JP2020020703A - 走査装置、走査装置の制御方法、プログラム及び記録媒体並びに測距装置 - Google Patents

走査装置、走査装置の制御方法、プログラム及び記録媒体並びに測距装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な構成で遠方の対象物に対して光走査を行うことが可能であり、測距可能な距離を向上させることが可能な走査装置及び測距装置を提供する。【解決手段】光を出射する光源11と、光源から出射された光を方向可変に偏向する第1の偏向素子12と、第1の偏向素子によって偏向された光を方向可変に偏向しつつ投光し、対象物によって反射された光を偏向する第2の偏向素子13と、第1の偏向素子によって偏向された光及び対象物によって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光の光路上に設けられ、対象物によって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光を偏向する第3の偏向素子14と、第3の偏向素子14によって偏向された光を検出する検出素子15と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光走査を行う走査装置、走査装置の制御方法、プログラム及び記録媒体、並びに光測距を行う測距装置に関する。
従来から、光を対象物に照射し、当該対象物によって反射された光を検出することで、当該対象物までの距離を測定する測距装置が知られている。また、対象物の光走査を行い、当該対象物までの距離に加えて当該対象物の形状や向きなどに関する情報を得ることができる光走査型の測距装置が知られている。例えば、特許文献1には、光源、走査ミラー及び受光素子を含む測距装置が開示されている。
特開2017-75906号公報
走査型の測距装置は、例えば、パルス化されたレーザ光を走査領域に向けて投光し、対象物からの反射光を受光することで、走査領域内に存在する対象物までの距離を測定する。しかし、測距装置は、光の投受光によって測距を行うという性質上、測距可能な距離に限界がある。
例えば、大気中に存在する対象物までの距離を測定する場合、測距装置は、大気中にレーザ光を投光する。この場合、測距可能な距離を制限する要因としては、レーザ光が大気中で減衰することによって検出可能な強度を保てなくなること、また、大気中に出射できるレーザ光の強度が安全基準によって制限されていることなどが挙げられる。
これに対し、例えば光を検出する素子の検出感度を向上させること、また、検出する光の当該検出素子への入射量を向上させるための光学系を配置することなど、種々の工夫がなされている。しかし、これらは、装置の複雑化、大型化又は高額化を招くこととなる場合がある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、単純な構成で遠方の対象物に対して光走査を行うことが可能であり、測距可能な距離を向上させることが可能な走査装置及び測距装置を提供することを課題の1つとしている。また、本発明は、遠方の対象物に対して光走査を行うことが可能であり、測距可能な距離を向上させることが可能な走査装置の制御方法、プログラム及び当該プログラムが記録された記録媒体を提供することを課題の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、光を出射する光源と、光源から出射された光を方向可変に偏向する第1の偏向素子と、第1の偏向素子によって偏向された光を方向可変に偏向しつつ投光し、対象物によって反射された光を偏向する第2の偏向素子と、第1の偏向素子によって偏向された光及び対象物によって反射されかつ第2の偏向素子によって偏向された光の光路上に設けられ、対象物によって反射されかつ第2の偏向素子によって偏向された光を偏向する第3の偏向素子と、第3の偏向素子によって偏向された光を検出する検出素子と、を有することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、光源、第1の偏向素子、第2の偏向素子、第3の偏向素子及び検出素子を有する走査装置の制御方法であって、光源から出射された光を第1の偏向素子が方向可変に偏向するステップと、第1の偏向素子12を経た光を第2の偏向素子が方向可変に偏向しつつ投光するステップと、対象物によって反射された光を第2の偏向素子が偏向するステップと、対象物によって反射されかつ第2の偏向素子によって偏向された光を第3の偏向素子が偏向するステップと、第3の偏向素子によって偏向された光を検出素子が検出するステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、光源、第1の偏向素子、第2の偏向素子、第3の偏向素子及び検出素子を有する走査装置の制御部としてコンピュータを機能させるプログラムであって、光源から出射された光を第1の偏向素子が方向可変に偏向するステップと、第1の偏向素子12を経た光を第2の偏向素子が方向可変に偏向しつつ投光するステップと、対象物によって反射された光を第2の偏向素子が偏向するステップと、対象物によって反射されかつ第2の偏向素子によって偏向された光を第3の偏向素子が偏向するステップと、第3の偏向素子によって偏向された光を検出素子が検出するステップと、を実行させることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムが記録されていることを特徴とする。
