JP2020017589A - リジッドフレックス多層配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】平坦性に優れたリジッドフレックス多層配線板を提供する。【解決手段】基端部1Bと、これとは反対側の先端部1Eを有し、屈曲性を備えた絶縁性基材11と、それの一方主面の所定領域に形成された導電層12A,12Bとを有するフレキシブル配線板10と、基端部側10Bの基端領域10BRにおいて、フレキシブル配線板10の第1主面に積層された第1プリプレグ層14Aと、これに積層される第1導電端子層15Aと、基端部1B側の基端領域10BRにおいて、フレキシブル配線板10の第2主面11Bに積層された第2プリプレグ層14Bと、これに積層される第2導電端子層15Bを備え、先端部1E側の先端領域10ERにおいて、導電層12Aに積層されたカバーレイ13Aを備え、カバーレイ13Aの基端部1B側の端部13AFの位置は、第1導電端子層15A又は第2導電端子層15Bの先端部1E側の端部15AFの位置よりも先端部1E側とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、リジッドフレックス多層配線板に関する。
リジッド部とフレキシブル部との境界部分を有するリジッドフレックス多層配線板において、屈曲耐性を向上させる観点から、リジッド層とフレキシブル配線板との境界部分において、リジッド層の端部の位置をフレキシブル配線板の表裏でシフトさせたリジッドフレックス回路板が知られている(特許文献1)。
特開2010−40934号公報
リジッドフレックス多層配線板におけるリジッド部の厚さとフレキシブル部の厚さとには差があるため、熱圧着などの工程を経た製品における外層側の端子導電層に傾斜が生じ、その平坦性が確保できないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、リジッドフレックス多層配線板において、リジッド部とフレキシブル部との境界部分の平坦性を向上させたリジッドフレックス多層配線板を提供することである。
[1]本発明は、一方端である基端部と、前記基端部とは反対側の先端部とを有し、屈曲性を備えた絶縁性基材と、前記絶縁性基材のいずれか一方の主面の所定領域に形成された導電層とを備えるフレキシブル配線板と、基端部側の基端領域において、前記フレキシブル配線板の第1主面に積層された第1プリプレグ層と、前記第1プリプレグ層に積層される第1導電端子層と、前記基端部側の基端領域において、前記フレキシブル配線板の第2主面に積層された第2プリプレグ層と、前記第2プリプレグ層に積層される第2導電端子層と、を備え、先端部側の先端領域において、前記導電層を覆うカバーレイと、を備え、前記基端部側の前記カバーレイの端部の位置は、前記第1導電端子層又は前記第2導電端子層の先端部側の端部の位置よりも前記先端部側であるリジッドフレックス多層配線板を提供することにより、上記課題を解決する。
[2]上記発明において、前記第1プリプレグ層又は前記第2プリプレグ層と前記カバーレイとが前記積層の方向に沿う第1接触面を有する接触部を備えるように構成できる。
[3]上記発明において、前記第1プリプレグ層又は前記第2プリプレグ層と前記カバーレイとが前記カバーレイの主面に沿う第2接触面を有する接触部を備えるように構成できる。
[4]上記発明において、前記第1プリプレグ層又は前記第2プリプレグ層と前記カバーレイとの間に形成された隙間部を備えるように構成することができる。
[5]上記発明において、前記フレキシブル配線板は、前記絶縁性基材の一方の主面に形成された第1導電層と、前記絶縁性基材の他方の主面に形成された第2導電層と、を備え、前記先端部側の先端領域において、前記第1導電層を覆う第1カバーレイと、前記第2導電層を覆う第2カバーレイとをさらに備え、前記第1カバーレイの前記基端部側の第1カバーレイの端部の位置は、前記第1導電端子層の第1端子層の端部の位置よりも前記先端部側であり、前記第2カバーレイの前記基端部側の第2カバーレイの端部の位置は、前記第2導電端子層の前記先端部側の端部の位置よりも前記先端部側となるように構成することができる。
本発明によれば、リジッド配線板とフレキシブル配線板との境界部分の平坦性を向上させたリジッドフレックス多層配線板を提供できる。
