JP2020016303A - ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020016303A
JP2020016303A JP2018140466A JP2018140466A JP2020016303A JP 2020016303 A JP2020016303 A JP 2020016303A JP 2018140466 A JP2018140466 A JP 2018140466A JP 2018140466 A JP2018140466 A JP 2018140466A JP 2020016303 A JP2020016303 A JP 2020016303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
wear
pin
main body
detection sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018140466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7151998B2 (ja
Inventor
紀重 春日
Norishige Kasuga
紀重 春日
貴史 東小川
Takashi Higashiogawa
貴史 東小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICAN CO Ltd
Original Assignee
ICAN CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICAN CO Ltd filed Critical ICAN CO Ltd
Priority to JP2018140466A priority Critical patent/JP7151998B2/ja
Publication of JP2020016303A publication Critical patent/JP2020016303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7151998B2 publication Critical patent/JP7151998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】大きなコストアップを招くことなく、ブレーキライニングの摩耗状態を段階的に検出できるブレーキライニングの摩耗検出センサーを提供する。【解決手段】導電性のブレーキディスク2を備えたディスクブレーキ装置において、摩擦材からなるブレーキライニング5の摩耗状態を検出するセンサー10であって、硬度がブレーキライニングの硬度以下の摩擦材からなる本体部11と、本体部に互いに平行となるように埋設された複数のピン(12,12a,12b,12c)とを備え、本体部は、使用前の前記ブレーキライニングの厚さ以下の厚さt0を有し、複数のピンは、基端が本体部の外方に露出して外部回路20に導線21を介して接続されるとともに、それぞれの先端が、本体部の厚さに対して所定の深さ位置まで埋設され、外部回路は、本体部の摩耗に伴ってピンの先端が露出して当該ピンとブレーキディスクとの導通を検出する。【選択図】図4

Description

本発明は、ディスクブレーキ装置におけるブレーキライニングの摩耗状態を検出するセンサーと、そのセンサーを備えたディスクブレーキ装置とに関する。
ディスクブレーキ装置は、制動対象となる駆動体(例えば、車輪、ベルトなど)に連結されて回転するブレーキディスクの表裏両面を、摩擦材からなるブレーキライニングで狭持することで制動力を発生させる。図1、図2にディスクブレーキ装置1の動作説明図を示した。図1、図2は、ディスクブレーキ装置1の要部を拡大した図であり、図1は制動状態にあるディスクブレーキ装置1を示しており、図2は制動を解除したときの状態にあるディスクブレーキ装置1を示している。なお、以下では、前後左右の各方向を含む面を水平面とするとともに、ブレーキディスク2の回転軸100が左右方向に向かって延長しているものとする。そして図1、図2は、水平面上に載置されたディスクブレーキ装置1を前後方向から見たときの正面図を示している。なお、以下では、図1と図2に示すように、上下および左右の各方向を規定することする。
図1、図2に示したように、ブレーキディスク2の左右両側には、上方に延長する一対のブレーキレバー(3L,3R)が互いに対面し、左右のブレーキレバー(3L,3R)のそれぞれの延長途上のブレーキディスク2側にはブレーキシュー4が取り付けられている。ブレーキシュー4のブレーキディスク2側にはブレーキライニング(5L,5R)が取り付けられている。ブレーキライニング(5L,5R)は、ブレーキシュー4側に配置されたバックプレート51を介して取り付けられている。そして、左右のブレーキレバー(3L,3R)は、下端に前後方向の回転軸(31L,31R)を有し、上端側に接続されているリンク機構(図示せず)を介して連動するように左右に揺動する。