実施例1に係る測距装置の全体構成を示す図である。 実施例1に係る測距装置における第1の偏向素子の上面図である。 実施例1に係る測距装置における第2の偏向素子の上面図である。 実施例1に係る測距装置の走査態様を示す図である。 実施例1に係る測距装置における検出素子の検出面を示す図である。 実施例1の変形例1に係る測距装置の全体構成を示す図である。 実施例1の変形例1に係る測距装置の走査態様を示す図である。 実施例1の変形例2に係る走査装置の全体構成を示す図である。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る測距装置10の模式的な配置図である。測距装置10は、所定の領域(以下、走査領域と称する)R0の光走査を行い、走査領域R0内に存在する対象物OBまでの距離を測定する走査型の測距装置である。図1を用いて、測距装置10について説明する。なお、図1には、走査領域R0及び対象物OBを模式的に示している。
まず、測距装置10は、パルス化された光(以下、1次光と称する)L1を生成及び出射する光源11を有する。本実施例においては、光源11は、1次光L1として赤外領域にピーク波長を有するレーザ光を生成し、これを断続的に出射する。
測距装置10は、光源11から出射された1次光L1を方向可変に偏向する偏向素子(以下、第1の偏向素子と称する)12を有する。第1の偏向素子12は、周期的な動作を行って1次光L1の偏向方向を周期的に変化させる。第1の偏向素子12は、1次光L1の進行方向を屈曲させつつ出射し、またその屈曲方向を周期的に変化させる。
本実施例においては、第1の偏向素子12は、1つの揺動軸(以下、第1の揺動軸と称する)X1の周りに揺動し、1次光L1を反射させる揺動ミラー(以下、第1の揺動ミラーと称する)ML1を有する。本実施例においては、第1の偏向素子12は、第1の揺動ミラーML1が揺動することで、1次光L1の反射方向を周期的に変化させる。
また、本実施例においては、光源11と第1の偏向素子12(第1の揺動ミラーML1)との間の1次光L1の光路上には1次光L1を整形するレンズZ1が設けられている。第1の偏向素子12には、レンズZ1によって整形された1次光L1が入射する。
第1の偏向素子12は、光源11から出射された1次光L1を偏向し、当該偏向された1次光L1(本実施例においては第1の揺動ミラーML1によって反射された1次光L1)を2次光L2として出射する。
測距装置10は、2次光L2、すなわち第1の偏向素子12を経た1次光L1を方向可変に偏向する偏向素子(以下、第2の偏向素子と称する)13を有する。第2の偏向素子13は、周期的な動作を行って2次光L2の偏向方向を周期的に変化させる。第2の偏向素子13は、2次光L2の進行方向を屈曲させつつ出射し、またその屈曲方向を周期的に変化させる。
本実施例においては、第2の偏向素子13は、第1の偏向素子12の第1の揺動ミラーML1が揺動する第1の揺動軸X1の軸方向に垂直な方向に延びる揺動軸(以下、第2の揺動軸と称する)Y1の周りに揺動し、2次光L2を反射させる揺動ミラー(以下、第2の揺動ミラーと称する)ML2を有する。本実施例においては、第2の偏向素子13は、第2の揺動ミラーML2が揺動することで、2次光L2の反射方向を周期的に変化させる。
また、本実施例においては、第1の偏向素子12と第2の偏向素子13との間の2次光L2の光路上には、2次光L2を整形するレンズZ2が設けられている。第2の偏向素子13には、レンズZ2によって整形された2次光L2が入射する。
第2の偏向素子13は、第1の偏向素子12を経た1次光L1である2次光L2を偏向し、当該偏向された2次光L2(本実施例においては第2の揺動ミラーML2によって反射された2次光L2)を3次光(以下、出射光又は走査光と称する場合がある)L3として走査領域R0に向けて投光する。
なお、走査領域R0は、第1及び第2の偏向素子12及び13を経た1次光L1である3次光L3が投光される仮想の3次元空間である。図1においては、走査領域R0の外縁を破線で模式的に示した。
例えば、走査領域R0は、第1の偏向素子12による1次光L1の偏向方向の可変範囲に対応する方向(以下、第1の方向と称する)D1に沿った高さ方向の方向範囲と、第2の偏向素子13による2次光L2の偏向方向の可変範囲に対応する方向(以下、第2の方向と称する)D2に沿った幅方向の方向範囲と、3次光L3が所定の強度を維持できる距離方向の範囲(すなわち奥行範囲)と、を有する錐状の空間として定義されることができる。
また、走査領域R0内における第2の偏向素子13から所定の距離だけ離れた仮想の平面を走査面R1としたとき、走査面R1は、第1及び第2の方向D1及びD2に沿って広がる2次元的な領域として定義されることができる。3次光L3は、この走査面R1を走査するように、走査領域R0に向けて投光される。
本実施例においては、走査領域R0の高さ方向である第1の方向D1は、第1の偏向素子12における第1の揺動ミラーML1の第1の揺動軸X1の周りの揺動方向(変位方向)に対応する。また、走査領域R0の幅方向である第2の方向D2は、第2の偏向素子13における第2の揺動ミラーML2の第2の揺動軸Y1の周りの揺動方向(変位方向)に対応する。
