85,87,89,91,319,336の内方に残される堆積層206の表面が第2層間絶縁膜57の表面(上面)と面一になるまで続けられる。
その結果、図8Kおよび図9Kに示すように、第1ビアホール85にバリアメタル86を介して埋設された第1ビアプラグ81および第2ビアホール87にバリアメタル88を介して埋設された第2ビアプラグ82が形成される。また、第3ビアホール89にバリアメタル90を介して埋設された第3ビアプラグ83および第4ビアホール91にバリアメタル92を介して埋設された第4ビアプラグ84が形成される。また、第7ビアホール319にバリアメタル320を介して埋設された第7ビアプラグ313および第8ビアホール336にバリアメタル337を介して埋設された第8ビアプラグ332が形成される。
次に、図8Lおよび図9Lに示すように、第2層間絶縁膜57上に導電材料からなる配線膜が形成される。配線膜は、例えば、チタン層と、アルミニウム層と、チタン層との積層膜からなる。この後、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、配線膜がパターニングされることにより、第1配線93、第2配線94、グランドライン95、電源ライン96、第1共通シールド配線314等の配線が同時に形成される。
次に、図8Mおよび図9Mに示すように、CVD法により、第2層間絶縁膜57上ならびに第1配線93、第2配線94、グランドライン95、電源ライン96および第1共通シールド配線314上に、第3層間絶縁膜97が成膜される。
次に、図8Nおよび図9Nに示すように、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、第3層間絶縁膜97に第5ビアホール100、第6ビアホール102、第9ビアホール321および第10ビアホール338が形成される。
この後、図8Oおよび図9Oに示すように、スパッタ法により、第3層間絶縁膜97上に、バリアメタル101,103,322,339の材料からなるバリアメタル材料膜207が成膜される。このバリアメタル材料膜207は、第5ビアホール100、第6ビアホール102、第9ビアホール321および第10ビアホール338の内面(側面および底面)にも成膜される。バリアメタル材料膜207の成膜後に、バリアメタル材料膜207のバリア性を高めるために、バリアメタル材料膜207に対して水素を用いた改質処理が行われる。
この改質処理にも水素(水素プラズマ)が使用される。改質処理に使用される水素は、第5ビアホール100、第6ビアホール102、第9ビアホール321および第10ビアホール338、第3層間絶縁膜97および第2層間絶縁膜57を通って、ダミーキャパシタ31〜34,312内の強誘電体膜52によって吸収される。このため、実キャパシタ25内の強誘電体膜52に侵入する水素量を低減できる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化を抑制できる。
バリアメタル材料膜207の改質処理が完了すると、CVD法により、バリアメタル材料膜207上に、第5ビアプラグ98、第6ビアプラグ99、第9ビアプラグ315および第10ビアプラグ333の材料からなる堆積層が積層される。そして、CMP法により、その堆積層およびバリアメタル材料膜207が研磨される。この研磨は、バリアメタル材料膜207および堆積層における第5、第6、第9および第10ビアホール100,102,321,338の外方に形成されている不要部分が除去されて、これらのビアホール100,102,321,338内に残される堆積層の表面が第3層間絶縁膜97の表面(上面)と面一になるまで続けられる。
その結果、図8Pおよび図9Pに示すように、第5ビアホール100にバリアメタル101を介して埋設された第5ビアプラグ98および第6ビアホール102にバリアメタル103を介して埋設された第6ビアプラグ99が形成される。また、第9ビアホール321にバリアメタル322を介して埋設された第9ビアプラグ315および第10ビアホール338にバリアメタル339を介して埋設された第10ビアプラグ333が形成される。
次に、図8Qおよび図9Qに示すように、第3層間絶縁膜97上に導電材料からなる配線膜が形成される。配線膜は、例えば、チタン層と、アルミニウム層と、チタン層との積層膜からなる。この後、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、配線膜がパターニングされることにより、第3配線104、第4配線105、第2共通シールド配線316等の配線が同時に形成される。このようにして、不揮発性ロジック、ガードリング20、ダミーキャパシタ31〜34、シールドリング300等が製造される。
以上のような工程等を経て、図1に示すような半導体ウエハ1が製造されると、半導体ウエハ1のスクライブ領域3がダイシングブレードによって切断されることにより、機能素子領域2を含む個々の半導体装置4が切り出される。このようにして切り出された個々の半導体装置4は、その周縁部にスクライブ領域3を有し、スクライブ領域3に囲まれた中央領域に機能素子領域2を有する。前述の実施形態では、スクライブ領域3の全域に第4ダミーキャパシタ34が形成されているので、半導体装置4の周縁部には、スクライブ領域3に形成された第4ダミーキャパシタ34が残ることになる。
前述の実施形態では、半導体装置4の製造過程、特に、キャパシタの材料膜をドライエッチングすることによって実キャパシタ25およびダミーキャパシタ31〜34,312を形成する工程ならびに、これらのキャパシタ25,31〜34,312上に水素バリア膜56を成膜する工程において、プラズマが発生する。