本発明に係る実施形態のリジッドフレックス多層配線板の断面構成図を示す第1図である。 本発明に係る実施形態のリジッドフレックス多層配線板の断面構成図を示す第2図である。 本発明に係る実施形態のリジッドフレックス多層配線板の断面構成図を示す第3図である。 本発明に係る実施形態のリジッドフレックス多層配線板の断面構成図を示す第4図である。 本発明に係る実施形態のリジッドフレックス多層配線板の断面構成図を示す第5図である。 比較例に係るリジッドフレックス多層配線板の断面構成図を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1の構成を説明する。
図1は、本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1の構成の一例を説明するための断面図である。リジッドフレックス多層配線板1は、柔軟性のあるフレキシブル配線板10と、電子部品などが実装されるリジッド配線板14とを有する。一又は複数のリジッド配線板とフレキシブル配線板は、積層されてリジッドフレックス多層配線板1を構成する。リジッドフレックス多層配線板1は、フレキシブル配線板10の一部が表裏からリジッド配線板14に挟まれた構成を有する。図1には、内層中央に1層のフレキシブル配線板10と、その表裏に各1層のリジッド配線板14を備えるリジッドフレックス多層配線板1を例示するが、フレキシブル配線板10の層数(枚数)及びリジッド配線板14の層数(枚数)は特に限定されない。
本例のリジッドフレックス多層配線板1は、図中X方向に所定長さを有する配線板である。図1は、リジッドフレックス多層配線板1の図中XZ面方向に沿う一部分の断面を示す。リジッドフレックス多層配線板1は、図中−X側に基端部1Bを有し、図中+X側に先端部1Eを有する。本例の先端部1E側は、フレキシブル配線板10が設けられており、屈曲性に優れる。フレキシブル配線板10とリジッド配線板14の接続態様は特に限定されない。図示はしないが、このフレキシブル配線板10の先端部1E側において、別のリジッド配線板14が設けられてもよい。
本例のリジッドフレックス多層配線板1においては、フレキシブル配線板10が厚さZ方向に沿う略中央に配置される。フレキシブル配線板10は、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の少なくともいずれか一方の主面の所定領域に形成された導電層を備える。図1に示すフレキシブル配線板10は、絶縁性基材11の一方主面のみに導電層12Aが形成されている。図2に示すフレキシブル配線板10のように、絶縁性基材11の両主面に第1導電層12A及び第2導電層12Bを形成してもよい。
絶縁性基材11は、図中X方向に延在する。絶縁性基材11の端部のうち図中−X側を基端部側10Bと定義し、反対側の他方の端部である+X側を先端部側10Eと定義する。絶縁性基材11を含むリジッドフレックス多層配線板1についても同様に、その端部のうち−X側を基端部側10Bと定義し、反対側の他方の端部である+X側を先端部側10Eと定義する。また、絶縁性基材11の基端部側10Bの領域を基端領域10BRとして定義し、絶縁性基材11の先端部側10Eの領域を先端領域10ERと定義する。
基端部側10Bの基端領域10BRにおいて、フレキシブル配線板10の第1主面12ASには第1プリプレグ層14Aが積層され、他方の面となる第2主面12BSには第2プリプレグ層14Bが積層される。基端領域10BRにおいて、フレキシブル配線板10は、第1プリプレグ層14Aと第2プリプレグ層14Bとに挟まれる。
第1プリプレグ層14Aの第1主面14ASには、第1導電端子層15Aが積層され、第2プリプレグ層14Bの第2主面14BSには、第2導電端子層15Bが積層される。第1プリプレグ層14Aと第1導電端子層15A、第2プリプレグ層14Bと第2導電端子層15Bは、それぞれリジッド配線板14を構成する。第1導電端子層15Aの表面(最外側面)には第1レジスト層16Aが形成され、第2導電端子層15Bの表面(最外側面)には第2レジスト層16Bが形成される。
なお、図示はしないが、第1導電端子層15A、第2導電端子層15Bは、内層側の第1導電層12A、第2導電層12Bと層間接続層(スルービア、ブラインドビア、インナービアなど)により電気的に接続することができる。また、第1導電端子層15A、第2導電端子層15Bの表面には、電子部品を実装することが可能である(不図示)。実装される電子部品を安定させるために、リジッド配線板14が存在する基端領域10BRに属する第1導電端子層15A、第2導電端子層15Bの領域に電子部品を実装することが好ましい。
図1に示すように、先端部側10Eの先端領域10ERにおいて、第1導電層12Aを覆う第1カバーレイ13Aが設けられる。第1カバーレイ13Aは、接着層13A1と、フィルム層13A2とを有する。
