JP2020020177A - 建設機械 - Google Patents

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充弘 金田
Mitsuhiro Kaneda
充弘 金田
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Abstract

【課題】 高さ規定を満たすための手間を低減することと車体中央付近に配置された機器のメンテナンス性を向上することとを両立できる建設機械を提供する。【解決手段】 手摺り23は、キャブ7の右側面部7Eの後側に位置して上部旋回体4上に設けられている。手摺り23は、上,下方向の回転軸回りに回転可能となった回転軸部23Aと、回転軸部23Aに設けられ、回転軸部23Aから横方向に延びた取手部23Bとを含んで構成されている。取手部23Bは、キャブ7の上端よりも上側に配置され、キャブ7の後位置で上部旋回体4の左,右方向に延びる第1の位置と、キャブ7の上端よりも下側に配置され、キャブ7の側面位置で上部旋回体4の前,後方向の前側に向けて延びる第2の位置と、キャブ7の上端よりも下側に配置され、旋回装置14の後位置で上部旋回体4の左,右方向に延びる第3の位置とに位置決め可能となっている。【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に俯仰の動作を可能に設けられたフロント装置とを含んで構成されている。
上部旋回体は、例えば、ベースとなる旋回フレームと、旋回フレームの中央部に設けられ、下部走行体上で上部旋回体を旋回させる旋回装置と、旋回装置の左側に位置して旋回フレーム上に設けられ、内部が運転室となったキャブと、旋回フレームの後端部に取付けられ、フロント装置との重量バランスを取るカウンタウエイトと、カウンタウエイトの前側に配置されたエンジン、油圧ポンプ、熱交換装置等の搭載機器類を収納する外装カバーとを含んで構成されている。
また、上部旋回体には、上部旋回体上でメンテナンス等を行う作業者が把持する手摺りが設けられている。例えば、特許文献1には、外装カバー上に高さ位置が変更可能な手摺りを設けた油圧ショベルが記載されている。
特開平09−242122号公報
ところで、油圧ショベルは、車種によって輸送時の車体の高さが法規等で定められている。ここで、例えば、油圧ショベルのキャブ上に手摺りを設置することを考える。この場合、キャブ上の手摺りが輸送時の高さ規制を超えてしまう場合は、手摺りを設置せずに油圧ショベルを輸送し、顧客へ車体を納品する直前にキャブ上に手摺りを取付けることになる。しかし、この場合は、組立に手間を要し、効率的ではない。また、特許文献1の油圧ショベルは、車体中央付近に設置されている旋回装置等の油圧機器の周囲に、手摺りを設けていない。このため、車体中央付近の油圧機器をメンテナンスするときに作業者は手摺りを把持することができない。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、高さ規制を満たすための手間を低減することと車体中央付近に配置された機器のメンテナンス性を向上することとを両立できる建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に設けられ、前側にキャブを有する上部旋回体と、前記キャブよりも前記上部旋回体の左,右方向の中央側に配置され、前記下部走行体上で前記上部旋回体を旋回させる旋回装置と、前記上部旋回体に設けられ上,下方向の高さを変更可能に構成された手摺りと、を備えた建設機械において、前記手摺りは、前記キャブ側面の後側に位置して上,下方向の回転軸回りに回転可能となった回転軸部と、前記回転軸部に設けられ、前記回転軸部から前記回転軸部の軸線と交差する方向に延びた取手部と、を有し、前記取手部は、前記キャブの上端よりも上側に配置され、前記キャブの後位置で前記上部旋回体の左,右方向に延びる第1の位置と、前記キャブの上端よりも下側に配置され、前記キャブの側面位置で前記上部旋回体の前,後方向の前側に向けて延びる第2の位置と、前記キャブの上端よりも下側に配置され、前記旋回装置の後位置で前記上部旋回体の左,右方向に延びる第3の位置と、に位置決め可能となっている。
本発明によれば、高さ調整を可能とした回転式の手摺りをキャブの側面の後側に設置することで、高さ規制を満たすための手間を低減することと車体中央付近に配置された機器のメンテナンス性を向上することとを両立できる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 図1中の油圧ショベルを上側からみた平面図である。 図2中のIII部の拡大図である。 キャブと手摺り装置を示す斜視図である。 図4中のキャブと手摺り装置を後方から見た斜視図である。 手摺りを第1の位置に位置決めした状態で上部旋回体および下部走行体を示す斜視図である。 手摺りを第2の位置に位置決めした状態で上部旋回体および下部走行体を示す斜視図である。 手摺りを第3の位置に位置決めした状態で上部旋回体および下部走行体を示す斜視図である。 手摺りを図6の状態から180度回転させた位置(第4の位置)に位置決めした状態で上部旋回体および下部走行体を示す斜視図である。 手摺り装置の分解斜視図である。