キャパシタ材料膜における実キャパシタ25の形成予定領域の下部電極材料膜201または実キャパシタ25の下部電極51は、第1コンタクトプラグ61を介して半導体基板40のドレイン領域42に電気的に接続されている。このため、前記工程でプラズマが発生すると、プラズマ中の荷電粒子が、実キャパシタ25の形成予定領域の下部電極材料膜201または実キャパシタ25の下部電極51、第1コンタクトプラグ61および半導体基板40からなる第1導電経路を通過する。これにより、第1導電経路に大きな電流が流れるので、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との接続部が酸化し、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗が大きくなる。酸化の度合は、前記第1導電経路に流れる電流が大きいほど高くなる。
この実施形態では、第5ダミーキャパシタ312と第5コンタクトプラグ311とを有する実キャパシタ酸化抑制構造STが設けられている。したがって、前記工程において、プラズマが発生すると、プラズマ中の荷電粒子は、第5ダミーキャパシタ312の形成予定領域の下部電極材料膜201または第5ダミーキャパシタ312の下部電極51、第5コンタクトプラグ311および半導体基板40からなる第2導電経路を通過する。つまり、第2導電経路にも電流が流れる。これにより、実キャパシタ酸化抑制構造ST(第5ダミーキャパシタ312)が形成されていない場合に比べて、第1導電経路に流れる電流を低減させることができる。これにより、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との接続部の酸化を抑制することができるので、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗を小さくすることができる。
この実施形態では、第5ダミーキャパシタ312および第5コンタクトプラグ311は、平面視矩形環状に形成されているため、第2導電経路の横断面積は各第1導電経路の横断面積よりも大きい。また、第1コンタクトプラグ61はp型半導体基板40の表層部に形成されたインピーダンスの高いn型のドレイン領域42に接続されているのに対して、第5コンタクトプラグ311はp型半導体基板40の表層部に形成されたインピーダンスの低いp型拡散領域301に接続されている。このため、前記製造工程において、第1導電経路に比べて第2導電経路に電流が流れやすいので、実キャパシタ25の下部電極51と第1コンタクトプラグ61との間の界面抵抗を効果的に小さくすることができる。
また、この実施形態では、第5ダミーキャパシタ312および第5コンタクトプラグ311は、シールドリング300の一部として形成されているので、第5ダミーキャパシタ312および第5コンタクトプラグ311を形成するために余分なスペースを必要としない。
前述の実施形態では、半導体装置4の製造過程、特に、ビアホール(主として第1〜第4、第7および第8ビアホール85,87,89,91,319,336)内へのバリアメタル66,68,70,72,320,337の成膜後の改質処理において、水素(水素プラズマ)が使用される。特に、ガードリング20は、グランドライン35および電源ライン36を備えているため、多数のビアホール89,91を含んでいる。このため、これらのビアホール89,91の内面のバリアメタル材料膜の改質処理時には、多くの水素がこれらのビアホール89,91を通って第1層間絶縁膜50内に侵入する。
前述の実施形態では、不揮発性ロジック領域13内において、不揮発性ロジックセル21の周囲にも、複数の第2および第3ダミーキャパシタ32,33が設けられている。これにより、ビアホール85,87,89,91,319,336内へのバリアメタル66,68,70,72,320,337の成膜後の改質処理に使用される水素を、第2および第3ダミーキャパシタ32,33に吸収させることができる。これにより、実キャパシタ25内の強誘電体膜52が水素還元されるのを抑制できるから、実キャパシタ25の特性劣化を抑制できる。
また、この実施形態では、ガードリング領域13Bの内側の隙間領域13Cにも、複数の第3ダミーキャパシタ33が形成されている。このため、ガードリング20のビアホール89,91内面のバリアメタル材料膜の改質処理時に、ビアホール89,91を通って第1層間絶縁膜50内に侵入した水素を、これらのダミーキャパシタ33によって効率よく吸収することができる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化をより効果的に抑制できる。
また、この実施形態では、スクライブ領域3にも、複数の第4ダミーキャパシタ34が設けられているので、さらに多くの水素を第4ダミーキャパシタ34によって吸収することができる。これにより、実キャパシタ25の特性劣化をより効果的に抑制できる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の実施形態で実施することもできる。
例えば、前述の実施形態では、内側の平面視矩形環状の第1シールドリング310と、外側の平面視矩形環状の第2シールドリング330のうち、内側の第1シールドリング310にのみ実キャパシタ酸化抑制構造STが形成されている。しかしながら、図10に示すように、内側の平面視矩形環状の第1シールドリング310と、外側の平面視矩形環状の第2シールドリング330のうち、外側の第2シールドリング330にのみ実キャパシタ酸化抑制構造STを形成するようにしてもよい。図10は、図7Bに対応する断面図である。
