JP2020014342A - 磁気減速装置 - Google Patents

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宏史 上原
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Abstract

【課題】軸心方向での大型化が抑制された磁気減速装置を提供することを課題とする。【解決手段】基部と、異なる極性が周方向に交互に並んだ第1永久磁石を支持し、前記基部に対して回転可能に支持されたロータと、前記第1永久磁石と同心状に支持し、異なる極性が周方向に交互に並んだ第2永久磁石を支持した磁石支持部と、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間で周方向に沿って複数の軟磁性体を支持し、前記ロータ及び磁石支持部と非接触である軟磁性体支持部と、を備え、前記磁石支持部及び軟磁性体支持部の一方は、前記基部に対して相対回転可能であり、前記磁石支持部及び軟磁性体支持部の他方は、前記基部に対して相対回転不能であり、前記ロータの回転の軸心から径方向外側に離れた位置で、前記第1及び第2永久磁石にそれぞれ対向し、前記ロータと前記磁石支持部との回転位相差を検出するための第1及び第2センサと、を備えた磁気減速装置。【選択図】図3

Description

本発明は、磁気減速装置に関する。
特許文献1には、磁力を利用した磁気減速装置が開示されている。
米国特許第6794781号明細書
特許文献1の磁気減速装置では、軸心方向に大型化している。このような磁気減速装置に、例えばトルクを検出するためのセンサ等を設けようとすると、更に軸心方向に大型化する可能性がある。
そこで本発明は、軸心方向での大型化が抑制された磁気減速装置を提供することを目的とする。
上記目的は、基部と、異なる極性が周方向に交互に並んだ第1永久磁石を支持し、前記基部に対して回転可能に支持されたロータと、前記第1永久磁石と同心状に支持し、異なる極性が周方向に交互に並んだ第2永久磁石を支持した磁石支持部と、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間で周方向に沿って複数の軟磁性体を支持し、前記ロータ及び磁石支持部と非接触である軟磁性体支持部と、を備え、前記磁石支持部及び軟磁性体支持部の一方は、前記基部に対して相対回転可能であり、前記磁石支持部及び軟磁性体支持部の他方は、前記基部に対して相対回転不能であり、前記ロータの回転の軸心から径方向外側に離れた位置で、前記第1及び第2永久磁石にそれぞれ対向し、前記ロータと前記磁石支持部との回転位相差を検出するための第1及び第2センサと、を備えた磁気減速装置によって達成できる。
本発明によれば、軸心方向での大型化が抑制された磁気減速装置を提供できる。
図1は、磁気減速装置の斜視図である。 図2は、磁気減速装置の正面図である。 図3は、図2のA−A断面図である。 図4は、図3のB−B断面図である。 図5は、磁気減速装置の分解斜視図である。 図6A及び図6Bは、永久磁石の周方向での漏れ磁束とモータヨーク及び低速ロータの回転位相差との関係の説明図である。 図7Aは、第1変形例の磁気減速装置の一部を示した模式的な断面図であり、図7Bは、第2変形例の磁気減速装置の一部を示した模式的な断面図である。
図1は、磁気減速装置1の斜視図である。図2は、磁気減速装置1の正面図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図3のB−B断面図である。図5は、磁気減速装置1の分解斜視図である。磁気減速装置1は、図3等に示すように、軸部材40の軸心Dの方向での厚みが、軸心Dに直交する直径の長さよりも小さい扁平状に形成されている。磁気減速装置1は、基部10、下側支持部11、モータM、上側支持部19、上側固定部20、低速ロータ21、永久磁石51及び52、軟磁性体53等を含む。基部10、下側支持部11、モータロータ17、上側支持部19、上側固定部20、及び軸部材40は、例えば合成樹脂製である。
図3に示すように、基部10は、軸部材40の基端側を回転不能に保持している。軸部材40の先端側では、ネジ42により上側固定部20が回転不能に固定されている。モータMは、ステータ12、コイル14、モータマグネット16、モータロータ17、及びモータヨーク18を含む。ステータ12は、軸部材40の周囲で基部10に回転不能に保持されている。コイル14は、ステータ12の複数のティース部にインシュレータを介して巻回されている。