また、図1に示すように、走査領域R0に対象物OB(すなわち1次光L1に対して反射性又は散乱性を有する物体又は物質)が存在する場合、3次光L3は、対象物OBによって反射又は散乱される。対象物OBによって反射された3次光L3は、その一部が、4次光(以下、反射光と称する場合がある)L4として、3次光L3とほぼ同一の光路を3次光L3とは反対の方向に向かって進み、第2の偏向素子13に戻って来る。
4次光L4は、第2の偏向素子13によって偏向される。すなわち、本実施例においては、第2の偏向素子13は、第1の偏向素子12を経た1次光である2次光L2を方向可変に偏向しつつ3次光L3として投光し、対象物OBによって反射された3次光L3である4次光L4を受光して偏向する投受光素子として機能する。4次光L4は、第2の偏向素子13によって偏向された後、2次光L2とほぼ同一の光路を2次光L2とは反対の方向に向かって進む。
測距装置10は、第1の偏向素子12と第2の偏向素子13との間(本実施例においては、第2の揺動ミラーML2とレンズZ2との間)の2次光L2の光路上に設けられ、4次光L4を偏向する偏向素子(以下、第3の偏向素子と称する)14を有する。例えば、第3の偏向素子14は、2次光L2を透過させかつ4次光L4を反射させることで2次光L2及び4次光L4を分離する光分離素子であり、本実施例においてはビームスプリッタである。
換言すれば、本実施例においては、第1及び第2の偏向素子12及び13の各々は、動作することで光を方向可変に偏向する可動式の光偏向素子である。一方、第3の偏向素子14は、動作しない固定式の光偏向素子である。
なお、第1〜第3の偏向素子12〜14の各々は、上記した構成を有する場合に限定されない。例えば、第1の偏向素子12又は第2の偏向素子13は、第1の揺動ミラーML1又は第2の揺動ミラーML2に代えて、回動式のミラー又は可動式のレンズを有していてもよい。また、第3の偏向素子14は、レンズを有していてもよい。
測距装置10は、第3の偏向素子14によって偏向された4次光L4を検出する検出素子15を有する。検出素子15は、例えば、4次光L4に対して光電変換を行い、4次光L4に応じた電気信号を生成する。
なお、本実施例においては、第3の偏向素子14と検出素子15との間の4次光L4の光路上には、4次光L4を整形するレンズZ3を有する。検出素子15には、レンズZ4によって整形された4次光L4が入射する。
検出素子15は、当該電気信号を4次光L4の検出結果(受光結果)として生成する。すなわち、測距装置10は、検出素子15によって生成された当該電気信号を走査領域R0の走査結果として生成する。
測距装置10は、検出素子15による4次光L4の検出結果に基づいて対象物OBまでの距離を測定する測距部16を有する。本実施例においては、測距部16は、当該電気信号から4次光L4を示すパルスを検出する。また、測距部16は、3次光L3の投光タイミングと4次光L4の受光タイミングとの間の時間差に基づくタイムオブフライト法によって、対象物OB(又はその一部の表面領域)までの距離を測定する。また、測距部16は、測定した距離情報を示すデータ(測距データ)を生成する。
また、本実施例においては、測距部16は、走査領域R0(走査面R1)を複数の測距点(走査点)に区別し、当該複数の測距点の各々の測距結果(距離値)を画素として示す走査領域R0の画像(測距画像)を生成する。本実施例においては、測距部16は、測距点と第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2の変位(揺動位置)とを示す情報とを対応付け、走査領域R0の2次元マップ又は3次元マップを示す画像データを生成する。
また、測距部16は、例えば、3次光L3の投光方向の変化周期、すなわち走査領域R0を走査する周期である走査周期を測距画像の生成周期とし、当該走査周期毎に1つの測距画像を生成する。
なお、走査周期とは、例えば、測距装置10が走査領域R0に対する光走査を周期的に行う場合において、第1及び第2の偏向素子12及び13における第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2の任意の変位の状態が、その後に再度当該変位の状態に戻るまでの期間をいう。また、測距部16は、生成した複数の測距画像を時系列に沿って動画として表示する表示部(図示せず)を有していてもよい。
また、測距装置10は、光源11、第1及び第2の偏向素子12及び13、検出素子15及び測距部16の動作制御を行う制御部17を有する。例えば、本実施例においては、制御部17は、光源11に駆動信号を供給し、光源11による1次光L1の生成及び出射動作を制御する。また、制御部17は、第1及び第2の偏向素子12及び13に駆動信号を供給し、第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2の各々の揺動動作を制御する。
