JP2020015604A - フレームカバー装置 - Google Patents

フレームカバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020015604A
JP2020015604A JP2018140950A JP2018140950A JP2020015604A JP 2020015604 A JP2020015604 A JP 2020015604A JP 2018140950 A JP2018140950 A JP 2018140950A JP 2018140950 A JP2018140950 A JP 2018140950A JP 2020015604 A JP2020015604 A JP 2020015604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cover
main body
holder
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018140950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7128049B2 (ja
Inventor
輝也 竹内
Teruya Takeuchi
輝也 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Yusoki KK
Original Assignee
Okura Yusoki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okura Yusoki KK filed Critical Okura Yusoki KK
Priority to JP2018140950A priority Critical patent/JP7128049B2/ja
Publication of JP2020015604A publication Critical patent/JP2020015604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7128049B2 publication Critical patent/JP7128049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

【課題】カバー本体の外側面からの突出物がなく、フレームからのカバー本体の脱落を確実に防止できるフレームカバー装置を提供する。【解決手段】上側フレーム部19および下側フレーム部20を有するとともに上側フレーム部19と下側フレーム部20の間の外側面が開口された長手状のフレーム16の外側面を覆うフレームカバー装置40である。カバー本体41は、フレーム16の外側面を覆う長手状のカバー部46、カバー部46の上側に長手方向に沿って設けられ上側フレーム部19に係合される上側係合部47、およびカバー部46の下側に長手方向に沿って設けられる下側係合部48を備える。保持具42は、下側フレーム部20の下面側に配置されて下側フレーム部20を挿通する締結具43によって締結される取付部62、およびカバー本体41の下側係合部48に係合される保持部63を有する。上側フレーム部19と保持具42との間にカバー本体41を挟み込んで保持する。【選択図】図1

Description

本発明は、上側フレーム部および下側フレーム部を有するとともにこれら上側フレーム部と下側フレーム部との間の外側面が開口された長手状のフレームの外側面を覆うフレームカバー装置に関する。
従来、例えば、ローラコンベヤやベルトコンベヤなどのコンベヤには、外側面が開口された断面略C字形のフレームが用いられている。このフレーム内には基板や配線などの電気関係の部品などが配置される場合もあるので、フレームの外側面にカバー本体が取り付けられ、このカバー本体でフレームの外側面の開口を覆っている。
カバー本体は、フレームの開口縁部(リップ部)に対して嵌め込んで取り付ける取付構造を有し、工具を使用せずにフレームに対して容易に取り付け、取り外しができるように構成されていることが多い。
しかし、作業者がコンベヤの近傍で作業する場合、何らかの拍子に作業者がカバー本体に接触し、カバー本体がフレームから脱落するおそれがある。
また、カバー本体の脱落を防止する構成を付加するために、カバー本体の外側面から突出物が生じることになれば、作業者が突出物に引っ掛かるおそれが生じることになるので好ましくない。
特許第2582944号公報 特開2002−187610号公報
そして、この種のフレームカバー装置では、カバー本体の外側面からの突出物がなく、フレームからのカバー本体の脱落を確実に防止することが求められている。
本発明は、カバー本体の外側面からの突出物がなく、フレームからのカバー本体の脱落を確実に防止できるフレームカバー装置を提供することを目的とする。