図1に示したように、ディスクブレーキ装置1は、制動状態では左右のブレーキレバー(3L,3R)が互いに近接する方向に揺動してブレーキライニング(5L,5R)がブレーキディスク2を狭持して閉状態となる。制動状態が解除されると、図2に示したように、左右のブレーキレバー(3L,3R)が互いに離間する方向に揺動して、ブレーキディスク2とブレーキライニング(5L,5R)との間に間隙が生じ、開状態となる。
ところで、ディスクブレーキ装置では、制動動作に伴ってブレーキライニング(5L,5R)が徐々に摩耗していく。そのため、ディスクブレーキ装置は、ブレーキライニング(5L,5R)が完全に摩耗してしまう前に、ブレーキライニング(5L,5R)が限界であること(以下、摩耗限界とも言う)を検出するための摩耗検出センサーを備えている。
摩耗検出センサーには、普通、近接スイッチが用いられる。ここで、ブレーキシュー、ブレーキライニング、およびバックプレートにおいて、ブレーキディスク2側を内方として内外の各方向を規定すると、近接スイッチは、例えば、二つの電気的接点などで構成され、バックプレート51の内面において、ブレーキライニング(5L,5R)が配置されていない端部の領域に設置される。各接点は、信号線を介して外部回路に接続され、一方の接点には、所定の信号が印加される。また、接点は、ブレーキライニング(5L,5R)が摩耗限界となる厚さと同じ位置に配置される。それによって、ブレーキライニング(5L,5R)が摩耗限界に達すると、二つの接点がブレーキディスク2を介して閉じることで二つの接点に接続された信号線が導通状態になり、一方の接点に印加されている外部回路からの信号が他方の接点を介して外部回路に入力される。外部回路は、その信号入力を検知して音声や表示などにより、ブレーキライニング(5L、5R)が摩耗限界であることを報知する。なお、近接スイッチには、ディスクブレーキ装置1において、左右のブレーキレバー(3L,3R)やブレーキレバー(3L,3R)の揺動運動に連動する部材と、固定部材との間に設置されたリミットスイッチなどで構成することもできる。近接スイッチには、接点やリミットスイッチなどの接触方式に限らず、各種非接触方式(静電容量、超音波、光など)のものも採用できる。いずれにしても、ディスクブレーキ装置には、近接スイッチからの信号に基づいて摩耗限界である旨を音声や表示により出力する装置が付帯している。
なお、以下の特許文献1には、上述したディスクブレーキ装置の全体的な構造や構成について記載されている。また、当該特許文献1に記載されているディスクブレーキ装置は
特開平11−37186号公報
上述したようにディスクブレーキ装置は、摩耗限界を検出するためのセンサーを備えている。そして、ブレーキライニングは、摩耗限界に達した時点で迅速に交換される必要がある。しかし、ブレーキライニングが摩耗限界に達した時点で、交換部品の在庫が無い場合もあり得る。また、左右のブレーキライニングが左右非対称に摩耗する片減りの状態であると、左右一方のブレーキライニングの摩耗状態が許容範囲であっても、左右他方のブレーキライニングが摩耗限界に近い状態であることもあり得る。したがって、ディスクブレーキ装置は、ブレーキライニングの摩耗状態を段階的に検出でき、かつ、左右のブレーキライニングの摩耗状態を個別に検出できるセンサーを備えていることが望ましい。もちろん、複雑で高度なセンサーを用いて、左右のブレーキライニングの摩耗状態を、個別、かつ段階的に検出することは可能であるかもしれない。しかし、複雑で高度なセンサーは、ディスクブレーキ装置のコストを増加させる要因となる。
そこで、本発明は、大きなコストアップを招くことなく、ブレーキディスクを狭持する二つのブレーキライニングの摩耗状態を個別に、かつ段階的に検出し、その状態を報知することができる、ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびその摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、導電性のブレーキディスクを備えたディスクブレーキ装置において、摩擦材からなるブレーキライニングの摩耗状態を検出するセンサーであって、
硬度が前記ブレーキライニングの硬度以下の摩擦材からなる本体部と、前記本体部に互いに平行となるように埋設された複数のピンとを備え、
前記本体部は、使用前の前記ブレーキライニングの厚さ以下の厚さを有し、
複数の前記ピンは、基端が本体部の外方に露出して外部回路に導線を介して接続されるとともに、それぞれの先端が、前記本体部の厚さに対して所定の深さ位置まで埋設され、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記ピンの先端が露出した際、当該ピンと前記ブレーキディスクとの導通を検出する、
ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサーとしている。
複数の前記ピンは、1本の共通電極ピンと、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンとで構成され、複数の前記検出ピンの1本は、先端の深さ位置が前記共通電極ピンと同じであり、他の検出ピンは、深さ位置が前記共通電極ピンよりも浅く、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、当該共通電極ピンと所定の前記検出ピンとが前記ブレーキディスクを介して導通したことを検出するブレーキライニングの摩耗検出センサーとすることもできる。
