JP2020019514A - フォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出口から吐出されて造形されていく泡の様子の視認性を高めたフォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器を提供する。【解決手段】ノズル22と、容器本体2に収容されている内容物を空気と混合してノズル22の吐出口25から泡状に吐出させる泡吐出機構30と、を備えたフォーマーディスペンサー3であって、ノズル22が、容器本体2の軸方向に対して側方に向けて延びるとともに、ノズル22の軸心を中心として周方向に間隔を並べて並ぶ複数の吐出口25を備えることを特徴とするフォーマーディスペンサー3及び、このフォーマーディスペンサー3と容器本体2とを有するフォーマーディスペンサー付き容器1。【選択図】図4

Description

本発明は、内容物を泡状に吐出させるフォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器に関する。
例えばハンドソープ、ボディーソープ、シャンプー等の内容物を収容する容器として、内容物を収容する容器本体に、ノズルが設けられた押下げヘッドと、押下げヘッドが押下げ操作されると容器本体に収容されている内容物を空気と混合してノズルの吐出口から泡状に吐出させる泡吐出機構(例えばポンプ機構)と、を備えたフォーマーディスペンサーを装着したフォーマーディスペンサー付き容器が知られている。
また、このようなフォーマーディスペンサー付き容器として、吐出口を下方に向けた複数のノズルを押下げヘッドに設け、これらのノズルの位置及び径を所定の設定とすることで、押下げヘッドを押し下げて泡状の内容物を吐出させたときに、ある形態を模した泡の造形物が形成されるようにして、ノズルから吐出された泡の見た目の楽しさを向上させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−149060号公報
しかし、特許文献1に記載された従来のフォーマーディスペンサー付き容器では、複数のノズルの吐出口が何れも下方(押下げヘッドの押下げ方向と同一方向)に向けられているので、吐出口から吐出されて造形されていく泡の様子がノズルによって遮られて視認し難いという問題があった。
本発明の目的は、吐出口から吐出されて造形されていく泡の様子の視認性を高めたフォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器を提供することにある。
本発明のフォーマーディスペンサーは、ノズルと、容器本体に収容されている内容物を空気と混合して前記ノズルの吐出口から泡状に吐出させる泡吐出機構と、を備えたフォーマーディスペンサーであって、前記ノズルが、前記容器本体の軸方向に対して側方に向けて延びるとともに、該ノズルの軸心を中心として周方向に間隔を並べて並ぶ複数の前記吐出口を備えることを特徴とする。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、複数の前記吐出口が、それぞれ前記ノズルの先端に該先端に開放された切欠きとして設けられているのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、複数の前記吐出口が、それぞれ前記ノズルを内外方向に貫通する貫通孔として設けられているのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記貫通孔の少なくとも前記ノズルの先端側における内面が、前記ノズルの内部側から外部側に向けて徐々に前記ノズルの先端に接近する方向に傾斜しているのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記ノズルが、前記容器本体に対して側方に向けて延びるノズル基部と、それぞれ前記ノズル基部の先端から該ノズルの軸心を中心とした径方向に分岐するとともに互いに周方向に間隔を並べて配置され、先端に前記吐出口を備えた複数の分岐ノズルとを有するのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記ノズル基部の先端に、該ノズル基部と同軸に連なるとともに前記ノズルの軸心に配置された前記吐出口を備えた中心ノズル部が設けられているのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記ノズル基部の先端に、該ノズル基部と同軸に連ねて設けられ、複数の前記分岐ノズルの前記吐出口よりも前記ノズルの軸方向に向けて突出するストッパ部が設けられているのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサーは、上記構成において、前記泡吐出機構が、前記ノズルが設けられた押下げヘッドが押下げ操作されると作動するポンプ機構であるのが好ましい。