モータロータ17は、2つの軸受B1を介して軸部材40に回転可能に保持されており、軸心D周りに回転可能である。モータロータ17は、ステータ12よりも軸部材40の先端側に設けられている。モータロータ17は、扁平の略円筒状である。モータロータ17の内周側面には、略円環状のモータヨーク18が嵌合して保持されている。モータヨーク18は、モータロータ17よりも径方向外側に突出している。モータヨーク18の内周側面には、ステータ12のティース部に対向するように、複数のモータマグネット16が周方向に固定されている。モータヨーク18のモータロータ17から径方向外側に突出した部分の外周側面には、詳しくは後述する複数の永久磁石51が固定されている。コイル14の通電状態が制御されることにより、ステータ12とモータマグネット16との間に磁気的吸引力及び反発力が発生し、これによりステータ12よりも径方向外側に配置されたモータヨーク18が回転する。即ち、モータMは、アウターロータ型である。モータヨーク18が回転することにより複数の永久磁石51も併せて回転する。また、モータロータ17及びモータヨーク18は、ロータの一例である。
図3に示すように、基部10の外周縁には、薄い略円環状の下側支持部11が固定されている。下側支持部11の外周縁側には、複数の軟磁性体53を支持し軸心Dの方向であって軸部材40の先端側に突出した突部113が形成されている。上側固定部20には、上側支持部19が回転不能に固定されている。上側支持部19は、モータロータ17やモータヨーク18、永久磁石51には非接触に設けられている。上側支持部19は、モータヨーク18よりも軸部材40の先端側に設けられている。上側支持部19は、モータヨーク18を包囲するように、基部10及び下側支持部11側に向かって径が拡大した扁平の略円筒状である。モータヨーク18の外周縁側には、複数の軟磁性体53を支持し軸心Dの方向であって軸部材40の根元側に突出した突部193が形成されている。軟磁性体53は、突部113及び193により軸心Dの方向で挟持されている。下側支持部11及び上側支持部19は、軟磁性体支持部の一例である。複数の軟磁性体53は、径方向に所定のクリアランスを介して永久磁石51と対向している。軟磁性体53については詳しくは後述する。また、下側支持部11には、永久磁石51と軸心Dの方向で対向するセンサS1を保持している。
図3に示すように、低速ロータ21は、軸受B2を介して上側固定部20に軸心D周りに回転可能に保持されている。低速ロータ21は、上側支持部19よりも軸部材40の先端側に設けられており、上側支持部19の外周を覆う略円筒状である。低速ロータ21は、上側支持部19とは接触しないように設けられている。低速ロータ21の内周側面には、リング状のアウターヨーク23が固定されている。アウターヨーク23の内周側面には、複数の永久磁石52が固定されている。即ち、低速ロータ21は、アウターヨーク23を介して複数の永久磁石52を支持している。低速ロータ21は、磁石支持部の一例である。永久磁石52は、径方向に所定のクリアランスを介して軟磁性体53と対向している。また、下側支持部11は永久磁石52と軸心Dの方向で対向したセンサS2を保持している。センサS1及びS2は、径方向に並んでおり、換言すれば、軸心Dを通過すると共に軸心Dに直交する線分上に配置されている。
図4に示すように、永久磁石51、永久磁石52、軟磁性体53は、同心状に配置されている。また、軟磁性体53は、永久磁石51及び52と非接触で両者の間に配置されている。軟磁性体53は、永久磁石51の磁束と永久磁石52の磁束とを変調する軟磁性体であり、例えば電磁鋼板である。複数の永久磁石51は、周方向でS極及びN極が交互に並ぶように配置されている。即ち、径方向外側にS極が着磁され径方向内側にN極が着磁された永久磁石51に隣接した永久磁石51は、径方向外側にN極が着磁され径方向外側にS極が着磁されている。永久磁石52についても同様である。永久磁石51は、永久磁石52及び軟磁性体53のそれぞれよりも周方向に長く形成されている。永久磁石51の個数は、永久磁石52及び軟磁性体53の各個数よりも少ない。複数の永久磁石51は、略等角度間隔で配置されている。同様に、複数の軟磁性体53も略等角度間隔で配置されている。複数の永久磁石52は、周方向に略隙間なく配置されている。尚、周方向に配列された複数の永久磁石51の代わりに、単一の円環状の永久磁石を設けてもよい。この円環状の永久磁石は、周方向にS極及びN極が交互に並ぶように着磁されていればよい。永久磁石52についても同様である。
