JP2013132336A - 吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手を良くすること。
【解決手段】吐出器10では、一対のノズル部材15A、15Bのうち、第1ノズル部材15Aの内部は、連結部材16に形成され上方に向けて開口する第1開口部28Aを通してステム11内に連通するとともに、第2ノズル部材15Bの内部は、連結部材16に形成された第2開口部28Bを通してステム11内に連通し、第1ノズル部材15Aは、その本体部14Aが第1開口部28Aの開口軸Oに対して水平方向にずらされた状態で、連結部材16に開口軸O回りに回転自在に装着され、第2ノズル部材15Bは、その本体部14Bが開口軸Oに対して水平方向にずらされた状態で、連結部材16に固着されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、吐出器に関する。
従来から、点鼻剤などの内容物を鼻孔内に吐出する吐出容器として、使用時の手間や衛生面などを考慮し、鼻孔内に挿入するノズル部材が一対備えられた構成が知られている。
この種の吐出容器としては、例えば下記特許文献1に示されるような、一対のノズル部材を有する噴霧アダプタが、内容物が収容されるシリンジに装着された構成や、一対のノズル部材を有する吐出器が、内容物が収容される有底筒状の容器本体に装着された構成などが知られている。
特許第3371222号公報
しかしながら、鼻孔間の距離には使用者ごとのばらつきがあるものの、前記従来の吐出容器では、一対のノズル部材間の距離を変更できないため、使用者によっては、一対のノズル部材を鼻孔内に挿入させ難いことがあり、使い勝手を良くすることについて改善の余地があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使い勝手を良くすることができる吐出器を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る吐出器は、内容物が収容される有底筒状の容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステムを有する吐出器本体と、上下方向に延在するとともに上端にノズル孔が形成された本体部を有し、内部が前記ステム内に連通する一対のノズル部材と、これらのノズル部材と前記ステムとを連結する連結部材と、を備える吐出器であって、前記一対のノズル部材のうち、第1ノズル部材の内部は、前記連結部材に形成され上方に向けて開口する第1開口部を通して前記ステム内に連通するとともに、第2ノズル部材の内部は、前記連結部材に形成された第2開口部を通して前記ステム内に連通し、前記第1ノズル部材は、前記本体部が前記第1開口部の開口軸に対して水平方向にずらされた状態で、前記連結部材に前記開口軸回りに回転自在に装着され、前記第2ノズル部材は、前記本体部が前記開口軸に対して水平方向にずらされた状態で、前記連結部材に固着されていることを特徴とする。
この発明によれば、第1ノズル部材が、その本体部が前記開口軸に対して水平方向にずらされた状態で、連結部材に前記開口軸回りに回転自在に装着されるとともに、第2ノズル部材が、その本体部が前記開口軸に対して水平方向にずらされた状態で、連結部材に固着されているので、第1ノズル部材を前記開口軸回りに回転させることで、第1ノズル部材の本体部と、第2ノズル部材の本体部と、を接近、離間させて、両ノズル部材における本体部同士間の距離を変更することができる。これにより、例えば当該吐出器の使用者の鼻孔間の距離などに応じて本体部同士間の距離を調整することが可能になり、使い勝手を良くすることができる。
また、前記連結部材は、上下方向に延在するとともに下端部が前記ステムに装着され、上端開口部が前記第1開口部とされた基筒部と、該基筒部から水平方向に突出し、側面開口部が前記第2開口部とされた側筒部と、を備え、前記基筒部内において前記側筒部との分岐部分よりも上側に位置する部分、および前記第1ノズル部材内のうちの少なくとも一方には、内容物の流通を妨げる抵抗部が配設されていてもよい。
この場合、ステムから基筒部内に流入し、基筒部内における側筒部との分岐部分に到達した内容物は、その後、基筒部内をそのまま上方に向けて流通すると、第1ノズル部材のノズル孔から吐出されることとなり、側筒部内を水平方向に向けて流通すると、第2ノズル部材のノズル孔から吐出されることとなる。
