JP2020015469A - サスペンション構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤグリップの変動を抑制しつつ車両の操縦性能を向上させることができるサスペンション構造を提供する。【解決手段】ナックル2A、2Bとクロスメンバ3との接続部61、62が、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3とがZ方向に沿った第1回動軸O1を中心に相対回動可能であることで、トー角の変化を妨げにくい。従って、車輪の上下動に対してトー角を意図的に変化させやすく、車両の操縦性能を向上させることができる。また、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3との接続部61、62が、他方向の回動軸を中心とした相対回動を規制することで、キャンバー角の変化が抑制される。従って、タイヤと路面Rとの接地面積が変化しにくく、タイヤグリップの変動を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、サスペンション構造に関するものである。
一般に、車両のサスペンション構造として独立懸架式のものが知られており、さらに、独立懸架式のサスペンション構造の一種としてマルチリンク式のものが知られている。マルチリンク式サスペンション構造では、複数のアームによってナックルが車体に支持されるとともに、このナックルによって車輪が保持される。これらの複数のアームは、車輪が入力に対して適宜に動作(トーインやトーアウト等)するようにセッティングがなされる。
このようなマルチリンク式のサスペンション構造として、ワットリンクを備えたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたサスペンション構造では、複数のアームによってホイールハブを支持するサスペンションメンバが、横方向において高剛性な弾性ブッシュと、前後方向を軸方向として回動するワットリンクと、のそれぞれを介して車体に取り付けられている。これにより、サスペンションメンバは、上下方向又は前後方向の力によって移動しやすく、且つ、横方向の力によって移動しにくくなっており、乗り心地および操舵応答性の向上が図られている。
特開平7−132720号公報
しかしながら、特許文献1に記載のサスペンション構造では、サスペンションメンバの動作は制限されているものの、ホイールハブ自体の支持はアーム配置による上下動によっては、キャンバー角が変化する可能性があった。キャンバー角が変化すると、タイヤと路面との接地面積が変動し、タイヤグリップを一定に保つことが困難になってしまう。一方、例えば硬めのブッシュを用いることで、車輪への入力に対して単にホイールハブを動作しにくくすると、キャンバー角だけでなくトー角も変化させにくくなり、車両の操縦性能が低下してしまう可能性がある(即ち、マルチリンク式のサスペンションでは、バンプ時のキャンバー角の変化と、ロール時のキャンバー角の変化と、の両方を大きくすることが困難であった)。
本発明の目的は、タイヤグリップの変動を抑制しつつ車両の操縦性能を向上させることができるサスペンション構造を提供することにある。
本発明のサスペンション構造は、車輪を回転可能に保持する左右一対のナックルと、車幅方向に沿って延びて前記一対のナックル同士を連結するクロスメンバと、を備えたサスペンション構造であって、前記ナックルと前記クロスメンバとの接続部は、該ナックルと該クロスメンバとの相対回動の回動中心となる第1回動軸を定め、前記第1回動軸は、上下方向に沿って延びていることを特徴とする。
本発明のサスペンション構造によれば、タイヤグリップの変動を抑制しつつ車両の操縦性能を向上させることができる。
本発明の実施例に係るサスペンション構造を示す斜視図である。 前記サスペンション構造を示す平面図である。 前記サスペンション構造を示す背面図である。 前記サスペンション構造を示す側面図である。 前記サスペンション構造を示す下面図である。 両輪にバンプが生じた場合の前記サスペンション構造の様子を示す平面図である。 両輪にバンプが生じた場合の前記サスペンション構造の様子を示す背面図である。 車両旋回時の前記サスペンション構造の様子を示す平面図である。 車両旋回時の前記サスペンション構造の様子を示す背面図である。 本発明の変形例に係るサスペンション構造を示す斜視図である。