上述したようにモータヨーク18が回転して永久磁石51が回転すると、軟磁性体53により変調された永久磁石51及び52のそれぞれの磁束が変化して、永久磁石51及び52間に作用する磁力によって、低速ロータ21がモータヨーク18よりも遅い速度で回転する。このようにしてモータMからの回転入力が減速されて出力される。即ち、モータヨーク18は高速ロータとして機能する。また、モータヨーク18の回転は磁力により非接触で低速ロータ21に伝達されるため、振動や駆動音が抑制され、また潤滑も不要でメインテナンス性も向上している。更に、永久磁石51、永久磁石52、軟磁性体53の個数や、大きさ、位置等を適宜変更することにより、減速比や低速ロータ21の回転トルク等を容易に変更できる。
次にセンサS1及びS2について説明する。図3に示したように、センサS1は、小型の回路基板とその回路基板上に実装されたホール素子とを有している。センサS2についても同様である。センサS1及びS2は、永久磁石51及び52のそれぞれの漏れ磁束に応じた検出値を出力する。センサS1及びS2は、不図示の回路基板に接続されており、この回路基板に形成された検出回路によりセンサS1及びS2の出力値に基づいてモータヨーク18と低速ロータ21との回転位相差が検出され、この回転位相差により低速ロータ21の回転トルクが算出される。この算出されたトルクに基づいて、例えばモータMの駆動を制御したり、警告を報知するための処理を実行したりすることができる。
図3に示したように、センサS1及びS2は、軸部材40から径方向に離れた位置にあり、それぞれ永久磁石51及び52と軸心Dの方向で直接対向した位置に設けられている。換言すれば、センサS1及びS2は、磁気減速装置1内に設けられており、磁気減速装置1の軸心Dの方向での厚み内に設けられている。このため、例えば低速ロータ21の回転トルクを算出するための装置を、磁気減速装置1に外付けで軸部材40の先端部に設けると、軸心Dの方向で装置全体が大型化する。本実施例では、センサS1及びS2が上述した位置に設けられていることにより、磁気減速装置1の軸心Dの方向での大型化が抑制されている。
次に、永久磁石51及び52の周方向での漏れ磁束とモータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差と関係について説明する。図6A及び図6Bは、永久磁石51及び52の周方向での漏れ磁束とモータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差との関係の説明図である。図6A及び図6Bは、それぞれ周方向での永久磁石51及び52の磁束の変化が示されている。尚、図6A及び図6Bは、理解を容易にするために簡易化しており、実際の永久磁石51及び52の漏れ磁束の強さや波長とは異なっている。図6A及び図6Bでは、横軸は周方向での角度位置を示しており、縦軸は磁束の強度を示している。磁束のプラスのピーク値はS極及びN極の一方の中心値を示しており、磁束のマイナスのピーク値は他方の中心値を示している。図6Aに示した曲線G1及びG2は、それぞれ、センサS1及びS2による永久磁石51及び52の漏れ磁束の測定結果を簡易化したものである。図6Aでは、モータヨーク18及び低速ロータ21に外力が加えられていない状態で静止している状態を示している。図6Bは、図6Aに示した状態からモータヨーク18が僅かに回転した状態を示している。図6Bの曲線G1´は、図6Aの曲線G1が回転した後の漏れ磁束の強度を示している。
例えば、図6Aに示すようにセンサS1及びS2によりそれぞれ検出される磁束の強度が値P1及びP2を示していたとする。検出回路を構成するメモリ等には、センサS1及びS2によりそれぞれ検出される磁束の強度の差分に応じた低速ロータ21とモータヨーク18との回転トルクが予めデータとして記憶されている。この回転トルクは予め実験により取得され、データとしてメモリ等に記憶されている。従って、図6Aの例では、値P1及びP2の差分に応じて低速ロータ21とモータヨーク18との回転トルクがゼロとして算出される。図6Bでは、センサS1及びS2によりそれぞれ検出される磁束の強度が値P1´及びP2を示していたとする。値P1´及びP2の差分に応じた低速ロータ21とモータヨーク18との回転トルクが、上述したデータを参照して算出される。このように永久磁石51及び52の漏れ磁束の強度差はモータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差と同義であり、回転位相差に基づいて低速ロータ21の回転トルクが算出される。