本発明のフォーマーディスペンサー付き容器は、上記フォーマーディスペンサーと、前記フォーマーディスペンサーが装着された前記容器本体と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、吐出口から吐出されて造形されていく泡の様子の視認性を高めたフォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器の一部切欠き側面図である。 ノズルの先端部を拡大して示す斜視図である。 ノズルから内容物を吐出している様子を示す一部切欠き側面図である。 ノズルから内容物を吐出している様子を示す斜視図である。 (a)はノズルの変形例を示す斜視図であり、(b)は同図(a)におけるA−A線に沿う断面図である。 (a)はノズルのさらに別の変形例を示す斜視図であり、(b)は同図(a)に示す吐出口の形状を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器のノズルから内容物を吐出している状態の一部切欠き側面図である。 図7に示すフォーマーディスペンサー付き容器のノズルから吐出された泡状の内容物の形態を示す説明図である。 図7に示すフォーマーディスペンサー付き容器のノズルから吐出された泡状の内容物の他の形態を示す説明図である。 図7に示すノズルの変形例を示す一部切欠き側面図である。
以下、本発明のフォーマーディスペンサー及びフォーマーディスペンサー付き容器の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に例示説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、「上方」、「下方」は図1に示す姿勢における「上方」、「下方」を意味するものとする。
図1に示す本発明の第1実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器1は、容器本体2の口部2aに本発明の一実施の形態に係るフォーマーディスペンサー3を装着したものである。
容器本体2は、円筒状の口部2aの下端に有底筒状の胴部2b(図1においては上側の一部のみを示す。)が一体に設けられたボトル形状となっており、その内部には、例えば、ハンドソープ、ボディーソープ、シャンプー等の、空気と混合することで泡状化させることが可能な内容物が収容される。
容器本体2としては、例えばポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成樹脂製のブロー成形容器を用いることができるが、容器本体2の材質や形状等は種々変更可能である。
フォーマーディスペンサー3は、泡吐出具とも呼ばれるものであり、容器本体2の口部2aに装着されて容器本体2に収容されている内容物を所定量ずつ泡状にして吐出させることができる。フォーマーディスペンサー3は、装着部10、押下げヘッド20及び泡吐出機構としてのポンプ機構30を有している。
装着部10は合成樹脂材料により有頂円筒状に形成され、内周面に設けられた雌ねじ10aを口部2aの外周面に設けられた雄ねじ2cにねじ結合させることで容器本体2の口部2aに着脱自在に装着される。すなわち、フォーマーディスペンサー3は、装着部10を口部2aにねじ結合させることで容器本体2に装着される。
なお、装着部10は、容器本体2に例えば打栓等の他の手段によって装着される構成とすることもできる。
装着部10の頂壁には上方に向けて突出する円筒状の筒状部11が一体に設けられ、筒状部11の内側には、ポンプ機構30の図示しないステムが筒状部11と同軸状に配置されている。
押下げヘッド20は天面が略ドーム状となる有頂円筒状のヘッド本体21を有しており、ヘッド本体21の下端においてポンプ機構30の図示しないステムの上端に固定されている。押下げヘッド20はステムとともに上下方向(装着部10に接近、離反する方向)に移動自在となっており、使用者等によって押下げ操作されることで、図1に示す位置から下方(装着部10に接近する方向)に移動することができる。
ヘッド本体21の側部にはノズル22が一体に設けられている。本実施の形態では、押下げヘッド20のノズル22は、上壁22a、下壁22b及び一対の側壁22cを有する横断面が略矩形の角筒状に形成され、ヘッド本体21の側部から容器本体2の軸方向に対して側方に、すなわち押下げヘッド20の押下げ方向に対して垂直な方向(水平方向)に延びている。ノズル22の内部空間は、図示しないステムの内部空間に連通しており、当該ステムを介してポンプ機構30から圧送された泡状の内容物が供給される。
ヘッド本体21の下面には筒状部11と同軸の円筒状のカバー筒23が一体に設けられている。押下げヘッド20が押下げ操作されて下方に向けて移動すると、カバー筒23は筒状部11の外側を移動する。