図1では、第1導電層12Aを覆う第1カバーレイ13Aを備える例を示すが、図2に示すように、フレキシブル配線板10の他方の主面側に設けられた第2導電層12Bを覆う第2カバーレイ13Bを設けてもよい。第2カバーレイ13Bも接着層13B1と、フィルム層13B2とを有する。ちなみに、図2に示すリジッドフレックス多層配線板1は、第1カバーレイ13Aが第1導電層12A及び第2導電層12Bの両方に設けられている点を除き、図1に示すリジッドフレックス多層配線板1と共通する。
図1及び図2に示すように、第1カバーレイ13Aの基端部側10Bの端部13AFの位置13AXは、第1導電端子層15Aの先端部側10Eの端部15AFの位置15AXよりも先端部側10Eである。位置13AXと位置15AXは、基端部1Bと先端部1Eとを結ぶ方向(図中X軸に沿う方向)に沿って比較される。位置13AXの図中X軸に沿う位置は、位置15AXの図中X軸に沿う位置よりも先端部側10E(図中+X側)である。
図2に示すように、第2カバーレイ13Bの基端部側10Bの端部13BFの位置13BXは、第2導電端子層15Bの先端部側10Eの端部15BFの位置15BXよりも先端部側10Eである。位置13BXと位置15BXは、基端部1Bと先端部1Eとを結ぶ方向に沿って比較される。図2に示すように、位置13BXは、位置15BXよりも先端部側10E(図中+X側)である。
図1及び図2に示すように、第1カバーレイ13Aの端部13AFと第1プリプレグ層14Aの端部14AFとの接触部Rは、積層の方向の成分(図中Z軸方向の成分)を含む面に沿う接触面(第1接触面)を有する。接触部Rの接触面は端部13AFと端部14AFの接面を含む。説明の便宜のために、接触面を符号13AF,14AFで説明することもある。図2に示すように、第2カバーレイ13Bの端部13BFと第2プリプレグ層14Bの端部14BFとの接触部Rは、積層の方向(図中Z方向)に沿う接触面(第1接触面)を有する。接触部Rは、端部13BFと端部14BFの接面を含む。接触部Rにおいて、接触面(端部13AF、端部14AFの接面)の少なくとも一部が積層の方向の成分(図中Z軸方向の成分)を含む面であればよい。図1及び図2に示すように、基端部1Bから先端部1Eへ至る方向を軸(図中X軸)とした場合に、第1プリプレグ層14Aの先端部側10Eの端部14AFの位置14AXは、第1導電端子層15Aの先端部側10Eの端部15AFの位置15AXよりも先端部側10Eである。同様に、基端部1Bから先端部1Eへ至る方向を軸(図中X軸)とした場合に、第2プリプレグ層14Bの先端部側10Eの端部14BFの位置14BXは、第2導電端子層15Bの先端部側10Eの端部15BFの位置15BXよりも先端部側10Eである。第1プリプレグ層14A、及び第2プリプレグ層14Bは、いずれも熱変形をするので、図1及び図2に示す構成概要図のように直線的に接触する可能性は低い。接触部Rにおいて、第1カバーレイ13Aと第1プリプレグ層14A、又は第2カバーレイ13Bと第2プリプレグ層14BとがZY面又はZX面に沿って対向する接触面を形成すればよい。つまり、接触面は高さ方向(積層方向)の成分を有する面である。
第1カバーレイ13Aと第1プリプレグ層14Aとは、接触部Rにおいて両者が重なる(積層される)ように構成してもよい。
図3に示すように、接触部Rにおいて、第1カバーレイ13Aの主面(最上面:図中+Z方向側の面)上に、第1プリプレグ層14Aが重なる(積層される)ように構成してもよい。同図に示すように、接触部Rにおいて、第1カバーレイ13Aの端部13ASと第1プリプレグ層14Aの端部14ASとが接触して接触面を構成する。第1カバーレイ13Aの主面の上に第1プリプレグ層14Aが重なる(接する)接触面(符号13AS,14ASで示す)が形成される。第1カバーレイ13Aの端部13ASと第1プリプレグ層14Aの端部14ASとの接触部Rは、第1カバーレイ13Aの主面(図中XY面)に沿う接触面(端部13ASの接面、端部14ASの接面)を有する。第1カバーレイ13Aの主面(図中XY面)に沿う接触面を第2接触面と称することもある。
図3に示すように、接触部Rは、第1カバーレイ13Aの端部13AFと第1プリプレグ層14Aの端部14AFとの積層の方向の成分(図中Z軸方向の成分)を含む面に沿う接触面(第1接触面)を有する。接触部Rの接触面は端部13AFと端部14AFの接面を含む。図示はしないが、第2カバーレイ13Bと第2プリプレグ層14Bとの接触部Rにおいて、第2カバーレイ13Bの主面(最下面:図中−Z方向側の面)上に、第2プリプレグ層14Bが重なるように構成してもよい。本実施形態において「重なる」とは、第1カバーレイ13Aと第1プリプレグ層14Aの接触面(端部13AS、端部14ASの接面、第2接触面)が、少なくとも第1カバーレイ13Aの主面(図中XY面)に沿う面を含む状態である。