以下、本発明を実施の形態に係る建設機械の代表例として、油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図1において、建設機械としての油圧ショベル1は、前,後方向に自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に設けられた上部旋回体4と、上部旋回体4に俯仰動可能に設けられたフロント装置5とを含んで構成されている。この場合、下部走行体2と上部旋回体4は、油圧ショベル1の車体を構成している。
作業装置とも呼ばれるフロント装置5は、土砂の掘削作業等を行うものであり、上部旋回体4の前側に俯仰の動作を可能に取付けられている。フロント装置5は、上部旋回体4の旋回フレーム6に回動可能に取付けられたブーム5Aと、ブーム5Aの先端部に回動可能に取付けられたアーム5Bと、アーム5Bの先端部に回動可能に取付けられたバケット5Cと、ブーム5Aを駆動するブームシリンダ5Dと、アーム5Bを駆動するアームシリンダ5Eと、バケット5Cを駆動するバケットシリンダ5Fとにより構成されている。
上部旋回体4は、旋回フレーム6と、キャブ7と、カウンタウエイト9と、エンジン10と、油圧ポンプ11と、コントロールバルブ装置13と、旋回装置14と、外装カバー15と、手摺り装置21とを含んで構成されている。旋回フレーム6は、上部旋回体4の支持構造体(ベースフレーム)となるもので、前端側にフロント装置5が取付けられている。
旋回フレーム6上には、左前側に位置してキャブ7が搭載されており、後端側に位置してカウンタウエイト9が搭載されている。さらに、旋回フレーム6上には、カウンタウエイト9の前側に位置してエンジン10、油圧ポンプ11、熱交換器(図示せず)、コントロールバルブ装置13、旋回装置14等の各種機器が搭載されている。これらの各種機器は、上部旋回体4の外殻を形成する外装カバー15により覆われている。
キャブ7内には、オペレータが着席する運転席、油圧ショベル1を操作するための各種操作レバー、操作ペダル(いずれも図示せず)等が設けられている。オペレータは、操作レバー、操作ペダル等を操作することにより、油圧ショベル1の走行、上部旋回体4の旋回、フロント装置5による掘削作業等を行うことができる。
ここで、図4および図5に示すように、キャブ7は、底面部7A、前面部7B、後面部7C、左側面部7D、右側面部7Eおよび天面部7Fによりボックス状に形成されている。より具体的には、キャブ7は、骨組構造をなすキャブフレーム8を有し、このキャブフレーム8は、ベース枠体8A、前部ピラー8B,8C、上部ピラー8D,8E、後部ピラー8F,8G等により構成されている。
ベース枠体8Aは、キャブ7(キャブフレーム8)の下側枠体を構成している。ベース枠体8Aは、旋回フレーム6の左前側に防振マウント(図示せず)を介して取付けられる。左,右の前部ピラー8B,8Cは、キャブフレーム8の前部に配置されている。前部ピラー8B,8Cは、ベース枠体8Aの前端側から左,右方向に離間して上向きに立設されている。前部ピラー8B,8Cの上端側は、左,右の上部ピラー8D,8Eと一体または別体に形成されている。上部ピラー8D,8Eは、キャブフレーム8の上部に配置され、左,右方向に離間して前,後方向に延びるフレーム部材として形成されている。
左,右の後部ピラー8F,8Gは、キャブフレーム8の後部に配置されている。後部ピラー8F,8Gは、ベース枠体8Aの後端側から左,右方向に離間して上向きに立設されている。そして、後部ピラー8F,8Gの上端側は、上部ピラー8D,8Eの後端側に凹凸嵌合および/または溶接手段等を用いて連結されている。実施の形態では、右の後部ピラー8G(以降、右後部ピラー8Gという)に後述する手摺り装置21の支持筒22が取付けられている。
カウンタウエイト9は、旋回フレーム6の後側に設けられている。カウンタウエイト9は、フロント装置5との重量バランスをとるための重量物として形成されている。カウンタウエイト9は、旋回フレーム6の後端部から上方に立ち上がり、エンジン10、油圧ポンプ11、熱交換器等の各種機器を後側から覆っている。
図1および図2中に破線で示すように、エンジン10は、カウンタウエイト9の前側に位置して旋回フレーム6の後部側に設けられている。エンジン10は、旋回フレーム6上に左,右方向に延びる横置き状態で搭載されている。エンジン10は、油圧ショベル1の原動機(駆動源)を構成するものであり、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関によって構成されている。なお、原動機(駆動源)としては、エンジン10単体により構成される原動機の他、エンジンと電動モータとにより構成されるハイブリッド式の原動機、または、電動モータ単体により構成される電動式の原動機を採用することもできる。