図1、図2に示すように、ノズル22の先端(ヘッド本体21に連なる端部とは反対側の端部)は開口しており、当該開口は、ポンプ機構30から圧送されてきた内容物を外部に向けて吐出する主吐出口24となっている。
ノズル22の先端には、主吐出口24に加えて、4つの吐出口25がノズル22の軸心を中心として周方向に間隔を空けて並べて設けられている。より具体的には、ノズル22の上壁22a、下壁22b、一方の側壁22c及び他方の側壁22cに、それぞれ1つの吐出口25が設けられている。4つの吐出口25は、それぞれノズル22の先端に、当該先端に開放された半円形状の切欠きとして設けられ、主吐出口24に連なっている。
ポンプ機構30は、装着部10に支持されて筒状部11及び容器本体2の内部に配置されている。ポンプ機構30は、押下げヘッド20が押下げ操作されて図示しないステムが押下げヘッド20とともに下方に向けて移動することにより作動して、容器本体2に収容されている内容物を空気と混合して泡状とし、泡状となった内容物を、ステムを通してノズル22に圧送する。ポンプ機構30からノズル22に圧送された泡状の内容物は、主吐出口24及び複数の吐出口25から外部に吐出される。
押下げヘッド20の押下げ操作が解除されて押下げヘッド20とともにステムが押し下げられる前の初期位置に復帰すると、当該復帰動作において容器本体2に収容されている内容物がポンプ機構30の内部に取り込まれる。そして、次に押下げヘッド20が押下げ操作されたときに、ポンプ機構30に取り込まれた内容物がノズル22に向けて圧送される。
なお、ポンプ機構30としては、押下げヘッド20が押下げ操作されることで作動し、容器本体2に収容されている内容物を空気と混合してノズル22の主吐出口24及び吐出口25から泡状に吐出させることができるものであれば、種々の構成のものを用いることができる。例えば、本実施の形態では、ポンプ機構30として、それぞれステムに連通する空気用と内容物用の2つのシリンダと、それぞれのシリンダに対応した2つのピストンと、内容物用のシリンダに接続された吸引管と、内容物用のシリンダと吸引管との間に設けられた逆止弁とを備え、ステムが初期位置に復帰動作すると2つのピストンが作動して容器本体2の内部の内容物が吸引管を通して内容物用のシリンダに取り込まれるとともに空気用のシリンダに空気が取り込まれ、ステムが押下げヘッド20とともに押下げ操作されると2つのピストンが逆方向に作動して内容物用のシリンダに取り込まれている内容物と空気用シリンダに取り込まれている空気とが混合されつつノズル22に圧送される構成のものが用いられている。
上記構成を有するフォーマーディスペンサー付き容器1は、容器本体2に内容物を収容した状態とし、押下げヘッド20を押下げ操作することで、ノズル22の主吐出口24及び吐出口25から泡状の内容物を吐出させることができる。すなわち、ノズル22の主吐出口24を手のひらなどで閉塞することなく押下げヘッド20を押下げ操作することで、ノズル22の主吐出口24及び吐出口25から、泡状の内容物を所定の形状に造形させることなく吐出させることができる。
一方、図3、図4に示すように、ノズル22の先端を、例えば手のひらなどの吐出対象体40に押し当てて吐出対象体40によって主吐出口24を閉塞した状態とし、この状態で押下げヘッド20を押下げ操作することで、内容物を主に4つの吐出口25のみから吐出させることができる。これにより、ポンプ機構30から圧送されてきた泡状の内容物を、4つの吐出口25からノズル22の軸方向に直交する方向に向けて吐出対象体40の表面に沿って放射状に吐出させて、図4に示すように、ノズル22から吐出対象体40の上に吐出された泡状の内容物を、4つの花弁を有する花のような形状の立体的な造形物50に形成することができる。したがって、ノズル22から吐出された泡状の内容物の見た目の楽しさを向上させ、これにより、フォーマーディスペンサー付き容器1ないしフォーマーディスペンサー3の商品価値を高めることができる。
ここで、本実施の形態においては、ノズル22を、容器本体2の軸方向に対して側方(押下げヘッド20の側方)に向けて延びるとともに、4つの吐出口25を、ノズル22の軸心を中心として周方向に間隔を並べて設けた構成としている。これにより、押下げヘッド20を押下げ操作して吐出対象体40に泡状の内容物を所定の形状の造形物50として吐出させる際に、手のひらなどの吐出対象体40をノズル22に対して側方から押し当てることができるので、ノズル22からの吐出対象体40に向けて吐出される泡状の内容物がノズル22に遮られて視認し難くなることがない。したがって、4つの吐出口25から吐出されて所定形状の造形物50に造形されていく泡状の内容物の様子を、ノズル22によって遮られることなく良好に視認することができる。