図4に示すように、第1カバーレイ13Aと第1プリプレグ層14Aとの接触部Rにおいて、第1プリプレグ層14Aの主面(上面側の主面:図中+Z方向側の面)上に、第1カバーレイ13Aが重なるように構成してもよい。同図に示すように、第1プリプレグ層14Aの端部14AFが第1カバーレイ13Aの下に入り込んで、重なり部分を形成する。同図に示すように、第1カバーレイ13Aの端部13AFと第1プリプレグ層14Aの端部14AFとの接触部Rは、積層の方向(図中+Z方向)に対して−X側に傾く傾斜面(y=−axに沿う傾きを有する面,係数aは限定されない。)又は曲面を含む接触面(端部13AF、端部14AFの接面)を有する。図示はしないが、第2カバーレイ13Bと第2プリプレグ層14Bとの接触部Rにおいて、第2プリプレグ層14Bの上に(図中−Z方向)、第2カバーレイ13Bが重なるように構成してもよい。
図3及び図4に示す、第1カバーレイ13Aと第1プリプレグ層14Aとが接触部Rで重なる態様においても、第1カバーレイ13Aの基端部側10Bの第1カバーレイ13Aの端部13AFの位置13AX1及び位置13AX2は、第1導電端子層15Aの先端部側10Eの端部15AFの位置15AXよりも先端部側10Eである。図示はしないが、第2カバーレイ13Bと第2プリプレグ層14Bとが接触部Rにおいて重なる構成をした場合も同様である。第2カバーレイ13Bの基端部側10Bの端部13BFの位置13BX1及び位置13BX2は、第2導電端子層15Bの先端部側10Eの端部15BFの位置15BXよりも先端部側10Eである。
このように、プリプレグ層とカバーレイとがそれらの一部において重なることにより、内層回路を形成する第1導電層12A,第2導電層12Bの露出を防止することができる。内層回路となる第1導電層12A,第2導電層12Bが露出すると、露出部分を絶縁材料で覆う工程を設ける必要があるが、本実施形態では、第1導電層12A,第2導電層12Bの露出が抑制されるので、そのような工程が不要になる。
また、プリプレグ層とカバーレイとに重なる部分が存在しない場合には、リジッドフレックス多層配線板1を屈曲させた場合に内層の第1導電層12A,第2導電層12Bに力が加わり、断線などの不良を引き起こすことがあるが、本実施形態では、プリプレグ層とカバーレイとの一部に両者が重なる部分を設けることにより、内層の第1導電層12A,第2導電層12Bにかかる力を低減できるので、第1導電層12A,第2導電層12Bの破損を抑制し、断線不良の発生を防止できる。
図5に示すように、第1カバーレイ13Aと第1プリプレグ層14Aとの間に隙間部Qを形成してもよい。同様に、第2カバーレイ13Bと第2プリプレグ層14Bとの間に隙間部Qを形成してもよい。この隙間部Qは積層工程の後に、樹脂材料により充填してもよい。
図6に比較例を示す。比較例のリジッドフレックス多層配線板1000は、柔軟性のあるフレキシブル配線板10と、電子部品などが実装されるリジッド配線板140とを有する。フレキシブル配線板10の一部の表裏がリジッド配線板140に挟まれた構成を有する。フレキシブル配線板10は、絶縁性基材110、第1導電層120A、及び第2導電層120Bと、を備える。一方主面側のリジッド配線板140は、第1プリプレグ層140Aと第1導電端子層150Aとを備える。他方主面側のリジッド配線板140は、第2プリプレグ層140Bと第2導電端子層150Bとを備える。第1導電端子層150Aの表面(最外側面)には第1レジスト層160Aが形成され、第2導電端子層150Bの表面(最外側面)には第2レジスト層160Bが形成される。
比較例においては、フレキシブル配線板100と第1プリプレグ層140Aとの間の一部分に第1カバーレイ130Aが形成され、フレキシブル配線板100と第2プリプレグ層140Bとの間の一部分に第2カバーレイ130Bが形成されている。第1カバーレイ130Aは、第1プリプレグ層140Aの内部に入り込み、第2カバーレイ130Bは、第2プリプレグ層140Bの内部に入り込んでいる。なお、第1カバーレイ130Aは、接着層130A1とフィルム層130A2を含み、第2カバーレイ130Bは、接着層130B1とフィルム層130B2を含む。