図1および図2中に破線で示すように、エンジン10の出力側、即ち、エンジン10の右側には、油圧ポンプ11が取付けられている。油圧ポンプ11は、エンジン10によって駆動される。油圧ポンプ11は、作動油タンク12に貯溜された作動油を圧油として吐出する。油圧ポンプ11から吐出された圧油は、コントロールバルブ装置13を介して油圧アクチュエータ(例えば、フロント装置5のブームシリンダ5D、アームシリンダ5E、バケットシリンダ5F、旋回装置14の旋回用油圧モータ、下部走行体2の走行用油圧モータ)に供給される。
図2および図3に示すように、コントロールバルブ装置13は、エンジン10の前側に位置して旋回フレーム6上に設けられている。コントロールバルブ装置13は、キャブ7よりも上部旋回体4の左,右方向の中央側(即ち、キャブ7の右側)で、かつ、旋回装置14の後側に配置されている。コントロールバルブ装置13は、オペレータが操作する操作レバー、操作ペダルの操作に応じて、油圧ポンプ11から吐出された圧油を油圧アクチュエータに供給または排出する。
旋回装置14は、コントロールバルブ装置13の前側に位置して旋回フレーム6上に設けられている。旋回装置14は、キャブ7よりも上部旋回体4の左,右方向の中央側(即ち、キャブ7の右側)で、かつ、コントロールバルブ装置13の前側に配置されている。旋回装置14は、例えば、圧油の供給に基づいて回転する旋回用油圧モータと、旋回油圧モータの回転を減速して駆動ギヤに伝達する減速機等を含んで構成されている。旋回装置14は、旋回用油圧モータの回転に基づいて、下部走行体2上で上部旋回体4を旋回させる。なお、旋回装置14の駆動源は、旋回用油圧モータ単体により構成する他、旋回用油圧モータと電動モータとにより構成してもよいし、電動モータ単体により構成してもよい。
外装カバー15は、カウンタウエイト9の前端側からカウンタウエイト9に連続して旋回フレーム6上に設けられている。外装カバー15は、車体に搭載された搭載機器、即ち、旋回フレーム6上に搭載されたエンジン10、油圧ポンプ11、熱交換器、コントロールバルブ装置13、旋回装置14等の搭載機器を覆うものである。このために、外装カバー15は、カウンタウエイト9の前側に位置してエンジン10、油圧ポンプ11等を上側から覆う上面カバー15Aと、上面カバー15Aの左端から下向きに延びた左面カバー(図示せず)と、上面カバー15Aの右端から下向きに延びた右面カバー15Bと、上面カバー15Aに設けられた開閉可能なエンジンカバー15Cと、作動油タンク12とキャブ7との間に位置してコントロールバルブ装置13および旋回装置14を上側から覆う足場カバー15Dとを含んで構成されている。
足場カバー15Dには、手摺り23の回転軸部23Aとの干渉を避けるための切欠き15D1が形成されている。足場カバー15Dは、コントロールバルブ装置13や旋回装置14のメンテナンスを行うときに、取外される。これにより、メンテナンスを行う作業者は、上部旋回体4の上側から上部旋回体4の中央付近の搭載機器(例えば、コントロールバルブ装置13、旋回装置14等の油圧機器)にアクセス(接近)することができる。
次に、本実施の形態の手摺り装置21について詳細に説明する。
手摺り装置21は、上部旋回体4に設けられている。本実施の形態の手摺り装置21は、手摺り23の高さ調整が可能(上,下方向の高さを変更可能)で、かつ、この手摺り23を回転式にすることにより、容易に高さ規制を回避でき、さらに、車体中央に設置されている旋回装置14等の搭載機器(油圧機器)をメンテナンスするときに作業者が手摺り23を把持できるように構成している。
ここで、前述の従来技術は、上部旋回体の後側に設けられている手摺りの高さを変更可能とすることにより、車両から手摺りを分離せずに車両を輸送できるように構成している(前述の特許文献1参照)。しかし、従来技術は、油圧ショベルのキャブ側面に設置された手摺りとして、高さ調整が可能で、かつ、回転式としたものではない。このため、従来技術の手摺りでは、本実施の形態の手摺り23のような、輸送時の高さ規制を満たすための手間を低減でき、かつ、車体中央付近に配置された機器をメンテナンスするときに把持することができるものではない。
換言すれば、従来技術の手摺りは、高さ調整は可能であるが、回転式でないため、手摺りの方向を変えることができない。また、従来技術は、車体中央に配置されている旋回装置等の油圧機器(搭載機器)の周りに手摺りがなく、この油圧機器をメンテナンスするために作業場(旋回フレーム)に降りるときに手摺りを把持することができない。しかも、従来技術の手摺りは、足元2本で上部旋回体上に固定されているため、方向転換も不可能であり、例えば油圧ショベルのキャブ側面の後位置に設置することは困難である。