ここで基筒部が、上下方向に延在するとともに下端部がステムに装着される一方、側筒部が、基筒部から水平方向に突出していることから、前記分岐部分に到達した内容物は、基筒部内を流れ易くなっていて側筒部内に流れ難くなっている。しかしながら、基筒部内において側筒部との分岐部分よりも上側に位置する部分、および第1ノズル部材内のうちの少なくとも一方に、前記抵抗部が配設されているので、前記分岐部分から第1ノズル部材のノズル孔に向かう内容物の流通抵抗が高められて内容物の流通が妨げられることとなる。これにより、第1ノズル部材のノズル孔から吐出される内容物の吐出量を調整し、第1ノズル部材および第2ノズル部材の各ノズル孔から吐出される内容物それぞれの吐出量を同等にし易くすることができる。
また、前記一対のノズル部材それぞれの前記本体部は、前記開口軸に対して水平方向に同等の距離、離間していてもよい。
この場合、一対のノズル部材それぞれの本体部が、前記開口軸に対して水平方向に同等の距離、離間しているので、これらの両本体部が、前記開口軸回りに沿う同一の仮想円上に位置することとなり、第1ノズル部材を前記開口軸回りに回転させることで、両ノズル部材における本体部同士を前記仮想円に沿って接近、離間させることができる。これにより、これらの本体部同士間の距離を精度よく変更し易くすることができる。
本発明に係る吐出器によれば、使い勝手を良くすることができる。
本発明の一実施形態に係る吐出器を備える吐出容器の正面図である。 図1に示す吐出容器の上面図である。 図1に示す吐出容器の部分縦断面図である。 図1に示す吐出容器の作用を説明する上面図である。 図1に示す吐出容器の作用を説明する上面図である。 図1に示す吐出容器の変形例に係る要部の拡大縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る吐出器を備える吐出容器を説明する。
図1から図3に示すように、吐出容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、該容器本体2内の内容物を吐出する吐出器10と、を備えている。この吐出容器1は、例えば内容物としての点鼻剤を鼻孔内に吐出する点鼻容器などとして用いられる。
図3に示すように、吐出器10は、容器本体2の口部4に上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステム11を有する吐出器本体12と、上下方向に延在するとともに上端にノズル孔13が形成された本体部14A、14Bを有し、内部がステム11内に連通する一対のノズル部材15A、15Bと、これらのノズル部材15A、15Bとステム11とを連結する連結部材16と、を備えている。そしてこの吐出器10は、ステム11を押し下げて吐出器本体12を作動させることにより、容器本体2内の内容物を一対のノズル部材15A、15Bの各ノズル孔13から吐出させる。
ここで容器本体2、ステム11の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った容器本体2の底部3側を下側といい、その反対側を上側といい、軸線Oに直交する直交面に沿う方向を水平方向という。
吐出器本体12は、いわゆるポンプ機構となっており、本実施形態では、上下方向に延在するとともに容器本体2内に収容され、内部にステム11の図示しない下端部が上下動自在に配設されたシリンダ17と、ステム11の下端部に設けられるとともにシリンダ17の内部に上下摺動自在に配設された図示しないピストン部材と、ステム11とシリンダ17との間に介装されるとともにステム11を上方付勢する図示しない付勢部材と、を備えている。シリンダ17は、容器本体2の口部4内に挿通されるとともに前記軸線Oと同軸に配置されている。
吐出器本体12は、前記軸線Oと同軸に配置された装着キャップ18を介して容器本体2の口部4に装着されている。装着キャップ18は、上端部同士が連結された二重筒状に形成されシリンダ17の上端部を挟持する挟持筒部19と、挟持筒部19に立設された内ガイド筒部23と、容器本体2の口部4に螺着されるねじ筒部20と、ねじ筒部20の上端部と挟持筒部19の下端部とを連結し前記口部4の上端縁上に配置される連結環部21と、連結環部21に立設された外ガイド筒部22と、を備えている。内ガイド筒部23の上端は、外ガイド筒部22の上端よりも上方に位置している。
連結部材16は、上下方向に延在するとともに下端部がステム11に装着された基筒部24と、該基筒部24から水平方向に突出する側筒部25と、を備えている。