請求項1に記載された発明は、車輪を回転可能に保持する左右一対のナックルと、車幅方向に沿って延びて一対のナックル同士を連結するクロスメンバと、を備えたサスペンション構造であって、ナックルとクロスメンバとの接続部は、ナックルとクロスメンバとの相対回動の回動中心となる第1回動軸を定め、第1回動軸は、上下方向に沿って延びていることを特徴とするサスペンション構造である。
ナックルとクロスメンバとの接続部が、ナックルとクロスメンバとが上下方向に沿った第1回動軸を中心に相対回動可能であることで、トー角の変化を妨げにくい。従って、タイヤの上下動に対してトー角を意図的に変化させやすく、車両の操縦性能を向上させることができる。また、第1回動軸が定められていることで、他方向の回動軸を中心とした相対回動が規制され、キャンバー角の変化が抑制される。従って、タイヤと路面との接地面積が変化しにくく、タイヤグリップの変動を抑制することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例のサスペンション構造1は、図1〜5に示すように、前輪駆動の車両におけるリア側の構造であって、一対のナックル2A、2Bと、クロスメンバ3と、ワットリンク4と、を備える。サスペンション構造1は、左右略対称な形状を有しており、以下では主に右側(ナックル2A側)の構造について説明し、特に説明がない限りは、左側も同様の構造となっているものとする。尚、本実施例のサスペンション構造は、後輪駆動や四輪駆動の車両に採用されてもよい。
尚、本実施例では、車両の進行方向をX方向とし、車幅方向をY方向とし、上下方向をZ方向とする。また以下では、X方向における前後を単に前後と呼び、Y方向における中央部側を内側と呼び、Y方向における左右両側を外側と呼び、Z方向における上下を単に上下と呼ぶ。
ナックル2Aは、車輪を回転可能に保持するものであって、車輪が取り付けられるハブ21と、ハブ21の内側に配置されて車体10に支持される被支持部22と、を有する。被支持部22は、車輪の回転中心から径方向外側に向かって延びる4本の腕部221〜224を有している。
車輪の回転中心から上方側に向かって延びる腕部221は、I字状の上側アーム51によって車体10に支持されている。上側アーム51は、腕部221から前側に向かって延びる。車輪の回転中心から前側且つ上側に向かって延びる腕部222は、A字状の下側アーム52によって車体10に支持されている。下側アーム52は、腕部222から前側且つ内側に向かって延びるアーム部と、内側に向かって延びるアーム部と、前後方向に延びてこれらの2本のアーム部を連結する連結部と、を有し、2本のアーム部がそれぞれ車体10に支持されている。
車輪の回転中心から上側に向かって延びる腕部223、及び、車輪の回転中心から後側且つ下側に向かって延びる腕部224は、後述するようにクロスメンバ3に接続される。
クロスメンバ3は、Y方向に沿って直線状に延びる第1棒状部31と、X方向から見て上側に凸に屈曲した第2棒状部32と、がY方向の中央部において連結されたものである。即ち、第1棒状部31と第2棒状部32とは、相対移動しないように固定されている。また、第2棒状部32が屈曲していることで、クロスメンバ3全体をX方向から見た際、下側に凹部33が形成されている。第1棒状部31と第2棒状部32とは、互いに略等しいY方向寸法を有しており、第1棒状部31の端部と、第2棒状部32の端部と、がZ方向に並んでいる。
第1棒状部31の両端がそれぞれナックル2A、2Bの腕部223に接続されて接続部61が形成され、第2棒状部32の両端がそれぞれナックル2A、2Bの腕部224に接続されて接続部62が形成されている。ナックル2A、2Bとクロスメンバ3とは、2つの接続部61、62によって接続され、2つの接続部61、62はZ方向に並んでいる。接続部61、62によってZ方向に沿った第1回動軸O1が形成され、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3とが第1回動軸O1を中心に相対回動することが許容され、他方向の回動軸を中心とした回動が規制される。