前記ブレーキディスクと導通状態にあるバックプレートに前記ブレーキライニングとともに取り付けられ、
複数の前記ピンは、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンで構成され、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、所定の前記検出ピンが前記ブレーキディスクを経由して前記バックプレートと導通したことを検出するブレーキライニングの摩耗検出センサーとしてもよい。
前記ピンが前記本体部よりも軟質な素材で構成されているブレーキライニングの摩耗検出センサーとしてもよい。さらに、前記ピンが真鍮で構成されているブレーキライニングの摩耗検出センサーとすることもできる。
上記いずれかに記載の前記摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置も本発明の範囲であって、当該ディスクブレーキ装置は、
前記摩耗検出センサーと前記ブレーキライニングとがバックプレートに取り付けられ、
前記摩耗検出センサーは、前記ピンの先端が前記ブレーキディスクに対向するように前記バックプレートに取り付けられ、
ブレーキライニングの段階的な摩耗状態を報知する出力手段と、
前記外部回路が検出した前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態に応じ、前記段階的な摩耗状態を前記出力手段に報知させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするディスクブレーキ装置としている。
前記出力部は、前記検出ピンと同数の複数のランプを備え、消灯しているランプの数で前記段階的な摩耗状態を報知し、
複数の前記ピンには、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンが含まれ、
前記出力手段は、前記検出ピンと同数の複数のランプを備え、消灯しているランプの数で前記段階的な摩耗状態を報知し、
前記制御手段は、前記ブレーキライニングの摩耗に伴って前記外部回路が検出する前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態が変化すると、前記出力手段により、消灯中あるいは点灯中にあるランプの一つを点灯あるいは消灯させるディスクブレーキ装置とすることもできる。
本発明によれば、大きなコストアップを招くことなく、ブレーキディスクを狭持する二つのブレーキライニングの摩耗状態を個別に検出することができるブレーキライニングの摩耗検出用センサーと、そのセンサーを備えたディスクブレーキ装置が提供される。なお、その他の効果については以下の記載で明らかにする。
ディスクブレーキ装置の基本的な構造と動作を示す図である。 ディスクブレーキ装置の基本的な構造と動作を示す図である。 本発明の実施例に係る摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置の構成を示す図である。 上記実施例に係る摩耗検出センサーの概略構造を示す図である。 上記実施例に係る摩耗検出センサーによってブレーキライニングの摩耗状態を検出する手順を示す図である。 上記ブレーキライニングの摩耗状態の報知例を示す図である。 本発明のその他の実施例に係る摩耗検出センサーを示す図である。
本発明の実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いた図面においても、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。図面によっては説明に際して不要な符号を省略することもある。
===実施例===
図3は、本発明の実施例に係るブレーキライニングの摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置の機能ブロック構成を示す図である。実施例に係る摩耗検出センサー10は、ディスクブレーキ装置101のブレーキライニング(5L,5R)のバックプレート51に取り付けられている。そして、ディスクブレーキ装置101は、摩耗検出センサー10が出力する信号に基づいてブレーキライニング(5L,5R)の摩耗状態を段階的に報知するための制御部20を付帯する。制御部20は、摩耗検出センサー10と導線からなる信号線21を介して接続されているとともに、ブレーキライニング(5L,5R)の摩耗状態を作業者に表示や音声で報知するための出力部22を備えている。そして、制御部20は、摩耗検出センサー10からの信号の入力状態に応じて出力部22に適宜な報知内容を音声や表示により出力する。