第1カバーレイ130Aの端部130AFと第1プリプレグ層140Aの端部140AFとの接触部R´は、積層の方向(図中Z方向)に沿う接触面(端部130AF、端部140AFの接面)を有する。第2カバーレイ130Bの端部130BFと第2プリプレグ層140Bの端部140BFとの接触部R´は、積層の方向(図中Z方向)に沿う接触面(端部130BF、端部140BFの接面)を有する。
第1カバーレイ130Aの基端部側100Bの端部130AFの位置130AXは、第1導電端子層150Aの先端部側100Eの端部150AFの位置150AXよりも基端部側100Bである。つまり、位置130AXの図中X軸に沿う位置は、位置150AXの図中X軸に沿う位置よりも基端部側100B(図中−X側)であり、本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1とは異なる(反対である)。第2カバーレイ130Bの基端部側100Bの端部130BFの位置130BXは、第2導電端子層150Bの先端部側100Eの端部150BFの位置150BXよりも基端部側100Bである。つまり、位置130BXは、位置150BXよりも基端部側100B(図中−X側)であり、本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1とは異なる(反対である)。
リジッドフレックス多層配線板1000の一般的な製造工程において、図示した積層構造体は熱圧着工程を経る。図6に示す積層構造体を構成するプリプレグ層140A、140B、絶縁性基材110は、熱圧着工程において熱変形する。これら基材の熱変形の影響により、基端領域110BRと先端領域110ERとの境界部分(リジッド配線板14とフレキシブル配線板10との境界部分)近傍は特に変形する。この熱変形により、第1導電端子層150A及び第2導電端子層150Bは傾く。
熱圧着工程を経たリジッドフレックス多層配線板1000を観察すると、基端領域110BRと先端領域110ERとの境界部分の近傍において変形し、第1導電端子層150A及び第2導電端子層150Bが傾斜する。この変形に伴い、基端領域110BRと先端領域110ERとの境界部分の近傍において、第1導電端子層150A及び第2導電端子層150Bの平坦性は保たれていない。第1導電端子層150A及び第2導電端子層150Bの表面(実装面)は平坦ではない。
第1導電端子層150A及び第2導電端子層150Bの平坦性が損なわれると、実装される電子部品が浮いてしまい、導電端子層150A,150Bとの接点が確保できずに、電子部品の接触不良を招くことがある。接触不良を避けるために、導電端子層150A,150Bが傾いている部分に電子部品を実装しないということになると、配線板に使用できないエリアができてしまうので、電子機器の小型化の要請に反する。
また、比較例のように、第1プリプレグ層140Aの内部に第1カバーレイ130Aを入り込ませ、第2プリプレグ層140Bの内部に第2カバーレイ130Bを入り込ませると、その境界部分において、基端領域110BRにおけるフレキシブル配線板100からレジスト層160Aまでの厚さ(高さ)と、先端領域110ERにおけるフレキシブル配線板100からレジスト層160Aまでの厚さ(高さ)が異なる。つまり、境界部分における平坦性が損なわれる。基端領域110BRのフレキシブル配線板100からレジスト層160Aまでの厚さは、接触部R´近傍から先端領域110ERに向かうにつれて急激に厚くなり、先端領域110ERにおけるフレキシブル配線板100からレジスト層160Aまでの厚さ(高さ)は、基端領域110BRにおけるフレキシブル配線板100からレジスト層160Aまでの厚さ(高さ)よりも厚く(高く)なる。フレキシブル配線板100からレジスト層160Aまでの厚さ(高さ)が厚く(高く)なると、外側の導電端子層150A,150Bと、内側の導電層120(120A、120B)とを接続させる層間接続層の長さ(図中Z方向の距離)が長くなり、層間接続層のアスペクト比が高くなる。アスペクト比の高い層間接続層は、クラック発生などによる障害が生じる可能性が高いため、製品の信頼性確保の観点から好ましくない。また、層間接続層の長さ(図中Z方向の距離)が長い場合において、径の小さい(小径の)層間接続層を作製することは技術的に難しい作業となる。プリプレグ層140(140A,140B)を厚くする場合には、材料コストにおいても不利となる。また、プリプレグ層140(140A,140B)を厚くすると、リジッド配線板14の厚さも厚くなり、電子機器の薄型化の要請にも反する。