尚、2つの接続部61、62の接続構造は任意である。例えば、棒状部31、32の端部がボール状に形成されることで三次元的に動作可能な接続構造となっていてもよいし、棒状部31、32の端部と腕部223とのうち一方がZ方向に沿って延びる軸部を有するとともに他方が軸受部を有することにより、棒状部31、32の端部のそれぞれがZ方向に回動可能なように(二次元的に動作可能に)軸支されていてもよい。
第2棒状部32は、その端部近傍に、ワットリンク4の後述するリンクアーム42A、42Bが接続されるアーム支持部321を有している。アーム支持部321は、リンクアーム42A、42Bの端部をX方向から挟み込んで支持する構造となっている。
ワットリンク4は、センターリンク41と、一対のリンクアーム42A、42Bと、を有する。センターリンク41は、Z方向に沿って延びる第2回動軸O2を中心に回転可能なように、被支持部411において車体10に支持されている。また、図2に示すように、第2回動軸O2は、Z方向から見て、右側のナックル2Aとクロスメンバ3との接続部61、62と、左側のナックル2Bとクロスメンバ3との接続部61、62と、を結ぶ線分(二点鎖線で図示)の中央部に位置している。
センターリンク41は、一対のリンクアーム42A、42Bのそれぞれが接続されるアーム支持部412A、412Bを有し、2つのアーム支持部412A、412Bから被支持部411までの距離は互いに略等しくなっている。アーム支持部412A、412Bは、リンクアーム42A、42Bの端部をZ方向から挟み込んで支持する構造となっている。また、センターリンク41は、図3に示すように、X方向から見て第2棒状部32の両端の間に配置されており、即ち、クロスメンバ3の凹部33に配置されている。
リンクアーム42A、42Bは、Y方向に対して多少の傾斜を有しつつ棒状に延びている。センターリンク41から右側に向かって延びるリンクアーム42Aは、第2回動軸O2の後側に位置するアーム支持部412Aに接続され、センターリンク41から左側に向かって延びるリンクアーム42Bは、第2回動軸O2の前側に位置するアーム支持部412Bに接続される。
リンクアーム42A、42Bの内側の端部は、ボール状に形成され、三次元的に動作可能なようにアーム支持部412A、412Bによって支持されている。リンクアーム42A、42Bの外側の端部は、ボール状に形成され、三次元的に動作可能なようにアーム支持部321によって支持されている。
センターリンク41は、クロスメンバ3のアーム支持部321がセンターリンク41の第2回動軸O2に近づく際に上面視時計回りに回転し、遠ざかる際に上面視反時計回りに回転する。ここで、アーム支持部321とセンターリンク41との近さは、三次元的な距離を意味する。一対のアーム支持部412A、412Bが第2回動軸O2を挟むように配置されていることで、右側のアーム支持部321が第2回動軸O2に近づく(又は遠ざかる)際には、左側のアーム支持部321も第2回動軸O2に近づく(又は遠ざかる)。
即ち、右側のアーム支持部321から第2回動軸O2までの距離と、左側のアーム支持部321から第2回動軸O2までの距離と、は互いに略等しく保たれる。これにより、クロスメンバ3全体が右側又は左側に平行移動することが規制される。
ここで、車輪に対して入力があった場合におけるサスペンション構造1の各部の動作について説明する。尚、以下では、車両が水平面上に停車している(即ち、車輪には主に車重による重力が加わっている)状態を基準状態とする。
まず、基準状態において、下側アーム52がXY平面に略平行に延びている(図4参照)。ナックル2A、2Bが基準状態からZ方向のいずれかに移動し、下側アーム52のY方向に対する傾斜角度(絶対値)が大きくなった場合、ナックル2A、2Bの前側の腕部221、222は、下側アーム52によって内側に引っ張られる。上記のようにクロスメンバ3がY方向に平行移動しないことから、ナックル2A、2Bの後側の腕部223、224は、Y方向においてほとんど移動しない。従って、ナックル2A、2Bは、前側のみが内側に移動し、ナックル2A、2Bに保持された車輪は、トー角がイン側に変化する(トーインする)。
この具体例として、両輪にバンプが生じた場合のサスペンション構造1の様子を図6、7に示す。ナックル2A、2Bは、基準状態と比較して、車体10に対して上方に移動する。このとき、下側アーム52は、外側端部の方が内側端部よりも上方に位置するように、Y方向に対して傾斜する。また、リンクアーム42A、42Bも同様に、外側端部の方が内側端部よりも上方に位置するように、Y方向に対して傾斜する。