図2は、第1の偏向素子12の上面図である。本実施例においては、第1の偏向素子12は、第1の揺動ミラーML1を有するMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーである。まず、本実施例においては、第1の偏向素子12は、フレーム部12Aと、フレーム部12Aによって支持され、第1の揺動軸X1の周りに揺動する揺動部12Bとを有する。揺動部12Bは、一端がフレーム部12Aの内周部に固定され、第1の揺動軸X1に沿って延び、かつ第1の揺動軸X1の周方向の弾性を有する一対のトーションバーTX1を有する。
また、揺動部12Bは、一対のトーションバーTX1の内側において第1の揺動軸X1の周りに揺動可能なように一対のトーションバーTX1の他端に接続された揺動板SP1を有する。揺動板SP1は、一対のトーションバーTX1が第1の揺動軸X1の周方向に沿ってねじれることで、第1の揺動軸X1の周りに揺動する。
第1の偏向素子12は、例えば、電磁気的、静電気的、圧電的又は熱的に揺動板SP1を揺動させる揺動力(すなわち揺動部12Bの駆動力)を生成する駆動力生成部(図示せず)に接続された端子12Cを有する。制御部17は、端子12Cに接続されている。第1の偏向素子12の揺動部12Bは、制御部17からの駆動信号を受けて揺動する。
また、第1の偏向素子12は、揺動板SP1上に形成された光反射膜12Dを有する。光反射膜12Dは、揺動板SP1の揺動に従って、第1の揺動軸X1の周りに揺動する。本実施例においては、光反射膜12Dは、第1の偏向素子12における第1の揺動ミラーML1として機能する。
図3は、第2の偏向素子13の上面図である。本実施例においては、第2の偏向素子13は、MEMSミラーである。本実施例においては、第2の偏向素子13は、フレーム部13Aと、フレーム部13Aによって支持され、第2の揺動軸Y1の周りに揺動する揺動部13Bとを有する。揺動部13Bは、一端がフレーム部13Aの内周部に固定され、第2の揺動軸Y1に沿って延び、かつ第2の揺動軸Y1の周方向の弾性を有する一対のトーションバーTY1を有する。
また、揺動部13Bは、一対のトーションバーTY1の内側において第2の揺動軸Y1の周りに揺動可能なように一対のトーションバーTY1の他端に接続された揺動板SP2を有する。揺動板SP2は、一対のトーションバーTY1が第2の揺動軸Y1の周方向に沿ってねじれることで、第2の揺動軸Y1の周りに揺動する。
第2の偏向素子13は、例えば、電磁気的、静電気的、圧電的又は熱的に揺動板SP2を揺動させる揺動力(すなわち揺動部13Bの駆動力)を生成する駆動力生成部(図示せず)に接続された端子13Cを有する。制御部17は、端子13Cに接続されている。第2の偏向素子13の揺動部13Bは、制御部17からの駆動信号を受けて揺動する。
また、第2の偏向素子13は、揺動板SP2上に形成された光反射膜13Dを有する。光反射膜13Dは、揺動板SP2の揺動に従って、第2の揺動軸Y1の周りに揺動する。本実施例においては、光反射膜13Dは、第2の偏向素子13における第2の揺動ミラーML2として機能する。
また、本実施例においては、図2及び図3に示すように、第2の偏向素子13は、第1の偏向素子12よりも大きい光入射面を有する。本実施例においては、第2の偏向素子13の第2の揺動ミラーML2は、第1の偏向素子12の第1の揺動ミラーML1よりも大きな光反射面(ミラー面)を有する。
図4は、測距装置10における走査領域R0の走査態様を模式的に示す図である。図4は、走査面R1上における3次光L3の軌跡を模式的に示す図である。図4を用いて、光源11、第1及び第2の偏向素子12及び13の動作について説明する。
本実施例においては、光源11は、1次光L1として、点状のビーム形状のレーザ光を出射するように構成されている。また、第1の偏向素子12は、第1の揺動ミラーML1を共振させつつ揺動させる。また、第2の偏向素子13は、非共振の態様で線形的に第2の揺動ミラーML2を揺動させる。
例えば、制御部17は、光源11に対し、所定の間隔でパルス化された点状のレーザ光を生成させる駆動信号を供給する。また、制御部17は、第1の偏向素子12に対し、揺動部12B及び第1の揺動ミラーML1の共振周波数に対応する周波数の駆動信号を供給する。
また、制御部17は、第2の偏向素子13に対して揺動部13B及び第2の揺動ミラーML2の共振周波数とは異なる周波数の駆動信号を供給し、第2の揺動ミラーML2を第1の揺動ミラーML1よりも長い揺動周期で(すなわち遅い速度で)揺動させる。
従って、本実施例においては、測距装置10は、走査領域R0に対し、第1の偏向素子12における第1の揺動ミラーML1の第1の揺動軸X1周りの変位方向に対応する方向である第1の方向D1を主走査方向とし、第2の偏向素子13における第2の揺動ミラーML2の第2の揺動軸Y1周りの変位方向に対応する方向である第2の方向D2を副走査方向とするラスタースキャンを行う。
従って、第2の偏向素子13から走査面R1を見たとき、3次光L3は、図4に示すような軌跡を描くように偏向されつつ投光される。すなわち、測距装置10は、光源11によって生成された1次光L1を第1の方向D1に沿って順次投光して走査を行い、この走査(投光動作)を第2の方向D2に沿って繰り返し行うような走査態様を有する。
次に、図5を用いて、検出素子15の構成について説明する。図5は、検出素子15における4次光L4の検出面を模式的に示す図である。まず、検出素子15は、第1の方向D1、すなわち第1の偏向素子12による1次光L2の偏向方向の可変方向に沿って配列された複数の検出セグメント15Aを有するラインセンサである。また、本実施例においては、これら複数の検出セグメント15Aの各々は、独立して4次光L4の検出動作を行う。