図4に摩耗検出センサー10の概略構造を示した。図4は、図3に示した円200内を上下左右方向の面で切断したときの断面を拡大した図である。ここで、左右に扁平な板状のブレーキライニング5において、ブレーキディスク2側の面を内面とすると、図4に示したように、摩耗検出センサー10は、ブレーキライニング5と同等か、それ以下の硬度を有する絶縁性の材料からなる平板状の本体部11内に、外面から内面に向かう方向を軸方向とした複数のピン(12、12a、12b、12c)が埋設されてなる。本実施例では、本体部11は、ブレーキライニング5と同じ材料からなる。また、本体部11の厚さは、使用前の新品の状態にあるブレーキライニング(5L、5R)と厚さと同じである。
本体部11内に埋設された複数のピン(12、12a、12b、12c)は、それぞれが所定の長さを有しており、それぞれの先端の位置が、本体部11の外面から所定の深さとなるように埋設されている。また、各ピン(12、12a、12b、12c)の基端は、本体部11の外面側に露出している。本実施例では、各ピン(12、12a、12b、12c)は、真鍮製のボルトからなり、基端側がボルトの頭部13となっている。そして、各ピン(12、12a、12b、12c)の基端側には、制御部20から案内された信号線21が接続されている。この例では、ピン(12、12a、12b、12c)を構成するボルトの頭部13と、バックプレート51との間に圧着端子14が狭持され、その圧着端子14に信号線21が接続されている。また、バックプレート51と各ピンとは絶縁されているものとする。例えば、バックプレート51が絶縁体で構成されていてもよいし、各ピン(12,12a,12b,12c)において、少なくとも、バックプレート51に埋め込まれている領域が絶縁されていてもよい。なお、この例では、ピン(12、12a、12b、12c)が、摩耗検出センサー10をバックプレート51に取り付ける部材としても機能しているが、本体部11がいずれのピン(12、12a、12b、12c)よりも短い別のボルトによって固定されていてもよい。本体部11がバックプレート51に接着されていてもよい。いずれにしても、互いに本体部11がブレーキライニング5と同様の強度でバックプレート51に固定されていればよい。
複数のピン(12、12a、12b、12c)には、最も長さが長い1本の共通電極ピン12と、長さがそれぞれに異なる複数の検出ピン(12a、12b、12c)とがある。本実施例に係る摩耗検出センサー10は、3本の検出ピン(12a、12b、12c)を備えている。3本の検出ピン(12a、12b、12c)のうちの1本は、共通電極ピン12と同じ長さを有して先端が共通電極ピン12と同じ位置にある。そして、新品のブレーキライニング5の厚さをtとすると、共通電極ピン12の先端の位置は、ブレーキライニング5の外面からの深さが、上記厚さtの75%の位置となっている。そして、3本の検出ピン(12a、12b、12c)の先端の深さは、それぞれ、厚さtの75%、50%および25%の位置となっている。なお、以下では、先端の位置が最も深い位置にある検出ピン12aを第1検出ピン12aとして、先端の位置が浅くなる順に、第2検出ピン12b、および第3検出ピン12cと称することとする。
次に、実施例に係る摩耗検出センサー10による、ブレーキライニング(5L,5R)の摩耗状態の検出方法について説明する。図5は、当該検出方法の概略を示す図であり、図5(A)〜(D)の順に摩耗の進行に伴う摩耗状態の検出手順を示した。なお、図5では、左方のブレーキライニング5L(以下、ブレーキライニング5とも言う)のみが示されているが、右方のブレーキライニング5Rについても同様の手順で摩耗状態を検出することができる。
まず、図5(A)に示したように、新品の状態にある当初のブレーキライニング5、および当初の摩耗検出センサー10の本体部11の厚さtは、新品当初の厚さtとなっている。また、共通電極ピン12には、図中太線矢印で示したように、制御部20からの信号を印加しておく。この信号は、例えば、論理回路の二状態(H、L)のHに対応する一定電圧の信号や接地電位を示すLに対応する信号などである。そして、ブレーキライニング5と摩耗検出センサー10の本体部11とは、使用に伴って同じ厚さtとなるように同様に摩耗していく。
次に、図5(B)に示したように、摩耗検出センサー10の本体部11の摩耗が進行して、ブレーキライニング5および摩耗検出センサー10の本体部11の厚さtが当初の厚さtの75%になり、ブレーキライニング5の摩耗率が25%になると、共通電極ピン12の先端と第1検出ピン12aの先端とが本体部11の内面側に露出する。そして、制動時にブレーキライニング5とともに本体部11の内面が導体からなるブレーキディスク2に接触すると、共通電極ピン12と第1検出ピン12aもブレーキディスク2に接触し、これらのピン同士(12−12a)が導通状態となる。それによって、共通電極ピン12に印加されている信号が第1検出ピン12aを経由して制御部20に入力される。制御部20は、第1検出ピン12aのみからの信号入力に応じて出力部22に所定の内容の音声や表示を出力させる。そして、図5(C)に示したように、本体部11の摩耗がさらに進行すると、共通電極ピン12と第1検出ピン12aも同様に摩耗していく。そして、第2検出ピン12bが本体部11の内面側に露出すると、共通電極ピン12に印加されている信号が第1検出ピン12aと第2検出ピン12bの双方から出力される。制御部20は、第1検出ピン12aおよび第2検出ピン12bの双方から信号を入力すると、その旨を出力部22に出力させる。さらに、図5(D)に示したように、第3検出ピン12cが本体部11の内面側に露出すると、制御部20には、全ての検出ピン(12a、12b、12c)から信号が入力され、その入力状態に基づいて出力部22に音声や表示による所定の情報を出力させる。