本発明のフレームカバー装置は、上側フレーム部および下側フレーム部を有するとともにこれら上側フレーム部と下側フレーム部の間の外側面が開口された長手状のフレームの外側面を覆うフレームカバー装置であって、前記フレームの外側面を覆う長手状のカバー部、このカバー部の上側に長手方向に沿って設けられ前記上側フレーム部に係合される上側係合部、および前記カバー部の下側に長手方向に沿って設けられる下側係合部を備えるカバー本体と、前記下側フレーム部の下面側に配置されて前記下側フレーム部を挿通する締結具によって締結される取付部、および前記カバー本体の前記下側係合部に係合される保持部を有し、前記上側フレーム部との間に前記カバー本体を挟み込んで保持する保持具とを具備するものである。
本発明によれば、カバー本体の外側面からの突出物がなく、フレームからのカバー本体の脱落を確実に防止できる。
本発明の第1の実施の形態を示すフレームカバー装置を備えたコンベヤの拡大右側面図である。 同上コンベヤの右側面図である。 同上コンベヤの拡大正面図である。 同上コンベヤの概略平面図である。 同上フレームカバー装置のカバー本体の正面図である。 同上カバー本体の背面図である。 同上カバー本体の右側面図である。 同上カバー本体の平面図である。 同上カバー本体の底面図である。 同上フレームカバー装置の保持具の平面図である。 同上フレームカバー装置を示し、(a)〜(c)にフレームカバー装置の取付手順を示す右側面図、(d)にカバー本体の開放状態を示す右側面図である。 同上コンベヤの端部に位置するフレームカバー装置を示し、(a)は右側面図、(b)にカバー本体の開放状態を示す右側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示すフレームカバー装置を備えたコンベヤの拡大右側面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図12を参照して説明する。
図1ないし図4にコンベヤ10を示す。コンベヤ10は、搬送物を載置して搬送方向Fに向けて搬送するローラコンベヤである。
コンベヤ10は、搬送方向Fに沿って長手状に形成されている。コンベヤ10は、フレーム体11、このフレーム体11上に回転可能に支持された複数のローラ12、およびこれらローラ12を回転させる駆動機構13を備えている。
フレーム体11は、搬送方向Fに対して直交する方向であるコンベヤ10の幅方向両側に配置されて複数のローラ12の両端を支持する両側のフレーム16,17を有している。なお、フレーム16,17の互いに対向する側を内側、このフレーム16,17の内側に対して反対側を外側として説明する。
フレーム16は、例えば金属材料によって断面略C字形でかつ長手状に形成されている。フレーム16は、上下方向に沿った内側面部18、およびこの内側面部18の上下端から外側に向けて略直角に折曲されて互いに対向する上側フレーム部19および下側フレーム部20を有している。上側フレーム部19は、内側面部18の上端から外側に向けて略直角に折曲された上側フランジ部21、およびこの上側フランジ部21の先端から下方へ向けて略直角に折曲された上側リップ部22を有している。また、下側フレーム部20は、内側面部18の下端から外側に向けて略直角に折曲された下側フランジ部23、およびこの上側フランジ部23の先端から上方へ向けて略直角に折曲された下側リップ部24を有している。そして、上側フレーム部19と下側フレーム部20との間の外側面、すなわち互いに対向する上側リップ部22と下側リップ部24との間に、開口部25が長手方向に沿って形成されている。
フレーム16の上側フレーム部19から内側面部18に亘って複数のローラ取付孔26が設けられている。さらに、フレーム16の内側面部18、上側フランジ部21および下側フランジ部23などには、他のフレーム部材との連結用や例えばセンサなどの部品の取付用に各種の複数の孔部が長手方向に沿って所定の間隔で形成されている。すなわち、フレーム16には、実際に使用されなくても、各種の複数の孔部が予め形成されている。そして、下側フランジ部23に形成される孔部には、非円形であって例えば四角形の孔部27が含まれている。
なお、フレーム17は、フレーム16と共通の構成となっている。
また、ローラ12は、軸部、およびこの軸部に回転可能に支持された円筒状のローラ部29を有している。ローラ部29の両端から突出する軸部の両端部がフレーム16,17のローラ取付孔26に取り付けられている。そして、フレーム16,17間に支持された複数のローラ12が搬送方向Fに沿って並設され、これらローラ12の上面に搬送物を載置して搬送方向Fに向けて搬送する搬送面が構成されている。
また、駆動機構13は、複数のローラ12の下方に配置される駆動軸31、この駆動軸31に取り付けられたギヤ32を含む駆動伝達機構を介して駆動軸31を回転駆動する図示しないモータ、および駆動軸31に取り付けられた複数のプーリ33から各ローラ12に回転力を伝達する複数の伝達ベルト34などを有している。そして、駆動機構13は、複数のローラ12を一体的に回動させ、これらローラ12上に載置される搬送物を搬送方向Fに向けて搬送する。