基筒部24は、上下方向に沿って前記軸線Oに平行に延在し、図示の例では、前記軸線Oと同軸に配置されており、基筒部24の下端部は、ステム11の上端部に外嵌されている。また側筒部25は、基筒部24において下端部と上端部との間の中間部の外周面から水平方向に突設されており、側筒部25内は基筒部24内に連通している。側筒部25の内径は、基筒部24の内径よりも小さくなっている。
なお図示の例では、基筒部24の下端部は、基筒部24よりも大径の内被ガイド筒部26により水平方向の外側から囲繞されている。内被ガイド筒部26の上端部は、基筒部24に連結されるとともに、内被ガイド筒部26の下端部は、基筒部24の下端部と上下方向の位置が同等とされており、これらの両下端部間には、内ガイド筒部23の上端部が配置されている。
また、内被ガイド筒部26の下端部は、内被ガイド筒部26よりも大径の外被ガイド筒部27により水平方向の外側から囲繞されている。外被ガイド筒部27の上端部は、内被ガイド筒部26に連結されるとともに、外被ガイド筒部27の下端部は、内被ガイド筒部26の下端部よりも下方に位置して外ガイド筒部22の上端部に内装されている。
一対のノズル部材15A、15Bのうち、第1ノズル部材15Aの内部は、連結部材16に形成され上方に向けて開口する第1開口部28Aを通してステム11内に連通するとともに、第2ノズル部材15Bの内部は、連結部材16に形成された第2開口部28Bを通してステム11内に連通している。本実施形態では、第1開口部28Aは、連結部材16の基筒部24の上端開口部とされ、第2開口部28Bは、連結部材16の側筒部25の側面開口部となっている。第1開口部28Aは、前記軸線Oと同軸に配置されており、第1開口部28Aの開口軸は、前記軸線O上に位置している。また第2開口部28Bは、第1開口部28Aよりも下方に位置して水平方向に向けて開口している。
そして本実施形態では、第1ノズル部材15Aは、その本体部14A(以下、第1本体部という)が前記軸線Oに対して水平方向にずらされた状態で、連結部材16に前記軸線O回りに回転自在に装着されている。
第1本体部14Aは、上下方向に沿って延在する有頂筒状に形成されており、前記第1開口部28Aよりも上側に位置している。
第1本体部14A内には、有頂筒状の内装部材29が配設されている。内装部材29の下端は、第1本体部14Aの下端よりも上側に位置している。内装部材29の上端部の外面と、第1本体部14Aの上端部における内面と、の間には、ノズル孔13に連通する連通隙間30が設けられるとともに、内装部材29において上端部に下側から連なる部分は、第1本体部14A内に液密に嵌合されている。そして内装部材29の上端部には、内装部材29内と連通隙間30とを連通する貫通孔31が、内装部材29の周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第1本体部14Aは、第1開口部28Aから水平方向に向けて延在する第1装着部32Aを介して連結部材16に装着されている。本実施形態では、第1装着部32Aは、連結部材16に装着される基端側分割体33と、第1本体部14Aが装着される先端側分割体34と、に分割されてなる。
基端側分割体33は、連結部材16の基筒部24の前記上端部に装着される有頂筒状の基端縦筒部35と、基端縦筒部35から水平方向に沿って突設された基端横筒部36と、を備えており、これらの基端縦筒部35と基端横筒部36とは、一体成形されるとともに内部が互いに連通している。
基端縦筒部35は、前記軸線Oと同軸に配置されるとともに、基端縦筒部35の内面には後述する円環平板状の抵抗部40が設けられており、この抵抗部40の下面から第1開口部28A内に嵌合されるシール筒部37が延設されている。
そして、基端縦筒部35において前記抵抗部40よりも下側に位置する下部は、連結部材16の基筒部24の上端部に外装されている。基端縦筒部35の下部の内周面には、前記軸線O回りに沿って延在する周溝状の被係合部44aが形成されており、この被係合部44a内には、基筒部24の上端部に前記軸線O回りに沿って延設された環状突条の係合部44bが嵌合されている。これらの係合部44bおよび被係合部44aは、互いに係合することにより、基端縦筒部35が基筒部24に対して前記軸線O回りに回転するのを許容しつつ、基端縦筒部35が基筒部24から上方に離脱するのを規制している。
基端縦筒部35の頂面には、前記軸線Oと同軸に配置され下方に向けて窪む凹部35aが形成されている。凹部35aの底面は凹球面状とされ、縦断面視において下方に向けて突となる曲線状をなしている。