このように、実施例に係る摩耗検出センサー10は、摩擦材で構成される本体部11に、導体からなる長さの異なる複数のピン(12、12a〜12c)を埋め込むだけの簡素な構造であり、安価に提供することができる。また、実施例に係る摩耗検出センサー10では、共通電極ピン12と検出ピン(12a〜12c)との導通状態を判別するだけで、ブレーキライニング5の段階的な摩耗状態を確実に検出することができ、制御部20などの外部回路の構成も簡素にすることができる。したがって、本実施例に係る摩耗検出センサー10によれば、ディスクブレーキ装置101のコストアップを招くことなく、ブレーキライニング5の摩耗状態や交換時期を確実に把握することができ、保守に関わるコストを削減することができる。また、本実施例の摩耗検出センサー10を左右のブレーキライニング(5L,5R)の双方に取り付けておくことで、左右のブレーキライニング(5L,5R)の摩耗状態を個別に検出することができる。
<摩耗状態の報知方法>
ところで、出力部22がブレーキライニング5の摩耗状態をディスクブレーキ装置101の管理者や作業者に報知する際には、制御部20に文字表示が可能なディスプレイを出力部22として備えさせ、摩耗状態を文字によって報知することも可能である。しかし、ブレーキライニング5の摩耗は、ディスクブレーキ装置101の安全性にも関わるものであることから、出力部22は、ブレーキライニング5の摩耗状態を、管理者や作業者が確実かつ瞬時に認識できる方法で報知することが望ましい。図6に、摩耗状態を確実、かつ瞬時に認識できるようにするための出力部22の報知方法の一例を示した。図6(A)〜図6(D)は、それぞれ、図5(A)〜(D)に対応する摩耗状態を出力部22が報知している状態を示している。図6(A)〜(D)に示したように、出力部22は、左右方向に並んだ三つ一組のランプ(23a〜23c,24a〜24c)を二組備え、各組が左右に間隙dを介して配置されている。左右に間隙dを有して配置された三つ一組のランプ(23a〜23c,24a〜24c)は、それぞれ、左右のブレーキライニング5に取り付けられた摩耗検出センサー10が備える3本の検出ピン(12a〜12c)に対応している。また、各組の三つのランプ(23a〜23c,24a〜24c)は、左右方向で対面する側を内側として、各組における最も内側のランプ(23a,24a)、中央のランプ(23b,24b)、および外側のランプ(24c,24c)が、それぞれ、第1検出ピン12a、第2検出ピン12b、および第3検出ピン12cに対応している。
そして、以上の構成を備えた出力部22において、まず、摩耗検出センサー10の本体部11の内面からいずれの検出ピン(12a〜12c)が露出していない状態では、図6(A)に示したように、制御部20は、全てのランプ(23a〜23c,24a〜24c)を点灯させておく。次に、制御部20は、本体部11の摩耗に伴って第1検出ピン12aからの信号入力があると、図6(B)に示したように、最も内側のランプ(23a,24a)を消灯させる。制御部20は、第2検出ピン12bおよび第3検出ピン12cから信号が入力されると、図6(C)および前記6(D)に示したように、各組の内側のランプ(23b,23c)および外側のランプ(23c,24c)を順次消灯させる。すなわち、本体部11の内面から露出していない検出ピン(12a〜12c)については、対応するランプ(23a〜23c,24a〜24c)を点灯させ、ブレーキライニング5の摩耗が進行していくのに従って、ランプ(23a〜23c,24a〜24c)を順次消灯させていく。なお、図6に示した例では、左右のブレーキライニング5が左右対称に摩耗していった場合であるが、もちろん、左右非対称に摩耗した場合には、出力部22の左右に配置された三つ一組のランプ(23a〜23c,24a〜24c)の点灯状態が異なることになる。なお、第3検出ピン12cからの信号が制御部20に入力されている状態は、ブレーキライニング5が摩耗限界にあることを示していることから、制御部20は、例えば、出力部22に警報音を発生させたり、一部あるいは全てのランプ(23a〜23c,24a〜24c)を点滅させたりして、管理者や作業者に、ブレーキライニング5が摩耗限界であることを、より確実に認識させるようにしてもよい。
===その他の実施例===
上記実施例に係る摩耗検出センサー10では、3本の検出ピン(12a〜12c)を備えていたが、もちろん、検出ピンの数は、複数であれば、何本であってもよい。より多数の検出ピンを設けることで、より詳細なブレーキライニング5の摩耗状態を検出することができる。
上記実施例に係る摩耗検出センサー10は、当初の本体部11の厚さが、当初のブレーキライニング5の厚さと同じであったが、ブレーキライニング5の厚さ以下であればよい。すなわち、ブレーキライニング5が摩耗して所定の厚さになった時点から、本体部11がブレーキライニング5とともに摩耗していくようにすることとしてもよい。