また、本実施例においては、第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2間には、第2の揺動ミラーML2を経た4次光(対象物OBからの反射光)L4を偏向して検出素子15に導く第3の偏向素子14が配置されている。すなわち、第2の偏向素子13によって偏向された4次光L4は、第1の揺動ミラーML1を経ることなく検出素子15に導かれる。従って、検出素子15には、第1の方向D1に対応する方向に沿った偏向状態を維持した4次光L4が入射する。
また、検出素子15の検出セグメント15Aの各々は、1つの4次光L4を受光可能なサイズの受光面を有する。従って、例えば、1つの走査周期内において、4次光L4は、図5に示すように、タイミング毎に異なる検出セグメント15Aによって受光されて検出されることとなる。
ここで、走査領域R0に投光される光である3次光L3と、検出素子15によって検出される光である4次光L4について説明する。まず、1次光L1は、光源11から出射されて第2の揺動ミラーML2によって反射されるまで(3次光L3として走査領域R0に投光されるまで)の間、ほとんど減衰しないか、又は計算可能な範囲で減衰する。従って、1次光L1の出力をもとに3次光L3の光量を算出することができる。従って、例えば、安全基準で定められたレーザ光の出力の制限を満たしつつ、十分な出力の1次光L1を出射することができる。
しかし、4次光L4は、第2の揺動ミラーML2と対象物OBとの間を往復してきた光であり、使用環境や対象物OBの性質によって、大きく減衰する場合がある。例えば、走査領域R0が大気中の空間である場合、大気中の状態(湿度など)によって、また、対象物OBが測距装置10から遠いほど、4次光L4が大きく減衰する場合がある。従って、例えば測距可能な距離を大きくすることを考慮すると、できるだけ多くの4次光L4を検出素子15に導けることが好ましい。
これに対し、本実施例においては、第1及び第2の偏向素子12及び13によって1次光L1を方向可変に偏向すること、また、第1及び第2の偏向素子12及び13間に4次光L4を検出素子15に導く第3の偏向素子15を配置することによって、単純な構成で4次光L4を多く検出素子14に導くことを実現している。
具体的には、本実施例においては、第2の揺動ミラーML2は、多くの4次光L4を検出素子15に導くことを考慮して、大きな光反射面を有している。一方、4次光L4は第1の揺動ミラーML1を経由せずに検出素子15に導かれる。従って、第1の揺動ミラーML1は、4次光L4を受光する必要がないため、大きな光反射面を有する必要がなく、小さな光反射面を有していればよい。
これによって、例えば他の大径の集光レンズを設けることなく、多くの4次光L4を検出素子15に導くことができる。従って、単純な構成で遠方の対象物OBからの4次光L4を検出することができ、確実に対象物OBを検出し、また対象物OBまでの距離を測定することができる。
また、本実施例においては、光源11は、1次光L1として、点状のビーム形状を有するレーザ光を出射する。そして、測距装置10内においては、その1次光L1のビーム形状を保った状態で、3次光L3として走査領域R0に向けて投光する。これによって、例えば1次光L1のビーム径を拡大しつつ投光する場合に比べ、検出素子15が検出可能な強度を保ちながら遠方まで3次光L3を投光することができる。従って、対象物OBの測距可能な距離(検出可能な距離)が大きくなる。
なお、第2の揺動ミラーML2を大きくすることを考慮すると、例えば、ライン状のビーム形状を有するレーザ光を投光し、第1の揺動ミラーML1(第1の偏向素子12)を省略することが考えられる。しかし、この場合、投光される光の全体としてレーザ光の出力の制限を満たす必要があることから、点状のレーザ光を投光する場合に比べ、検出素子15が検出可能な強度を保てる距離が小さくなる。従って、測距可能な距離の低下を招くこととなる。
また、一般に、揺動式のミラーは、共振させることで大きな振幅を得ることができる。また、一般に、揺動ミラーのサイズを小さくするほど、揺動ミラーを安定して共振させることができる。また、揺動ミラーを走査に用いる場合、揺動ミラーの振幅が大きいほど、走査領域の範囲が拡大する。すなわち、できるだけ広い範囲(例えば高さ範囲又は幅範囲)を走査することを考慮すると、揺動ミラーの振幅は大きいことが好ましい。
これに対し、本実施例においては、第1の揺動ミラーML1は、比較的小さな光反射面を有し、また、共振しつつ揺動するように構成されている。従って、測距装置10を小型化することができ、また、走査領域R0を大きくすることができる。
また、本実施例においては、第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2が互いに異なる方向を軸方向とする第1及び第2の揺動軸X1及びY1の周りに揺動するように構成されている。すなわち、第1及び第2の偏向素子12及び13は、互いに異なる第1及び第2の方向D1及びD2に沿って1次光L1を方向可変に偏向するように構成されている。