本実施例では、センサS1及びS2は、径方向に並んで配置されているが、これに限定されず、径方向に離れておりかつ周方向に所定の角度差を有して配置されていてもよい。また、本実施例では、センサS1及びS2は一対設けられているが、このようなセンサが複数対設けられていてもよい。
本実施例では、モータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差を検出するためにセンサS1及びS2を用いたがこれに限定されない。例えば、モータヨーク18にモータヨーク18の回転位置の原点を検出するための位置検出用のマグネットを設け、このマグネットの磁束の強度を検出するホールセンサを例えば下側支持部11に設ける。同様に、低速ロータ21に低速ロータ21の回転位置の原点を検出するための位置検出用のマグネットを設け、このマグネットの磁束の強度を検出するホールセンサを例えば下側支持部11に設ける。この場合も、検出回路を構成するメモリ等には、低速ロータ21とモータヨーク18との相対位置に応じた低速ロータ21とモータヨーク18との回転トルクが予めデータとして記憶されている。従って、これらホールセンサにより、モータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差を検出でき、この回転位相差に基づいて低速ロータ21の回転トルクを算出してもよい。尚、上述したセンサS1及びS2の一方の代わりに、位置検出用のマグネットとホールセンサとを採用してもよい。
また、センサS1の代わりに、FGセンサを採用してもよい。FGセンサは、モータヨーク18と共に回転するFGマグネットと、このFGマグネットに対向しFGマグネットの回転により誘導起電力が発生するFGパターンを備えた基板とを備える。同様に、センサS2の代わりに、FGセンサを採用してもよい。この場合、FGセンサは、低速ロータ21と共に回転するFGマグネットと、このFGマグネットに対向しFGマグネットの回転により誘導起電力が発生するFGパターンを備えた基板とを備える。これらFGパターンで生じる誘導起電力に基づいて、モータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差を検出でき、この回転位相差に基づいて低速ロータ21の回転トルクを算出してもよい。また、永久磁石51を、モータヨーク18用のFGマグネットとして用いてもよい。永久磁石52を、低速ロータ21用のFGマグネットとして用いてもよい。また、上述したセンサS1及びS2の一方の代わりに、FGセンサを採用してもよい。
また、センサS1及びS2の代わりに、磁束ではなく光学的な手法により低速ロータ21の回転位相差を検出してもよい。例えば、モータヨーク18にモータヨーク18の回転位置の原点を検出するための光学的に検出可能なインデックスを、例えばインクやレーザマーカーにより設け、このインデックスを検出するための光学センサを下側支持部11に設けてもよい。同様に、低速ロータ21に低速ロータ21の回転位置の原点を検出するための光学的に検出可能なインデックスを設け、このインデックスを検出するための光学センサを下側支持部11に設けてもよい。これら光学センサにより、モータヨーク18及び低速ロータ21の回転位相差を検出でき、この回転位相差に基づいて低速ロータ21の回転トルクを算出してもよい。尚、光学センサとは、例えばインデックス側に向けて光を照射する発光素子と、インデックスで反射された光を受光する受光素子とを備えたものである。また、上述したセンサS1及びS2の一方の代わりに、上述のインデックスと光学センサとを採用してもよい。
本実施例では、軸部材40を支持した基部10と、軟磁性体53を支持した下側支持部11とは別体に形成されているが、これに限定されず、一体に形成されていてもよい。上側固定部20と上側支持部19とは別体に形成されているが、一体に形成されていてもよい。また、軟磁性体53を接着又は嵌合等により下側支持部11のみで保持可能である場合には、上側支持部19は設けなくてもよい。低速ロータ21は軸受B1を介して上側固定部20に対して回転可能に支持されているが、上側固定部20を設けずに軸受を介して軸部材40に回転可能に支持させてもよい。