先端側分割体34は、上下方向に延在するとともに前記軸線Oに対して水平方向にずらされて配置され、第1本体部14Aにおいて前記内装部材29よりも下側に位置する下端部が装着される有底筒状の先端縦筒部38と、先端縦筒部38から水平方向に沿って前記軸線O側に向けて突設され、基端側分割体33の基端横筒部36の側端部に装着された先端横筒部39と、を備えている。これらの先端縦筒部38と先端横筒部39とは、一体成形されるとともに内部が互いに連通している。
先端縦筒部38の上部の外径は、先端縦筒部38において上部よりも下側に位置する下部の外径よりも小さくなっており、この上部には、第1本体部14Aの下端部が外嵌されている。また先端横筒部39は、先端縦筒部38の前記下部から水平方向に沿って突設され、基端横筒部36に外嵌され基端横筒部36と同軸に配置されている。
ここで第1ノズル部材15A内には、内容物の流通を妨げる抵抗部40が配設されている。本実施形態では、抵抗部40は、第1ノズル部材15Aのうちの第1装着部32Aにおける基端縦筒部35内に配置されている。また抵抗部40は、ステム11から第1ノズル部材15Aのノズル孔13に向かう第1流路45Aのうち、抵抗部40に対して当該第1流路45Aの流路方向に沿ったステム11側から連なる部分よりも、内容物の流路面積を小さくすることにより内容物の流通を妨げている。抵抗部40は、基端縦筒部35内に前記軸線Oと同軸に配置された環状に形成されており、抵抗部40の外周縁は、基端縦筒部35の内周面に連結されるとともに、抵抗部40の内径は、シール筒部37の内径よりも小さくなっている。
さらに本実施形態では、第2ノズル部材15Bは、その本体部14B(以下、第2本体部という)が前記軸線Oに対して水平方向にずらされた状態で連結部材16に固着されており、前記軸線O回りの回転が規制されて前記軸線O回りに回転不能となっている。
第2本体部14Bは、第1本体部14Aと同形同大に形成され、第2本体部14B内にも前記内装部材29が配設されている。また第2本体部14Bは、上下方向に沿って延在するとともに、第2本体部14Bと第1本体部14Aとは、上下方向に沿った位置が同等となっている。さらに図2に示すように、一対のノズル部材15A、15Bそれぞれの本体部14A、14Bは、前記軸線Oに対して水平方向に同等の距離、離間し、これらの両本体部14A、14Bは、前記軸線O回りに沿う同一の仮想円上に位置している。
図3に示すように、第2本体部14Bは、第2開口部28Bから上方に向けて延在する第2装着部32Bを介して連結部材16に装着されている。
第2装着部32Bは、前記軸線Oに対して水平方向にずらされた有底筒状の縦筒部41と、該縦筒部41の下端部から水平方向に沿って前記軸線O側に向けて突設され連結部材16の側筒部25に装着された横筒部42と、を備えている。これらの縦筒部41と横筒部42とは、一体成形されるとともに内部が互いに連通している。
縦筒部41の上端部の外径は、この縦筒部41において上端部よりも下側に位置する部分の外径よりも小さくなっており、この上端部には、第2本体部14Bの下端部が外嵌されている。また横筒部42は、連結部材16の側筒部25に外嵌されている。
なお図示の例では、ステム11から第2ノズル部材15Bのノズル孔13に向かう第2流路45Bのうち、第2開口部28Bに当該第2流路45Bの流路方向に沿ったノズル孔13側から連なる拡径部分46における内容物の流路面積は、第2開口部28Bにおける流路面積よりも大きくなっている。この拡径部分46は、第2装着部32Bの横筒部42内から縦筒部41内に向けて水平方向に延在している。
以上のように構成された吐出容器1の使用に際しては、まず図4および図5に示すように、第1ノズル部材15Aを前記軸線O回りに回転させる。これにより、第1本体部14Aを、前記軸線O回りに前記仮想円に沿って移動させ、第1本体部14Aと第2本体部14Bとを接近、離間させることで、例えば当該吐出容器1の使用者の鼻孔間の距離などに応じて本体部14A、14B同士間の距離を調整する。
そして例えば、第1本体部14Aおよび第2本体部14Bを鼻孔内に挿入しつつ、図3に示すような第1装着部32Aにおける基端縦筒部35の凹部35aの底面と、容器本体2の底部3と、を上下方向に挟み込む等し、第1装着部32Aおよび連結部材16を介して吐出器本体12のステム11を押し下げる。このとき、内被ガイド筒部26が内ガイド筒部23により案内され、かつ外被ガイド筒部27が外ガイド筒部22により案内されることで、ステム11が円滑に押し下げられることとなる。