これに対して、本実施の形態の手摺り装置21は、図6ないし図9に示すように、上,下方向と回転方向とに異なる位置で手摺り23の位置決めを行うことが可能となっている。このために、手摺り装置21は、支持筒22と、手摺り23と、位置決め機構24とを備えている。
支持筒22は、キャブ7の側面(右側面部7E)の後位置に設けられている。即ち、図4および図5に示すように、支持筒22は、キャブ7を構成するキャブフレーム8の右後部ピラー8Gに、例えば溶接手段等を用いて強固に固定されている。支持筒22は、手摺り23をキャブ7に対して支持するものである。この場合、支持筒22は、上,下方向に延びる筒状に形成されている。そして、支持筒22には、手摺り23の回転軸部23Aが、上,下方向と回転方向の移動を可能に挿入されている。
手摺り23は、支持筒22に対して、上,下方向に伸長、縮小可能に、かつ、上,下方向の軸線O−Oを中心に回転可能に支持されている。手摺り23は、回転軸部23Aと、取手部23Bとを有している。回転軸部23Aは、キャブ7の右側面部7Eの後側に位置して上部旋回体4上に設けられている。回転軸部23Aは、上,下方向に延びている。また、回転軸部23Aは、上,下方向の回転軸回り(即ち、軸線O−O回り)に回転可能となっている。
取手部23Bは、回転軸部23Aに設けられている。取手部23Bは、回転軸部23Aから横方向(水平方向)に延びている。即ち、取手部23Bは、回転軸部23Aから回転軸部23Aの軸線O−O(図4,5)と交差する方向に延びている。より具体的には、取手部23Bは、回転軸部23Aの上端側から回転軸部23Aの軸線O−Oと交差する方向に延びている。これにより、手摺り23は、回転軸部23Aと取手部23Bとにより全体としてL字状に形成されている。そして、取手部23Bの先端部は、取手部23Bを把持しているときの抜け止め(滑り止め)となる拡径部(フランジ部)となっている。
取手部23Bは、図6に示す第1の位置と、図7に示す第2の位置と、図8に示す第3の位置とに位置決め可能となっている。これに加えて、取手部23Bは、図9に示す第4の位置にも位置決め可能となっている。例えば、図6に示すように、油圧ショベル1のメンテナンスを行う作業者は、キャブ7の後側でメンテナンスを行うときに、取手部23Bを、第1の位置に位置決めすることができる。この第1の位置では、取手部23Bは、キャブ7の上端よりも上側に配置され、キャブ7の後位置で上部旋回体4の左,右方向に延びている。
この場合、手摺り23(取手部23B)の高さ位置は、キャブ7の高さ位置よりも高さ寸法H1だけ高くなっている。高さ寸法H1は、例えば、作業者が取手部23Bを把持するときに作業者の指がキャブ7の天面部7Fと干渉しない位置で、かつ、作業者がキャブ7の後方で作業を行うときに把持し易い位置となるように設定することができる。
そして、取手部23Bは、第1の位置のときに、キャブ7の幅寸法W内となる長さ寸法Lを有している。即ち、図6に示すように、手摺り23(取手部23B)の長さ寸法Lは、キャブ7の幅寸法W以内となっている。これにより、取手部23Bを第1の位置に位置決めした状態で、取手部23Bの先端側(フランジ部側)は、キャブ7よりも上部旋回体4の左,右方向の外側に突出しない。また、作業者は、手摺り23(取手部23B)を伝ってキャブ7のドア(図示せず)の付近まで移動する(近付く)ことができる。
また、例えば、図7に示すように、メンテナンス作業者は、車体中央付近に設置されている旋回装置14等の油圧機器(搭載機器)のメンテナンスを行うときに、取手部23Bを、第2の位置に位置決めすることができる。この第2の位置では、取手部23Bは、キャブ7の上端よりも下側に配置され、キャブ7の側面位置で上部旋回体4の前,後方向の前側に向けて延びている。この場合、手摺り23(取手部23B)の高さ位置は、キャブ7の高さ位置よりも高さ寸法H2だけ低くなっている。高さ寸法H2は、例えば、作業者が旋回装置14等をメンテナンスするために作業場(旋回フレーム6上)に降りて作業を行うときに把持し易い位置となるように設定することができる。
そして、取手部23Bは、第2の位置のときに、旋回装置14が配置された位置まで延びる長さ寸法Lを有している。即ち、図3に示すように、手摺り23(取手部23B)の長さ寸法Lは、回転軸部23Aから旋回装置14の中心までの離間距離(前,後方向の長さ寸法)L1以上となっている。これにより、取手部23Bを第2の位置に位置決めした状態で、作業者は、取手部23Bを把持しつつ旋回フレーム6上に降りて作業を行うことができる。この結果、車体中央付近に配置された機器のメンテナンス性を向上することができる。
また、例えば、図8に示すように、油圧ショベル1を輸送トラック(トレーラ)に積載して納品先や作業現場等に輸送するとき、または、油圧ショベル1により掘削作業等の作業を行うときは、取手部23Bを、第3の位置に位置決めすることができる。この第3の位置では、取手部23Bは、キャブ7の上端よりも下側に配置され、旋回装置14の後位置で上部旋回体4の左,右方向に延びている。この場合、取手部23Bの高さ位置は、第2の位置の高さ位置と同じになっている。このような第3の位置では、取手部23Bは、油圧ショベル1を運転するオペレータの視界を遮らない位置となっている。また、第3の位置では、取手部23Bは、輸送高さ規制を満たす位置となっている。これにより、油圧ショベル1を車両(トレーラ)に積載して輸送ときに、高さ規制を満たすための手間を低減することができる。