本実施例では、基部10に対して、下側支持部11及び上側支持部19が相対回転不能であり、低速ロータ21が相対回転可能であるが、これに限定されない。例えば、基部10に対して下側支持部11及び上側支持部19が相対回転可能であり、基部10に対して低速ロータ21が相対回転不能となるよう設けてもよい。この場合、下側支持部11及び上側支持部19が実際の低速ロータとして機能する。具体的には、上述した本実施例とは異なり、低速ロータ21を上側固定部20に対して回転不能に固定し、基部10に対して下側支持部11を軸受を介して相対回転可能に設け、上側固定部20に対して上側支持部19を軸受を介して相対回転可能に設ける。この場合、センサS1及びS2がそれぞれ永久磁石51b及び52bと軸心Dの方向で対向するように、軟磁性体53を支持した下側支持部11及び上側支持部19の一方に設ける。この場合、下側支持部11及び上側支持部19と共にセンサS1及びS2も、基部10に対して回転する。この場合、センサS1及びS2の検出結果に基づいて間接的に低速ロータとして機能する下側支持部11及び上側支持部19の回転トルクを算出できる。また、この場合においてセンサS1及びS2の代わりに上述した光学センサを採用する場合にも、下側支持部11に光学センサを設ける。
次に、インナーロータ型のモータを採用した複数の変形例について説明する。尚、上述した実施例と類似する構成については類似する符号を付することにより重複する説明を省略する。図7Aは、第1変形例の磁気減速装置1aの一部を示した模式的な断面図である。磁気減速装置1aのインナーロータ型のモータMaは、ステータ12a、複数のコイル14a、モータマグネット16a、モータヨーク18aを含む。複数のコイル14aは、ステータ12aに巻回されている。ステータ12aは不図示の基部に対して回転不能に固定されている。モータヨーク18aはリング状であって不図示の基部に対して回転可能に支持されている。モータヨーク18aは、ステータ12aよりも径方向内側に配置されている。モータヨーク18aの外周側面には、複数のモータマグネット16aが配置されている。コイル14aの通電状態に応じてステータ12aが励磁されることにより、ステータ12aとモータマグネット16aとの間に発生する磁気的吸引力及び反発力により、モータヨーク18aが回転する。即ち、モータヨーク18aは高速ロータとして機能する。
モータヨーク18aの内周側面には、異なる極性が周方向に交互に並ぶように複数の永久磁石51aが配置されている。従って、モータヨーク18aが回転することにより複数の永久磁石51aも回転する。軟磁性体53aは、上述した本実施例と同様に、基部に対して回転不能に固定されている。低速ロータ21aは、薄い略円板状である。低速ロータ21aは、モータヨーク18aよりも径方向内側に配置されている。低速ロータ21aの外周側面には、異なる極性が周方向に交互に並ぶように複数の永久磁石52aが配置されている。従って、低速ロータ21aが回転することにより複数の軟磁性体53aも回転する。また、モータヨーク18aが回転することにより、軟磁性体53aを介して永久磁石51a及び52a間に作用する磁力によって、低速ロータ21aはモータヨーク18aよりも低速で回転する。
センサS1a及びS2aは、それぞれ、永久磁石51a及び52aと軸心Dの方向で対向し永久磁石51a及び52aの漏れ磁束を検出する。センサS1a及びS2aも、上述した実施例と同様に基部に固定されている。これにより、センサS1a及びS2aにより、モータヨーク18a及び低速ロータ21aの回転位相差を検出でき、これに基づいて低速ロータ21aの回転トルクを算出できる。第1変形例においても、センサS1a及びS2aは永久磁石51a及び52aと対向するように配置されているため、磁気減速装置1aの軸心Dの方向での大型化が抑制されている。
図7Bは、第2変形例の磁気減速装置1bの一部を示した模式的な断面図である。磁気減速装置1bのモータMbは、ステータ12b、コイル14b、モータヨーク18bを含む。複数のコイル14bは、ステータ12bに巻回されている。ステータ12bは不図示の基部に対して回転不能に固定されている。ステータ12bの内周側面には、異なる極性が周方向に交互に並ぶように複数の永久磁石52bが配置されている。モータヨーク18bは薄い略円板状であって不図示の基部に対して回転可能に支持されている。モータヨーク18bは、ステータ12bよりも径方向内側に配置されている。モータヨーク18bの外周側面には、異なる極性が周方向に交互に並ぶように複数の永久磁石51bが配置されている。永久磁石51b及び52bとの間には、複数の軟磁性体53bが配置されている。軟磁性体53bは、不図示の支持部に支持され、かつこの支持部は基部に対して回転可能に支持されている。