ステム11の押し下げにより吐出器本体12が作動すると、容器本体2内の内容物は、ステム11から基筒部24内に流入し、基筒部24内における側筒部25との分岐部分43に到達する。その後、基筒部24内をそのまま上方に向けて流通した内容物は、シール筒部37内、抵抗部40内を流通し、第1ノズル部材15A内で、第1装着部32A内、内装部材29内、貫通孔31および連通隙間30を流通した後、第1ノズル部材15Aのノズル孔13から吐出される。一方、前記分岐部分43から側筒部25内を水平方向に向けて流通した内容物は、第2ノズル部材15B内で、第2装着部32B内、内装部材29内、貫通孔31および連通隙間30を流通した後、第2ノズル部材15Bのノズル孔13から吐出される。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出器10によれば、第1本体部14Aが、前記軸線Oに対して水平方向にずらされた状態で、第1ノズル部材15Aが、連結部材16に前記軸線O回りに回転自在に装着されるとともに、第2本体部14Bが、前記軸線Oに対して水平方向にずらされた状態で、第2ノズル部材15Bが、連結部材16に固着されているので、第1ノズル部材15Aを前記軸線O回りに回転させることで、第1本体部14Aと、第2本体部14Bと、を接近、離間させて、両ノズル部材15A、15Bにおける本体部14A、14B同士間の距離を変更することができる。これにより、例えば当該吐出器10の使用者の鼻孔間の距離などに応じて本体部14A、14B同士間の距離を調整することが可能になり、使い勝手を良くすることができる。
また基筒部24が、上下方向に延在するとともに下端部がステム11に装着される一方、側筒部25が、基筒部24から水平方向に突出していることから、前記分岐部分43に到達した内容物は、基筒部24内を流れ易くなっていて側筒部25内に流れ難くなっている。しかしながら、第1ノズル部材15A内に、前記抵抗部40が配設されているので、前記分岐部分43から第1ノズル部材15Aのノズル孔13に向かう内容物の流通抵抗が高められて内容物の流通が妨げられることとなる。これにより、第1ノズル部材15Aのノズル孔13から吐出される内容物の吐出量を調整し、第1ノズル部材15Aおよび第2ノズル部材15Bの各ノズル孔13から吐出される内容物それぞれの吐出量を同等にし易くすることができる。
また、一対のノズル部材15A、15Bそれぞれの本体部14A、14Bが、前記軸線Oに対して水平方向に同等の距離、離間しているので、これらの両本体部14A、14Bが、前記仮想円上に位置することとなり、第1ノズル部材15Aを前記軸線O回りに回転させることで、両ノズル部材15A、15Bにおける本体部14A、14B同士を前記仮想円に沿って接近、離間させることができる。これにより、これらの本体部14A、14B同士間の距離を精度よく変更し易くすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、外ガイド筒部22、内ガイド筒部23、内被ガイド筒部26、外被ガイド筒部27はなくてもよい。
また前記実施形態では、抵抗部40は、第1ノズル部材15A内に配設されているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、基筒部24の上端部内(基筒部内において側筒部との分岐部分よりも上側に位置する部分)に配設されていてもよく、また、基筒部24の上端部内および第1ノズル部材15A内の両方に配設されていてもよい。つまり、抵抗部は、基筒部内において側筒部との分岐部分よりも上側に位置する部分、および第1ノズル部材内のうちの少なくとも一方に配設されていてもよい。
さらに抵抗部40は、前記実施形態に示したものに限られず、例えば図6に示すような構成を採用してもよい。図6に示す吐出器50では、抵抗部51は、基筒部24の上端部内に配設されており、基筒部24内において前記分岐部分43から上方へ向かう内容物により弾性変形させられることでこの内容物の流路面積を増大させるように構成されている。図示の例では、基筒部24の上端部の内径は、基筒部24の他の部分の内径よりも大きくなっており、この上端部内には、抵抗部51を弾性変形可能に支持する支持筒部52が嵌合されている。そして抵抗部51は、水平方向に延在する本体板部53と、この本体板部53の外周縁と支持筒部52の内周面とを連結する連結片54と、を備えており、基筒部24において前記分岐部分43から上方へ向かう内容物により、連結片54を起点として上方に向けて弾性変形させられる。
