JP2020016257A5 - - Google Patents

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上記課題を解決するブレーキシリンダ装置は、ばねブレーキと、前記ばねブレーキに力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結する連結部と、回転することによって前記連結部と係合が解除されて前記ばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替える切替部と、を備える。
上記構成によれば、切替部が回動されることで、切替部が連結部係合しなくなってばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置の径方向の体格を小型化することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記切替部が前記連結部と係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記切替部を付勢する付勢部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、付勢部が切替部を付勢することでばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持することができる。
上記課題を解決するブレーキシリンダ装置、ばねブレーキと、前記ばねブレーキに力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結する連結部と、前記ピストンの径方向に移動することによって前記連結部と係合が解除されて前記ばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替える切替部と、前記ピストンの移動方向と平行な軸方向に移動して前記切替部に当接することによって前記切替部を移動させる駆動部と、を備える。
上記構成によれば、ピストンの移動方向に移動する駆動部が切替部に当接して切替部をピストンの径方向に移動させることで、切替部が連結部係合しなくなってばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置の径方向の体格を小型化することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記切替部が前記連結部と係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記駆動部を付勢する付勢部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、付勢部が切替部を付勢することでばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持することができる。
ワイヤ107が引かれることによって操作部105が回転し、切替部材102をリング101と係合していない状態に変位する。ワイヤ107に対する引っ張りを解除すると、付勢部材106の弾性力によって切替部材102がリング101に係合する状態に変位する。なお、ワイヤ107の操作は、手で直接引いてもよいし、機械で引いてもよい。上記で説明したように操作部105が回動軸104に対して軸方向に相対移動するため、第2ピストン82の移動に伴って回動軸104が軸方向に移動しても操作部105及びワイヤ107の位置は変わらない。このため、この遮断機構100は、第2ピストン82の移動によってワイヤ107が弛んだり引っ張られたりすることが抑制されている。なお、ワイヤ107を介さず、操作部105を直接操作してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)切替部材102が回転されることで、切替部材102がリング101係合しなくなってばねブレーキ80のブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置60の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置60の径方向の体格を小型化することができる。
(2)付勢部材106が切替部材102を付勢することでばねブレーキ80のブレーキ力を伝達状態に保持することができる。
(3)支点PBと力点PCとの第1距離L1よりも支点PBと作用点PAとの第2距離L2の方が長いため、操作距離LAに対して切替部材102の係合位置と非係合位置との変位距離LBを長くすることができ、操作距離LAを低減することができる。
(第2の実施形態)
以下、図8〜図12を参照して、ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置の第2の実施形態について説明する。この実施形態のブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置は、遮断機構200の構成が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図8及び図9に示すように、遮断機構200は、第1の実施形態と同様に、スリット201Aを有するリング201と、リング201と係合可能な切替部材202と、切替部材202を移動させる駆動部材203とを備える。リング201は、ばねブレーキ80に力を伝達する伝達部材84と第2ピストン82とを連結する連結部として機能する。リング201は、第2ピストン82に取り付けられている。切替部材202及び駆動部材203は、第2ピストン82の軸方向の投影面内に設置されている。遮断機構200は、第3シリンダ33のばね収容部33Aに連続して、設けられた収納部33Cに収納されている。なお、リング201が連結部として機能し、切替部材202が切替部として機能し、駆動部材203が駆動部として機能する。
図11及び図12に示すように、操作部205が引かれると、当接部205Aが切替部材202から離間する方向へ移動する。当接部205Aが切替部材202から離間すると
、当接部205Aの斜面205Bと切替部材202の背面202Bとの当接位置がリング201から遠ざかる方向へ変化する。すると、切替部材202がリング201から離間するため、切替部材202の係合部202Aとリング201の被係合部201Bとが係合しなくなり、リング201が拡径して第2ピストン82と伝達部材84との連結が解除され、伝達部材84への弾性力の伝達がなくなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(6)第2ピストン82の移動方向に移動する駆動部材203が切替部材202に当接して切替部材202を第2ピストン82の径方向に移動させることで、切替部材202がリング201係合しなくなってばねブレーキ80のブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置60の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置60を小型化することができる。
・上記各実施形態では、伝達部材84が第1ピストン71や増力機構36、ガイドチューブ65、クラッチナット61等を介して第2ピストン82に作用する弾性力をスピンドル62に伝達した。しかしながら、伝達部材84から第2ピストン82に作用する弾性力をスピンドル62に直接伝達してもよい。この場合、第2ピストン82及び伝達部材84に作用する弾性力スピンドル62に作用することが好ましい。
・上記各実施形態では、リング101に規制部101Cを設けるとともに、第2ピストン82に規制溝103を設けたが、リング101回転しても問題がなければ、規制部101Cと規制溝103とを省略してもよい。

Claims (8)

  1. ばねブレーキと、
    前記ばねブレーキに力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結する連結部と、
    回転することによって前記連結部と係合が解除されて前記ばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替える切替部と、を備える
    ブレーキシリンダ装置。
  2. 前記切替部が前記連結部と係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記切替部を付勢する付勢部を備える
    請求項1に記載のブレーキシリンダ装置。
  3. 前記切替部は、前記連結部に係合する部分を作用点とし、前記切替部の回動軸を支点として回動し、前記回動の操作が与えられる部分を力点とし、前記支点と前記力点との第1距離よりも前記支点と前記作用点との第2距離の方が長い
    請求項1又は2に記載のブレーキシリンダ装置。
  4. 前記力点は、前記支点と前記作用点との間に設けられる
    請求項3に記載のブレーキシリンダ装置。
  5. 前記切替部は、操作が行われる操作部を備え、
    前記回動軸は、前記ピストンに接続され、
    前記操作部は、前記回動軸の軸方向に移動可能に設けられている
    請求項3又は4に記載のブレーキシリンダ装置。
  6. ばねブレーキと、
    前記ばねブレーキに力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結する連結部と、
    前記ピストンの径方向に移動することによって前記連結部と係合が解除されて前記ばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替える切替部と、
    前記ピストンの移動方向と平行な軸方向に移動して前記切替部に当接することによって
    前記切替部を移動させる駆動部と、を備える
    ブレーキシリンダ装置。
  7. 前記切替部が前記連結部と係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記駆動部を付勢する付勢部を備える
    請求項6に記載のブレーキシリンダ装置。
  8. 被押圧部材にブレーキ用摩擦部材を押し当てることで制動力を発生させるブレーキ装置であって、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のブレーキシリンダ装置を備え、
    前記ブレーキシリンダ装置によって前記ブレーキ用摩擦部材が駆動される
    ブレーキ装置。
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