このとき、上記のようにナックル2A、2Bの前側が内側に移動し、車輪20A、20Bがトーインする。また、クロスメンバ3のアーム支持部321が第2回動軸O2から遠ざかることから、センターリンク41は上面視反時計回りに回動する。
車両の旋回時には、旋回外輪側に大きな力が加わり、左右の車輪に加わる力の大きさが異なる。具体例として、車両が左側に向かって旋回(左折)する場合のサスペンション構造1の様子を図8、9に示す。旋回外輪側である右側の車輪20Aに対して上方への大きな力が加わることから、右側のナックル2Aは、基準状態と比較して、車体10に対して上方に移動する。このとき、右側のアーム支持部321が第2回動軸O2から遠ざかることから、センターリンク41は上面視反時計回りに回動する。センターリンク41の回動によって、左側のアーム支持部321も第2回動軸O2から遠ざかろうとする。左側の車輪20Bに加わる力は比較的小さいことから、左側のアーム支持部321は下方に移動する。従って、クロスメンバ3は、Y方向に対して右上がりに傾斜する。
この具体例では、右側のナックル2Aが上方に移動することにより、右側の下側アーム52は、外側端部の方が内側端部よりも上方に位置するように、Y方向に対して傾斜する。これにより、ナックル2Aの前側が内側に移動し、車輪20Aがトーインする。また、接続部61、62によって、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3とが第1回動軸O1を中心に相対回動することが許容され、他方向の回動軸を中心とした回動が規制されていることで、車輪20A、20Bのキャンバー角はほとんど変化しない。即ち、タイヤと路面Rとの接地面積がほとんど変化しないようになっている。
このような本実施例によれば、以下のような効果がある。即ち、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3との接続部61、62が、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3とがZ方向に沿った第1回動軸O1を中心に相対回動可能であることで、トー角の変化を妨げにくい。従って、車輪の上下動に対してトー角を意図的に変化させやすく、車両の操縦性能を向上させることができる。また、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3との接続部61、62が、他方向の回動軸を中心とした相対回動を規制することで、キャンバー角の変化が抑制される。従って、タイヤと路面Rとの接地面積が変化しにくく、タイヤグリップの変動を抑制することができる。
また、一対のナックル2A、2Bにワットリンク4が接続されていることで、トー角が設定外の変化をすることを抑制しつつ、サスペンションの横揺れを抑制することができる。さらに、ワットリンク4においてセンターリンク41の第2回動軸O2がZ方向に沿って延びていることで、サスペンションのZ方向における追従性が低下することを抑制するとともに、ワットリンク4を省スペースで配置することができる。
また、センターリンク41の第2回動軸O2が、Y方向両側の接続部61、62同士を結ぶ線分の中央部に位置することで、この第2回動軸O2をロールセンタとすることができる。さらに、左右のリンクアーム42A、42Bの長さを略等しくすることができ、サスペンションの横ずれを抑制しやすい。
また、センターリンク41がクロスメンバ3の凹部33に配置されていることで、ワットリンク4を省スペースで配置することができる。さらに、クロスメンバ3がX方向から見て屈曲した第2棒状部32を有し、この第2棒状部32にリンクアーム42A、42Bが接続されていることで、車両が旋回する際に生じるY方向の力に対し、クロスメンバ3の強度を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ナックル2A、2Bの腕部222に、A字状の下側アーム52が接続されているものとしたが、下側アームは他の形状を有していてもよい。図10に示す変形例のサスペンション構造1Bのように、腕部222にL字状の下側アーム53が接続される構成としてもよい。下側アーム53は、X方向に沿って延びるアーム部と、Y方向に沿って延びるアーム部と、を有し、2本のアーム部は連結されておらず、独立に変形可能となっている。また、各部のアームは適宜な形状や長さを有していればよい。