上記実施例に係る摩耗検出センサー10を備えたディスクブレーキ装置101では、ブレーキライニング5の摩耗状態を報知する際、ブレーキライニング5の摩耗が進行していくのに従って、ランプ(23a〜23c,24a〜24c)を順次消灯させていったが、もちろん、順次点灯させていってもよい。
上記実施例に係る摩耗検出センサー10は、1本の共通電極ピンと、先端の位置が異なる複数本の検出ピンとを備えていたが、一般的な、産業用のディスクブレーキ装置101では、制動対象となるクレーンのワイヤ巻き取り装置などの機械に固定されている。そして、バックプレート51が導体で構成されており、そのバックプレート51は、ブレーキシュー4を介してディスクブレーキ装置101と導通状態にある。また、ディスクブレーキ装置101は、自身が設置されている機械とも導通状態にある。一方、ブレーキディスク2も自身を回転させるモーターの駆動軸を介し、制動対象となる機械と導通状態にある。すなわち、バックプレート51とブレーキディスク2は常時導通状態にある。そして、このような設置状態にあるディスクブレーキ装置101に取り付けられる摩耗検出センサーは、共通電極ピン12を必要としない。
図7に、本発明のその他の実施例として、共通電極ピン12がない摩耗検出センサー110を示した。図7に示したように、ブレーキライニング5のバックプレート51と、ブレーキディスク2とは、ディスクブレーキ装置101や制動対象となる機械を介した導通経路111を介して導通状態にある。そこで、導体からなるバックプレート51に接地電位や所定の電圧の信号を印加しておけば、摩耗検出センサー110の本体部11の摩耗に伴って検出ピン(12a,12b,12c)が本体部11の内面側に露出して、ブレーキディスク2に接触すると、ブレーキディスク2と導通経路111を介して導通状態にあるバックプレート51と露出した検出ピン(12a,12b,12c)とが導通状態になり、摩耗の状態を検出することができる。
なお、図7に示した摩耗検出センサー110は、内外を連絡する開口52が形成されているバックプレート151に取り付けられており、この開口52の内側に各検出ピン(12a,12b,12c)がバックプレート151と接触しないように本体部11から外方に露出している。そして、信号線21が各検出ピン(12a,12b,12c)に接続されている。また、本体部11が最も短い検出ピン12cよりも短い複数本のボルト112によってバックプレート51に固定されている。そして、1本のボルト112に信号線21が接続されている。
本発明の実施例に係る摩耗検出センサー(10,110)は、産業用のディスクブレーキ装置101に限らず、車両用のディスクブレーキ装置などにも適用することができる。
1,101 ディスクブレーキ装置、2 ブレーキディスク、
3L,3R ブレーキレバー、4 ブレーキシュー、
5,5L,5R ブレーキライニング、10,110 摩耗検出センサー、
11 摩耗検出センサーの本体部、12 共通電極ピン、
12a〜12c 検出ピン(第1〜第3検出ピン)、20 制御部 21 信号線、
22 出力部、23a〜23c、24a〜24c ランプ、
51,151 バックプレート

Claims (7)

  1. 導電性のブレーキディスクを備えたディスクブレーキ装置において、摩擦材からなるブレーキライニングの摩耗状態を検出するセンサーであって、
    硬度が前記ブレーキライニングの硬度以下の摩擦材からなる本体部と、前記本体部に互いに平行となるように埋設された複数のピンとを備え、
    前記本体部は、使用前の前記ブレーキライニングの厚さ以下の厚さを有し、
    複数の前記ピンは、基端が本体部の外方に露出して外部回路に導線を介して接続されるとともに、それぞれの先端が、前記本体部の厚さに対して所定の深さ位置まで埋設され、
    前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記ピンの先端が露出した際、当該ピンと前記ブレーキディスクとの導通を検出する、
    ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。
  2. 請求項1に記載の摩耗検出センサーであって、
    複数の前記ピンは、1本の共通電極ピンと、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンとで構成され、複数の前記検出ピンの1本は、先端の深さ位置が前記共通電極ピンと同じであり、他の検出ピンは、深さ位置が前記共通電極ピンよりも浅く、
    前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、当該共通電極ピンと所定の前記検出ピンとが前記ブレーキディスクを介して導通したことを検出する、
    ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。
  3. 請求項1に記載の摩耗検出センサーであって、
    前記ブレーキディスクと導通状態にあるバックプレートに前記ブレーキライニングとともに取り付けられ、
    複数の前記ピンは、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンで構成され、
