JP2020016303A - ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 - Google Patents
ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020016303A JP2020016303A JP2018140466A JP2018140466A JP2020016303A JP 2020016303 A JP2020016303 A JP 2020016303A JP 2018140466 A JP2018140466 A JP 2018140466A JP 2018140466 A JP2018140466 A JP 2018140466A JP 2020016303 A JP2020016303 A JP 2020016303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- wear
- pin
- main body
- detection sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
Description
なお、以下の特許文献1には、上述したディスクブレーキ装置の全体的な構造や構成について記載されている。また、当該特許文献1に記載されているディスクブレーキ装置は
硬度が前記ブレーキライニングの硬度以下の摩擦材からなる本体部と、前記本体部に互いに平行となるように埋設された複数のピンとを備え、
前記本体部は、使用前の前記ブレーキライニングの厚さ以下の厚さを有し、
複数の前記ピンは、基端が本体部の外方に露出して外部回路に導線を介して接続されるとともに、それぞれの先端が、前記本体部の厚さに対して所定の深さ位置まで埋設され、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記ピンの先端が露出した際、当該ピンと前記ブレーキディスクとの導通を検出する、
ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサーとしている。
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、当該共通電極ピンと所定の前記検出ピンとが前記ブレーキディスクを介して導通したことを検出するブレーキライニングの摩耗検出センサーとすることもできる。
複数の前記ピンは、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンで構成され、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、所定の前記検出ピンが前記ブレーキディスクを経由して前記バックプレートと導通したことを検出するブレーキライニングの摩耗検出センサーとしてもよい。
前記摩耗検出センサーと前記ブレーキライニングとがバックプレートに取り付けられ、
前記摩耗検出センサーは、前記ピンの先端が前記ブレーキディスクに対向するように前記バックプレートに取り付けられ、
ブレーキライニングの段階的な摩耗状態を報知する出力手段と、
前記外部回路が検出した前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態に応じ、前記段階的な摩耗状態を前記出力手段に報知させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするディスクブレーキ装置としている。
複数の前記ピンには、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンが含まれ、
前記出力手段は、前記検出ピンと同数の複数のランプを備え、消灯しているランプの数で前記段階的な摩耗状態を報知し、
前記制御手段は、前記ブレーキライニングの摩耗に伴って前記外部回路が検出する前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態が変化すると、前記出力手段により、消灯中あるいは点灯中にあるランプの一つを点灯あるいは消灯させるディスクブレーキ装置とすることもできる。
図3は、本発明の実施例に係るブレーキライニングの摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置の機能ブロック構成を示す図である。実施例に係る摩耗検出センサー10は、ディスクブレーキ装置101のブレーキライニング(5L,5R)のバックプレート51に取り付けられている。そして、ディスクブレーキ装置101は、摩耗検出センサー10が出力する信号に基づいてブレーキライニング(5L,5R)の摩耗状態を段階的に報知するための制御部20を付帯する。制御部20は、摩耗検出センサー10と導線からなる信号線21を介して接続されているとともに、ブレーキライニング(5L,5R)の摩耗状態を作業者に表示や音声で報知するための出力部22を備えている。そして、制御部20は、摩耗検出センサー10からの信号の入力状態に応じて出力部22に適宜な報知内容を音声や表示により出力する。
ところで、出力部22がブレーキライニング5の摩耗状態をディスクブレーキ装置101の管理者や作業者に報知する際には、制御部20に文字表示が可能なディスプレイを出力部22として備えさせ、摩耗状態を文字によって報知することも可能である。しかし、ブレーキライニング5の摩耗は、ディスクブレーキ装置101の安全性にも関わるものであることから、出力部22は、ブレーキライニング5の摩耗状態を、管理者や作業者が確実かつ瞬時に認識できる方法で報知することが望ましい。図6に、摩耗状態を確実、かつ瞬時に認識できるようにするための出力部22の報知方法の一例を示した。図6(A)〜図6(D)は、それぞれ、図5(A)〜(D)に対応する摩耗状態を出力部22が報知している状態を示している。図6(A)〜(D)に示したように、出力部22は、左右方向に並んだ三つ一組のランプ(23a〜23c,24a〜24c)を二組備え、各組が左右に間隙dを介して配置されている。左右に間隙dを有して配置された三つ一組のランプ(23a〜23c,24a〜24c)は、それぞれ、左右のブレーキライニング5に取り付けられた摩耗検出センサー10が備える3本の検出ピン(12a〜12c)に対応している。また、各組の三つのランプ(23a〜23c,24a〜24c)は、左右方向で対面する側を内側として、各組における最も内側のランプ(23a,24a)、中央のランプ(23b,24b)、および外側のランプ(24c,24c)が、それぞれ、第1検出ピン12a、第2検出ピン12b、および第3検出ピン12cに対応している。