また、前記実施例では、クロスメンバ3が下側に凹部33を有するものとしたが、上側に凹部が形成され、この凹部にセンターリンクが配置されてもよい。また、クロスメンバの凹部は、屈曲された棒状部によって形成されたものに限定されない。例えば、クロスメンバ全体が板状に形成され、その上側又は下側に凹部が形成されてもよい。また、クロスメンバに対し、センターリンクの設置高さをずらしてもよく、この場合、クロスメンバに凹部を形成しなくてもよい。また、クロスメンバに開口が形成され、この開口内にセンターリンクが配置されてもよい。
また、リンクアームとしての上側アーム51は、以下のように機能してもよい。上側アーム51は、ナックル2A、2Bの腕部221から前側に向かって延びて前端が車体10に支持されている。これにより、上述したように下側アーム52によってナックル2A、2Bの前側が内側に引っ張られて車輪がトーインする際に、上側アーム51は、トーインの動作の妨げとなりにくく、且つ、車輪の前後位置を決定するようにはたらく。
また、前記実施例では、センターリンク41の第2回動軸O2が、Y方向両側の接続部61、62同士を結ぶ線分の中央部に位置するものとしたが、第2回動軸O2の位置は、サスペンションの設定に応じて適宜な位置に配置されればよく、接続部同士を結ぶ線分に対して前後に配置されてもよいし、中央部から左右にずれて配置されてもよい。
また、前記実施例では、一対のナックル2A、2Bにワットリンク4が接続されるものとしたが、例えば他のアームによってクロスメンバのY方向の動作を規制し、Z方向の直線的な動作とすることができる場合には、ワットリンクを省略してもよい。
また、前記実施例では、ナックル2A、2Bとクロスメンバ3との間にZ方向に並んだ2つの接続部61、62が形成され、これによって第1回動軸O1が定められるものとしたが、このような構成に限定されない。例えば、Z方向に並んだ3つ以上の接続部によって第1回動軸O1が定められてもよいし、Z方向に沿って延びる接続部によって第1回動軸O1が定められてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施例に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施例に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 サスペンション構造
2A、2B ナックル
3 クロスメンバ
33 凹部
4 ワットリンク
41 センターリンク
42A、42B リンクアーム
61、62 接続部
10 車体

Claims (4)

  1. 車輪を回転可能に保持する左右一対のナックルと、車幅方向に沿って延びて前記一対のナックル同士を連結するクロスメンバと、を備えたサスペンション構造であって、
    前記ナックルと前記クロスメンバとの接続部は、該ナックルと該クロスメンバとの相対回動の回動中心となる第1回動軸を定め、
    前記第1回動軸は、上下方向に沿って延びていることを特徴とするサスペンション構造。
  2. 前記一対のナックルに接続されるワットリンクをさらに備え、
    前記ワットリンクは、前記一対のナックルの間において車体に支持されるセンターリンクと、該センターリンクと前記一対のナックルのそれぞれとを接続する一対のリンクアームと、を有し、
    前記センターリンクは、上下方向に沿って延びる第2回動軸を中心に回動可能なように前記車体に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のサスペンション構造。
  3. 前記第2回動軸は、上面視において、左右の前記接続部同士を結ぶ線分の中央部に位置することを特徴とする請求項2に記載のサスペンション構造。
  4. 前記クロスメンバは、前後方向視において、上側又は下側に凹部を有し、
    前記センターリンクが前記凹部に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のサスペンション構造。
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