このように、本実施の形態のフォーマーディスペンサー付き容器1によれば、ノズル22を、容器本体2の軸方向に対して側方に向けて延びるとともに、複数の吐出口25が、ノズル22の軸心を中心として周方向に間隔を並べて設けられた構成としたので、ノズル22の複数の吐出口25から吐出された泡状の内容物が所定の造形物50に造形されていく様子の視認性を高めることができる。これにより、フォーマーディスペンサー付き容器1ないしフォーマーディスペンサー3の商品価値をさらに高めることができる。
また、ノズル22の複数の吐出口25から吐出される泡状の内容物の視認性を高めることができるので、当該内容物の吐出状態を目視で確認しつつ押下げヘッド20の押下げ量を調節することができ、これにより、泡状の内容物の吐出量の調整を容易に行うことが可能となる。
さらに、複数の吐出口25を、それぞれノズル22の先端に該先端に開放された切欠きとして設けるようにした場合には、簡単な構成で、ノズル22から吐出された泡状の内容物の見た目の楽しさを向上させつつ、複数の吐出口25から吐出されて造形されていく泡状の内容物の様子の視認性を高めることができる。
さらに、泡吐出機構としてポンプ機構30を用いた場合には、泡吐出機構の構成を簡素化して、上記効果を有するフォーマーディスペンサー付き容器1のコストを低減させることができる。
図5(a)、図5(b)に示すように、ノズル22は、それぞれノズル22を内外方向に貫通する貫通孔となる複数の吐出口26が、ノズル22の軸心を中心として周方向に間隔を空けて並べて設けられた構成とすることもできる。図5には、ノズル22の上壁22a、下壁22b、一方の側壁22c及び他方の側壁22cに、それぞれ2つの吐出口26を設けた場合を示す。
当該変形例の吐出口26を備えたフォーマーディスペンサー付き容器1においても、ノズル22から吐出対象体40の上に、立体的な形状の造形物50となるように泡状の内容物を吐出させることができる。
また、それぞれの吐出口26を貫通孔としたことにより、泡状の内容物を吐出対象体40の上に吐出させる際に、ノズル22の先端が吐出対象体40の表面に密着しない状態となった場合であっても、それぞれ独立した貫通孔として構成された吐出口26から所期した量の泡状の内容物を吐出させることができる。これにより、ノズル22から吐出対象体40の上に吐出された泡状の内容物を、より精度よく、所定の形状の造形物50に形成させることができる。
また、図5(b)に示すように、当該変形例における合計8つの吐出口26は、それぞれノズル22の内部側から外部側に向けて貫通するが、その貫通孔となる吐出口26の、ノズル22の先端側における内面は、それぞれノズル22の内部側から外部側に向けて徐々にノズル22の先端に接近する方向に傾斜する傾斜面26aとなっている。
このように、それぞれの吐出口26を、上記の傾斜面26aを備えた構成としたことにより、ノズル22に圧送された泡状の内容物が、それぞれの吐出口26を通って外部に吐出されるときに、傾斜面26aによって泡状の内容物が吐出対象体40に向けて吐出されるようにして、ノズル22から吐出された泡状の内容物をより精度よく所定の形状の造形物50に形成させることができる。
なお、それぞれの吐出口26は、少なくともノズル22の先端側における内面が傾斜面26aに構成されていれば、ノズル22の後端側(ヘッド本体21の側)における内面も同様の方向に傾斜する傾斜面に構成するようにしてもよい。
図6(a)、図6(b)に示すように、ノズル22は、その先端に、当該先端に開放された略Y字形状の切欠きとして構成された4つの吐出口27が設けられた構成とすることもできる。図6には、ノズル22の上壁22a、下壁22b、一方の側壁22c及び他方の側壁22cに、それぞれ1つの略Y字形状の吐出口27を設けた場合を示す。
それぞれの吐出口27は、ノズル22の先端に開放されるとともにノズル22の軸方向に沿って真っ直ぐに延びる基部27aと、基部27aの端部からノズル22の軸方向に対して傾斜した方向に延びる分岐部27bと、基部27aの端部からノズル22の軸方向に対して分岐部27bとは反対側に傾斜した方向に延びる分岐部27cとを備えることで略Y字形状に形成されている。
このような形状の吐出口27をノズル22に設けることで、ノズル22の複数の吐出口27から吐出された泡状の内容物による造形物50をさらに立体的な形態のものとして、ノズル22から吐出された泡状の内容物の見た目の楽しさをさらに向上させることができる。
図7は、本発明の第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器100のノズル22から内容物を吐出している状態の一部切欠き側面図である。なお、図7においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図7に示す第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器100では、押下げヘッド20のヘッド本体21から延びるノズル22はノズル基部を構成しており、当該ノズル基部であるノズル22の先端には、それぞれノズル22の先端から該ノズル22の軸心を中心とした径方向に向けて分岐する複数の分岐ノズル28が設けられている。図示する場合では、ノズル22の先端に8本の分岐ノズル28が互いに周方向に等しい間隔を空けて放射状に並べて配置されている。
8つの分岐ノズル28は、それぞれノズル22との連結部分を起点として前方側に向けて曲げられており、その先端側の所定の範囲はノズル22の軸心の径方向外側に向けて延びている。それぞれの分岐ノズル28の先端には、斜め前方(図7中において左上を向く方向)に向けて開口する吐出口28aが設けられている。これらの吐出口28aは、周方向に等間隔に並べて配置されており、ノズル22に圧送された泡状の内容物は、これらの8つの吐出口28aから外部に向けて吐出される。
ノズル基部であるノズル22の先端には、ノズル22の先端に連なる中心ノズル29が一体に設けられている。中心ノズル29は、ノズル22と同軸に配置されており、その先端に設けられた吐出口29aはノズル22の軸心すなわち8つの吐出口28aの中心に配置されている。
第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器100においても、8つの分岐ノズル28の先端側部分を、例えば手のひらなどの吐出対象体40に押し当て、この状態で押下げヘッド20を押下げ操作することで、内容物をそれぞれの分岐ノズル28の吐出口28a及び中心ノズル29の吐出口29aから吐出させて、図8に示すように、吐出対象体40の上に吐出された泡状の内容物を、8つの球ないし半球状の部分が周方向に連結されるとともに中心にも球ないし半球状の部分を有する形状の造形物50に形成することができる。したがって、吐出対象体40の上に吐出された泡状の内容物の見た目の楽しさを向上させ、これにより、フォーマーディスペンサー付き容器100の商品価値を高めることができる。
また、第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器100においても、押下げヘッド20を押下げ操作して吐出対象体40に泡状の内容物を所定の形状の造形物50として吐出させる際に、手のひらなどの吐出対象体40を分岐ノズル28に対して側方から押し当てることができるので、吐出対象体40に向けて吐出される泡状の内容物が分岐ノズル28やノズル22に遮られて視認し難くなることを抑制して、複数の吐出口28aから吐出されて造形されていく泡状の内容物の様子の視認性を高めることができる。
さらに、第2実施形態に係るフォーマーディスペンサー付き容器100においては、押下げヘッド20が押下げ操作されたときにおけるポンプ機構30の内容物の吐出量、それぞれの分岐ノズル28ないし中心ノズル29の内径等の設定を適宜変更ないし調整することで、図9に示すように、吐出対象体40の上に吐出される泡状の内容物を、8つの球ないし半球状の部分が周方向に等しい間隔を空けて連結されることなく独立に配置されるとともに、中心に球ないし半球状の部分を有する形状の造形物50に形成することもできる。
ノズル基部であるノズル22の先端に複数の分岐ノズル28を設けた構成とする場合には、図10に示すように、それぞれの分岐ノズル28を、その先端側の所定の範囲がノズル22の軸心に平行な方向に延びるとともに、それぞれの吐出口28aがノズル22の軸方向に沿う前方に向けられた構成とすることもできる。この場合、ノズル基部であるノズル22の先端に、ストッパ部60を設けるのが好ましい。
ストッパ部60は、ノズル22と同軸に当該軸方向に沿って延びる柱部60aと、柱部60aの先端に一体に連ねて設けられた板状の支持片60bとを有しており、支持片60bは、複数の分岐ノズル28の吐出口28aよりもノズル22の軸方向の前方側に向けて突出している。
このようなストッパ部60を設けた構成とすることにより、それぞれの分岐ノズル28の先端を、例えば手のひらなどの吐出対象体40に押し当てようとしたとき、分岐ノズル28より先にストッパ部60の支持片60bを吐出対象体40の表面に当接させて、分岐ノズル28の先端に設けられた吐出口28aと吐出対象体40の表面との間に、所定の間隔を生じさせることができる。したがって、分岐ノズル28の吐出口28aをノズル22の軸方向に沿う前方に向けて開口させた構成としても、分岐ノズル28の先端を吐出対象体40に向けて押し当てようとしたときに、吐出対象体40の表面と各吐出口28aとの間にストッパ部60により設定された所定の間隔を生じさせることができる。
これにより、各吐出口28aから吐出される泡状の内容物が、吐出対象体40の表面と各吐出口28aとの間で立体的な形状で吐出されるようにして、各吐出口28aから吐出対象体40の上に吐出された泡状の内容物によって、所望の形状の造形物50を確実に形成させることができる。
なお、図10に示す構成においては、分岐ノズル28の先端側部分からのストッパ部60の突出量ないし突出距離を種々変更することにより、各吐出口28aから吐出される泡状の内容物により形成される造形物50の形状を種々変更することができる。また、分岐ノズル28の先端側部分からのストッパ部60の突出量ないし突出距離を、より大きく設定することにより、例えば各分岐ノズル28の吐出口28aから、泡状の内容物をジェット状に吐出させる構成にも対応させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、泡吐出機構として押下げヘッド20の押下げ操作によって手動で作動するポンプ機構30を用いているが、例えば、圧縮ガス等の加圧媒体の圧力により内容物を吐出させるエアゾール機構や、電動ポンプ機構などの、種々の構成のものを用いることもできる。また、容器本体2を、その胴部をスクイズ可能な構成とし、泡吐出機構として、容器本体2の胴部がスクイズされたときに内容物を泡状にしてノズル22から吐出させる構成のものを採用することもできる。
また、図5に示す変形例においては、ノズル22の主吐出口24を閉塞した構成とすることもできる。これにより、ノズル22に供給された泡状の内容物が効率良く各吐出口26から吐出されるようにして、ノズル22から吐出対象体40の上に吐出された泡状の内容物を、より精度よく、所定の形状の造形物50に形成させることができる。
さらに、各吐出口25、26、27、28の数や形状、分岐ノズル28の本数や形状は、上記に限らず、種々変更可能である。
また、図7においては、中心ノズル29を設けない構成とすることもできる。
1 フォーマーディスペンサー付き容器
2 容器本体
2a 口部
2b 胴部
2c 雄ネジ
3 フォーマーディスペンサー
10 装着部
10a 雌ねじ
11 筒状部
20 押下げヘッド
21 ヘッド本体
22 ノズル(ノズル基部)
22a 上壁
22b 下壁
22c 側壁
23 カバー筒
24 主吐出口
25 吐出口
26 吐出口
26a 傾斜面
27 吐出口
27a 基部
27b 分岐部
27c 分岐部
28 分岐ノズル
28a 吐出口
29 中心ノズル
29a 主吐出口
30 ポンプ機構(泡吐出機構)
40 吐出対象体
50 造形物
60 ストッパ部
60a 柱部
60b 支持片
100 フォーマーディスペンサー付き容器

Claims (9)

  1. ノズルと、容器本体に収容されている内容物を空気と混合して前記ノズルの吐出口から泡状に吐出させる泡吐出機構と、を備えたフォーマーディスペンサーであって、
    前記ノズルが、前記容器本体の軸方向に対して側方に向けて延びるとともに、該ノズルの軸心を中心として周方向に間隔を並べて並ぶ複数の前記吐出口を備えることを特徴とするフォーマーディスペンサー。
  2. 複数の前記吐出口が、それぞれ前記ノズルの先端に該先端に開放された切欠きとして設けられている、請求項1に記載のフォーマーディスペンサー。
  3. 複数の前記吐出口が、それぞれ前記ノズルを内外方向に貫通する貫通孔として設けられている、請求項1に記載のフォーマーディスペンサー。
  4. 前記貫通孔の少なくとも前記ノズルの先端側における内面が、前記ノズルの内部側から外部側に向けて徐々に前記ノズルの先端に接近する方向に傾斜している、請求項3に記載のフォーマーディスペンサー。
  5. 前記ノズルが、
    前記容器本体の軸方向に対して側方に向けて延びるノズル基部と、
    それぞれ前記ノズル基部の先端から該ノズルの軸心を中心とした径方向に分岐するとともに互いに周方向に間隔を並べて配置され、先端に前記吐出口を備えた複数の分岐ノズルとを有する、請求項1に記載のフォーマーディスペンサー。
  6. 前記ノズル基部の先端に、該ノズル基部と同軸に連なるとともに前記ノズルの軸心に配置された前記吐出口を備えた中心ノズル部が設けられている、請求項5に記載のフォーマーディスペンサー。
  7. 前記ノズル基部の先端に、該ノズル基部と同軸に連ねて設けられ、複数の前記分岐ノズルの前記吐出口よりも前記ノズルの軸方向に向けて突出するストッパ部が設けられている、請求項5に記載のフォーマーディスペンサー。
  8. 前記泡吐出機構が、前記ノズルが設けられた押下げヘッドが押下げ操作されると作動するポンプ機構である、請求項1〜7の何れか1項に記載のフォーマーディスペンサー。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載された前記フォーマーディスペンサーと、
    前記フォーマーディスペンサーが装着された前記容器本体と、を有することを特徴とするフォーマーディスペンサー付き容器。
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