そして、フレーム16,17内には基板や配線などの電気関係の部品などが配置されることがある。図2に示すように、コンベヤ10のフレーム16側である一側近傍で作業者mが作業する場合には、フレーム16内を隠蔽するために、フレーム16の外側面の開口部25を覆うフレームカバー装置40が用いられる。なお、フレームカバー装置40はフレーム17側にも用いてもよい。
図1に示すように、フレームカバー装置40は、コンベヤ用のフレームカバーであるカバー本体41、このカバー本体41をフレーム16に保持する複数の保持具42、およびこれら保持具42をフレーム16に締結する複数の締結具43を備えている。なお、フレームカバー装置40についても、フレーム16の内側および外側に対応して、フレーム16側を内側、この内側に対して反対側を外側として説明する。
図5ないし図9にカバー本体41を示す。図5はカバー本体41の正面図、図6はカバー本体41の背面図、図7はカバー本体41の右側面図、図8はカバー本体の平面図、図9はカバー本体41の底面図である。なお、カバー本体41は、正面図において左右に連続するものであり、例えば、上下方向の寸法が125mmであるのに対して、その左右に連続する方向の寸法は1500mmあるいは1200mmである。左側面図は右側面図と対称に表れる。
カバー本体41は、例えばアルミニウムなどの金属材料によって一体に形成されている。カバー本体41は、例えば押出成形によって、長手状で、その長手方向に沿って同一形状に連続して形成されている。カバー本体41は、長手状のカバー部46、このカバー部46の上端に長手方向に沿って設けられた上側係合部47、およびカバー部46の下端に長手方向に沿って設けられた下側係合部48を備えている。カバー本体41の上下方向の寸法は、フレーム16の上下方向の寸法よりも小さく、かつ上側リップ部22と下側リップ部24との対向間隔つまり開口部25の上下方向の寸法よりも大きい。
カバー部46は、平板状に形成されている。カバー部46の外側面46aには、ローレット部49が形成されている。ローレット部49は、カバー部46の上下方向に沿って複数の凹凸状で、カバー部46の長手方向に連続して形成されている。すなわち、ローレット部49は、平目ローレット形状に形成されている。なお、ローレット部49については、図5および図7にのみ示し、他の図では省略している。なお、カバー部46の外側面46aには、平目ローレット形状に限らず、例えば綾目ローレット形状など、他の表面形状に形成されてもよい。また、カバー部46の外側面46aは、ローレット部49を形成せずに、フラット面であってもよい。
上側係合部47は、カバー部46の上端から内側方向に向けて略直角に折曲された上面部50の先端側に、上方に向けて開口する断面略U字形に形成されている。上側係合部47は、上面部50の先端から下方に向けて略直角に折曲された外側片部51、この外側片部51の内側面に対向する内側片部52、これら外側片部51および内側片部52の下端間を連結する連結片部53、および外側片部51と内側片部52と連結片部53の間で上方に向けて開口形成された上側溝54を有している。内側片部52の上端側は、外側片部51の上端側よりも低く、外側片部51から離反するように傾斜されている。そして、上側溝54に上側フレーム部19の上側リップ部22が相対的に挿入され、上側係合部47が上側フレーム部19の上側リップ部22に係合される。
下側係合部48は、カバー部46の下端から内側方向に向けて略直角に折曲された下面部55の先端側に、下方へ向けて開口する断面略U字形に形成されている。下側係合部48は、下面部55の先端から下方に向けて略直角に折曲された外側片部56、この外側片部56の内側面に対向される内側片部57、これら外側片部56と内側片部57の上端間を連結する連結片部58、および外側片部56と内側片部57との間に下方に向けて開口された下側溝59を有している。外側片部56と内側片部57とは同じ高さ(長さ)寸法に形成されている。下側係合部48の外側面(外側片部56の外側面)48aは、カバー部46の外側面46aの位置よりもフレーム16側である内側方向に寄った位置に設けられている。すなわち、下側係合部48の外側面(外側片部56の外側面)48aには、カバー部46の外側面46aに対して引っ込んだ段差部60が形成されている。この段差部60の段差寸法は、保持具42の板厚と同じ程度か保持具42の板厚よりも大きい寸法とされる。そして、下側溝59に保持具42の一部が相対的に挿入され、下側係合部48が保持具42に係合される。