即ち、第2変形例では、基部に対してステータ12b及び永久磁石52bは回転不能であり、モータヨーク18b及び永久磁石51bは相対回転可能であり、軟磁性体53bも相対回転可能である。ここで、コイル14bの通電状態が制御されることによりステータ12bが励磁され、これによりステータ12bと永久磁石51bとの間に発生する磁気的吸引力及び反発力によりモータヨーク18bが回転する。即ち、モータヨーク18bは高速ロータとして機能し、永久磁石51bはロータ用のマグネットと兼用している。モータヨーク18bと共に永久磁石51bが回転することにより、軟磁性体53bが回転する。即ち、軟磁性体53bを支持する支持部は低速ロータとして機能する。
センサS1b及びS2bはそれぞれ永久磁石51b及び52bと軸心Dの方向で対向して永久磁石51b及び52bの漏れ磁束を検出する。センサS1b及びS2bは、軟磁性体53bと同期して回転している。即ち、センサS1b及びS2bは、それぞれ永久磁石51b及び52bと軸心Dの方向で対向するように、軟磁性体53bを支持する部材である軟磁性体支持部に固定されており、軟磁性体53bと共に回転する。これにより、センサS1b及びS2bにより、モータヨーク18bとステータ12bとの回転位相差を検出でき、これに基づいて間接的に低速ロータである軟磁性体支持部の回転トルクを算出できる。第2変形例においても、センサS1b及びS2bは永久磁石51b及び52bと対向するように配置されているため、磁気減速装置1bの軸心Dの方向での大型化が抑制されている。
尚、上記第1及び第2変形例においても、ホールセンサや、FGセンサ、又は光学的な手法を用いて低速ロータの回転トルクを検出してもよい。
上記実施例及び変形例では、モータが磁気減速装置に組み込まれているが、これに限定されず、モータが磁気減速装置に別体に設けられていてもよい。即ち、磁気減速装置の外部にモータが設けられ、何らかの動力伝達手段を介して磁気減速装置に設けられたロータが回転される構成であってもよい。この場合、モータのロータと、磁気減速装置のロータとは別体である。
上記実施例及び変形例において、漏れ磁束は、ステータと永久磁石との間に発生する磁気的吸引力及び反発力によりモータヨークを回転させることに寄与する磁束や、そのような回転に寄与しない磁束も含まれる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
1 磁気減速装置
10 固定基部(基部)
11 下側支持部(軟磁性体支持部)
19 上側支持部(軟磁性体支持部)
17 モータロータ(ロータ)
21 低速ロータ(磁石支持部)
51 永久磁石(第1永久磁石)
52 永久磁石(第2永久磁石)
53 軟磁性体
S1 センサ(第1センサ)
S2 センサ(第2センサ)

Claims (5)

  1. 基部と、
    異なる極性が周方向に交互に並んだ第1永久磁石を支持し、前記基部に対して回転可能に支持されたロータと、
    前記第1永久磁石と同心状に支持し、異なる極性が周方向に交互に並んだ第2永久磁石を支持した磁石支持部と、
    前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間で周方向に沿って複数の軟磁性体を支持し、前記ロータ及び磁石支持部と非接触である軟磁性体支持部と、を備え、
    前記磁石支持部及び軟磁性体支持部の一方は、前記基部に対して相対回転可能であり、
    前記磁石支持部及び軟磁性体支持部の他方は、前記基部に対して相対回転不能であり、
    前記ロータの回転の軸心から径方向外側に離れた位置で、前記第1及び第2永久磁石にそれぞれ対向し、前記ロータと前記磁石支持部との回転位相差を検出するための第1及び第2センサと、を備えた磁気減速装置。
  2. 前記第1及び第2センサは、前記第1及び第2永久磁石のそれぞれの漏れ磁束を検出する磁気センサである、請求項1の磁気減速装置。
  3. 前記第1及び第2センサは、前記ロータ又は前記磁石支持部の回転に応じて誘起電圧が発生するFGパターンを含むFGセンサである、請求項1の磁気減速装置。
  4. 前記第1及び第2センサは、前記ロータ又は前記磁石支持部に設けられた光学的なインデックスを検出する光学センサである、請求項1の磁気減速装置。
  5. 前記ロータを回転させるモータを備えた、請求項1乃至4の何れかの磁気減速装置。
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