    前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、所定の前記検出ピンが前記ブレーキディスクを経由して前記バックプレートと導通したことを検出する、
    ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー
  4. 請求項1〜4のいずれかに記載の摩耗検出センサーであって、前記ピンは、前記本体部よりも軟質な素材で構成されていることを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。
  5. 請求項4に記載の摩耗検出センサーであって、前記ピンが真鍮で構成されていることを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の前記摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置であって、
    前記摩耗検出センサーと前記ブレーキライニングとがバックプレートに取り付けられ、
    前記摩耗検出センサーは、前記ピンの先端が前記ブレーキディスクに対向するように前記バックプレートに取り付けられ、
    ブレーキライニングの段階的な摩耗状態を報知する出力手段と、
    前記外部回路が検出した前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態に応じ、前記段階的な摩耗状態を前記出力手段に報知させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするディスクブレーキ装置。
  7. 請求項6に記載のディスクブレーキ装置であって、
    複数の前記ピンには、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンが含まれ、
    前記出力手段は、前記検出ピンと同数の複数のランプを備え、消灯しているランプの数で前記段階的な摩耗状態を報知し、
    前記制御手段は、前記ブレーキライニングの摩耗に伴って前記外部回路が検出する前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態が変化すると、前記出力手段により、消灯中あるいは点灯中にあるランプの一つを点灯あるいは消灯させる、
    ことを特徴とするディスクブレーキ装置。
JP2018140466A 2018-07-26 2018-07-26 ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 Active JP7151998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018140466A JP7151998B2 (ja) 2018-07-26 2018-07-26 ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018140466A JP7151998B2 (ja) 2018-07-26 2018-07-26 ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020016303A true JP2020016303A (ja) 2020-01-30
JP7151998B2 JP7151998B2 (ja) 2022-10-12

Family

ID=69580196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018140466A Active JP7151998B2 (ja) 2018-07-26 2018-07-26 ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7151998B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111828513A (zh) * 2020-07-30 2020-10-27 东风商用车有限公司 离合器摩擦片及其制作方法和应用
CN113803393A (zh) * 2021-11-17 2021-12-17 杭州寰瀛科技有限公司 一种新能源汽车制动器
CN114439872A (zh) * 2022-04-08 2022-05-06 杭州杰牌传动科技有限公司 一种塔式起重机起升机构的制动装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422684U (ja) * 1977-07-18 1979-02-14
JPS61127931A (ja) * 1984-11-28 1986-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブレ−キパツト摩耗警報装置
JP2013088173A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Ihi Corp 摩耗検知システムおよび摩耗検知装置
JP2017512945A (ja) * 2014-09-08 2017-05-25 テーエムデー フリクション サービシス ゲーエムベーハー 摩耗インジケータを備えたブレーキ部材