また、図1および図10に示すように、保持具42は、例えば金属板によって略L字形に折曲形成されている。保持具42は、取付部62、およびこの取付部62の外側端から上方に向けて略直角に折曲された保持部63を有している。取付部62には、カバー本体41の長手方向に対して交差する方向であって取付部62の内側端と外側端とを結ぶ方向に沿って長い長孔64が形成されている。そして、取付部62は、下側フレーム部20の下面側に配置され、下側フレーム部20および長孔64を挿通する締結具43によって締結される。保持部63は、カバー本体41の下側係合部48の下側溝59に挿入され、下側係合部48に係合される。この保持具42により、上側フレーム部19との間にカバー本体41を挟み込んで保持する。なお、保持具42は、例えば、1つのカバー本体41の長手方向の少なくとも両端近傍の2箇所に対応して配置される。
また、図1に示すように、締結具43は、ボルト66、およびこのボルト66に螺着されるナット67を備えている。
ボルト66は、頭部68およびねじ部69を有する。さらに、ボルト66は、頭部68とねじ部69との間に設けられた回り止め部70を有する。頭部68は、ねじ回し工具の係合溝などがない球面状に形成されている。回り止め部70は、断面非円形で例えば断面四角形状に形成されている。このように、ボルト66には、例えば角根丸頭ボルトが用いられている。そして、ボルト66の頭部68はフレーム16の内側に配置され、ねじ部69はフレーム16の内側から孔部27に挿入されて下側フレーム部20の下面側に挿通される。回り止め部70は下側フレーム部20の孔部27に嵌合されてフレーム16に回り止めされる。なお、回り止め部70は下側フレーム部20の下面側よりも少し突出する。
ナット67は、フランジナット71、および袋ナット72を有している。下側フレーム部20の下面側に挿通されたボルト66のねじ部69に対して、保持具42の長孔64が挿通された状態で、フランジナット71、および袋ナット72が順に螺着される。
次に、フレームカバー装置40の取付動作について説明する。
図11(a)に示すように、フレーム16の内側から孔部27にボルト66のねじ部69を挿入し、回り止め部70を孔部27に嵌合する。フレーム16に対するボルト66の装着は、例えば、1つのカバー本体41の長手方向の少なくとも両端近傍の2箇所に対応した位置とする。なお、カバー本体41の長さが長い場合などには、3箇所以上でもよい。
フレーム16の下面側に挿通したねじ部69に対して、保持具42の長孔64を通した後、フランジナット71を螺合する。このとき、フランジナット71は締め付けず、緩めた状態としておく。このフランジナット71を緩めた状態でねじ部69の先端側に位置させておくことで、保持具42は、長孔64がねじ部69に対して遊動する範囲内で傾動したり上下動するなどの移動が可能となる。
カバー本体41の上側溝54にフレーム16の上側リップ部22が相対的に挿入されるように、カバー本体41の上側嵌合部47を上側リップ部22に係合し、カバー本体41の下側嵌合部48をフレーム16の下側リップ部24の外側に配置する。
図11(b)に示すように、保持具42の保持部63の先端側がカバー本体41の下側溝59に挿入されるように、保持具42の保持部63をカバー本体41の下側係合部48に係合する。また、保持具42の取付部62をフレーム16の下面側に配置する。このとき、フレーム16の下面からボルト66の回り止め部70の一部が突出されているが、この回り止め部70は保持具42の長孔64に挿入され、取付部62がフレーム16の下面側に配置可能となる。
図11(c)に示すように、カバー本体41の下側嵌合部48をフレーム16の下側リップ部24の外側面に押し付けた状態でフランジナット71を締め付け、ボルト66の頭部68とフランジナット71との間でフレーム16の下側フランジ部23および保持具42の取付部62を締結する。このとき、ボルト66はフレーム16に対して回り止めされているため、頭部68がフレーム16内に配置されていても、フランジナット71を回動操作するだけで締結できる。
さらに、フランジナット71による締結後、フランジナット71から突出するねじ部69の先端側に袋ナット72を螺着し、フランジナット71に袋ナット72を締め付けて固定する。この袋ナット72により、フランジナット71の緩み止めをするとともに、ねじ部69の先端側を隠蔽する。
そして、フランジナット71を締め付けることにより、保持具42によってカバー本体41を押し上げ、フレーム16の上側リップ部22と保持具42との間でカバー本体41を挟み込んで保持する。
また、図4に示すように、コンベヤ10のフレーム16の長手方向に沿って複数のカバー本体41が配置される場合(図4にはA1領域のカバー本体41とA2領域のカバー本体41の例を示す)、カバー本体41毎の例えば2箇所に対応してフレーム16に保持具42が配置されるが、コンベヤ10のフレーム16の長手方向の最も両端部に配置される保持具42については1箇所に2つの保持具42が用いられる。なお、図4には、A領域のカバー本体41とB領域のカバー本体41を示し、A領域のカバー本体41の2箇所A1およびA2、B領域のカバー本体41の2箇所B1およびB2に保持具が配置され、さらに、コンベヤ10のフレーム16の長手方向の最も両端部の箇所A1およびB2に2つの保持具42が用いられる。