さらにまた、抵抗部40、51はなくてもよい。
また前記実施形態では、一対のノズル部材15A、15Bそれぞれの本体部14A、14Bは、前記軸線Oに対して水平方向に同等の距離、離間しているものとしたが、これに限られるものではなく、本体部14A、14Bが、前記軸線Oから水平方向に、互いに異なる距離ずつ離間していてもよい。
また前記実施形態では、被係合部44aが周溝状に形成され、係合部44bが環状突条に形成されるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば被係合部が環状突条に形成され、係合部が周溝状に形成されてもよい。さらに例えば、ノズル部材側の被係合部、および連結部材側の係合部の両方が環状突条に形成され、被係合部が係合部に、係合部の下方から係合するように構成されていてもよい。
さらに前記実施形態では、一対のノズル部材15A、15Bそれぞれの本体部14A、14Bは、上下方向に沿って前記軸線Oに平行に延在しているものとしたが、上下方向に延在しつつ前記軸線Oに対して傾斜していてもよい。
また前記実施形態では、第1開口部28Aの開口軸が前記軸線O上に位置しているものとしたが、第1開口部28Aの開口軸が前記軸線O上に位置していなくてもよく、例えば、第1開口部28Aの開口軸が、ステム11の中心軸線に対して水平方向にずれていたり傾いていたりしてもよい。なお前記実施形態では、第1開口部28Aの開口軸が前記軸線O上に位置しているため、前記軸線Oに対して、第1本体部14Aおよび第2本体部14Bを水平方向にずらすとともに、前記軸線O回りに、第1ノズル部材15Aを連結部材16に回転自在に装着させる等したが、第1開口部の開口軸が前記軸線上に位置していない場合、第1開口部の前記開口軸に対して、第1本体部および第2本体部を水平方向にずらすとともに、この開口軸回りに、第1ノズル部材を連結部材に回転自在に装着させる等した構成に変更することが可能である。
さらに前記実施形態では、吐出器本体12として、いわゆるポンプ機構を採用したが、これに代えて、例えばエアゾール機構などの他の構造を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
2 容器本体
4 口部
10、50 吐出器
11 ステム
12 吐出器本体
13 ノズル孔
14A、14B 本体部
15A、15B ノズル部材
16 連結部材
24 基筒部
25 側筒部
28A 第1開口部
28B 第2開口部
40、51 抵抗部
O 軸線(開口軸)

Claims (3)

  1. 内容物が収容される有底筒状の容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動自在に配設されるステムを有する吐出器本体と、
    上下方向に延在するとともに上端にノズル孔が形成された本体部を有し、内部が前記ステム内に連通する一対のノズル部材と、
    これらのノズル部材と前記ステムとを連結する連結部材と、を備える吐出器であって、
    前記一対のノズル部材のうち、第1ノズル部材の内部は、前記連結部材に形成され上方に向けて開口する第1開口部を通して前記ステム内に連通するとともに、第2ノズル部材の内部は、前記連結部材に形成された第2開口部を通して前記ステム内に連通し、
    前記第1ノズル部材は、前記本体部が前記第1開口部の開口軸に対して水平方向にずらされた状態で、前記連結部材に前記開口軸回りに回転自在に装着され、
    前記第2ノズル部材は、前記本体部が前記開口軸に対して水平方向にずらされた状態で、前記連結部材に固着されていることを特徴とする吐出器。
  2. 請求項1記載の吐出器であって、
    前記連結部材は、上下方向に延在するとともに下端部が前記ステムに装着され、上端開口部が前記第1開口部とされた基筒部と、該基筒部から水平方向に突出し、側面開口部が前記第2開口部とされた側筒部と、を備え、
    前記基筒部内において前記側筒部との分岐部分よりも上側に位置する部分、および前記第1ノズル部材内のうちの少なくとも一方には、内容物の流通を妨げる抵抗部が配設されていることを特徴とする吐出器。
  3. 請求項1または2に記載の吐出器であって、
    前記一対のノズル部材それぞれの前記本体部は、前記開口軸に対して水平方向に同等の距離、離間していることを特徴とする吐出器。
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