また、例えば、図9に示すように、メンテナンス作業者は、旋回装置14の後側でエンジン10等のメンテナンスを行うときに、取手部23Bを、第4の位置に位置決めすることができる。この第4の位置では、取手部23Bは、キャブ7の上端よりも上側に配置され、旋回装置14の後位置で上部旋回体4の左,右方向に延びている。この場合、取手部23Bの高さ位置は、第1の位置の高さ位置と同じになっている。第4の位置は、手摺り23を第1の位置から軸線O−Oを中心に180度回転させた位置に対応する。
次に、手摺り装置21の手摺り23を、第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置のそれぞれに位置決め可能とする位置決め機構24について図10を参照して説明する。
位置決め機構24は、取手部23Bを上,下方向と回転方向に異なる位置で位置決めするものである。このために、位置決め機構24は、手摺り23の回転軸部23Aおよび支持筒22に設けられている。位置決め機構24は、軸側位置決め穴25と、複数(3組)の筒側位置決め穴26A,26B,26Cと、係合部材としての位置決めピン27とによって構成されている。軸側位置決め穴25は、手摺り23の回転軸部23Aに水平方向に延びるピン挿通孔として設けられている。この場合、軸側位置決め穴25は、回転軸部23Aの下側に位置して、取手部23Bと平行に穿設されている。
筒側位置決め穴26A,26B,26Cは、それぞれ上,下方向と回転方向に異なる位置で、支持筒22に設けられている。具体的には、筒側位置決め穴26A,26B,26Cはそれぞれ支持筒22の上,下方向において、異なる2つの高さ位置に設けられている。また、筒側位置決め穴26A,26B,26Cはそれぞれ支持筒22の周方向において、異なる2つの周方向位置に設けられている。
この場合、筒側位置決め穴26Aは、支持筒22の上側に設けられている。筒側位置決め穴26Aは、支持筒22をキャブ7の右後部ピラー8Gに固定した状態で、上部旋回体4の左,右方向に延びるピン挿通孔として支持筒22に設けられている。筒側位置決め穴26Bは、支持筒22の下側に設けられている。筒側位置決め穴26Bは、筒側位置決め穴26Aと平行に設けられている。即ち、筒側位置決め穴26Bも、筒側位置決め穴26Aと同様に、上部旋回体4の左,右方向に延びるピン挿通孔として支持筒22に設けられている。
筒側位置決め穴26Cは、筒側位置決め穴26Bと同じ高さ位置に、筒側位置決め穴26Bと直交するように設けられている。従って、筒側位置決め穴26Cは、支持筒22をキャブ7の右後部ピラー8Gに固定した状態で、上部旋回体4の前,後方向に延びるピン挿通孔として支持筒22に設けられている。筒側位置決め穴26Aと筒側位置決め穴26B,26Cとの上,下方向の離間寸法は、第1の位置(図6)および第4の位置(図9)の取手部23Bの高さ位置と第2の位置(図7)および第3の位置(図8)の取手部23Bの高さ位置との差に対応する。
位置決めピン27は、軸側位置決め穴25と、複数の筒側位置決め穴26A,26B,26Cのうちのいずれかとに挿入可能である。例えば、図6に示す第1の位置では、取手部23Bをキャブ7の後側に位置させ、かつ、軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Aとを同一直線上に一致させた状態で、これら軸側位置決め穴25および筒側位置決め穴26Aに位置決めピン27を挿入する。図7に示す第2の位置では、取手部23Bをキャブ7の側面側に位置させ、かつ、軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Cとを同一直線上に一致させた状態で、これら軸側位置決め穴25および筒側位置決め穴26Cに位置決めピン27を挿入する。図8に示す第3の位置では、取手部23Bを旋回装置14の後側に位置させ、かつ、軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Bとを同一直線上に一致させた状態で、これら軸側位置決め穴25および筒側位置決め穴26Bに位置決めピン27を挿入する。図9に示す第4の位置では、取手部23Bを旋回装置14の後側に位置させ、かつ、軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Aとを同一直線上に一致させた状態で、これら軸側位置決め穴25および筒側位置決め穴26Aに位置決めピン27を挿入する。これにより、手摺り23を、第1の位置と第2の位置と第3の位置と第4の位置とに位置決めが可能となっている。