コンベヤ10のフレーム16の長手方向の最も両端部の箇所A1およびB2では、図12(a)に示すように、ボルト66に、同じ構成の2つの保持具42,42が一緒に装着される。すなわち、2つの保持具42,42の取付部62,62がフレーム16の下面側に上下方向に重ねて配置されてフレーム16を挿通する締結具43によって一緒に締結される。上側に位置する一方の保持具42の保持部63がカバー本体41の下側溝59に挿入されて下側係合部48に係合され、下側に位置する他方の保持具42の保持部63がカバー本体41の下側係合部48の外側面48aに係合される。そして、2つの保持具42,42でカバー本体41の下側係合部48を挟み込むことで、カバー本体をフレーム16に強固に保持する。これにより、カバー本体41がコンベヤ10の長手方向にずれるのを防止する。
そして、フレームカバー装置40の取付状態では、締結具43による締結を解除操作しなければカバー本体41をフレーム16から外すことはできないため、作業者mがカバー本体41に接触しても、フレーム16からカバー本体41が脱落することはない。
しかも、保持具42は、保持具42がカバー本体41の下側から係合し、フレーム16と保持具42との間でカバー本体41を挟み込んで保持する構造であるとともに、保持具42がフレーム16の下側に配置されて締結具43で取り付けられる構造であるため、カバー本体41のカバー部46の外側面46aには突出物がなく、作業者mが引っ掛かることがない。
なお、フレームカバー装置40を取り外す場合には、上述した取付動作とは逆の動作である図11(c)(b)(a)の順に行えばよい。
また、コンベヤ10の点検や故障時の対応のために、フレーム16の開口部25を開放する場合には、図11(d)および図12(b)に示すように、袋ナット72を緩めて取り外し、フランジナット71を緩めてねじ部69の下端側に移動させる。カバー本体41と保持具42との係合状態を保持したまま、これらカバー本体41および保持具42を下方に移動させ、上側係合部47をフレーム16の上側リップ部22から外す。
カバー本体41および保持具42を下方に移動させ、上側係合部47をフレーム16の上側リップ部22から外しても、保持具42の取付部62がフランジナット71上に当接するため、保持具42を介してカバー本体41はフレーム16から脱落することなく支持される。さらに、ねじ部69がフレーム16の下方に延びていること、および保持具42の長孔64がねじ部69に対して遊動する範囲内で傾動したり上下動するなどの移動が可能であるため、カバー本体41の自重によりカバー本体41の上端側がフレーム16の外側面から離れる方向に傾動し、フレーム16の開口部25が開放される。
したがって、締結具43は、締結具43の締結が緩められるとともに上側係合部47が上側リップ部22から外れた状態で、保持具42を介してカバー本体41をフレーム16の外側面から上側係合部47が離れる方向に傾いた状態に支持する。
このようにカバー本体41が傾動し、フレーム16の開口部25が開放されることにより、カバー本体41をフレーム16から取り外すことなく、フレーム16内に配置されている部品の点検や作業が可能となる。
また、フレーム16内に配置されている部品の点検や作業後には、カバー本体41の上端側をフレーム16に近付くように移動させ、カバー本体41の上側溝54にフレーム16の上側リップ部22が相対的に挿入されるように、カバー本体41の上側嵌合部47を上側リップ部22に係合する。
このとき、カバー本体41の上側係合部47は、内側片部52の上端側が外側片部51の上端側よりも低いため、カバー本体41の上端側をフレーム16に近付くように移動させた際、カバー本体41の上側係合部47の内側片部52が上側リップ部22の下側を通過して上側リップ部22の内側に移動し、外側片部51の上端側が上側リップ部22の外側面に当接する。この状態で、カバー本体41をフレーム16の外側面に沿って上昇させることにより、カバー本体41の上側溝54にフレーム16の上側リップ部22が相対的に挿入されるように、カバー本体41の上側嵌合部47を上側リップ部22に係合することができる。そのため、開放したカバー本体41をフレーム16に容易に組み合わせることができる。
そして、フランジナット71を締め付けて締結し、ボルト66のねじ部69に袋ナット72を再装着する。
以上のように、本実施の形態のフレームカバー装置40では、保持具42がカバー本体41の下側から係合し、フレーム16と保持具42との間でカバー本体41を挟み込んで保持する構造であるとともに、保持具42がフレーム16の下側に配置されて締結具43で取り付けられる構造であるため、カバー本体41の外側面には突出物がなく、作業者mが引っ掛かることがない。しかも、締結具43による締結を解除操作しなければカバー本体41をフレーム16から外すことはできないため、作業者mがカバー本体41に接触しても、フレーム16からカバー本体41が脱落することはない。したがって、フレームカバー装置40によれば、カバー本体41の外側面からの突出物がなく、フレーム16からのカバー本体41の脱落を確実に防止できる。