この場合には、第1シールドリング310は、図10に示すように、平面視において矩形環状に形成された、第5コンタクトプラグ311、第7ビアプラグ313、第1共通シールド配線314、第9ビアプラグ315および第2共通シールド配線316とから構成される。第7ビアプラグ313は、第2層間絶縁膜57を貫通し、第5コンタクトプラグ311と第1共通シールド配線314とを電気的に接続する。
一方、第2シールドリング330は、図10に示すように、平面視において矩形環状に形成された、第6コンタクトプラグ331、強誘電体ダミーキャパシタ(第6ダミーキャパシタ)340、第8ビアプラグ332、第1共通シールド配線314、第10ビアプラグ333および第2共通シールド配線316とから構成される。第6ダミーキャパシタ340は、第2層間絶縁膜57上に形成されている。第6ダミーキャパシタ340は、図7Aの第5ダミーキャパシタ312と同じ構造を有している。第6ダミーキャパシタ340の下部電極51は、第6コンタクトプラグ331に接続されている。第8ビアプラグ332は、第6ダミーキャパシタ340の上部電極53と第1共通シールド配線314とを電気的に接続する。
また、図11に示すように、内側の面視矩形環状の第1シールドリング310と、外側の平面視矩形環状の第2シールドリング330の両方に、実キャパシタ酸化抑制構造STが形成されてもよい。図11は、図7Bに対応する断面図である。
図11の第1シールドリング310は、前述の実施形態の第1シールドリング310(図7B参照)と同じ構造を有し、図11の第2シールドリング330は、図10の第2シールドリング330と同じ構造を有している。
また、図12に示すように、シールドリング300は、前述の実施形態の第1シールドリング310のみから構成されていてもよい。図12は、図7Bに対応する断面図である。
前述の実施形態では、第1共通シールド配線314および第2通シールド配線316は第1シールドリング310および第2シールドリング330で共通な配線とされている。しかし、第1共通シールド配線314を、第1シールドリング310用と第2シールドリング330用に分離して設けてもよい。同様に、第2共通シールド配線316を、第1シールドリング310用と第2シールドリング330用に分離して設けてもよい。
第1共通シールド配線314および第2共通シールド配線316を、それぞれ第1シールドリング310用と第2シールドリング330用に分離して設けた場合には、第1シールドリング310および第2シールドリング330のうちのいずれか一方の配線314,316を電源に接続してもよい。
前述の実施形態では、実キャパシタ酸化抑制構造は、シールドリングの一部として形成されているが、実キャパシタ酸化抑制構造をシールドリングとは別に形成するようにしてもよい。
例えば、実キャパシタ酸化抑制構造を、機能素子領域2の周縁部に、シールドリングとは別に、平面視で環状(例えば矩形環状)または略環状(例えば略矩形環状)に形成するようにしてもよい。また、実キャパシタ酸化抑制構造を、ガードリング領域13Bに、平面視で環状(例えば矩形環状)または略環状(例えば略矩形環状)に形成するようにしてもよい。また、不揮発性ロジック領域13内に、平面視多角形状、円形状等の実キャパシタ酸化抑制構造を、散点状に形成してもよい。いずれの場合も、半導体基板40がp型である場合には、実キャパシタ酸化抑制構造内のプラグが半導体基板40に接続される半導体基板40の表層部にはp型拡散領域が形成されていることが好ましい。
また、前述の実施形態では、隙間領域13Cに形成された第3ダミーキャパシタ33は平面視で格子状に形成されているが、図13に示すように、第3ダミーキャパシタ33は、平面視で千鳥状に形成されてもよい。また、前述の実施形態では、スクライブ領域3に形成されている第4ダミーキャパシタ34は平面視で格子状に形成されているが、図13に示すように、第4ダミーキャパシタ34は、平面視で千鳥状に形成されてもよい。図13は、図5に対応する平面図である。
また、前述の実施形態では、平面視において、不揮発性ロジックセル21の内部に第1ダミーキャパシタ34が形成されているが、第1ダミーキャパシタ34は形成されていなくてもよい。
また、前述の実施形態では、不揮発性ロジック領域13内には、平面視において、不揮発性ロジックセル21の周囲に第2および第3ダミーキャパシタ32,33が形成されているが、第2および第3ダミーキャパシタ32,33は形成されていなくてもよい。
また、第1〜第4ダミーキャパシタ31〜34は、形成されていなくてもよい。
前述の実施形態では、不揮発性ロジックを有する半導体装置に、本願発明を適用した場合について説明したが、本願発明は強誘電体メモリ(FeRAM)を有する半導体装置にも適用することができる。強誘電体メモリは、複数のメモリセルを含んでいる。各メモリセルは、例えば、特開2014−103426号公報に開示されているように、電界効果トランジスタと強誘電体キャパシタとから構成されている。この場合には、強誘電体メモリのメモリセルが、本願発明の不揮発性記憶素子の一例となる。
強誘電体メモリを有する半導体装置に本願発明を適用する場合、前記実施形態における不揮発性ロジック領域13を、強誘電体メモリ領域に置き換えるとともに、前記実施形態におけるコア領域13Aを、複数の強誘電体メモリセルが形成されるコア領域に置き換えることが可能である。この場合、強誘電体メモリ領域に、前記実施形態と同様なガードリング領域13bと隙間領域13Cとが設けられてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 半導体ウエハ