一方、比較例とは異なり、図1〜図5に示す本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1は、(1)第1カバーレイ13Aの基端部側10Bの端部13AFの位置13AXが、第1導電端子層15Aの先端部側10Eの端部15AFの位置15AXよりも先端部側10Eであること、及び/又は(2)第2カバーレイ13Bの基端部側10Bの端部13BFの位置13BXは、第2導電端子層15Bの先端部側10Eの端部15BFの位置15BXよりも先端部側10Eであること、を特徴とする。
上述した、第1カバーレイ13Aの基端部側10Bの端部13AFと第1導電端子層15Aの先端部側10Eの端部15AFとの位置関係、及び/又は第2カバーレイ13Bの基端部側10Bの端部13BFと第2導電端子層15Bの先端部側10Eの端部15BFとの位置関係の下に、リジッドフレックス多層配線板1を作製することにより、第1導電端子層15Aの平坦性を維持することができる。
リジッドフレックス多層配線板1の製造工程において、図1〜5に示す積層構造体は熱圧着工程を経る。積層構造体を構成するプリプレグ層14A、14B、絶縁性基材11は、熱圧着工程において熱変形が起きるものの、上記構造の本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1においては、基端領域10BRと先端領域10ERの境界部分の近傍における熱変形を抑制できる。
熱圧着工を経たリジッドフレックス多層配線板1を観察すると、基端領域10BRと先端領域10ERとの境界部分の近傍において、第1導電端子層15A及び第2導電端子層15Bの傾斜はほとんど見られない。基端領域10BRと先端領域10ERとの境界部分の近傍において、第1導電端子層15A及び第2導電端子層15Bの平坦性は保たれている。言い換えると、第1導電端子層15A及び第2導電端子層15Bの表面(電子部品の実装面)は水平であり、フレキシブル配線板10とは面平行の状態を維持する。
第1導電端子層15A及び第2導電端子層15Bの平坦性が損なわれないので、電子部品が実装される場合でも、その端子(足)が浮いてしまうということが無い。第1導電端子層15A,第2導電端子層15Bとの接点が確実に確保できるので、電子部品の接触不良の発生を抑制できる。第1導電端子層15A及び第2導電端子層15Bの全面(第1導電端子部15AF/第2導電端子部15BFの端部まで)の領域にランド・回路を形成できるので、配線密度を向上させることができ、ひいては電子機器の小型化に貢献する。
本実施形態では、第1プリプレグ層14Aの内部に第1カバーレイ130Aを入り込ませる構成、及び第2プリプレグ層14Bの内部に第2カバーレイ13Bを入り込ませる構成を採用しないので、リジッドフレックス多層配線板1の厚さが厚くなることを抑制できる。外側の導電端子層15A,15Bと、内側のフレキシブル配線板10の導電層12(12A、12B)を接続させる層間接続層の長さ(図中Z方向の距離)も長くする必要が無いので、層間接続層のアスペクト比が高くなることも抑制できる。アスペクト比の高い層間接続層は、クラック発生などによる障害が生じる可能性が高いため、製品の信頼性確保の観点から好ましくないが、本実施形態ではこのような不都合の発生を回避できる。層間接続層の長さ(図中Z方向の距離)が長いと、小径の層間接続層を作製する技術的難易度が高くなるが、このような不都合も回避できる。当然であるが、プリプレグ層14A,14Bを厚くする必要が無いので、材料についてのコストアップも抑制でき、電子機器の薄型化の要請にも貢献できる。
本実施形態のリジッドフレックス多層配線板1を構成する各部材の材料について説明する。
フレキシブル配線板10の絶縁性基材11は、可撓性を有する絶縁性フィルムである。絶縁性基材11の材料として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)、液晶ポリマー(LCP)、又はポリエーテルイミド樹脂(PEI)等を用いることができる。特に限定されないが、絶縁性基材11の厚さは10[μm]以上120[μm]以下とすることができる。好ましくは、15[μm]以上75[μm]以下とすることができる。本実施形態においては、25[μm]のポリイミド樹脂製の絶縁性基材11を用いる。
第1導電層12Aと第2導電層12Bは、銅、銅合金を含む金属箔である。第1導電層12Aと第2導電層12Bは、圧延金属箔、めっき金属箔、蒸着金属箔により形成してもよい。絶縁性基材11と第1導電層12A、第2導電層12Bとの間に接着材層を形成してもよい。