しかも、カバー本体41の長手方向に沿って設けられた下側係合部48には長手方向のどの位置にも保持具42が係合可能であるため、フレーム16のどの位置に保持具42が取り付けられても、この保持具42がカバー本体41の下側係合部48に係合して保持することができる。
また、カバー本体41の上側係合部47の上側溝54に上側リップ部22が挿入され、下側係合部48の下側溝59に保持具42の保持部63が係合されるため、カバー本体41と上側リップ部22および保持具42とを強固に係合できる。
さらに、カバー本体41が保持具42の保持部63を挿入する下側溝59を有するため、カバー本体41の外側面から保持具42が突出することがなく、この保持具42に作業者mが引っ掛かるのを防止できる。
また、カバー本体41の下側係合部48は、カバー部46の外側面46aの位置よりもフレーム16側に寄った位置に設けられているため、下側係合部48に係合される保持具42をカバー部46の外側面46aから引っ込んだ位置に配置することができ、保持具42に作業者mが引っ掛かるのを防止できる。
また、1つの締結具43に2つの保持具42を組み合わせる場合、一方の保持具42の保持部63がカバー本体41の下側係合部48に係合され、他方の保持具42の保持部63がカバー本体41の下側係合部48の外側面48aに係合するため、2つの保持具42,42でカバー本体41の下側係合部48を挟み込み、カバー本体41をフレーム16に強固に保持できる。そのため、カバー本体41がフレーム16に対して長手方向にずれるのを確実に防止できる。
さらに、1つの締結具43に2つの保持具42を組み合わせる場合、カバー本体41の下側係合部48がカバー部46の外側面46aの位置よりもフレーム16側に寄った位置に設けられていることにより、カバー本体41の下側係合部48の外側面48aに係合される他方の保持具42の保持部63がカバー部46の外側面46aから突出するのを防止でき、他方の保持具42に作業者mが引っ掛かるのを防止できる。
また、締結具43のボルト66の頭部68がフレーム16の内側に配置され、ねじ部69がフレーム16の下面側に挿通されるため、ねじ部69がフレーム16内に突出することがなく、フレーム16内に配置される部品や配線などの配置にボルト66が障害となることがなく、フレーム16内に配置される部品や配線などにねじ部69で傷付けることもない。
さらに、締結具43は、締結具43の締結が緩められるとともにカバー本体41の上側係合部47が上側リップ部22から外れた状態で、保持具42を介してカバー本体41をフレーム16の外側面から上側係合部47が離れる方向に傾いた状態に支持することができるため、カバー本体41をフレーム16から取り外すことなく、フレーム16の外側面を開放し、フレーム16内の点検や作業をすることができる。
しかも、保持具42の取付部62は、カバー本体41の長手方向に対して交差する方向に長くボルト66のねじ部69が挿通する長孔64を有するため、締結具43の締結が緩められるとともにカバー本体41の上側係合部47が上側フレーム部19から外れた状態で、保持具42を介してカバー本体41をフレーム16の外側面から上側係合部47が離れる方向に傾動するのを可能にできる。
次に、図13に第2の実施の形態を示す。
フレーム16は、リップ部を備えない断面略コ字形に形成されている。すなわち、フレーム16は、内側面部18、上側フレーム部19である上側フランジ部21、および下側フレーム部20である下側フランジ部23を有している。上側フランジ部21の外側端と下側フランジ部23の外側端との間に開口部25が形成されている。フレーム16のその他の構成は、第1の実施の形態と同じである。
このフレーム16に対応したフレームカバー装置40は、第1の実施の形態に対して、保持具42および締結具43の構成は同じであるが、カバー本体41の上側係合部47の構成が異なる。
カバー本体41の上側係合部47は、カバー部46の上端から内側方向に向けて略直角に折曲された上面部50の先端側に、内側方向に向けて開口する断面略U字形に形成されている。上側係合部47は、上面部50の先端から延長された第1の片部81、この第1の片部81の下面に対向する第2の片部82、これら第1の片部81および第2の片部82の外側端間を連結する連結片部83、および第1の片部81と第2の片部82と連結片部83の間で内側方向に向けて開口形成された上側溝54を有している。第2の片部82の先端側は、第1の片部81の先端側よりも短く、第1の片部81から離反するように傾斜されている。そして、上側溝54に上側フレーム部19の上側フランジ部21が相対的に挿入され、上側係合部47が上側フランジ部21に係合される。