ここで、位置決めピン27は、固定機構28によって抜け止めされる。この場合、固定機構28は、例えば、位置決めピン27の先端部に穿設されたピン穴28Aと、ピン穴28Aに挿入可能な円柱状の抜け止めピン28Bと、この抜け止めピン28Bに取付けられた止め輪28Cとにより構成することができる。
本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
油圧ショベル1は、例えば、トレーラに積載して納品先または作業現場に輸送される。このとき、手摺り23は、図8に示す第3の位置に位置決めされる。これにより、輸送時の高さ規制を満たすことができる。また、作業現場でも、手摺り23は、図8に示す第3の位置に位置決めされた状態で、油圧ショベル1による掘削作業等が行われる。
例えば、作業現場では、キャブ7に搭乗したオペレータがエンジン10を起動させると、エンジン10によって油圧ポンプ11が駆動される。油圧ポンプ11から吐出した圧油は、キャブ7内に設けられた走行用レバー・ペダル操作装置、作業用レバー操作装置のレバー操作、ペダル操作に応じて、走行用油圧モータ、旋回用油圧モータ、ブームシリンダ5D、アームシリンダ5E、バケットシリンダ5F等に向けて吐出する。これにより、油圧ショベル1は、下部走行体2による走行動作、上部旋回体4の旋回動作、フロント装置5による掘削作業等を行うことができる。このとき、手摺り23は、図8に示す第3の位置に位置決めされているため、手摺り23(の取手部23B)によってオペレータの視界が遮られることを抑制できる。
このような第3の位置では、手摺り23の取手部23Bを旋回装置14の後側に位置させ、かつ、手摺り23の軸側位置決め穴25と下側の筒側位置決め穴26Bとの挿入位置が合うように回転軸部23Aの高さ位置を調整する。そして、位置決めピン27を軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Bとの双方に挿通し、さらに、抜け止めピン28Bをピン穴28Aに挿入し、止め輪28Cによって抜け止めピン28Bを固定する。これにより、手摺り23は第3の位置に位置決めされる(図8参照)。
次に、油圧ショベル1のメンテナンスを行うときは、手摺り23の位置を、図8に示す第3の位置から図6に示す第1の位置、図7に示す第2の位置、または、図9に示す第4の位置に変更する。例えば、キャブ7の後側でメンテナンスを行うときは、手摺り23を図6に示す第1の位置に位置させる。この場合は、手摺り23の取手部23Bをキャブ7の後側に位置させ、かつ、手摺り23の軸側位置決め穴25と上側の筒側位置決め穴26Aとの挿入位置が合うように回転軸部23Aの高さ位置を調整する。そして、位置決めピン27を軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Aとの双方に挿通し、さらに、抜け止めピン28Bをピン穴28Aに挿入し、止め輪28Cによって抜け止めピン28Bを固定する。これにより、手摺り23は第1の位置に位置決めされる(図6参照)。この場合、作業者は、キャブ7の後側でメンテナンスを行うときに、第1の位置の手摺り23(の取手部23B)を把持することができ、メンテナンス性を向上することができる。
また、例えば、車体中央部、即ち、旋回装置14付近のメンテナンスを行うときは、手摺り23を図7に示す第2の位置に位置させる。この場合は、手摺り23の取手部23Bをキャブ7と旋回装置14との間に位置させ、かつ、手摺り23の軸側位置決め穴25と下側の筒側位置決め穴26Cとの位置が合うように回転軸部23Aの高さ位置を調整する。そして、位置決めピン27を軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Cとの双方に挿通し、さらに、抜け止めピン28Bをピン穴28Aに挿入し、止め輪28Cによって抜け止めピン28Bを固定する。これにより、手摺り23は第2の位置に配置される(図7参照)。この場合、作業者は、旋回装置14付近で作業を行うときに、第2の位置の手摺り23(の取手部23B)を把持することができ、メンテナンス性を向上させることができる。なお、図7に示すように、旋回装置14付近のメンテナンス作業を行うときは、足場カバー15Dを取外した状態で行うことができる。
さらに、例えば、旋回装置14の後側でエンジン10、排気ガス後処理装置等のメンテナンスを行うときは、手摺り23を図9に示す第4の位置に位置させる。この場合は、手摺り23の取手部23Bを旋回装置14の後側に位置させ、かつ、手摺り23の軸側位置決め穴25と上側の筒側位置決め穴26Aとの挿入位置が合うように回転軸部23Aの高さ位置を調整する。換言すれば、取手部23Bを第1の位置から180度水平方向に回転させ、取手部23Bの方向を調整する。そして、位置決めピン27を軸側位置決め穴25と筒側位置決め穴26Aとの双方に挿通し、さらに、抜け止めピン28Bをピン穴28Aに挿入し、止め輪28Cによって抜け止めピン28Bを固定する。これにより、手摺り23は第4の位置に位置決めされる(図9参照)。この場合、作業者は、エンジン10、排気ガス後処理装置等のメンテナンスを行うときに、第4の位置の手摺り23(の取手部23B)を把持することができ、メンテナンス性を向上することができる。