リジッド配線板14のプリプレグ層14A,14Bは、プリプレグを用いて作製する。プリプレグは、繊維状補強材料に含浸させて、加熱及び/又は乾燥させて半硬化させた強化プラスチック成形材料である。繊維状補強材料は、無機繊維基材、有機繊維基材を含む。無機繊維基材は、ガラス繊布、ガラス不繊布等のガラス繊維基材、あるいはガラス以外の無機化合物を成分とする繊布又は不繊布等の基材を含む。有機繊維基材は、芳香族ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂等の基材を含む。本実施形態で用いるプリプレグは、硬化剤、接着剤などの添加物を混合したエポキシなどの熱硬化性樹脂をガラスクロス、炭素繊維その他の繊維状補強材料に含浸させて、加熱及び/又は乾燥させて半硬化させた強化プラスチック成形材料である。プリプレグは、絶縁性に優れるため、内層の配線板の絶縁性を確保できる。
第1導電端子層15A、第2導電端子層15Bは、銅、銅合金、銀、金を含む金属箔である。第1導電端子層15A、第2導電端子層15Bは、圧延金属箔、めっき金属箔、蒸着金属箔により形成できる。
第1カバーレイ13A、第2カバーレイ13Bのフィルム層13A2、13B2の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)やポリエーテルイミド樹脂(PEI)等の絶縁性基材11と同じ材料で構成することが好ましい。第1カバーレイ13A、第2カバーレイ13Bは、液状タイプのものでもよいし、フィルム状/シート状のものであってもよい。本例では、フィルム状のものを用いる。特に限定されないが、第1カバーレイ13A、第2カバーレイ13Bの厚さは7.5[μm]以上60[μm]以下とすることができる。好ましくは、10[μm]以上25[μm]以下とすることができる。本実施形態においては、12.5[μm]のポリイミド樹脂製のシートを用いる。
第1カバーレイ13A、第2カバーレイ13Bの接着層13A1、13B1を形成する接着剤は、アクリル系樹脂や、スチレンゴム、ポリフェニレンエーテル等を用いることができる。接着剤は、特に限定されず、ポリアミド系の熱溶融型接着剤、ポリウレタン系熱溶融型接着剤、ポリエステル系熱溶融型接着剤、オレフィン系熱溶融型接着剤を用いることができる。特に限定されないが、接着層13の厚さは3[μm]以上30[μm]以下とすることができる。好ましくは、5[μm]以上25[μm]以下とすることができる。本実施形態においては、接着層13の厚さを20[μm]とする。
次に、リジッドフレックス多層配線板1の製造方法について説明する。
まず、内層を形成するフレキシブル配線板10を準備する。図1に示す態様のリジッドフレックス多層配線板1を作製する場合には、絶縁性基材11の片面のみに導電層12Aが形成されたものを準備する。図2に示す態様のリジッドフレックス多層配線板1を作製する場合には、
絶縁性基材11の両面に第1導電層12A及び第2導電層12Bが貼り付けられた両面金属張積層板を準備する。準備した片面/両面金属張積層板の第1導電層12A及び/又は第2導電層12Bに、フォトリソグラフィー技術などを用いて回路を形成する。
フレキシブル配線板10の基端領域10BRにおいて、両主面にリジッド配線板14を積層する。リジッド配線板14は、プリプレグ層14A、14Bに銅箔などの金属箔が形成されているコンポジッド材料である。もちろん、フレキシブル配線板10の一方主面側に第1プリプレグ層14Aを積層し、その上に第1導電端子層15Aを積層してもよい。フレキシブル配線板10の他方主面においても同様に、他方主面側に第2プリプレグ層14Bを積層し、その上に第2導電端子層15Bを積層してもよい。第1導電端子層15Aの上に、第1レジスト層16Aを積層し、第2導電端子層15Bの上に第2レジスト層16Bを積層する。レジスト層16A、16Bは、液状タイプのものであってもよいし、シートタイプのものであってもよい。
リジッド配線板14、レジスト層16の積層処理に前後して、カバーレイ13A、13Bを、導電層12A、12Bに積層する。
リジッドフレックス多層配線板1の積層処理後、露出する銅箔などがあれば、それを絶縁性の保護材でカバーし、ラミネート処理を行う。リジッドフレックス多層配線板1の構成材料に応じた加熱・加圧条件にてラミネート処理を実行する。特に限定されないが、加熱・加圧処理は160〜180[℃]、1〜2時間、30〜50[kgf]の条件下で行う。
本実施形態では、リジッド配線板14の導電端子層15A、15Bが両主面に各1層のものを例示したが、複数層の回路板を積層させてもよい。多層配線板の製造方法は、本願出願時に知られている手法を適宜に用いることができる。