そして、フレームカバー装置40をフレーム16に取り付けるには、保持具42および締結具43をフレーム16に装着し、カバー本体41の上側係合部47をフレーム16の上側フランジ部21の外側端に係合し、保持具42の保持部63をカバー本体41の下側係合部48に係合し、締結具43で保持具42をフレーム16に締結する。これにより、保持具42によってカバー本体41を押し上げ、フレーム16の上側フランジ部21と保持具42との間でカバー本体41を挟み込んで保持する。
また、コンベヤ10の点検や故障時の対応のために、フレーム16の開口部25を開放する場合には、まず、袋ナット72を緩めて取り外し、フランジナット71を緩めてねじ部69の下端側に移動させる。続いて、カバー本体41の上側係合部47を外側方向に移動させてフレーム16の上側フランジ部21から外す。これにより、カバー本体41の自重によりカバー本体41の上端側がフレーム16の外側面から上側係合部47が離れる方向に傾動し、フレーム16の開口部25が開放される。
そして、第2の実施の形態のフレームカバー装置40においても、第1の実施の形態のフレームカバー装置40と同様の作用効果を得ることができる。
なお、各実施の形態のフレームカバー装置は、ローラコンベヤに限らず、ベルトコンベヤなどの各種コンベヤにも適用できる。
また、各実施の形態のフレームカバー装置は、コンベヤのフレーム以外にも、断面略C字形や断面略コ字形のフレームを使用する搬送装置やその他の機器および機構などにも適用できる。
16 フレーム
19 上側フレーム部
20 下側フレーム部
40 フレームカバー装置
41 カバー本体
42 保持具
43 締結具
46 カバー部
46a 外側面
47 上側係合部
48 下側係合部
48a 外側面
54 上側溝
59 下側溝
62 取付部
63 保持部
64 長孔
66 ボルト
67 ナット
68 頭部
69 ねじ部

Claims (7)

  1. 上側フレーム部および下側フレーム部を有するとともにこれら上側フレーム部と下側フレーム部の間の外側面が開口された長手状のフレームの外側面を覆うフレームカバー装置であって、
    前記フレームの外側面を覆う長手状のカバー部、このカバー部の上側に長手方向に沿って設けられ前記上側フレーム部に係合される上側係合部、および前記カバー部の下側に長手方向に沿って設けられる下側係合部を備えるカバー本体と、
    前記下側フレーム部の下面側に配置されて前記下側フレーム部を挿通する締結具によって締結される取付部、および前記カバー本体の前記下側係合部に係合される保持部を有し、前記上側フレーム部との間に前記カバー本体を挟み込んで保持する保持具と
    を具備することを特徴とするフレームカバー装置。
  2. 前記カバー本体の前記上側係合部は、前記上側フレーム部が挿入される上側溝を有し、
    前記カバー本体の前記下側係合部は、前記保持具の前記保持部が挿入される下側溝を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のフレームカバー装置。
  3. 前記カバー本体の前記下側係合部は、前記フレーム側に対して反対の外側面が、前記カバー部の外側面の位置よりも前記フレーム側に寄った位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のフレームカバー装置。
  4. 2つの前記保持具の前記取付部が前記下側フレーム部の下面側に重ねて配置されて前記下側フレーム部を挿通する前記締結具によって一緒に締結され、一方の前記保持具の前記保持部が前記カバー本体の前記下側係合部に係合され、他方の前記保持具の前記保持部が前記カバー本体の前記下側係合部の外側面に係合される
    ことを特徴とする請求項3記載のフレームカバー装置。
  5. 前記締結具は、頭部およびねじ部を有するボルト、および前記ボルトの前記ねじ部に螺着されるナットを備え、前記ボルトの前記頭部が前記フレームの内側に配置され、前記ねじ部が前記下側フレーム部の下面側に挿通される
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載のフレームカバー装置。
  6. 前記締結具は、前記締結具の締結が緩められるとともに前記上側係合部が前記上側フレーム部から外れた状態で、前記保持具を介して前記カバー本体を前記フレームの外側面から前記上側係合部が離れる方向に傾いた状態に支持する
    ことを特徴とする請求項5記載のフレームカバー装置。
  7. 前記保持具の前記取付部は、前記カバー本体の長手方向に対して交差する方向に長く前記ボルトの前記ねじ部が挿通する長孔を有する
    ことを特徴とする請求項5または6記載のフレームカバー装置。