2 機能素子領域
3 スクライブ領域
4 半導体装置
11 パワートランジスタ領域
12 アナログ回路領域
13 不揮発性ロジック領域
13A コア領域
13B ガードリング領域
13C 隙間領域
14 ロジック領域
15 SRAM領域
16 CPU領域
17 ROM領域
20 ガードリング
21 不揮発性ロジックセル(不揮発性記憶素子)
22 制御回路
23 揮発性記憶部
24 不揮発性記憶部
25 強誘電体キャパシタ(実キャパシタ)
26 MOSFET
31 第1ダミーキャパシタ
32 第2ダミーキャパシタ
33 第3ダミーキャパシタ
34 第4ダミーキャパシタ
40 半導体基板
42 ドレイン領域
43 ソース領域
44 n型高抵抗領域
45 ゲート絶縁膜
46 ゲート電極
47 サイドウォール
48 p型拡散領域
49 n型拡散領域
50 第1層間絶縁膜
51 下部電極
52 強誘電体膜
53 上部電極
54 電極下層
55 電極上層
56 水素バリア膜
57 第2層間絶縁膜
61〜64 第1〜第4コンタクトプラグ
65 第1コンタクトホール
66 バリアメタル
67 第2コンタクトホール
68 バリアメタル
69 第3コンタクトホール
70 バリアメタル
71 第4コンタクトホール
72 バリアメタル
81〜84 第1〜第4ビアプラグ
85 第1ビアホール
86 バリアメタル
87 第2ビアホール
88 バリアメタル
89 第3ビアホール
90 バリアメタル
91 第4ビアホール
92 バリアメタル
93 第1配線
94 第2配線
95 グランドライン
96 電源ライン
97 第3層間絶縁膜
98 第5ビアプラグ
99 第6ビアプラグ
100 第5ビアホール
101 バリアメタル
102 第6ビアホール
103 バリアメタル
104 第3配線
105 第4配線
300 シールドリング
301 p型拡散領域
310 第1シールドリング
311 第5コンタクトプラグ
312 第5ダミーキャパシタ
313 第7ビアプラグ
314 第1共通シールド配線
315 第9ビアプラグ
316 第2共通シールド配線
317 第5コンタクトホール
318 バリアメタル
319 第7ビアホール
320 バリアメタル
321 第9ビアホール
322 バリアメタル
330 第2シールドリング
331 第6コンタクトプラグ
332 第8ビアプラグ
314 第1共通シールド配線
333 第10ビアプラグ
316 第2共通シールド配線
334 第6コンタクトホール
335 バリアメタル
336 第8ビアホール
337 バリアメタル
338 第10ビアホール
339 バリアメタル

Claims (19)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成された強誘電体実キャパシタを含む不揮発性記憶素子とを備え、前記強誘電体実キャパシタは、前記層間絶縁膜上に形成された第1下部電極、前記第1下部電極上に形成された第1の強誘電体膜および前記第1強誘電体膜上に形成された第1上部電極とを含み、前記強誘電体実キャパシタの第1下部電極が前記層間絶縁膜を貫通する第1プラグを介して前記半導体基板に電気的に接続されている、半導体装置であって、
    前記層間絶縁膜上に形成された第2下部電極、前記第2下部電極上に形成された第2強誘電体膜および前記第2強誘電体膜上に形成された第2上部電極を含みかつ不揮発性記憶素子として使用されない強誘電体ダミーキャパシタと、前記層間絶縁膜を貫通しかつ前記第2下部電極を前記半導体基板に電気的に接続するための第2プラグとを有する実キャパシタ酸化抑制構造が形成されている、半導体装置。
  2. 前記不揮発性記憶素子は、前記半導体基板に形成されたトランジスタを含み、
    前記強誘電体実キャパシタの第1下部電極は、前記トランジタに接続されており、
    前記誘電体ダミーキャパシタの第2下部電極はトランジスタに接続されていない、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記実キャパシタ酸化抑制構造が平面視環状または略環状に形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 平面視において前記半導体装置の周縁部に、水分の侵入を防止するための平面視環状のシールリングが形成されており、
    前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記シールリングの一部として形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む、請求項4に記載の導体装置。
  6. 前記シールリングは、平面視環状の第1シールリングと、前記第1シールリングを取り囲むように形成された平面視環状の第2シールリングとを含み、
    前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記第1シールリングの一部として形成されている、請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記第1シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む、請求項6に記載の導体装置。
  8. 前記シールリングは、平面視環状の第1シールリングと、前記第1シールリングを取り囲むように形成された平面視環状の第2シールリングとを含み、
    前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記第2シールリングの一部として形成されている、請求項4に記載の半導体装置。