以上のように、実施の形態によれば、手摺り23の取手部23Bは、第1の位置(図6)と、第2の位置(図7)と、第3の位置(図8)とに位置決め可能となっている。このため、キャブ7の後側でメンテナンスを行うときは、手摺り23を第1の位置に位置決めすることができる。一方、この第1の位置で、手摺り23の取手部23Bの高さ位置が、油圧ショベル1の輸送時の高さ規制を満たさない場合には、手摺り23を第3の位置に位置決めすることができる。即ち、油圧ショベル1を輸送するときは、手摺り23を第3の位置に位置決めすることにより、高さ規定を満たすことができる。さらに、旋回装置14等の車体中央部(より具体的には、キャブ7の内側側面である右側面部7E側)に搭載された機器をメンテナンスするときは、手摺り23を第2の位置に位置決めすることができる。これにより、高さ規制を満たすための手間を低減することと車体中央付近に配置された機器のメンテナンス性を向上することとを両立できる。
実施の形態によれば、取手部23Bは、第1の位置のときにキャブ7の幅寸法W内となる長さ寸法Lを有している。このため、キャブ7の後側でメンテナンスを行う作業者は、手摺り23の取手部23Bを伝ってキャブ7のドア(図示せず)の付近まで移動する(近付く)ことができる。また、取手部23Bを第1の位置に位置決めした状態で、取手部23Bの先端側(フランジ部側)がキャブ7(上部旋回体4)よりも外側(車体外側)に突出することを防止できる。
実施の形態によれば、取手部23Bは、第2の位置のときに旋回装置14が配置された位置まで延びる長さ寸法Lを有している。このため、取手部23Bを第2の位置に位置決めした状態で、作業者は、取手部23Bを把持しつつ旋回フレーム6上に降りて作業を行うことができる。この結果、車体中央付近に配置された機器のメンテナンス性を向上させることができる。
実施の形態によれば、キャブ7の側面の後位置に支持筒22が設けられており、支持筒22と手摺り23の回転軸部23Aには、位置決め機構24が設けられている。このため、位置決め機構24により、手摺り23を第1の位置、第2の位置、第3の位置(必要に応じて第4の位置)で位置決めすることができる。
実施の形態によれば、位置決め機構24は、軸側位置決め穴25と、筒側位置決め穴26A,26B,26Cと、位置決めピン27とによって構成されている。このため、位置決めピン27を位置決め機構24の軸側位置決め穴25と、筒側位置決め穴26A,26B,26Cのうちのいずれかに挿入することにより、手摺り23を、第1の位置と第2の位置と第3の位置(と必要に応じて第4の位置)とに容易に位置決めすることができる。
このように、実施の形態によれば、手摺り23の高さ位置を切換えると共に、手摺り23を回転式とすることが可能となる。これにより、作業者の作業目的に応じて、手摺り23を第1の位置、第2の位置、第3の位置または第4の位置に位置決め可能となり、車体上での作業時等における本来の用途である手摺りとして機能する作動状態と、輸送時等における収納状態とに手動で切換えが可能となる。これにより、高さ規制を満たすための手間を省くことができ、かつ、車体上のメンテナンス性を向上できる。
なお、実施の形態では、手摺り23の取手部23Bを回転軸部23Aの上端から横方向に延びる構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、取手部は、回転軸部の上端よりも下側、例えば、上,下方向の上端寄りないし中央から横方向に延びるように回転軸部に設けてもよい。
実施の形態では、支持筒22をキャブ7の右側面部7Eの後側に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、支持筒をキャブの後面またはキャブの角部に設けてもよい。また、支持筒22をキャブ7に設けた場合を例に挙げて説明したが、例えば、支持筒をキャブ側面の後側に位置して上部旋回体の旋回フレームに設けてもよい。
実施の形態では、キャブ7を上部旋回体4の左前側に配置すると共に、キャブ7の右側面の後側に支持筒22および手摺り23を含む手摺り装置21を設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、油圧クレーン等のようにキャブを上部旋回体の右前側に配置すると共に、キャブの左側面の後側に支持筒および手摺りを含む手摺り装置を設ける構成としてもよい。
実施の形態では、コントロールバルブ装置13および旋回装置14を上方から覆う足場カバー15Dを、手摺り23の位置がいずれの位置でも取外しできる構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、手摺りの位置が第2の位置のときに足場カバーを取外すことができ、それ以外のときは取外すことができないように足場カバーをロックするロック機構を設けてもよい。
