JP2020012410A - ロータリピストンエンジン - Google Patents
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Abstract
Description
上記ロータの外周面のリセスは、該外周面の長手方向の中央より上記ロータの回転方向の前方に延びるリーディング側凹部と、該凹部に連続し当該中央より上記回転方向の手前側に延びるトレーリング側凹部とを備え、
上記リーディング側凹部は、上記トレーリング側凹部よりも容積が大きくなっており、
上記制御部は、点火時期が、圧縮行程上死点よりも進角した、上記点火プラグが上記リーディング側凹部に臨んだ状態になる時期になるように上記点火プラグの作動を制御することを特徴とする。
上記深み部は、上記トレーリング側凹部よりも深く、且つ上記ロータの外周面の幅方向の両側及び上記回転方向の前方に行くに従って漸次浅くなるように湾曲した凹曲面に形成されている。
図1に示すロータリピストンエンジン1(以下、単にエンジン1という)は、車両に搭載されるものであって、2つのロータ2を備えている。各々ロータ2を収容する2つのロータハウジング3間にインターミディエイトハウジング4が設けられている。2つのロータハウジング3の両外側にサイドハウジング5が設けられている。1つのロータハウジング3に着目すれば、インターミディエイトハウジング4は、そのロータハウジング3の片側にあって、ロータハウジング3及びサイドハウジング5と共にロータ収容室31を形成するサイドハウジングであると位置付けることができる。
コントロールユニットは、マイクロコンピュータをベースとするものであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、信号入出力(I/O)バスとを備えている。コントロールユニットには、車両のアクセル開度センサ、車速センサ、エンジン回転角センサ、空燃比センサ、エンジン水温センサ、エアフローセンサ等からの各種情報の信号が入力される。
図3に示すように、ロータ2の外周面2aに形成されたリセス7は、ロータ回転方向に長く延びている。リセス7は、外周面2aの長手方向の中央よりロータ回転方向の前方に延びるリーディング側凹部7a(以下、「L側凹部7a」という。)と、該L側凹部7aに連続し上記外周面2aの中央よりロータ回転方向の手前側に延びるT側凹部7b(以下、「T側凹部7個」という。)とを備えている。このリセス7の容積は、作動室8の幾何学的な圧縮比が9.7以上になるように設定されている。
L側点火プラグ91によって圧縮行程上死点前の混合気に点火すると、当該点火点から火炎が放射状に伝播しながら、作動室8の容積変化に伴うトレーリング側からリーディング側へのスキッシュ流によって該火炎の中心がロータ回転方向に移動する。その場合に生ずる火炎の形状は、ロータ2及びロータハウジング3との干渉がないと仮定すれば、理想的には、図8に示すように、点火点から当該移動方向に円錐状に拡大し、先端面が半球状に膨出した形状になる。すなわち、火炎形状は、火炎中心の移動距離をLとし、火炎の中心からの伝播距離をrとすると、底面の直径が2×rで高さがLである円錐部16aと、半径rの半球状膨出部16bとが合体したものになる。
図11及び図12に示すリセスの構成が異なる実施例1〜6及び比較例1,2のロータを作成した。図11,12において、実施例1〜6及び比較例1,2各々の左側図はBTDC49゜のロータ2と点火プラグ91,92の関係を示し、右側図は作動室8と仮想火炎16の関係を示すL側点火プラグ91付近の拡大図である。左側図において、その右側に示すリセス7に表した白丸と黒点はL側点火プラグ91及びT側点火プラグ91の位置を示す。実施例1〜7及び比較例1,2のリセス容積、S/V比等を表1に示す。
2 ロータ
2a 外周面
3 ローターハウジング
3a トロコイド内周面
4,5 サイドハウジング
7 リセス
7a L側凹部
7b T側凹部
8 作動室
15 深み部
16 仮想火炎
16a 円錐部
16b 半球状膨出部
31 ロータ収容室
91 L側点火プラグ
92 T側点火プラグ
Y 長軸
Z 短軸
Claims (5)
- 略楕円形状のトロコイド内周面を有するロータハウジングと、該ロータハウジングの両側に配置されて、該ロータハウジングと共にロータ収容室を形成するサイドハウジングと、上記ロータ収容室内に収容されて、該ロータ収容室内に3つの作動室を区画するとともに、回転によって各作動室を周方向に移動させながら、各作動室において吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程を順に行なわせる略三角形状のロータと、上記ロータハウジングに設けられた点火プラグと、該点火プラグの作動を制御する制御部とを備え、上記ロータの上記作動室を区画する各外周面にリセスがそれぞれ形成されたロータリピストンエンジンであって、
上記ロータの外周面のリセスは、該外周面の長手方向の中央より上記ロータの回転方向の前方に延びるリーディング側凹部と、該凹部に連続し当該中央より上記回転方向の手前側に延びるトレーリング側凹部とを備え、
上記リーディング側凹部は、上記トレーリング側凹部よりも容積が大きくなっており、
上記制御部は、点火時期が、圧縮行程上死点よりも進角した、上記点火プラグが上記リーディング側凹部に臨んだ状態になる時期になるように上記点火プラグの作動を制御することを特徴とするロータリピストンエンジン。 - 請求項1において、
上記リーディング側凹部は、上記点火プラグによる点火点に対応する中央が最も深くなるようにくぼんだ深み部を備え、
上記深み部は、上記トレーリング側凹部よりも深く、且つ上記ロータの外周面の幅方向の両側及び上記回転方向の前方に行くに従って漸次浅くなるように湾曲した凹曲面に形成されていることを特徴とするロータリピストンエンジン。 - 請求項1又は請求項2において、
上記点火時期は、圧縮行程上死点より15゜以上55゜以下の範囲で進角した時期であることを特徴とするロータリピストンエンジン。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記制御部は、エンジン負荷が高くなるほど上記点火時期を遅角させることを特徴とするロータリピストンエンジン。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
上記制御部は、エンジン回転数が高くなるほど上記点火時期を進角させることを特徴とするロータリピストンエンジン。
Priority Applications (1)
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JP2018134318A JP7159661B2 (ja) | 2018-07-17 | 2018-07-17 | ロータリピストンエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
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Citations (2)
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JPS53146015A (en) * | 1977-05-24 | 1978-12-19 | Tadakatsu Ishimi | System for supplying air to combustion chamber of rotary engine |
JP2004116496A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-15 | Mazda Motor Corp | ロータリーエンジンの点火制御装置 |
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2018
- 2018-07-17 JP JP2018134318A patent/JP7159661B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JPS53146015A (en) * | 1977-05-24 | 1978-12-19 | Tadakatsu Ishimi | System for supplying air to combustion chamber of rotary engine |
JP2004116496A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-15 | Mazda Motor Corp | ロータリーエンジンの点火制御装置 |
Also Published As
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JP7159661B2 (ja) | 2022-10-25 |
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