  9. 前記第2シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む、請求項8に記載の導体装置。
  10. 前記シールリングは、平面視環状の第1シールリングと、前記第1シールリングを取り囲むように形成された平面視環状の第2シールリングとを含み、
    前記実キャパシタ酸化抑制構造は、前記第1シールリングの一部として形成されているとともに、前記第2シールリングの一部として形成されている、請求項4に記載の半導体装置。
  11. 前記第1シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含み、
    前記第2シールリングの一部を構成する前記実キャパシタ酸化抑制構造は、平面視環状の前記強誘電体ダミーキャパシタと平面視環状の前記第2プラグとを含む、請求項10に記載の導体装置。
  12. 前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、
    前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、
    前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、
    前記シールリングは、
    前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状のシールド配線と、
    前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記シールド配線とを電気的に接続する平面視環状のシールドプラグとをさらに含む、請求項5に記載の導体装置。
  13. 前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、
    前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、
    前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、
    前記第1シールリングは、
    前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状のシールド配線と、
    前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記シールド配線とを電気的に接続する平面視環状のシールドプラグとをさらに含む、請求項7に記載の導体装置。
  14. 前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、
    前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、
    前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、
    前記第2シールリングは、
    前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状のシールド配線と、
    前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記シールド配線とを電気的に接続する平面視環状のシールドプラグとをさらに含む、請求項9に記載の導体装置。
  15. 前記層間絶縁膜を第1層間絶縁膜とすると、
    前記強誘電体実キャパシタ、前記強誘電体ダミーキャパシタおよび前記第1層間絶縁膜の表面を覆う水素バリア膜と、
    前記水素バリア膜上に形成された第2層間絶縁膜とをさらに含み、
    前記第1シールリングは、
    前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状の第1シールド配線と、
    前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記第1シールド配線とを電気的に接続する平面視環状の第1シールドプラグとをさらに含み、
    前記第2シールリングは、
    前記第2層間絶縁膜上に形成された平面視環状の第2シールド配線と、
    前記第2層間絶縁膜に埋設され、前記実キャパシタ酸化抑制構造の上部電極と前記第2シールド配線とを電気的に接続する平面視環状の第2シールドプラグとをさらに含む、請求項9に記載の導体装置。
  16. 前記半導体基板が第1導電型であり、
    前記第1プラグは、前記半導体基板の表層部に形成された第2導電型拡散領域に電気的に接続されており、
    前記第2プラグは、前記半導体基板の表層部に形成された第1導電型拡散領域に電気的に接続されている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の半導体装置。
  17. 前記第1導電型がp型であり、前記第2導電型がn型である、請求項16に記載の半導体装置。
  18. 前記不揮発性記憶素子は、揮発性記憶部と、前記強誘電体実キャパシタを含みかつ前記揮発性記憶部のデータを保持するための不揮発性記憶部とを含む不揮発性ロジックセルである、請求項1〜17のいずれか一項に記載の半導体装置。
  19. 前記不揮発性記憶素子は、強誘電体メモリにおけるメモリセルである、請求項1〜17のいずれか一項に記載の半導体装置。
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