本実施形態では、第1導電端子層15A、第2導電端子層15B、第1導電層12A、第2導電層12B及びその他の多層配線板の導電層の層間導通のために、層間接続層を形成する。特に限定されないが、プリプレグ層14A,14Bが形成されている領域では、炭酸ガスレーザーを用いたレーザー加工によりビアを形成する。プリプレグ層14A,14Bが形成されていない領域では、UVレーザー、エキシマレーザーなどを用いたレーザー加工によりビアを形成する。デスミア処理を施し、無電解銅めっき処理、電解銅めっき処理を経て、導電性を備える層間接続層を形成する。層間接続層の形成の手法は、本願出願時に知られている手法を適宜に用いることができる。必要に応じて、さらに回路板を積層させてもよい。
最外層となる導電層(本例では第1導電端子層15A、第2導電端子層15B)に所望の回路を形成する。各配線板の回路は、サブトラクティブ法、アディティブ法、セミアディティブ法などを適宜に用いることができる。第1導電端子層15A、第2導電端子層15Bの電子部品との接点(ランド)には、金めっき処理、Ni/Au(ニッケル/金)めっき処理、ニッケルめっき処理を行う。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…リジッドフレックス多層配線板
1B…基端部
1E…先端部
10…フレキシブル配線板
10B…基端部側
10BR…基端領域
10E…先端部側
10ER…先端領域
11…絶縁性基材
12A…第1導電層
12B…第2導電層
13A…第1カバーレイ,カバーレイ
13AF,13AS…第1カバーレイの端部,カバーレイの端部
13A1…接着層
13A2…フィルム層
13B…第2カバーレイ,カバーレイ
13BF,13BS…第2カバーレイの端部,カバーレイの端部
13B1…接着層
13B2…フィルム層
14…リジッド配線板
14A…第1プリプレグ層,プリプレグ層
14AF,14AS…第1プリプレグ端部,プリプレグ端部
14B…第2プリプレグ層,プリプレグ層
14BF,14BS…第2プリプレグ端部,プリプレグ端部
15A…第1導電端子層
15AF…第1端子層の端部,端子層の端部
15B…第2導電端子層
15BF…第2端子層の端部,端子層の端部
16A…第1レジスト層,レジスト層
16B…第2レジスト層,レジスト層
R…接触部
Q…隙間部

Claims (5)

  1. 一方端である基端部と、前記基端部とは反対側の先端部とを有し、屈曲性を備えた絶縁性基材と、前記絶縁性基材のいずれか一方の主面の所定領域に形成された導電層とを備えるフレキシブル配線板と、
    基端部側の基端領域において、前記フレキシブル配線板の第1主面に積層された第1プリプレグ層と、
    前記第1プリプレグ層に積層される第1導電端子層と、
    前記基端部側の基端領域において、前記フレキシブル配線板の第2主面に積層された第2プリプレグ層と、
    前記第2プリプレグ層に積層される第2導電端子層と、を備え、
    先端部側の先端領域において、前記導電層を覆うカバーレイと、を備え、
    前記基端部側の前記カバーレイの端部の位置は、前記第1導電端子層又は前記第2導電端子層の先端部側の端部の位置よりも前記先端部側であるリジッドフレックス多層配線板。
  2. 前記第1プリプレグ層又は前記第2プリプレグ層と前記カバーレイとが前記積層の方向に沿う第1接触面を有する接触部を備える請求項1に記載のリジッドフレックス多層配線板。
  3. 前記第1プリプレグ層又は前記第2プリプレグ層と前記カバーレイとが前記カバーレイの主面に沿う第2接触面を有する接触部を備える請求項1又は2に記載のリジッドフレックス多層配線板。
  4. 前記第1プリプレグ層又は前記第2プリプレグ層と前記カバーレイとの間に形成された隙間部を備える請求項1に記載のリジッドフレックス多層配線板。
  5. 前記フレキシブル配線板は、前記絶縁性基材の一方の主面に形成された第1導電層と、前記絶縁性基材の他方の主面に形成された第2導電層と、を備え、
    前記先端部側の先端領域において、前記第1導電層を覆う第1カバーレイと、前記第2導電層を覆う第2カバーレイとをさらに備え、
    前記第1カバーレイの前記基端部側の前記第1カバーレイの端部の位置は、前記第1導電端子層の第1端子層の端部の位置よりも前記先端部側であり、前記第2カバーレイの前記基端部側の前記第2カバーレイの端部の位置は、前記第2導電端子層の前記先端部側の端部の位置よりも前記先端部側である請求項1〜4の何れか一項に記載のリジッドフレックス多層配線板。
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