US20180038435A1 (en) * 2016-05-11 2018-02-08 Tongren University Device for Detecting Thickness of Brake Pad

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422684U (ja) * 1977-07-18 1979-02-14
JPS61127931A (ja) * 1984-11-28 1986-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ブレ−キパツト摩耗警報装置
JP2013088173A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Ihi Corp 摩耗検知システムおよび摩耗検知装置
JP2017512945A (ja) * 2014-09-08 2017-05-25 テーエムデー フリクション サービシス ゲーエムベーハー 摩耗インジケータを備えたブレーキ部材
US20180038435A1 (en) * 2016-05-11 2018-02-08 Tongren University Device for Detecting Thickness of Brake Pad

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111828513A (zh) * 2020-07-30 2020-10-27 东风商用车有限公司 离合器摩擦片及其制作方法和应用
CN113803393A (zh) * 2021-11-17 2021-12-17 杭州寰瀛科技有限公司 一种新能源汽车制动器
CN113803393B (zh) * 2021-11-17 2022-05-24 杭州寰瀛科技有限公司 一种新能源汽车制动器
CN114439872A (zh) * 2022-04-08 2022-05-06 杭州杰牌传动科技有限公司 一种塔式起重机起升机构的制动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7151998B2 (ja) 2022-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020016303A (ja) ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置
US3902157A (en) Worn brake lining detector
US9964168B1 (en) Brake pad wear and temperature sensor
JPH0754887A (ja) パットウェアインジケータ、パットウェアインジケータ用プローブ及びパットウェアインジケータ用表示装置
JPH0559285B2 (ja)
BR9807575A (pt) Dispositivo sinalizador de posição
ES2285811T3 (es) Conjunto de zapata de freno con sensor de desgaste de guarnicion de freno y de temperatura.
US3363232A (en) Brake lining wear detector
CN111322332A (zh) 磨损量计算装置、异常磨损判定装置、以及制动装置
JP2023050931A (ja) 摩擦部材およびこれを用いた摩擦部材センサシステム
JP2008144841A (ja) 摩擦板の摩耗検知手段を備えた電磁ブレーキ及び電磁クラッチ
CN110065875B (zh) 检测组件、启停控制装置、电梯及其控制方法
CN103811231A (zh) 用于塑壳断路器的动触臂以及动触臂组件
US3755774A (en) Axle identifying brake warning system
KR20070034283A (ko) 브레이크 패드 교환시기 검출장치
JP5429808B2 (ja) エレベータ巻上機ブレーキ
JP4222348B2 (ja) 電気式ブレーキ異常判定方法
KR20050098321A (ko) 라이닝 마모감지센서를 구비한 브레이크 장치
KR20080051726A (ko) 브레이크 패드 교환시기 검출장치 및 방법
US20120212335A1 (en) Brake lining monitoring system
KR101917509B1 (ko) 브레이크 장치
JP2009257550A (ja) ブレーキライニング摩耗検出装置
KR200212665Y1 (ko) 브레이크 라이닝의 교환시기 및 교환위치 알림장치
JPH109307A (ja) ブレーキ摩擦部材の摩耗及び過熱検出装置
JP2013024394A (ja) ディスクブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7151998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150