上記実施例に係る摩耗検出センサー10では、3本の検出ピン(12a〜12c)を備えていたが、もちろん、検出ピンの数は、複数であれば、何本であってもよい。より多数の検出ピンを設けることで、より詳細なブレーキライニング5の摩耗状態を検出することができる。
3L,3R ブレーキレバー、4 ブレーキシュー、
5,5L,5R ブレーキライニング、10,110 摩耗検出センサー、
11 摩耗検出センサーの本体部、12 共通電極ピン、
12a〜12c 検出ピン(第1〜第3検出ピン)、20 制御部 21 信号線、
22 出力部、23a〜23c、24a〜24c ランプ、
51,151 バックプレート
Claims (7)
- 導電性のブレーキディスクを備えたディスクブレーキ装置において、摩擦材からなるブレーキライニングの摩耗状態を検出するセンサーであって、
硬度が前記ブレーキライニングの硬度以下の摩擦材からなる本体部と、前記本体部に互いに平行となるように埋設された複数のピンとを備え、
前記本体部は、使用前の前記ブレーキライニングの厚さ以下の厚さを有し、
複数の前記ピンは、基端が本体部の外方に露出して外部回路に導線を介して接続されるとともに、それぞれの先端が、前記本体部の厚さに対して所定の深さ位置まで埋設され、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記ピンの先端が露出した際、当該ピンと前記ブレーキディスクとの導通を検出する、
ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。 - 請求項1に記載の摩耗検出センサーであって、
複数の前記ピンは、1本の共通電極ピンと、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンとで構成され、複数の前記検出ピンの1本は、先端の深さ位置が前記共通電極ピンと同じであり、他の検出ピンは、深さ位置が前記共通電極ピンよりも浅く、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、当該共通電極ピンと所定の前記検出ピンとが前記ブレーキディスクを介して導通したことを検出する、
ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。 - 請求項1に記載の摩耗検出センサーであって、
前記ブレーキディスクと導通状態にあるバックプレートに前記ブレーキライニングとともに取り付けられ、
複数の前記ピンは、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンで構成され、
前記外部回路は、前記本体部の摩耗に伴って所定の前記検出ピンの先端が露出した際、所定の前記検出ピンが前記ブレーキディスクを経由して前記バックプレートと導通したことを検出する、
ことを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー - 請求項1〜4のいずれかに記載の摩耗検出センサーであって、前記ピンは、前記本体部よりも軟質な素材で構成されていることを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。
- 請求項4に記載の摩耗検出センサーであって、前記ピンが真鍮で構成されていることを特徴とするブレーキライニングの摩耗検出センサー。
- 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の前記摩耗検出センサーを備えたディスクブレーキ装置であって、
前記摩耗検出センサーと前記ブレーキライニングとがバックプレートに取り付けられ、
前記摩耗検出センサーは、前記ピンの先端が前記ブレーキディスクに対向するように前記バックプレートに取り付けられ、
ブレーキライニングの段階的な摩耗状態を報知する出力手段と、
前記外部回路が検出した前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態に応じ、前記段階的な摩耗状態を前記出力手段に報知させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするディスクブレーキ装置。 - 請求項6に記載のディスクブレーキ装置であって、
複数の前記ピンには、先端の深さ位置が異なる複数の検出ピンが含まれ、
前記出力手段は、前記検出ピンと同数の複数のランプを備え、消灯しているランプの数で前記段階的な摩耗状態を報知し、
前記制御手段は、前記ブレーキライニングの摩耗に伴って前記外部回路が検出する前記ピンと前記ブレーキディスクとの導通状態が変化すると、前記出力手段により、消灯中あるいは点灯中にあるランプの一つを点灯あるいは消灯させる、
ことを特徴とするディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018140466A JP7151998B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018140466A JP7151998B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020016303A true JP2020016303A (ja) | 2020-01-30 |
JP7151998B2 JP7151998B2 (ja) | 2022-10-12 |
Family
ID=69580196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018140466A Active JP7151998B2 (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7151998B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111828513A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-27 | 东风商用车有限公司 | 离合器摩擦片及其制作方法和应用 |
CN113803393A (zh) * | 2021-11-17 | 2021-12-17 | 杭州寰瀛科技有限公司 | 一种新能源汽车制动器 |
CN114439872A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-05-06 | 杭州杰牌传动科技有限公司 | 一种塔式起重机起升机构的制动装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422684U (ja) * | 1977-07-18 | 1979-02-14 | ||