従って、走査領域R0に投光される3次光L3は、第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2を経ることで、その光軸の軸方向が2次元的に(第1及び第2の方向D1及びD2に沿って)変化する。一方、検出素子15に入射する4次光L4は、第2の揺動ミラーML2のみを経ることで、その光軸の軸方向の変化方向が1次元的なものとなる(第2の方向D2に沿った光軸の変化がほぼなくなり、第1の方向D1に沿った光軸の変化が支配的となる)。
従って、検出素子15のように検出セグメント15Aを4次光L4の1次元的な光軸変化に対応するように配列することで、2次元的に走査領域R0を走査をしつつ、最小限の検出領域で4次光L4を区別しながら4次光L4の全体を検出することができる。
また、第1及び第2の偏向素子12及び13が揺動ミラー以外の光学素子によって光偏向を行う場合であってよい。この場合であっても、第1〜第3の偏向素子12〜14を上記したように配置することで、例えば第1の偏向素子12を高速で動作させかつ第2の偏向素子13における4次光L4の入射面を大きくするなどの工夫によって、遠方の対象物OBに対して走査及び測距を行うことが可能な測距装置10となる。
なお、本実施例においては、第1及び第2の偏向素子12及び13が互いに異なる第1及び第2の方向D1及びD2に沿って1次光L1を方向可変に偏向する場合について説明した。また、本実施例においては、検出素子15が1次元的に配列された複数の検出セグメント15Aを有するラインセンサからなる場合について説明した。しかし、第1及び第2の偏向素子12及び13並びに検出素子15の構成はこれに限定されない。
例えば、第1及び第2の偏向素子12及び13による1次光L1の偏向方向の可変方向は、同一であってもよい。この場合でも、4次光L4の光軸が第1の偏向素子12による1次光L1の偏向方向の可変範囲に対応してのみ変化することを考慮して検出素子15を構成及び配置すればよい。従って、検出素子15を小型化することができる。
また、本実施例においては、第1の偏向素子12が共振しつつ揺動する第1の揺動ミラーML1を有し、第2の偏向素子13が非共振の態様で揺動する第2の揺動ミラーML2を有する場合について説明した。しかし、第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2の揺動態様はこれに限定されない。例えば、第1及び第2の揺動ミラーML1及びML2の両方が共振しつつ揺動してもよいし、非共振の態様で揺動してもよい。
換言すれば、第1の偏向素子12は、光源11から出射された光である1次光L1を方向可変に偏向するように構成されていればよい。また、第2の偏向素子13は、第1の偏向素子12を経た光(2次光L2)を方向可変に偏向しつつ投光し、対象物OBによって反射された光(4次光L4)を偏向するように構成されていればよい。
また、例えば、検出素子15は、マトリクス状に(2次元的に)配列された複数の検出セグメント15Aを有していてもよい。また、例えば、第1の方向D1に沿った複数の4次光L4をまとめて1つの走査結果又は測距結果として出力する場合、検出素子15は、複数の検出セグメント15Aを有していなくてもよい。すなわち、検出素子15は、第3の偏向素子14によって偏向された4次光L4を検出するように構成されていればよい。
このように、測距装置10は、光(1次光L1)を出射する光源11と、光源11から出射された光を方向可変に偏向する第1の偏向素子12と、第1の偏向素子12によって偏向された光(2次光L2)を方向可変に偏向しつつ投光し、対象物OBによって反射された光(4次光L4)を偏向する第2の偏向素子13と、第1の偏向素子12によって偏向された光(2次光L2)及び対象物OBによって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光(4次光L4)の光路上に設けられ、対象物OBによって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光(4次光L4)を偏向する第3の偏向素子14と、第3の偏向素子14によって偏向された光(4次光L4)を検出する検出素子15と、検出素子15による光(4次光L4)の検出結果に基づいて対象物OBまでの距離を測定する測距部16と、を有する。従って、単純な構成で遠方の対象物OBに対して光走査を行うことが可能であり、測距可能な距離を向上させることが可能な測距装置10を提供することができる。
図6は、実施例1の変形例1に係る測距装置10Aの構成を示す図である。測距装置10Aは、第2の偏向素子18の構成を除いては、測距装置10と同様の構成を有する。測距装置10Aにおいては、第2の偏向素子18は、2次光L2及び4次光L4を反射させる第2の揺動ミラーML3を有する。また、第2の揺動ミラーML3は、第2の揺動軸Y1に加え、第2の揺動軸Y1の軸方向に垂直に延びる揺動軸(以下、第3の揺動軸と称する)X2の周りに揺動するように構成されている。
換言すれば、本変形例においては、第1の偏向素子12の第1の揺動ミラーML1及び第2の偏向素子18の第2の揺動ミラーML3は、互いに同一の方向に沿って延びる第1及び第3の揺動軸X1及びX2の周りに揺動する。また、第2の偏向素子18の第2の揺動ミラーML3は、第1及び第3の揺動軸X1及びX2の軸方向に垂直な方向に沿って延びる第2の揺動軸Y1の周りに揺動する。
図7は、測距装置10Aにおける走査領域R0の走査態様を模式的に示す図である。図7は、走査面R1上における3次光L3の軌跡を模式的に示す図である。本変形例においては、第2の揺動ミラーML3は、第2及び第3の揺動軸Y1及びX2の周りに、非共振の態様で揺動する。一方、第1の偏向素子12の第1の揺動ミラーML1は、第1の揺動軸X1の周りに共振しつつ揺動する。
これによって、測距装置10Aは、走査領域R0(走査面R1)を第1の方向D1に沿って仮想の複数の部分領域R2に区画し、当該部分領域の各々に対し、第1の方向D1を主走査方向とし、第2の方向D2を副走査方向とするラスタースキャンを行うような態様の走査を行う。従って、第2の偏向素子13から走査面R1を見たとき、3次光L3は、図7に示すような軌跡を描くように偏向されつつ投光される。
すなわち、測距装置10Aは、光源11によって生成された1次光L1を第1の方向D1に沿って順次投光して1次元走査を行い、この1次元走査を第2の方向D2に沿って繰り返し行って部分領域R2の2次元走査を行う。さらに、測距装置10Aは、この第1及び第2の方向D1及びD2に沿った部分領域R2の2次元走査を、第2の揺動ミラーML3の第3の揺動軸X3周りの変位方向に対応する第1の方向D1に沿って、繰り返し行うような走査態様を有する。
本変形例においても、第2の偏向素子18を経た4次光L4は、第3の偏向素子14によって偏向され、検出素子15に導かれる。従って、例えば第2の偏向素子18を大きくすることで、他の集光素子を設けることなく多くの4次光L4を検出素子15に導くことができ、遠方の対象物OBに対しても正確に走査及び測距することができる。また、第1の偏向素子12及び検出素子15を小型化することで、装置全体を小型化することができる。
なお、本変形例においても、第2の偏向素子18は第2の揺動ミラーML3を有する場合に限定されない。例えば、第2の偏向素子18は、第2の揺動軸Y1を回動軸として回動する回動ミラーであってもよい。この場合、例えば、当該回動ミラーの例としては、法線ベクトルが少なくとも当該回動軸の軸方向に沿って互いに異なる複数のミラーを有するポリゴンミラーが挙げられる。第2の偏向素子18は、2つの互いに異なる方向に沿って方向可変に2次光L2を偏向するように構成されていればよい。
図8は、実施例1の変形例2としての走査装置10Bの構成を示す図である。走査装置10Bは、測距装置10から測距部16を除いた構成に相当する構成を有する。測距装置10が測距部16を有しない場合、走査装置10Bとして機能する。すなわち、走査装置10Bは、検出素子15による4次光L4の検出結果を、走査領域R0の走査結果として出力する。走査装置10Bは、例えば上記したような構成を有することで、対象物OBが遠方に存在する場合であっても正確に走査を行うことができる。
すなわち、例えば、走査装置10Bは、光源11と、光(1次光L1)を出射する光源11と、光源11から出射された光を方向可変に偏向する第1の偏向素子12と、第1の偏向素子12によって偏向された光(2次光L2)を方向可変に偏向しつつ投光し、対象物OBによって反射された光(4次光L4)を偏向する第2の偏向素子13と、第1の偏向素子12によって偏向された光(2次光L2)及び対象物OBによって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光(4次光L4)の光路上に設けられ、対象物OBによって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光(4次光L4)を偏向する第3の偏向素子14と、第3の偏向素子14によって偏向された光(4次光L4)を検出する検出素子15と、を有する。従って、単純な構成で遠方の対象物OBに対して光走査を行うことが可能な走査装置10Bを提供することができる。
また、本発明は、走査装置10Bの制御方法としても実施されることができる。すなわち、例えば、本発明による方法は、光源11、第1の偏向素子12、第2の偏向素子13、第3の偏向素子14及び検出素子15を有する走査装置10Bの制御方法であって、光源11から出射された光(1次光L1)を第1の偏向素子12が方向可変に偏向するステップと、第1の偏向素子12を経た光を第2の偏向素子13が方向可変に偏向しつつ投光するステップと、対象物OBによって反射された光(4次光L4)を第2の偏向素子13が偏向するステップと、対象物OBによって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光(4次光L4)を第3の偏向素子14が偏向するステップと、第3の偏向素子14によって偏向された光(4次光L4)を検出素子15が検出するステップと、を含む。これによって、単純な構成で遠方の対象物OBに対して光走査を行うことが可能な走査装置10Bの制御方法を提供することができる。
また、本発明は、コンピュータを走査装置10Bの制御部17として機能させるプログラムとしても実施されることができる。すなわち、例えば、本発明によるプログラムは、光源11、第1の偏向素子12、第2の偏向素子13、第3の偏向素子14及び検出素子15を有する走査装置10Bの制御部17としてコンピュータを機能させるプログラムであって、光源11から出射された光(1次光L1)を第1の偏向素子12が方向可変に偏向するステップと、第1の偏向素子12を経た光を第2の偏向素子13が方向可変に偏向しつつ投光するステップと、対象物OBによって反射された光(4次光L4)を第2の偏向素子13が偏向するステップと、対象物OBによって反射されかつ第2の偏向素子13によって偏向された光(4次光L4)を第3の偏向素子14が偏向するステップと、第3の偏向素子14によって偏向された光(4次光L4)を検出素子15が検出するステップと、を実行させる。また、本発明は、上記したプログラムが記録された記録媒体としても実施されることができる。これによって、単純な構成で遠方の対象物OBに対して光走査を行うことが可能な走査装置10Bの制御プログラム及びこれが記録された記録媒体を提供することができる。
10、10A 測距装置
10B 走査装置
12 第1の偏向素子
13、18 第2の偏向素子
14 第3の偏向素子

Claims (11)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源から出射された光を方向可変に偏向する第1の偏向素子と、
    前記第1の偏向素子によって偏向された光を方向可変に偏向しつつ投光し、対象物によって反射された光を偏向する第2の偏向素子と、
    前記第1の偏向素子によって偏向された光及び前記対象物によって反射されかつ前記第2の偏向素子によって偏向された光の光路上に設けられ、前記対象物によって反射されかつ前記第2の偏向素子によって偏向された光を偏向する第3の偏向素子と、
    前記第3の偏向素子によって偏向された光を検出する検出素子と、を有することを特徴とする走査装置。
  2. 前記第1の偏向素子は、第1の方向に沿って光を方向可変に偏向し、
    前記第2の偏向素子は、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って光を方向可変に偏向することを特徴とする請求項1に記載の走査装置。
  3. 前記検出素子は、前記1の方向に対応する方向に沿って配列された複数の検出セグメントを有することを特徴とする請求項2に記載の走査装置。
  4. 前記第1の偏向素子は、第1の揺動軸の周りに揺動して光を反射させることで前記第1の方向に沿って光を方向可変に偏向する第1の揺動ミラーを有し、
    前記第2の偏向素子は、前記第1の揺動軸の軸方向とは異なる方向に沿って延びる第2の揺動軸の周りに揺動して光を反射させることで前記第2の方向に沿って光を方向可変に偏向する第2の揺動ミラーを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の走査装置。
  5. 前記第2の揺動ミラーは、非共振の態様で揺動することを特徴とする請求項4に記載の走査装置。
  6. 前記第2の揺動ミラーは、前記第1の揺動ミラーよりも大きな光反射面を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の走査装置。
  7. 前記光源は、前記1次光として、点状のビーム形状のレーザ光を出射することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の走査装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の走査装置と、
    前記検出素子による光の検出結果に基づいて前記対象物までの距離を測定する測距部と、を有することを特徴とする測距装置。
  9. 光源、第1の偏向素子、第2の偏向素子、第3の偏向素子及び検出素子を有する走査装置の制御方法であって、
    前記光源から出射された光を前記第1の偏向素子が方向可変に偏向するステップと、
    前記第1の偏向素子12を経た光を前記第2の偏向素子が方向可変に偏向しつつ投光するステップと、
    対象物によって反射された光を前記第2の偏向素子が偏向するステップと、
    前記対象物によって反射されかつ前記第2の偏向素子によって偏向された光を前記第3の偏向素子が偏向するステップと、
    前記第3の偏向素子によって偏向された光を前記検出素子が検出するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  10. 光源、第1の偏向素子、第2の偏向素子、第3の偏向素子及び検出素子を有する走査装置の制御部としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記光源から出射された光を前記第1の偏向素子が方向可変に偏向するステップと、
    前記第1の偏向素子12を経た光を前記第2の偏向素子が方向可変に偏向しつつ投光するステップと、
    対象物によって反射された光を前記第2の偏向素子が偏向するステップと、
    前記対象物によって反射されかつ前記第2の偏向素子によって偏向された光を前記第3の偏向素子が偏向するステップと、
    前記第3の偏向素子によって偏向された光を前記検出素子が検出するステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムが記録された記録媒体。
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