実施の形態では、位置決め機構24の係合部材を1本の位置決めピン27により構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、複数の係合部材(位置決めピン)を用いる構成としてもよい。この場合は、係合部材(位置決めピン)の数に応じて軸側位置決め穴および筒側位置決め穴の数も増やすことができる。また、係合部材として位置決めピン27を用いた場合を例に挙げて説明したが、例えば、ボルト、ナット等の他の形式の係合部材を用いてもよい。
実施の形態では、手摺り23の高さを2段階に調整可能な構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、手摺りの高さを3段階以上に調整可能な構成としてもよい。この場合は、手摺りの高さ調整の段階数に応じて軸側位置決め穴および筒側位置決め穴の高さ位置の数を増やすことができる。また、手摺りの周方向の位置についても、同様である(増やしてもよい)。
実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、ホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等、上部旋回体と下部走行体とを備えた各種の建設機械に広く適用することできる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
7 キャブ
7E 右側面部(キャブ側面)
14 旋回装置
22 支持筒
23 手摺り
23A 回転軸部
23B 取手部
24 位置決め機構
25 軸側位置決め穴
26A 筒側位置決め穴(第1の位置、第4の位置)
26B 筒側位置決め穴(第3の位置)
26C 筒側位置決め穴(第2の位置)
27 位置決めピン(係合部材)
O−O 軸線
L 長さ寸法(取手部)
W 幅寸法(キャブ)

Claims (5)

  1. 自走可能な下部走行体と、
    前記下部走行体上に旋回可能に設けられ、前側にキャブを有する上部旋回体と、
    前記キャブよりも前記上部旋回体の左,右方向の中央側に配置され、前記下部走行体上で前記上部旋回体を旋回させる旋回装置と、
    前記上部旋回体に設けられ上,下方向の高さを変更可能に構成された手摺りと、を備えた建設機械において、
    前記手摺りは、
    前記キャブ側面の後側に位置して上,下方向の回転軸回りに回転可能となった回転軸部と、
    前記回転軸部に設けられ、前記回転軸部から前記回転軸部の軸線と交差する方向に延びた取手部と、を有し、
    前記取手部は、
    前記キャブの上端よりも上側に配置され、前記キャブの後位置で前記上部旋回体の左,右方向に延びる第1の位置と、
    前記キャブの上端よりも下側に配置され、前記キャブの側面位置で前記上部旋回体の前,後方向の前側に向けて延びる第2の位置と、
    前記キャブの上端よりも下側に配置され、前記旋回装置の後位置で前記上部旋回体の左,右方向に延びる第3の位置と、に位置決め可能となっていることを特徴とする建設機械。
  2. 前記手摺りは、
    上,下方向に延びる前記回転軸部と、
    前記回転軸部の上端側から前記回転軸部の軸線と交差する方向に延びる前記取手部と、を備え、
    前記取手部は、
    前記第1の位置のときに前記キャブの幅寸法内となる長さ寸法を有していることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記手摺りは、
    上,下方向に延びる前記回転軸部と、
    前記回転軸部の上端側から前記回転軸部の軸線と交差する方向に延びる前記取手部と、を備え、
    前記取手部は、
    前記第2の位置のときに前記旋回装置が配置された位置まで延びる長さ寸法を有していることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記キャブ側面の後位置には、上,下方向に延びる筒状に形成され、前記回転軸部が挿入される支持筒が設けられており、
    前記回転軸部および前記支持筒には、上,下方向と回転方向に異なる位置で前記取手部を位置決めすることができる位置決め機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  5. 前記位置決め機構は、
    前記回転軸部に設けられた軸側位置決め穴と、
    上,下方向と回転方向に異なる位置で前記支持筒に設けられた複数の筒側位置決め穴と、
    前記軸側位置決め穴と前記筒側位置決め穴とに挿入可能な係合部材と、によって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の建設機械。
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