JP2018140950A 2018-07-27 2018-07-27 フレームカバー装置 Active JP7128049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018140950A JP7128049B2 (ja) 2018-07-27 2018-07-27 フレームカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018140950A JP7128049B2 (ja) 2018-07-27 2018-07-27 フレームカバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020015604A true JP2020015604A (ja) 2020-01-30
JP7128049B2 JP7128049B2 (ja) 2022-08-30

Family

ID=69579727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018140950A Active JP7128049B2 (ja) 2018-07-27 2018-07-27 フレームカバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7128049B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622511U (ja) * 1985-06-20 1987-01-09
JP2000247423A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Toyo Kanetsu Kk コンベヤフレーム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3599314B2 (ja) 1998-08-25 2004-12-08 オークラ輸送機株式会社 カバー装置
JP2002187610A (ja) 2000-12-25 2002-07-02 Murata Mach Ltd コンベア側フレームのカバー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622511U (ja) * 1985-06-20 1987-01-09
JP2000247423A (ja) * 1999-03-02 2000-09-12 Toyo Kanetsu Kk コンベヤフレーム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7128049B2 (ja) 2022-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10329093B2 (en) Conveyor bracket
JP6728296B2 (ja) フラットシーケンシングシステム線形アクチュエータの改善された固定のためのシステム及び方法
US9522785B1 (en) Rail clip for conveyor wear strip
JP2020015604A (ja) フレームカバー装置
US7530448B2 (en) Transfer chain with a lug and cap mounted thereon
JPH05163B2 (ja)
CN211109381U (zh) 一种防跑偏皮带输送机
JP2008024472A (ja) チェーンコンベヤ装置
JP4716314B2 (ja) コンベヤ装置
US5127516A (en) Conveyor having grooved conveyor rails
US11247844B2 (en) Conveying device
JP2007223793A (ja) コンベヤフレーム
JP6979669B2 (ja) コンベヤローラの取付構造、ベルトコンベヤ、並びにコンベヤローラ取付用治具
EP1443316A1 (fr) Module de pesée pour machine d'affanchissement
JPH07206125A (ja) コンベヤのガイド取付装置
JP6608867B2 (ja) ねじ部材供給装置のねじ部材取出機構
JP5237585B2 (ja) 乗継ぎ用補助ローラーコンベアの構造
JP2014151983A (ja) 搬送コンベア用取付具及び収納棚
JP5523745B2 (ja) ベルトコンベヤ
JP3586567B2 (ja) フレキシブル固定装置およびラック
CN215920495U (zh) 一种晶圆湿法搬运机械手
CN218173720U (zh) 上料装置
JP4938732B2 (ja) 連結機構
JP6917592B2 (ja) リターンブラケット
JP6948034B2 (ja) 結束機付き搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7128049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150