JPS61127931A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ブレ−キパツト摩耗警報装置 |
JP2013088173A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Ihi Corp | 摩耗検知システムおよび摩耗検知装置 |
JP2017512945A (ja) * | 2014-09-08 | 2017-05-25 | テーエムデー フリクション サービシス ゲーエムベーハー | 摩耗インジケータを備えたブレーキ部材 |
US20180038435A1 (en) * | 2016-05-11 | 2018-02-08 | Tongren University | Device for Detecting Thickness of Brake Pad |
-
2018
- 2018-07-26 JP JP2018140466A patent/JP7151998B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5422684U (ja) * | 1977-07-18 | 1979-02-14 | ||
JPS61127931A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ブレ−キパツト摩耗警報装置 |
JP2013088173A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Ihi Corp | 摩耗検知システムおよび摩耗検知装置 |
JP2017512945A (ja) * | 2014-09-08 | 2017-05-25 | テーエムデー フリクション サービシス ゲーエムベーハー | 摩耗インジケータを備えたブレーキ部材 |
US20180038435A1 (en) * | 2016-05-11 | 2018-02-08 | Tongren University | Device for Detecting Thickness of Brake Pad |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111828513A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-27 | 东风商用车有限公司 | 离合器摩擦片及其制作方法和应用 |
CN113803393A (zh) * | 2021-11-17 | 2021-12-17 | 杭州寰瀛科技有限公司 | 一种新能源汽车制动器 |
CN113803393B (zh) * | 2021-11-17 | 2022-05-24 | 杭州寰瀛科技有限公司 | 一种新能源汽车制动器 |
CN114439872A (zh) * | 2022-04-08 | 2022-05-06 | 杭州杰牌传动科技有限公司 | 一种塔式起重机起升机构的制动装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7151998B2 (ja) | 2022-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020016303A (ja) | ブレーキライニングの摩耗検出センサー、およびディスクブレーキ装置 | |
US3902157A (en) | Worn brake lining detector | |
US9964168B1 (en) | Brake pad wear and temperature sensor | |
JPH0754887A (ja) | パットウェアインジケータ、パットウェアインジケータ用プローブ及びパットウェアインジケータ用表示装置 | |
JPH0559285B2 (ja) | ||
BR9807575A (pt) | Dispositivo sinalizador de posição | |
ES2285811T3 (es) | Conjunto de zapata de freno con sensor de desgaste de guarnicion de freno y de temperatura. | |
US3363232A (en) | Brake lining wear detector | |
CN111322332A (zh) | 磨损量计算装置、异常磨损判定装置、以及制动装置 | |
JP2023050931A (ja) | 摩擦部材およびこれを用いた摩擦部材センサシステム | |
JP2008144841A (ja) | 摩擦板の摩耗検知手段を備えた電磁ブレーキ及び電磁クラッチ | |
CN110065875B (zh) | 检测组件、启停控制装置、电梯及其控制方法 | |
CN103811231A (zh) | 用于塑壳断路器的动触臂以及动触臂组件 | |
US3755774A (en) | Axle identifying brake warning system | |
KR20070034283A (ko) | 브레이크 패드 교환시기 검출장치 | |
JP5429808B2 (ja) | エレベータ巻上機ブレーキ | |
JP4222348B2 (ja) | 電気式ブレーキ異常判定方法 | |
KR20050098321A (ko) | 라이닝 마모감지센서를 구비한 브레이크 장치 | |
KR20080051726A (ko) | 브레이크 패드 교환시기 검출장치 및 방법 | |
US20120212335A1 (en) | Brake lining monitoring system | |
KR101917509B1 (ko) | 브레이크 장치 | |
JP2009257550A (ja) | ブレーキライニング摩耗検出装置 | |
KR200212665Y1 (ko) | 브레이크 라이닝의 교환시기 및 교환위치 알림장치 | |
JPH109307A (ja) | ブレーキ摩擦部材の摩耗及び過熱検出装置 | |
JP2013024394A (ja) | ディスクブレーキ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220317 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220502 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7151998 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |